ぱんつとごりら(紺一詠 マスター) 【難易度:簡単】

プロローグ

 早朝、神人たちは目を醒ます。
 目を醒ましたのは、神人たちだけである。おや、と、彼等は一様の疑問をいだいた。精霊はどうしたのだろう。
 いまだ夢のまにまをにただよって、というわけではない。屋内の何処にも見当たらないのである、影も形も。
 デミ・オーガ退治の指示を受け、昨夜、この地を見舞ったウィンクルムたち。斯く斯く云々以下省略のトラブルが途中にあり、到着は夜更け過ぎとあいなった。幸い、夜行性のデミ・オーガではないので、移動の疲れを癒やすためにも、明るむのを待ってから作戦開始すればよかろう、と、彼等はしばしの仮眠をとった。
 そこまでは、確実に一緒だったのである。しかし、今朝、いざ仕事をばはじめようという段になり、精霊たちは仮宿から姿を消した。書き置きの一切れも留め置かず。
 休んだ痕跡は、ある。手荷物は到着してすぐ降ろしたままの様子を保っていたし、装備の類いはそっくり残されている。ちょっとそこまで哨戒に出掛けたのかもしれないが、精霊ばかりが揃いも揃って、一切の武具を持ち出さず、という現況はどうにも不自然だ。
 神人たちは顔を見合わせる。考えすぎならば、それでもよい。だが、万が一のことがあっては大変だから、と、捜索を打ち合わせようとした、そのときである。

「あれは、なんだ」
 窓の外から、人々のざわめく声が、聞こえる。
「猿か?」
「人形か?」
「いや、精霊だ!」

 精霊だ!

 仮宿は、デミ・オーガの出没するらしき雑木林の側にあり、普段は見張り小屋として使われている。
 神人たちがこぞって窓際に押し駆ければ、雑多な緑が眉に迫る。目を細め、緑林の全角を捉える。いた。てっぺんの枝先あたり、軽やかに躍動する、複数の人身。
「……デミ・オーガ?」
 A.R.O.A.経由で言伝された概要を、思い返す。
 この雑木林に現れたデミ・オーガは大柄な霊長目、端的にいえば、ゴリラだそうだ。なんでそんなとこに現れたんだ、とかいうもっともな指摘は、このさい明後日の方向にぶんなげる。
 自己顕示欲が強いデミ・オーガらしく、高らかに吠えたりやたらにドラミングしたり、最大限の誇示をはかる傾向があるそうだ。おかげで、かように遠くからでも発見しやすく、現時点での被害はほぼゼロ、と、悪いことばかりでもないのだけど。
 そう、今回のデミ・オーガは、ウィンクルムにとってさほどの強敵ではない筈であった。しかし、想定外の事態が問題をややこしくしてしまった。
 なんなれば、神人の大切なパートナーたる精霊が、デミ・オーガと行動を共にしているからだ。
 ぱんつ一丁で。
 樹上を、四つん這いで、渡る。ウッホウッホと謎の言語を扱う。腰のぱんつにバナナを挟んでいる。あれはどうみても――……。
 どうやら正気を失っている(そりゃぱんつ一丁だし)。もしかして、自分をゴリラだと思い込んでいるのだろうか(ぱんつ一丁だし←ぱんつは無罪だ)。いったいどうしてそんなことになった(繰り返す。ぱんつは無罪)。
 変わり果てた姿(ぱんつ一丁)の精霊を呆然と見上げる、神人たち。枯死寸前の体で呻く。
「うちの精霊が突如ゴリラになった件」
「わたし達は、なにも見なかった」
「ねえ、今すぐ、奴等を置き去りにして帰らない?」
「天才現る」
 そういうわけにゆきません。
 デミ・オーガ退治に加え「パートナーを元に戻す」という厄介な課題をしょいこむ羽目となった、神人達、縋るようにパートナーを見遣る。
「せめてぱんつは脱がないで!」
 急げ神人よ。でなければ、A.R.O.A.の精霊は裸踊りが趣味、との噂がたつやもしれぬ。
 とっくに手遅れじゃないかなーとか、冷静になっている場合ではない。『危機一髪』とかいて『ぱんついちまい』と読むからだ。読めねぇよ。

解説

・神人のやること:精霊をどついて元に戻す(普通)
・精霊のやること:思う存分野性に還る(ぱんいち)
・二人でやること:デミ・オーガを倒す(お好みで)
・逆に「神人だけでデミ・オーガを倒す」→「その後、精霊を元に戻す」の流れでも、なんとかなります。そのあいだに精霊がぱんつを脱ぐ可能性が高くなるだけです。
・そうなったとしても、いざとなったら、そのへんの葉っぱが仕事します。夏だし。

