プロローグ
●居ないもう1匹
スノーウッドの森の奥。
大きなもみの木の下、ちらちらと雪が降り積もる中にカラフルな小熊達がいる。
『クリスマッス!クリスマッスなのぉ~』
『もうすこしでクーリスマースなのぉ~』
ルンルンと歌いながら椅子に小熊印の刻印を器用に彫っている。
ウィンクルム達に人の言葉を教えてもらってから小熊印の家具の売れ行きは好調なようだ。
『ねーねー、ピンクちゃん』
『どうしたのぉ~?』
作業している手を止め、黄色小熊がピンク小熊に問い掛ける。
問い掛けられたピンク小熊は一旦家具を作る作業をやめて黄色小熊に向き直った。
『ちゃいろちゃんいつからいないのぉ~?』
『ちゃいろちゃん…………ずっと……いないのぉ~……』
すると一斉に他の小熊達3匹の手が止まる。
『『『ちゃーちゃんがいないのぉ~』』』
他の赤色、青色、紫色の小熊が叫びだす。
『あ!!!!まえにおてがみいたのぉ~』
思い出したと手を叩きながら黄色小熊が言い、立ち上がると自分の部屋なのかもみの木の下にある黄色い小屋に入り、直ぐ元の場所に戻ってきて手紙を広げて其処にいる小熊
達に披露する。
内容は以下の通り。
『みなさんへ
チョコレートさがしのたびはぶじにおわったのぉ~。
ふゆまえにはもどるからまっててなのぉ~』
とても簡単な文章だ。
『ふゆまえ……もうふゆなのぉ~』
『おかしいのぉ~』
『ちゃいろちゃんはやくそくまもるこだから……へんなのぉ~』
頭を抱える小熊5匹。
『しんぱいなのぉ~』
心配そうに手紙を見ながら俯く黄色小熊。
黄色小熊にとって茶色小熊は幼馴染であり恋人である。
一昨年2月のバレンタインの時期をずらし、今年のクリスマスはチョコレートケーキを作ろうと小熊達は意気込んで、究極の美味しいチョコレートを探して茶色熊は旅立った。
去年のクリスマスには間に合わず、どうやらチョコレートを見つけ今年は間に合うようだとショコランドから手紙が届いたのは夏頃。
最近森に残っていた小熊達は家具や木製品の小物の受注が多く、すっかり茶色小熊を忘れていた。
しかし、クリスマスの受注品を作成している最中、黄色小熊は不在の茶色小熊を思い出したのだ。(忘れすぎである……。)
『たのまれたのはこれでおわりなのぉ~?』
『うん、それでおわりなのぉ~』
黄色小熊は商品を管理している青小熊に聞いて、終ったことを確認するともみの木の前にある大きな机に小熊を集合させる。
『これでおわったのなら、しょうひんをとどけながらちゃいろちゃんさがしていくのぉ~』
「ちかくにはいるとおもうのぉ~」
黄色小熊の話しに紫小熊が呼応するように頷きながら言う。
『チョコおもくてあるきづらくなってるかもなのぉ~』
赤小熊はさらに続けて、茶色小熊が困っている様子を想像しつつ言った。
『じゅんびしてしゅっぱつなのぉ~』
画して5匹の準備を整えると森からお届け物をリアカーに乗せ、茶色小熊を探す冒険が始まった。
●そこに居たのは……
それから数日後、5匹の小熊はスノーウッドの外れで最後のお届け物を済ませたところ。
「あの!」
「小熊ちゃんどうしたの?」
最後の届け物をしたスノーウッドの40代の女性に小熊はウィンクルムから習った人語で話しかける。
「わたしたちとおなじでちゃいろのみなかったですか?なのぉ~」
小熊は配達の傍ら会った人全てに同じ質問をしていた。今のところ特に情報はなく、最後の希望を持ちながら聞いていた。
この家は他の家とは近くなく、一番期待していた家だ。
「あなたたちと同じ茶色い色の小熊ちゃん?」
「はい!なのぉ~」
質問したのは恋人の黄色小熊。とても心配そうに尋ねている。
「同じねぇ……」
女性が考え込んでいると、
「君達には似てないが、最近ここから半日かかる森の奥にチョコレート袋をもった茶色い熊がいたよ。なんだか怖いような顔をしていたから近付かないように木こり仲間と話していたところさ」
家の奥から女性の旦那なのか、女性と同い年ぐらいの男性がこちらに向かいながら話してくれた。
「チョコレート……」
「チョコ……」
チョコレートのフレーズを聞き青小熊と紫小熊が顔を見合わせる。
「もりのおく……」
森の奥と聞いて赤小熊が男性に近付き詳しい場所を聞く。
「確か……」
男性は近くにあった地図を取り出し、赤小熊に場所を指し示した。
「ひみつのばしょのちかくなのぉ~!」
「みんないくのよぉ~!」
皆に声をかけたのはピンク小熊。
「ありがとうございましたなのぉ~」
家具の購入者にお礼を言うとその場から早足で居なくなろうとする……リアカー忘れて。
「お代もまだだから一緒に預かっておくわ!」
5匹は歩みを一瞬止めて深くお辞儀をすると、森へと走り抜ける、珍しく四足走行で。(いつもより5倍は早い)
またまたそれから3時間、少しあたりが薄暗くなってきた頃に5匹は教えてもらった場所に到着した。
『いるかな……なのぉ~』
少し暗いせいもあるのか青小熊とピンク小熊は身を寄せ合いながら周りを見渡した。
『なんかは、いそうなのぉ~』
黄色小熊を耳と鼻を動かし四方八方感覚を研ぎ澄ましながら、観察する。
『あっち、なんかいるのぉ~』
ピンク小熊が北の方角を指差した。
『いってみるのぉ!』
5匹は恐る恐る北の方向へと静かに近付く。
15分ほど歩くと木を叩いている音が周辺に響きだす。
『なんなのぉ?』
『なにかいるのぉ~』
怯えている赤小熊を紫小熊がそっと寄り添う。
何か居るのを確信し黄色小熊を静かに少々早足でその音のする方向へと歩み進めていき……そこで見たものは。
チョコレートの入った袋(一部破れていて中身が見えている)を片手に木に四股を踏んでいる茶色い小熊達より3倍は大きい3メートル以上もある茶色い熊だ。
『くまさん?』
『……ちがうのぉ!ちゃいろちゃんなのぉ~』
ピンク小熊の言葉を聞いて、それを否定しながら黄色小熊は茶色い熊に走って近付く。
『ちゃーちゃん!ちゃーちゃん!』
黄色小熊は心配そうな泣きそうな顔で叫んでいる。
「ガァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
その近付いてくる黄色い物体に威嚇する、茶色い熊。
『きいろなのぉ~!ちゃーちゃん!』
その声は聞こえないのか近付いてきた黄色小熊に茶色い熊は大きな右手を振りかざし攻撃してきた。
『『『『きいろちゃん!!!!』』』』
遠くから見ていた小熊はギリギリ避けた黄色小熊に勢いよく近寄ると、黄色小熊を抱えて全速力でその場を立ち去った。
茶色い熊の気配がなくなったことを確認すると4匹は黄色小熊を地面へと置く。
