テンション↑↑強制合コン☆(青ネコ マスター) 【難易度:簡単】

プロローグ

■第一要素:木霊(恋人募集中)
「あー、彼氏欲しいわー」
「わかるー」
「私もー」
「同じくー」
「どっかに良い男転がってないかなー」
 木の上でだらだらとそんな会話を交わすのは、妖怪の一種、木霊の女達だ。
 普段つるんでいる仲間内の中から、瑞葉という木霊が風神の彼氏を作った。今もラブラブでアツアツで幸せ全開な二人だ。
 そんな仲間を見れば、自分達も、と思ってしまう木霊が出てきても不思議ではない。
 木霊達は今、恋愛を求めていた。いや、出会いを求めていた。


■第二要素:デミ・オーガ化トレント(多分この話の中では可哀想な被害者)
 そもそも自分はなんだったのだろうか。
 その存在は靄がかった頭で考える。
 昔はもっと穏やかな心を持っていた気がする。どこかでそれが暗く燃える心に変わってしまった気がする。そして自分自身が変わってしまった気がする。
 自分が何なのか分からない。
 けれど、このしなやかに強く伸びて、曲げて、巻きつけて、打ちつける枝は、生き物を攻撃する為にある事は、分かる。
 そう、今の自分は、この暗い煮え滾る憎しみと絶望で生き物を捕らえ、殺し、食らう。その為の存在の筈だ。


 その筈だったんだけどなー。(天の声)


■第三要素:風神(Theクズ)
「あー、暇だわー」
「わかるー」
「俺もー」
「同じくー」
「どっかに面白い事転がってないかなーって思ったらハイこちら! マンなんちゃら教団のナントカ君!」
 空の上でだらだらとそんな会話を交わすのは、妖怪の一種、風神の男達と真っ青な顔で泡を吹いているマントゥール教団員の男だ。
 普段つるんでいる仲間内の中から、朱翔という風神が木霊の彼女を作った。今もラブラブでアツアツで幸せ全開な二人だ。
 そんな仲間を見て、自分達も、と思ってしまうような風神はいない。そんな事より面白い事プリーズ。無いの? じゃあ作ろう。そんな風神達だった。
「あー、オーガ崇め奉ってる連中だっけ? マンなんちゃらって。どうしたのそいつ」
「なんか『これさえあればオーガ様の強さをアピール出来る!』って夢と希望で輝いてたから攫ってみたイン青空」
「ヒューゥ! 外道!」
「白目むいてるけど生きてんの?」
「あ、やべ、人間にとっては酸素薄いかも」
「生きてるけど息ないな」
「命のカウントダウン始まってるな」
「まぁ俺が気になったのはこっちだからナントカ君はもういいや、達者で暮らせ」
 そんな会話の結果、マントゥール教団のナンティーカ君は解放された。多分無事。
 こうして風神達は手に入れてしまった。
 デミ・オーガを操る事が出来る『邪眼のオーブ』を。
「なんかさー、木霊の奴らが彼氏欲しいらしいよー?」
「あとさー、デミ・オーガ化したトレントが出たらしいぜー?」
「へー」
「それはそれは」
 にやにや笑う風神達。
 彼らは過去の行いから、ウィンクルムで遊ぶと面白いな! と思っている。
 ウィンクルムにとっては不本意だろうが、残念ながらそう思われているのだ。


■(木霊+風神)×デミ・オーガ化トレント÷ウィンクルム=???
「ウェ―――イッ! 盛り上がってるぅ―――?!」
「イエーイ!!」
「グ……ぅ、ウゥ……」
「離せー!!」
「離してー!!」
 上から、風神、木霊、可哀想なデミ・オーガ化トレント、可哀想な精霊、可哀想な神人。
 状況を説明しよう!
 君達ウィンクルムはデミ・オーガ化トレントが暴れてるから倒してくれという実に簡単な依頼を受けてここまで来た! ちょっと枝が鞭っぽく動くらしいから巻き付かれたりしないようにねアハハハハ、というA.R.O.A.職員の言葉に一抹の不安を覚えながら!
 しかしトランスをして目的の土地へ着けば、待っていたのはやけに着飾った木霊達! そして邪眼のオーブを持ったニヤニヤ笑いの風神達! あと何かそいつらの背後で苦しんでるっぽいデミ・オーガ化トレント!
 何事かと君達が問うよりも先に風神達が叫んだ!
「第一回、イケメン彼氏をゲットしようぜ☆ 合コンパーリィ―――!!」
「イエ―――――イッ!!」
 ふざけんな!!
 ウィンクルム達がそう叫ぶよりも先に奴らの背後からびゅるんッと鞭のような枝が飛び出してきて精霊を巻きつけた! そして持ち上げた! 
 精霊達はそれぞれ別の立派な木の上まで持ち上げられる! 目の前には木の上にちょこんと座った笑顔の木霊! 各自一対一の状況! 圧倒的、一対一っ……!
 武器や防具を握り締める神人達のはるか頭上で交わされる「はじめましてー」「そういう状況じゃ……ッ」「えー、すごいカッコイイですねー」「話聞け!」「あ、私の名前はー」「あ、どうも」「ちなみに私達が合図すると枝の締め付け強くなったり口塞いだりアレな締め付け方にしてくれるみたいでー」「何それ怖い」とかいう苛立ったような困ったような若干嬉しいような怖がってるような様々な会話!
 男が触手っぽいものに絡まれるは男性側だけだと思ったか?! 残念、女性側もだよ!!

