O.G.A.クッキングスタジオ 伝説のパ(あご マスター) 【難易度:普通】

プロローグ

「助けてください!パンツェロッティのレシピを取り戻したいんです」

 A.R.O.A.本部に一人の男が駆けこんできた。
見たことのあるエプロンには<A.G.O.クッキングスタジオ>のバッジをつけている。

「ちょっといきなりなんですか、セクハラは止めてください」


 受付嬢が嫌悪感をあらわにすると、スタッフの男はは慌てて否定した。


「違います!そういう名前のレシピなんですよ!
パンツェ、ロッティです!
レシピと食材を乗せた荷馬車が、オーガに持ち逃げされてしまったんです!
お願いです、荷馬車を取り返してください!」


 男の話では、数日後のお手軽イタリア料理講習で使う為に仕入れた材料を乗せた荷車が
タブロスに向かう途中の街道で豚のようなオーガに持ち逃げされたのだという。

その荷車の中には、材料のほかに遠方の高名なシェフに書いてもらった
お手軽イタリアンパンツェロッティのレシピも入っているのだそうだ。

「できればオーガも倒してほしいですが、最優先は材料とレシピの奪取です
早くしないと材料が全てオーガに食べられてしまうかもしれません
どうかよろしくお願いいたします!」


 頭を下げる男に、承知しました、と返答し
受付嬢はウィンクルムに招集をかけた。


解説

●敵
ヤグナム一体です。
豚のような顔と体に、細長い腕を持ちます。
攻撃方法は鞭のようにしなる腕による打撃がメイン
他に、魔力を持つ叫び声で回避と命中を下げてきます。
動きは鈍いです。

●目的
優先度高
*パンツェロッティのレシピの奪取

*材料の奪取

*ヤグナムの討伐

●地形
荷馬車を担いで、ヤグナムはタブロス市近くの川の河川敷まで逃げたようです。
足元は拳サイズの石が転がり、やや転びやすいでしょう。

●他
材料はピザ生地、トマト、モッツァレラチーズの三種類です。
あまりヤグナムに時間をかけると食べられてしまいます。




ゲームマスターより

パンツは全く関係ありません。
騙された方は正直に名乗りでるように。

リザルトノベル

◆アクション・プラン

ミサ・フルール(エミリオ・シュトルツ)

  ☆準備
・耳栓代わりに【サイバースノーヘッド】使用(※戦闘中は電源をOFF、状況に応じて使い分ける)
・野菜やチーズ(ポシェットに入れる)

☆ヤグナム戦
作戦実行前にトランス後【ハイトランス・ジェミニ】に移行

エミリオと共にヤグナムの引きつけ担当

ヴェルナーさんのアプローチで敵が荷車から十分に引き離された直後に鞭でヤグナムの足を絡め取り転倒させる(※アプローチであまり敵が釣られなかった場合は、持参した食べ物で敵を引き付ける)

敵が逃げる素振りを見せた場合は鞭で敵の足を束縛し逃走を妨害

鞭を使用する時は仲間に当てないよう十分注意する

仲間がダウンした時は【魔守のオーブ】でバリアを展開
仲間が体勢を立て直す時間を稼ぐ


篠宮潤(ヒュリアス)
  皆耳栓してたら、目やジェスチャーで会話

「一刻も早く、向かわな、きゃ…!」
石に付いた泥の跡等を探しオーガ追い
※車に乗せられてきたら「この先、は、石がいっぱいで危ない、かも…」提案後急いて下りる

オーガ視認でトランス
後方待機
荷物落下見たらスライディングで受け止めに飛び出す

「まずレシピ…っ」
仲間と協力捜索
下敷きになっている紙らしき物は破かないよう指や腕で隙間作ってから取り
石で材料入った箱や籠倒れぬようどかしたり固定しながら下ろし

「匂いがついた…箱…」
オーガの視線感じれば空箱持って運ぶフリ
荷車の影に隠した材料と反対方向へ囮に

「荷車…壊れてない、なら…使えない、かな」
皆で力合わせれば…
材料持ち帰りに提案



月野 輝(アルベルト)
  この伝説のレシピって変な名前よね
勘違いしやすくない?これ

■行動
大き目の袋を数枚持参
トランス後、引き付け役がヤグナムを引き付けてる間に荷車へ向かうわ
ファイルや書類等がないか見てそこにレシピがないか探して
それらしき物を見つけたら中身を確認、記憶
私が預かってもいいか皆に尋ね、了承されたら服の中へ入れて隠すわね
肌身離さないようにした方がいい気がするのよね

その後材料の量を確認
持ち運べそうな場合は袋に入れてヤグナムから離れた場所まで運びましょう
足元が悪いから転ばないように慎重に運ばないとね

量が多くて運ぶのが大変そうなら荷車の前で荷物を死守するわ
絶対に近づけさせないんだから

■事後
講習会まだ参加できるかしら?



アマリリス(ヴェルナー)
  急ぎましょうか
食べられてしまう前に

奪取班
オーガに遭遇でトランス
引き付け班より後方で待機

周囲と荷馬車の状況把握
荷馬車の中身がどうなっているか遠目に確認
川に何か落ちていたりしないかも見ておく

食材の量を目測し現状の人数で運べるか思案し
可なら奪取し安全な場所まで運ぶ
不可なら荷馬車を護衛と判断を付けておく

荷馬車が降ろされたら味方と足並揃えて荷馬車へ
材料とレシピの奪還開始
食材は丁寧に扱う

落ちているものがあった場合は形が残っているならより分け回収
奪取したものはあるならワゴン車

奪取・護衛中はオーガが視界に入る位置から行い注意を払う
耳栓がない場合叫ぶ兆候があったら両手で耳を防ぐ
食材を手に持っている場合無理しない



水田 茉莉花(八月一日 智)
  パン…
ほづみさん、まさかこの名前だけで依頼受けたんじゃないわよね?(ギロリ)
それ以上バカ言ったら殴りますからね!

あたしは荷馬車確保組、ほづみさんは敵の引きつけ組よね
インカムは貰えたら付ける、無理だったら耳栓ね
先ずはトランス…うっ、五月蝿い、黙れぇ!

荷馬車からヤグナムが離れたら
荷物の確認をして、ゆっくり荷馬車を引いて
ヤグナムから距離を取るようにするわ
レシピは、月野さん、お願いします!
最悪彼女が無事戻ればOKなんだし
焦らずに足元に気をつけて荷馬車を動かすわ
こっちに向かってくる時は月野さんをカバーして行動ね

にしても、しょっちゅうトラブルに遭うなんて
ここって…お祓いとか受けた方がいいんじゃないかしら?


