神話や民俗学を研究する学者。ある時一人の上級オーガと出会い、神人として顕現すると同時に、その存在に疑問と興味を抱く。 現在の研究テーマは『オーガの発生原理、及び其の存在意義について』。
「ーーそう、私はね、識りたいのだよ」
腰まで伸びたブルネットに、黒目がちな菫青色の瞳。 澄ましたような細面に、いつも薄く笑みを浮かべる。 左目の下に横並びにふたつ、黒子があるのが特徴。 仕立ての良いノーカラーのセットアップスーツに、白いフリルのついたブラウスを襟元から覗かせる。
飄々とした性格で、芝居掛かった口調や仕草が多く饒舌。そのくせ言葉よりも先に行動を起こす事が多く、何を考えているのか判らないとパートナーを悩ます厄介者。 確かなのは、飲み物には砂糖を山盛り数杯入れる超甘党だということ。
ゼノンの事は良く出来た弟のように可愛がり、からかう時には『私の可愛い子』等と呼ぶ。
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