【ギルティの復活】調査資料を奪還せよ(巴めろ マスター) 【難易度:難しい】

プロローグ

●調査団からの依頼
ヒストリア調査団の代表を名乗る依頼主は、年若い青年だった。気弱そうな印象のその青年は、A.R.O.A.本部の受付にて、俯きがちに依頼の詳細について語る。
「先の地震の影響で、テルラ温泉郷・テルム温泉のホテル・エンプーサ裏手の山で崖崩れが起こりました。幸い人や建物に被害はありませんでしたが、何と崩れた場所から、遺跡の入り口のようなものが見つかったというのです。僕たち調査団は早速、遺跡の調査に乗り出しました。ヒストリア調査団としては、歴史的価値があるかもしれない遺跡が見つかったとなれば、放っておけるわけもありません」
どうやらヒストリア調査団とは、遺跡等を調べて、歴史や伝説の真実を追究する団体であるらしい。少し調べる必要があるなと、受付は手元にメモを取った。
「入り口を調べてみると、それはなるほど確かに、ただの洞窟ではなく人工的に作られたものだったんです。しかも、とても古い、極めて歴史的に意義のある遺跡です! 世紀の大発見です!」
その時のことを思い出して興奮しているのだろう、青年の声のボリュームがにわかに上がり――けれど、すぐにその勢いはしぼんだ。がくりと肩が落ちる。
「ちょうど僕が、入口付近の壁に刻まれていた古代文字で記された文章を写真に収めた時でした。遺跡の外で、先輩方の悲鳴が上がったんです。オーガ、でした。それも、たくさんの。僕たちは慌てて逃げ帰りました。幸い、負傷者は出なかった。……でも」
青年が、ぎゅうと両の手を握り締める。
「調査団は、再び襲われました。今度の襲撃者は人間です。調査団の本部にいきなり武器を持った人たちがなだれ込んできたのだと、先輩から聞きました。下っ端の僕はちょうど買い出しに出ていて事なきを得ましたが、調査団は壊滅状態です。あの写真も、詳しく調べる前にそいつらに奪われてしまいました。あれにはきっと、あの遺跡の秘密が記されているはずなのに……」
唇を噛み締めて、青年はキッと顔を上げた。
「それで、僕はここにやってきました! 怪我を負って動けない団長や先輩方の代わりに、僕はあの遺跡の謎を解明しなくてはなりません。写真の奪還を依頼したいんです。写真を奪った連中は、オーガがどうとか話していたそうです。A.R.O.A.なら、オーガ絡みの事件を解決してくださるんですよね?」
どうかよろしくお願いしますと、青年は深く深く頭を下げた。

●黒い陰謀
「ちなみに、件の調査団の青年はトーマという名前だそうだ」
分厚い資料の束をぱらぱらと捲りながら、A.R.O.A.職員の男はウィンクルムたちへと事の仔細を語る。
「調査団からの依頼の他に、ホテル・エンプーサの社長からも依頼があってな。遺跡周辺をうろついているオーガたちを何とかしてほしい、と。だが、こっちの事件は解決まで時間がかかりそうだな。報告によれば、オーガの数が尋常じゃない」
可哀想だが、ホテルはしばらくの間休業せざるを得ないだろうと男は渋い顔で零した。
「遺跡を占拠するオーガの群れに、奪われた遺跡の写真……どうにも、陰謀の臭いがする。写真を奪ったのは十中八九マントゥール教団だろうな」
マントゥール教団とは、上級オーガを神として崇める物騒な秘密結社だ。オーガと教団が、必死になって遺跡に関わる者を排除しようとしているように思われる。一体その遺跡には、何が隠されているというのか……?
「ともかく、まずは写真の奪還だ。タブロスの外れにある森の中に、打ち捨てられた古びた屋敷があってな。そこが教団の研究施設として使われているらしいという情報を掴んである。写真はきっとそこにあるだろう。化け物を見たという噂もある物騒な屋敷だ。何が待っているかはわからないが……」
とにかく気をつけて向かってほしいと、男はウィンクルムたちを真っ直ぐに見て話を閉じたのだった。

解説

●目的
遺跡の調査資料である写真の奪還。

●古びた屋敷
A.R.O.A.が突き止めた教団の小規模研究施設。
人の出入りはほとんど確認されておらず、潜伏している教団員は1人~多くても数人と考えられます。
以下4点、A.R.O.A.が、今は亡き屋敷の主と親交があったという老人から得た情報。
・出入り口は正面玄関のみ。
・1階・2階にそれぞれ部屋が数室ずつある。
・2階への階段は1階エントランスにある。
・2階奥の部屋には隠し部屋がある。
また、隠し部屋があると思われる位置の窓から明かりが漏れているのを見た、という証言もあります。
教団はオーガを操ることはできませんが、デミ・オーガを服従させる邪眼のオーブという危険な道具も所持しています。
戦闘準備をしっかり整えていくことをお勧めいたします。

●ヒストリア調査団
遺跡等を調査し歴史や伝説の真実に手を届かせようと燃えている、考古学者の集まり。
規模はとても小さく認知度は高くありませんが、政府の認可も受けているきちんとした団体です。

●今回の依頼主
ヒストリア調査団の新米くん、名前はトーマといいます。
調査団では下っ端ですが、歴史や考古学の知識は本物です。
写真奪還の折には、彼が遺跡に関する情報をもたらしてくれるでしょう。

ゲームマスターより

お世話になっております、巴めろです。
このページを開いてくださり、ありがとうございます!

敵の詳細がわからない難しい任務ですが、この事件を解決すれば、謎の遺跡の正体が判明するかもしれません。
皆さまに楽しんでいただけるよう力を尽くしますので、ご縁がありましたらよろしくお願いいたします!

