プラン
アクションプラン
吉坂心優音 (五十嵐晃太) |
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8 ☆自前のスノボー持参 ☆ゲレンデ ねぇねぇ晃ちゃん、どのコース行く? 中級行ってから上級だね、分かったよ~♪ ふふっ前に任務でスノボーやってからハマっちゃった♪ むぅ…あの時から度々練習したりしてたから上達してるもん! 亮ちゃんにだって上手くなったって褒められたもん! ……晃ちゃん? どうかした……?(首傾げ ??まぁ良いけど…… よぉし、早速リフトに乗って行こう、晃ちゃん! それにしても天気が良くて良かったねぇ 陽射しがあるから少し暖かいし… 絶好のスノボー日和ー♪ 分かってるよー、晃ちゃんも気をつけてねぇ! 怪我したら大変だもんねぇ~ ・中級を何回かやってから上級へ移動 ・時折転んだりもするが晃太に助けられながら楽しく滑る ☆ロッジ ふぅ、結構滑ったねぇ… ちょっと休憩ー 動いたらお腹減っちゃったしね あたし、鶏塩ラーメン! ラーメンなら塩だよ♪ ・料理が来たら時折味見で交換 うんそうだね、来年は家族や友達と一緒に遊びに来よう(微笑 |
リザルトノベル
●白銀の中に舞う天使
冬の青空に少し低い太陽が雪を輝かせ眩い光を周辺は彩っていた。
スノーウッドヒョウスイ……良い雪質のゲレンデには多くの人々が訪れている。
そのゲレンデに、吉坂心優音と五十嵐晃太の姿があった。
「ねぇねぇ晃ちゃん、どのコース行く?」
桜色の唇から白い吐息を漏らしながら晃太に目線を合わせる。
心優音はスノーボードウェア上を白を基調として胸元とウエスト部分にピンクのライン。
下をピンク、そして白い毛糸のキャップにブルーのパステルカラーのゴーグルと手袋を嵌めている。
スノーボートはもちろん持参したもの。
ボードも可愛らしく全体的にオレンジ色の中に四つ葉が散らばられてあるデザイン。
「せやなぁ、何回か中級行ってから上級に行ってみよか」
晃太のスノーボードウェアといえば、上を白を基調とした中に胸元と腕に赤いライン。
下は黒、キャップは黒とワインレッドが混ざった毛糸のものに、黒いゴーグルと手袋をしている。
もちろん晃太もスノーボードは自前。
デザインはウェアに合わせたように白を基調とした中に黒と赤の線が入り混じっているデザイン。
「中級行ってから上級だね、分かったよ~♪」
ゲレンデを見上げつつ心優音はその名の通りの優しい微笑みで答える。
心優音の心は躍っていた。
「ふふっ前に任務でスノボーやってからハマっちゃった♪」
以前スノーボードでハーフパイプを楽しんだことがあった。
それ以来心優音はスノーボードに夢中になり、自分専用のスノーボードを買うほど。
「まぁあんときはハーフパイプやったから、ちぃと勝手がちゃうけどな」
その時のことを心優音はそっと思い出していた。
晃太の勢いのあるジャンプ、華麗なトリックの数々を。
(晃ちゃん、かっこよかったなぁ~)
晃太の姿を思い浮かべれば口元は自然と笑む。
心優音にとっていつでも晃太はかっこよく、そして頼れる存在。
「でも兄貴連れ回して練習しとったから何とかなるやろ!」
ニカっと笑うその晃太の笑顔はいつでも心優音をときめかせ、安心させてくれる微笑み。
上級コースを行くことを決めていた晃太は心優音が不安がないかと窺うように顔を覗き込む。
「んでみゆは上達したんか?」
心配しつつもその晃太の顔は少しからかっているようにも見える。
「むぅ……あの時から度々練習したりしてたから上達してるもん!」
察知してか少し頬を膨らませながら軽くそっぽを向く。
「亮ちゃんにだって上手くなったって褒められたもん!」
晃太に向き直ると少し大きな声と共に上目遣いで膨れっ面のままそう告げる。
亮ちゃん……その名を聞いて晃太の表情がほんのわずか固まる。
亮ちゃんとは晃太の実兄のこと、前回スノーボードの際も華麗に滑る亮太を思い浮かべつつトリックを決めたりとその後も教示してもらったりしていた。
「ほぉ、兄貴に、なぁ……」
棒読みのようなその答え、そして薄っすらとではあるが眉間に皺が寄っている。
(あんにゃろ、彼女いるのに俺のみゆに手ェ出しおってからにっ!)
