プロローグ
●『アデン卿の日記』は語る
「『アデン卿の日記』の解析が進み、我々は多くの情報を得ることができた」
A.R.O.A.職員の男は、その厳つい顔に真摯すぎるほどの表情を乗せてそう切り出した。『アデン卿の日記』は、奈落のルプトにてヘイドリック王子隊が回収した物で、ダンジョンの先にある世界のことを記した書物だ。A.R.O.A.が中心となってその解析は滞りなく進められ、結果、A.R.O.A.はオーガが支配する土地、呪いにより永遠の夜が続くギルティガルテンに眠る失われた技術の存在を知ることとなったのだという。
「その技術の名は『クラフト』。日記には、『クラフト』について多くのことが記されていた。仔細は……専門家の口から聞いて貰おうか。こちら、政府認可の考古学者集団、ヒストリア調査団のトーマ氏だ。トーマ氏、お願いします」
「あ、は、はい!」
職員の男の脇に控えていた気弱そうな印象の青年が、裏返った声で返事をする。そうして彼は、ウィンクルム達に頭を下げるとアデン卿の遺した情報について説明を始めた。
「ええと、『アデン卿の日記』に以下の記述がありました。『魔法王国時代の技術だろうか? 現地の民の話では、オーガは武器を魔法的に強化する技術を隠し持っているという』……これが、『クラフト』技術のことですね。そして、その技術を伝える奥義書――『グラーフの書』が、黒い森の一部である鏡の森と呼ばれる場所に隠されているらしいんです」
日記には簡単な地図も書かれており、鏡の森の位置が記されているとトーマは言う。
「アデン卿自身は鏡の森を訪れなかったようですが、鏡の森に関する伝承についても記録を残しています。例えばこの一節。『鏡の森の鏡には悪魔が潜んでいるという。鏡は心を映し、ついばむ』。……森には魅了の魔法が掛かっていて、完全に魅了された者は心を鏡に封じられ、永遠に鏡の中の迷宮を彷徨うことになるのだとか……うう、恐ろしい話ですよね」
「ですが、対策のしようが全くないわけではないんでしたよね?」
「あ、はい! そう! そうなんです!」
ぶるりと一つ身震いをする考古学者の青年に職員の男が問えば、トーマは気を取り直したように力強く拳を握った。
「日記にはこうも綴られています。『強き絆は魅了の魔力に勝り、人を惹き付ける力は魅了を祓う力ともなると伝えられている』と。強き絆と人を惹き付ける力、これが具体的に何を意味するのかまでは僕には分かりませんが、それらがあれば、森を探索するのも不可能ではないはずです!」
「そこで、これが本題だが、お前達には急ぎ鏡の森へと向かい『グラーフの書』を回収してきてもらいたい」
男の言葉に、ウィンクルム達の間に緊張が走る。ざわめきの波が落ち着くのを待って、男は再度口を開いた。
「『グラーフの書』は分かたれて5つの宝玉となり、それぞれが鏡の森のどこかにあるという石柱に填め込まれているそうだ。加えて、これも魔法の力で、鏡の森へ入ると愛の絆で結ばれた2人以外は必ずはぐれてしまうという。よってお前達にはウィンクルム毎に行動し、宝玉を探してもらうことになるだろう。ギルティガルテンの黒い森はオーガの庭のようなものらしいから、目立たない少人数での行動も理に適っていると言えなくもない」
だが、と男は低く重い声を出す。
「それでもオーガに見つかるという危険は常に付き纏うことを頭に入れておいてほしい。敵に発見されれば、一気に窮地に陥るだろう。逃げ帰る他なくなるだろうな。魅了の魔法への対策を練り、更に目立たずに森を行けるよう最善を尽くす必要がある」
難しい任務になるだろうが武運を祈っていると、A.R.O.A.職員の男は厳しい顔のままで一同の顔を見回した。
解説
●注意!
