肖像なき背徳者(青ネコ マスター) 【難易度:とても難しい】

プロローグ

『院長先生』の肖像画が破られた。
「ふざけるな貴様!! よくも……よくも!!」
 肖像画を破いた男の人が、床に尻もちついてる『院長先生』に怒鳴る。
『カルテ』を食い入るように見ながら、泣き叫んでいる女の人もいた。
「ふ、ふざけてなど……!」
 男の人に殴られたのか、頬を赤く腫らしている『院長先生』が困惑した様子で訴える。
「あなた方ウィンクルムには力があるが、一般人にはオーガに対抗する力はない、だからこそ真実を解明して……」
「口を開くなおぞましい!! 呪われろ! 貴様など地獄に落ちて千々に引き裂かれてしまえ!!」
 怒鳴りながら、男の人が『院長先生』に『カルテ』の束を投げつけた。
『院長先生』の体にぶつかった『カルテ』の束が散らばる。
 女の人が泣きながらも、散らばった『カルテ』を拾い集め始める。
 散らばった内の一枚がドアの下を滑るようにくぐり抜け、廊下からこっそりと覗いていた私達の足下にやってきた。
 その『カルテ』を追う様に女の人がやってきて、そしてドアを開ける。
 私達は一度びくりと肩を揺らして、次に別々の行動をとった。
「すみません! 勝手に屋敷に入ってすみません! 物音がしたから何かと思って……すみませんでした!!」
 ルーナは即座に跪いて頭を下げた。
「こんばんは、お客様。私は何をお手伝いすればいいですか?」
 私、ディアーナは笑顔でお辞儀をした。
 女の人は一度嗚咽を止めて目を見開き、けれどすぐにまた涙を零し始めた。
 ボロボロと泣きながら、私達を抱きしめた。
「もういいのよ」
 予想外の反応に私達の頭が空っぽになる。
「もういいのよ、もう大丈夫。遅くなってごめんなさい。私達は、貴方達を助けに来たの」
 こうして私達姉妹はウィンクルムにより『そこ』から救い出された。


 テオバルト・クラインという男はオーガ研究の第一人者だった。
 だが数年前、行き過ぎた研究を行った為に捕まった。
 彼は獄中から、娘のソール・クラインに所有物件を贈与した。
 物件はある村の倉庫で、本や書類がしまわれているようだ。
 ソールは、父親との仲が良好ではなかった。
 倉庫の中は酷い物ばかりだろうと考え、全て処分しようと考えていた。
 しかし、倉庫は瘴気まみれで、一般人のソールには入る事すら出来なかった。
 困ったソールはA.R.O.A.本部にやってきたのだった。
 A.R.O.A.本部の面談室に集まったのは、六人。
「全て処分して下さい」
「申し訳ありませんが、中身によっては処分出来ません」
 ウィンクルムのオーウェン・ホルムウッド、中年に差し掛かった容姿の精霊が告げる。
「日記や研究資料でしたら諸々の証拠品になる可能性がありますから」
 テオバルトの疑惑や余罪は今も増えているのだ。
「あの、何かわかりましたら、どんな研究だったのか色々と説明をお願いします」
 訴えたのは孤児院の院長。
 院長の横で緊張しているのは、ディアーナ・エイセルとルーナ・エイセル。
 双子の少女達はテオバルトの研究所で被験者として扱われていた。それを終わらせたのがオーウェンとそのパートナーだ。
 二人は自分達が一体どういう理由でどういう事をされていたのか、今になってもよくわかっていない。
 だから、物心つき、孤児院を来年出る事が決まった今、全てを知りたがっていた。
「説明はお勧めしません」
 静かに拒絶したのはオーウェンのパートナー、フィオナ・ホルムウッドという中年の女性。
「研究所で二人に初めて会った時、明らかに異常でした。真実を説明する事でせっかく落ち着いた二人がまた傷つくかと思うと……」
「けど、私達は過去と向き合いたいんです! 知りたいんです!」
 話は平行線だ。
 ソールは倉庫の中の物を全て処分したい。
 オーウェンとフィオナは倉庫の中の物を調べたいが、結果は口外したくない。
 孤児院の院長、ディアーナとルーナは調べてわかった事が知りたい。
 長い話し合いの末、妥協したのはソールだった。
「……わかりました。調べるのもその結果どうするかも、全てウィンクルムの皆さんの判断にお任せします。ただ、父が書いた物は調べるのに少し骨が折れるかもしれませんよ」
 どういう事かといぶかしむと、ソールは鞄から手紙を取り出して見せた。
 手紙の冒頭には、こう書いてあった。

 ナラスチシナスニカラニミナノラキニマチクニトチカチテ

「獄中からの父の手紙です。私は地獄に落ちるだろう、と書いてあります」
「貴方は読めるのですか?」
「ええ、暗号文で書くのは父の癖でしたから、慣れてます」
 オーウェンとソフィアが眉根を寄せる。これは自分達だけでは大変かもしれない。
「犯罪の証拠品の可能性があるなら、暗号文の解読には協力します」
「ありがとうございます。では、さっそく人を集めて倉庫に向かいます」
 こうして倉庫内の調査が始まった。

 ……倉庫に眠っている日記には、こんな文章が書かれている。



『チカカチミニミナランナスイチキミミチノナノランナカラカ「チシニチシミミラモラミラスラノラノチクチノチキホラ」チキGミニナナノミミンノミニナノチンノ

ニチミイラモラチクラカミミニミミイキチキイノチシラスラノラノチクチノチキホラチクニトチカチテ

チシナノラントニラミチキホラチクミイノノニマラミニキナカ

ナランイチノイスニラカラミナカラミチキホライカニトラカララテラミナカチクナツチモ、チスチノチシラスラコチニクシチク81ニチカミイノニク』


『チカニトナラコナラカチキ81ニチカミイノニク

ニニトチスチカイスナクチキニノ、 チノノイノチカイノチノラテニスナコチトナンニノイカミニトニイトチキG、ナノチミチクイシラミチカニトチノチキホラ

ニニトチコラノラスランチクイスラト。チカカチモニノチキラカラノナスチトラテラノラノチキG、チキニニトチカチシチスチクチクナカニトミラトラミ81ニチカミイノニク

チノナラスチシラミナスニチキニイスニイトニチミニトラカニイスニイトナスナトチノチキホラ

ニチミイスニトラモチノニニチキナラクチカイコチスニトナノニトチテナノイカニナカニミニチカラコニミナノラカ、ミイシニラミミニトナランス』


『チカカニチクニミイカチキニチカミイノニクチミニノイカナラトニス

チシニトラマラミラキチカナクチカイスチモナニミチシニチラミナモナスナノミニテ

ナランイカチシラトイシナランノミチノチミナノチナカイスチク12ニチカミイノニク、イシナランノミミチノチカカラミラカラカチク02ニチカミイノニク

ナスニモラスラノラノラテニイトナマニミナキナトチスチカカチミニミニチカナラマチミナラミチノニチカナマ

ナラスチシナスチチクニカチノナスニモラスラノラノチキナスチミラカミイノノニマニチキチミ、チノナスチチキニチキニカニミニイスニイトナスイスチモナ』


『チニノイカニトチカチテニニラテニチカニチノチトニイクラミナカイトニトチキルA.O.R.A

チカカチモニトイカニトラテラカラノニニトラスラトラ

ナラスチシナスニカライクナノラキニマチクニトチカチテ

ナラスチシナスニカライクナノラキニマチクニトチカチテナノチミニチキニカチモ、イカミチミチシナスナモナラクニミニモチンラテナナンノミイノラミイシチモイスラノ

……ニチミイノチテニトナラモ、ニミナラカミラク。チシニスニキチスナラミイクチミミミニモチカイカニモイモナンラテニチノイトチミチテニイクニチミニラミチキホラ』



 これらをどう読み解くのか、そしてどう扱うのかは、ウィンクルム次第となった。

解説

●目的と成功条件
ディアーナとルーナが過去と決別出来るようにして下さい
・日記を見つけたところからリザルト開始です
・真実を伝えるかどうか、伝える場合はどう伝えるか、伝えない場合はどう説明するか、全て相談して決めて下さい

●暗号の解き方
1、自力で解く
・今回に限り、現実の言語、機械に物凄くよく似たものがある、とする
・真実がわかった上で、ディアーナとルーナに伝えるかどうかも選べる
2、スキルで解く(暗号スキルLv.4以上で可能)
・リザルトまで真実がわからないが、ディアーナとルーナに伝えるかどうかは選べる
3、ソールに解いてもらう
・リザルトまで真実がわからず、ディアーナとルーナには絶対伝えられない
どれか一つを選び、会議室で宣言してください。