 さぁ、状況は説明した! 後はどうにかしてくれ!!

解説

●目標と成功条件
デミ・オーガ化トレントの退治
・風神と木霊はどうでもいいよ! どうなってもいいよ!
・デミ・オーガ化トレントは風神に操られてるよ!
・枝を鞭のように使って攻撃する筈だったんだけど、操られてる間は精霊を木霊の前まで持ち上げて色々する事でいっぱいいっぱいだよ!
・もう早く倒してあげてぇ!

●あなた達
・トランスしてるからプランに書かなくていいよ!

●風神
・五人いる内の一人が邪眼のオーブでデミ・オーガ化トレントを操ってるよ!
・神人がデミ・オーガ化トレントに向かうと「えー? パートナー放置するのー?? プークスクス!」とかうざく絡んでくるよ!
・神人が精霊に向かうと「えー? ウィンクルムなのにデミ・オーガ放置するのー?? プークスクス!」とかうざく絡んでくるよ!
・基本言葉で精神的に絡んでくるだけだけど、神人や精霊が攻撃してきたら物理的に絡んでくるよ!
・ただし自由自在に飛べるから基本神人の攻撃は当たらないと思ってた方がいいよ!
・とにかくうざいよ! 話が通じないよ!

●木霊
・参加人数に合わせた数の木霊がいるよ!
・大体10メートル位の木の上にいるよ!
・それぞれ偶然精霊の好みどストライクな外見の木霊だよ!
・神人が好みだ! って精霊は神人にそっくりな木霊かもね!
・精霊を落とす気まんまんですげぇ褒めて持ち上げてくれるしアピールしてくるよ!
・隙あらばお酒と同じ効果があるけどお酒じゃないとっても美味しい熟成花蜜水を飲ませようとするよ!
・木霊を傷つけたりイラッ☆ とさせたりするとぎゅうぎゅう締め付けられたり口を塞がれたり全年齢対象ゲームでも問題ない程度にアレな締め付け方をされるみたいだよ!
・「よくわかんないけど風神がイケメン紹介してくれるって言うから来た(棒読み)」らしいよ!
・一応話は通じるよ!

●タイトル
・物凄くどうでもいいけど、タイトルの読み方は『てんしょんあげあげきょうせいごうこん』だよ!

ゲームマスターより

頑張れ!!!!!

リザルトノベル

◆アクション・プラン

手屋 笹(カガヤ・アクショア)

  合コン…?
命に別状が無いならとりあえずデミ・トレントを倒しましょう。

精霊さん達が動けるように
まずはデミ・トレントの枝をどうにかしましょう。
届く範囲の精霊さんを縛っている枝を狙って片手剣で斬りつけます。
手の届く枝が無ければトレントの胴部を狙って
倒すまで全力で斬りつけます。

デミ・トレントから攻撃がある場合は
片手剣で攻撃しては下がるを繰り返します。

下がった時にカガヤの様子も確認します。
抵抗できていなさそうな時は
大声でカガヤへ叫びます。

「カガヤー!!
わたくしを好きだと言った事、
忘れていないなら何が何でも耐えて下さい!!」

方針は伝えました。
あとはカガヤ次第です。
どうなるかの保障までは出来ませんが。


ハロルド(ディエゴ・ルナ・クィンテロ)
  迷わず絡まれているディエゴさんを助けに行きます
だって私達はウィンクルム、2人で1つの存在であって協力してオーガを倒すために存在しt…

やかましいッ! 私は他の奴がディエゴさんをいじるとムカつくんだッ!
○○したり××するのは私だけの特権だ!(配慮の伏字)
邪魔するなら捩じり切る

絡まれようが槍を振り回して力ずく進みます
彼なら上手くやっているかもですがね、あの○○○…いえ、木霊さんがわかってくれないようなら木を攻撃します

私の姿を模して口説くなんて…
流石ディエゴさん私のこと大好きなんですね(ドヤァ)
ハイトランスしてないなら、して、トレントに突き刺してその後二人でゆっくりご飯食べに行きましょうそうしましょう。



アイリス・ケリー(ラルク・ラエビガータ)
  予め教えて頂けていたなら、ラル子・ラエピカーダmk2略してギャル子を用意したんですが

神人から注意を逸らす為(建前)にも…
ラルクさん、そんな態度でレディを落とせる訳ないでしょう!
もてる限りの男子力を使ってイケボを出すんです!
壁ドンも顎クイも出来ないんですから、触手に巻かれてあられもない姿を晒すサービスくらいやってください
テンション↑↑で、さあ!
と、いった具合で煽っておきましょう
あとはラルクさんが被害を受けてくれるはずです