このエピソードは重傷判定のある『危険エピソード』となります。
20レベル以上での参加を強く推奨いたします。
●目的
鏡の森から『グラーフの書』を持ち帰ること。
プロローグにある通り、現地ではウィンクルム毎の別行動で『グラーフの書』の欠片を探すことになります。
ですが、どうやって森の魔力に立ち向かうか、目立たずに森を行くにはどうするのが良いかなど、皆様で知恵を出し合っていただければと思います。
●鏡の森について
ギルティガルテンの黒の森の一部で、オーガ達の庭のようなものです。
この森の樹木は一部が結晶化し鏡のようになっています。
オーガの脅威に加え、鏡には魔法的な催眠効果があり、森の中を歩いていると意識が薄らぐ中で幻覚を見たり幻聴が聞こえたりします。
魅了の対策が十分でも魔法による幻覚が見えなくなり幻聴が聞こえなくなるわけではありません。
その点も注意していただくと共に、文字数厳しいかと思いますがどのような幻覚や幻影が立ち現れるのかもプランにご記入いただけましたら可能な限り汲み取らせていただきます。
但し、『幻覚・幻聴に惑わされること』がメインのエピソードではないため、必ずしもリザルトに描写されるとは限りませんことをご了承いただけますと幸いです。
●『グラーフの書』について
鏡の森の中に5つに分たれて封じられている、『クラフト』技術の奥義書。
5色の宝玉を一所に集めると、魔法の力で真の姿を取り戻します。
宝玉の填め込まれている石柱の場所へは、ウィンクルムの絆の力が導いてくれるという伝承があると『アデン卿の日記』に記されています。
よって、いかにして石柱を探すかよりも、どうやって森の魔力に抗うか、オーガに見つからないためにどのような行動を心掛けるかなどに注意してもらうのが良いかと思います。
ゲームマスターより
お世話になっております、巴めろです。
このページを開いてくださり、ありがとうございます!
クラフト技術の調査隊、ウィンクルムの絆が試される高難易度のハピエピです。
『強き絆は魅了の魔力に勝り、人を惹き付ける力は魅了を祓う力ともなる』……。
『人を惹き付ける力』――つまり魅力が低いと大変危険です!
可能な限りデートコーデを工夫して、森へと向かいましょう!
なお、『強き絆』は親密度のことですが、こちらは今の皆様の絆を信じていただければと思います!
見えないはずのものが見え聞こえないはずの声が聞こえる森で、互いを気遣い励まし合いながら、協力して障害を乗り越えていただければ幸いです。
皆さまに楽しんでいただけるよう力を尽くしますので、ご縁がありましたらよろしくお願いいたします!
また、余談ですがGMページにちょっとした近況を載せております。
こちらもよろしくお願いいたします。
リザルトノベル
◆アクション・プラン
月野 輝(アルベルト)
新しい技術…何とかして見つけないとね ■行動 服の上に黒っぽいローブを羽織って目立たないように 木の陰や繁みの中等、物陰から物陰に隠れるようにして身を低くして移動 オーガの気配を感じたら息を潜めてやり過ごし 石柱の気配を感じないか探りながら進む 精霊が魅了されそうなら、意を決してスカートの裾を捲り上げ、身につけてる下着をチラッと見せる 「は、恥ずかしいけど……アルが囚われるなんて嫌だもの」 ■幻覚 亡くなった両親が穏やかな笑顔で呼んでいる 幼い頃ずっと心に秘めてた思い 「どうして私にはお父さんもお母さんもいないの?」 ここでならずっと一緒にいられるとの言葉に心が揺れる 精霊の行動で我に返る 「うん、私の居場所はここ、ね」 |
手屋 笹(カガヤ・アクショア)