●真相
神人達が床に入ったあとで、オーガ退治の景気付けのため、近所の人々が薬茶を持ってきてくれました。「ゴリラのように健康になれる」と評判のお茶です。
目を醒ましていた精霊が試しに口を付けたところ、効き目が強すぎて「ゴリラのように健康になれる」じゃなく「自分が強いゴリラだと思い込む」「ゴリラだから、つい本能で、デミ・ゴリラの後を追ってしまう」ようになってしまいましたとさ。
こういう次第ですので、精霊を思いっきり一発ぶん殴れば、目を醒まします。
ですが、神人の皆様はそこまでの事情は知りませんので「君がッ服を着るまでッ殴るのを止めないッ」もまたありだと思います。殴られてたら服は着られないですか、そうですか。

●デミ・オーガ
デミ・ゴリラ×1体
突然ぱんつな奴等が追っ掛けてきたので、困惑気味。

●禁止事項
プランを全部「ウッホホホイウホホイ」だけで埋めるの禁止。

ゲームマスターより

最近、闇堕ちとゴリラが流行らしいぜ!
 → じゃあ、二つ同時にやっちゃおうぜ!
 → おまけで、ぱんつもほんのり醸そうぜ!
 → なんか思てたんと違うものが出来たけど、気にしないんだぜ!

夏ですねぇ。

リザルトノベル

◆アクション・プラン

手屋 笹(カガヤ・アクショア)

  精霊さん達も木の上に居るのでしょうか…。
カガヤが置いていった装備(最低限、服・武器)は持って行きましょう。

ゴリラ&精霊さん達が木の上に居ましたら
こちらに注目を向けさせる為に大声で声を掛けます。

ゴリラに邪魔されて誰も精霊を正気に出来無さそうな場合、
ゴリラに対処します。
ゴリラと精霊さん達の間に出て武器を向け、
ゴリラが逃げてしまわないように
オ・トーリ・デコイを使用してアヒルの方へ注目を向けさせます。

邪魔が無ければ
or無くなれば
orぱんつ脱ぎそうだったら急いでカガヤを正気に戻す事を優先します。
カガヤに走り寄り全力で御幣で殴ります。
「ずっと殴られたいのでしたらかまわないのですよ?」
と凄みましょう。


エリー・アッシェン(ラダ・ブッチャー)
  心情
なんということでしょう!
ラダさんが完全にゴリ堕ちする前に、なんとか正気に戻さなくては!

行動
ラダさんの武器を部屋から持ち出す。

精霊に木から地上に降りてもらわないと、手出しができませんね。
デミ・ゴリラからの攻撃に警戒しつつ、手近にあるものを太鼓のように叩いて音を出します。ドラミングでバランスを崩して、精霊が木から落ちてくれると良いのですが。落ちてこないようなら、ラダさんの顔を狙って水鉄砲を撃ちます。

自分の精霊を正気に戻すことを優先します。
「ラダさん、気を確かに! 私です。エリーですよ。わかりますか!?」
呼びかけながら往復ビンタ。

敵のデミ・ゴリラを指さし、悪役顔で命令。
「やっておしまいなさい!」


ガートルード・フレイム(レオン・フラガラッハ)
  レオン…なんと見苦しい姿に
敵の術にはまったのか

こういう場合、正気を戻すのは愛と相場が決まっている
私の愛をこの拳に全力でこめる…!

精霊の斧と盾は持つ
服は置き去り

飼育下のゴリラはボクシングや格闘技のテレビが好きと、本で読んだ事がある
近くの木をスポーツ3で殴る蹴るして音を立て、同時に樹上に「対戦者募集中!」な挑む顔をしてみる

デミの様子を警戒
抑えた方がよさそうなら、笹さん心優音さんと共に包囲する
必要なさそうなら精霊の元へ

危険を感じたらフライパン使用

レオン受け取れ、私の愛を!(殴る)

いや、目つきがいやらしかったからつい
斧と盾で両手が塞がったからな

話を聞き
お前、お茶安易に飲むなんて
傭兵としてどうなんだ



吉坂心優音(五十嵐晃太)
  ☆心情
「晃ちゃん…?
何でパン一になってんの?
えっなにこれ意味分かんない帰っていい?
てかゴリラになってるとか殴って良いかな(真顔)」

☆行動
・精霊の衣服武器を持って行く
・精霊とゴリラを地上に下ろす
・気を引く為バナナ持参し勢いよくぶん投げたり枝では音を出して挑発
・精霊を正気に戻す際ゴリラが邪魔して来たら武器で対処
・斬り付けたり敵の攻撃を相殺
・ゴリラの様子によっては精霊の正気を先に戻せそうなら戻す
・最終的に戻った精霊と一緒にデミ殲滅

☆精霊
・笑顔で近付きながらフルスロットルでぶん殴る
「晃ちゃんの馬鹿ぁぁぁぁあああああ!
何でパン一になってのよぉぉぉおおお!
さっさと正気に戻れやゴリラもどきがぁぁぁあああ!」



名生 佳代(花木 宏介)
  ◯勤勉
あああ!こんな王子様ありえないしぃ!
唯でさえ宏介は王子様度が足りないのに!
アタイの心の傷の落とし前…どうしてくれるんだしぃ…!
バナナとアタイと宏介の武器類を持って追いかける。
ショックでムカつくしさっさと宏介を瘴気に戻して、
デミオーガ倒してもらわないと!
おらぁ、そこのゴリラ達!
このバナナが目にはいらないんだしぃ!?
バナナを投げてゴリラが木から降りるよう誘導。
…特にそこのメガネゴリラ。
アンタがフザケてるとアタイが危ないんだしぃ!
ほら、デミオーガに狙われちゃう!
…パンツ一丁で近づくなきしょい!(グーパン)

◯パンツ
てゆーか、見られて恥ずかしいぐらいだったら捨てたら?
そのぐらいは買ってあげるしぃ?