え?精霊を助ける…?ごめんなさい、何をおっしゃってるのか私にはさっぱりです
さて、トレントを殴りましょう
どこを攻撃すればラルクさんがより被害を受けるかが分かるなら、重点的に狙います


紫月 彩夢(神崎 深珠)
  深珠さん。営業スマイル解禁で良いから、少し頑張ってて
で。あたしはデミ・トレントをどうにかしたい
倒せるとは思ってないから、とりあえず精霊が脱出できるかもしれない可能性に賭けてみるわ
全年齢的に危ないことになりそうだったら止めて様子見するけど
深珠さんが開放されたら連携して頑張って倒せるように努めるわ
少しでも攻撃の足しになればいいわね

駄目そうならしたからじーっと見上げて待機
深珠さん、楽しいのかな
木霊さん美人だもんなー
ああいうのが好みなのかなー
似てるわけじゃないのが悔しいような…でもそれでも好きって言ってくれたんだよなぁ…

深珠さんが何話してたのか、聞いても良いのかな
内緒、かぁ…聞くのは怖いから、やめとこ


八神 伊万里(蒼龍・シンフェーア)
  木霊さん達は精霊さんに任せてとにかく先にデミ・トレントの対処を
風神からの野次には弓を向けて威嚇
神人の顔も三度まで、一発だけなら誤射ですよね(能面のような顔
以降は何を言われても無視

攻撃はちゃんとデミ・トレントを狙います
ふと上を向くと蒼龍さんがなんだかよろしくやってるように見えたので少しイラッとしましたが
無表情で、無心に、ひたすら撃つべし撃つべし
一応、近接攻撃を仕掛ける他の神人さんの邪魔にならないように気を付けて
彼女たちが攻撃されそうだったらその枝を集中的に狙う

合流後
や、敗れてません!
二股でもありませんちゃんと振りました!…あっ(口を押さえる
この場合、どちらを連れてくるのが正解だったんでしょうか…


■現状把握と取るべき行動
 自分達の状況をいち早く理解したのは『ハロルド』で、彼女は迷わず自身の精霊『ディエゴ・ルナ・クィンテロ』のもとへと駆け出した。
 それを見て、他の神人達も我に返る。
「合コン……?」
 空高くにいる『カガヤ・アクショア』を呆然と見ながら『手屋 笹』が呟けば、同じく『蒼龍・シンフェーア』を呆然と見ながら『八神 伊万里』も「そうみたいですね……」と呟き返した。
『アイリス・ケリー』もまた『ラルク・ラエビガータ』を見ながら呟く。
「予め教えて頂けていたなら、ラル子・ラエピカーダmk2略してギャル子を用意したんですが」
「アイリスさん、落ち着い……あ、落ち着いてるのね」
 動揺してるのかと心配した『紫月 彩夢』がアイリスに声をかけかけてやめた。アイリスが至極冷静なのが何となくわかったからだ。こんな神人でいいんですかラル子さん、じゃなかった、ラルクさん。まぁ拒否権無いけど。
「深珠さん。営業スマイル解禁で良いから、少し頑張ってて」
 上空で問題が起こるとまずい。そう考えた彩夢が『神崎 深珠』へ声をかけ、それを合図にしたように神人達は動き始めた。


(営業スマイル解禁とか言ってる場合じゃないぞ彩夢)
 深珠は下から聞こえた声に返事をせず、心の中で辛うじて返事をした。
 何だこの状況。営業スマイルで乗り切れるのか?
 どう転ぶかは誰にもわからない。そんな強制合コンがスタートした。


■上と下の混戦模様
 真っ直ぐにディエゴへと向かうハロルドに、風神の一人がゲスな笑顔で近づいてきた。
「お、見たことある子だー! デミ・オーガ放っておくのかよウィンクルムのくせにー!」
「まず精霊を助けなければいけませんから」
 ハロルドは風神を一瞥もしない。ただディエゴだけを見て走る。
「いやいや、そこは一人で倒しに行けよー! お綺麗な神人様がよー!」
「いいえ、だって私達はウィンクルム、二人で一つの存在であって協力してオーガを倒すために存在し……」
「うっせ、ヘタレ神人にヘタレ精霊」
「やかましいッ!」
 思わず被っていた兜『風林火山』をベシッと地面へ叩きつけて風神へ叫ぶ。
「ヘタレとかそういう問題じゃないッ! 何より私は他の奴がディエゴさんをいじるとムカつくんだッ! ○○したり××するのは私だけの特権だ!」
「○○も××もしてねぇよ!」
 キレたハロルドに思わずつっこむ。○○と××に入る言葉は貴方の綺麗な心で決めてください。
 ハロルドはディエゴと話している木霊がいる木に辿り着く。風神はなおもからかいと嘲りの言葉を投げつけてくる。そのあまりの鬱陶しさに、思わず武器である槍の『氷瀑の龍槍-トリシューラ-』を握り締め、もしも本格的に邪魔するなら捩じり切ろうと決意する。
 そうしてハロルドはガツガツと木登りを始める。この天辺では木霊をいなす為にディエゴが奮闘しているだろう。
(彼なら上手くやっているかもですがね、あの○○○……いえ、木霊さんがわかってくれないようなら木を攻撃します)
 ハロルドは上を見ながら考える。○○○に入る言葉は貴方の綺麗な心で決めてください、その二。