リザルトノベル

◆アクション・プラン

田口 伊津美(ナハト)

  (結寿音を名乗って参加)
【心情】
写真の奪還ね
報酬ついでに膿を排除できればいいかな?

【事前行動】
職員に聞いてハンズフリーな通信機器とライトを受け取っておく
邪眼のオーブは触っても平気なものなのか、持ち出さないと効果を発揮しないのかなどオーブについてわかる限りのことを職員に聞いておく

【戦闘】
トランス状態は事前に入っておくよ
オーブ奪還を第二目的として視野に入れておき、職員の答えによっては破壊
私達は陽動の方、襲撃は丑三つ時ぐらい
ハードブレイカーにドアこじ開けてもらって、思いっきり精霊たちに暴れてもらうよ
私自身はあんまり前にで出ず、回復役の護衛かな、敵を撃ち漏らしたりしてこちらに来たら迎撃するよ



ニーナ・ルアルディ(グレン・カーヴェル)
  事前にAROAからは屋敷探索用の懐中電灯と、
教団員捕縛用の縄を借りておきます。

グレンと陽動班の皆さんと行動します。
とにかく正面入り口でおもいっきり暴れればいいんですよね。
いくら屋敷が大きくたって、大声をあげたり、
蹴ったり殴ったり、扉を壊そうとしたりしていれば、
流石に中にいる教団員にも聞こえるでしょうか…
教団員が邪眼のオーブと思われる物を出そうとするのが見えたら
周囲に操られたデミオーガがいないかどうかチェックします。

教団員を行動不可能の状態にできたら、
下手な動きが出来ないように持って来た縄で
ぐるぐる巻きにしておいて、
後の対応は全部AROAに任せたいと思います。



キアラ(アミルカレ・フランチェスコ)
  ▼前提
初の戦闘任務
だが元の職もあり特別緊張はしない
敵は捕縛希望
伊津美さんは結寿音で呼ぶ

▼事前
縄と布
仲間との連絡手段(トランシーバー等)の支給をA.R.O.A.に頼む

▼行動
潜入班

陽動に敵が引きつけられている間に、そちらから死角の窓などから侵入
残った敵がいないか注意しつつ進む
居た場合は隠れてやり過ごす
無理な場合は危険だが背後から奇襲
縄と布で拘束・猿轡

2階に移動、隠し部屋捜索
無かった場合、1階に移動し同様に

隠し部屋を発見したら潜入
写真を捜索
余裕があれば研究資料も少し拝借したい

▼戦闘
敵の腕、足等を剣で狙う
敵が動きづらくする為の行動

▼他
A.R.O.A.に捕獲(出来た場合)した敵の尋問
研究施設の調査を頼む



かのん(天藍)
  夜明けの潜入、気付かれないよう細心の注意を払って・・・

屋敷を知る老人とトーマさんに聞き取り
・忍び込めそうな窓の位置、隠し部屋の場所、入り方等
・写真の大きさ、枚数、写る光景の概略
室内侵入用折り畳みの踏み台、ライト、袋を持参

陽動組に注意が向いている間に侵入、二階へ上がり隠し部屋を探索
方向の見当は付いているので、壁や床に不自然な隙間や空洞がないか捜索
入り口が見つからない場合は、音が反響する壁に剣で穴を開けてみる
隠し部屋に潜入次第、写真を探して、確保

隠し部屋の中で写真が発見出来ない場合は、2階から1階の順に探索範囲を拡大、必ず見つけて持ち帰ります
教団員が書いた書類やメモがあれば、それも回収し本部へ提出



マリアベル=マゼンダ(アーノルド=シュバルツ)
  遺跡に、オーガさん…、調査団本部に…マントゥール教団さん…遺跡について、調べられては困る…という事でしょうか…。
遺跡も気になりますが…その手掛かりになる写真は、必ず、取り返さなければなりませんね……っ!

作戦は、陽動班と、潜入班に分かれて、陽動班が正面で気を引いているうちに、潜入班の方が、写真を、探す……ですね。

わたくしたちは……ライフビショップとして、陽動班の後衛で、皆さまの体力を回復します…わたくし達にはこれしか出来ません…。どうか、怪我が深くならないうちに、引いて下さいね…?

