プラン
アクションプラン
ニーナ・ルアルディ (グレン・カーヴェル) |
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7 星、すっごく綺麗でしたねぇ… 温泉から見てた綺麗な星空が忘れられなくて、 ついつい何度か窓際までやってきては星を眺めてしまいます。 はぁい、すぐに戻りまーす! 確かに外で遊ぶのも気になりましたけど… グレンは寒いのが苦手ですからね。 今の時期、あまり外に連れ出してしまうのはちょっと申し訳ないです。 私はお部屋で2人でゆっくりするだけでも十分に嬉しいですよ? 甘えたいな…もうちょっとくっついてみようかな… 寄り添ってみたり、袖を引っ張ってみたり。 あぁぁ撫でられるのはものすごく嬉しいんですけど あまりされると髪ぐしゃぐしゃになっちゃいますー! ベッドおっきいですねぇ わあ!グレン見てくださいものすごくふかふかです! うーん…二人寝れるだけのスペースは十分ありますけど これだけ広いとグレンがすぐそばにいるはずなのに 遠いようで落ち着かないです。 え、そっちに行ってもいいんですか? えへへ…やっぱり落ち着きます。 おやすみなさい… |
リザルトノベル
●
「はぁ……星、すっごく綺麗でしたねぇ……」
『白馬岳』の頂に据える和風リゾートホテル『そらのにわ』の一室で。
窓辺で頬杖を突いて、うっとりと溜息を漏らすのはニーナ・ルアルディだ。
先程まで温泉から眺めていた満天の夜空が忘れられず、部屋に帰ってからも、ことあるごとに何度も窓際へ足を運んでは星空を見上げてしまう。
冬の澄みきった空気は一層、闇の中のきらめきを際立たせる。都会の喧騒から離れたこんな山の頂では、そのかがやきは尚も美しさを増す。
先の苛烈な戦闘の事も忘れてしまいそうで、幻想的な静けさに身をゆだねていると、部屋の中からパートナーの声が響いた。
「あんまりそっちに居ると、湯冷めして風邪ひくぞー」
声は精霊、グレン・カーヴェルのものだ。
温泉で芯まで温まった体がうっすら肌寒く感じて「すぐに戻りまーす!」と返し、ぱたんと窓を閉じた。
和風テイストで統一された室内は眺めているだけでも心を和ませ、座布団に着座するとほんのり藺草の香りが鼻をつく。
室内は暖かく調整されていたが、窓から見える外の風景を見ているだけでも凍えるような気がして。
寒さに強くないグレンは両腕を着物の袖口にしまいこんで、一つ肩を震わせた。
「こんな寒い時期に、わざわざ外に遊びに出るヤツの気が知れねぇな」
「あ……ごめんなさい。窓開けるの、寒かったですか?」
「いや、お前が外を見る分には構わねぇよ」
寒いのは嫌いだが、星空にはしゃぐニーナを見るのは決して嫌じゃない。
露天風呂でも、グレンは寒気に耐え切れず常に口元までぶくぶくと体を浸していたが、ニーナに至っては身を乗り出して星座を数えていたほどだ。
「……ところでお前は良かったのか?」
「何がですか?」
「紹介してもらったデート先。お前なら喜んで飛びつきそうなの幾つかあっただろ」
イルミネーションに瞬く広場や、スケート場、スキー場……等々。
冬ならではの雪や樹氷、ツリーを活かした特設デート場は山ほどあった。
グレンも、無意識にニーナが行きそうな場所をピックアップして、それなりに寒さを覚悟していただけに『そらのにわ』にしましょう! と言い出した時は驚きつつ、行かないなら行かないで助かるが……とも、内心安堵した。
「確かに、外で遊ぶのも気になりましたけど……今の時期あまり外に連れ出してしまうのは、ちょっと申し訳ないです」
えへへ……と頬を掻いた遠慮がちな笑みからは、グレンが寒がりなのを暗に察して、気を遣ってくれたのだと分かる。