●ディアーナとルーナ
二人ともウィンクルムは信頼している
倉庫の近くで待機している
ディアーナは銀髪青眼、ふわりと笑う良い子だが、大人を信じていない
ルーナは黒髪茶眼、喧嘩ばかりで無愛想な子、大人が嫌いで怖い
過去に研究所で理不尽な目に遭っていた
自分達がどんな目的で理不尽な目に遭ったのかわからず、それを知りたいと思っている

●オーウェンとフィオナ
テオバルトの犯罪を暴いた熟練のウィンクルム
一緒に倉庫内にいるが、二人は二階部分を調査して別行動となっている
テオバルトの行き過ぎた研究・実験を憎んでいて、全て明らかにし裁きたいと思っている
また、どうしてもっと早く気付けなかったのかと後悔もしている
ディアーナとルーナには真実が分かってもあまり教えたくない

●ソール
テオバルトの娘
倉庫の近くで待機している
家庭を顧みずに研究所に籠もっていて犯罪者となった父親を、酷く恨み軽蔑している
父のしてきた事は全て誰にも教えず闇に葬るべきだと考えている

●真実
テオバルトがしてきた事は間違いなく人の道を外れたものです
「実はいい研究所だった」とか「本当は双子は守られていた」という真実は絶対に出てきません

ゲームマスターより

真実を少女達に説明してもしなくても構いません。二人が納得できればそれで成功です。
どちらかと言うと胸糞悪くなるお話です。
そういう話が苦手な方は避けて下さい。
それでも、少女二人が過去と向き合い決別できるよう、力を貸してください。

リザルトノベル

◆アクション・プラン

月野 輝(アルベルト)

  ■暗号
私の記憶力でキーボードの配置を思い出せるかしら
思い出せなかったら仲間のメモを見せて貰うわ

■双子に話す
なるべくショックが少なくなるように伝えられたら…
目線を合わせて言葉を選んでゆっくりと話してみよう

ルーナさんとディアーナさんのご両親、ウィンクルムだったのね
だから二人が大人になったら精霊を産んでくれると思ったみたい
産まれる精霊に、母親の環境の違いでどんな差ができるのかを研究するのに、全く同じだった貴女達に目を付けて極端に違う環境に置いたらしいわ

そんな事の為に貴女達が受けた仕打ちを思うと悔しい
だから負けないで
二人の絆があればきっと幸せを掴めるわ
できれば私達にもお手伝いさせて、ね(二人の頭を撫で



かのん(天藍)
  依頼引受の際
暗号を確認
解読手法を推測
カタカナを同一キー上のアルファベットに置換
並んだアルファベットを右から左へローマ字読み

解読用に持参
本部でキーボードを見せて貰い同一キーに配置された、かなとアルファベットを整理したメモ
ノート、筆記用具

日記は原文読む天藍とメモ見て対応する英字書く事と分担し解読

こんな時こそ冷静にできる事を

オーウェンさん達へ
伝える事を止めに行けないよう通路を塞ぐ位置に立ち話す
2人は双子の姉妹なのに施設にいる間に全く違う存在になってしまったと感じ原因を知りたがっている
疑問を覚えている現在全く教えないのではなく、ある程度事実を伝えたい事

ソールさんへ
父親の知人でGに心当たりがないか尋ねる



ひろの(ルシエロ=ザガン)
  解読:
パソコンのキーボードの、カタカナと同じひらがなに対応したキーで、カタカナをアルファベットに置き換える。
置き換えた文を右から左にローマ字読み。


角、を?(一瞬停止
「……大丈夫」できる。

話した方が良いと、思う。
(子供だって。守られるだけじゃ、ない)
「ルシェも。(そのままじゃ二人が)怖がる、よ?」

輝さん達と、真実を伝えた後。
言えたら、言いたい。

「今は忘れることも、割り切ることも難しいと思う。
けど、ルーナさんにはディアーナさんが。
ディアーナさんには、ルーナさんがいる。
孤児院を出ても、院長先生もいる。
私達も頼ってくれていいし、何かあったら力になるから。

少しずつでいいから、進んでいけるようにしよう?」



紫月 彩夢(紫月 咲姫)
  事前にキーボードの配置を忠実に記録したメモを用意
解読作業分担で効率UP図る

日記発見・解読完了は全員に報告
その上で、双子に真相を伝える仲間を邪魔しようとするなら、阻止
行く手を遮るように立つ

彼女達には、権利があると思うから
確かにその事で傷付くかもしれない
でも、あたしは仲間も双子も信じてるから任せるの
きっと悲嘆より未来への希望を見つけてくれるわ
研究仲間がまだどこかにいるかもしれない
得体の知れない研究者崩れから己を護るためにも、知らせるべきよ

ソールさんには、倉庫内の資料は分析完了まで維持して貰えたらと
資料を消したって、無かった事にはできない事
気休めにもならないけど、同じ過ちが起こる可能性は、排除したい


■暗号
「……これ」
『紫月 彩夢』が手に取った本の中は、暗号らしき文が踊っていた。
 彩夢はすぐに仲間達を呼ぶ。
「同じ、ですね」
「そうね」
 本を、いや、日記帳のようなものを覗き込んで呟いたのは『かのん』と『月野 輝』で、頷いたのは『ひろの』だ。
 依頼を引き受けた際に、ウィンクルム達は「もしかしたらこんな文章が見つかるかもしれない」とあらかじめテオバルトがソールに宛てた手紙を見せてもらっていた。

 ―――数時間前。
「これはもしかしたらキーボードを使うのではありませんかね」
 A.R.O.A.でこの不思議な文を見た時、まず『アルベルト』が気付いた。
「【かな】と同じ所に書いてる【英字】に置き換えて右からローマ字読みをしたら文章になりそうですが」
 実際にその通りにしてみれば、ソールの言うとおり、「ナラスチシナスニカラニミナノラキニマチクニトチカチテ」という文は「私は地獄に落ちるだろう」と読めた。
「あなた達なら大丈夫そうね」
 同行するフィオナはほっとしたように微笑み、ウィンクルム達は倉庫へと出発する準備をしたのだ。
 輝はキーボードの配置を記憶し、かのんと彩夢がキーボードの配置を、そこに書かれている文字をメモにしていく。
 全員で倉庫へと向かう。
 ディアーナとルーナ、それに孤児院の院長、そしてソールの四人は倉庫から離れた場所で待機している。
 倉庫には外階段がついていた。
「私達は二階を中心に見るから、あなた達は一階をお願いするね」
 フィオナがそう言ってトランスをし、オーウェンと共に階段を上っていく。
 残された若きウィンクルム達は、一階の正面扉を開いて中へ入っていった。
 そして暫く探索し、さきほどの日記帳を見つけたのだ。

 彩夢の提案で解読作業は分担して行っていくことになった。
 かのんと『天藍』はかのんのメモを元に、彩夢と『紫月 咲姫』は彩夢のメモを元に、ひろのと『ルシエロ=ザガン』は二人のメモを見せてもらいながら、そして輝とアルベルトは輝の記憶を元に、時折やはり二人のメモを見せてもらいながら、かのんが持ってきたノートに書きながら解読を始める。
 キーボードは打ち慣れている者は多いが、見慣れている者は意外と少ない。
 記憶力のスキルを持った輝はほとんど覚える事が出来たが、かのんと彩夢が取ったメモがなければ分担作業も出来ずもっと時間がかかったし、正確さに不安が残っていただろう。ウィンクルム達の準備は正しかった。
 日記の解読は進んでいく。
 進めば進むほど、ウィンクルム達の顔つきが険しくなっていく。
「酷い……」
 誰かが、呟いた。

 日記の解読が終わった。


■日記
 テオバルト・クラインの日記には、以下のような内容があった。

『客員研究員Gが「オーガ化は心の問題ではないか」と強く考えるようになった。
私はオーガ化は心だけが原因とは思えない。
次の実験はオーガの移殖だ。
被検体18はディアボロだから、まずは角を落としてオーガの角と入れ替えよう』

『被検体18が逃亡した。
オーガ化したのではなく、Gが精神的揺さ振りをかけた結果、気が触れたらしい。
被検体18の損失は非常に腹立たしいが、Gがここを去る事が決まった。それは喜ばしい。
オーガ化する精霊としない精霊がいるのだろうか。
両親の遺伝、特に母体について詳しく調べた方がいいかもしれない』

『理想的な被検体が手に入った。
ウィンクルムの間に生まれた双子の女子だ。
被検体20は管理体制の整った環境で、被検体21は劣悪な環境で育てよう。
受胎可能な状態になったらすぐに受精を試みる。
生まれる精霊に違いがあるか、長い実験となるが試みる価値はあるだろう』

『A.R.O.A.が施設の閉鎖解体を言い渡してきた。
恐ろしい事をしてしまった。
私は地獄へ落ちるだろう。
これまでの研究を闇に葬るだなんて、間違いなく私は地獄へ落ちるだろう。
オーガのいない平和な世界を夢見てた皆への裏切りだ。本当に、申し訳ない……』