その晃太の嫉妬心には気付かないまでも変化は感じられる。
幼い頃から共にいる……恋人で婚約者。
「……晃ちゃん?どうかした……?」
首を傾げつつ不思議そうな面持ちで顔を覗き込んでみる。
「あぁー、なんでもあらへんでー」
やはりなんだか棒読みの晃太にさらに首を傾げる心優音。
「??まぁ良いけど……」
これ以上聞いてはなんだかいけないような恋人の勘が働いて心優音は追求はやめる。
「よぉし、早速リフトに乗って行こう、晃ちゃん!」
そうとなれば善は急げとばかりに晃太の手を掴む。
「おぉーわぁっとるがな!」
突如手を取られたことに驚きつつも勢いに押される晃太。
心優音の躍る心が晃太に伝わってくる。
「急がんでも時間はたっぷりあるんやから少しは落ち着きぃ!」
「だって、晃ちゃんと滑るの楽しみだったのぉ~」
その可愛らしい彼女の笑顔に晃太の胸も躍っていたのは言うまでもない。
中級者コースへと向かう2人はリフトへと乗り込んだ。
同時に着席し、暫くすると地上は随分下。
「うわあ~」
心優音は足元を覗き込めば一面煌びやかに光る白銀の地上が綺麗なことに感動しつつも、その高さに少し体を震わせた。
それに気付いた晃太はそっと心優音の細腰を抱く。
「晃ちゃん?」
「上に着くまでこうしててええやろ?」
それは晃太の気遣い……大事な心優音が下に落ちるなんてことはあってはならない。
心優音を離さぬようにと身を寄せながら宝物のように扱う。
「ありがとう」
答えるように心優音はそっと晃太の肩へと頭を乗せる。
優しい晃太に鼓動は早鐘を打つのはもちろんだが、それよりも安心感が勝るのも事実。
数分リフトに乗れば中級者コースへと着いた。
リフトを降りる時も晃太が心優音をエスコートするように安全に下ろさせる。
それから数回滑ると少しの休憩へと入る。
「それにしても天気が良くて良かったねぇ」
雲一つない晴天。
冬の昼間の空は少し夏よりは近い気がして濃い青空にある太陽が2人を照らしている。
「ホンマ天気で良かったわぁ」
日差しが目に入らないようにと手を上げながら晃太は空を見上げた。
「陽射しがあるから少し暖かいし……絶好のスノボー日和ー♪」
心優音は超ご機嫌の様子である。
念願の晃太とのスノーボードデート、それも楽しく笑顔溢れるもの。
「これで天候悪かったら他の場所やったな」
安心したようにゲレンデと心優音の笑顔を見る。
晃太にとって心優音の笑顔は何よりもかけがえのない自身への喜びへと変わるのだ。
「みゆー中級やとしても急な所や、油断せずに滑るんやで?」
休憩を終えると2人はさて、ともう一滑りする。
先に滑り出したのは心優音。
「分かってるよー、晃ちゃんも気をつけてねぇ!」
晃太の呼びかけに軽く右手を上げると、エッジを利かせつつパウダースノーを舞い上がらせながら降りていく。
「怪我したら大変だもんねぇ~」
滑りに集中しながらも注意を聞き、怪我をしないように丁寧にと弧を描きながら滑っている。
太陽の光の中舞うパウダースノー、光に照らされている心優音を見ながら晃太は少し見惚れてしまう。
(天使……やな)
舞うパウダースノーが羽のように心優音の背後を彩っている。
それはまるで心優音という天使が降り立っていくような光景だった。
中級者コースを堪能すれば、その後はもちろん上級者コース。
もちろん晃太のリードのお蔭で心優音は思う存分滑ることができた。
●体と心を暖めて
「ふぅ、結構滑ったねぇ……」
何度もゲレンデを滑った2人はロッジを訪れていた。
「なんや、時間なんぞあっちゅう間やなぁ」
窓の外を見れば空はもう少しで暗闇となり星が瞬きだす頃合。
ロッジの中はとても暖かく、長く冬空の下にいた2人の冷えた体には心地良い。
「ちょっと休憩ー」