『ちゃいろちゃんなのぉ~?』
『うん、きいろあげたたびのおまもり、おててにしてたのぉ~』
黄色小熊が見たのは旅立つ前に渡した木彫りの四つ葉のブレスレット。確信した黄色小熊は鼻水を垂らし、泣きじゃくっている。
『どうしゃったのぉ~……いちばんやさしいこだったのぉ~』
黄色小熊の様子をみて釣られるようにその場にいた小熊達が泣き出す。
『このままじゃちゃーちゃんが……りょうしさんにころされちゃうのぉ……いやなのぉ~』
黄色小熊を更に泣き、その場にへ垂れ込んだ。
『あ!おねえさんとおにいさん、わるいのやっつけるって、言ってたのぉ~』
涙を拭きながら、ガラス玉を贈ってくれて、人語を教えてくれたたくさんのウィンクルムを思い出す小熊達。
「おねがいしにいくのぉ~』
黄色小熊は早急に走り出す。それに続いて残り4匹の小熊達もだった。
解説
解説
●敵と戦闘場所
・攻撃対象は「黒き宿木の種」の影響で成長してしまった茶色の小熊です。おおよそ体長は3~4
メートル、熊なので攻撃は素手になります。熊の特製を有していて木に登ったり、素早さもあ
りますが、もともとは小熊だったので好奇心があります。この熊以外は敵はいないようです。
・人語は解さないのでCスケールの敵になります。
・戦闘場所は「秘密の場所」というところで、夜になると無数の硝子玉が月明かりに照らされて
色とりどりに雪に反射し光る場所です。木が少なく見晴らしも良い場所になります。小さい丘
と小さい池があります。
雪が降り積もり滑りやすく、足が埋まってしまう場合もあります。
・「黒き宿木の種」になんらかの形で寄生され成長してしまいましたが、種を潰すことで小熊に
戻り攻撃はしなくなります。
種はこの熊が大事にしているあたりにあるようです。そこを熊は大切に守っています。
●攻撃以外の方法
・説得もすることができますが、人語を解しませんので小熊が必要となります。
心配なのか秘密の場所にはきていて呼べば出てきます。
もし小熊が必要なら守ってあげてください、小熊達はとても非力です。
●小熊たちについて
・小熊は大変好奇心旺盛で活発、フワフワの毛並みで人懐っこい子ばかりです。人のように2足
歩行し行動は人と変わりません。
今回はどうやら四足走行もするようです。素早さと逃げるのには自信があると胸を張っております!
・赤、黄色、青、ピンク、紫の小熊すべて人語を解しています。普通に話しかけて通じます。
●注意事項
・黄色小熊からの要請で殺したり、致命傷等は負わせないでください。
小熊たちから治る傷程度なら、助けてもらえるなら構わないとの話しです。
ゲームマスターより
お久しぶりです、又は初めましての方は初めましてです!
草壁 楓です。
クリスマス近くになったので小熊エピソードを書こうと思い、今回はアドベンチャーとなりました。
小熊ちゃんの危機というのをずっと考えながらやっと形にできて安心している最中です。
小熊ちゃん達を助けてモフることも可能です!
ご参加お待ちしております!よろしくお願いします!!
リザルトノベル
◆アクション・プラン
ハロルド(ディエゴ・ルナ・クィンテロ)
【トランスタイミング】 秘密の場所についたら 黄色小熊を励まし、一緒に説得に来てくれるように頼む 少し危ないかもしれませんが、黄色小熊の声はちゃんと茶色子熊に届くと信じたいです リュングベル・フォースの守護と鞭による牽制で守ります 緊急の場合は抱き抱える等して庇います 黄色小熊の要請通り茶色小熊はできるだけ傷付けないように、牽制時も足等を狙います、私も罪のない動物は傷付けたくありませんから ジュニールさんに引き付け役をお願いしていますが 彼が攻撃を受けたとき、もしくは顔に疲弊の色が見えたときは 黄色子熊をディエゴさんに預け引き付け役を交代、又は支援します す 茶色小熊との対峙時はひたすら防御と回避で時間を稼ぎます。 |
吉坂心優音(五十嵐晃太)
☆紙・テープ申請 ☆心情 「茶色ちゃん、どうして…? 黄色ちゃん絶対に茶色ちゃん助けてあげるからあたし達と一緒に来てくれる?」 ☆行動 ・他の小熊達には絶対にこちらに来ないよう話す ・足元に注意しながら移動 ・黄色だけを連れて行く(手を繋いで ・秘密の場所でトランス ・なるべく話し合いで解決したいが無理そうなら実力行使 ・紙とテープでメガホンを作り黄色に渡す ・話し合い時こちらの言葉をメガホンを使って黄色に通訳してもらう ・又は黄色の言葉で伝える ☆言葉 「茶色ちゃんお願い あたし達の言葉を聞いて! 思い出して、黄色ちゃんや小熊ちゃん達の事やその腕につけているブレスレットの事、そしてそれは誰に貰ったのか、去年勉強した事を!」 |
エセル・クレッセン(ラウル・ユーイスト)
「茶色小熊、『黒き宿木の種』に寄生されてもチョコレート持ってるんだなあ。うん、ちゃんと元に戻してやらないとな」 持ち物 懐中電灯 『秘密の場所』が近くなったら一応トランス。 木に登ったりもするらしいから、上を含めて周囲に注意しておくな。 茶色熊が見つかったら説得してみる。 黄色小熊に通訳を頼んで、 「茶色小熊、なんだろ?どうしてここにいるんだ?行くところがあるんじゃないのか? そのチョコレートを持って、どこへ、誰のところへ帰るんだ?考えてみろよ」 とかそんな感じかな? 説得してもダメなら実力行使? 種を潰して元に戻せればいいんだけど。 当てないように攻撃しかけてみれば、種のある場所が分かるかな? |
エリー・アッシェン(モル・グルーミー)
心情 精霊に。 元に戻せる可能性があります。致命傷となる攻撃は厳禁です。 行動 秘密の場所付近に着いたらトランス。 茶熊の姿が見えない時は樹上に注意します。枝のきしむ音がしないか用心。 茶熊発見後は、後衛で身を守っています。 種があるのは腕輪だと目星をつけていますが、他の場所にある可能性も考慮し、腕輪以外に茶熊が守っている場所がないか目で探します。 茶熊がチョコ散乱時に怒った様子なら黄熊さんに通訳を頼みます。 「そのチョコが大切なの? なぜ大切なのか思い出せる?」 チョコを求めて旅したことや小熊さん達を思い出してくれれば……。 作戦のため散乱させてしまったチョコを拾い集めましょうか。 元に戻った茶小熊さんに謝ります。 |
秋野 空(ジュニール カステルブランチ)