 他の部分も淡々と研究や実験についての感想や展望が書いてあった。ごく普通の日常として。
(角、を?)
 ひろのはディアボロの角をオーガのそれと入れ替える、というところを読んで動きが止まる。
 気付いたルシエロがひろのが読んでいた部分を覗き込み、不愉快げに眉根を寄せた。
「ヒロノ、大丈夫か?」
 声をかけられてひろのはルシエロを見上げる。
 ルシエロの頭には飾り物のように美しく曲がった角がある。それを見て、ひろのはきゅっと唇を引き締めてから「……大丈夫」と小さく答えた。
(頑固者が)
 思ったけれど、それでもルシエロは止めなかった。
(こんな時こそ冷静にできる事を)
 全て読み終えたかのんは、沈痛な面持ちで考える。
 どうすればいいのか。
「話した方が良いと、思う」
 ぽつり、意見を出したのは、ひろのだった。
(子供だって。守られるだけじゃ、ない)
「話した方が、良い。私は、そう思います……!」
「深呼吸して落ち着け」
 ルシエロがひろのの頭に手を置いて言う。
「その顔色じゃ、オーウェンとフィオナどころか、他のヤツにも止められるぞ」
 ひろのの顔色は酷かった。明らかに動揺し、混乱している人間のものだった。
「ルシェも。……怖がる、よ?」
 ひろのはルシエロの顔つきを見て言う。そのままでは、ディアーナとルーナを怖がらせる。それほど、ルシエロは怒りと嫌悪を滲ませていた。
「ああ、そうだな」
 息を吐き、気を静める。不安を助長させる行動は慎むべきだと自身を諌めながら。
 二人のやり取りを見ていた仲間達も、考えた結果の意見は同じだった。
 ディアーナとルーナが望んでいるなら、わかった真実を話そう、と。
「でも、どう言えば良いのかしら」
 輝が不安げに口にして、そこからまた全員で考えていく。
 二人には真実を。けれど少しでも傷つけないように。
 二人の望みをかなえ、過去と決別できるように。
 ウィンクルム達は二人に何処までどう話すのかを決めていく。
 そして、全てが決まった時。
「一階はどうかしら」
 倉庫の内階段から、オーラを纏ったフィオナとオーウェンが降りてきた。


■許可
 一階にいたウィンクルム達は全員、階段から降りてきたオーウェンとフィオナの方を向く。オーウェンとフィオナは、そんな一階のウィンクルム達を見て怪訝そうな顔つきになった。
 はじめに動いたのは、天藍。
「テオバルトの日記が見つかった」
 天藍が言いながら二人が階段を降りきるのを妨げるように、階段下まで行く。かのんもそれに続く。
 他のウィンクルム達は顔を見合わせ頷き、彩夢と咲姫もかのん達のところへさり気無く向かう。
(この二人は双子に真相を伝えたくないって言ってたから……)
 彩夢は考える。仲間達がディアーナとルーナに話すのを止められるかもしれない、と。
 ならば、二人が止めに行けないように、通路を塞いで邪魔をしよう、と。
 その間にも天藍が日記を渡しながら二人に話をしている。
 日記に書かれた内容は解読した事、そこにテオバルト以外にGと呼ばれる研究者がいて精霊のオーガ化について精神面の影響を研究していた事、Gが原因の被害者がいた事など。
 フィオナは受け取った日記を読みながら話に耳を傾けていた。オーウェンもまた、黙って話を聞いていた。
 そんな二人を確認して、輝とアルベルト、ひろのとルシエロは外へ出ようと動き出す。
 そっと動き出した二人を、けれどオーウェンが視界の片隅で捕らえる。
「何処へ行く?」
 それはただの質問だった。
 今は報告を受けているのだと、純粋にそう思っていたから出てきた質問だった。
 けれど、それに対して四人は扉へと走り出した。
「オーウェン!」
「ああ!」
 いかに年を取っていようとそこは経験の差か、咄嗟の判断と反応は二人が上だった。
 追いかける必要はない、トランスしている二人にはスキル使用が可能だ。
 四人が駆け出したその先、倉庫の出入り口である扉を覆い隠すように光り輝く魔法の壁が出来上がる。
「!!」
 四人は慌てて止まる。見たところエンドウィザードのスキル「天の川の彼方」に似ているが、それよりも強力そうで、とてもぶつかったりする気にはなれない。
「……どういう事なの?」
 それでもまだ困惑の色が濃いフィオナの問いに対し、若きウィンクルム達は訴える。
「ディアーナとルーナに、真実を話させてください」
 フィオナとオーウェンの顔が、真剣な顔つきになる。
「二人は双子の姉妹なのに、施設にいる間に全く違う存在になってしまったと感じてます、その原因を知りたがってます」
 かのんが訴える。
「勿論全部じゃありません。それでもある程度は」
「Gが研究所を去った後もオーガ化の研究を続け、現在もその犠牲者がいるかもしれない。双子達が成長した今、Gのようなここの研究を知る者が今後彼女達を狙う恐れだってある。それなら自衛の為にある程度事実を知っていた方が良いと思う」
 かのんの訴えを補佐するように天藍も言う。そして彩夢もそれに続く。
「彼女達には、権利があると思うから。確かにその事で傷付くかもしれない。でも、あたしは仲間も双子も信じてるから任せるの。きっと悲嘆より未来への希望を見つけてくれるわ」
 仲間を信じている。
 その彩夢の言葉に、皆決意を強くしたように顔を真っ直ぐにあげる。先輩である二人のウィンクルムを真っ直ぐに見据える。
 オーウェンとフィオナは、そんな若きウィンクルム達を何処か眩しげに、小さな痛みに耐えるように見ていた。
「研究仲間がまだどこかにいるかもしれない。得体の知れない研究者崩れから己を護るためにも、知らせるべきよ」
 天藍と同じように、双子の今後を考えての彩夢の訴えに、さらにルシエロも声をあげた。
「この情報が漏れ、悪戯に第三者が話す可能性もある。フォロー可能な今の内に、話した方が良い」
 どのウィンクルムの意見も、全てディアーナとルーナを想ってのものだった。ディアーナとルーナの心と未来を考えてのものだった。
 オーウェンとフィオナは自分達を見据える若き後輩達をじっと見つめ、そして、根負けしたかのように深く息を吐き出し。

「話す事は、認められません」

 はっきりとそう言った。


■欠落
「どうして……」
 何故分かってくれないのか、という誰かの、いや、きっと全員の声に、フィオナは厳しい顔で逆に問う。
「私も聞きたいわ。どうして私達に黙って行動しようとしたの? どうして私達に相談してくれなかったの? 私は同じウィンクルムの仲間として依頼を受けてきているのだと思っていたのだけれど……紫月さん、あなたが言う『仲間』の中に私達は入っていなかったの?」
 全員がハッと気付く。
 オーウェンとフィオナは双子に真実を教えたくない。それはA.R.O.A.の職員から聞いていたけれど、直接確認はしていなかった。
 同じウィンクルムとしてここに来ていたのだ。止められると決め付ける前に、出し抜くように動く前に、まずは話し合い、その上で必要ならば説得をするべきだったのだ。
「……それだけじゃないわ」
 フィオナは渡された日記に目を落としながら続ける。
「ディアーナとルーナは『孤児院を来年出る事が決まった』のよ、引き取られるのではなく。という事は二人はもう自分達だけで生きていける年……今年は十四か十五位かしら」
 突然の話の切り替えに全員が戸惑うが、一人、医者であるアルベルトだけが見落としていた可能性に気付く。
「あなた達に正確な年月は伝えてなかったけれど、それでもテオバルトは『数年前、行き過ぎた研究を行った為に捕まった』とは伝えていた筈よ」
 アルベルト以外のウィンクルム達も、特に神人たちが気付き始める。あまりにも重要な見落としに。
「実験の内容は、ウィンクルムの間に生まれた双子を別の環境で育て、その後子供を作らせる。ディアーナは整った環境で、心はともかく、体はとても健康的には育ったでしょうね」
 ディアーナとルーナは助け出された時に異常な状態だった。
 実験は、既に始まっていたのだ。