●ウッホホゴリウホ
「ウホホイ! ウホホイ!」
 木の上でナックルウォーキングをかましながら何やらウホウホ言っている己の精霊、花木宏介に名生佳代は顔面を蒼白にして叫んだ。
「あああ! こんな王子様ありえないしぃ!」
 唯でさえ宏介は王子様度が足りないのに、ゴリラになってしまったら足りないどころの騒ぎじゃない。王子様ステータスが思いっきりマイナスの方に振りきれている。
「アタイの心の傷の落とし前……どうしてくれるんだしぃ……!」
 佳代は勇ましく立ち上がり、精霊の武器類を持って木の下から彼の後を追う。
「ウッホホ……ゴリ、オーガ、ゴリィ」
(ゴリラ、オーガ、倒す。ゴリラ、神人、守る。これぞウィンクルムの掟、義務だ!)
 宏介はそう言いたいらしいが、残念ながら通訳もいないため神人達の耳にはウホウホという雄叫びしか聞こえない。――彼はゴリラになろうとも義務を守ろうと必死なのだ!
「ウッホ! ウッホホホイ! ゴリウホ!」
(俺はゴリラや! 自然の中に帰る、なんて清々しいんや! それに俺は強いんやで!)
 謎の主張を込めながら木から木へとひょいひょい飛び移るのは五十嵐晃太。その様子を頬をひきつらせながら神人、吉坂心優音は見上げる。
「晃ちゃん……? 何でパン一になってんの? えっなにこれ意味分かんない帰っていい?」
 白抜きになっている彼女。傍らのガートルード・フレイムもクッと唇を噛み己の精霊であるレオン・フラガラッハを見上げる。
「レオン……なんと見苦しい姿に。敵の術にはまったのか」
 悔しげな彼女をよそに、レオンは解放感に満ち溢れる高らかなドラミングと共に何やら叫んでいる。
「ウホウホウホウホ!」
(ああ……何という解放感。俺の内側から迸る荒ぶる野生!)
「レオン……」
 悲しげな彼女の事など知る由もなく、レオンは恍惚とした表情でバナナを頬張る。
「ウホ……」
(何という幸せ、これぞ神の恩寵。そしてこんなにもバナナがうまい! 俺はこの為、この瞬間の為に生まれてきたような気がする……)
 何やら恐ろしい事を考えちゃっているが、ガートルードはそんなこと知る由もない。
 なんとかしてこのゴリラを元に戻さねば。
「てかゴリラになってるとか殴って良いかな」
 心優音が真顔で呟くと、ガートルードもこくりと頷き唇を引き結んだ。
(こういう場合、正気を戻すのは愛と相場が決まっている。私の愛をこの拳に全力でこめる……!)
 グッと握り拳を握りしめるガートルード。そして、彼女は彼がいる木の下へと走って行った。
「ヴォッホホホホホ! ウッホーッ!」
 いつものヒャッハーと同じイントネーションのウホウホを聞き付け、エリー・アッシェンはガバリと顔を上げた。――精霊、ラダ・ブッチャーだ。
 スポーティーなゼブラブリーフ一丁で、素肌に受ける自然の風に喜びをあらわにした彼の雄々しいドラミングが響く。
「なんということでしょう!」
(ラダさんが完全にゴリ堕ちする前に、なんとか正気に戻さなくては!)
 ゴリ堕ちとは。
 エリーはキッとラダを見据え、部屋から持ってきた彼のキラーシザーズと己のカンケツセンを軽くかち合わせて音を鳴らす。
「アイ ウホ ゴリラ。ベリー ゴリ― ストロング アニマル ウッホゴリィ!」
 エリーが立てる音に対抗心を燃やしたのか、ラダは激しくドラミングを始める。
「ウホウホ!」
 ハイテンションで楽しげにゴリラの後をついていくカガヤ・アクショアに、手屋笹は目眩がしそうになるのを抑えながら叫んだ。
「カガヤ! 聞こえますか!」
 自分の名を呼ぶ神人の声に、カガヤはふと自分の足もとを見る。木の下では心配そうな顔で笹が見つめているではないか。
(ん?何か聞こえる)
「ウホウホ?」
 するすると野生の動きでカガヤは神人達の前に降り立った。
 同時に、ドラミングでバランスを崩したラダがエリーのちょうど真ん前に滑り落ちてくる。
 早いところ他の精霊たちにも降りてきてもらわないと。佳代は元ヤン丸出しのドスが利いた声で頭上に挑発の声を送る。
「おらぁ、そこのゴリラ達! このバナナが目にはいらないんだしぃ!?」
 佳代が思い切りぶん投げたバナナが宏介を掠め、地に落ちる。
「ウッホ?」
「……特にそこのメガネゴリラ。アンタがフザケてるとアタイが危ないんだしぃ!」
 佳代にびしりと指差された宏介は、バナナを追って地に降りてくる。しめしめ、思惑通りだ。
「ウッホゥ」
(メガゴリラ、強そうな響きで気に入った)
 なにやら満足そうな顔の宏介に佳代は次第に苛立ちを募らせてゆく。
 ガートルードは、精霊がいる木の幹をボコスカ殴る蹴るを繰り返し音を立て揺さぶった。そして、レオンに『対戦者募集中!』と言いたげな挑戦的な視線を送る。
「ウホウホォ?」
 レオンはそんな神人を見下ろし、興味ありげに笑った。
「ウッホ」
(おお、なんか人間の女どもがやってくるぞ)
 ヒュッと木の上から飛び降り、ガートルードの眼前に躍り出て右手を差し出す。
「ウッホイィ! ウホ、ゴリゴリウホッホ!」
(丁度いい、お前達も俺達と一緒に野生に還るのだ!)
 ガートルードは彼が何を言っているかはわからないけれど自分のもとに帰ってきたことにほんの少し安堵し、手を取ろうとする。と。
「ゴリィ!」
(パンツ一丁で!)
 お前も脱げ! というジェスチャー(パンツを指さし、既にパンツすら脱ぎ捨てそうな動作)を見せるレオンに、ガートルードは青筋を立てる。
「レオン受け取れ、私の愛を!」
 盾と斧を持ったまま、盾でレオンをぶん殴る。
「んほっ!」
 腹部にクリーンヒットした拳に身悶え、レオンはようやく正気に戻ったようだ。愛の力凄い。
「……ってぇな! おい酷くねえか今本気で殴ったろ!」
「いや、目つきがいやらしかったからつい」
 そういう気持ちがあったわけじゃない、ゴリラとしてはごく自然な誘いだと弁明するレオンに、ガートルードはキッと木の上を見据える。
「それより、デミ・ゴリラが来るぞ」
 持ってきた斧と盾を手渡しながら警戒を促すと、レオンは目を丸くする。
「って、服持ってきてねえってどういう事だよ!」
「向かってくると厄介だ、ほら」
「もー……」
 トランスを済ませ、斧と盾をしっかり装備し、ぱんつ一枚でレオンはデミ・ゴリラの方を向く。
「晃ちゃあぁぁあん!」
 晃太が戻ってこない心優音もバナナを全力投球。
「ウホウホ?」
 美味しそうなバナナ! とばかりに木の下に降りてきてくれた、が、余計な物も一緒に来た。
 なんだかゴリラ精霊のインパクトが強くて皆さん忘れ気味だったけれど、デミ・ゴリラさんがいたのだ。そうだったウホ。
 そんなデミ・ゴリラは何故か佳代目がけてまっしぐら。ガートルード達がそれを追う。
「ほら、デミオーガに狙われちゃう!」
 アンタがウホウホしてるあいだにぃい! と叫びながら逃げる佳代。宏介は本能的になのか義務を思いだし、咄嗟に佳代の前に躍り出る。
「ゴリゴリィイ!」
(佳代が危ない……!)
 目の前に躍り出た宏介の尻。そこには『勤勉』の二文字。美しい草書体で記されたシンプルながらもなんだかディープインパクトなおぱんつとそのぷりケツに佳代は大きな声を上げる。
「ッ! パンツ一丁で近づくな、きしょい!」
 振り返った宏介の腹部目がけて中指をちょっととがらせ気味の強烈なグーパンチをお見舞いすると、咳き込みながら宏介がしゃがみ込んだ。
「ぅゴフッ……はっ俺は今何を……?」
 キョロキョロとあたりを見回し、自分がパンツ一丁であることに気付いてサァッと青ざめる宏介に佳代はため息交じりに問いかける。
「やっともとに戻ったしぃ?」
「あ、あぁ……佳代も容赦なさすぎないか?」
 そんなことよりゴリラ迫ってんぞとばかりに二人はトランスを済ませる。
 宏介に切りつけられてよろけたデミ・ゴリラ目がけ、レオンはアプローチⅡを仕掛ける。
 そんなことをやっている間に、カガヤは何を思ったのかおしりを掻きながらぱんつをちょっとずり下げていた。とてもゴリラしい動き!
(こ、これはいけません!)
 デミ・ゴリラがレオンにひきつけられているうちに笹は全力でカガヤに駆け寄る。
 そして、手にした御幣を振りかざし思い切り殴りつけた。ガン! と音を立て、カガヤの目の前にお星さまが散る。
「は!? ここは何処!? 俺は誰!?」
 なんというかお約束なセリフを言いながらキョロキョロとあたりを見回す。
「何で俺服着てないのウホ!?」
 あと痛いけど何だろう……と殴られた箇所を擦りながらカガヤは呟く。
 ちょっとゴリラ言語が残っていることに対し、笹は御幣をもう一度振りかざした。
「ずっと殴られたいのでしたらかまわないのですよ?」
 そんな風に凄まれて、カガヤは冷や汗を垂らした。
「そういえばデミゴリラを倒しに来たんだっけ!?」
「そうですよ!」
 笹にボトムスをずいと渡され、急ぎでそれを履いてカガヤは武器を構える。
「よし! 行こう!」
 斧を構えて見据える先は、デミ・ゴリラ。仲間に当たらないよう、しっかりと動きを追いながらカガヤはじりじりと距離を詰めた。
 一方、そんな戦いのさなかにいる仲間たちをほっぽりだしてもしゃもしゃバナナを咀嚼なさっている晃太に心優音は笑顔でにじり寄っていた。そして。
「晃ちゃんの馬鹿ぁぁぁぁあああああ!
 何でパン一になってのよぉぉぉおおお!
 さっさと正気に戻れやゴリラもどきがぁぁぁあああ!」
 一息でここまで言い切って、しゃがんでバナナをむさぼる宏介のむき出しになった背中目がけてフルスロットルの拳をめり込ませた。
「いってぇぇぇえええ!」
 そうだね、すごく痛そうな音がしたね。
「何すんねんみゆ! ……ってへっ?! なして俺はパン一なん!?」
 かくかくしかじか貴方ゴリラだったんですよと言いながら心優音は服を手渡す。何はともあれ服着てから戦いたいと晃太は服に手を伸ばした。
 さて、ドラミングからの転落事故を起こしたラダはというと、その衝撃だけで十分元に戻りそうなものなのにエリーの追撃を受けているところだった。
「ラダさん、気を確かに! 私です。エリーですよ。わかりますか!?」
 必死な声色、そして目にもとまらぬ往復ビンタがラダを襲う。
 多分もうゴリラ化は解けてるからその辺にしといてやってほしい。
 正気に戻すどころか、なんか遠いお空に送っちゃいそうな勢いである。
「ん、んん……エリー?」
 痛む頬を抑えながら目を開けると、そこには髪を振り乱し鬼気迫る表情でこちらを覗き込んでいるエリーが居た。こわい。すっごくこわい。ラダは涙目になりながら首を傾げる。なにがどーなってるの? しかもボクなぜかぱんついっちょ。
「身は土塊に、魂は灰に」
 エリーがラダの頬に口づけ、トランスのオーラが二人を包む。とても神々しいぱんつ!
「はいっ、ラダさん」
 有無を言わさずエリーは武器をラダに手渡す。
 なるほど、なんか状況は全然わからないけどとりあえず“戦わないとヤバい”という事だけは理解できた。エリーがニタァと口角を上げる。
「やっておしまいなさい!」
 悪役丸出しの表情でデミ・ゴリラをビシィと指さされ、ラダは半裸のまま武器を手にして地を蹴った。