秘密の場所到着と同時にトランス 危険回避のため、アプローチⅡ中のジューンさんから少し離れた場所に待機 ジューンさんが負傷したら 援護の隙を縫ってサクリファイスを発動します もちろん『無茶』はいたしませんが ジューンさんの危機なら『多少の無理』はいたします …私だって、神人ですから あとは陽動や作戦の邪魔にならない位置で 皆さんの足下や周囲にも注意を払っておきます 戦闘の加勢にはあまりならないと思うので 基本的に援護に回ります 黄色小熊さんや茶色熊さんが心配になって 他の小熊さんが近くに来ていないかも確認しておきましょう 無事に済めば、小熊さんたちを迎えに行き 合流させて上げられたらいいなと思います |
●茶色熊に届け
スノーウッドの森の入り口に5色の小熊はウィンクルムの到着を不安な表情を浮かべながら待っている。
『お姉さんとお兄さんだ!』
5組のウィンクルムの姿が見えると5色の小熊達はいそいそと駆け寄った。
「きょうはきてくれてありがとうございます!なのぉ~」
この依頼に来た5組のウィンクルムは小熊達を見ると頷く。
「どうか、どうかよろしくおねがいします。なのぉ~」
深くお辞儀をしたのは黄色小熊。
「黄色ちゃん絶対に茶色ちゃん助けてあげるからあたし達と一緒に来てくれる?」
最初に口を開いたのは吉坂心優音だ。心優音は一度小熊達と会ったことがあった。
(茶色ちゃんどうして……)
と思いながら優しく黄色小熊の頭を撫ぜる。
「少し危ないかもしれませんが、黄色さんの声はちゃんと茶色子熊さんに届くと信じたいです」
続いて、ハロルドも一緒に声をかける。
「はい!行きますなのぉ~!」
「残りの子は安全な場所にいて、必ず茶色ちゃん連れて帰るから」
残りの4匹にも均等に声をかけながら頭を撫ぜる心優音。
「ったく、自分の恋人なら泣かせるんやないわ!きっちり目ぇ覚まさせてやるでー!」
安心させるように五十嵐晃太が小熊に笑顔を向けながらそう放った。
「俺も茶色子熊と同じ立場だったとしたら、神人の声は聴く……精神論だけどな、信じるしかないだろう」
落ち着いた表情でディエゴ・ルナ・クィンテロが自信ある言葉を言うと、
「きいろちゃんとちゃーちゃんおねがいします!なのぉ~」
5組のウィンクルム達の『任せろ』という表情を見て安心したのか、黄色小熊以外の小熊は深くお辞儀をして皆を見送った。
「もうすこしでひみつのばしょなのぉ~」
道中黄色小熊を守りながらウィンクルム達は滑る箇所や足が埋まらないように慎重に移動をする。
黄色小熊を不安にさせないために手を引いているのは心優音だった。
もう少しで着くことを聞き、各々がパートナの元へと駆け寄る。
「モルさん、元に戻せる可能性があります。致命傷となる攻撃は厳禁です」
エリー・アッシェンは精霊モル・グルーミーに真剣な面持ちで声を掛ける。
「……心得た。我とて無益な殺生がしたいわけではない。それに……小熊は可愛い……」
モルの言葉に安堵の息を漏らすとインスパイアスペルを唱え頬に口付ける。
「戦いの果て、凶鳥の糧」
続いてハロルドとディエゴ。
「Youre My Best Friend」
2人はトランスを完了させると、
「チョコにしろブレスレットにしろ、大切に守っているのが黄色小熊や他の小熊達を思う気持ちがあるからだと思う」
「もちろんです。罪のない動物は傷付けたくありませんから傷付けないよう細心の注意をはらっていきましょう」
お互いの意思を確認しあう。
「さぁ真実を解き明かそう」
雪景色の中、四葉のクローバーが舞い散り橙色オーラが心優音と晃太を包む。こちらの2人もトランス完了だ。
「きれいきれいなのぉ~」
心優音に手を引かれていた黄色小熊はオーラに瞳を輝かせて感動する。
その黄色小熊の様子をみて2人は同時に優しく頭を撫ぜた。
そこにエセル・クレッセンとラウル・ユーイストが黄色小熊と目線を合わせるように屈み、
「茶色小熊、『黒き宿木の種』に寄生されてもチョコレート持ってるんだなあ。うん、ちゃんと元に戻してやらないとな」
「……当てないようにとか無茶振りだな」
少し困ったような顔をしてラウルがそういうと、涙目で黄色小熊が目線を合わせてくる。
「……心配するな、任せろ」
そんな黄色小熊の頭をラウルはワシャワシャとしながらも優しい手付きで撫でる。
「思いを現す為に。いくぞラル」
「移動中に滑りやすい場所や雪が深い場所は記憶してある、うまく使えばいけるだろう」
トランスを済ませると辺りを見回しながらラウルは言った。
「Im here to celebrate you」
秋野 空はジュニール カステルブランチの頬に口付けると、巻き上がる風に粉雪を舞わせ髪や服を揺らすと同時にオーロラ色の光が螺旋を描き包み込む。
これで全員のトランスが完了した。
「黄色小熊さんや茶色熊さんが心配になって、他の小熊さんが近くに来ていないでしょうか」
空は辺りに他の4匹の小熊がいないか確認するために見渡す。
「今はいないようですが、後から来るかもしれないですから注意しておく必要がありますね」
空の言葉にジュニールも一緒に来た道を見る。
「いまはだいじょぶ……みんないないのぉ~、においしない」
心配そうにしている2人に黄色小熊は安心してほしいそうに微笑んで声を掛けた。
「無事に済んだら皆さんを迎えにいきましょうね」
「はいなのぉ~!」
空の暖かい言葉に何度も頷き黄色小熊は応えた。
「では最終確認といこうか」
ディエゴはその場にいるウィンクルムに声を掛け作戦の最終確認を行った。
●対峙
それから程なくすると、黄色小熊が茶色熊が近くにいることを話しだす。
「ちゃーちゃんのにおいする!ちかくにいるのぉ~!」
「どこにいるかわかりますか?」
「ちかくしかわからないのぉ~……ごめんなさいなのぉ~」
エリーの問いかけにすまなさそうに答えたが、エリーは『大丈夫』というように微笑み返す。
エセルは近くにいることを聞き、熊の特性である木に登るというのを思い出す。
(木に登るらしいから、上も確認しておかないとな)
その間滑る箇所や足が埋まったり埋まりそうな箇所にモルは鳥パペットを召喚し、目印としていく。
すると、
「いたで!!」
茶色熊を見付けたのは晃太だ。
大事そうにチョコレートのはいった袋を持ち大型の熊は大木に寄りかかっていた。
「ちゃーちゃん……」
「黄色ちゃん、間違いない?」
心優音は落ち着かせるように軽く黄色小熊の背中を撫ぜる。
「はい、まちがいないのぉ~」
ウィンクルムと小熊の気配に気付き茶色熊がこちらを向く。
「通訳お願いね」
最初に選んだのは茶色熊への説得だ。
心優音は自宅から持参した紙とテープを使い筒を作り、先端は広げメガホンを完成させ黄色小熊に手渡した。
「うん」
黄色小熊は即席メガホンを受け取ると心優音の言葉に力強く頷く。
「茶色ちゃんお願い、あたし達の言葉を聞いて!
