《dahlia》その罪の名は(錘里 マスター) 【難易度:普通】

プロローグ

 貴方はバレンタイン地方のとある森ににデミ・オーガが出ると聞いて、仲間と共に討伐に向かっていた。
 調査の内に、どうやらただの見間違いだったようだと判明する。
 安堵と共に拍子抜けしたような心地で、ウィンクルム一行は森を後にしようとしていた。

 けれど、森は彼らをそのまま帰しはしなかった。
 どこからか、さざめき笑う声が聞こえたような気がして。
 足を止め、貴方はふらりと辺りを見渡した。
 森の中に、一輪、不自然に美しい花が咲いていた。
 何を見ている、と、パートナーが問う声が聞こえたような気がした。
 けれどその声は、貴方の心には響かなかった。
「はながさいている」
 ふらり、その花に惹かれるように歩み寄る。
 大きく花弁を広げる花は、どこかで見たことがあるような気がした。
「それ、確か……」
 パートナーが、花の名を紡ごうとした刹那、花がふるりと震えたように見えて。
 しゅるり、貴方の足元から、根を這わせた。
「なっ……!」
 動揺したパートナーが駆け寄る間もなく、その根は貴方の胸へとたどり着き、するりと皮膚の内側に溶け込んでしまった。
 次の瞬間、貴方の背にひどく鮮やかな花が咲く。
「ダリア……?」
 まるで血を吸ったかのような重く濃い色の花弁。
 それを生やした貴方――神人は、パートナーたる精霊を、恍惚とした目で見つめた。
「だいすき」
 囁く唇は、酷く、鋭利で。
 一切の迷いも躊躇いもなく、神人は手にした武器を、己の精霊に振り上げた。
 だいすき。
 だいすき。
 だいすき。

 だから――。

「しんで?」

 貴方の壮絶な笑みに、精霊が息を呑むのが分かった。


 ――その花は、人に寄生する、根と一輪の花だけを持つ植物だった。
 寄生主の好意を殺意に置き換え、血を浴びて育つ花。
 好きな相手であればある程殺したくなる感情を誘発させるその植物は、宿主か相手が死ぬまで血と生気を求め続ける。
 花を除去すれば、宿主は元に戻るだろう。
 だけれど、寄生されたことによって、宿主たる神人は精霊と同等の能力に引き上げられている。
 肉体が悲鳴を上げるレベルのドーピング。早く除去しなければ、死んでしまう危険がある。
 精霊と同等の力で以て襲い掛かってくる神人の攻撃を躱し、早急に寄生から解放しなければならない。

 目安は、そう、背に咲いた花弁が、壮絶な赤から凄惨な黒に変色する、その前に。

 その花の名はトライシオンダリア。
 華やかな大輪、ダリアの形をした、寄生植物。
 その花の持つ意味は、華麗、優雅、感謝、そして――裏切り。

解説

目的:
トライシオンダリアに寄生された神人を救おう

トライシオンダリア:
ダリアの花と同じ形状を持つ寄生植物
神人に寄生し、パートナーである精霊への好意を殺意に置き換えています
寄生された神人は精霊と同等の能力を保持しています(スキルは使えません)
トライシオンダリアを除去すれば、神人は助かるでしょう
ただし強制ドーピング状態の為、暫くは意識が無い状態となります

ダリアの色は目の覚めるような赤色
それが花の先端の方から徐々にどす黒く変色していっているようです
黒の面積が増える程、神人の負担は増えます。早く解放してあげましょう

花の位置は背中です
根を引っこ抜くまでしなくても、花を完全に切り落とす事で除去できるようです
椿のように、ぽとっと落してやってください

備考:
基本的に神人は自分の精霊を攻撃しようとします
パートナー以外が花を除去することは可能です

ゲームマスターより

錘里とあき缶GMがわくわくしながらセッティングした、
所謂闇堕ちシリーズエピソードです。

今回は神人が闇落ちしたようです。精霊の皆さん、お覚悟を

なお、錘里のところのトライシオンダリアは、錘里のエピソード内のみでの設定ですので、
他のGMさんと同じものとは限りません。
今後トライシオンダリアと遭遇する際は、各GMの解説をよくお読みくださるよう、あらかじめお願い申し上げます

リザルトノベル

◆アクション・プラン

柳 大樹(クラウディオ)

  「ねえクラウディオ、死んでくれる?」

初手は心臓狙い。
組み合えたら、脇腹の下から上に突き刺せば致命傷に出来るのに。
正面からだと肋骨が邪魔になる、って聞いたような。

「大人しく殺されなよ。左目、俺と同じにしてあげるから」
躱されちゃうなあ。
まずは、動けないように足狙い?

俺はね、神人とか護衛とかじゃなく。俺なんだけど。
「あんた俺を護衛対象としてしか見ないよね。ずっと嫌だった」
でも今はどうでもいいかな。

俺を視界に映したまま死ぬなら。
それでぜーんぶ許してあげる。

攻撃は刃を滑らすように受け流し、受けた事で伸びた腕をもう片方の武器で攻撃。

※闇落ち時は呼び捨て

意識覚醒後:
言いたく無い事、言った気がする。(憶えてる



ハーケイン(シルフェレド)
  ◆心境
奴は俺の心に踏み込む
暴こうとする
だから殺したいのか?