●ゴリゴリ、ウッホィウホ
 戦闘態勢に入ったウィンクルム達。こうなってしまえば怖いものは無い。精霊はカガヤと晃太を除いてはパンツ一丁だが、問題ない。問題ないったら問題ない、と思う。多分。
 ラダはデミ・ゴリラが木の上に逃げ込まないよう、木の下に先回りして武器を構えた。振り上げたキラーシザーズにタイガークローⅡを発動させ、力任せに向かってきたデミ・ゴリラに向かって振り下ろす。
「うぐほぉおっ」
 デミ・ゴリラは打撃を受けながらもよろりと立ち上がりラダに背を向けて次は晃太のもとへ。
「こっちやでぇ!」
 ひゅん、と晃太がもう一人現れる。陽炎だ。服着ててよかった。ほんとよかった。
「ウホォオオ!」
 デミ・ゴリラは勢いをつけて腕を唸らせ、片方の晃太に殴り掛かった。
「残念やったな!」
 分身に殴り掛かったため、その分身を霧散させながらデミ・ゴリラはその場でバランスを崩す。
 そこを狙い、宏介が勇ましくパンツ一丁で(燦然と輝く勤勉の文字を見せつけながら)双葉弐式を放つ。二つの手裏剣がデミ・ゴリラの足もとに突き刺さり、ゴリラはその動きを鈍らせた。もしかしたら彼はちょっと切ないのかもしれない。パンツ一丁で一緒にバナナを食べていたウホウホ仲間が、攻撃してくる。――仲間じゃ、なかったんだ……。それ以前にこいつら精霊だったんだ……あまりにもゴリラっぽくて全然気づかなかった。
「ウホ、ウホウホウホォオオ!」
 貴様ら、裏切ったな! と言いたげなデミ・ゴリラ。別に裏切ってないよ。レオン目がけてとびかかろうとしたところを、レオンのフェザーアックスとガートルードのバトルフライパンが同時に迎え撃つ。ばしーん、と豪快な音を立て、二人はゴリラをはじき返した。仰向けに倒れたゴリラ目がけ、カガヤがスチームウィールアックスを振り下ろす。
「ウホォオ!? ごり、……うっほ、ほ」
 最後になぜか安らかな微笑みを見せて事切れたデミ・ゴリラに、一同は謎の切なささえ感じながら小さく息を吐いたのだった。