暖かさを感じ心優音は体の力を少しずつ抜く、すると空腹なことに気付いた。
楽しく集中して滑っていたことから今まで空腹に全く気付きはしなかった。
「ちぃと休憩がてらお昼食べて暖まろか」
お腹を見ている心優音に口元に笑みを浮かべると、そう提案する。
「動いたらお腹減っちゃったしね」
提案を笑顔で受け入れると壁に貼られているメニューを見る。
「俺はオススメでも食べよかね」
オススメと大きく書かれた文字が目立つ『ヒョウスイ味噌生姜ラーメン』、生姜をふんだんに使用した味噌ラーメン。
体を温めてくれる生姜と味噌の組み合わせは今の晃太の体は欲している。
「あたし、鶏塩ラーメン!」
その隣に書かれている鶏塩ラーメンを指差すと心優音の顔は満面の笑みが零れた。
「ラーメンなら塩だよ♪」
鼻歌を歌うようなご機嫌な調子で心優音が言えば、晃太も自然と笑みが零れた。
お互いに味の違うラーメンを注文し、受け取れば中央にある暖炉近くの席へとつく。
違う味を頼んだ2人は時に交換しながら、これも美味しいね♪、なんて会話をしながらラーメンを啜る。
「なぁなぁみゆ」
麺を全て食べ終わった晃太は心優音の顔を少し覗き込みながら声を掛ける。
「ん?」
まだ麺を啜っていた心優音は上目遣いで目線だけニカっと笑う晃太に合わせる。
「来年は家族や友人達と一緒に遊びに来ような」
心優音と2人きりのゲレンデデートももちろんいいが、多くの家族と友人とくればその楽しさはまた違う楽しさ。
言われた心優音は最後の麺を啜り、飲み込むと優しい微笑みを浮べ、
「うんそうだね、来年は家族や友達と一緒に遊びに来よう」
思いは同じ。
多くの人と笑顔で遊ぶ、それはお互いに暖かい人々に囲まれているからこそ出た思い。
そして、先の未来、心優音と晃太で築き上げた家族で来る日もいつの日か訪れることだろう。
そんな2人はお互いの瞳を見つめあったまま微笑み合いそっと手を重ねた。
冬の青空に少し低い太陽が雪を輝かせ眩い光を周辺は彩っていた。
スノーウッドヒョウスイ……良い雪質のゲレンデには多くの人々が訪れている。
そのゲレンデに、吉坂心優音と五十嵐晃太の姿があった。
「ねぇねぇ晃ちゃん、どのコース行く?」
桜色の唇から白い吐息を漏らしながら晃太に目線を合わせる。
心優音はスノーボードウェア上を白を基調として胸元とウエスト部分にピンクのライン。
下をピンク、そして白い毛糸のキャップにブルーのパステルカラーのゴーグルと手袋を嵌めている。
スノーボートはもちろん持参したもの。
ボードも可愛らしく全体的にオレンジ色の中に四つ葉が散らばられてあるデザイン。
「せやなぁ、何回か中級行ってから上級に行ってみよか」
晃太のスノーボードウェアといえば、上を白を基調とした中に胸元と腕に赤いライン。
下は黒、キャップは黒とワインレッドが混ざった毛糸のものに、黒いゴーグルと手袋をしている。
もちろん晃太もスノーボードは自前。
デザインはウェアに合わせたように白を基調とした中に黒と赤の線が入り混じっているデザイン。
「中級行ってから上級だね、分かったよ~♪」
ゲレンデを見上げつつ心優音はその名の通りの優しい微笑みで答える。
心優音の心は躍っていた。
「ふふっ前に任務でスノボーやってからハマっちゃった♪」
以前スノーボードでハーフパイプを楽しんだことがあった。
それ以来心優音はスノーボードに夢中になり、自分専用のスノーボードを買うほど。
「まぁあんときはハーフパイプやったから、ちぃと勝手がちゃうけどな」
その時のことを心優音はそっと思い出していた。
晃太の勢いのあるジャンプ、華麗なトリックの数々を。
(晃ちゃん、かっこよかったなぁ~)
晃太の姿を思い浮かべれば口元は自然と笑む。