そんな馬鹿な
確かに死んだ者は二度と俺を傷付けない
誰に奪われる事もない

だがこの想いはあの人だけに
あの人が最初で最後のはず
変わる事も奪われる事も嫌だと俺は…

ああ思い出してしまった
ずっと隠して、忘れていたのに
全てこいつが悪い
この記憶と想いごと、シルフェレドを殺そう

◆行動
閉ざした心と一緒に思い出した事
殺意を抱いたことで精霊が殺したいほどの存在になってしまったのかと愕然とする

◆戦闘
ハーケイン:
メイン・サブの二刀流
体捌きと器用さで相手の武器を鍔や柄でいなしつつ躱し、一撃を叩き込む

シルフェレド:
優雅な見た目に反して脳筋
小細工無用の一撃必殺



ローランド・ホデア(リーリェン・ラウ)
  無意識に流血させるような攻撃を狙う
光のない目で殺す・死ねと呟く
防御はせず、回避もしない

(正気に戻って、血まみれの精霊を見て)
「……天使だ」(真顔)
全身痛むが、リェンがあっけらかんとしているのに救われる

「全力で殴ったようだが、恨みとかじゃないな? 本気で遊びだったのか……」
安堵で脱力
「楽しかったなら何よりだが……これでてめぇに殴られるのは二度目だな」

(死ぬよと言われ)
「どうかしてた。殺すなんて勿体無い。てめぇは俺が人生ごと買ったんだ。むざむざ死なせるなんて絶対にするか」

口の中がズタズタだが、血混じりの唾を吐いて
細葉巻を吸う
殴りなれない手はぼろぼろで火がうまくつかない
(点火され)
色んな意味で舌打ち



終夜 望(イレイス)
  (正気はほぼ無い

精霊の兄に対して好意と少量の依存心を抱いており、ダリアに憑りつかれた瞬間、恍惚というより発狂しながらひたすら剣を片手に容赦なく襲う。
それでも小さじ一匙の理性が残っているのか、叫び声というより悲鳴交じりの慟哭をあげながらぼろぼろ涙を零し、凄惨な表情になりながら剣を振るい続ける。

兄もしくは誰かの手により花が取り除かれたらその場で昏倒、子供のように泣きじゃくりながらひたすら譫言でボロ雑巾になっているだろう兄に対し、謝罪の言葉を口にし続ける。

それは、壊れた玩具のように。

(もし間に合わなかった兄貴共々生死の境をさまよいそうな)


石動かなめ(セレイヤ)
  「あんた、ほんっと綺麗だよな……」
 普段は思っていても絶対に言わないけど、セレイヤが綺麗で一目惚れしたということをにおわせる言葉を吐きながら切りかかる。
「瞳も、髪も、肌も、ふわふわの耳も、
 その魚の尾も含めて全部綺麗だと思ってるよ。
 俺のモノになってよ、ねぇ」
 尾や肩を狙って執拗に攻撃。

 精霊共に体力がないし、寄生されているのでバテてくる。
 息を切らしながら、「すき…、セレイヤ、だいすき…」

ダリアをむしり取られて
「痛い痛い痛い痛い!!」
無事ダリアの寄生から解放されたらそのまま意識を手放す。

帰りは精霊に背負われて帰る
精霊が何か言ったとしても全く聞こえない。

☆アドリブ大歓迎です、お願いいたします!


 風を受けて、背でそよぐ花はまるで翼のよう。
 だけれどその翼は、いうなれば堕天を思わせる鮮烈な赤。
 真っ直ぐに見据えて、イレイスはかすかに瞳を細めた。
「アホ……いや馬鹿がしょうもない罠に引っかかったな……全く、七面倒な」
 心の底からの溜息をちらりと横目に見て、セレイヤは思案するように難しい顔をする。
(なんかで聞いたことあるぞ、なんとかダリア……)
 寄生する花。ダリアの形を持った、それは、確か――。
「トライシオンダリア」
 ぽつりとした呟きに、シルフェレドは、あぁ、と小さく紡ぐ。
「好意を殺意に置き換える花か」
 好意が無くば、殺意もない。その現実に気が付いて、シルフェレドは薄く微笑んだ。
「いいだろう。私を殺しに来い」
 誘う言葉に応じてか。ハーケインはシルフェレド目掛けて、地を蹴った。
 同時に、閃く刃。己に刃を向けて鋭利に嗤うローランド・ホデアを見て、リーリェン・ラウは緩やかに笑みを湛えた。
「へぇ、遊んでくれんのかい、ゴシュジンサマァ」
 掠めるだけには留まらない傷が、リーリェンの手を傷つけたけれど。二人揃って、飛沫する紅に笑うばかり。
 力強く握った拳を、開いて。リーリェンは光を反射して煌めく短剣を手刀で叩き落とした。
「今度は楽しませてくれんだろうなぁ!?」
 重い大剣は邪魔だと言わんばかりに手放して、光の無い瞳でリーリェンを見つめる横面に拳を叩きこんでやった。
 出会った時と同じ強烈な一撃は、けれどあの時とは違って、ローランドの意識を落とすには至らない。
「――殺す」
 ただ、笑って囁く彼に、リーリェンは愉快気に声を上げた。
「そうこなくっちゃなぁ!」
 戦闘狂、とはよく言うが、きっとそれは彼らに良く合う言葉だろう。静かに思いながら、クラウディオは間合いを測るように対峙する己の神人、柳 大樹を見据える。
 こてん、と。どこか人形じみたぎこちなささえ窺える所作で首を傾げた大樹は、眼帯をした片目で、抑揚無く囁いてくる。
「ねえクラウディオ、死んでくれる?」
 問う言葉に似ていて、それはきっと命じる言葉。
 願いにすら聞こえる台詞は、果たして大樹の言葉なのだろうか。
 ゆったりとした所作で歩み寄ってくる大樹は普段通りにさえ見えるけれど、顔を見つめていた隻眼が、すぅ、と胸元へ降りるや否や、普段からは想像しえない瞬発力で懐に飛び込んできた。
 真っ直ぐ、躊躇わず、心臓へ。
 一突きで仕留めようとしてくる大樹の刃を盾で流して、クラウディオは距離を取る。
 いなされた剣の流れのままに体を傾げた大樹は、難しいなぁ、と無造作に剣を振るっていた。
 その背で、そよそよと揺れる花を、忌々しげに見つめて。
「その花か」
 小さく、唸る。
 怪我をさせる気はないけれど、殺されてやれるわけもない。
 上手く花だけを落とせれば。思案する間にも、大樹は強引に踏み込んでくる。
 先端が、ちりり、焼け焦げるように、黒さを増した。