本当なら、他に行きたい場所もあっただろうに。
「私は、お部屋で二人でゆっくりするだけでも、十分に嬉しいですよ?」
微笑んで告げられた言葉に、グレンはふ、と口元をほどかせる。
「……ったく、らしくねぇ事しやがって」
「わっ!」
頭にぽん、と置かれた手の平がブロンドを掻きまわすようにして撫でるものだから、くしゃくしゃになっちゃいますぅー! とニーナが抗議する。
彼女の想いがじんわりと胸を打って、ほのかに温かかった。
「たまには何もせずぼーっとする時間もいいな」
座卓の和菓子をたまにつまんだりしながら、座布団の上で足を伸ばして、見上げた天井の木目をぼんやりと目で追う。
室内はしん、と静まり返っていて、たまに廊下を人が通ったり、どこからか笑い声が漏れてきたりするだけで、会話がないとなんとなく落ち着かない。
「そうですねぇ。何かしますか? トランプとかゲームとか」
「いや……最近は色々バタバタしてたし、丁度いいさ」
それもそうですね、と返しつつ、ちらりとグレンの横顔をニーナは見上げる。
先の大きな戦闘を思い返すが、任務は何も今回に限った事じゃない。
オーガとの戦い――ひいては彼らを信仰する教団との戦い。
その都度、時には命の危険を伴いながら、二人で力を合わせ試練に打ち勝ってきた。
家族になる約束をして、いくら愛を確かめ合ったって、この世界における自分達は常に危険と隣りあわせだ。
ミラスとセナを見ていて、そう、より強く思った。
(甘えたいな……もうちょっとくっついてみようかな……)
不意に、二人の間のほんの少しの距離がもどかしく感じて、ちょいちょい、とグレンの袖を引いた。
「なんだよ」
「えへへ」
振り向いた端正な顔立ちに嬉しくなって笑い、そのままぴとりと、体を寄り添わせる。
すり、と頬を寄せると下ろしたての浴衣の香りが鼻をついて、彼自身の匂いでない事が少し寂しくも感じた。
くっついたりすり寄ってきたり、何かと忙しないニーナの頭を、なんでもない顔をしてグレンがぐりぐり撫で回すと「だから、髪がー!」とまた抗議が返るも、グレンの傍から離れようとはしない。
香りを嗅いだり撫でられに来たり、なんだか犬を可愛がってるみたいだな、と思って不意に手の平を上に向け、彼女の眼前に差し出してみる。
「? なんですかこれ」
「お手」
「もーっ! だから犬じゃないですぅー!」
「ははは」
ぽかぽかと両手を回し叩いてくる――じゃれついてくるニーナの頭を、片手一つで制止して楽しそうに笑う。グレンの方が腕が長いので、必然的にニーナの攻撃は彼に届かない。
とても愉快で楽しい時間だが、部屋を暖めているとは言え湯冷めして風邪をひきかねない。
「そろそろ寝るぞ。寒い」
「――ひゃっ!?」
叩いてくる腕をそのまま取って引き寄せ、姫抱きの形で抱え上げる。
驚いたあまり言葉を失ったニーナがまた面白い。
「なんつー顔してんだ」
「だ、だって……もう、グレンは本当に意地が悪いです」
ぽつぽつと言葉を落としながら寝室に移動し、ベッドの前で彼女を降ろすと歓喜に声をあげた。
「ベッド、おっきいですねぇー」
わんこよろしく正面から飛び込んで、スプリングを大きく揺らす。
「わあ! グレン見てください、ものすごくふかふかです!」
「リゾートホテルのキングサイズだからな」
「きっとすごく高いんでしょうねぇ……パン屋さんのお給料何ヶ月ぶんくらいかな……」
「買っても置けねーぞ」
詮無い会話に花を咲かせつつ二人して布団にもぐりこむ。
その後もいくつか会話を交わして、程よい所で話を切り上げる。
一度はおやすみを言って、灯りを落とし肩まで毛布を被って、瞼を深く閉じても一向に眠気が訪れなくて、ニーナは瞳を開いた。
(うーん……二人寝れるだけのスペースは十分、ありますけど……)