「この伝説のレシピって変な名前よね
勘違いしやすくない?これ」

 A.R.O.A.本部でインカムを申請しながら依頼書を見た月野 輝が呟いた。
一緒に見ていた水田 茉莉花も声に出して読み上げ……ようとして、
隣にいる八月一日 智をじろりと睨んだ。

「えーと、パン……
ほづみさん、まさかこの名前だけで依頼受けたんじゃないわよね?」

「バカ言え!
カルツォーネを油で揚げたピザの仲間だろ?
料理のスキルあるからそれくらい知ってるし
みずたまりのぱん……」

「それ以上バカ言ったら殴りますからね!」

「……つはもう盗りません、ハイ」


 一度盗ったのか…… 


茉莉花の剣幕に押されて小声になった智に、
輝の隣でやり取りを眺めていたアルベルトが眼鏡のブリッジをそっと抑えた。




「皆さん、お待たせしました!」

 時間短縮のため、別行動を取ってワゴン車の申請をしていたミサ・フルールが
エミリオ・シュトルツと共に駆け足で戻ってくる。

だが、エミリオの表情を見るに、良い知らせでは無いようだ。


「ごめん、皆、ワゴン車は諦めたよ
川辺は拳大の石が転がっていると聞いて
生半可な運転技術では横転事故に繋がりかねないと思ったんだ」

 悪路の運転は一般車両でも難しいものだ。

ましてや、車両幅も重量も一般車両を超えるワゴン車ともなれば
安全に運転するにはそれ相応の技術を要すると自動車に詳しいエミリオは理解していた。

ヤグナムに出会う前に戦闘不能になってしまうような危険を避けるため
エミリオは渋々ワゴン車の利用を諦めたのだった。

「代わりに、本部の方が車を出して
荷馬車がヤグナムに持って行かれた川近くの街道まで連れて行ってくれるらしいの
急いで準備して駐車場へ向かいましょう」

 スタッフから自身が申請していたチーズや野菜等を受け取ると
ミサは一同を案内された駐車場へと誘導する。
この食べ物は、万が一の時にヤグナムの注意を引くための物だ。
 

「急ぎましょうか
食べられてしまう前に」

「そうですね、……っ」

 アマリリスの言葉に、ヴェルナーが同意と共についアマリリスの名前を呼びかけて口を噤む
不思議そうな表情のアマリリスに、何でもないです、と手を振ると
それ以上の追及を避けるかのようにアマリリスを駐車場へと急かした。





A.R.O.A.本部スタッフが運転する車に乗り、一行は川辺近くの街道へと降り立った。
万が一戦闘に巻き込まれることを避けるため、スタッフはこのまま市内へと戻る。



「一刻も早く、向かわな、きゃ……!」

 篠宮潤が周辺の足跡を探索しながらヤグナムが向かったと思われる方向を割り出す。
ヒュリアスも注意深く周囲を見回し、警戒しながら一行は街道を外れ川の方へと進んでいった。



「いましたわ」

 アマリリスが小声で呟いた視線の先
ヤグナムがきょろきょろと伺うように周囲を見回しているのが見えた。

どうやら荷車の中身を食べるため、腰を落ちつけられる場所を探しているようだ。

潤、ヒュリアスは耳栓を装備し、ヤグナムの咆哮に備える。
輝、ミサは身に着けていたサイバースノーヘッドのスイッチを
残りのメンバーはアルベルトが申請したインカムのスイッチを切った。

幸い、ヤグナムは未だこちらに気づいていないようだ。
川辺の一角でピクニックをすることに決めたのか、担いでいた荷車をゆっくりと足元に下ろした。


今だ、と全員の視線が絡んだ。


「友の力をこの身に」

 口にした輝の口づけと共に、輝とアルベルトの周囲にゆらりと水面のようなオーラが揺れた。
オーラを身に纏ったアルベルトが攻撃に備えブラッディローズを発動させる。



「バイス・エル」

 そう呟いたのは潤だ。その唇が躊躇いがちにヒュリアスの頬に触れると、暖かな力が二人を包んだ。



「みずたまり、行ってきますのチューだ!」

「うっ……五月蝿い、黙れ!!」

 照れながら叫んだ茉莉花が智の頬に唇を寄せる。強いエネルギーの奔流が二人から溢れだした。



「汝、誠実たれ」

 囁いたアマリリスの唇がヴェルナーの頬を掠め、二人は輝く光をその身に纏った。



「絆を繋ぎ、想いを紡ごう」

 ミサの言葉がエミリオに力を与える。二人の周囲には透明な薔薇の花が散った。

更にエミリオは跪きミサの手を取ると、その手の甲に口づける。
二人の周囲を飛び交っていた赤青の光が、
それぞれミサのピアスとエミリオの腕輪に宿り
ハイトランス・ジェミニが完了した。




ウィンクルム達のオーラの気配に気づいたヤグナムが一同の方を向く。
ぎらつく瞳が剣呑な光を宿してこちらを睨んだ。


まずは引き付け組のエミリオ、ミサ、アルベルト、ヴェルナー、智がヤグナムの方へと駆けていく。

予定では、荷車を下ろさせてから本格的に作戦を開始する予定だったが
幸いなことにヤグナムは既に荷車を下ろしていた。
一同から見てヤグナムの右手に荷物の載った荷車が置いてあるのが見える。

「プロテクション!」

 ヴェルナーが自身の防御力を高めた後アプローチⅡを発動し
ヤグナムが狙いを自分に定めたのを確認し、荷車とは反対、左方向へ走り出す。
荷車から引き離す作戦だ。
アルベルトがヤグナムと荷車の間に入り込み戻らないように道を塞ぐ。

アプローチⅡに引かれたヤグナムがヴェルナーの後を追ったのを見て
レシピ奪還組のヒュリアス、潤、輝、アマリリス、茉莉花が荷車へと向かった。



ミサがローズ・オブ・マッハを振るうと鞭の先が勢いよくヤグナムの右足に巻き付く。
鞭で勢いよく引かれた足にヤグナムがぐらりとよろめくが左足の踏ん張る力が強く上手く転倒を誘えない。

エミリオがスポーツスキルを使って足払いをかけるが
足払いの威力にスポーツスキルは影響しないようだった。

「おれが行く!」

 インカムのマイクを入れ、智が叫んだ。
それを聞き、智以外のメンバーは倒れたヤグナムに巻き込まれてしまわないよう距離を取る。


ヤグナムの左足に智が勢いよくスタッカートを叩きこむ。

威力は決して高くはないが、踏ん張っていた足を突かれたヤグナムは
足元の智を振り払おうと右足を少し持ち上げた。

それを見てミサがもう一度鞭を引く手に力を込めると
ヤグナムはバランスを崩してうつぶせにその場に倒れこんだ。


かかれ、と智が叫んだのとヤグナムが咆哮を発したのはほぼ同時だった。



スタッカートを発動し終え、倒れたヤグナムに潰されないよう
避けるのに精一杯だった智にインカムのマイクを切る暇は無く
耳栓で防いでいたヒュリアスと潤以外のメンバーの回避と命中が下がった。
アルベルトはブラッディローズの効果も含めて回避がさらに下がっている。