●うほほい
 ゴリラになりかけてウホウホしていた精霊たちは、顔を見合わせ互いをねぎらう。そして、少しばつが悪そうに神人の方を見た。なんか、すごい事言いながら殴り掛かってきた子とかいたような気もしなくもないけど、あれは現実だったのであろうか。
 ため息をつきながらガートルードが尋ねる。
「で、なんであんなことになっていたんだ?」
「えーと……そうそう、薬茶を貰ったんだ。それから記憶があいまい、というか解放感に包まれて」
 それで気付けばパンツ一枚になっていたというわけだ。なるほどわからん。
「お前、お茶安易に飲むなんて……傭兵としてどうなんだ」
 呆れ顔のガートルードに言われてレオンはふいと視線を逸らす。
「近所の方々のご厚意だったんだけど……変な方向に働いちまったな。油断があったのは認める……が」
 そして、視線をガートルードに戻す。
「本当楽しそうに殴ってたよなお前……」
 そんな二人の傍らで宏介は顔を真っ赤にしてボトムスを探している。
「いや、持ってきてないしぃ」
「えぇ!?」
 にししと笑う佳代に宏介は恥ずかしそうにつぶやく。
「宿までこれで帰るのか……」
 手のひらをお尻に宛がう姿はなんだか滑稽である。
「てゆーか、見られて恥ずかしいぐらいだったら捨てたら?」
 佳代の指摘にこくり、と頷く。以前も佳代に見られて爆笑されたのだが、今回はなんだかたくさんのウィンクルムに見られてしまったぞ。キャー。捨てようか迷っていたが、ローテーション的に取り敢えず履いていたのが仇となったようだ。まああるよね、捨てる時期逃しちゃってなんとなく履いてる事ってね。
「おまけにゴリラ化……」
 がっくりとうなだれる宏介。
「ま、これは帰ったら捨てな」
「あぁ、もう捨てよう……」
 そんな宏介の肩を佳代はぽん、とやさしくたたく。
「そのぐらいは買ってあげるしぃ?」
 こくり、と力なく頷く。……佳代の優しさが、今は辛く、そして切ない……。