これだけ広いと、グレンがすぐそばに居るはずなのに、遠いようで落ち着かない。
先程まで、部屋であれだけくっついていただけに、人肌が無いと余計さびしく感じる。
それでもグレンを起こしてしまわないようにと、背を向け寝返りをうってみたり、けれどもやっぱり気になって向きを戻したりと――本人は気を遣っているつもりだったが、グレンには気配ひとつでニーナが起きている事はお見通しだった。
「ニーナ」
寝転がったまま視線だけ向けて、小さく手招きするグレンに「……そっち行ってもいいんですか?」と小さな声が返る。
ウィンクルムである以上に恋人関係で、何を今更遠慮する事がと思うも、躊躇いもなしにこうしてベッドの中で密着できるほど、少女の心は成熟し切れていない。
おずおずと身を寄せ、今度はグレンにくっつくようにして、毛布を被りなおす。
グレンも腕を回して、暖を取る様に細い体を抱き寄せると、ほのかに石鹸の香りが鼻をくすぐった。
「えへへ……やっぱり落ち着きます」
腕の中で、安心したようにニーナが微笑む。
息は触れそうな程に近くて、細い体を抱き寄せた手の平に感じる浴衣越しの感触は、とても柔らかいのだけれど。
(……あまりチャンスに恵まれ過ぎるのも考えもんだな)
いつぞや、彼女をソファヘ押し倒した日の事を思い起こす。
結果から言えば何も無かったのだが、経過の密度はなんとも濃いもので、それでもグレンは一線を越えようとしなかった。
ひとえにニーナが大切だからだ。悪戯に触れる事はあっても、思慮深く彼女の反応を伺って、しっかり心の準備が整うまで待ちたいと思う。
……いつまで堪えられるかは正直、微妙なところだけれども。
「おやすみなさい……」
「ああ、また明日な」
今度こそすぅすぅと穏やかに寝息を立て始めた彼女の寝顔を見ながら、グレンは自嘲気味に一つ笑う。
「……ま、色々あって疲れてるだろ」
呟いて、額に軽く口付ける。ん、と一つ身じろいで、ふふ、と少しだけニーナは笑った。
「今回はこのぐらいで勘弁してやるよ」
おやすみ。静かに告げて、暖かなまどろみの中に、ふたり身をゆだねた。
「はぁ……星、すっごく綺麗でしたねぇ……」
『白馬岳』の頂に据える和風リゾートホテル『そらのにわ』の一室で。
窓辺で頬杖を突いて、うっとりと溜息を漏らすのはニーナ・ルアルディだ。
先程まで温泉から眺めていた満天の夜空が忘れられず、部屋に帰ってからも、ことあるごとに何度も窓際へ足を運んでは星空を見上げてしまう。
冬の澄みきった空気は一層、闇の中のきらめきを際立たせる。都会の喧騒から離れたこんな山の頂では、そのかがやきは尚も美しさを増す。
先の苛烈な戦闘の事も忘れてしまいそうで、幻想的な静けさに身をゆだねていると、部屋の中からパートナーの声が響いた。
「あんまりそっちに居ると、湯冷めして風邪ひくぞー」
声は精霊、グレン・カーヴェルのものだ。
温泉で芯まで温まった体がうっすら肌寒く感じて「すぐに戻りまーす!」と返し、ぱたんと窓を閉じた。
和風テイストで統一された室内は眺めているだけでも心を和ませ、座布団に着座するとほんのり藺草の香りが鼻をつく。
室内は暖かく調整されていたが、窓から見える外の風景を見ているだけでも凍えるような気がして。
寒さに強くないグレンは両腕を着物の袖口にしまいこんで、一つ肩を震わせた。
「こんな寒い時期に、わざわざ外に遊びに出るヤツの気が知れねぇな」
「あ……ごめんなさい。窓開けるの、寒かったですか?」
「いや、お前が外を見る分には構わねぇよ」
寒いのは嫌いだが、星空にはしゃぐニーナを見るのは決して嫌じゃない。
露天風呂でも、グレンは寒気に耐え切れず常に口元までぶくぶくと体を浸していたが、ニーナに至っては身を乗り出して星座を数えていたほどだ。