 ディエゴは枝でぐるぐる巻きにされ吊るされている。目の前には、なんという偶然か、ハロルドにそっくりの木霊がいた。
(……落ち着こう、怒らせるのは得策じゃないな)
 ディエゴは努めて平静を保ち、木霊を説得しようと語りだす。
「苦しいな」
「あら、恋人になってくれたら解放するわよ」
「いや、俺じゃなくて風神の立場を思うとさ」
「どういう事?」
「気づいてないのか、あそこの風神の……名前はわからんが一人、君をチラチラ見てたぞ」
「え……」
 勿論、嘘である。風神の視線なんて知ったことではない。
 要は自分への興味をそらせばいい。そう考えての作戦だった。
「大方『合コンしてみたけど貴方の方が素敵だわ』と思ってほしくて、こういう事をしているだろうに気づいてもらえなくて残念だろうな」
「風神が、私を……?」
「応えてやると同じかそれ以上に大事にしてもらえるぞ、こんな風に話をしている男よりかはマシな関係だ。上手くいけば貢がせ放題かもしれん」
 木霊は目の前のディエゴからつい、と目を離し、風神達を見回し……。
「いや、ないわー」
 やっぱりディエゴに的を絞った。だって風神達、現在進行形で色んな人に嬉々として嫌がらせをしている。そんな彼氏嫌だ。
(くっ……!)
 ディエゴはその後も会話を続ける。木霊のその外見に惑わされること無く。


 別の合コン会場ではラルクがげんなりと呻いていた。
「またお前らか……」
「そうでーす! 楽しんでってねラルクくーん!」
 風神がゲラゲラ笑って神人達の方へと飛び去っていく。
 目の前の木霊は赤毛に碧眼、見るからに強気な不敵な笑み、そして豊かな胸を強調させていた。
 はっきり言ってイイ女だ。ラルクの好みだ。だが、先程からこの木霊は自分を持ち上げてくる。そういうタイプはラルクにとって面白くない。
(それに、たとえイイ女が目の前にいても、だ。風神がいやがる時点でロクなことにならんのは間違いないだろ……)
 そう思って溜息をつく。
 だが待って欲しい。冷静に風神達と関わった過去をプレイバックしてみて欲しい。
 ラルクさんがロクなことにならなかった原因は、本当に、風神かい……?
「ラルクさん、そんな態度でレディを落とせる訳ないでしょう! もてる限りの男子力を使ってイケボを出すんです!」
 下から飛んできた焚きつける美しい声。ラルクをロクでもない状況に突き落とす天才、アイリスだ。
「っていうか何言ってんだアンタ、俺らを助けるとかいう発想はないのか、合コン指導してんじゃねぇよ!」
「え? 精霊を助ける…? ごめんなさい、何をおっしゃってるのか私にはさっぱりです」
 アイリスは心底不思議そうな顔で小首を傾げる。何この神人。ラルクは気が遠くなる。
「いい声出すならこれよ、さぁどうぞ」
「うぐっ?!」
 動けないラルクの口に熟成花蜜水が流し込まれる。
「……ッぷはっ! ああっ、クソッ! 酒みたいなもん飲ませやがって……妙に暑くなってきやがった……」
 火照ってくる体にさらにアイリスの言葉が投げつけられる。
「壁ドンも顎クイも出来ないんですから、触手に巻かれてあられもない姿を晒すサービスくらいやってください!」
「あら、そういうサービスしてくれるの?」
「待て、余計なことを言うんじゃねぇ!!」
「テンション↑↑で、さあ!」
「風神! 出番よ! さぁこのイケメンの枝をエロい感じに動かしてちょうだい!」
「あいさー!」
「待て待て待て、ちょ、合コンから違うもんになるだろ、おい、やめ、ぎゃあああああ!!!」
 可哀想な精霊の声は、爽やかな青空に響き渡った。