思い出して、黄色ちゃんや小熊ちゃん達の事やその腕につけているブレスレットの事、そしてそれは誰に貰ったのか」
その心優音の言葉をそのまま黄色小熊は茶色熊に伝える。
続いて、
「黄色小熊、私のも頼む」
エセルは黄色小熊の手を取り、
「茶色小熊、なんだろ?どうしてここにいるんだ?行くところがあるんじゃないのか?
そのチョコレートを持って、どこへ、誰のところへ帰るんだ?考えてみろよ」
神人2人の言葉は力強かった。
心配している、仲間がいる、大事な者達がいること伝えるため。それはウィンクルムも同じ事。
大事な者を傷つけてはいけないと。
「●×■◆●△●っ△~」
ウィンクルムには分からない言葉で黄色小熊は声を荒げた。
それに反応した茶色熊は少しずつ近付いてくる。
「頼む、伝わってくれ」
エセルは祈るように茶色熊を見詰める。それは、他のウィンクルムも同じ。
近付いてくる茶色熊に黄色小熊も愛しそうな表情で1歩1歩進み出るが、
しかし、それは突進へと変わってしまう。
「く!」
瞬時に行動を起こしたのはディエゴだ。黄色小熊の前に出て庇い茶色熊の突進を受け止める。
「危ない!!」
受け止めたと同時に今度はハロルドが黄色小熊を抱え後方へと下がる。
「大丈夫ですか?」
「うっ、うっ」
声にならない声を上げ黄色小熊は泣きじゃくる。
「必ず、元の茶色小熊に戻します、離さないでください」
軽くハロルドは黄色小熊を抱き締める。
そして素直に黄色小熊はしっかりとハロルドに抱き付いた。
突進を受け止められた茶色熊は方向転換し近くに居た心優音とエセルに突進を試みるがかわされ空振りに終わる。
そして滑る地面で爪を立ててなんとか立ち止まった。
するとそこにジュニールがアプローチⅡを放った。
そのオーラに当たり茶色熊はジュニールへと標的を変更する。
「援護をお願いします」
ジュニールはそのまま茶色熊を傷付けないようにと防御に徹し、他の精霊に援護を要請する。
ラウルはジュニールに攻撃が集中しないようにと後方から『ナブサ・M12ポンプショットガン20ゲージ』で威嚇射撃を行いながら、
(『黒き宿木の種』がありそうなのは、四つ葉のブレスレットやチョコレートの袋辺りだろう)
と考えチョコレートの入った袋の裏側へと回る。
チョコレートの入った袋を破り気を逸らす作戦へと変更する。
(前衛メンバーがチョコの袋を破るのが困難である場合……茶色小熊に当たらないように角度を気を付け、袋を撃ちぬくか)
ディエゴはそう考え袋の端の位置に『トライフォース・ブリザード』で標準を定める。
盾『弱き者の守護者』で防御に徹しているジュニールだが、猛攻撃を受けているためか少し疲弊の色が見え始めている。
(ユーイストさんの射撃で先ほどよりは攻撃に隙ができてきましたね、まずはチョコレートの袋を……)
その後方ではジュニールが負傷してもいいようにと空が待機している。
ラウルも隙が多くなってきていることに気付き威嚇射撃の数を増やしていく。
威嚇射撃が鬱陶しくなったのか茶色熊はラウルへと視線を向ける。
「今です!」
ジュニールは片手鈍器「スイングクッカー」でチョコレート袋を攻撃する…………がチョコレートは数個落ちただけで散乱とまではいかない。
しかし、その隙をディエゴも見逃してはいなかった。
銃声が轟くと絶妙な角度でチョコレートも茶色熊も傷付けることなく袋を打ち抜いた。
その光景に茶色熊は雄たけびを上げる。怒り心頭の様子だ。
「黄熊さん、通訳を」
エリーは黄色小熊に駆け寄ると通訳を頼む。
「そのチョコが大切なの? なぜ大切なのか思い出せる?」
チョコを求めて旅したことや小熊さん達を思い出してくれれば……とエリーは心からそう思い茶色熊に言う。
黄色小熊も必死に叫び伝える。
少しではあるがその言葉に反応し茶色熊の手は攻撃を休める。
今までの神人の言葉が伝わっているのは間違いなかった。
「ちゃーちゃん、きいろだよ、だいすきなちゃーちゃーん」
そんなやり取りをしている最中、空は自分の後方に視線を向ける。
他の小熊達が心配になって来ていないかと……少し先で木が揺れている、気がする。
気になってその木に近寄るが特に変わった形跡はな……あるようだ。小熊の足跡が数個。
「来ちゃったんですね……危ないので木からは下りないでくださいね」
木の上に4匹の小熊を発見した空は困ったような表情を浮べ言い聞かせるように言う。
「ごめんなさいなのぉ~、ここからみてるのぉ~」
「絶対ですよ、危ない目に合わせたくないんです、終ったら迎えにきますね」
「はい、なのぉ~」
空はすまなさそうにしている小熊を信じ、まだ対峙している皆の所へと戻った。
まだアプローチの効果は切れていない中袋に近いジュニールは袋の中や破片を確認する。
「袋には種は無いです!」
ディエゴは散らばったチョコを一つ一つ確認し、種がないかと探してみる。
「チョコにもないみたいだ」
全て見たがチョコレートにも種の形跡もない。
「やっぱりブレスレットやな!」
晃太はそう言うと、陽炎で分身し朧月で行動を緩慢させブレスレットを外そうと試みる。
そこで晃太とは逆方向からモルはパペットマペットⅡで1回分のMPを使用し同時に5体のクマ、イヌ、ネコ、ヘビ、トリのぬいぐるみを召喚すると、
標的を茶色熊の後方にある木や雪山に合わせ、晃太の攻撃だけに注意がいかないように誰もいない方向へと撹乱するように放つ。
そのモルの撹乱は元々の小熊の特性の好奇心旺盛により成功し、茶色熊の興味がぬいぐるみ達へと向く。
「晃太、今だ」
そのモルの声を聞きブレスレットをうまく外すことに成功する。
「種ーどこやー?」
外したブレスレットを見るが、種らしきものは見えない。
「あらへんで!なんでや!」
当初ブレスレットにあると思っていた種がないことに晃太は驚きつつ、あるはずだとくまなく探す。
「ないのか?」
モルは茶色熊に近付いている晃太に攻撃がいかないようにもう1度パペットマペットⅡを同じく木などにに目掛けて放つ。
「ありました!ブレスレットで隠れていた手首です!」
防御に徹し、茶色熊の一番近くにいたジュニールが外したブレスレットに隠れていた手首を見るとそこには瘴気を放つ『種』があった。
「そっちかいな」
それを聞き晃太は少し後退すると、陽炎で分身し茶色熊に攻撃が当たらないように素早く錯乱させることに集中する。
「ディエゴさん、黄色さんをお願いします」
抱えていた黄色小熊をディエゴに預けると、ハロルドも支援に向かい鞭を振るう。
もちろん、茶色熊に当たらないように足元へと。
攻撃はジュニールに集中しているものの、あちらこちらからくる錯乱により茶色熊の視線が乱された。
もちろんその隙をジュニールは見逃さなかった。
「これで終わりです!」
ジュニールは残っていた力を使い茶色熊を盾『弱き者の守護者』で押し返し、手を伸ばすと手首にあった種を潰した。
押し返せたのは、ラウルの威嚇射撃とモルによる撹乱、晃太の分身による茶色熊が錯乱、そして後方で銃を構えているデェエゴの援護のお蔭でもあった。
すると茶色熊の周辺には禍々しい煙のようなものが抜けていく。