「……ところでお前は良かったのか?」
「何がですか?」
「紹介してもらったデート先。お前なら喜んで飛びつきそうなの幾つかあっただろ」
イルミネーションに瞬く広場や、スケート場、スキー場……等々。
冬ならではの雪や樹氷、ツリーを活かした特設デート場は山ほどあった。
グレンも、無意識にニーナが行きそうな場所をピックアップして、それなりに寒さを覚悟していただけに『そらのにわ』にしましょう! と言い出した時は驚きつつ、行かないなら行かないで助かるが……とも、内心安堵した。
「確かに、外で遊ぶのも気になりましたけど……今の時期あまり外に連れ出してしまうのは、ちょっと申し訳ないです」
えへへ……と頬を掻いた遠慮がちな笑みからは、グレンが寒がりなのを暗に察して、気を遣ってくれたのだと分かる。
本当なら、他に行きたい場所もあっただろうに。
「私は、お部屋で二人でゆっくりするだけでも、十分に嬉しいですよ?」
微笑んで告げられた言葉に、グレンはふ、と口元をほどかせる。
「……ったく、らしくねぇ事しやがって」
「わっ!」
頭にぽん、と置かれた手の平がブロンドを掻きまわすようにして撫でるものだから、くしゃくしゃになっちゃいますぅー! とニーナが抗議する。
彼女の想いがじんわりと胸を打って、ほのかに温かかった。
「たまには何もせずぼーっとする時間もいいな」
座卓の和菓子をたまにつまんだりしながら、座布団の上で足を伸ばして、見上げた天井の木目をぼんやりと目で追う。
室内はしん、と静まり返っていて、たまに廊下を人が通ったり、どこからか笑い声が漏れてきたりするだけで、会話がないとなんとなく落ち着かない。
「そうですねぇ。何かしますか? トランプとかゲームとか」
「いや……最近は色々バタバタしてたし、丁度いいさ」
それもそうですね、と返しつつ、ちらりとグレンの横顔をニーナは見上げる。
先の大きな戦闘を思い返すが、任務は何も今回に限った事じゃない。
オーガとの戦い――ひいては彼らを信仰する教団との戦い。
その都度、時には命の危険を伴いながら、二人で力を合わせ試練に打ち勝ってきた。
家族になる約束をして、いくら愛を確かめ合ったって、この世界における自分達は常に危険と隣りあわせだ。
ミラスとセナを見ていて、そう、より強く思った。
(甘えたいな……もうちょっとくっついてみようかな……)
不意に、二人の間のほんの少しの距離がもどかしく感じて、ちょいちょい、とグレンの袖を引いた。
「なんだよ」
「えへへ」
振り向いた端正な顔立ちに嬉しくなって笑い、そのままぴとりと、体を寄り添わせる。
すり、と頬を寄せると下ろしたての浴衣の香りが鼻をついて、彼自身の匂いでない事が少し寂しくも感じた。
くっついたりすり寄ってきたり、何かと忙しないニーナの頭を、なんでもない顔をしてグレンがぐりぐり撫で回すと「だから、髪がー!」とまた抗議が返るも、グレンの傍から離れようとはしない。
香りを嗅いだり撫でられに来たり、なんだか犬を可愛がってるみたいだな、と思って不意に手の平を上に向け、彼女の眼前に差し出してみる。
「? なんですかこれ」
「お手」
「もーっ! だから犬じゃないですぅー!」
「ははは」
ぽかぽかと両手を回し叩いてくる――じゃれついてくるニーナの頭を、片手一つで制止して楽しそうに笑う。グレンの方が腕が長いので、必然的にニーナの攻撃は彼に届かない。
とても愉快で楽しい時間だが、部屋を暖めているとは言え湯冷めして風邪をひきかねない。
「そろそろ寝るぞ。寒い」
「――ひゃっ!?」
叩いてくる腕をそのまま取って引き寄せ、姫抱きの形で抱え上げる。
驚いたあまり言葉を失ったニーナがまた面白い。
「なんつー顔してんだ」