 終夜 望は弟である。イレイスにとって。
 そして望にとっても、イレイスは兄である。
 確か望と兄は双子で、その片割れが不運な事故で消えていたはずで。
 例えば彼らの間に嘘があって偽りがあってただ滑稽なだけの『兄弟』を演じているのだとしても。
 それでも彼らは、『兄弟』だった。
 だからこそ、望は洗脳じみた殺意の内側で、たった一匙の理性を残していた。
 ぱっ、と。イレイスの腕から飛んだ紅色に、かすかに目を剥いては、引き攣った喉が声を張り上げる。
「ッ、あああ――!」
「喧しいぞ……」
 嗚咽のような悲鳴のような。
 腕の痛みより、耳朶にキンと響いた声の方が、痛い気がする。
 距離を取るべく、イレイスは手にした本で望を遠慮なく殴り飛ばすが、いかんせん魔道書というものは物理的なダメージは皆無。
 ついでにイレイス自身頭脳タイプを自覚しており、殴り合いの喧嘩は滅法弱い。自衛は可能だが、これでは望を解放するための決定打を与える事は到底無理だと、認識していた。
(スキルの一つでも使えれば……)
 罰ゲームを脳天に叩きつけてやれば、背後に回り込む隙を稼ぐくらいは出来るだろうが、望はそれをさせまいとするかのように繰り返し剣を振るってくる。
 望の太刀筋は剣道のそれ。型は決まっているし、何より見慣れているのだから、躱し続けることは不可能ではないはずだ。
 しかし、見慣れたそれよりも、鋭い一閃。殺すつもりの躊躇の無さは、時に型破りにイレイスを傷つける。
 そうして、その度に望は吠えた。
「だから、喧しいと――」
 するり。思いのほか滑らかに、懐に踏み込まれた。
 血走った瞳に浮かぶ涙とは対照的に、望の口元はただ嗤う。
「かっ……」
 刃がイレイスに深く食い込んだ瞬間、望がまた、泣きながら笑った。
「はは……」
 このままでは、さよなら現世、こんにちは彼岸まっしぐらである。全く以て洒落にならない。
 泣いて笑う望に釣られたように、イレイスも口角を上げて。
「お前と殴り合いの喧嘩か。……悪夢以外の何物でもない」
 自嘲気味に、望を突き飛ばした。
 ぐらりと傾いでそれだけの望の瞳からは、徐々に生気が失せていた。
 イレイスとて、他の者が駆けつけてくれるまでは持ちこたえる気でいる。
 それまで、望が持ちこたえられる保証は、どこにもないのだけれど――。