「あとはラルクさんが被害を受けてくれるはずです。さて、トレントを殴りましょう」
 満面の笑みでアイリスは改めて神人達に告げる。
 笹も伊万里も彩夢も、アイリスとラルクのやり取りを見ていたのだが、思わず両手で目を覆ってしまった。指の隙間が空いてる? そこはほら知的好奇心がな? うん、可哀想なラルクさんの姿は何人かの神人の目に焼きつきました。
「精霊達の命に別状が無いなら、とりあえずデミ・トレントを倒しましょう」
 気を取り直して笹が言えば、伊万里と彩夢もそれに続く。
「そうですね、今のところ問題は無さそうです、木霊さん達は精霊さんに任せてとにかく先にデミ・トレントの対処を」
「上手く行けば精霊が脱出できるかもしれないしね」
 アイリスもまた頷く。内心、ラルクがより被害を受けそうな部分が分かればそこを重点的に狙おう、などと考えていたりいなかったり。
「では精霊さん達が動けるように、まずはデミ・トレントの枝をどうにかしましょう」
 笹が片手剣『ロスト・マシナリーソード』を手に宣言すれば、皆それぞれに武器を取り、デミ・オーガ化トレントへと向かった。

「こんなに精霊を見捨てる神人がいるとはなー!」
「精霊のみなさーん! お前らよりトレント退治が大事だってよー!」
「御立派! 使命の為なら精霊なんてポイ捨てってか!」
 風神達の絡みが始まった。非常にうざい。
「黙ってください」
 伊万里がそう言って鉱弓『クリアレイン』を風神へと向ける。あくまで威嚇だ。矢を放つことはしない。
「あーれー? 伊万里ちゃんじゃーん! 勇ましーい!」
 威嚇とわかっているのか、風神達はわざわざ伊万里の前をうろちょろしだす。
 イラッときた伊万里は、能面のような感情の無い顔になって、静かに、だがはっきりと言う。
「黙ってくださいと言いました。神人の顔も三度まで、一発だけなら誤射ですよね」
「それ誤射って言わねェよ!」
 若干の本気さを感じて、風神は笑いながらぴゅーっと伊万里の前から飛び去った。
 そんなやりとりの間にも、笹はトレントの全体像を確認する。精霊達を捕まえている枝は頭上高くにあり狙えそうもない。それならばと胴部分に狙意を定めるが。
「いやーん、いじめないでーっと」
 それを邪眼のオーブを持った風神が許さない。からかうように言いながら、トレントを操りしなる枝で神人達を攻撃する。
 だが、笹と『妖刀・恋慕』を握るアイリスと短剣『コネクトハーツ』を振るう彩夢がそれらを切り払う。
「危ない!」
 死角から攻撃してくる枝に気付いたのは、トレントとも三人とも離れた位置にいる伊万里だ。声をあげると同時に『クリアレイン』の矢を放ち、枝を弾くように穿つ。
 いい戦力配置だった。
 今の神人達のこの戦い方ならば、トレントなど強敵とは言えないだろう。
 だからこそ神人達にも余裕が出来る。
 何度目かの攻撃と後退を繰り返し、笹はカガヤの様子を確認する。
(ちゃんと抵抗出来てればいいんですが……)
 信頼はしているが心配もする。そして今回はその心配が的中していた。


「やーだー下に降りたいよおおおっ」
「え~、下は危ないよ~」
 少し舌っ足らずな甘い声。カガヤの前にはツインテールの小柄で可愛らしい木霊がいた。
「危ないならなおさら笹ちゃんのところに……!」
「まずは自己紹介から始めましょ~? よろしくお願いしま~す」
「よ、よろしくお願いします……」
 挨拶をされればつい挨拶を返してしまう。これがせめて大人っぽくて綺麗系のオネーサマだったらもうちょっと強く出れたかもしれないが、なかなかどうにも可愛いものにはちょっと弱くなってしまうカガヤだった。
(うう……木霊の子……かわいいけど……笹ちゃーん……)
 それでもカガヤの心は揺れない。どんなに可愛くても笹ではない。笹の方がいい。笹がいい。
「はい、まずは御一献~」
「え、ちょっと、ちょっとお酒はやめッんぐ!」
「お酒じゃなくて熟成花蜜水です~」
 流し込まれる魅惑の液体。すぐにくらりとカガヤの意識が揺れてきた。
「いい飲みっぷり~」
「ち、ちが、のましゃれ……おろしてぇぇ!」
「え? 新しい熟成花蜜水をおろしてほしいって?」
「違ううぅぅぅぅぅ!」
「あんまり暴れないで~、風神~」
「あいよー」
「いいい痛いいぃぃぃい!?」
 ギリギリと締め付けが強くなる。それでもって動かなくなったカガヤに満足したのか、木霊は「はい、かんぱ~い」と再びカガヤの口に熟成花蜜水を突っ込んだ。