ごめん、とインカム越しに智が謝る声が聞こえたが
倒れた瞬間に咆哮が来ることは一同の予想外であり、智のミスではない。

ヤグナムの転倒を誘った事はこの先の戦闘に有利に働くことは間違いなかった。
敢えて言うなればインカムの力を過信しすぎた結果と言えよう。

ヴェルナーが、大丈夫ですよ、と智に返答しながら
誰が狙われてもプロテクションで守れるよう、一歩前に進んだ。







一方、ヤグナムが転倒するより少し前。


レシピ奪還組は荷車に辿り着き材料の確保とレシピ探しを開始した。
4人が探索に集中できるよう、ブラッディローズで武装したヒュリアスが見張りに立ち
ヤグナムに変わった様子があれば知らせることにした。

荷車の中は、ヤグナムが揺らしたせいか材料の入った箱や籠がひっくり返っている。

「良かった、潰れたりはしてないみたい」

 茉莉花が材料の状態を確認し、安堵の溜息を吐いた。

荷車をヤグナムから離そうと動かそうと引いてみるが
重たい上にゴロゴロと転がる石に車輪が挟まり、ビクともしない。


「まずレシピっ……」

 潤は箱や籠をそっと退かしながら、レシピを探す。

輝が、持ってきた大きめの袋に転がった材料を入れ
万が一にも潰したりしないように避難させた。

いくつめかの箱を持ち上げた潤は
ようやく箱の下敷きになっていたレシピを発見した。

「あっ、た!」

 手にしたレシピを記憶してもらうために輝へと手渡し
代わりに材料を入れるための袋を預かった。

「レシピは私が預かっていてもいいかしら?」

 輝の問いに異論を唱える者はいなかったため
輝はレシピを記憶した後、自身の服の中に隠し、手放さないように気を付けた。


「材料が川に流されたりは……していないようですわ」

 アマリリスが川の中や周辺も確認し
全ての食材を袋に詰め込み終えるとその食材の量を改めて目測した。

神人が一つ抱えるのがやっとの袋に、トマトが2袋、モッツァレラチーズも2袋、ピザ生地は1袋。


「4人では……運ぶのは難しそうですわね」


(ヒューリ、に、1袋持って、もらえ、ば)

「俺の手が塞がったら、誰が4人をヤグナムから守るのだね」

耳栓をしている為、潤が身振り手振りでヒュリアスに袋を持つように伝えるが
全員の手がふさがってしまっては、万が一ヤグナムに襲われた際に攻撃を防ぐ役がいなくなってしまうと
ヒュリアスは全員に伝わるように首を振りながら言葉にする。


荷車の前で考え込む一行の耳に智の合図とヤグナムの咆哮が届き
輝、アマリリス、茉莉花が引き付け組の方を見たのにつられて
潤とヒュリアスも同じ方向に視線を向けた。





引き付け組は倒れたヤグナムに何とか攻撃を当てようと隙を伺うが
攻撃しようとするたびに細い腕が飛んできて、うまくヤグナムに近づけない。
ミサの鞭も、命中率が下がってしまったために素早い腕にうまく当たらないようだ。


「…んにゃろうっ!」

 業を煮やした智が一歩前に出てヤグナムの注意を一身に引き付けた。
スタッカートでヤグナムの片腕を攻撃する。
さらに、もう片腕はアプローチ発動中のヴェルナーに向かった。


「好機ですね……右に行きます」

「俺は左肩を狙うよ」

 両腕が別々の相手を狙った瞬間を、アルベルトとエミリオは見逃さなかった。
二人はすぐさま近づくと、ヤグナムの右肩を狙いタイガークローⅡを、左肩を狙ってレクイエムを放つ。
肩に食い込む鋭い爪に、骨を軋ませる鎮魂歌にヤグナムが身を捩り、絶命した。




「さて、この食材、どうやって運びましょうか」

 ヴェルナーが5つの袋一杯に詰められた食材を眺めながら呟いた。

「最悪、おれたちみんなで抱えてタブロスまで運ぶしかねーかもなぁ」

「えっ、と、徒歩で!?そんなぁ、ほづみさぁん」

 智の抱えて運ぶという提案に、茉莉花が泣き声を上げる。

「荷車……壊れてない、なら……使えない、かな」

 そう呟いたのは潤だ。
その言葉に全員の視線が真っ直ぐ荷車に向けられた。






「これは、なかなか、重労働、だな」

「でも、神人の皆さんに、こんな、重たい物、持たせるわけに、いきませんから」

「俺も、ミサに、これを、持たせるのは、反対かな」

「……うむ」

「おれより、みずたまりの方が、力、強いっての!」


 荷車は車輪が川原の石に挟まっていただけで、奇跡的に壊れてはいなかった。

だが、木製の車軸は石にぶつかると折れてしまいそうだったため
荷車と材料を別々に街道まで運び
街道からは荷車に乗せて全員で協力してタブロスまで運ぶことにしたのだ。

協議の結果、荷車は精霊5人が持ち上げ
材料は神人5人がそれぞれ分担して持ち街道までの道のりを歩く。

材料も勿論重たいがそれ以上に、
長距離の移動に耐えられるよう頑丈に作られた荷車は
戦闘で疲れ切った精霊たちの体に悲鳴を上げさせた。





「やっと帰ってこれたね~」

「講習会、まだ参加できるかしら?」

 ミサが荷車から荷物を降ろしながら言う。
その声には、隠しきれない疲労が滲んでいた。
一方の輝は無事奪還したレシピを眺めながら、講習会に興味津々のようだ。


全員で荷馬車を押して街道を歩き
やっとの思いでタブロスに到着したのは、午後の光も和らいできた頃だった。



「こんな重たい思いさせやがって……
今度こそお礼のパンツェロッティ喰いてえよなぁ」

「ん、あそこで誰か手を振ってるわね」

 タブロス市内に入ってすぐの公園の脇。

クッキングスタジオのロゴが入ったエプロンを着けた男性が
一生懸命手を振っているのを見た茉莉花が怪訝な声を上げる。

男性の側には、エプロンと同じロゴが入った移動販売車が一台。

一同はとりあえず荷車を男性の元まで運ぶことにした。


「ウィンクルムさんたち!ありがとうございます!
私、今回の移動販売におすすめ!簡単イタリアンの講習会で
講師を担当させていただきますヤマザキと申します」

 ヤマザキと名乗る男は、名刺を出してウィンクルムたちに挨拶をした。

「いやぁ助かりました、今回の講習会は初めての試みにも関わらず
たくさんのお客様からお申し込みをいただいておりましてね
レシピと材料が届かなかったらどうしようかとやきもきしていたんですよ」