 容易く踏み込まれた間合い。弓の弦で何とか一閃をいなして、セレイヤは再び慌てて距離を取る。
 己の神人、石動かなめは緩慢な所作でそんなセレイヤを見つめて、ふわりと笑った。
「あんた、ほんっと綺麗だよな……」
「は?」
 かなめの唐突な切り出しに、セレイヤは訝るように眉を顰めたが、かなめは幼子のように笑って、握った剣を振った。
 ぴっ、と地面を濡らした紅色は、セレイヤの腕を掠めた時に拾った色。
 弓使いであるセレイヤは、かなめを攻撃する術も、かなめの攻撃を防ぐ術も持たないのだ。
 薄ら寒い心地とは対照的に、腕に、腹に、足に、幾つも負った傷は、軽いとはいえじわじわと熱を帯びている。
 状況としては最悪の場面でのかなめのわけのわからない台詞。セレイヤの眉が、徐々に寄せられていった。
「綺麗とか嘘だろ、お前初対面で俺のしっぽみて吹き出したろ! 覚えてんだぞ、コノヤロー!」
 憤慨するセレイヤが指を突きつけて怒鳴れば、ゆらりと魚の尻尾が揺れた。
 何の因果か突然変異してくれやがった尻尾は、セレイヤにとってコンプレックスの塊。それを笑われたことを、忘れるはずがない。
 だが、それを聞いてなお、かなめはふんわりと笑う。ざりざりと剣の切っ先で地面に線を描きながら、ゆっくりとセレイヤに歩み寄る。
「瞳も、髪も、肌も、ふわふわの耳も、その魚の尾も含めて全部綺麗だと思ってるよ」
「嘘つ、け……ッ!」
 緩慢な動きから、一気に、爆ぜるように肉薄されて。何とか反応して逸らしたはいいが、躱しきれなかった刃が肩口に深く食い込んだ。
「俺のモノになってよ、ねぇ!」
 血を浴びて、恍惚とした顔で笑うかなめは、凄惨だった。
「っ……」
 ぞく、と背筋を降りた冷たい感覚に、身を引こうとしたセレイヤの足がもつれる。
 刃を肩に咥えたまま倒れ込んだセレイヤに、かなめはそのまま覆いかぶさると、剣に体重を乗せ、苦悶に顔を歪めるセレイヤを見て、わらう。
「すき……、セレイヤ、だいすき……」
 わけが、わからない。
 その言葉はかなめのどこから出てきているのか。
 洗脳じみた台詞は、セレイヤの心に痛みしか与えなかった。
(あの花が……)
 背に生えた、黒を含み始めた花が悪いのだと言う事は、分かるけれど。
 その花が、かなめのセレイヤに対する好意を引き上げているだけに過ぎないということは、知らなかった。
 それ以上に、きっと、解りたくなかった。
 ただ目の前の神人が恍惚としていながらもどこか生気を失いつつある瞳を持って、息も絶え絶えに「すき」繰り返すから。
 早く、どうにかしないといけない事だけは、理解していた。

 一つの想いに蓋をした。
 それを、こじ開けられた。
 それに覚えたのは、苛立ちであったはずだ。
 同時に感じたのは不安であり、恐怖であり、拒絶。
 シルフェレドに逢うより以前にあった、生涯唯一と決めた想いの行き先は今はもう無く。
 だからこそ、それきりで終わらせなければ、ならなかったのに。
 ひゅん、と。小刀が空気を切り裂いて、シルフェレドの首筋を狙う。
 武骨な刃がそれを防いで、剣戟が交わる音に、くすりと笑う声が混ざった。
「もっと本気で、殺しに来い」
 ハーケインからの一撃を力任せに弾き飛ばし、シルフェレドは笑う。
 ぎりと歯噛みし、それでもハーケインは突き動かされるように刃を振るった。
 すらり、小刀がシルフェレドの髪を一房落し、頬にかすかな線を走らせれば、傷をつけたはずのハーケインの目が愕然と見開かれ、シルフェレドは一層愉悦を滲ませる。
 この傷は、証だ。無理やり絞り出されたとはいえ、ゼロではなかった、好意の。
 だからこそシルフェレドは可笑しくてたまらない。
 ハーケインからの殺意が深まれば深まる程、それは好意の表れと知れるから。
「俺の欲望を知ってなお、想えるか」
「違う……!」
 心を暴かれるのが、怖くて、疎ましいから。
 そう、だから殺すのだ。それが誤魔化しでしかない事は、ハーケイン自身にも判ったけれど。
 キン。何度目かのぶつかり合い。濁った目をしているハーケインを見つめたシルフェレドは、その心の内を、探る。
 封印して、忘れたつもりになっていた記憶と感情が、こじ開けられた蓋の隙間から漏れ出ているさまを。
 葛藤が、ハーケインを鈍らせる。
 変わりたくない。奪われたくもない。
 あの人だけが唯一無二であるままで、いられないなら――。
「しね」
 ――そうだ、ころそう。
 漏れ出た記憶も、芽生えた想いも、全部、纏めて。
 こいつと一緒に消してしまえばいいんだ。
 顔を上げたハーケインの瞳の淀みが増した代わりに、動きは軽くなる。
 花の色が黒く黒く染まり始めているにも拘らず、シルフェレドは愉悦に笑った。

 横面を強かに殴り飛ばされて、早々に口の中が切れていた。
 滲む血を吐き出して、ローランドは既に感覚の失せかけている拳を振り上げた。
 戦闘よりも喧嘩慣れしているリーリェンには、それを避けるくらいは難しくなかったが、そんな事よりも己の拳を振るう方を優先した。
「かはっ……」
 腹部に叩きこめば、それはそれでローランドの攻撃の手を緩めることになる。攻撃は最大の防御とは、よく言ったものだ。
「ハハッ、どうしたよ……まだこれからだろォ!」
 武器も持たず、ただ殴りあっている男共の姿は、はたから見ればただの喧嘩。
 ただしこの喧嘩は、正しく命がけのものだった。
 ローランドの背で揺れる花を、リーリェンはちらりと見る。黒が、大分侵食してきた。
 しかし、ただの殴り合いに興じているその花は、他と比べればまだマシな色をしている。
 それは果たして、幸か不幸か。
 考えるのは、一瞬。
 結局は、行きつく所は一つなのだ。
「どーせならもっと、楽しませてくれよ、ロゥ」
 死ぬ気も殺す気もないから、ただこの時間を、長く。