 とりあえずおぱんついっちょの三人は早く下履こうね。
 全神人のそんな視線を受け、すごすごと宿へ向かい退散するゴリラパンツ戦士たちの背中は、なんだかいつもよりちょっぴり小さく見えたような……否、一周回って誇らしげに見えた者もいたような。
 近所の方々のご厚意には申し訳ないが、もうあの奇妙な薬茶は振る舞わないでほしいなと、神人が思ってしまったのは言うまでもない。
 ――精霊の中にはゴリラ界の眩しさに目覚めた者が……いたかもしれないけれど。

 うほほい。

(このリザルトノベルは、寿ゆかりマスターが代筆いたしました。)



依頼結果:大成功
MVP
名前:ガートルード・フレイム
呼び名:お前、ガーティー
  名前:レオン・フラガラッハ
呼び名:お前、レオン

 

名前:名生 佳代
呼び名:佳代、バ佳代
  名前:花木 宏介
呼び名:宏介、バカ眼鏡

 

メモリアルピンナップ


エピソード情報

マスター 紺一詠
エピソードの種類 アドベンチャーエピソード
男性用or女性用 女性のみ
エピソードジャンル 恐怖
エピソードタイプ ショート
エピソードモード ノーマル
シンパシー 使用不可
難易度 簡単
参加費 1,000ハートコイン
参加人数 5 / 2 ~ 5
報酬 通常
リリース日 08月13日
出発日 08月21日 00:00
予定納品日 08月31日

参加者

会議室

  • 私は音や行動で注意を引くのと、「危険を感じたらフライパン使用」としておいた。
    デミにも使えるし…あと精霊が脱ぎそうになった場合に備えてな…

    それでは、相談お疲れさま。
    成功を祈るよ。
    というか成功しないとまずそうだが。

  • [24]吉坂心優音

    2015/08/20-23:45 

    心優音:
    あたし達もプラン完成したよー
    取り敢えず悪夢は早く終わって欲しい…
    はよ終われ…(切実

  • [23]エリー・アッシェン

    2015/08/20-23:29 

    プラン提出です。

    手近なものを叩いてドラミング誘発&バランスを崩さないなら、自分の精霊の顔を狙って水鉄砲を撃つ、という感じで行動します。

  • [22]名生 佳代

    2015/08/20-23:24 

    アタイらもほぼ最終プラン提出完了だしぃ。
    バナナと挑発でゴリラを下ろす、出来るだけ精霊メインに挑発して下ろす感じぃ。
    エリー姐さんの意見を借りて武器も持ってくことにしたよ。

    この目に悪い空間、一刻も早く終わりますようにぃ!