「だ、だって……もう、グレンは本当に意地が悪いです」
ぽつぽつと言葉を落としながら寝室に移動し、ベッドの前で彼女を降ろすと歓喜に声をあげた。
「ベッド、おっきいですねぇー」
わんこよろしく正面から飛び込んで、スプリングを大きく揺らす。
「わあ! グレン見てください、ものすごくふかふかです!」
「リゾートホテルのキングサイズだからな」
「きっとすごく高いんでしょうねぇ……パン屋さんのお給料何ヶ月ぶんくらいかな……」
「買っても置けねーぞ」
詮無い会話に花を咲かせつつ二人して布団にもぐりこむ。
その後もいくつか会話を交わして、程よい所で話を切り上げる。
一度はおやすみを言って、灯りを落とし肩まで毛布を被って、瞼を深く閉じても一向に眠気が訪れなくて、ニーナは瞳を開いた。
(うーん……二人寝れるだけのスペースは十分、ありますけど……)
これだけ広いと、グレンがすぐそばに居るはずなのに、遠いようで落ち着かない。
先程まで、部屋であれだけくっついていただけに、人肌が無いと余計さびしく感じる。
それでもグレンを起こしてしまわないようにと、背を向け寝返りをうってみたり、けれどもやっぱり気になって向きを戻したりと――本人は気を遣っているつもりだったが、グレンには気配ひとつでニーナが起きている事はお見通しだった。
「ニーナ」
寝転がったまま視線だけ向けて、小さく手招きするグレンに「……そっち行ってもいいんですか?」と小さな声が返る。
ウィンクルムである以上に恋人関係で、何を今更遠慮する事がと思うも、躊躇いもなしにこうしてベッドの中で密着できるほど、少女の心は成熟し切れていない。
おずおずと身を寄せ、今度はグレンにくっつくようにして、毛布を被りなおす。
グレンも腕を回して、暖を取る様に細い体を抱き寄せると、ほのかに石鹸の香りが鼻をくすぐった。
「えへへ……やっぱり落ち着きます」
腕の中で、安心したようにニーナが微笑む。
息は触れそうな程に近くて、細い体を抱き寄せた手の平に感じる浴衣越しの感触は、とても柔らかいのだけれど。
(……あまりチャンスに恵まれ過ぎるのも考えもんだな)
いつぞや、彼女をソファヘ押し倒した日の事を思い起こす。
結果から言えば何も無かったのだが、経過の密度はなんとも濃いもので、それでもグレンは一線を越えようとしなかった。
ひとえにニーナが大切だからだ。悪戯に触れる事はあっても、思慮深く彼女の反応を伺って、しっかり心の準備が整うまで待ちたいと思う。
……いつまで堪えられるかは正直、微妙なところだけれども。
「おやすみなさい……」
「ああ、また明日な」
今度こそすぅすぅと穏やかに寝息を立て始めた彼女の寝顔を見ながら、グレンは自嘲気味に一つ笑う。
「……ま、色々あって疲れてるだろ」
呟いて、額に軽く口付ける。ん、と一つ身じろいで、ふふ、と少しだけニーナは笑った。
「今回はこのぐらいで勘弁してやるよ」
おやすみ。静かに告げて、暖かなまどろみの中に、ふたり身をゆだねた。
依頼結果:大成功
エピソード情報 | ||||||
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リザルト筆記GM | 梅都鈴里 GM | 参加者一覧 | ||||
プロローグ筆記GM | なし |
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エピソードの種類 | ハピネスエピソード | ||
対象神人 | 個別 | |||||
ジャンル | イベント | |||||
タイプ | イベント | |||||
難易度 | 特殊 | |||||
報酬 | 特殊 | |||||
出発日 | 2016年12月18日 |