 本当にありがとうございます、とヤマザキは再度礼を述べる。

「では、講習会はもう空きは無いのですね」

 輝が残念そうに言うと、ヤマザキが困ったように笑いながら答えた。

「そうですね、講習会の方は残念ながらいっぱいなのですが
おそらくたくさんの試作品が出来上がってくると思いますので
良ければ試食していってください」

 ヤグナムを倒し、ここまで荷車を運んできて空腹だったウィンクルムたちは
遠慮なく試食をしていくことにした。







カリッときつね色のピザ生地は、ふんわりと湯気を上げている。
揚げたての証拠だ。

熱々の生地にかぶりつくと、
パリッと小気味よい歯ごたえと香ばしい香りが口の中に広がった。

トロリととろけたモッツァレラチーズに
太陽をいっぱいに浴びたトマトから作った程よい酸味のトマトソースが絡んで……


「パンツェロッティ、うまいっ」

「ホント、美味しいですね……でもほづみさんもうちょっと小さな声で」

 智が目を輝かせて叫ぶと、隣で一口齧った茉莉花も同意した。

「出来立てでチーズがとろとろですわね……」

 アマリリスが幸せそうに味わっていると
車の方から小瓶を手にしたヴェルナーがやってきた。

「ア……の、お好みでバジルをかけても美味しいそうです」

 良ければどうぞ、と差し出された小瓶を
アマリリスの次に手に取ったのはミサだった。

「う~ん、バジルの良い香り!ウチの店のメニューに追加してもらえないかなぁ」

「ああ、それはいいかもね、俺が毎日食べに行こう」

 喫茶店勤務のミサは、メニューに追加できないか打診してみる事を真剣に考えているようだ。
エミリオがそんなミサをにこにこと見守っている。

「やっぱり、講習会に参加したかったわ」

「しかし、レシピは記憶したのだろう?」

「そういえばそうね……今度作ってみるわ」

 その味を知って、ますます講習会へ参加できなかったことを惜しむ輝だが
アルベルトの一言に、自宅で出来ないかレシピをひとつひとつ思い出し始めた。


「美味しい、ね、こんなの、はじめて食べた、よ」

「……それはいいが、口元を拭いてはどうかね」

 呆れたヒュリアスが紙ナプキンを手渡してやる。
ぎこちなくはあるが、普段より少し嬉しそうに笑う潤の頬には、赤いトマトソースが付いていた。


クッキングスタジオの講習会も大盛況に終わったそうな。


「にしても、しょっちゅうトラブルに遭うなんて
ここって……お祓いとか受けた方がいいんじゃないかしら?」


 茉莉花の呟きは、黄昏の街に消えて行った。




依頼結果:成功
MVP

メモリアルピンナップ


エピソード情報

マスター あご
エピソードの種類 アドベンチャーエピソード
男性用or女性用 女性のみ
エピソードジャンル 戦闘
エピソードタイプ ショート
エピソードモード ノーマル
シンパシー 使用不可
難易度 普通
参加費 1,000ハートコイン
参加人数 5 / 2 ~ 5
報酬 通常
リリース日 12月25日
出発日 12月31日 00:00
予定納品日 01月10日

参加者

会議室

  • [35]水田 茉莉花

    2014/12/30-22:53 

    ううう、あまり書き込めなくてごめんなさい。
    とにかく、インカムの件ありがとうございます、アルベルトさん。

    あたしはレシピの保管を月野さんにお願いするのと、
    荷馬車動かしをメインに書いておいたわ。
    ほづみさんには、目くらまし優先の攻撃をお願いしてる。
    インカムが無理だったらそこら辺の石を積める予定だわ。

    とにかくみんな、がんばろーね!

  • [34]月野 輝

    2014/12/30-22:15 

  • [33]月野 輝

    2014/12/30-22:14 

    この時間まで待ってみたけど、変更とか追加はない感じ?
    この後は背後が寝落ちる可能性が高いので、大丈夫そうなら私達はこれでプラン完成とさせて貰うわね。
    内容は朝にアルが言ってたのと大差ないわ。
    アルのスキルがウルフファングから命中重視でタイガークロウⅡに変わったくらいかしら。

    あ、ミサちゃん背後さんはお大事にね、ってうちの背後が。
    体調悪いのにたくさん反応してくれてありがとう。

    と言う事で、それでは……

  • [32]篠宮潤

    2014/12/30-09:51 

    インカムまとめて申請、面倒をかける。
    ただ俺の方は、先も言ったようにインカムがあると戦いにくいゆえ、使わんつもり。
    潤もどうやら使わん方向のようだな…。
    こちらで二人共「使用せず」と記載しとるので、修正する必要は無い。

    動きとしては、荷車注視で先攻隊に気を取られている隙に背後に回り込んでいる。
    川へ向かおうとしたり、荷車投げようとするならば腕狙いで攻撃に加わる予定でおるよ。
    その後は神人たち護衛へ回っている。
    潤はレシピ探しと材料死守に全力を注いでいるようだ。

    (ミサ嬢・エミリオの背後殿は無理せずご自愛するように、な)

  • [31]篠宮潤

    2014/12/30-09:38 

  • [30]月野 輝

    2014/12/30-08:55 

    アルベルト:

    こちらもひとまず仮プランを提出しました。
    まだ今から調整予定ではありますので、何かあれば盛り込みは可能かと思います。

    内容としては、輝がレシピの確保、中身の確認、食材運びもしくは荷車死守。
    私がヤグナム引き付け時、荷車とヤグナムの間に位置取るよう注意、腕の付け根を狙い攻撃。
    大ざっぱにはそんな所です。
    インカムの事は私の方に書きましたので皆様の目に触れないとは思いますが、きちんと書いてますのでご安心下さい。

    それでは、また夕方にでも見に参ります。

  • [29]ミサ・フルール

    2014/12/30-04:28 

    エミリオ:

    >アイテム
    月野、インカムの申請どうもありがとう、よろしく頼むよ(微笑む)
    数はそれで問題ないと思う。
    そうだね、インカムや耳栓もダメだった場合は俺も手で耳を塞ぐことにするよ。

    移動手段のワゴン車に関しては「車が使用可能だった場合は仲間を乗せて目的地に向かう」と書いておいたから、他の皆はプランに書かなくても大丈夫だよ。

    >ヤグナムがあまり動かなかった場合
    万が一そのような状況になった場合には、ミサに食べ物を持参させて引き付けるようプランに書かせたよ。
    ヤグナムの食欲旺盛な性格を利用しようと思うんだ。