 ちら、と。クラウディオは周囲のウィンクルムを見た。
 非力を自負する者が多い。可能であれば加勢してやりたいところ、だが。
「よそ見?」
 眼前に、刃。首を振って躱せば、紙一重で空を切る。
 クラウディオとて、大樹の対応に追われているのが現実だった。
 回避は比較的得意とはいえ、追いきれない攻撃があるのも事実。幾度か掠めた切っ先の躊躇の無さを思い起こし、クラウディオは小さく唸った。
「大人しく殺されなよ。左目、俺と同じにしてあげるから」
 表情の無い大樹が、少しだけ不満げに小首を傾げた。
 デミ・オーガの襲撃によって失われた左の光。
 右の瞳も、まるで作り物のように、生気が失せて見えたけれど。
「同じか」
「同じように、食べてあげる」
 ふ、と。大樹が微笑む。
 例えば、そうやって満たされる事で、大樹に寄生した花が落ちるのなら、それでもいいが……そうなるとは、思えなかった。
 ゆったりと、緩慢に。大樹は手の中で太刀を遊ばせる。
 躱されちゃうなあ。やっぱり足からかなあ。
 不自然に傾ぐ首が、その首が向けてくる視線が、薄らと細められる。
「あんたはさ」
 微笑む。歪に。
「俺を護衛対象としてしか見ないよね。ずっと嫌だった」
 嫌だ、と。きっぱり告げられた。
 嫌だった、と。それは過去形だった。
「でも、今はどうでもいいかな」
 だってこんなに心地いい。あんたの血が流れれば、きっともっと心地いい。
「俺を視界に映したまま死ぬなら。それでぜーんぶ許してあげる」
 大樹の瞳から光が消える。
 地を蹴った大樹の攻撃を盾で受け止め、受け流すが、緩く笑った大樹の対の手が、盾を持つ手に突き立てられる。
「つかまえた」
 これだけ近ければ、貫けるよね。
 囁く声に、クラウディオは怪我をさせないようにと払っていた注意を、唇を噛んで押し殺し、大樹の頭を狙って盾を叩きつけた。
 そうして、視界が揺れて、ふらりと傾いだ大樹を抱き留めて、背に生えた花を切り落とした。
 息はある。確かめて、大樹をそっと戦場の端へ寄せると、改めて見渡した。
 一番苦戦しているのは――イレイスだ。



 耳を劈くような慟哭は、大分薄れた。
 それが、望の体力の限界を知らしめているのか、あるいはイレイスの五感に支障が生じているのか。
 定かではなかったが、二人が文字通り満身創痍であることは、誰の目にも明らかだった。
 ぜぇぜぇと息を荒げるイレイスに、望は容赦なく剣を振るう。
 紅が散る度に、望は笑って、泣いた。
(さすがに、そろそろ限界だな……)
 白が赤く赤く染まっているのは、まだ辛うじて見える目で、見て取れた。
 対峙する黒は、黒だったけれど。
(くろ……)
 あぁ、駄目だ。もう持たない。イレイスの直感がそれを悟った。
 血を吐く喉を震わせて、ぽつり、イレイスは紡ぐ。悪夢だ、と。
「ぐ、ぅ……」
 刃の沈み込む感覚に、遅れて痛みが追い付いた。
 もうそろそろ立っているのも限界だと思い始めた、その時だった。霞み始めた視界に、仲間の姿を捉えたのは。
「た、のむ……」
 早く、解放を。
 震える手で望の方を掴み、押さえこんで。何処か驚いたように顔を上げた望と目が合う。
 ざん、と。その背からダリアの花が切り落とされるのを、ぼやけた視界で収めたところで、糸が切れたように、イレイスは倒れ込んだ。
 望もまた、そんなイレイスに縋るように膝を折り、地に伏すのであった。

 邪魔だと思った弓は手放した。
 その手で、圧し掛かるかなめの頬を思い切り殴りつけてやった。
 体中が軋んで痛かったけれど、構っていられなかった。
 倒れ込んだかなめが起き上がるより早く、セレイヤはその体に躍りかかり、地面に押し付ける。
 肩から腕へと、血が流れる感覚が何とも言えずきもちわるい。
 それがかなめの背に滴れば、ざわりと音を立てて黒色を増すのが、きにいらない。
「こんなもん……!」
 赤黒いダリアを鷲掴みにして、引きちぎる。
 その瞬間、かなめが一度引き攣った声を上げて、じたばたと暴れた。
「痛い痛い痛い痛い!」
 散々喚いて、暴れて。けれど最後には、ぐったりと四肢を投げ出して沈黙した。
 肩で息をしていたセレイヤは、緊張の糸は張りつめたまま、沈黙した神人の顔を覗き込む。
 殴った箇所が赤く腫れて、口の端に血が滲んでいたが、血色は、いい。
 見届けて、大きくため息を吐いたセレイヤは、痛む体を押さえてから、憮然とした顔で、零す。
「好きって、なんだよ」
 冗談も大概にしろよな、と。眉を寄せて。