写真を取り戻せたら、トーマさまに、遺跡の事について聞いてみたいです…。
あの遺跡には、どんな秘密があるのでしょう…


●夜明け前の侵入者たち
夜明け前の森には、夜の色が未だ濃く残っている。そんな中ウィンクルムたちは、少し離れたところから、森の中に打ち捨てられた古びた屋敷の様子を窺っていた。今回は既に、全員がトランス状態への移行を済ませている。
「あれがマントゥール教団とやらの研究施設、か」
にやり、とグレン・カーヴェルが口の端を上げた。今からあの屋敷で暴れ回るのが、楽しみで仕方がないという様子だ。そんなグレンを見てニーナ・ルアルディは小さくため息を零し――気を取り直して、一同に声をかけた。
「どうやら、屋敷の外には見張りはいないみたいですね。近づいても問題なさそうです」
ニーナの言葉に頷いて、アーノルド=シュバルツは顎に手をやって呟きを漏らす。
「遺跡に群がるオーガに調査団本部に押しかけてきたマントゥール教団……。遺跡に何かあるというのが目に見えてわかりますね」
「遺跡について、調べられては困る……ということでしょうか……」
アーノルドの呟きに、彼の後ろからこそりと顔を覗かせたマリアベル=マゼンダが小さく応じた。愛らしいパートナーの言葉を受けて、穏やかな中に怜悧さを感じさせる笑みを浮かべてみせるアーノルド。
「実に興味深いです。何が隠されているのか、是非とも解明して頂きたいですね。そのための協力は惜しみません」
「遺跡も気になりますが……その手掛かりになる写真は、必ず、取り返さなければなりませんね……っ!」
気合に満ちたマリアベルの言葉に、否を唱える者は勿論ひとりもいない。その目的を果たすために、一同は今ここに立っているのだから。
「ま、報酬ついでに膿を排除できればいいかな?」
『結寿音』こと田口 伊津美が、耳に装着するタイプの無線機を配りながら軽い調子で言った。けれど彼女には、2つの懸念があって。1つは、邪眼のオーブについてだ。事前にA.R.O.A.の職員にオーブについて尋ねてみた伊津美だが、詳しいことは何もわからなかった。A.R.O.A.も、未だオーブの謎に手を届かせることができずにいるらしい。そして、もう1つの懸念は――。
「馬鹿ロボット、今回の自分の役割、ちゃんとわかってる?」
問いに、パートナーのナハトはこくと頷く。
「敵をかく乱して引きつける。それで、全部倒す」
「待った! 最後余計! 状況に応じて撤退。わかった?」
言い聞かせるように伊津美が言えば、ナハトは感情の乏しい顔にとても微妙な表情を乗せて、しかし最終的には渋々といった感じに頷いた。
「上手くいってくれるといいんだが……」
無線機を装着しながら、やや緊張した面持ちでアミルカレ・フランチェスコが呟く。そんな相棒の背をぽんと叩いて、キアラはにっと笑ってみせた。
「大丈夫、なるようになるさ。こういう荒事、一緒にやんのは初めてだね。よろしく、アミルカレ。頼りにしてるよ」
胸に燃えるのは、共に戦っていこうという確固たる決意。
「忍び込めそうな窓の位置は、事前に確認してあります。それでは……行きましょうか」
きりりとその表情を引き締めてかのんがそう宣言すれば、全員が思い思いにそれに応じて。
「健闘を祈ってる」
天藍の静かな呟きが、夜闇を揺らした。さあ、任務の始まりだ。

●作戦開始
「――どうやら、この辺りには敵はいないみたいだな」
かのんが調べてきた窓から屋敷の中を注意深く覗き込んで、天藍が言葉を漏らす。
「かのん、ライト貸してくれ。今のうちに、侵入口だけは確保しておこう」
「はい。頼みましたよ、天藍」
任せろと応じて、天藍はかのんの手からライトを受け取った。そっと窓枠に触れ、窓の具合を確認する。かたり、と窓が動いた。
「しめた。この窓、だいぶガタが来てるぞ。ガラスカッターを使わなくても外せそうだ」
なるべく音を立てないように注意して、窓を外す。しばらく様子を窺うも、中の者が気づく気配はなかった。
「ここまでは順調、だね」
見守っていたキアラの顔にも柔らかい笑みが浮かぶ。安堵の息をついたアミルカレが、無線機を弄り陽動班に連絡を入れた。
『こちら潜入班。侵入の準備が整った。作戦を開始してくれ』

『了解。こっちは任せといて』
アミルカレからの連絡に、伊津美はそう応えて陽動班の仲間たちの方を振り向いた。
「それじゃ、始めよっか」
伊津美の言葉に、全員が頷く。グレンが、さも楽しげにぐるぐると腕を回した。
「この扉を、思いっ切りぶっ壊したらいいんだよな? 腕が鳴るぜ」
言ってロングソードを構えたグレンの瞳が活き活きと輝いているのを見て、ニーナは遠い目をする。
「何故だか私たちの方が悪者っぽく見えるのは気のせい……じゃないですよねきっと」
ニーナの呟きはグレンには届かず、間もなくグレンは扉を剣で叩き切り、蹴り壊し、作戦通りではあるが傍目にはかなり乱暴に、一同のための道を切り開いた。
「これくらい派手に暴れれば、敵も私たちを放ってはおかないでしょう」
埃っぽい屋敷の中へと足を踏み入れながら、アーノルドはふっと笑みを漏らす。作戦は順調――かと、思われた。
けれど。
「あ、アルさま、大変です……!」
マリアベルが、アーノルドの服の裾を引く。他の皆も、目の前に現れた物を見て言葉を失った。
ライトの明かりに照らし出されたのは、エントランスホールから2階へと伸びる階段だった。
「か、階段がここにあるって……拙くないですか?!」
ニーナが慌てた声を出せば、グレンもチッと舌を打って。
「そりゃ拙いだろうよ。敵さんはここに集まってくるんだぜ?」
「イヅ、潜入班に連絡しないと……」
「言われなくてもわかってるよ、馬鹿ロボット!」
一同に、動揺が走る。『2階への階段は1階エントランスにある』というのは事前にA.R.O.A.から伝えられていた情報だ。それを失念したのは周到に準備されたこの計画における唯一の――けれど、小さいとは言い難いミスだった。敵をここに引きつけてしまえば、潜入班は2階にすんなりと侵入することはできない。階段を使おうとすれば、敵とはち合わせるのは必至だからだ。
『こちら陽動班。アクシデント発生だよ! エントランスに階段発見。予定通りの作戦遂行は難しいかも……』
早口にそこまで伝えたところで、伊津美ははっとして声を忘れる。階段から、ぞろぞろと人型の『何か』が降りてきていた。