    以上のことを踏まえたうえでプラン、完成したよ。
    背後の体調の関係で出発時間ギリギリまで起きてられるか怪しいんだけど、なるべく起きて会議室に何か動きがあれば調整できるようにしようと思う…申し訳ないね(軽く頭を下げる)

  • [28]ミサ・フルール

    2014/12/30-04:21 

  • [27]アマリリス

    2014/12/30-02:02 

    >作戦
    ヤグナムが荷馬車に背を向けるような位置を意識してアプローチを使用する予定です。
    そのままなるべく引き離せればと考えていますわ。
    そういえばヤグナムはカウンター持ちだった気がするので、あまり動かない気もしますが試すだけ試してみます。

    >持ち物
    あれば楽になりますが、最近は持ち込み判定もだいぶ厳しいですしね。
    纏めての申請助かりますわ。ありがとうございます。

    個人的にインカムはなくても構いませんが耳栓は欲しいので、その辺りは対応を記載しておきます。
    以前の依頼でヤグナムに耳栓なし状態で挑みましたが、両手で耳を塞ぐだけでもだいぶ緩和できるようです。

  • [26]月野 輝

    2014/12/30-01:17 

    インカムの事だけど、こちらの方で人数分申請してみようかなと思うわ。
    考えてみれば、誰か一人が申請して配れば済む話よね。
    それならダメだった場合の文字数の被害は最小限だし。
    装備にサイバーヘッドがない人の分だから…8つかしら?
    それで申請が通れば配布という形にしておくわ。
    なので、皆さんはインカムの分他へ文字数回して貰って大丈夫よ。

  • [25]篠宮潤

    2014/12/29-19:09 

    う……ん……
    使えるか、使えないか…判らないインカム、に頼る、より…
    僕は、優先度の高い、レシピや材料守る方を、重要視したい、かな…(=字数割きたい)
    目的の優先度が高い、ってこと、は…実はそれだけ、そっちに行動割かないと奪取出来ないんじゃ…って。

    僕、は、インカム申請はせずに、行く、よ。

  • [24]月野 輝

    2014/12/29-17:46 

    あ、そうね。
    すぐ出して貰えるなら使う、時間が掛かるようなら使わない、としておけば……
    プランの文字数食っちゃうけど、皆さん大丈夫かしら?
    私達も申請するとすればアルの分だけなのだけど。

    アルベルト:
    「まあ、いざとなればティッシュを丸めて耳に突っ込めば何とかなるでしょう」

  • [23]ミサ・フルール

    2014/12/29-12:37 

    >アイテム申請
    プランに『申請に時間がかかるようならそのアイテムは使わない』と付け加えるのはどうかな?

    俺達のところはミサが元から装備しているインカムがあるから、俺の分のインカムを申請する訳だけど、使えない場合は耳栓を自分で用意しようと思うよ。

    ワゴン車はできるなら使いたいと思うんだよね。
    走って向かうより断然早く目的地に着けると思うし。

  • [22]月野 輝

    2014/12/29-11:14 

    ごめんなさい、ここまで来てこういう事言い出すの何なんだけど……
    もしかして、今回、インカム申請してる暇ってなかったりしないかしら?

    「早くしないと材料が全てオーガに食べられてしまうかもしれません」

    って事は、もしかしてアイテム申請とかしてたら時間掛かって食べられてしまうかもって。
    それに呼び出されてそのまま即出発って事もあり得るような……
    インカムくらいならすぐ申請できるものかしら……
    一応、私はサイバースノーヘッドがあるので、インカム無くても問題はないんだけど。
    もしかしたら会話できないの承知で、手持ちのティッシュとかで耳栓した方がいいのかしら。

  • [21]水田 茉莉花

    2014/12/29-10:40 

    智:うぇーい、了解!
    月野のじょーちゃんがスキル持ちなら安心だなっ♪
    じゃ、おれは遠慮なくブン殴り側に行くぜ!

    っても、おれは命中率重視で装備調えるから、はっきり言って攻撃力は望めねぇぜ。
    スキルはスタッカートの予定。
    目眩ましとか、進路妨害とか、そっちの関係で動く感じかな?

  • [20]篠宮潤

    2014/12/29-10:18 

    個人的相談に手数をかけてすまん、アルベルト。
    以前のヤグナム報告書は知っていたが、その際ヤグナムが雄叫び諦めたのは10mの距離があったと記憶していた為。
    (メタ的に思うのは)申請物に頼らん方法でどうにかする作戦の方が良いのでは、とどこか念頭にあったのでな…。
    皆が付けていくなら構わんよ。潤には皆との会話不便さもあるので付けさせるつもり。
    俺は戦闘方法をしばし模索しているとしよう。

    >組み分け
    ミサ嬢の言う【16】メンバーでこちらも問題ない。
    で、智はもしも考えややりたい事項があるならば、俺の方は交代可能だ。遠慮なく申してくれ。

    >作戦
    アルベルト【18】の流れを今のところ把握。
    俺は先行攻撃隊の背後というより、ヤグナムの担ぐ荷車の背後に常に回り込んでいようと思っとるよ。
    振り回そうとする気配があれば止めに入る予定。
    …トマトはさすがに潰れやすいと思われるのでな…
    智と交代した場合も、出来るだけ荷車を無事下ろす方へ動くと思われる。

    荷車奪取スピードが鍵だろうかね。
    ヤグナムの知恵がどの程度か分からんが、こちらの目的に気づかれて荷車を盾にされたら堪らん。

  • [19]ミサ・フルール

    2014/12/29-09:55 

    エミリオ:

    >組み分け
    組み分けに関しては俺もアルベルトと同意見だよ。
    できれば智には引き付け組にいてもらいたいな。

    >作戦
    そうだね、ヤグナムが荷車を担いだままだった場合は、荷車を下ろさせてからの方がいい。
    作戦の流れもそれでいいと思うな。

    >戦闘
    アルベルトがヤグナムの腕の付け根、口を狙うなら俺は敵の背後を固めようかな。
    俺が持っているスキルの中で最も威力が高い【レクイエム】を発動しようと思う。
    運がよければ聴覚も奪える筈だ。

  • [18]月野 輝

    2014/12/29-08:30 

    アルベルト:

    >レシピ、食材
    何となく持ち運ぶ前提で話していましたが、考えてみれば、ヤグナムさえ倒してしまえば
    運ぶのはゆっくりでも大丈夫なのですよね。
    ミサさんの仰る通りだと思います。運べない量なら後で本部に連絡すれば何とかなりそうですね。

    とりあえず奪還組でレシピを最優先で確保、その後は荷車を守るように取り囲んでおく、でも良いかもしれません。

    >組み分け
    組み分けはミサさんが出して下さった案で異存ありません。
    智さんにはできれば戦闘組の方へ来て頂きたいですが…
    精霊が二人奪還組へ行ってしまうのは戦闘面で少々キツイかと。
    もしどうしても、でしたらヒュリアスさんと交代と言う形にして頂ければ。
    ただ、奪還組に料理が判る者がいた方が…と言う事でしたら、
    輝が調理スキルと記憶力スキルを持ってますから、それで何とかなるのではないかと思います。
    ですが紛失はしないに越した事はありませんね。レシピ確保は最優先事項ですし……。