 迷いの断たれたハーケインの刃は、大きく振るわれたシルフェレドの武器を器用にいなし、その身を赤く彩った。
 己の武器を構え直した時に、つきりと痛んだ傷に、けれど、シルフェレドは愉しげに笑う。
「後で、お前はこれを覚えているのか」
 花が落ちれば、この出来事を忘れるのだろうか。
 好意という名の殺意で以て精霊を傷つけたことを。
 明確に思い出すことを避けていた『あの人』とやらの事を思い起こして。
 あるはずがないと思っていた想いを自覚して。
 向けるべき表情に迷い、悩み、苦しむ事だろう。
「恨むなら迂闊に思いを示した自分を恨め」
 それが無ければ、逢った時と変わらない距離感で、ただ淡々とウィンクルムをしていられただろうに。
 くつくつ。シルフェレドは笑う。その身に、深く刃が付き立てられ、なお。
 薄い笑みで、シルフェレドは大きく武器を薙いだ。
 小細工などない。ただ、真っ直ぐに向ってきたハーケインを、真っ直ぐに、叩き伏せただけ。
 ハードブレイカーたるシルフェレドの容赦のない攻撃は、寄生され強制強化されているとはいえ神人にはあまりに酷だ。
 たまりかねたようにふらついたハーケインを見据え、ふん、と小さく鼻を鳴らしたシルフェレドは、その背からダリアを切り落としてやった。
 途端、がくりと膝を折り、倒れ込むハーケイン。
 そっと、大剣を振るったとは思えないほど繊細な手でそれを支えたシルフェレドは、血の伝って来た指先で、ハーケインの頬を撫でる。
 そうして、うっとりと微笑んだ。
 赤い色は、彼には思ったより似合わないかもしれないなんて、考えながら。



 周囲の決着が付き始めているのを横目に見て、リーリェンは小さく嘆息した。
 名残惜しい気持ちは隠さないまま、殴りかかってきたローランドの腕を取り、捻りあげ、地面に押し付けてやった。
 晒した背でそよぐ殆ど黒のダリアを引きちぎって、ローランドの意識も強制的に落とす。
 規則的な呼気は、暫く続いた。対峙時には中天にあった気がする太陽が、山間に隠れるまで。
 長い長い時間を置いてから、唐突に目覚めたローランドは、ぼんやりとした目でリーリェンを見つめて、こう言ったのだ。
「……天使だ」
「あ、いつものロゥだわ」
 けらりと笑ったリーリェンを見つめて、ローランドはじわじわと蘇ってくる記憶に、頭痛を押さえるように額に手をやった。
 その手はぼろぼろだし、頭だけでなく己の全身も相当痛む。
 けれど、リーリェンはあっけらかんと笑うだけ。
「全力で殴ったようだが、恨みとかじゃないな? 本気で遊びだったのか……」
「ケケケ、楽しかったぜ。歯ごたえあって!」
 すでに数本目だろう煙草を咥えるリーリェンに、ローランドは一瞬だけ苦い顔をしたが、すぐに肩を竦めて頭を振った。
 金で買われた恨み、とかではないようで。安堵に脱力してしまう。
「楽しかったなら何よりだが……これでてめぇに殴られるのは二度目だな」
「いちおー助けるためだから、ノーカンだろー?」
 唇を尖らせて見せるリーリェンだが、すぐにその口元は笑みに変わる。
「まー、死ねっつーなら死ぬぜ? アンタが買ったんだから、俺の命をどう使おうと自由だもんな。でも、正気のアンタが命じてよ」
 その口で紡いだ台詞に、ローランドは思わず真顔になって、また、苦い顔をした。
「殺すなんて勿体無い。てめぇは俺が人生ごと買ったんだ。むざむざ死なせるなんて絶対にするか」
 口の中の血を吐いて、代わりに細葉巻を口元へ。
 だが、ほとんど感覚の無い手では上手く火が付かない。
 見かねたリーリェンが、己の煙草から火を移してやって、漸く昇った紫煙。
 小さく舌打ちしたローランドは、つぃとそっぽを向いてしまった。
 そんな彼を横目に見て、リーリェンは、彼が意識を飛ばしている間の惨状じみた光景を思い起こす。
 一番軽傷だったクラウディオは、大樹を担いで早々に場を去ってしまった。
 よいしょとかなめを背負ったセレイヤも同様に、慌ただしく医療施設を目指す。
 ハーケインを抱えたシルフェレドには、少しだけ薄暗いものを感じた気がしたけれど、人の事だ、言及すまいと見て見ぬ振り。
 A.R.O.A.への報告で駆けつけたらしい医療班がボロ雑巾状態の望とイレイスを回収して行ったが、あそこは弟よりも兄の方が重傷らしい。
 ――ごめんなさい。
 同じ言葉を繰り返す望の声が、嫌に耳に残っている。
 未だ顔を合わせてこないローランドにも、思う所があるのだろうかと、リーリェンは一瞬考えて。
 すぐに、やめた。


「言いたくない事、言った気がする」
 気がする、それは。
 全部全部、覚えている事――。



依頼結果:大成功
MVP
名前:柳 大樹
呼び名:大樹
  名前:クラウディオ
呼び名:クラウ、クロちゃん

 

メモリアルピンナップ


エピソード情報

マスター 錘里
エピソードの種類 アドベンチャーエピソード
男性用or女性用 男性のみ
エピソードジャンル 戦闘
エピソードタイプ ショート
エピソードモード ノーマル
シンパシー 使用不可
難易度 普通
参加費 1,000ハートコイン
参加人数 5 / 2 ~ 5
報酬 通常
リリース日 04月22日
出発日 05月01日 00:00
予定納品日 05月11日

参加者

会議室

  • [16]終夜 望

    2015/04/30-18:33 

    こちらもプランは提出した……が。
    クラウディオの情報を見る限りもう少し練り直さなんとマズそうだな。

    お互い、やるだけはやろうではないか。

  • [15]石動かなめ

    2015/04/30-17:33 

    おつかれさん、俺のとこもプラン提出できたぜ。
    健闘を祈る!