シュルシュルと小さくなり元の茶色小熊へと戻っていく。
「黄色さん、もう大丈夫ですよ。行ってあげてください」
ハロルドはそう言って、黄色小熊を地面へとそっと下ろしてやる。
「ちゃーちゃん?」
小さく呟くと黄色小熊は早足で茶色小熊に駆け寄った。
『き、いろちゃん???』
『ちゃーちゃーん!』
元に戻った茶色小熊に黄色小熊は泣きじゃくりながら抱き付いた。
そこに残りの4匹も駆けつける。
空が約束通りに迎えに行き、連れてきていたのだ。
「よかったのぉ~」
残りの4匹も泣きながら2匹の様子に安堵の息を漏らしていた。
●ありがとうの印
「茶熊さん、ごめんなさい。大切なチョコを散乱させてしまって」
散乱したチョコを拾い集めながらエリーはすまなそうな表情で謝る。
『いいのぉ~たすけてくれてありがとうなのぉ~』
茶色小熊はニコニコとしながらチョコレートを受け取りつつ頭を下げる。
茶色小熊は他の小熊と違い人間の言葉は理解出来ても言葉は話せない。
ウィンクルムと5色の小熊が勉強していた頃はチョコレート探しに奮闘していたから。
ので、黄色小熊が付き添いずっと通訳をしている。
「こんなにあればチョコレートでケーキ作れるのぉ~」
一緒にチョコレートを拾っていたモルにも軽く頭を下げる。
「小熊はかわいい」
表情を変えぬままモルは2匹の頭をポンポンと撫でる。
「茶色小熊、手怪我してるな、見せてみろ」
ラウルは見せてみろと怪我をしている右手首を指差した。
『あい、なのぉ~』
「痛いか?」
『ちょっとだけ痛いのぉ~』
「どれ」
ラウルは優しく手を取ると持参した救急箱から消毒液と傷薬等を取り出すと手当てをしてやる。
『あの、あのおにいさんをボクさっきひっかいてしまったようなので、いっしょにてあておねがいなのぉ~』
黄色小熊の通訳で指差されているジュニールを見ると、頷く。
「一緒に行こう、私も付いていく」
エセルは茶色小熊の手を引き一緒に空とジュニールのもとへと歩き出す。
「体調は大丈夫ですか?」
空は近寄ってきた2匹の小熊に声を掛ける。
『だいじょうぶです、なのぉ~』
「だいじょうぶなのぉ~」
よかった、と空は安心したように2匹の頭を優しく撫でる。
すると茶色小熊は、
『けがさせてごめんなさい、なのぉ~』
「これぐらい平気ですよ、元に戻ってよかったですね」
ジュニールの優しい微笑みに2匹は瞳を輝かせる。
((おうじさまなのぉ~))
2匹の瞳にはキラキラと輝く王子様に見えたようで、頭には王冠さえも乗っているように錯覚する。
ラウルは怪我の具合をみて軽い応急処置を済ませる。
「これで大丈夫だ、心配するな」
ジュニールの手当てしたのを見た茶色小熊は安堵したように息を漏らした。
「優しい子なんだな」
エセルもその行動を見て頭を撫でてやる。
その近くにハロルドとディエゴの姿を見付けた黄色小熊は早足で2人に近寄った。
「ありがとうなのぉ~」
「怪我はしなかったですか?」
「おねえさんとおにいさんたすけてくれたからへいきだったのぉ~」
2人に何度も頭を下げて心からのお礼をする。
「茶色小熊は暴れてた時の記憶はないのか?」
ディエゴは茶色小熊に近付くとそう質問し、茶色小熊はしばし考えだす。
『ないのぉ~』
「そうか、それでよいのかもしれないぜ」
少し覚えていないことにディエゴは安心をした。恋人の黄色小熊に攻撃をしたと知れば茶色小熊が悲しむかもしれないと思ったからだ。
自分が茶色小熊の立場で、もしハロルドを傷付けたとしら自分を責め、後悔しているだろうから。
「せっかく恋人と再会できたのですから、傍にいてあげてくださいね」
黄色小熊は嬉しくなり、ハロルドに抱き付く。
「ほんとうにありがとう」
残りの4匹は心優音と晃太と共にいた。
「付いてきたらあかんって言ったやろ!」
晃太は軽く4匹の頭を小突いていく。
「無事で良かったけど、本当に危ないんだからね!」
「「「「ごめんなさいなのぉ~」」」」
深く反省しているのかションボリと頭を垂らし、耳も一緒に垂れ下がる。
「今度からはちゃんと約束は守るんやで!!」
「「「「はいなのぉ~」」」」
晃太に叱咤され敬礼しながら良い返事をした。
「本日は本当にありがとうございました、なのぉ~」
「「「「なのぉ~」」」」
『ありがとうなのぉ~』
「これは、ありがとうの印の木彫りのお守りです」
黄色小熊はそういうとウィンクルム全員に天使の羽を模したツインのストラップを渡す。
「ぎんいろはおねえさん、きんいろはおにいさんなのぉ~」
「ありがとう」
それぞれ渡されるとにこやかにお礼を言う。
「ペア……なのですね」
「そのようだな」
エリーはモルと顔を見合わせながら少々困り気味。
「ラダと使えばよいのではないか?」
「考えておきます」
ラダとはもう一人のエリーの精霊であり恋人。モルは少々気を使ったようだ。
「大事にするね!」
心優音は満面の笑みで小熊達を抱き締めたのだった。
秘密の場所はもう夕闇、多くのガラス玉が置かれ薄明かりの光を反射させながら光り輝いている。
ウィンクルムの助けにより小熊達に平穏な日々が戻ったのだった。
依頼結果:大成功
MVP:
名前:秋野 空 呼び名:ソラ |
名前:ジュニール カステルブランチ 呼び名:ジューン |
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | 草壁楓 |
エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
男性用or女性用 | 女性のみ |
エピソードジャンル | 戦闘 |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | 普通 |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 5 / 2 ~ 5 |
報酬 | 通常 |
リリース日 | 12月11日 |
出発日 | 12月17日 00:00 |
予定納品日 | 12月27日 |
参加者
会議室
-
2015/12/16-23:56
先ほどプランを提出いたしました
ディエゴさんの助言に従い
アプローチⅡで出させていただきました
茶色熊さんが、早く他の小熊さんたちと穏やかに暮らせるように
最善を尽くしたいと思います -
2015/12/16-23:52
-
2015/12/16-23:48
-
2015/12/16-22:21
遅くなってごめん。
プラン、一応提出。
通るか分からないけど、夜かもしれないってことで懐中電灯と、あと救急箱申請してみるな。
茶色小熊や怪我した人の手当用に。
私は主に茶色熊の説得、ラルはジュニールさんの援護するように書いてみた。
雪にはめるのも一応触れてはみたけど。
何か私たちは援護ばっかりになりそうな気がするけど、うまくいくといいな。 -
2015/12/16-21:42
>チョコの袋が前衛からは破壊?が難しい場合、こちらが撃って袋を破く
ありがたいです。お願いします!