    >作戦
    鞭もしくは足払いで転ばせるのは、荷車を降ろさせた後ですよね。
    アプローチに引かれても、荷車を持ったまま移動してくる可能性もありますから、
    荷車を降ろさせるには先に攻撃を仕掛けたほうがいいのではと思います。
    攻撃されれば攻撃し返そうとしてくるでしょうし、そうなれば荷車を降ろさざるを得ないでしょう。

    ・引き付け組が先行しヤグナムを攻撃、荷車を降ろさせる。奪還組は後方で様子見
      ↓
    ・【引き付け組】荷車が降ろされたらヴェルナーさんがアプローチを使用
     【奪還組】ヤグナムが離れたら荷車確保へ
      ↓
    ・【引き付け組】ミサさん(エミリオさん)がヤグナムの足狙い、その後残った者で取り囲む
     【奪還組】まずレシピ捜索、確保。食材が運べそうなら安全圏まで運ぶ→袋やバッグが必要そうですね
          運ぶのが無理そうならその場で荷車を死守

    流れとしてはこんなところでしょうか。勘違いやおかしな所がありましたらご指摘下さい。
    あとは戦闘の際の連携を詰めて行ければOKではないかと思います。
    狙い所としては、ヤグナムの腕の付け根、それと口、この辺りでしょうか。
    私は先にも言いましたが、腕の切り落としを狙い、付け根を攻撃しようと思います。

  • [17]水田 茉莉花

    2014/12/29-06:39 

    智:んあー、ねてる間に話が進んでて、おれびっくり!

    戦闘関係だからおれが出張るな♪

    >荷馬車
    おれも「ヤグナムが担いで持ってった」って認識だから、馬なしの状態って思ってたぜ。
    んで、講習会の材料だから、参加者分でそんなに多くねーと思うんだ。
    前に食中毒出したときも、そんなに狩らなかったからなぁ♪

    茉莉花:こら、そのことは言わないの!

    >分担
    それを踏まえて、だ。
    メタっちー話も混じるが、優先順位的に足の速い奴(素早さの高い人)がレシピゲット、
    他の奴らで荷馬車ゲット、んで、殴れる奴がヤグナムぶっ飛ばし、なんじゃねーのかな?
    あ、おれは基本ブン殴り担当なんで、ヤグナム押さえにいこうかなぁ♪

    茉莉花:それなんだけど、ほづみさんがレシピに向かった方がいいかな?って思うのよ。
    料理が分かる人がレシピを見れば、もしもレシピ紛失しても何とかなるかなって思って・・・
    皆さんはどう思いますか?

  • [16]ミサ・フルール

    2014/12/29-06:39 

    わー寝落ちしちゃった(あせあせ)

    >ワゴン車
    では10人乗りのワゴン車をプランに書いておくね。
    もし申請が通らなくて運ぶのが大変だったとしても、食材を守りきった時点で任務成功で後は本部に連絡すればなんとかなるんじゃないかなと認識していたよ。

    >組み分け
    ではちょっとまとめさせてね。
    間違えてしまっていたら教えてくれると助かります。

    (※敬称略)

    ・【ヤグナム引きつけ組】
    エミリオ&ミサ、アルベルト、ヴェルナー、智

    ・【食材&レシピ奪還組】
    ヒュリアス&潤、輝、アマリリス、茉莉花


    >作戦
    輝ちゃんの意見を聞いて考え直してみたのだけど、
    【引きつけ組みが先行した後に奪還組が行動】の方がすぐ各自の行動に移れていいなと思ったよ。

    あと戦闘面のことで精霊の皆さんにご相談が。

    今回私はハイトランスでヤグナムの戦闘に参加するわけですけど、
    私はヴェルナーさんのアプローチで敵が引き付けられた直後 鞭で敵の足を狙ってダウンを起こそうと思ってるんですね(※失敗した場合はエミリオがスポーツスキルLV4使用の足払いを実行します)

    そこで他の皆さんには敵が転倒したところを囲んで一気に叩いてもらえないかなと考えていたのですけど、どうでしょう?
    接近職ばかりですし、誤って鞭を当ててしまわないように手順を決めておきたいなと思って。

  • [15]アマリリス

    2014/12/29-02:36 

    >作戦
    あら、申し訳ありません。少し主観交じりの勘違いをしていたかもしれません。
    全員=精霊の認識で神人は参加しないの前提で考えていました。
    精霊だけなら5人で手練揃いですしそこまで混戦はしないものだと。
    最近は武器も豊富ですしハイトランスもありますものね。
    あまり縁がなかったもので失念していました。

    そのあたりの心配はアプローチでだいぶ緩和できるのではと考えています。
    班が分かれるタイミングで始めてアプローチを使用し、注意を引いてその間に奪取班が荷馬車に接近できればと。
    上記でも、引き付け班が先陣をきるでも、もしくはそのほかのいずれでも対応は可能そうだと思っています。

    >荷馬車
    ワゴン車が準備できるのならかなり楽になりそうですね。
    ただインカムと違ってすぐ準備できるものでもないので、同じくですが用意不可の場合も考えておいた方が安全と思います。

    そういえば荷馬車となると幌はない感じなのかしら。
    振り回されたりすると中身が飛んでいったりしてしまって色々と面倒そうですわね。

    >耳栓付きインカム
    私達は着用します。
    以前申請が通らなかった事はありますが、その時とは状況が違うので大丈夫とは思いますがやはりGMさん次第でしょうか。
    両手塞がってる人はスイッチどう押すんだろうと考えていた時期もありましたが、今まで特になかったのなら大丈夫かと深く考えない事にしました。

    >ヤグナム討伐
    同感です。
    わざわざ優先度表記があるのでそれにそって発言していますが、正直この構成で倒せないって事はないですよね。

  • [14]月野 輝

    2014/12/28-23:07 

    >ヒュリアスさん
    輝が考え込んでしまったので、少々私の方から。

    まず食材の量に関しては、多いのか少ないのかは依頼書のみでは判断しかねるところだと思います。
    講習会が大規模な物だったら、ヘタすれば店売りする分よりも多い可能性も考えられます。
    小規模な10人足らずの講習会であればそこまで多くはないでしょうが、その辺の情報は全くありません。
    ですから、そうですね、どちらに転んでも何とかなるようにしておくのがベターかと。