「……ディアーナの実験は、次の段階に入っていた可能性が高いわ」

『受胎可能な状態になったらすぐに受精を試みる。』

 見つけ出した日記には確かにそう書いてあった。
 それなのに、だれもその可能性に気付かなかった。
 ……いや、無意識のうちにその可能性を避けていたのかもしれない。
「それで、二人にどう説明するつもりだったの? 月野さん、ひろのさん、二人から見たら大人の精霊をつれて、どう説明するつもりだったの?」
 何も答えられない。輝もひろのも、アルベルトとルシエロと共に話をしようと考えていた。アルベルトとルシエロにも話をしてもらえたらと思っていた。
 二人はウィンクルムを信頼してはいるけれど、それでもこの過去を精霊に語られたいと思うだろうか。
 考えが浅かった。
「……ッ待って、考えさせて」
 輝が微かに震える声で粘る。若きウィンクルム達は自分達の足りなさ認め、もう一度と考え直すと訴えたが。
「いや、もう時間切れだ」
 オーウェンはそれも許さなかった。
「時間切れ……ッ……?!」
「彩夢ちゃん?!」
 彩夢は呟くと同時に、酷い眩暈に襲われる。ぐらついた体を咄嗟に咲姫が支える。
「……瘴気まみれの倉庫なのに、何故トランスをしなかったんだ。ウィンクルムは確かに瘴気に耐性がある。だが、トランスも無しに長時間瘴気を浴び続けて問題がないと思ったのか?」
 言いながらオーウェンは扉の前に張られた魔法の壁を消す。
「全員出なさい。そして少し休みなさい。……私達には同じウィンクルムの仲間として、先達として、そしてこの依頼の責任者として、君達が無事に任務を終えるように見守る責任がある」
 だから、これ以上ここにいる事は認められない。


■未来
 全員が倉庫から出る。外は確かに空気が清々しかった。
 具合が悪くなったのは彩夢で、酷く疲れた様子なのはひろの。かのんと輝はウィンクルムとしての経験が強さとなったか、それと精霊達は元々の体の造りが強かったか、倦怠感だけですんだ。
 これならば、少し休めばすぐによくなるだろう。
 オーウェンは一人、倉庫から資料を運び出している。それを見ていると、フィオナが近づいてきた。
「二階は研究の資料やレポートがあったわ。あなた達の見つけた日記がそれらの裏づけになる」
 ありがとう、そう言ってフィオナは微笑んだ。
「……あなた達は、優しい子達ね」
 ゆっくりとフィオナは語りかける。
「ディアーナとルーナを支えようと、助けようと、必死に考えていた。二人の未来の為に。もしも安っぽい正義感だけで動いてたら、張り倒してるところだったわ」
 悪戯っぽく笑えば、落ち込んでいたウィンクルム達からも小さく笑みが零れる。
「だからね。二人に真実を話す事は認められないけれど、励ましてあげて」
 あなた達の言葉なら、きっと届くから。

 全員の体調が元に戻ってから、離れたところで待っているディアーナとルーナ、孤児院の院長、ソールの四人の元へと向かう。
「ご息女にお伝えするのは申し訳ないですが、やはり倉庫にあるのは犯罪の証拠となるものが多かったです」
「……そうですか」
 オーウェンが伝えれば、ソールは諦めたような溜息をつく。
「ディアーナ、ルーナ」
 フィオナが名を呼ぶと、二人は緊張したように背筋を伸ばして構えた。
「ごめんなさい、あなた達が関わったと思われる実験の内容を記された資料は、この倉庫にはなかったわ」
 言い切るフィオナに、二人は悲しげな顔になり、何か言おうと口を開きかけ、それでもゆるゆると頭を下げてから「……わかりました」とだけ言った。
「ただ、研究所にこちらが把握していなかった人物がいた事がわかりました。院長先生、ソールさん、少し込み入ったお話がありますがよろしいですか?」
 フィオナとオーウェン、そして孤児院の院長とソールと向き合う。
 大人達が話し合うのを、双子はぼんやりと見ている。
「ちょっといいかしら」
 その双子に、輝がまず声をかけた。

「……力になれなくてごめんなさい」
 輝は目線を合わせ、ゆっくりと話す。
 二人はふるふると首を振った。
「貴女達が受けた仕打ちが、私達には分からないけれど、だけど、悔しい」
 理不尽に巻き込まれる悲劇は何処にでも落ちている。それはここにいるウィンクルムにも該当する者はあり、だからこそ二人へ語る言葉にも繋がる。
「負けないで。二人の絆があればきっと幸せを掴めるわ。できれば私達にもお手伝いさせて、ね」
 輝は二人の頭をそっと撫でる。双子は俯いた。
「ルーナさんにはディアーナさんが、ディアーナさんには、ルーナさんがいる」
 ひろのもぽつぽつと言葉を贈る。
「孤児院を出ても、院長先生もいる。私達も頼ってくれていいし、何かあったら力になるから。少しずつでいいから、進んでいけるようにしよう?」
 双子は顔を上げない。
 ルシエロが片膝をついて視線を合わせようとして、双子の足元に水滴がパタパタと落ちているのに気付き、立ったまま静かに言う。
「……過去は変わらんが、未来は変えられる。二人が家族である事実もこの先変らん。互いを想い合える強いオマエ達なら、大丈夫だ」
 双子は顔を上げない。強く手を握り合っている。
「……本当、は」
 涙で潰れた声で、二人は言う。
「少し、怖かったの。知りたくて……だけど、私達がされた事、知られたら、へ、変な目で見られるかもって、でも、でもウィンクルムなら、きっと大丈夫って……変な目ではきっと見ないって、思って……」
 ウィンクルム達は言葉につまる。
「まだ納得、出来ないけど、でも……!」
 輝が「お手伝いさせて」と言った。ひろのが「何かあったら力になる」と言った。
 今までと変わらない、真っ直ぐな優しさをくれた。
「ありがとう、もういいよ」
「納得出来る、まで、自分達で、調べるから」
 そうしていつか、過去を納得して見送れるように。
「でも、何かあったら、た、助けてもらうんだから……!」
 二人はようやく顔を上げて、ぐしゃぐしゃの泣き顔でウィンクルムに笑った。
「……ッ勿論! 助けるから!」
 ウィンクルム達も、ようやく笑えた。


■警告
「全てウィンクルムの皆さんの判断にお任せしますって言った筈だけど?」
 オーウェン達との話し合いの後、彩夢と天藍が倉庫内の資料の維持を申し出ると、ソールは苦笑して答えた。
 ルシエロはソールに日記を渡そうかと考えていたが、瘴気にまみれているし、そもそも証拠品の為渡すのは不可能だった。
 そもそもソールは処分したかったのだ。渡したところでそのまま処分されただろう。
「……嫌なものを見たでしょう」
 ソールは申し訳なさそうに言う。
「だから誰にも見せずに処分したかったの。父の思考に触れただけでも嫌な気分になると思って」
 ごめんなさいね、そう言ってソールは去って行った。

「私達も戻りましょう」
 フィオナが言い、ウィンクルム達が動き出す。
 その前に、咲姫が口を開く。
「気になった事を、尋ねても?」
 咲姫の問いに、フィオナとオーウェンが首を傾げる。
「貴方達は、双子の、なに? 貴方達の後悔は、一ウィンクルムとしての憤りだけ?」
 特に答えは求めてないけど、と付け足す咲姫に、それでも二人は真剣な眼になる。
「……私達が助け出せたのは、あの二人だけなの」
 被検体20と被検体21。
 その数字が順番につけられたものならば。
 その前にいた筈の、十九人は。
「もっと、もっと早く気付いていれば、辿り着いていれば、そうしたら……ッ」
 苦しげに顔を歪めてから、フィオナは俯いた。
 オーウェンはその肩をそっと抱く。
「……被検体の中には、行方不明だった俺達の親友もいたんだ」
 語られた真実にウィンクルム達は息を飲む。
 あの二人は、助けられなかった他の十九人でもあるのだ、と。
「……気をつけろ、まだ若いウィンクルム達。どれだけ大切に想っても、築き上げても、すれ違いや思い込み、そんなもので容易く失う。失うなんて一瞬だ。そして失ったら、もう戻らない」
 だから、気をつけろ。
 ウィンクルム達は自然、隣に立つ自分のパートナーを強く想う。
 すれ違わないよう、思い込まないよう。
 たった一人の相手を、失わないよう。



依頼結果:普通
MVP

メモリアルピンナップ


エピソード情報

マスター 青ネコ
エピソードの種類 アドベンチャーエピソード
男性用or女性用 女性のみ
エピソードジャンル 推理
エピソードタイプ ショート
エピソードモード ノーマル
シンパシー 使用不可
難易度 とても難しい
参加費 1,000ハートコイン
参加人数 4 / 2 ~ 5
報酬 通常
リリース日 06月05日
出発日 06月14日 00:00
予定納品日 06月24日

参加者

会議室

  • [37]月野 輝

    2015/06/13-23:45 

  • [36]月野 輝

    2015/06/13-23:45 

    とりあえずプランの提出は完了よ。
    何か突発的に思い付かない限りは、このままで行こうと思うわ。
    ……ポイントを外してないといいんだけど…………
    何とか上手くいって欲しいわね…。

  • [35]かのん

    2015/06/13-23:39 

    輝さん、プランの宣言ありがとうございます
    プランできる限りは書き込んで提出しました
    ディアーナさんとルーナさんが納得いく形になれば良いなと思います