『おい、どうした? 何があった?!』
ごめん、と声がして陽動班からの連絡が途切れた。ぷつりと通信が途絶える寸前。聞こえたのは、何重にも重なり合う、地を這うような低い呻き声。
「アミルカレ、陽動班は何だって?」
アミルカレの尋常でない応対に、潜入班にも緊張が走る。相棒の問いかけに、アミルカレは青い顔で応じた。
「……階段はエントランスにあったらしい。計画通りに事を進めるのは厳しそうだ」
天藍が目を見開き、かのんはその表情を固くする。ぽつぽつと、言葉を紡ぎ続けるアミルカレ。
「途中で通信が切れて……その直前に、呻き声のようなものが聞こえた。それも、1つや2つじゃない」
「……デミ・オーガのおでましか」
厳しい表情で天藍が呟く。かのんが、思案顔で口元を覆った。
「こちらにはデミ・オーガの気配はありませんし……敵はエントランス付近を守っていた、ということでしょうか」
そして2階への階段がそのエントランスにあるのなら、やはり怪しいのは2階かもしれない。
「1階の捜索は急務じゃない……と思う。こうなったら、玄関まで戻って陽動班に加勢するか?」
「まあ落ち着きなよ、アミルカレ。こういうことには、予想外の出来事がつきものだよ」
逸る相棒をキアラが落ち着き払った声で宥め、天藍が言葉を継いだ。
「陽動班だけでも、しばらくは保つだろう。計画通りにここから侵入して、他の階段がないか探しつつエントランスを目指すのはどうだ?」
もしも他の階段があれば、そこから2階へ行って予定通り捜索をすればいい。なければ、2階へ行く手段がエントランスにしかない以上、陽動班と協力して敵を倒し、戦闘後じっくりと調査に当たることになる。
「うん、私もそれでいいと思うよ」
「では、少々イレギュラーな事態になってしまいましたが……私たちも動き出しましょう」
キアラが頷き、かのんが音頭を取る。陽動に当たる仲間たちの身は案じつつも、一行は自分たちの役目を果たすため行動を開始した。

●闇に嗤うは邪神の僕
それらは、明らかにヒトの形をしていた。けれど、その目は虚ろで、口からは言葉の代わりに、何の意味も持たないおぞましい呻き声が漏れるのみ。そしてその手は、何かを掴もうとするように虚空に向かって伸びていた。頭部には、デミ・オーガの証たる角。
ゆらゆらと階段を下ってくるのは、7体のデミ・リビングデッドだった。しかし、彼らの体に腐敗の色は見られず、形だけはヒトのそれを保っている。その姿は、不気味としか言いようがなかった。
「何、あれ……」
ニーナが思わず呟き、マリアベルが泣き出しそうになるのを懸命に堪えながらアーノルドに身を寄せる。
「人間の死骸は、デミ・オーガ化した時点で腐敗が止まり、神の僕として新たな生を得る」
階段の上から、答えるように声が降った。青白い光が、声の主をぼんやりと照らし出す。声の主は、よれよれの白衣を着た痩せぎすの男だった。そして光源は――彼の右手に収まったメロンほどの大きさの球体。
「神に身体を捧げ、悠久の時を生きる人形だ。諸君、美しいとは思わんかね?」
にぃと口元を歪めて、白衣の男は笑う。
「ちっ。随分と趣味の悪いおっさんだな、おい」
グレンが、そしてナハトが武器を構えるも、男へと続く道は、生ける屍たちに阻まれていて。
「さあ、人形たちよ。私を守り、この無粋な侵入者どもには神の裁きを!」
男が甲高い声で叫ぶ。手の中の球――邪眼のオーブが、一際強い光を放った。

●対デミ・リビングデッド戦
男の声を合図に、生ける屍たちがウィンクルムたちを排除すべく動き出す。
「バカロボ、作戦通りにね!」
「わかってる」
回復役のアーノルドの前に立つ伊津美が後方から叫べば、前衛のナハトは短く返して敵の懐へと素早くとび込んだ。ナハトのスピードが、動きの鈍いリビングデッドたちを翻弄する。計画は作戦通りとはいかなかったが、それでもなるべく、教団員に残りの仲間の存在を悟られない方がいい。それに、ナハトが敵を引きつければ、
「邪魔なんだよお前らぁ!」
ハードブレイカーの攻撃の命中率は、激増する。跳び上がったグレンの一撃が、1体のリビングデッドを叩き切った。操り人形は動かないただの屍となり果て、とっておきの一撃の衝撃に、数体の仲間の身体も吹っ飛ばされる。しかし、人形たちは統率を乱すことなく前衛の2人を襲うのだった。
「教団員さえ倒せれば……」
パートナーが傷つく姿を見て悔しげにニーナが呟くも、デミ・オーガたちはオーブの持ち主の命令に忠実に、階段への道を塞ぐように戦っていて。
「ナハトさま、グレンさま……」
どうかご無事でとマリアベルは祈るように指を組む。自分たちには彼らを癒すことしかできないと、そのことが口惜しかった。
「マリー、前線に出ることだけが戦いではありませんよ。傷を癒すこと、そして、マリーのその優しさが前線に立つ者の英気になるのですから」
パートナーのいたいけな少女を励ますように優しく声をかけるアーノルドの胸の内には、外には決して出さないながらもくすぶるような思いがあって。
(回復魔法は1度しか発動できない。傷つく仲間を見るのは心苦しいですが……時をよく見定めなくては)
ナハトが引きつけた1体を、グレンの剣が薙ぎ払い、その命を手放させた。しかし、人形たちは怯むことなくナハトたちへと攻撃を繰り出してくる。前衛――特に囮役を担っているナハトは、じわじわと体力を削られていた。その素早い動きも、徐々に鈍ってきている。
(そろそろ限界でしょうか……)
アーノルドがマジックブックを構えた、その時。
屋敷の奥から走り込んできた天藍が、風のように人形たちへと切りかかった。敵の懐へと潜り込み、2発、3発と2本のダガーで敵を刻む。奇襲に、リビングデッドたちが怯んだ。
「すいません、遅くなりました」
後ろから駆けてきたかのんたちが、その隙をついてマリアベルたちと合流する。
「あんまこういうのは好きじゃないかもしれないが、頼むよ」
キアラにとんと背を押されたアミルカレが、後衛組の前に立ち幾つもの光輪を自身の周囲に召喚した。
「任せてくれ。これくらいの覚悟は、もうとっくに出来ている」
真面目に返すアミルカレに、頼もしい言葉だねとキアラは笑いかけて。シャイニングアローを発動したアミルカレは、味方を守る鉄壁の盾だ。
今こそが機だと、アーノルドは回復のフィールドを展開した。
「二人とも! 早くこっちへ!」
伊津美が叫び、グレンとナハトが癒しのフィールドへととび込む。2人を追おうとする人形たちの幾らかを天藍が舞うような剣技で引きつけた。
「ほら。俺が相手になってやるよ」
一方、グレンたちを追った残りのリビングデッドが、彼らを守るように立つアミルカレを襲おうとするも。その攻撃は光輪に反射され、人形たち自身を傷つける。
「グレン、大丈夫ですか?」
「これくらい何ともねぇよ」
「ナハトさま……傷だらけです……」
「……平気。そんな顔しなくていい」
グレンとナハトの傷が、癒えていく。やがて2人は、武器を構え直しすっくと立ち上がった。
「くそ、見てろよ化け物ども……1体残らずぶっ倒してやる……!」
「グレン……どっちが敵だかわからないです」
ぎらぎらと瞳を輝かせるグレンを見てそう呟くも、ニーナの顔には安堵の色が浮かんでいる。
「もう、あいつら全部倒していい?」
「許す! ちゃっちゃとやっつけちゃって!」
伊津美のお許しを得て、ナハトは痛いほどの殺気を纏って敵へと向かっていった。
形勢は、逆転だ。