    インカムについてですが。
    会話に必要というのは、「耳栓」をしてると会話が出来ないから、ですね。
    ヤグナムの雄叫びは結構遠くても聞こえたはずですから、耳栓をしつつ会話できるのは重宝かと。
    それと、耳栓としての役割は十分に発揮してくれると思います。そこは心配いらないと思いますよ。
    以前、初めてヤグナムが現れた時に、雄叫び対策として私達が使ったのがこのインカムの耳栓で、それは実に良く機能してくれましたので。
    まあメタな事を言えば、GMさんが違うので判定が違う可能性も否定は出来ませんが。

    仲間達の動く音は確かに聞こえなくなりますが、お互いの役割をきちんと決めて動けばそこまで支障は出ないと思います。
    相手は一体、視認できない場所に仲間が行く事もあまりないでしょうし。
    命中と回避を落とされる方がマズイのではないかと思いますが……特に私達シンクロサモナーには死活問題ですね。
    ただ、ヒュリアスさんはレシピ奪還の方へ行くと仰ってましたし、命中や回避が下がってもさほど問題は無い気もします。
    ですから、どうしても嫌ならインカムを付けなくても良いかと思いますよ。




    と言うか。これは別に誰に言ってる訳ではないのですが、難しく考えずに、とにかく
    ヤグナムを荷車から引き離して倒してしまえば、問題は全て解決するような気もするのですよね。
    まあ、極論ですのでお気になさらず。

  • [13]篠宮潤

    2014/12/28-21:57 

    戦闘面での相談もあり、少々俺が出張り失礼する。

    >月野嬢【8】馬、材料
    数名と同じく、俺も馬はいないものと判断していた。
    材料についてだが、こちらは月野嬢とは逆に、オープン店で使うのでなく講習ということなら
    それ程材料は多くないと思っていた。
    オーガを倒すにしろ奪取のみにしろ、全員でかかれば運べるくらいの量かと。
    エミリオのスキルにより、運べるならばありがたいとは思う。
    ただ、その申請が通らなかった場合のことも念頭には入れておいた方がよかろうと思っておるよ。

    >作戦・奪取組み分け
     1.<神人+護衛精霊1~2名>
     2.<ペアウィンクルム2組または3組>
    現在このどちらか、になりそうだろうかね。
    アマリリス嬢の話に納得したのもあり、俺の方は【1】を推しておこう。

    >インカムについて(相談)
    これは大変個人的意見で申し訳ないのだが。
    今回のインカムは、ほぼ耳栓代わり、という認識で合っているだろうかね?
    河川敷で見通しが良さそうというのもあり、オーガを荷車が見えない程まで離すのは至難というイメージもあり…
    会話には必要無さそうに思ったのだが。

    俺個人としては、インカムは付けずに戦いたい。
    正直、仲間たちの動く音まで聞こえにくくなるのは戦闘に支障が出かねん。
    オン・オフというのも、オーガを前にその動作を考えることでどう頑張っても一瞬の隙ができてしまう。俺の場合は、だが。
    うむ。本当に個人的意見なので、な。
    作戦に必ず必要不可欠ということであれば、当然従わせて頂く。
    その場合でも、インカム(耳栓)が通じない可能性も視野に入れるつもりでおるのを伝えておく。

  • [12]月野 輝

    2014/12/28-21:55 

    やっぱり馬はいないわよね……持って行かれたのは”荷車”って書いてるものね。
    いればいいなあと思ってたのよね。そしたら簡単だなって。
    あ、でも、エミリオさんがワゴン車用意してくれるなら問題なく運べるわね。
    その方が楽かも?

    >作戦
    やっぱり最初は全員で行くって考えなのね。
    別に隠れる必要はないんだけど、全員でわーっと行っちゃうのは、後の行動に差し支えないかなって思うのよね。
    混戦になっちゃうと、引き付け組も奪還組もごっちゃになって狙われる可能性高くならない?
    全員で行くにしても、引き付け組が先陣を切って、奪還組は様子見ながら後ろの方にいた方がいいと思うんだけど……

    ただ、奪還組に人数割くのなら引き付け組が厳しい事になりそうだし、うーん……

    アルベルト:
    「まあ、車が用意されるというなら奪還組にそこまで人数割く必要はないのではありませんか。
     神人4~5人+精霊1人でいいのではないかと思います。ヤグナムは精霊4人居れば何とかなるでしょう。
     まあ、とりあえず私は引き付け組に入るとしましょう。以前やったように、腕の切り落としを狙ってみますよ」

    私、考え過ぎなのかしら……(考え込み)
    ごめんなさい、もうちょっと考えさせてね。

  • [11]ミサ・フルール

    2014/12/28-21:28 

    >荷馬車・材料
    私も馬はいないものと思っていたよ。

    材料の量かー考えてなかったな。
    確かにそれなりの量がありそうだね…ヤグナム食べてないといいな(苦笑)

    私ね、移動手段に【ワゴン車】を申請しようと思っていたの。
    自動車スキル持ちのエミリオさんに運転してもらって、皆に乗ってもらおうと提案するつもりだったんだ。
    材料はそれに積み込むのはどうかな?

    >作戦
    うん、私も皆が言うように最初は全員でかかるものと考えていたよ。

  • [10]アマリリス

    2014/12/28-16:22 

    あら、同時発言でしたわね。
    連投失礼いたします。

    >荷馬車・食材
    担いで、とありますし馬はいないものと思っていました。
    馬は申請して通るか難しそうですし、通ったところでオーガを見て大人しくしていそうかと考えると否ですね。
    今回はオーガがヤグナムで雄叫びがありますので、その影響を考えると馬はいたとしても役に立たないかと。

    なので食材は多いにしても運ぶのは完全に私達のみで行うものと考えていました。
    【9】はそのあたりも踏まえて、奪取に人を多く配置した方がと思い発言していましたわ。
    何か移動に良さそうなものを持ち込めれば、とも思いますが足場が悪いのですよね…。

    >作戦
    荷馬車を降ろさせないと奪取班が活動できないので、そのあたりから最初は全員でという意味合いかと考えていました。
    基本は輝さんの仰る通り引き付け班が引きつけてその間に奪取班が、の流れだと思います。
    場所が河川敷のため見通しはよさそうなので、奪取班が身を潜める場所もなさそうと思いましたので。

  • [9]アマリリス

    2014/12/28-16:05 

    ごきげんよう、アマリリスと申します。
    よろしくお願いいたします。

    同じく分かれるのは荷馬車を降ろさせてからと認識していました。
    材料にすごく破損しやすい、というものはありませんので多少なら強引に降ろさせても大丈夫でしょうか。
    ただ、動きが鈍いとなるとヤグナムと荷馬車の距離を離そうする場合それなりに時間がかかりそうですね。

    >組み分け
    引き付け組と奪取組で異存ありませんわ。

    討伐も視野にいれるのなら、引き付け役は最低限にして奪取に人を割いた方がよさそうです。
    食材・レシピの回収が早く終わった方が引き付け組への合流もその分早くなりますし戦いやすくなるかと。