  • [34]かのん

    2015/06/13-23:36 

  • [33]紫月 彩夢

    2015/06/13-23:21 

    あ、そう言えばそうだった…。輝さん、宣言ありがとう。
    プラン、一応文字数一杯一杯詰めるところまでは行けたわ。
    色々確認して、もう少し手直ししてくる

  • [32]月野 輝

    2015/06/13-20:58 

    そういえば暗号の解き方について、解説に「どれか一つを選び、会議室で宣言してください。」と書かれてるので、一応きちんと宣言しておくわね。


    【宣言】GM様へ

    暗号の解き方 は、『1、自力で解く』で行います。
    よろしくお願いします。

  • [31]ひろの

    2015/06/13-13:24 

    ……なら。
    最後に日記を、ソールさんに渡すだけに、します。

  • [30]かのん

    2015/06/13-11:49 

    こんにちは

    >ソールさん
    [27]のお話は、私も同意です
    ただ、その手法として、[21]で言われていた日記の最後だけというのは少し疑問だったので・・・

    強いて言うのなら、平和なオーガの被害の無い世界をと思うが故の研究だった、等かしらと考えましたが、これも、だからといって犯罪行為が許される物じゃ無い等とソールさんが思われたら、気持ちを逆立てる事にしかならないような気もしてしまって・・・
    ソールさんの、心を軽くできるような何かが出来れば良いのですけれど・・・

    ソールさん自身は日記の内容を把握するのに暗号が障壁にならないので、日記を見るのはソールさん自身の意思で良いのかなと思っていました
    (こちらからは、止めも勧めもしないスタンス)
    ソールさんに日記を読んでみる事を話すのは構わないと思います

  • [29]月野 輝

    2015/06/13-11:37 

    まあ、「皆の為に」って思って研究してたのは確かみたいだし、ひろのちゃんの気持ちも判るんだけど……

    最後の一文だけ抜き出して伝えるのは、テオバルトがやってた事を美化してしまいそうな気がするので
    アクション起こさなくて良いと思うけど、ソールさんが日記を見る事自体は止める事はないわよね。
    父親からソールさんに譲られた物なんだし、私達が止める事ではないと思うし。

    だから、ひろのちゃんが気になるなら、ひろのちゃんのプランに余裕があればだけど、
    最後に「日記読んでみてはどうですか」ってソールさんに話しかけてみたら?
    それでどうするか、どう思うかは本人次第……かなって。
    そう言う事ではどうかしら?

  • [28]紫月 彩夢

    2015/06/13-11:15 

    >かのんさん
    それなら、話し合いの方針に則って、かのんさんとあまり被りすぎないように、文字数の許す限り、詰めて見るわ。
    どうしても足したいことが出てきたら、気軽に言って貰って大丈夫。

    >ソールさん
    念のため、だけれど…あたし、ひろのさんの「少しは気持ちが楽になるかも」って気持ちには、同意よ。
    それを、今回あたしたちの言葉だけで出来るとは、あんまり思ってないって、だけ。
    もし、今後も会う機会があったりして、その時も頑なに父親の事を恨んでて、日記も何も見ていないままだったら、
    その時は、せめて父親の理想だけでも伝えられたらなって、ちょっとだけ思ってる。

    それで、一応確認。何かの折に日記を見た時のソールさんの反応はあたしも気になるけど、
    ソールさん自身が、日記を見る事は、止めないつもりで、居ていいのかしら。

  • [27]ひろの

    2015/06/13-10:10 

    >ソールさん
    そっか。そう、ですよね。

    恨むのって疲れると思うから、少しは。
    気持ちが楽になったりしないかなって。思ったんです、けど。
    余計なこと言って、ごめんなさい。

  • [26]かのん

    2015/06/13-09:20 

    >彩夢さん
    ありがとうございます
    [19]で書いた部分はそれなりに詰め込み中です
    ただこれ以上となると・・・と思って、[22]最後の一言が出ていました

    今までのお話伺っていて、オーウェンさん達へもソールさんへも私とは異なる視点で考えてらして凄いなと思っていたので、彩夢さんのお考えで作成頂ければと思います

    もし、これから新しい要素が増えたら・・・お願いしても良いでしょうか?

  • [25]紫月 彩夢

    2015/06/13-01:25 

    >スキル
    あってもなくても良いのなら、別の機会のために残しておくわ。
    コンピュータースキルくらいなら、後々しゅーしょくとかにも役立つだろうしあってもいいかなって思ってたから、
    うん、今日一杯悩んでみて、文字数足りない時の最終手段くらいに構えとく。

    >日記の内容について
    例えばGのせいでああなったのだとしても、父親が犯罪者なのは変わらないし、
    ソールさんがそんな父親を軽蔑して恨んでるのも、変わらないかなって、思う。
    ソールさんが日記を解読できるだろうってのも同意だし、
    気になるなら、読むのを止めない、くらいでいいんじゃないかなって、思ってるわ。

    >かのんさん
    あたし、まだプラン真っ白だから、優先度の低い、はみ出そうな事あれば、請け負えるわ。
    最初にも言ったけど、後から混ざった身だし、ね。
    ひとまずは白紙防止に色々、つめてみる。

  • [24]月野 輝

    2015/06/12-22:18 

    日記の内容について、ソールさんにこちらから特に何かアクションを起こす必要はないんじゃないかしら……。
    解釈はかのんさんが言うので間違ってないと思うし、これを読んだソールさんがどう思うか、だから。
    ソールさんなら解読してみせなくても自分で読めるでしょうし。

    Gって人が心の問題だと言ったにしても、テオバルトも元から酷い事をしてたんじゃないかって気がするわ。
    ディアボロさん、被験体ナンバー18なのよね。これって、その前にも17人、人体実験されてるって事でしょ。
    Gがいつからこの施設にいたのかは判らないけど、客員って立場なら17人全部に関わってるとは思えないし、
    最初から非道な事をしてたような気がしなくもない、のよね……

  • [23]ひろの

    2015/06/12-21:33 

    あ。えと。うん、と。(言葉を考える

    悪いことしたのは事実だし。
    変えられない、です。
    かのんさんの言ってる。
    『・研究廃棄への後悔
     ・研究仲間への懺悔』
    も、そうだと、思います。

    ただ、最初の。
    『客員研究員Gが「オーガ化は心の問題だ」と強く考えるようになった』
    って言うのが、気になって。
    全部が。このGって人の所為じゃない、けど。
    Gって人が、切欠でおかしくなったのかなって。

    でも。言わなくても。
    ソールさんに日記を渡すだけでも、いいかも。知れないです。

  • [22]かのん

    2015/06/12-21:11 

    こんばんは

    ひろのさんの[21]についてなのですが、この段落、皆さんどうとらえてらっしゃいます?

    私の読み方がひねているのかもなのですけれど、
    ・A.R.O.A.が施設の閉鎖を決定
    ・テオバルト氏、自身の研究について廃棄(闇に葬るから推測)
    ・研究廃棄への後悔
    ・研究仲間への懺悔
    と、思っていたのですよね・・・

    なので、オーガのいない世界を目指していたのは本当なのでしょうけど、目的のためならその過程の手段の非人道的な研究とその犠牲者については顧みない方というように私は感じています・・・

    そんな風にとらえてしまっているので、最後の部分だけ伝えるのは、何となく綺麗な言葉だけを抜き出したように思ってしまうのですけれど・・・
    ソールさんが何かの折に、この段落を見たときにどう思うのかが気になります・・・


    PL:↑上記の解釈のため記載を躊躇うのと合わせて、背後事情としても字数つらい状態もありますorz

  • [21]ひろの

    2015/06/12-20:52 

    あの、ちょっと思ったんです、けど。
    ソール、さんには。
    『オーガのいない平和な世界を夢見てたみんなへの裏切りだ。本当に、申し訳ない……』
    の部分、伝えた方が良いんじゃないかなって。思うんです。

    今更って……怒るような、気もするんですけど。
    なんとなく、伝えた方がいいかなって。

  • [20]月野 輝

    2015/06/12-05:24 

    ディアボロさんの事は伝えなくてOKね。了解よ。
    プランの文字数厳しい感じだし、助かったかもしれないわ(笑)
    それじゃ私は[11]と[14]で書いた事を中心に纏めていくわね。

    >彩夢さん
    コンピュータースキルのレベル3は「ブラインドタッチができる」くらいの腕前らしいので、
    キーボード配置を覚えててもおかしくはないんじゃないかと思うわ。
    ただ、かのんさんも言ってるけど、神人は段々経験値が上がりにくくなるから、本当に取りたいスキルが出るまで貯めておいた方がいいかも……

    って、レベル1取ろうかって言ってた私が言う事じゃないかもだけど。


    >かのんさん
    そうね……中途半端な形で説明を途切れさせられるのが一番嫌な展開かもだし、
    もしオーウェンさん達が止めに来ようとした場合は時間を稼いでくれると有難いかもしれないわ。
    こちらも一応、アルに押し止めて貰うように頼んでおくわね。

  • [19]かのん

    2015/06/11-06:38 

    おはようございます

    >ディアボロ
    ディアーナさんとルーナさんと面識があるって誤解していました・・・
    改めて日記の内容読み返したら接点なさそうですもね、伝える必要がある事では無さそうですね、納得です


    私達は、目下こんな事を伝えようかと思ってます
    (文面が固まっていないので項目だけですが)

    >オーウェンさん達へ
    ・日記を見つけた事
    ・Gという研究者の事、今後の危険性の懸念
    ・[9]で書いたディアーナさん達への伝える事の考え方

    >ソールさんへ
    ・日記を見つけた事
    ・Gという第3者も犯罪行為に近い研究を行っていた恐れがあるので、全ての資料を確認するで、処分を待って欲しい事
    ・Gの心当たり

    それと、もしも、なのですが
    オーウェンさん達が私達の話を聞いて、ディアーナさん達へ伝える事を止めに行こうとしたら、進行方向に私達が立って行けないようにすることも考えておいた方が良いでしょうか?