  • [21]手屋 笹

    2015/08/20-23:01 

    あまりご意見出せず申し訳ありません。

    精霊の装備を持っていく→ゴリラ、精霊を木から引き下ろす→(ゴリラの邪魔があれば)ゴリラへ対処→精霊を正気に戻す(殴る)→正気に戻った精霊とゴリラを倒す

    の流れでプラン記入済みです。
    ゴリラを引き下ろす手段ですが、
    うまい手が浮かばず大声で呼びかけるくらいになってしまっています。
    ウィッシュプランの方にも声や皆様の行動を感知したら
    反応するよう記入しましたので大丈夫であると良いのですが…

    あと1時間程度ですね。
    大幅な変更は難しいかもしれませんが微調整は可能かと思いますので、
    何かありましたら仰って下さい。

  • 今までの流れで、取り敢えず仮プランは提出済み。
    変更もきくので何かあったら言ってくれな。

  • [19]エリー・アッシェン

    2015/08/19-20:37 

    プロローグを読むと、精霊は武具まで部屋に置いていってますね。身につけてるのは、パンツとバナナだけ……。
    神人が、精霊の武器や服を持っていくと、戦闘がスムーズになるでしょうか。

  • [18]吉坂心優音

    2015/08/19-19:08 

    心優音:
    今の所まとめると

    神人→自分の精霊の正気を戻すけどデミにも対応
    精霊→ゴリラ、ウホッからのデミ対処

    かな、大雑把にまとめると…

  • んーとそしたら…危険性はそれほどでもなさそうとは言え、デミだから私もデミ・ゴリラを抑える方にまわろうかな。
    三人でデミを囲んでいる隙に、ラダさんと宏介さんに正気に返ってもらって対処してもらう感じだろうか…
    デミの様子を見て、先に精霊を正気に戻せそうなら戻す、デミを抑えた方がいいならそうする、という風に場合分けをしようかな、と今のところは思っているよ。

    精霊の意識レベルは測りかねるからなぁ…お茶によるゴリラ暗示が薄かったらこちらをわかるかもしれないし、完全に正気を失ってるかもしれないし…(その辺割と自由にロールプレイできるのかと…)

  • [16]名生 佳代

    2015/08/19-00:38 

    アタイは言い出しっぺだしバナナをブン投げて挑発してみようかなぁ。
    まずは精霊から先に降ろそっと。(アタイは訓練してても戦闘慣れしてるわけじゃないし)
    分担分けだったら、パートナー精霊を先に正気に戻す方だね。

    精霊は自分のことをゴリラだって思い込んでるだけで、ウチラのことは忘れたわけじゃないよね?
    唯でさえ高くない知能は著しく衰えていそうだけど。

  • [15]手屋 笹

    2015/08/19-00:33 

    >エリーさん
    >>正気に戻すのは自分の精霊だけ

    はい、その認識で居ます。
    皆様の精霊さんまで殴るわけにはいきませんしね…

    ゴリラが地上に降りてきて、
    精霊を正気に戻すのに支障がありそうな場合は分担をしてゴリラの応戦を優先する神人さんが
    付いた方がいいかなと思いましたが、全員で精霊さんを正気に戻すのを優先してしまっても大丈夫そうでしょうか。

  • [14]エリー・アッシェン

    2015/08/19-00:12 

    分担をおこなうなら、私は精霊を正気に戻す方にいきますね。
    ずっと放っておくと、ラダさんは身も心までゴリ堕ちしてしまう危険性があるのでっ……!!

    あと、仲間の皆さんに確認しておきたいのですが、
    この時、正気に戻すのは【自分のパートナーだけ】という認識であっているでしょうか?

  • [13]吉坂心優音

    2015/08/18-21:00 

    心優音:
    晃ちゃんの全裸…
    ダメ、絶対阻止しなちゃ…っ!!

    ならあたしはバナナと音の両方で行こうかな
    それかバナナ食べる仕草したら降りてこないかなぁ…?
    人が食べてる物って欲しくなるし…

    もし分担するならあたしもゴリラ抑える側に行くよ
    正気に戻らせる楽しみは最後に取って置きt((←

  • [12]手屋 笹

    2015/08/18-14:04 

    精霊が全裸になってしまうかもしれない恐怖感(?)と戦えという事でしょうか(

    それはともかく各々引き下ろすために違う手段を採るというのは
    良いかもしれませんね。
    神人というだけでデミオーガ化しているゴリラの興味を引くのは簡単そうですが、
    念を入れておくに越した事は無いかと。
    バナナで釣るのも、音でドラミングを誘発するのも良いと思います。

    ゴリラも一緒に降りてきた+精霊が正気に戻っていなくて戦力的に危険な可能性があるようでしたら…
    ゴリラを抑えておく神人、パートナー精霊を先に正気に戻す神人と分担した方が良さそうでしょうか。

    と言っても、プロローグを読む限りゴリラは神人でも倒せるくらいのようなので危険度は低そうですね…もし分担する場合はわたくしはゴリラを抑えておく方に立候補しておきますね。

  • [11]エリー・アッシェン

    2015/08/17-23:39 

    複数のアイディアがあるので、ゴリラたちを木から降ろすよう、神人たちで手分けして色々と行動してみても良いかもしれませんね。
    複数の手段を組み合わせるのも効果的なんじゃないかと思います。

    ……ん? この依頼、ジャンル「恐怖」だったんですね!?
    「コメディ」だとばかり思ってました。

  • [10]吉坂心優音

    2015/08/17-23:28 

    心優音:
    ドラミングとバナナが候補ですねぇ
    んーバナナが調達出来るか分からないですし、有力候補はドラミングですかねぇ…?