気を引き締めて…宝玉へ向かいましょう…! カガヤが側に居る事を忘れないよう… ・森の進み方 カガヤと手を繋ぎます。 フード付のローブを着込み 木々の影に隠れつつ オーガが居ないかカガヤと別方向を確認し 小走りで背をかがめ素早く進みます。 ・幻覚幻聴対策 カガヤの幻覚幻聴 →木陰まで素早く移動し声掛けします。 「わたくしはちゃんと隣に居ます… オーガが居なくなればわたくしは帰るつもりですが 逆にタブロスに来る事も出来ます。 惑わされては駄目です…!」 しっかり伝えます。 自身の幻覚幻聴 →自分らしく居ていいと 言ってくれたカガヤの言葉を思い出す。 ・幻覚幻聴 自分の姿、声がそんな身長、体型で カガヤに見合う女性になれる訳が無いと言う。 |
かのん(天藍)
濃い暗灰色のフード付きローブ×2 日記の地図写し ライト用意 ライトは地図の確認等必要最低限使用 光が漏れないよう体で隠す等留意 天藍と別の方向に気を配り姿勢を低く物音を立てずに鏡の森へ 鏡の森 魅了の影響を念頭に一定時間毎にお互いの様子確認 周囲を警戒しつつ両手を繋ぎ額を合わせ視線交わし互いの温もりと存在を確かめる 心配させない様に笑顔 魅了 お前は天藍に相応しくないと囁く声 声が聞こえたら 傍にいると、かのんだけは手放せないと言った天藍の言葉を思いだし繋いだ手に力を込める 天藍の歩みが遅くなるか手の力が抜けた時は足を止め 彼の頬に手を添え静かに名を呼ぶ 私はいつでも貴方の傍にいます 以前伝えた事をお呪いの様に繰り返し伝える |
ハロルド(ディエゴ・ルナ・クィンテロ)
【幻覚・幻聴】 記憶喪失の原因になったレース中の落馬事故 …私、克服したつもりだったんですが 駄目です、胸が痛いです…自業自得なのに… ディエゴさんが背負ってくれるみたいですけど 彼だけに負担がかかるので…話しかけて魔法から私に意識を向けさせましょう 意識を向けるといっても警戒中なので、小声ですけど。 以前の私の日記を思い出しました 初めて出会った時、ディエゴさん私を背負ってくれたそうですね 後の日記は乱暴で冷たい言い方をする貴方への愚痴ばかりでしたが……根は優しい人だってわかってます。 …貴方がパートナーで良かったです ディエゴさんはどうですか、私の事どう思います? 貴方と私が同じ気持ちだという根拠は? |
クロス(オルクス)
☆護身用に小刀持参 ☆行動 ・正気を保ちつつ声を抑え気味で過去の任務等話をして気を逸らす様にするが気配も探り魅了に気を付ける ☆魅了 2オルクに呼ばれ振り向くとオーガに殺されたオルクの姿があり直様駆け寄るが途中で後ろからギルティにポニテを掴まれ殺されそうになるけど掴まれてる髪をいつも持っている小刀又は鋭い石で切り腕も傷付ける ☆対策 1相手魅了→髪を掴まれ切られた後渾身の力で殴る 「…目ェ覚めやがれぇぇぇえええ!(殴」 2自分魅了→髪と腕を切った後オルクからキスされ正気に戻る 3両人魅了→髪と腕を切ったら正気に戻り相手が魅了のままの場合殴る ☆行動2 ・腕の手当される ・手を繋ぎ歌ったり談笑して再探索 ・魅了対策→抓る |
●紫の試練
「ここが、鏡の森……」
暗灰色のローブを身に纏ったかのんが、鏡の森までの地図の写しとライトを仕舞いながらぽつりと呟く。彼女が用意した地図と光源は鏡の森に至るまでの道程を助け、彼女達2人の周到なオーガ対策は、ウィンクルム達の歩みを大いに支えた。けれど。
「ここから先は……地図もない場所なんですね」
魔の森に、仲間たちと別れ2人きり。その声が心細さを帯びているのを感じ取って、かのんと同じローブを羽織った天藍が、励ますように彼女の手を力強く握った。
「天藍?」
「この先も手を繋いで進もう。そうすればはぐれないし、お互いに何かあってもすぐに分かる」
そう言った天藍の優しい表情に、ふわりとあたたかくなるかのんの心。「ありがとうございます」と、かのんも仄か目元を和らげた。
「では、行きましょう、天藍。一緒に」
「ああ……必ず無事戻ろう」
一旦言葉を交わし終え、2人はそれぞれ別の方向に気を配りながら、姿勢を低くし、木陰に身を隠すようにして森を進んでいく。物音を立てぬよう、細心の注意を払いながら。衣服さえも風景に馴染むよう夜の世界の土草で汚した2人を見つけるのは、オーガにとってさえ難しいだろう。立ち止まり、鋭い石で木の目立たない所に帰路の印を付けて、天藍はかのんへと、彼女を安心させるように柔らかい笑みを向けた。視線が合えば両の手を握り、こつり、額を合わせて。