心優音にとっていつでも晃太はかっこよく、そして頼れる存在。
「でも兄貴連れ回して練習しとったから何とかなるやろ!」
ニカっと笑うその晃太の笑顔はいつでも心優音をときめかせ、安心させてくれる微笑み。
上級コースを行くことを決めていた晃太は心優音が不安がないかと窺うように顔を覗き込む。
「んでみゆは上達したんか?」
心配しつつもその晃太の顔は少しからかっているようにも見える。
「むぅ……あの時から度々練習したりしてたから上達してるもん!」
察知してか少し頬を膨らませながら軽くそっぽを向く。
「亮ちゃんにだって上手くなったって褒められたもん!」
晃太に向き直ると少し大きな声と共に上目遣いで膨れっ面のままそう告げる。
亮ちゃん……その名を聞いて晃太の表情がほんのわずか固まる。
亮ちゃんとは晃太の実兄のこと、前回スノーボードの際も華麗に滑る亮太を思い浮かべつつトリックを決めたりとその後も教示してもらったりしていた。
「ほぉ、兄貴に、なぁ……」
棒読みのようなその答え、そして薄っすらとではあるが眉間に皺が寄っている。
(あんにゃろ、彼女いるのに俺のみゆに手ェ出しおってからにっ!)
その晃太の嫉妬心には気付かないまでも変化は感じられる。
幼い頃から共にいる……恋人で婚約者。
「……晃ちゃん?どうかした……?」
首を傾げつつ不思議そうな面持ちで顔を覗き込んでみる。
「あぁー、なんでもあらへんでー」
やはりなんだか棒読みの晃太にさらに首を傾げる心優音。
「??まぁ良いけど……」
これ以上聞いてはなんだかいけないような恋人の勘が働いて心優音は追求はやめる。
「よぉし、早速リフトに乗って行こう、晃ちゃん!」
そうとなれば善は急げとばかりに晃太の手を掴む。
「おぉーわぁっとるがな!」
突如手を取られたことに驚きつつも勢いに押される晃太。
心優音の躍る心が晃太に伝わってくる。
「急がんでも時間はたっぷりあるんやから少しは落ち着きぃ!」
「だって、晃ちゃんと滑るの楽しみだったのぉ~」
その可愛らしい彼女の笑顔に晃太の胸も躍っていたのは言うまでもない。
中級者コースへと向かう2人はリフトへと乗り込んだ。
同時に着席し、暫くすると地上は随分下。
「うわあ~」
心優音は足元を覗き込めば一面煌びやかに光る白銀の地上が綺麗なことに感動しつつも、その高さに少し体を震わせた。
それに気付いた晃太はそっと心優音の細腰を抱く。
「晃ちゃん?」
「上に着くまでこうしててええやろ?」
それは晃太の気遣い……大事な心優音が下に落ちるなんてことはあってはならない。
心優音を離さぬようにと身を寄せながら宝物のように扱う。
「ありがとう」
答えるように心優音はそっと晃太の肩へと頭を乗せる。
優しい晃太に鼓動は早鐘を打つのはもちろんだが、それよりも安心感が勝るのも事実。
数分リフトに乗れば中級者コースへと着いた。
リフトを降りる時も晃太が心優音をエスコートするように安全に下ろさせる。
それから数回滑ると少しの休憩へと入る。
「それにしても天気が良くて良かったねぇ」
雲一つない晴天。
冬の昼間の空は少し夏よりは近い気がして濃い青空にある太陽が2人を照らしている。
「ホンマ天気で良かったわぁ」
日差しが目に入らないようにと手を上げながら晃太は空を見上げた。
「陽射しがあるから少し暖かいし……絶好のスノボー日和ー♪」
心優音は超ご機嫌の様子である。
念願の晃太とのスノーボードデート、それも楽しく笑顔溢れるもの。
「これで天候悪かったら他の場所やったな」
安心したようにゲレンデと心優音の笑顔を見る。
晃太にとって心優音の笑顔は何よりもかけがえのない自身への喜びへと変わるのだ。
「みゆー中級やとしても急な所や、油断せずに滑るんやで?」