モルさんの通常攻撃は装備している本の魔法になってしまうので、袋の破壊が上手くいくか怪しくて……。
>あとは陽動の邪魔にならない位置で、皆さんの足下や周囲に注意を払います
秋野さんが足下や周囲を注意してくださると助かります。ありがとうございます!
それに、もし雪深そうな場所や滑りやすそうな場所が見つかったら、
エセルさんが出してくれた案の、凶暴状態の茶クマを雪にはめるってこともできそうですよね。
モルさんのプランで、パペットマペット2の鳥による誘導を試みます。 -
2015/12/16-21:05
威力10…
微量といえば微量だ
ジュニールが攻撃で倒れてしまっては困るのもある
Ⅱで良いとこちらは思う。
-
2015/12/16-21:02
晃太:
>ディエゴさん
あっそうやったな、ならそこら辺はカットするわ
間違ってもうてすまん(苦笑
こちらもプラン書けたでー
神人
☆紙・テープ申請
☆行動
・他の小熊達には絶対にこちらに来ないよう話す
・足元に注意しながら移動
・黄色だけを連れて行く(手を繋いで
・秘密の場所でトランス
・なるべく話し合いで解決したいが無理そうなら実力行使
・紙とテープでメガホンを作り黄色に渡す
・話し合い時こちらの言葉をメガホンを使って黄色に通訳してもらう
・又は黄色の言葉で伝える
精霊
☆行動・戦闘
・足元に注意しながら移動
・周りを警戒
・秘密の場所でトランス
・なるべく話し合いで解決したいが無理そうなら実力行使
・話し合いではこちらの言葉をメガホンを使って黄色に通訳してもらう
・又は黄色の言葉で伝える
・戦闘の場合、チョコをばら撒き様子見しその後アプローチや陽動をしてもらっている隙に陽炎と朧月を使用
・分身が茶色の攻撃に当たらない様に素早い動きで錯乱している内に朧月で相手に気付かれない様に相手にこちらの行動を読みにくくしながら移動して近付き腕に付いているブレスレットを外す
・ブレスレットに種が付いていたら潰す
大体こんな感じやな
どこか変な所あったら遠慮なく言うてな -
2015/12/16-20:52
ギリギリのタイミングですが
ジューンさんがアプローチⅡを習得したようです
気合のオーラを放ち、周囲の存在を自分に引きつける。
オーラに接触した対象は、無視することが出来なくなる。
オーラには術者の力が宿っており、敵に微量のダメージを与える。
ということですが、微量のダメージ…?
茶色熊さんに対するには、ダメージ的にどうでしょう
アプローチのまま行くか、アプローチⅡに変更するか少々決めかねています -
2015/12/16-20:36
黄色子熊の護衛はこちらで書いてある
-
2015/12/16-20:36
>あんな?陽炎の他に朧月っちゅうスキルあるんやけど、これも使えると思うねん
うふふ……!
そのスキルの組み合わせって、すっごく良さそうですね! -
2015/12/16-20:18
晃太:
中々顔出せずにホンマ申し訳ない!
あんな?陽炎の他に朧月っちゅうスキルあるんやけど、これも使えると思うねん
『動きを緩慢にし、相手に行動を読みにくくする。
夜に発動すると、効果が倍増する。』
陽炎と一緒に使うたらブレスレットも取りやすくなるんとちゃうかな?
>メガホン
ほならこっちのプランに紙申請してメガホン作るよう書いとくわ
黄色が茶色の方へ行かん様にみゆがそばにいさせようと思う
他の小熊には絶対にこっちに来ないよう言い聞かせとかんとな… -
2015/12/16-18:06
>晃太さん
紙で作るメガホン、よさそうですね!
持ち運びも楽ですし、形作るのも簡単ですし
現在の所のこちらの行動プランはこのような形です
後程また伺い、修正が必要なところは手を入れていきたいと思います
ジュニール(精霊
アプローチを使って茶色熊さんの気を引き
チョコの袋を破る、或いはブレスレットを奪う隙をできるだけ長く作る
危なくなれば、ハロルドさんに援護を頼みます
空(神人
秘密の場所到着と同時にトランス
危険回避のため、アプローチ中の精霊からは少し離れた場所に待機
ジューンさんが攻撃を受けたらサクリファイス発動
あとは陽動の邪魔にならない位置で、皆さんの足下や周囲に注意を払います
まさかとは思いますが、黄色小熊さんや茶色熊さんが心配になって
他の小熊さんが近くに居たりしないかも気になります
無事に済めば、小熊さんたちも呼んであげられたらいいなと思います
『雪が降り積もり滑りやすく、足が埋まってしまう場合もあります』とありますので
茶色熊さんの動きを止める方法としては、【11】でエセルさんが仰るように
押すなり引くなり陽動なりで、足を滑らせる手も使えるかもしれませんね -
2015/12/16-13:53
こちらの大まかな方針
神人
トランスタイミングは秘密の場所到達時
小熊を守りながら種探索
引き付けているジュニールさんの応援があるか、攻撃で疲弊が見えてきたら小熊を精霊に預け茶色の前へ
精霊
威嚇射撃で攻撃妨害
チョコの袋が前衛からは破壊?が難しい場合、こちらが撃って袋を破く
チョコ散乱時はチョコに注目
推敲できてなくてすまんがこんな感じだ
-
2015/12/16-12:00
とりあえず私達の行動プランはこんな感じです。
今日の夕方から夜ぐらいに、また会議室を確認しにきますね!