  • [14]柳 大樹

    2015/04/30-06:04 

    クラウディオ:

    問い合わせの回答が来たので貼り付けておく。
    ---
    >解説に『寄生された神人は精霊と同等の能力を保持しています(スキルは使えません)』という一文がありますが。
    >これは、『精霊のステータスがそっくりそのまま神人のステータスにコピーされる』という事でしょうか。
    >装備した武器や防具に関わらず、精霊のステータスが神人のステータスとして扱われますか?
    ▼同等の扱いについては特に明確には決めておりません
    「精霊を殺せる」
    「精霊とガチで遣り合える」
    というニュアンスで『同等』と言う単語を用いました
    攻撃力や防御力等も含めて、精霊を殺せる状態になっています。
    相手が神人だからって手出ししないで居たら死ぬ可能性があるということになります。


    > 神人の攻撃回数は1R1回ですが、精霊のジョブによって2回や3回という風に変更になるのでしょうか
    ▼神人の攻撃回数は変更しない予定です。
    ---
    以上だ。

    (PL:日付が変わってから来ていましたが、睡眠時間であった為に遅くなり申し訳ありません)

  • [13]ローランド・ホデア

    2015/04/30-00:13 

  • [12]柳 大樹

    2015/04/26-12:59 

    クラウディオ:

    手を出されたくない者が多いように思う。
    故に『援護を求める組には、隙を見て神人の後方に回り込み花を落とす。』
    と一文、付け加えておいた。

    私の方も早く済むとは思えないが、手早く済めば援護に向かおう。

  • [11]終夜 望

    2015/04/26-12:10 


    (考えるそぶりの白尽くめ)
    全員お互いのパートナーが狙ってくるのだから、止めるのはタイマン以外に手法はなさそうなのだろうよ。
    私も馬鹿がトラウマの新しい1ページを捲らない様に程ほどには手を尽くすつもりだが……。

    ……まあ私とアホのパラメーター(力・素早さ・体力)を見比べてみてくれ、勝ち目何処行った。
    そういえば殴り合いの喧嘩はやったことがなかったな、当然、勝てる見込みなど昔から無かったが。
    手早く済ませられそう、もしくはする奴が『私が苦戦してるようなら手伝う』系の1文を差しこんで貰えないかね。
    ……巻き込む形になって申し訳ないと思うが、非力なりの最善策だ。

    それにしてもリェン、大義名分のもとパートナーを殴り飛ばすのが楽しそうに見える。
    ……普段、なにがしかの鬱憤でも溜まっているのかね。
    セレイヤも難しそうなら無理はするな。
    もう最悪ギリギリまで粘り倒せば神人の体にも限界が来るだろうし、引き分け狙いで動いてみるさ。

  • [10]石動かなめ

    2015/04/25-23:57 

    そしたら、みんな自分で自分の神人を止めるってかんじだな。俺も頑張る。
    イレイスのとこはヤバいのか?俺は攻撃力期待できないからちょっと助けてあげれないかも。
    とりあえず、ぶん殴って石動止めれないかなぁって考え中。自分とこでいっぱいいっぱいだな! 
    リェンたん(ニヤニヤしながら)なるほどな!確かに切り落とすか引っこ抜くかだもんな!
    石動が痛がってもおもいーっきり引っこ抜いてやる! 
    あ、あとおさかなでもいいけど俺一応猫だから!ネコ?ん?や、猫だから!(耳指さして)

    そしたら、みんな死なない程度にデスバトル頑張ろうぜ!
    もし死んだら墓前には焼き魚を供えてくれ

  • [9]ローランド・ホデア

    2015/04/25-20:59 

    んー。ま、どっちにしろ神人ちゃんがそれなりに本気でぶん殴っても死ぬこたねーってぐらいで捉えとけばいんじゃね?

    で、イレたん。ごめんだけど、俺はロゥとギリッギリまで遊ぶつもりなんで、代わりにってのは難しめ。
    おさかなたんは、わざわざ切らなくても花なんだし、手でむしっていんじゃねーかな。

    つーわけで、俺はロゥと殴り合いしまーす。スキルなにそれ美味しいの?
    長引いてても気にしないでネ~~☆

  • [8]ハーケイン

    2015/04/25-18:35 

    シルフェレド:
    私はディアボロのシルフェレド。
    クラスはハードブレイカーだ。よろしく頼む。
    妙な事になっているが、要はあの花を切り落としてしまえばいいのだろう?
    私と神人のハーケインはお互いステータスがほぼ同じ。
    そしてどちらかと言えば脳筋だな。
    お互い全力でぶつかって花のついでに手足の一二本やってしまうかもしれんが、まあ死にはしないだろう。

  • [7]終夜 望

    2015/04/25-16:29 

    (のっそり白尽くめの男が現れる)
    一応挨拶だけしておこうか?私は精霊のイレイス、トリックスターを嗜んでいる。
    リェン以外は初顔だな、初めまして、とも言っておこうか。