休憩を終えると2人はさて、ともう一滑りする。
先に滑り出したのは心優音。
「分かってるよー、晃ちゃんも気をつけてねぇ!」
晃太の呼びかけに軽く右手を上げると、エッジを利かせつつパウダースノーを舞い上がらせながら降りていく。
「怪我したら大変だもんねぇ~」
滑りに集中しながらも注意を聞き、怪我をしないように丁寧にと弧を描きながら滑っている。
太陽の光の中舞うパウダースノー、光に照らされている心優音を見ながら晃太は少し見惚れてしまう。
(天使……やな)
舞うパウダースノーが羽のように心優音の背後を彩っている。
それはまるで心優音という天使が降り立っていくような光景だった。
中級者コースを堪能すれば、その後はもちろん上級者コース。
もちろん晃太のリードのお蔭で心優音は思う存分滑ることができた。
●体と心を暖めて
「ふぅ、結構滑ったねぇ……」
何度もゲレンデを滑った2人はロッジを訪れていた。
「なんや、時間なんぞあっちゅう間やなぁ」
窓の外を見れば空はもう少しで暗闇となり星が瞬きだす頃合。
ロッジの中はとても暖かく、長く冬空の下にいた2人の冷えた体には心地良い。
「ちょっと休憩ー」
暖かさを感じ心優音は体の力を少しずつ抜く、すると空腹なことに気付いた。
楽しく集中して滑っていたことから今まで空腹に全く気付きはしなかった。
「ちぃと休憩がてらお昼食べて暖まろか」
お腹を見ている心優音に口元に笑みを浮かべると、そう提案する。
「動いたらお腹減っちゃったしね」
提案を笑顔で受け入れると壁に貼られているメニューを見る。
「俺はオススメでも食べよかね」
オススメと大きく書かれた文字が目立つ『ヒョウスイ味噌生姜ラーメン』、生姜をふんだんに使用した味噌ラーメン。
体を温めてくれる生姜と味噌の組み合わせは今の晃太の体は欲している。
「あたし、鶏塩ラーメン!」
その隣に書かれている鶏塩ラーメンを指差すと心優音の顔は満面の笑みが零れた。
「ラーメンなら塩だよ♪」
鼻歌を歌うようなご機嫌な調子で心優音が言えば、晃太も自然と笑みが零れた。
お互いに味の違うラーメンを注文し、受け取れば中央にある暖炉近くの席へとつく。
違う味を頼んだ2人は時に交換しながら、これも美味しいね♪、なんて会話をしながらラーメンを啜る。
「なぁなぁみゆ」
麺を全て食べ終わった晃太は心優音の顔を少し覗き込みながら声を掛ける。
「ん?」
まだ麺を啜っていた心優音は上目遣いで目線だけニカっと笑う晃太に合わせる。
「来年は家族や友人達と一緒に遊びに来ような」
心優音と2人きりのゲレンデデートももちろんいいが、多くの家族と友人とくればその楽しさはまた違う楽しさ。
言われた心優音は最後の麺を啜り、飲み込むと優しい微笑みを浮べ、
「うんそうだね、来年は家族や友達と一緒に遊びに来よう」
思いは同じ。
多くの人と笑顔で遊ぶ、それはお互いに暖かい人々に囲まれているからこそ出た思い。
そして、先の未来、心優音と晃太で築き上げた家族で来る日もいつの日か訪れることだろう。
そんな2人はお互いの瞳を見つめあったまま微笑み合いそっと手を重ねた。
依頼結果:大成功
エピソード情報 | ||||||
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リザルト筆記GM | 草壁楓 GM | 参加者一覧 | ||||
プロローグ筆記GM | なし |
|
エピソードの種類 | ハピネスエピソード | ||
対象神人 | 個別 | |||||
ジャンル | イベント | |||||
タイプ | イベント | |||||
難易度 | 特殊 | |||||
報酬 | 特殊 | |||||
出発日 | 2016年12月18日 |