何か問題点や変更した方が良いことがあったら、プランの手直しもおこないます。
エリー
・秘密の場所付近に着いたらトランス
・茶熊の姿が見えない時は、樹上に注意
・腕輪以外の場所に種がないかどうか、目で確認(多分、皆の推理どおり種のありかは腕輪だと思います。他に重要なことがあれば、変更も可能です)
・チョコ散乱時に、黄熊に通訳をお願い「そのチョコが大切なの? なぜ大切なのか思い出せる?」
・説得or戦闘終了後。散乱したチョコを拾い集め、茶熊に謝っておく
モル
・パペットマペット2で5種類同時召喚
(【ワールド設定補完スレ・2】によると、1種類につき1体まで1回のMPで複数出すことが可能。ただし多く出すほどパペット達は弱体化していく。とのことです)
・腕輪を奪いにく時。五十嵐晃太さんのいる位置とは逆方向にパペットを進ませる。陽動目的
(パペットをどれだけ術者が自由に動かせるのか不明なので、パペットの攻撃対象を茶熊ではなく周囲の木や雪の塊など物体に設定。タイミングを見て物体に向けて突撃させます)
・腕輪を奪うのが困難な場合。様子を見ながら、足かお尻を攻撃 -
2015/12/16-00:08
>文面にないから期待は薄いだろうが、恋人同士だったんなら同じのを持っていそうだなと
文字数に余裕のある人が、黄クマさんに何か思い出の品とかがないか質問してみても良いかもしれないですね。
>気が散っている隙に晃太さんが陽炎を使ってブレスレットを奪い「黒き宿木の種」を潰す
この時、トリックスターのスキルでパペット(威力低めの方)を出し、陽動できないかと考えています。
パペットの場合は相手の攻撃を受けてしまうとカウンターダメージを与えてしまうので、やや遠巻きの位置でパペットを動かす予定です。
>ブレスレットを奪うのが難しければ、気絶させる方向で…という流れでしょうか
攻撃しなければいけなくなった時には、致命傷になりにくい箇所を狙います。
足かお尻を攻撃するつもりです。
腕は、ブレスレットも巻き込んで壊してしまう恐れがあるので、やめておきます。 -
2015/12/15-23:54
それなら最初は子熊と種を見つけることに集中したほうが良い感じか
-
2015/12/15-23:27
(連投で申し訳ありません)
「黒き宿木の種」さえ潰してしまえば
攻撃の手を止めることは可能のようですね
それさえクリアできれば、人語は解さなくとも
黄色小熊さんの言葉には耳を貸す気もします -
2015/12/15-23:24
晃太:
>アッシェン
ライト関連は持っていかなくても平気やという事や
おてて…なるべくブレスレットは壊さないようにしたいとおもうてるからなぁ
どうやって外すかがキモになるな…
>工夫
せやったらメガホンみたいな奴があれば結構声が伝わるんやないか?
手で作っても意外と聞こえるし…
又は紙で簡易的なのを作る、やな…
紙やったらコンビニとかで買うこと出来るやろうし申請も通るんやないかと… -
2015/12/15-23:21
>気を引く
では、ジューンさんのアプローチで気を引き
その隙にチョコレートの袋を破り更に気を散らす材料を作る
気が散っている隙に晃太さんが陽炎を使ってブレスレットを奪い「黒き宿木の種」を潰す
ブレスレットを奪うのが難しければ、気絶させる方向で…という流れでしょうか
あと、ブレスレットなので、付けている場所は腕で間違いはないかなと思います
>援護
ディエゴさん、お申し出、ありがとうございます
その折にはハロルドさんに援護をお願いいたしますね
>説得
黄色小熊さんだけなら、守りながら行けそうですね
説得するなら小熊さんの力は必須ですし
確かに恋人である黄色小熊さんが一番の適任者ですよね -
2015/12/15-23:18
四つ葉のブレスレットねぇ
黄色熊は同じのを持っていないのか気になるな
文面にないから期待は薄いだろうが、恋人同士だったんなら同じのを持っていそうだなと
ブレスレットに似た、もしくは対となるものがあるんならそれで気が引けそうだよな。
上記のは本当に推測に過ぎないから置いておくとして
何も道具を使わず黄色子熊の声を聴きやすくするというなら
子熊を抱えクマの正面に立つ、くらいしか思い浮かばないな。
-
2015/12/15-23:04
>んー解説には【夜になると無数の硝子玉が月明かりに照らされて色とりどりに雪に反射し光る場所です】と書いとる程や
なるほど。
それにそういう月明かりが光が反射している場所なら、夜でもある程度の明るさは確保されているようですね。
>所で、ブレスレットと言うてるから腕についとるんやよな?
そのようですよ。
黄クマさんによれば「おててにしてた」とのことです。
あと、すでに秋野さんが【8】で言われているように、黄クマさんが最初に説得した時には、危うく攻撃されそうになっています。
説得の際は、茶クマさんに黄クマさんの声が届きやすいように何か工夫をこらした方が効果的に思います。
……が、その工夫の具体案が思いつきません!
もともとは小熊だったので好奇心がある、ってところがカギなのかな、と思っていますが……。 -
2015/12/15-22:31
晃太:
こんな時間になってしもうてすまんなぁ(汗
>一番は話し合いをやってみて、無理そうなら実力行使
>小熊は黄色の子を連れて行く
皆賛同してくれておおきに
それと小熊は黄色の子連れてくんに賛成や
あの子と茶色は恋人同士やしな
>説得
ほんならチョコの話題を降ってみたらどやろか?
勿論チョコをばら撒いて気を引きながら説得と言うのもありやと思うで
>茶色対策
気を引きつけてくれるんなら、俺が陽炎を使って取ってくる事が出来るんや無いかの?
少し危険な賭けやけども…
所で、ブレスレットと言うてるから腕についとるんやよな?
一応確認やけど…
>昼夜どっちか
んー解説には【夜になると無数の硝子玉が月明かりに照らされて色とりどりに雪に反射し光る場所です】と書いとる程や
もしかしたら夜な気がするなぁ…
まぁ分からんけど(汗 -
2015/12/15-21:36
>行くのは昼間、なのかな?