●決着。そして――
そこから戦いに決着がつくまでは、あっという間の出来事だった。
天藍とナハトは、2本のダガーと共に舞い、敵を翻弄し、傷つけ、倒し。グレンは重い一撃で、敵を葬る。
傷ついた最後の1体を、ナハトが2合3合と加速する攻撃で仕留めた。
「お前は、壊されたということを……」
「馬鹿ロボット、黙れ」
「……」
大人しく口を閉ざすも、どこか不満げなナハトである。
「さて、遂にあなただけになってしまいましたね」
白衣の男をきっと見上げてかのんが言う。
「大人しく捕まった方が身のためだよ」
次いでキアラが宣告するも、男は眉1つ動かさず。場に、緊張した空気が満ち満ちた。と。
男が不意に、オーブを手放した。階段に落ちたオーブは、呆気なく砕け散る。
「あっ……!」
「オーブが……」
呆然とする一同を余所に、男は腹を折り、狂ったように笑い出す。
「くっ……ふふっ……っはははははは!」
隙だらけの男を、すぐさま精霊たちが確保した。

●任務完了!
キアラとアミルカレ、かのんと天藍は、2階の隠し部屋を調べていた。一旦2階に上がってしまえば、隠し部屋は簡単に見つかり、内部への侵入もごく容易だった。かのんが事前に屋敷の構造に詳しい老人から得た情報により、隠し部屋の場所・入り方が容易に特定できたためだ。
「目的の写真は……これで全部だと思います」
デスクの上に散らばっていた写真を集め数えて、かのんが言った。事前に依頼人から聞いた通りの枚数だ。紆余曲折はあったが、目的は無事完遂された。
「しかし、これを調べて何がわかるっていうんだろうな。こうして実物を見ても、俺には何がなんだかさっぱりわからん」
かのんの手元を覗き込んで、天藍が顎を撫でる。子どものようなその表情を見て、かのんはくすりとした。
「それにしても、思ったより収穫が少なかったな」
教団員がしたためた写真に関するものだと思われる走り書きのメモをぴらぴらとさせながら、アミルカレが眉を顰める。4人で部屋中を探したが、大した物は見つからなかったのだ。
「まあ、目的を達成できただけでも良しとしないとね」
壁に背を預けて、キアラがからりと笑う。力強いその言葉に、アミルカレもふっと表情を緩めた。

一方、1階では。
「写真を見つけ次第撤退が望ましいですが……折角真相を知る方が目の前に居るのですから、聴かない訳にはいきませんよね」
アーノルドが、マリアベルには見せない怖いような笑みを縄で動きを封じられた男へと向ける。ふん、と男が鼻を鳴らした。
「貴様らになど、話すことは何もない」
「強情なおっさんだなぁ、おい」
もっと痛い目見てみるか? とグレンが手を出しかけるのを、ニーナが慌てて止める。
「それにしても、どうして教団はその遺跡に拘るんでしょうか?」
「どうせ、奴らの神様でも奉られてるんじゃねーの」
やや投げやりに返すグレン。
「きっとトーマさまが、貴重な情報をもたらしてくださると思います……!」
「マリーの言う通りです。残念でしたね。教団は、遺跡の情報を手に入れ損なった」
マリアベルの純粋な言葉に応じてから、アーノルドは男を軽く挑発する。すると男は、くつくつと笑みを漏らし始めた。
「……何が可笑しい」
ナハトの言葉に、男は顔を上げ、ウィンクルムたちを嘲笑う。
「私が掴まろうとも、教団はそのうちに遺跡の調査を無事終えるぞ? 写真のコピーは、既に教団へと渡っている」
伊津美がため息をついた。
「それは厄介な話だけど……あんた、トカゲの尻尾だったんだね。かわいそー」
「なっ?!」
男が伊津美へと食いかかろうとしたその時、2階からかのんたちが降りてきて。
「写真、無事取り戻したよ!」
キアラの言葉に、一同は笑みを零した。