    >スキル
    あると有利かなと想像しますけれど効果の程が未知数ですよね・・・
    以下、思いっきりメタですが
    一定レベルから神人のLvupの必要経験値増えて、後々スキル取りにくくなりますので、ご自身が使いたい所に割り振られるのが良いんじゃないかなと思います

  • [18]紫月 彩夢

    2015/06/11-01:12 

    >コンピュータースキル
    あ、私、いまスキルポイント5てん余ってて、何に振ろうかで止まってるから…
    要り様なら、レベル3までなら、上げられるわ。…3あったら、キー配置、覚えてないかしら…無理かしら。
    それとは別に、メモも持参とはする予定だけれど。

    >逃げ出したディアボロ
    双子さんに、具体的にそうと伝える必要は、無いのかな、と。
    今後、ディアボロの人に変な不信感持つようになっても損しかなさそうだし。
    強いて、言うなら…双子さん以外にも被害に遭った人がいる、ってことくらい…?
    その人たちの分まで、なんていうと重たいもの押し付けるみたいだから、
    言葉としては、双子さんが二人で居られるように出来た事だけでも嬉しく思ってるとか、そう言う方向性でなら、どう、だろ。
    勿論、言う必要がある事じゃないし、伏せたままでって意見になるならそれも賛成。

    >院長先生
    双子さんが孤児院に訪れた経緯は、一応知ってるっぽい雰囲気だし、
    逆にあんまり嘘っぽい言葉を選んじゃうと、気が付いちゃうのかなぁ、とも。
    今のところ、変に隠し立てするようなのは挙がってないと思うし、
    一緒に居る物と考えて、普通に説明してもいいんじゃないかな…とは。

  • [17]ひろの

    2015/06/10-21:28 

    >未来へ向けて
    わかり、ました。
    忘れないように。一度そのままの文章で、入れておきます。

    >解読
    私の方は、[3]で書いたのを。
    とりあえずこっちもそのまま、入れておきますね。

    >逃げ出したディアボロ
    考えたんですけど。
    ルーナさんと、ディアーナさんには。
    伝えなくてもいいかなって、思いました。

    探すとしてもA.R.O.A.側になると思うし。
    聞いたところで。二人にどうにかして欲しい話でも、ないし。
    よくわからない不安を覚えるだけかな、って。

  • [16]月野 輝

    2015/06/10-19:21 

    そうね、方法は複数あった方が安全かもよね。
    実は私もちょっと思い付いた事があって。

    今、スキルポイントが1残ってるのね。
    これでコンピュータースキルを私が取ったらどうかしら、と。
    初心者でも、記憶力スキルとの合わせ技で、キーボード配置を覚えてるのに役立ちそうかなって。

  • [15]かのん

    2015/06/10-08:27 

    昨晩の言い忘れを思い出したので少しだけ
    輝さんの記憶術使っての解読方法は、そのままで良いのではと思って
    メモも確実に持参できる担保はないわけですし
    手段は複数通りあった方が確実かなと
    メモはその場で広げれば、複数人で見ることもできますし

  • [14]月野 輝

    2015/06/10-01:47 

    >院長先生
    そうなのよね、解説にはいるって書いてなくて……でもプロローグでは二人に
    付き添って来てて「説明をお願いします」って言ってたから一緒にいるのかなって。

    >二人に伝える事
    うん、ひろのちゃん、ありがとう。
    Gの事も書かなきゃだし、きっと文字数は厳しいと思うからよろしくお願いね。
    Gの事については
    「テオバルトと一時期一緒に研究してたGと言う人物がいるらしい。
    二人が施設に来る前に出ていったみたいだけど、もしかしたらあなた達に興味を持つかもしれない。
    もしそう言う人物が現れたら気を付けて。すぐに私達に連絡を下さい」
    と伝えてみようかなと思うわ。

    被験体18のディアボロさんの事は……伝える必要ないかなって思ってたのだけど……
    二人が施設に連れて行かれる前に逃げ出してて面識も無いし、気がふれてるらしいから
    二人の事を突き止めて何かしようとするとも思えないのよね……。
    話すなら、二人の他にも実験されてた精霊さんがいるらしい、くらいでいいんじゃないかなって。
    それとも、逃げ出したディアボロさんをGが捕まえて何かしてる…と言う可能性もあるのかしら。
    うーん……(悩)

    >未来へ向けて
    ! ひろのちゃんの言葉、すごくいいと思うわ。ひろのちゃん、それ、言って貰っていい?
    私は……
    「あんな狂った人にあなた達の人生をめちゃくちゃにされたなんてとても悔しい。
    だから、私達で良かったらできる限り力になるから。あの狂人を見返してやらない?
    あなた達には幸せになる権利があるのだから。
    あなた達は一人じゃないからきっとまっすぐ歩いていけるわ」
    な感じの事を話してみようかしら……もうちょっと考えるべきね……(自分の文章に呆れつつ)

  • [13]ひろの

    2015/06/09-22:54 

    彩夢さん、と。咲姫さんは、任務だと初めてです、ね。
    よろしく、お願いします。

    >キーボード
    私も、コンピュータは1しか持ってない。です。
    やっぱり1じゃ、無理、かな……。

    >分担
    私達と、輝さん達で。
    ルーナさんと、ディアーナさん。
    それと、いたら院長先生も、ですね。(こくりと頷く
    わかりました。

    >話すこと
    説明は輝さんの内容で、いいと思います。
    書ききれなかったら私の方で書き、ます。そのときは、言ってください。
    うまく話せるか、わからないですけど。(人見知り

    逃げ出したディアボロのひとは、私はちょっと悩んでます。
    二人に関係無いような気もするし。
    でも、話すなら全部の方がいいような気も、して。

    >話した後
    「過去の事は、今すぐ忘れることも割り切ることも難しいと思う。
     けど、ルーナさんにはディアーナさんが。
     ディアーナさんにはルーナさんがいる。
     孤児院を出ても、院長先生もいる。
     私達も頼ってくれていいし、何かあれば力になるから。

     少しずつでいいから、進んでいけるようにしよう?」

    ……と、か?(ルシェの後ろに隠れる

  • [12]かのん

    2015/06/09-22:12 

    彩夢さん、おひさしぶりです
    今回ご一緒できて嬉しいです、どうぞよろしくお願いしますね

    オーウェンさん達へは、Gの存在だけではなくて、逃亡したという精霊さんのことも一緒に伝えた方が良いですよね、確かに
    精神的な揺さぶりの手法が不明ですけれど、大仰な施設を必要としないのであれば、Gの方がタチが悪そうな気がしています
    この辺を危険性として伝える感じでしょうか

    >分担
    他の皆さんがよろしければ、私はその方向で考えたいと思います
    ・・・院長先生は、いらっしゃるのでしょうか?
    解説はないですけれど確かに、未成年の2人だけでというよりは、一緒にいると考えた方が自然な気がしますね

    ディアーナさんとルーナさんに伝えることは、輝さんが書かれていることと同じなのですが、18番のディアボロの精霊のこともGにからめて伝えられます?
    Gもそうなのですけれど、この方教団に拾われて存命だったりしたらとっても危険かなと思ってしまったりしてます
    (考えすぎかなとも思うのですが)

    Gの事を注意する様に2人に言われるのなら、テオバルトの脅威は今後無いにしてもこれから先の2人が確実に安泰だって言い切れないのですよね・・・
    それであればむしろ、「これからも大変な事やつらい事があるかもしれないけれど、つらい過去に向かい合おうとしている2人なら、それも乗り越えられると信じている」・・・とかでしょうか?
    (言いながらしっくりこないので首傾げつつ)