私も資料を読んでみましたが、昼か夜か、明確にはわかりませんでした……。うーん……お役に立てず、すみません。
とりあえず、茶クマさんの出現ポイントは、人里からコグマ達が走って3時間かかる場所らしいですが。
>撃つとブレスレットまで破壊してしまいそうだからだ、命中には自信があるけどな。
ああ、それはたしかに……。ブレスレットが壊れたら、元に戻った後に茶クマさんと黄クマさんがしょんぼりしそうですね。
うふふ、優しい配慮だと思いますよ!
>説得に関しては黄色子熊を連れてってやりたい
その意見に賛成します。 -
2015/12/15-21:24
もしクマを連れて行くのなら俺とハロルドで守ろうと思う
連れて行く頭数でもっと護衛が必要になるが -
2015/12/15-21:22
今ガイドと会議室をざっと読んだ、すまんなこんな時間になって
ジュニールが気をそらしてくれるんだな?任せた
もし攻撃され体力が減ってしまったときは神人を呼んでくれ、応援する
黒き宿木の種はブレスレットにありそうだが、この場合銃撃しないほうがよさそうだな
近づき、奪って種だけを取り除きたい気持ちがある…撃つとブレスレットまで破壊してしまいそうだからだ、命中には自信があるけどな。
あとはチョコレートが少し気になった
茶色熊はもともとチョコレートを探しに行っていたんだろう、袋を破けばチョコが散乱し、気が散るのではないかと。
説得に関しては黄色子熊を連れてってやりたい、守るつもりはもちろんあるしな
全員連れて行くのは大変だが、代表として一匹連れて行くなら守りやすいと思う
>雪
埋まるのは一か所に留まらないことでなんとかなるが、急ぐのも危ない
嫌なのは滑る方なんだよな、適度に移動していく必要がある
-
2015/12/15-19:43
ディエゴさん、ハロルドさん、よろしく。
>一番は話し合いをやってみて、無理そうなら実力行使
うん、私もそれでいいと思う。
…実力行使って気絶させるとかそういうことでいいのかな?
>エリーさん
説得の中身、茶色クマに話し合いで大人しくなってもらうなら、私たちも考えた方がいい気がする。
今のところ何て言えばいいか思いつかないけど。
話しかけて注意を引いてもらってる間に種を探すとかなら、小熊たちに頼んでもいいと思う。
>気を逸らすのにアプローチ
使えるんじゃないかな。
アプローチは自分に引きつける、みたいだから。
ジュニールさんが引きつけてくれている間に、他の人が種を探すとか実力行使みたいになるのかな?
やるなら、気をつけてな。もちろん私たちもフォローはするけど。
あ、私も聞いてもいいかな。
戦闘場所は、夜になると綺麗そうな場所みたいだけど。
行くのは昼間、なのかな?
『雪が降り積もり滑りやすく、足が埋まってしまう場合もあります』ってあるけど、これが昼でもいけるなら誘導すれば茶色クマの足を止められるかなって思った。
自分たちも埋まらないように注意しないとだけどなあ。 -
2015/12/15-00:11
ディエゴ・ルナ・クィンテロと神人のハロルドだ
よろしく頼む
少し考えたいたのが、神人に格闘武器(ハイトランスしなければ基本攻撃力0)を持たせ
攻撃の受け流しをさせてすきを見て種を狙撃する…という方法だったが、まず種を発見する手立てを考える必要があるだろう。
すまないが、今考えつくのはこれくらいだ
まと後でもう少しガイドを読み込みこちらの行動を決めようと思う。 -
2015/12/14-23:49
>一番は話し合いをやってみて、無理そうなら実力行使
ええ、そうですね。私も同意見です。
非力なコグマ達を危険な場に連れて行くのがちょっと心配だったのですが、
護衛能力に優れているロイヤルナイトのジュニールさんが来てくださったので、安全面が大きくアップしましたね!
もし茶クマさんを攻撃をする場合は、エセルさんがすでに発言しているように「黒き宿木の種」を見つけ出して狙う、という手段も考えられますね。
普通に攻撃をするよりも、種だけをピンポイントで狙って攻撃する方が難易度が高そうなので、命中精度の高い技を使うか、プランで確実性を上げる工夫をしておいた方が良さそうですね。
コグマさんの説得に関して、ちょっと質問というか確認がしたいことがあります。
話し合いはコグマさんに完全にお任せする形でしょうか?
私達の言葉をコグマさんを通して伝えてもらうという形式でしょうか?
あるいは両方? -
2015/12/14-23:47
>エセルさん
エセルさん、ラウルさん、はじめまして
こちらこそ、宜しくお願いいたします
・人語は解さないのでCスケールの敵になります。
とありますから、話し合いは少し難しいかもしれません
もちろんそれで解決できれば一番ですが
黄色小熊さんの呼びかけにも無反応のようですし…
「黒き宿木の種」の場所は
木彫りの四つ葉のブレスレット(旅のお守)の辺りかと考えていました
大切にしている分、何かで気を反らしてでないと
触れることすら叶わないかもしれません
「もともとは小熊だったので好奇心がある」ようなので
何かで気を逸らすことができれば「黒き宿木の種」を潰せるかもしれません
気を逸らすのに、アプローチは使えるでしょうか?
あとは何か小熊さんが興味を持ちそうなもの、でしょうか -
2015/12/14-23:17
心優音:
相談期間もあまり無いですし、どうするか決めましょうか
今回は怪我や殺しはしないようにお願いされてますから、加減が難しいですね…
話し合いで解決出来るならそれに越したことは無いんですが…
一番は話し合いをやってみて、無理そうなら実力行使で解決をする…って感じでしょうか? -
2015/12/14-22:00
あっ、と、被ったみたいだ。
秋野さんたちも、初めまして、どうぞよろしく。
連投、ごめんな。 -
2015/12/14-21:51
私はエセル・クレッセン、パートナーはプレストガンナーのラウル・ユーイスト。
どうぞ、よろしく。
エリーさんたちも吉坂さんたちも、お久しぶり、だな。
「黒き宿木の種」、どこにくっついているんだろうなあ。
チョコレートの袋とか旅のお守りの辺、とか? -
2015/12/14-21:50
こんばんは、秋野空と申します
パートナーはロイヤルナイトのジュニール・カステルブランチさんです
初めてお会いする方も、以前ご一緒させていただいた方も
どうぞよろしくお願いいたします
なんとか茶クマさんの暴走を止めて
元の仲良し小熊さんたちに戻してあげたいですね -
2015/12/14-09:12
心優音:
初めましての方は初めまして!
そうじゃない方はお久しぶりです〜!
小熊ちゃん…
あんなに優しい子だったのに…
絶対傷付けずに助けてあげなくちゃ! -
2015/12/14-09:10
-
2015/12/14-00:32
うふふ……。エリー・アッシェンとトリックスターのモルさんです。
同じ依頼を受けた仲間の方は、どうぞよろしくお願いします!
凶暴化している茶クマさんですが、なんとか怪我させずに沈静化させたいところですね。