●解き明かされた秘密
後日、この件に関わったウィンクルムたちはA.R.O.A.本部へと呼び出された。そこで待っていたのはヒストリア調査団のトーマ。その目の下には隈ができていたが、表情は明るい。彼は無事、遺跡の謎を解き明かしたらしかった。
「あの遺跡は、ルミノックスだったんです!」
目を輝かせてトーマが言った。が、一同は聞き慣れない単語に首を傾げる。慌てて、トーマが補足することには。
「ルミノックスとは、温泉の女神スワロが人間の英雄リベロに贈ったとされる王家ゆかりの! 伝説の! 地下遺跡なんです!」
説明しているうちにトーマの言葉には熱がこもってきた。トーマの説明によると、ルミノックスには7つの温泉があり、万病に効果があるとされているらしい。他にも天井には銀河と星座が輝いていたとか、正面入口以外にも『月の道』と言われる入口があるなど、多くの言い伝えが残されている、歴史上に何度も登場する遺跡だ。
「ルミノックスに関する伝承の多くは、治癒効力に関するものです。不治の病が治ったとか、あのオーガですら怪我を治したという話もあるんですよ!」
「オーガが?!」
一同は顔を見合わせた。
「それが本当でしたら……オーガさんに悪用されれば大変なことになりますね……」
マリアベルが表情を暗くする。
「入り口はもうオーガに占拠されてるんですよね?」
「おまけに、教団も血眼になって遺跡について嗅ぎ回ってるときてる」
ニーナが不安顔で誰にともなく問いかけ、キアラは苦虫を噛み潰したような顔で額を抑えた。
「これは……思った以上に大変な事態かもしれません」
「何だか、面倒なことになりそうだね」
かのんが深刻な表情で零し、伊津美はため息をつく。
厳しい戦いの予感が、ウィンクルムたちの脳裏を掠めた。



依頼結果:成功
MVP

メモリアルピンナップ


( イラストレーター: 越智さゆり  )


エピソード情報

マスター 巴めろ
エピソードの種類 アドベンチャーエピソード
男性用or女性用 女性のみ
エピソードジャンル 冒険
エピソードタイプ ショート
エピソードモード ノーマル
シンパシー 使用不可
難易度 難しい
参加費 1,000ハートコイン
参加人数 5 / 2 ~ 5
報酬 通常
リリース日 05月05日
出発日 05月12日 00:00
予定納品日 05月22日

参加者

会議室

  • [32]田口 伊津美

    2014/05/11-23:51 

    あと私の名前は「結寿音」だよ!!

    似てるアイドルがいるらしいけど、血のつながりがあるぐらいだからね!
    (ギリギリに強調)

  • [31]田口 伊津美

    2014/05/11-23:50 

    プラン提出完了!
    陽動の戦いの最中、私は回復役の護衛にでもつこうかと思ってるよ

    バリア貼れたらありがたいなー
    ってもギリギリだから反応できずともしゃーない

    では、成功を祈って!

  • [30]キアラ

    2014/05/11-23:18 

    >かのん
    ありがとう、カッターは頼むよ。
    ライトはそれぞれ持ってて損はないだろうし、私たちも持って行くね。


    プランはその形で、こちらも完了済みだ。
    良い結果にしようじゃないか。

  • こちらは、プランを、ていしゅつ……して、きましたっ!

    無事に、写真をだっかんできると……いいですねっ!

  • [28]かのん

    2014/05/11-00:53 

    >キアラさん
    ありがとうございます。では、先程の流れで動きますね。
    研究資料、私も回収したいなと思ってました。めぼしい物は回収しましょう。
    あ、こちらは、窓から潜入するようのガラスカッターと、室内探索の際の手元確認用ライトを持って行こうかと思っています。

  • [27]キアラ

    2014/05/10-23:54 

    あ、そうだ。
    潜入と陽動で連絡取り合えるよう、通信できる道具が欲しいね。
    A.R.O.A.に頼んだら支給してくれるかな、一応頼むようにしておくよ。

  • [25]キアラ

    2014/05/10-21:51 

    >結寿音
    レベル7おめでとう、いや目出度いというか凄いというか。
    あと前回私、思いっきり名前間違ってたね……申し訳ない。

    >かのん
    ん、私はその動きで問題ないよ。

    後やってみたいことは、マリアベルも言ってる敵の捕獲と尋問、それにあわせてそいつらの研究施設の調査かな。
    まぁ時間的に厳しいだろうし、捕獲だけして、尋問と調査はA.R.O.A.の方に願う形が良いかとは思う。

    あとは、万が一捕獲できなかった場合、証拠隠滅のために施設になんかする可能性も無いとは言い切れないし。
    写真探しのついでに、少し研究資料も拝借出来たらしようと思ってるよ。


  • >邪眼のオーブ
    えっと……資料を読むと『大きさはメロンくらいで青白く光る玉』らしいですよ…。
    それは、にせもの…だったみたいで、直ぐ壊れてしまったらしいですが…。

    >伊津美さま
    はわ、はわわわわっ!よ、よろしくおねがいします……っ!