    コンピュータースキル・・・
    あったらとても便利ですよね、今回は特にそう思います

  • [11]月野 輝

    2015/06/09-21:46 

    わ、彩夢さん、咲姫さん、お久しぶり。来てくれて嬉しいわ。
    …………姉?     あ、うん、そうね、お姉さんだったわね(何故かにこにこ)

    >キーボード
    そうね、スキルを使わないと無理なようにはしないと思うし、
    「呼ばれた時に暗号の手紙も見せて貰ってて、解法にある程度目星を付けてた」
    って事で配置図を持っていく、でいいかもしれないわね。
    私もそうしようかしら……記憶力スキルで行けなかったら困るものね。
    コンピューターのスキルを上げておけば良かったなって今頃。

    アルベルト:
    「私は一応、レベル1なら持ってますけどね」

    レベル1じゃキーボードの配置は覚えてないと思うわ……。

    >役割分担
    そうすると、オーウェンさんとフィオナさん、ソールさんへはかのんさん達と彩夢さん達、
    ディアーナさんとルーナさん…それに院長先生もかしら?この3人には、ひろのちゃん達と私達、で、いい?
    ソールさんに話を聞く時には、Gと言う人の心当たりも聞いて貰えると嬉しいわ。
    私達の方では、テオバルトと一緒に研究してた人物がいるらしいから、注意して欲しい旨も話しておこうと思うわ。

    かのんさんや彩夢さんが言ってる大人達への言うべき事は、さすがだなって思ったわ。

    倉庫の中身については、犯罪の証拠になりそうな文章が見つかってるし、完全に調べ終わるまでご協力下さい
    って言えば、そのままにしておいてくれそうな気がするんだけど……。


    >二人に話す事
    ・テオバルトは精霊とオーガの関係について研究していた
    ・ルーナさんとディアーナさんはウィンクルムの子供だから、大人になったら精霊を産んでくれると思ったらしい
    ・全く同じだった双子を違う環境に置く事で、将来産まれる子供(精霊)にどんな違いが出るのか研究するつもりだった

    こんな風に伝えようと思ってるんだけど……どうかしら。
    もっとオブラートに包んだ方がいいかしら……
    それと、この事実を伝えた上で、この事を吹っ切って未来に目を向けて貰うにはどうしたらいいか悩んでるわ。
    「この狂人はもう二人を脅かす事はないから。だから、二人とも愛する人を見つけて幸せになって欲しい」
    と言うのは簡単なんだけど、凄く言葉だけ上滑りしてる気がして…………

    もう少し考えさせてね。

  • [10]紫月 彩夢

    2015/06/09-00:21 

    お話し中の所に、失礼します。紫月彩夢と、姉の咲姫よ。
    会ったことのある双子さんのお話だなって思って、気になっていたの。

    えぇと、暗号の方は解けてるようだし、自力でってのは問題ないのよね。
    解き方に関しては、既にお話が上がってるように、
    事前に暗号文とその解読後を手紙という形で見せて貰って教えて貰ってるわけだから、
    キーボード配列をメモした物とか、実物は無理でも写真とかでの持参は、無理ではないと思う。

    今回関わってる人達への説得が必要っていうのには同意。
    で、あたし達後に来た組だから、手の必要な所をお手伝いに行けたらなって思ってるわ。
    現状だと、かのんさんと一緒に、大人の人達へ向けて、かしら。
    オーウェンさんとフィオナさんには、テオバルト以外にも研究関係者が居た事、
    研究の犠牲になったけどその後の同行が判らない子がいることを踏まえて、
    双子が何も知らないままでは危険って辺りも説明…出来れば良いって、解釈で良いかしら。

    ソールさんは…研究を誰にも知らせたくない気持ちも分かるなぁって思うけど…
    無かった事には、出来ない事だし。
    これからも、双子さんの人生に関わる事だから。
    何も明かさずに処分ってわけにはいかないと、思うって。言ってもいいかな。
    あたし達で解読して記録を取った後、なら、
    その場で燃やしてしまうくらい、してもいいかなとは思うけど。

  • [9]かのん

    2015/06/09-00:19 

    >キーボード
    ソールさんがA.R.O.Aに相談→オーウェンさん達が対応(ここでソールさんが暗号示す)→オーウェンさん達が人を集めて倉庫に向かう事に
    の流れだったので、暗号がある事は依頼を受けた時に周知されていてもおかしくないかなと思いました
    依頼受けたA.R.O.Aの本部になら、職員さん達が使うキーボードもあって、見せてもらえばメモ作れるかしら、と

    私達は使えそうなスキルが無い事もあって、可能かどうか悩む所はありますけれど、何もなく目の前の日記に取りかかるよりはと、解読手法の中に含めておこうかとは思っています

    >オーウェンさんとフィオナさん
    今回3方向にお話しする方がいると思うので、勿論主に置くのはディアーナさんとルーナさんですけれど
    文字数的な部分は、まだ、試していませんが、それなりにのボリュームになりそうなにがするので、分担がないと厳しそうな気がします

    オーウェンさん達にお話しするのなら、別行動中の2人の所へ行って
    ・日記を見つけたこと
    ・Gという人物が、テオバルト氏がしていた研究とは別の方向の良くない研究をしていたことを報告して、その上で

    ・ディアーナさんとルーナさんの2人は双子の兄弟だったのに、この施設にいる間に全く違う存在になってしまったと感じ、その原因を知りたがっている
    現在疑問を覚えている所で、全てを話さないのではなくある程度の事実を伝えたいとか、こんな感じでしょうか?
    ・・・自分でしっくりしないので、ここはもう少し考えますね
    ご意見も頂けると嬉しいです

    >ソールさん
    ご自身の父親の記録だけではないこと、すくなくともGの研究に関する内容を解明するまでは、ここにある資料は闇に葬る物ではないと伝えた方が良い気がするのですよね、寄贈というよりは、現状維持といいますか、協力の継続というか
    今回の調査、解読に時間が取られますし、全て調べきれないのではないかなと
    ソールさんのご自身の思いを考えると、父の犯罪の内容が分かれば、今回の調査で協力終了、処分もないとは言い切れないような気がしています

    ・・・・・・思いつくままにお話ししてしまいました
    詰めが甘い、考えすぎ、振り返って色々自分でも思います
    ディアーナさんとルーナさん達へ話す事含めて、もう少し考えますね

  • [8]月野 輝

    2015/06/08-23:26 

    受胎~の部分は、そのまま伝えなくてもいいかな…と。
    子供が生まれたら、って表現でも大丈夫じゃないかなと思ってたわ。
    ウィンクルムの子供だから、精霊が産まれるかもと考えていたみたい、とも伝えるといいかしら、と考えたり。
    この辺はもう少しじっくり考える必要があるわよね……。

    >オーウェンさんとフィオナさん
    私も、このお二人とは、ちゃんと話さないといけないと思うわ。
    お二人は姉妹に話したくない訳だし、私達が話そうとしたら邪魔をしてくるかもしれないものね。
    かのんさんに全部お任せするのは申し訳ない気がするんだけど、手分けという意味ではその方がいいのかしら……

    >寄贈
    とりあえず、調べる事と、その結果をどうするかは許可してくれてる訳だから……
    そのままでもいいのではないかと思うのだけど、それだとソールさんの気が変わったりしたらマズイかしら?
    調べて記録を取ってしまってれば、処分されても大丈夫じゃないかなって思うんだけど。

    >キーボード
    記憶力スキルで何とかなるかなって思ってたの(ちょっとばつが悪そうに笑って)
    日記を見て、これはもしかしたらキーボードが必要かも?と考えて、キーボードの文字の配置を
    スキルを使って思い出す……つもりだったのね。

    リザルトの開始は「日記を見つけた所から」だから、事前に暗号で書かれた手紙を見せて貰ってる、とか
    キーボードの配置を書いた紙を用意してるとか、できるのかな……ってちょっと気になるかしら……
    もちろん、用意できるならそれが一番確実でいいとは思うわ。

  • [7]ひろの

    2015/06/08-22:23 

    (誤字の為再投稿しました)

    >オーウェンさんと、フィオナさん
    オーウェンさんと、フィオナさんについては説得っていうか。
    話し合いは必要だと、思ってました。

    ソールさんはウィンクルムに任せるって、言ってくれましたけど。
    オーウェンさんと、フィオナさんはウィンクルムで。
    ルーナさん、と。ディアーナさんに真実をあまり教えたくないってところが。
    私たちと、違ってるから。
    オーウェンさんと、フィオナさんに。
    真実を話したいことは伝えたほうがいいのかな、とか。

    >かなとアルファベットの対比メモ
    ソーナさんが暗号をA.R.O.A.に置いていってくれてれば。
    予想して用意していってもおかしくないです。(こくこく頷く