    そして他の皆と同様、私の弟があそこで花咲かせてヒャッハーしてるんだが、どうしたものかね。
    ただ私のステータスが完コピされるだけなのであれば、適当に対処できるのだが……
    神人のステータスが精霊用にシフトチェンジされてみろ、此方は正直殴り合いで勝てる気がしないぞ。
    (こちら活発性2、かたや13と言う極振り仕様である)

    回答がどう動こうとも、私の攻撃手段他の奴らに比べてあまりにも乏しい。
    此方が囮でも餌でも何でもなるから、後ろよりそこの馬鹿をぶん殴って貰っても構わんかね。
    ……ああ、頭狙っても貰っても良いぞ。

  • [6]石動かなめ

    2015/04/25-14:29 

    セレイヤ:こんにちは、ええと、精霊のセレイヤです。俺のことは魚類以外なら好きに呼んで良いぜ。
    (背後:魚類でもかまいません)
    クラウディオはゴリラの件で一度会ってるよな、あとは皆さん初めまして、かな?よろしく
     おさかなたん!俺のことだよな?なんか可愛い呼び方だな、魚類よりずっと良いぜ......(白目)
    えぇと、狐はリーリェンっていうのか。俺も倣ってリェンたんって呼んで良い?

    で、こっちも石動背中に変な花生やしてふらついてんだけど、どうしたもんかなぁ。
    俺ジョブがプレストガンナーなんだけど、普通にサブ武器かなんかで切り落とせばイイのかな。
    とりあえず、自分の神人は自分でなんとかするって方針OK。
    あんまりにも俺がズタボロになってたらちょっと支援欲しいかもだけど、
    俺も石動もヒヨッコだからそんな大怪我にはならないとおも......う!

    クラウディオ>なるほど。俺も、精霊ステータス丸コピされるもんだと思ってた。なんかこう、ふしぎなちから的な奴で。えーと、お手数おかけします!(ぺこっ)

  • [5]柳 大樹

    2015/04/25-13:27 

    クラウディオ:

    >精霊のステータス=神人のステータス
    なるほど。そういった考えもあるか。

    『戦闘能力が、精霊・オーガに比較してほぼ皆無に等しいこと』とワールドガイドの一文にある。
    (ワールドガイド>種族>神人>顕現した神人の宿命の欄)
    アドベンチャー上のステータスとしてはシステム上大差無く扱われるが、実生活の上では神人よりも精霊の身体能力が高い。

    今回の『精霊と同等の能力を保持』というのはその差異が無いに等しいという意味だと捉えていた。

    『大樹は私より行動が速い』というのは、現在のステータスを見て私より大樹の方が素早さがあるのでそう発言した。

    >攻撃力
    力はともかく、攻撃力のステータスは装備した武器に寄るものだ。
    神人の攻撃力はそのままと考える。


    ……ふむ。
    出発まではまだ日にちがある。
    此方で『精霊のステータス=神人のステータス』となるのか問い合わせてみよう。
    回答があり次第、此の場に公開する。

  • [4]ローランド・ホデア

    2015/04/25-12:05 

    あ、俺はシンクロサモナーね! 今回あんま関係なさ気だけど!

    んで、他の人しゃべってねーけど、気になったからクラたんに聞いていいかな。

    >『精霊と同等の能力を保持』とあるからには、大樹は私より行動が速い。
    なんで??

    >寄生された神人は精霊と同等の能力を保持しています(スキルは使えません)
    ってことだからぁ、スキルセットしてねぇクラたんのステ=大樹ちゃんのステなんじゃねえの?
    ステコピーしているってことだから、素早さとかクラたんと一緒じゃね?
    そうじゃないと、攻撃力とかのステって神人たんはカスだから一瞬で終わっちゃわね?

  • [3]柳 大樹

    2015/04/25-11:19 

    クラウディオ:

    私はクラウディオと言う。ジョブはシノビだ。
    よろしく頼む。

    リーリェンの言うように、各自契約した神人の対応が良いと考える。
    『精霊と同等の能力を保持』とあるからには、大樹は私より行動が速い。
    他の者の援護に向かうとしても、大樹の背中の花を落としてからになる。

    援護と言っても、組合っている際に神人の後方に回り込み花を落とす。
    という対処しか現状考え付いていない。

    『基本的に神人は自分の精霊を攻撃しようとします』とある。
    他の者が回り込む事は可能だろう。

  • [2]ローランド・ホデア

    2015/04/25-10:36 

    うぃーっす、全員揃ったぁ?
    っつーことでぇ、俺リーリェンね。
    で、あっちで背中に花咲かせて暴れてんのがゴシュジンサマのロゥ。
    ロゥが使いもんにならねーから、俺がゴアイサツ。

    あ、イレたん、こないだぶり! ナイスピコハンだったぜェ。
    えーっと、あとは初対面?
    クラたんと、シルフェレたんと、(全身を眺め回して)……おさかなたん! ヨロでェす!(手ぴらり)

    ……んで、今回話し合うこととかってある?
    自分とこのは自分でケツ拭くってことでいーのかなって思ってんだけどォ。
    …………なんかあるなら、ちゃんと手伝うヨ? 俺なにも思い浮かんでねーけど。
    ゴ意見ボシューチューって感じィ。

  • [1]ローランド・ホデア

    2015/04/25-02:15 


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