    >かのんさま
    はい、作戦は、それで、大丈夫…だと、おもいます……。


    できれば、教団の方々を捕まえて、写真を盗んだ理由や、遺跡がどう言ったものか…聞き出せると、いいです……ね。


  • >キアラさま

    は、はいっ!が、がんばり…ます…っ


    >隠し部屋

    かくし部屋に、入口がいくつもあることは、あまり考えられないですが…いまの情報だと、わかりませんね…。
    でも、
    『・2階奥の部屋には隠し部屋がある。
    また、隠し部屋があると思われる位置の窓から明かりが漏れているのを見た』
    とありますから、外から見る分には、お部屋の形などは、他のお部屋と同じだと、思います…。
    2階ですから、地下に行く様な抜け道はないと思いますし、行っても屋根裏…ですから、そう簡単には、逃げられないと、思います…。

  • [22]かのん

    2014/05/10-12:06 

    わ、結寿音さんレベルアップされたのですね。
    7ですか・・・(己を鑑み遠い目)
    まずは、目の前の任務から着実にですね。

    >キアラさんと陽動の皆様
    潜入側の動きは、大雑把に並べるとこんな感じでしょうか?
    ご意見いただけると助かります。
    ・入り口から死角になる場所の窓から潜入口を確保
    ・教団員が陽動に引きつけられたところで、屋内に潜入
    ・速やかに2階に移動、隠し部屋の位置を特定して、中を探索
    ・万が一、隠し部屋ないで写真が見つからなかった時は、2階、1階の順に他の部屋の捜索

  • [21]田口 伊津美

    2014/05/10-06:33 

    無事7になり、スタッカートってスキルが開放されたけどMP上1回しか打てずアルペジオⅡ劣化感があったので見送りー…
    ナハトにはこっちのほうがあってそうなのに妖怪一足りないめぇ

    まぁ深く考えず、フツーに出してくる可能性もありありだから、もし怪しい物があったら執拗に腕狙いしてみるよ
    オーガ崇拝してる時点で常識は通じなさそうだし

    ういーっす、ニーナさんとマリアさんシクヨロー

  • [20]かのん

    2014/05/10-01:40 

    あ、そういう考え方もありますね。
    オーブってマジックブックの球体バージョン(マントゥール教団限定武器)みたいな物だと思っていましたので、持ち出し前提だったのですが。
    とりあえず、結寿音さんが良いのであれば、先程の分担希望で進めさせていただきますね。

  • [19]田口 伊津美

    2014/05/10-00:58 

    ま、私としては任務が成功すればなんでもいいから陽動でもなんでもいいよ
    特にこだわりはないしね

    しかしオーブって持ち出すものなのかなぁ?
    貴重なものだろうし、馬鹿正直に持ち出してくるとは思えない…
    オーブの効果が「持っている相手に服従」なのか「一度服従させたらオーブが現存する限り有効」なのかわからないけど、デミ程度のモノだし後者だと思うのよなー
    だったら保管庫に厳重に入っていそうだね

    あと触ると悪影響ありそうだし、個人的にはぶっ壊してしまいたいね
    一応職員さんに事前にオーブは触っても大丈夫なのか聞いてみようかな
    見た目聞いといて、一応持ち出してきたら奪うか壊すか試みてみる

  • [18]ニーナ・ルアルディ

    2014/05/10-00:55 

    えーと…多分うちは陽動班ですかね。
    グレンのことですので、そりゃあもう活き活きしながら
    扉を壊してくれると思いますよ…(遠い目)

    あ、そういえば隠し部屋って出入りできる場所って一箇所だけなんでしょうか?
    逃げられたら嫌だなって。

  • [17]かのん

    2014/05/10-00:32 

    う~ん、結寿音さんの意見聞く前で申し訳ないのですが、差し支えなければ私と天藍が潜入に回っても良いですか?
    こちらは余り素早さ無いので、オーブの確保まで欲張ろうと思うと、この方が無難かなと思うのですが・・・

  • [16]キアラ

    2014/05/10-00:10 

    とと、確認遅れて済まない。
    とりあえずオーブの件は大丈夫そうだね、良かった。

    アミルカレはカウンターしか使えないからね、積極的に戦闘する陽動よりは潜入向きかな。
    陽動側に回復が居た方が良いだろうしね。


    >マリアベル
    というわけで、そっちの方は是非頼むよ。

    >伊津美
    うーん、ナハトが戦闘向けの性格だっていうんなら、そっちでも問題ないと思うけど。
    かのんがさっき([9])言ってたけど、素早いからオーブ奪うとかも出来るし。
    とはいえ、伊津美の判断をどうこう言うつもりはないから、任せるよ。



  • わ、わたくしたちは、陽動班、のほうが、良いです……。
    やはり、やおもてに立つのは、陽動班の、みなさま、ですし……わたくしたちは、
    陽動班の、後ろで、回復の、えんごをさせていただきたいです……。

  • [14]かのん

    2014/05/09-23:28 

    こんばんは
    現在、陽動・潜入どちらになっても良いように2パターンの行動計画を天藍と相談しておりますが、
    日曜日の夜までの時間なので、余裕を持ってそろそろ分担決められたら良いな~と思っています。
    (と言いつつ、自分達はどちらが良いか決めきれていないのですが)
    どうしましょうか?



  • えっと……。
    ナハトさまが、陽動組に行っても、いいです……よ?
    こんかいの、いらいは…居ても、デミ・オーガさん……ですけど…。

    お、おうち、焼いちゃうですか……?(((ぷるぷる)))

  • [12]田口 伊津美

    2014/05/09-17:41 

    いやー、色々バタバタしてて遅くなってごめんなさーい
    結寿音です!