 あ、駄目だ。
 笹は思わず真顔になってしまった。
 抵抗できていない。確かにぐるぐる巻きの状態で逃げることも出来ないのだから仕方がないといえば仕方がないのかもしれない。それにしたってもうちょっと、なんかこう、ねぇ?!
「カガヤー!!」
 地上からの凜とした声に、カガヤのぐにゃぐにゃになりかけていた意識が覚醒する。
「わたくしを好きだと言った事、忘れていないなら何が何でも耐えて下さい!!」
 愛しく可愛い存在が叫んでいる。願っている。
(耐える……?)
 下では笹が、神人達が戦っている。それを信じて耐えるのも手なのかもしれない。
(よーし……枝の締め付けが強くならないように俺も木霊さんを褒めよう!)
「耐えるだなんて失礼~、私たち楽しくしてるだけなのにね~」
「うん、楽しいよね!」
「あら~」
 カガヤの一言に木霊がニコニコと可愛らしく笑う。
「うん、木霊さんかわいいよ!」
「ありがと~、嬉しいわ~」
「笹ちゃんみたいで!」
「………………うん?」
 カガヤの発想は間違っていなかった。だが、やり方が完全に間違っていた。
 そしてその間違いはその後も続く。
「木霊さん達は普段何してるの? 俺は笹ちゃんとよく出掛けています!」
「最近美味しいもの食べた? 俺は笹ちゃんとアイス食べたよ!」
 笹ちゃん、笹ちゃん、笹ちゃん……カガヤの口から出てくるのは木霊ではない少女の名前。
「……風神~」
「あいあーい」
 木霊は笑顔のままパチンと指を鳴らす。風神が即座に反応する。
「でね、笹ちゃんが……いいいいいい痛い痛いイタイいいいいいい?! 何でえぇぇ?!」
 ギリギリ締め付けられるカガヤは、何故こうなっているのかどうしてもわからなかった。


 もう一人、伊万里も余裕が出てきて上を向いた。
 その伊万里のパートナーの蒼龍はというと……。
「やだー、蒼龍君てば上手ー!」
「いやホント! 知り合えてラッキーだなー」
「もー、あ、これ飲む?」
「飲む飲む! これすっごい美味しいね」
 なんだかよろしくやっていた。
 実際のところ、これは蒼龍の努力の結果である。
 なにせ伊万里以外の女性は皆同じに見えてしまう蒼龍だ。目の前にいる木霊を持ち上げているのは、この状況で木霊の機嫌を損ねるとやばいというそれだけの理由である。
(僕は合コンに呼ばれた男子学生! 仮面を被るのよ蒼龍!)
 そして出来上がったのがこのウェーイな蒼龍である。きっと被った仮面はガラスで出来ていた。
「ところでこの木倒されたら僕達危ないんだけど、キミが抱えて下ろしてくれるのかな?」
「勿論! 安心してネ」
「頼りにしてるよ」
 木霊を熱く見つめる蒼龍。演技だろう。わかってる。わかってるが。
 伊万里は少しイラッとした。
(はっ……イマちゃんの視線を感じる)
 仮面を被っていても、そこはしっかりがっちりキャッチする。蒼龍が木霊にばれないようにちらりと下を見れば、そこにいたのは。
 無表情で、無心に、ひたすら撃って撃って撃ちまくってる伊万里がいた。
(……わー僕信頼されてるなー)
 一抹の寂しさを感じながら内心ぼやく。


(深珠さん、楽しいのかな)
 上の様子を気にかける仲間達につられるように彩夢も見上げてみたが、そこには大人な雰囲気をかもし出している深珠と木霊がいた。
(とりあえず落ち着こう。そうだ、営業スマイル……客だ。これは客だ。当たり障りのない会話をして時間を稼ごう)
 合コンが始まった時、深珠がまず自分を落ち着かせた。そして改めて木霊を見れば、何処となく覚えのある雰囲気だった。
(……清楚な女子大生風といったところだが……あ。紫月さん、か)
 彩夢の兄にして彩夢のもう一人のパートナー。その人に雰囲気が似ていたのだ。
(なるほど……これはチャンスか。あの人と和睦する練習と思わせてもらおう)
 そしてそこからは解禁になった営業スマイルも乱発し、話して、話して、色々話して、ようやく合コンというよりも、バーでたまたま出会った二人、偶然に乾杯……! みたいな雰囲気にまで持ち込んだのである。
「素敵ね、私、深珠さんみたいに落ち着いた大人の人が好きなの」
「褒めてくれるのは嬉しいが……残念ながら俺は、好きな人を傷つけることしか出来ないらしい」
「……何か、辛いことでも?」
 深珠はふっと自嘲する。思い出すのは文字通り彩夢を傷つけた時の事だ。
「傷つけたんだ、本当に。許して欲しいとは、言えない。それでも俺は、彩夢の精霊でいたい」
 傷つけてしまったのに、彩夢は自分に好意を持ってくれている。それならば。
「好きだと言ってくれた彩夢を護れるように、なりたい。そんなふうにもがいているだけの男だ」
「そうだったの」
「……重いだろうか? 貴女の基準で、判定してみてほしい」
「重くなんかないわ、立派よ。私、そんな貴方を支えたい……」
 ん?
「あ、いや、だから支えてもらえるような男じゃ……」
「いやね、それを判断するのは私よ」
 クスクスと笑いながら深珠の唇をつんと人差し指でつつく。
 うん、これ、どうしよう。
 深珠は営業スマイルを崩さないまま、引く気配のない木霊に頭を悩ませた。
 しかし、傍から見ればやっぱり何となくいい雰囲気である。
 そんな二人を彩夢はじっと見ていた。
(木霊さん美人だもんなー、ああいうのが好みなのかなー)
 自分に似てるわけじゃないのが悔しいような、けれどそれを口に出すのも躊躇ってしまう。
(……でもそれでも好きって言ってくれたんだよなぁ……)
 彩夢はふるりと一度頭を振って、もう一度トレントへと向かっていった。
 トレントは、大分弱ってきていた。