    現状でしたらはわたくしは潤さん同様、奪取に神人+精霊少々がいいかしら。
    神人多めの方にヤグナムが反応する可能性もありますが、そこは引き付け組と奪取側の精霊がどうにかする体で。
    あくまで優先度としてはレシピと食材なのでそちらに人を割いた方が、と思いましたわ。

    どうなるにしろヴェルナーはアプローチがありますし、引き付け組が適当だと考えています。

    >依頼名
    …さあ、なんのことやら(目逸らし

  • [8]月野 輝

    2014/12/28-16:05 

    ごめんなさい、依頼のプロローグ読み直して、みんなの意見聞いてちょっと疑問が出たので。
    みんなはどう思うか意見貰えるかしら。

    ・荷馬車→これ、馬はついてると思う?荷車の部分だけだと思う?
    ・食材→この量はどれくらいなのかしら?講習に使うって事だから、それなりの量があるのかと思ったんだけど……
        私達で抱えていける程度なのかしら?

    どうしてこんな事を気にするかと言うとね、レシピだけなら荷馬車の中から持ち出せばいいけど、
    食材の量が多かった場合、持ち出せない可能性があるんじゃないかと思ったの。
    その場合、荷馬車ごと奪還しないとかなって。←私は最初こっちで考えてたのね。
    そして荷馬車ごと奪還するなら、馬いないと動かすのキツくないかなって思ったの。
    ただ、私達で抱えていける程度の量なら、馬車は置いてってもいい訳だし……

    >作戦
    組み分けがどういう風になるにしても、まず引き付け組がヤグナムを馬車から引き離して、
    そちらに気を取られてる隙に奪還組が荷馬車に近づくのだと思ってたわ。
    最初、全員でかかるんだった?その辺齟齬があるとまずいので確認しておきたいわ。

  • [7]篠宮潤

    2014/12/28-13:40 

    それ、と、僕、篠宮潤、だよ。みんな、どうぞよろしく、ねっ。

    ヤグナムが荷馬車担いでる、ってことは……、まず最初にその荷馬車から全員で離させて、
    それからミサ、や、輝さん、が言うように、組に分かれる、って流れで合ってる、かな…?

    荷馬車から諸々奪取組、と、ヤグナム引きつけ組、分かれるのはボクも異存ない、よ。
    オーガ、だし、引きつけ組に精霊が多い方がいいかな、と思うけど。
    何が起こるか判らない点、で、奪取組にも最低1人は護衛で精霊さん、居てほしい…かな…
    奪取組は、<神人たち+精霊1名(または2名)>、もしくは、ミサ【5】と同じ考え、で、<ウィンクルム3:2>、
    ボク、は、どっちかがいいかな…と考えてる、よ。

    >依頼名
    ・・・・・え? パ、パン……、ッ!?(今、何か誤解しかける名称だと気付いたようだ)


    ヒュリアス:
    (動揺する自神人を素無視して←)
    ちなみに俺、もしくは俺+潤は、荷馬車からレシピ等奪取組に行こうかと考えとるよ。

  • [6]篠宮潤

    2014/12/28-13:22 

  • [5]ミサ・フルール

    2014/12/28-12:36 

    >組み分け
    私も輝ちゃんが言うように3:2で分かれるか、精霊と神人とで分かれるかのどっちかがいいと思うな。

    私は鞭を使って敵の足を絡め取ってダウンを狙ったり、敵が逃走を図ったら束縛したりして、精霊さん達のサポートをしたいなと思っているんだ。
    荷馬車側につくとしたらオーブでバリアを展開したいな。

    よく食べ物の恨みは恐ろしいって言うから万が一敵が荷馬車の方に突進してきた場合を考えて、私は3:2で分かれた方がいいんじゃないかなと思ったよ。

    >依頼名
    えへへ…やっぱり勘違いしちゃうよね。
    私だけじゃなかったんだ、よかった…(照れながら頬を搔く)

  • [4]水田 茉莉花

    2014/12/28-10:59 

    お久しぶりです、皆さん。水田茉莉花です!

    作戦に関しては、フルールさんの案に賛成!
    月野さんが言うように、精霊組と私達で分かれた方がいいかな?
    もちろん、トランスしてからだけど。

    >依頼名
    ・・・うん、あたしも勘違いした。
    しかも、最近の依頼でほづみさんがやらかしたから、キレそうになっちゃった。(履歴17)

    智:なんだよ、みずたまりー、おれもうみずたまりのぱn

    ・・・っ、黙ってくださいバカチビ!(鉄拳)

  • [3]月野 輝

    2014/12/28-10:34 

    こんにちは。今回は顔見知りばかりね。皆さんよろしくお願いします。

    うん、私もミサさんに賛成。
    レシピと食材奪還が最優先としてもオーガをほっとくのは嫌だし、どちらも成し遂げられればいいなと思うわ。

    作戦もミサさんの案でいいと思うわ。
    ヤグナムの声に対してインカムOFFで耳栓、話す時だけONね。
    以前戦った時もそれが結構有効だったし。

    二手に分かれるのも賛成。問題は分け方よね。
    考えられる案としては、ヤグナム引き付け3組、荷車奪還組2組に別れるか、
    精霊達がヤグナムを引き付けて、神人が荷車奪還に動くか…の二つかしら?
    どちらにしても、アプローチの使えるロイヤルナイトさんがいるのはとても心強いわね。

    >依頼名
    ふふ、そう思っちゃっても無理ないと思うわ(くすくす
    私も”パ”って何?って思ったのは確かだもの。

    アル「パがあるならピやプもあるのかしら?とか言ってませんでしたか、輝?」

    ちょっ!やだ、バラさないでよ!(真っ赤)

  • [2]ミサ・フルール

    2014/12/28-09:32 

    …あと、正直に言います。
    依頼名を見た時、その…下着のことかと思っちゃった、ごめんなさい(ぼそり)

    エミリオ:…………。

  • [1]ミサ・フルール

    2014/12/28-08:28 

    おはようございますー!
    初めましての方はいないね、今回もどうぞよろしくお願いします(ぺこり)

    荷馬車を担いで逃げるなんて、随分力持ちなヤグナムなんだね。
    もちろん最優先なのはレシピと材料の奪還な訳だけど、せっかく心強い仲間がフルで揃っているんだし、ヤグナムの討伐も考えて行動したいなと私達は考えているよ。

    ヤグナムの厄介な叫び声はインカムのON、OFF切り替えでいけるかな?
    あと転ばないよう足元に注意、だね。

    今のところ私達は【ヤグナムを引き付けておく組】と、その間に【レシピと食材を確保する組】で分かれることを考えているのだけど、どうかな?


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