    攻撃には一応アルペジオⅡまであるけど…
    返却が間に合えば4つ目のスキル開放されるんだけどなー…間に合ってくれないかなー

    ナハトは素早さ特化だから潜入のほうが向いてるかもね?
    つっても、アイツ、オーガ駆逐厨だから黙らせる説得方法考えないと…
    終わったら派手に家を焼くとか?(冗談

  • [11]かのん

    2014/05/09-07:06 

    陽動組は戦闘ありが前提かしらと思うので、迎撃要素の強いライフビショップさん2人は2組に分かれた方が良いのではと思います。
    マリアベルさんの提案だと、後者の
    潜入組:テンペストダンサー、ライフビジョップ
    陽動組:ハードブレイカー、テンペストダンサー、ライフビジョップ
    の組合せに1票ですね。
    テンペストダンサーのスキルは2人とも回避と攻撃どちらもあるので(ナハトさんの方がレベル上なので、天藍が持っているスキルは網羅済みのはず)、プラン提出の際にセットしておけば問題ないと思います。



  • ……オーブも取れると良いですねっ!

    えっと……分かれるのでしたら…潜入組にはテンペストダンサーさん、陽動組にはハードブレイカ―さんが、いらした方がいいと、思うのです……。

    潜入テンペストダンサー×2
    陽動ハードブレイカ―&ライフビジョップ×2

    潜入テンペストダンサーとライフビジョップ
    陽動ハードブレイカーとテンペストダンサーとライフビジョップ

    のどちらかがさいてき……だと、思います…。

    あ、あと、かのんさまが仰っている様に、いま現在の、スキルですと、進んで攻撃出来るのは、天藍さまとグレンさまだけ…ですね。
    アミルカレさまは、カウンター、ナハトさまは回避、アルさまは回復、になっていますので…

  • [9]かのん

    2014/05/09-00:17 

    キアラさんの提案に賛成です。(同じ事考えていました)
    出来れば、教団員も気絶なりさせて、オーブと一緒にA.R.O.A.に引き渡せないかしらと。
    ナハトさんの素早さが飛び抜けていらっしゃるので、戦闘始まる瞬間にオーブ持った教団員に仕掛けたら何とかならないでしょうか?
    陽動と潜入の分担ですが、私達もどちらでも対応しますが、安全を考えると、どちらの組にも直接攻撃出来る精霊がいるようにした方が良いのでしょうか?

  • [8]キアラ

    2014/05/08-23:38 

    時間帯は朝方で異論無しだね。
    二手に分かれるの、個人的には良いと思う。
    ちなみにもしそうなった場合、陽動潜入どちらでも構わないよ。

    ……あー、あと、ちょっと気になるというか試したいことがあるんだけど。
    そのオーブとやら、奪って私らが扱うとか出来ないのかね?
    扱えなかったとしても、奪うなり壊すなりすりゃその教団員共もオーガの餌食になりかねない状況になるはずだし、上手くいきゃ投降してくれるかも。
    まぁ、希望的観測だし、無理にやるつもりはないのだけど……どうだろう?

  • [7]かのん

    2014/05/08-23:36 

    (すみません、誤字見つけたので削除の上、再発言です)
    あ、成る程。
    何組かが正面の扉を騒がしく壊している所におそらく寝起きの教団員がやって来るので、こちらの組はそのまま入り口付近で教団員の引きつけを担当。(邪眼のオーブという単語もあるので、こちらの組はおそらくたぶん戦闘あり)
    残りの組が、離れた窓からなりこっそり忍び込んで屋内の探索(隠し部屋も含む)の上、写真を奪還という感じでしょうか?
    誰が何を担当するかが残りますが、私はマリアベルさんの案賛成です。



  • ……ほ、ほんとうは、オーガさんもいませんし…こっそり入りこむのが良いのだとおもいますが…
    どちらも、というのは難しいですか…?

    何人かが正面から入って気をそらして、2組くらいが忍び込む…とか…

    時間たいについては、かのんさまの言う通り、朝方で、問題ないと…おもい、ますっ…

  • [4]かのん

    2014/05/08-05:15 

    かのんと申します、初めましての方も、どこかで御一緒した方も、皆様よろしくお願いします。
    取りあえず写真の奪還ですが、どのようにした物でしょうか?
    ・こっそり屋敷に侵入して捜索or真正面から強襲
    ・行動の時間帯は?(昼間、夜間等々)
    プラン作りに向けて方向性をお話し出来ればと思います。
    今のところ個人的には、夜明け早々に忍び込むのが良いのかなと思っています。
    (夜中よりも見通しが利くのと、相手の寝込みをつけるのかなと。)



  • み、みなさま、こんばんは……。
    マリアベル=マゼンダともうします…。初めましての方もそうでない方もよろしくおおねがいします…。

    写真、無事に取り戻して、トーマさまや、ちょうさだんのみなさまに返してあげたいです……。

  • [2]キアラ

    2014/05/08-00:48 

    どうも、私はキアラっつーもんだよ、んで精霊はライフビショップのアミルカレ。
    アドベンチャーは初の参加だけど、ともどもヨロシク。

    んん、最低でも写真を奪還すれば情報は得られる、のかな。
    作戦も何もまだ決まってないけども、いざというときゃ無理に勝とうとせず、写真持って逃げるのも手かなーと考えてはいるよ。
    勿論、倒せるなら倒した方が良いけどもね。

  • [1]ニーナ・ルアルディ

    2014/05/08-00:33 

    ニーナ・ルアルディです、皆さんよろしくお願いしますっ。
    山の中に遺跡があったなんてびっくりです…中がとっても気になるので
    これは何としてでも写真を取り戻さないと、ですよね!


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