「もしかしたら妖狐の中に貴方を想う者が……」
「えー、妖狐はちょっと弱すぎてあんまり……」
「ディエゴさん!」
 ハロルドついに木の天辺へと辿り着いた。ついでに風神もついてきた。
「槍振り回すとか危ねぇだろうが! やるならやるぞこの……ッ」
「指一本そいつに触れたらぶち○すぞ」
 唐突に切れたのはディエゴである。
「何度避けようがてめぇの○○○○を×××××……」
「危ない目にあったのこっちなんですけど?!」
 何このウィンクルム怖い! と言いながら風神は一時的に遠ざかる。
「あら、私そっくり」
 木霊が驚いたように言う。そしてハロルドは理解する。
 ディエゴは自分そっくりな木霊にも揺らがなかったのだと。
 満足げに笑んでからディエゴに向かって言う。
「さぁ、さっさとハイトランスして、トレントに突き刺して、その後二人でゆっくりご飯食べに行きましょうそうしましょう」
「そうだな、だが……」
 ぐらり、とディエゴの体が揺れる。とっさにハロルドはディエゴを掴んで引き寄せる。同時にずるりとディエゴを絡め取っていた枝が外れ、そして、ズシンと地響きがして揺れた。
「どうやら仲間達が倒してくれたみたいだ」
 下には倒れたデミ・オーガ化トレントと仲間達がいた。


■戦い終わって
「俺は今日、何かとても大事なものを失いました」
 遠い目をしているラルクに、アイリスは風神達と一緒になって笑っていた。
 何を失ったのかは聞いてはいけない。いや、何人かの神人はその喪失の瞬間を見てしまったが。
「合コンは相手の了承を得てですね……」
 笹の説得に木霊達はしぶしぶ納得する。
「さて、風神達にこれだけはどうしても言っておかないとね」
 蒼龍は笑顔で伊万里の横に立ち、肩をグイッと抱き、風神達に勝利のVサインを突きつけた。
「俺達の絆、敗れたり!!!」
 ピシャーン、と背後に雷が落ちたのは伊万里と風神達である。
「マジで?! マジで伊万里ちゃん?!」
「うわ、アイツいないと思ったら!!」
「や、敗れてません!」
「いやいや、そしたらコイツは何なのって話じゃん!」
「あ、二股?! やるぅ!」
「二股でもありませんちゃんと振りました! ……あっ」
 慌てて口を押さえるがもう遅い。
 風神達だって複数の精霊と契約できることになった事くらい知っている。その上でのからかいだったのだが、まさかの事実が本人の口から転がり出した。
 ふっ……と風神達は微笑みながら肩を組み、空の彼方を見上げる。
「あいつ、星になっちまったのか……」
「死んでもいません!!」
 伊万里が叫ぶ。
 風神達はゲラゲラ笑いながら「またなー!」と言い残して飛び去っていく。木霊も「いい男いたら紹介してね~」と言い残して消えて言った。
 残ったのは色々な意味で疲れきったウィンクルムだけだ。
(この場合、どちらを連れてくるのが正解だったんでしょうか……)
 疲れた頭で伊万里は考えるが、答えなど出るはずもない。


「深珠さんが何話してたのか、聞いても良いのかな」
 帰り道、彩夢が深珠の顔をのぞきこむように尋ねる。
「話していたことは……内緒だ」
「内緒、かぁ……じゃあいいや、聞くのは怖いから、やめとこ」
 いつか、話せる時が来るかもしれない。
 その時には、きっと彩夢を護れる存在になっているだろう。


 これにて強制合コン終了となる。
 成立カップルは、当然ながらゼロだった。



依頼結果:大成功
MVP
名前:手屋 笹
呼び名:笹ちゃん
  名前:カガヤ・アクショア
呼び名:カガヤ

 

名前:八神 伊万里
呼び名:イマちゃん
  名前:蒼龍・シンフェーア
呼び名:蒼龍さん、そーちゃん

 

メモリアルピンナップ


エピソード情報

マスター 青ネコ
エピソードの種類 アドベンチャーエピソード
男性用or女性用 女性のみ
エピソードジャンル 日常
エピソードタイプ ショート
エピソードモード ノーマル
シンパシー 使用不可
難易度 簡単
参加費 1,000ハートコイン
参加人数 5 / 2 ~ 5
報酬 なし
リリース日 05月01日
出発日 05月08日 00:00
予定納品日 05月18日