  • エリーさんのドラミング誘発アイデア、いいと思うけどな…。
    難易度「簡単」なのでわりと簡単な仕掛けで木から下りてきてくれるんじゃないかと思っているが、希望的観測だろうか。

  • [8]名生 佳代

    2015/08/17-16:43 

    ゴリラならバナナチラつかせば釣れそうな気がするしぃ。
    デミゴリラも精霊たちも一緒くたになって降りてきそうだけど…。
    あんまりデミゴリラ近いと精霊を正気に返すのも危ないかなぁ。

    ところで、このエピのジャンル「恐怖」なんだねぇ。

  • [7]吉坂心優音

    2015/08/17-13:09 

    心優音:
    んーそうですねぇ…

    事前にロープとかそれに変わる物があったなら使えそうだったのになぁ…
    ロープの先に石等の重りをつけて投げ縄の様に精霊の足や体目掛けてってのを考えたんですけどねぇ…
    一人落ちてくれば自然と全員降りてくるかと思って…
    でも無理そうですねこの作戦…

  • [6]エリー・アッシェン

    2015/08/17-00:39 

    >樹上から地上にゴリラを降ろす
    ドラミング中は両手で胸を叩く必要があるので、樹上ではバランスが不安定になりますよね。
    神人たちの行動でゴリラのドラミングを誘発してみるのはどうでしょうか?
    適当なものを棒で叩いて音を出して、ゴリラが張り合うように仕向ける、など……。

    デミ・ゴリラのバランス感覚なら樹上でも支障なくドラミングができるかもしれませんが、ゴリラの気分になっている精霊ならバランスを崩して木から落ちるかもしれません。

    確実な作戦というよりも、希望的観測になってしまいましたね……。
    もっとしっかりしたアイディアが浮かべば良いのですが。

  • [5]手屋 笹

    2015/08/17-00:05 

    手屋 笹と精霊の…ゴリラの…?カガヤですよろしくお願いします。

    いくら葉っぱさんがお仕事してくださると言っても
    精霊の皆さんを現状のまま放っておくのは危険すぎますね…

    精霊を正気に戻す→デミゴリラを倒すで良さそうですね。
    デミゴリラはさりげなく木の上に居るみたいですが…
    ゴリラに降りてきて貰えれば自然と精霊さん達も地面に下りてきそうですね。

    どのように降りてもらいましょうか。

    カガヤ:
    ウホホホホ!ウホウホ!(理性が感じられないようだ)

    ……降りてきたらまず人間に戻してあげなくてはならないようですね?
    (御幣で素振りをする)

  • [4]吉坂心優音

    2015/08/16-22:16 

    心優音:
    皆さんお久しぶりです~!
    今回も宜しくお願いします♪

    所で、どうしてこうなったんでしょうねぇ(目が笑ってません
    うふふ、晃ちゃんをぶん殴って元に戻せば良いんだぁ?
    任せてよ~(久々に邪神オーラ降臨←

    晃太:
    ウホッ!? ウホっウホホッ!!(みゆっ!? ちょっ落ち着きぃ!!

  • 笹さん、エリーさん、心優音さんはお久しぶり、佳代さんは初めまして。
    レオン…なんと見苦しい姿に。見損なったぞ。

    レオン:「ウホホッ、ウホォ!」
    (っていうか久々の依頼がこれってひどくね?! 俺最近まで炎天下にもめげず命がけで戦ってたんだぜ?!←一応傭兵)

    何を言っているのかはよくわからんが(視線をそらした)
    がっつり殴らせてもらおう…デミへの対処はその後だな(握り拳を構えた)

  • [2]名生 佳代

    2015/08/16-02:07 

    名生佳代だしぃ。それと精霊の…精霊…ゲフンッ、アタイに精霊なんて居ませんことよ?
    笹姐さん、エリー姐さん、心優音姐さんは久しぶりぃ!またご一緒できて嬉しい!
    ガートルード姐さんは初めましてだねぇ。こんなシチュだけど宜しくねぇ。
    「ウホホッ(訳:死にたい)」

    …えーと、どうしようねぇ。ぶっちゃけ、関わりたくない。(鬼)
    でもデミ・オーガは放っとけないし…脱がれるのは論外だし…石でも投げておこうかなぁ。

  • [1]エリー・アッシェン

    2015/08/16-01:22 

    うふふ……。エリー・アッシェンです。どうぞよろしくお願いします。

    デミ・ゴリラを倒さなくてはなりませんが、突如ゴリラ化した精霊さんたちも放っておけませんよね……、うふぅ……。


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