    暗号を職員さんに見せてるから。
    依頼を受けるときに、職員さんから暗号文見せて貰ったりするかも。

    うん、と。
    暗号文の解き方を書いた上で、メモを持っていけば。
    大丈夫なんじゃないかと、思います。

    >倉庫の資料
    寄贈、よりは。
    A.R.O.A.で一度預からせて欲しい、とか。
    倉庫の中身は。本当なら、誰にも見せたくなかったみたいなので。
    確認が終わったら処分する。だと、やっぱり無理かな……。

    >真実の伝え方
    もう少し考えて、みます。
    説明、うまくなくて。

  • [5]かのん

    2015/06/08-21:26 

    こんばんは

    お二人ともありのままお話しする方向ですね
    私は、輝さんが示して頂いた解読内容3段落目、後段受胎~の部分がどう話して良いか悩んでしまっていたのと、未成年の女の子に話すには、内容が酷すぎないかと躊躇っていました
    ただ、輝さんとひろのさんのお話も最もなので、反対しません
    むしろこれからは、どのように話すのが良いのかをお二人と一緒に考えたいと思います

    それと、Gと言われる方なのですが、この方気になりますよね
    倉庫にはまだまだ資料があるようですし、Gの正体や消息に手がかりがあるかもしれないのであれば、他の資料も今処分すべきではないのかなと思って・・・

    今後も全ての書類等を確認するため、ソールさんに倉庫の中身の寄贈をお願いしてみてはどうかなと思ったのですが、本来の目的から脱線でしょうか?
    合わせて、オーウェンさんとフィオナさんに、テオバルトの件だけではすまない事、別の研究を行っていた研究者Gの存在について、注意喚起も必要な気がするのですけれど
    お二人がよろしければ、ディアーナとルーナさんへの説明の主軸はお二人にお願いして、こちらは上記3人への説得を主にしてみようかと思ったりもしています(欲張りすぎかもしれませんが)

    >解読方法
    すみません、先の聞き方が言葉足らずでしたね
    手法はお二人と同じなのですが、キーボードに少し引っかかっていました
    倉庫の中には無い物だと思っていましたし、パソコン持参と言う事でもないでしょうし、下準備なしでキーボードの文字配列、アルファベットとかなの2種類を思い出せるのだろうかと懸念していました

    可能かどうか分からないのですが、ソールさんがA.R.O.A.にいらした時点で暗号がどのような物かは判明しているので、同一キーに配置されたかなとアルファベットを対比させたメモ持参できないかしらと思っている所です

  • [4]月野 輝

    2015/06/08-18:42 

    お二人とも、確認ありがとう。間違ってなかったみたいで、ホッとしたわ。

    私は、できれば、ありのままをきちんと話してあげたいなと思ってるわ。
    変にぼかしたり誤魔化したりすると、ルーナさんもディアーナさんも頭のいい子達だし、
    絶対に何か感じ取ってしまうと思うのよね。
    もちろん、言葉選びには細心の注意が必要かなと思うけど……。

    今のところは、
    「双子の二人を全く違う環境で育てたら、将来生まれる子供にどんな違いが出るのか知りたかったらしい」
    と伝えたらどうかなと考えてるんだけど……精霊の研究の事までとなると、どう話したらいいのかしらね……。

    あと客員研究員Gは私も気になるので、ソールさんに、そう言う人物に心当たりがないか聞いてみるつもりだったわ。
    A.R.O.A.に捜索の依頼をしてもいいかもしれない…とか思ったり。
    確かに、この人がルーナさん達に接触してこないとは限らないし、注意した方がいいような気がするわね。


    >解読手法
    一応確認。ひろのちゃんが書いてくれた方法で間違いないわよね。私が解いた方法も同じだったし。
    プランで手法の落とし込みは必要でしょうね。
    解読した内容をプランには書けないし、手法書いておかないと、解読できたことにならない気がするの。

    私は一応、キーボードの文字の配置を思い出しながら【かな】と【英文字】を置き換え、
    出てきた文を右から読む、と書くつもりでいるわ。

  • [3]ひろの

    2015/06/08-07:18 

    ひろの、と。ルシエロ=ザガンです。
    えと、よろしくお願いします。

    私も、選択肢は自力で解く。です。

    解き方は、キーボードの。
    カタカナと同じひらがなに対応してるキーで、カタカナをアルファベットに、置き換えて。
    右から左にローマ字読み。
    解き方を書くなら、私の方でこういう風に書こうと思ってます。

    私が解いたのも、輝さんのと同じ内容だったから。
    内容に間違いは、無いと思います。たぶん。


    それと。
    私も真実を話す方を、選びます。
    どういう風に話せばいいのか。わからない、けど。(視線を彷徨わせ、俯く

    ぼかして話すのも、良いとは思うんですけど。
    私は、客員研究員Gって人が、気になって。
    この人、今どこにいるかわからないから。
    まだ、このGって人が研究、続けてたら……。

    何かで二人のこと知ったら。
    狙われないとも、限らないんじゃないかなって、思って。
    そう思うと、全部。
    全部話した方が、いいんじゃないかと。思います。

  • [2]かのん

    2015/06/08-07:00 

    おはようございます
    かのんと天藍です、皆さんどうぞよろしくお願いしますね

    早速ですが、私達も「1.自力で解く」を希望します
    2の選択肢には該当しないのと、ディアーナさん、ルーナさんに伝えられない選択肢3も選びたくないな、と・・・

    日記の内容は、こちらも輝さんが記載頂いた[1]の内容だと思っています
    基本的には2人に話す事に賛成ですが、ただ、今、全て話すのはどうかなと思う所もあって・・・
    (生まれる精霊が比較できるよう、生活環境の異なる母体とされそうだった事等は、今はぼかして伝え、詳細は2人が成人後に改めて話す事にできないかなとか)

    上の話す内容については現在の私の希望なので、これから皆さんとお話ししていければと思っています
    暗号の解き方の方向が同じであれば、皆さんそれぞれ具体的にお話ししたい内容等伺って、実際にはどうするのか決めていけたらと思います


    PL:メタですが、皆さんが1を選択となると、伝える内容の検討と合わせて、日記解読する手法の落とし込みも必要となる認識で良いでしょうか?

  • [1]月野 輝

    2015/06/08-00:07 

    こんばんは、月野輝とパートナーのアルベルトです。
    ルーナさんとディアーナさんが関係してると聞いていてもたってもいられず依頼を受けに来たわ。
    皆さん、どうぞよろしくね。

    早速だけど、選択肢は
    1、自力で解く
    を希望させて貰うわね。暗号スキルはまだ3なので、自力で解くしかなかったのもあるんだけど。

    あ、暗号は解けてるわ。解き方はあとにしといて、とりあえず解読した文章を書いておくので、間違ってたら指摘してね。
    解いてる途中で二カ所ほど、誤字脱字かな?と思われる箇所があったんだけど、そこは意味が通るように文章を整えてあるわ。


    【解読内容】

    『客員研究員Gが「オーガ化は心の問題だ」と強く考えるようになった
    私はオーガ化は心だけが原因とは思えない
    次の実験はオーガの移植だ
    被験体18はディアボロだから、まずは角を落としてオーガの角と入れ替えよう』

    『被験体18が逃亡した
    オーガ化したのではなく、Gが精神的揺さぶりをかけた結果、気がふれたらしい
    被験体18の損失は腹立たしいが、Gがここを去ることが決まった。それは喜ばしい
    オーガ化する精霊としない精霊がいるのだろうか
    両親の遺伝、特に母体について詳しく調べた方がいいかもしれない』

    『理想的な被験体が手に入った
    ウィンクルムの間に産まれた双子の女子だ
    被験体20は整った環境で、被験体21は劣悪な環境で育てよう
    受胎可能な状態になったらすぐに受精を試みる
    産まれる精霊に違いがあるか、長い実験となるが試みる価値はあるだろう』

    『A.R.O.A.が施設の閉鎖解体を言い渡してきた
    恐ろしいことをしてしまった
    私は地獄へ堕ちるだろう
    これまでの研究を闇に葬るだなんて、間違いなく私は地獄へ堕ちるだろう
    オーガのいない平和な世界を夢見てたみんなへの裏切りだ。本当に、申し訳ない……』


    【母体】は【母胎】かもしれないけど、意味合い的には大差ないかなと思うわ。
    人体実験をしてたなんて内容は、確かにあまり二人に聞かせたくはないとは思うけど、
    でも真実を知りたいと言う二人の気持ちも判るの。
    過去と決別して前を向くには知る必要があるのかもしれないとも思うし。
    だから、なるべく心の傷を広げないように話してあげられたらなって。

    どう話したらいいのかの問題もあるし、話さない方が良いと言う意見が多ければ
    その方向で何を話すか考えるので、皆さんの意見聞かせてね。


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