参加者

会議室

  • [14]手屋 笹

    2016/05/07-23:55 

  • [13]手屋 笹

    2016/05/07-23:55 

    プラン出来ました。
    個人的にはもっとボケ倒し(
    いえ、何でもありません。

    うまく行きますように。

  • [12]アイリス・ケリー

    2016/05/07-21:38 

  • [11]アイリス・ケリー

    2016/05/07-21:37 

    とりあえず、神人から注意を逸らすという建前で、風神が乗っかってくれそうなノリでラルクさんを叩き潰すプランを組んでます。
    あ、物理じゃないです、精神的にです。
    ちゃんと煽ったらトレントを殴りにいきます。
    ここを攻撃したらラルクさんがもっと被害を受けそう…そんな場所があれば積極的に狙う感じです。

  • [10]紫月 彩夢

    2016/05/06-22:28 

    あたし個人ではどう考えてもデミトレント倒せないし、深珠さんと連携も望めないから
    コネクトハーツはおいてって…こないだなんか妖刀っぽいの貰ったし、それにしようかな。
    それでも、火力面は全面的に頼ることになると思う。

    デミトレントを攻撃したら、ちょっと精霊に触手的な効果がいったりいかなかったりするかなぁ、とは思わないでもないけど、
    それで逆に精霊が抜け出せるかもしれないから、そのへん目指して頑張ろうかな、と思ってるわ。
    あんまりにも悪影響だったらちょっと控えるつもりよ。

  • [9]手屋 笹

    2016/05/05-23:20 

    完全な個人戦ではなくデミ・トレントを対応する際は協力可能であれば協力、
    それ以外は自由位の認識で良さそうでしょうか。

    カガヤの状況は気になりますが、
    デミ・トレントの枝を何とかしない事には…と思う所なのでわたくしも
    まずはデミ・トレント対応です。
    持って行く武器は単純な威力は呪符の方が上なのですが、
    枝を切る事を考えて片手剣も考慮中です。

    カガヤ、枝がどうにかなるまでがんばれ。ちょーがんばれです。

    風神さん達は…こちらが手出しをしなければ、少し面倒くさいで済むなら
    精霊さん達が動けるまでは現状手出ししない所存です。

  • [8]アイリス・ケリー

    2016/05/05-13:08 

    私も彩夢さん同様、半分個人戦くらいの認識です。
    デミ・トレントは一体だけれど、しっかり協力する必要はない、といったくらいかなと。
    私は、とりあえず風神の協力を得てラルクさんを煽りに煽って煽りまくってからデミ・トレントに向かうつもりです。
    やるからにはとことん叩きのめしたいので…。

  • [7]ハロルド

    2016/05/05-09:01 

    個人戦だと思いました
    私は精霊の元に向かいます
    風神を擂り潰したい気持ちはありますが

  • [6]八神 伊万里

    2016/05/05-07:12 

    改めまして、八神伊万里…と、蒼龍さんです(見上げ)
    個人戦…なんでしょうか?
    私はクリアレインを持っていく予定なので、白兵戦をやる方がいればそのサポートをと考えていました。
    それと私もデミ・トレントを先に片付けるつもりです。
    合コンはたぶんうまくやってくれるでしょう。

  • [5]紫月 彩夢

    2016/05/05-00:09 

    紫月彩夢…………深珠おにーさん。(頭上を見上げ)
    まぁ、なんとかしてくれるわよね。
    あたしも半分個人戦のつもりでいたわ。
    デミ・トレントを倒すに当たって、ちょっとは協力いるかな、とは思ってるけど。
    取り敢えず、あたしは合コンは放っておいてもいいし、さっさとデミ・トレントに向かいたいな。
    風神とは初対面だし、多少ウザくても…うん、たぶん、殴らない。殴れないだろうし。

  • [4]手屋 笹

    2016/05/04-23:23 

    カガヤ:

    いえーい笹ちゃんと俺、カガヤです…
    よろしくお願いします…

    で、どうしてこうなった!?
    降ーりーたーいーしくしく


    ところで今回って個人戦だと思ってて大丈夫かな?

  • [3]アイリス・ケリー

    2016/05/04-22:27 

    まったく…風神の方々も、ラルクさんで遊びたいなら事前に言っていただきたいものです。
    こちらにも準備というものがあるというものを…ウィッグもメイクもスカートもないというのに、いったいどうしろというんでしょうね。
    アイリス・ケリーとラルクです。
    どうぞよろしくお願い致します。

  • [2]八神 伊万里

    2016/05/04-09:04 

    蒼龍:
    イマちゃんとトリックスターの蒼龍だよー。皆よろしくね。

    >>>俺達の絆、敗れたり!!!<<<

  • [1]ハロルド

    2016/05/04-00:16 


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