「かのん、無理してないか? 我慢しないで伝えてくれ」
「大丈夫ですよ。ありがとうございます、天藍」
否が応でも気を張る状況だ。それでも、天藍の心遣いが、額から伝わる温もりが、強張るかのんの心をほどき、彼女に笑顔を作る余裕を与える。と、その時。
『優しい男だ。お前には勿体ない。お前は、その男に相応しいような人間じゃないだろう?』
和らいだ心の隙に付け込むように、森に入ってからずっと聞こえていた、気付かないふりをしていた囁くような声が、確かにかのんの耳をくすぐった。
「あ……」
かのんの唇から漏れる、悲鳴じみた短い声。その声を天藍は聞き逃さなかったし、かのんの変化も見逃さなかった。
「かのん、大丈夫だ。1人にはしない、必ず隣で支える。……傍に居てほしい」
自分はここにいると伝えるように、天藍は額を離すと、その代わりに、握り直した彼女の手に力を込める。かのんの心を溶かしていく、天藍の言葉と温もり。
(そう、だ……傍にいると、かのんだけは手放せないと、天藍はそう言ってくれた……)
彼の言葉を思い出し、確りと繋がれた手をかのんは握り返した。応じるように、かのんの手を包む手の力強さ。
「……すいません、天藍。もう平気です」
「そうか……良かった」
安堵の息を吐く天藍の耳にも、幻聴は聞こえている。その女もいずれお前を取り残していくぞ、と。声が聞こえる度に、天藍はかのんとの出会いから今までを思った。
(初めは見た目が好みだった。けど、共に行動し彼女の事を知る度に、誰よりも傍に居たいと思うようになっていった)
だから。
(俺が離れなければ良いんだろう。彼女も、傍にいると言ってくれた)
声に、胸の内で言い返す。幾度となく続く静かな戦い。ふと、天藍の手から力が抜けている事に気が付いて、かのんは解いた手でそっと彼の頬に触れる。
「天藍」
静かに呼べば、かのんのかんばせへと確かに戻る視線。よく見れば少し憔悴した様子の天藍へと、かのんはしっとりと言葉を零した。
「私はいつでも貴方の傍にいます。私はここにいますよ、天藍」
おまじないのように以前も伝えた想いを繰り返せば、天藍は細く長い息を吐いて。
「……ありがとう、かのん。その言葉があれば、俺は大丈夫だ」
視線を交わし合い、「そろそろ進もう」と2人はまた森を行く。やがて行き着いた石柱で、2人は無事に紫色に輝く宝玉を手に入れた。
●金の試練
「新しい技術……何とかして見つけないとね」
目立たぬよう服の上から黒っぽいローブを羽織った月野 輝が、自分を勇気づけるように言葉を零す。そんな輝へと視線をそっと移して、輝と同じ黒ローブのフードの向こう、アルベルトは僅か眉根を寄せた。
(輝より、心配なのは私の方でしょうか)
そこまで考えて、アルベルトは緩く首を横に振る。
「……いえ、弱気は禁物ですね」
「アル?」
小さく呟けば、それを耳聡く聞きつけた輝が、気遣うようにパートナーの名前を呼んだ。それから――頬を朱に染めて、恥ずかしそうにごにょごにょと続ける。
「私、み、魅了の効果を中和するランジェリーを身につけてきたの。恥ずかしいけど……アルが囚われるなんて嫌だもの」
だから大丈夫、と続ける輝が健気で愛おしくて、アルベルトはふっと口元を緩めた。そうして、冗談混じりの声音で言う。
「ありがとうございます、輝。ところで――どうやって『それ』を見せてくれるつもりなんですか?」
「え……」
今日の輝のボトムスはヴァンプスプリンスというフォーマルなパンツだ。下着の一部を見せようとすると、かなり際どい事になってしまう。そのことに気付いて、益々赤くなる輝。
「……スカート、穿いてくれば良かった……」
「それだけ気が張っていたんでしょう。大丈夫ですよ。私が輝の事を、何としてでも守ります」
からかうような色を消して、アルベルトはどこまでも真摯にそう言葉を零した。
「さて……そろそろ行きましょうか」
その声を皮切りに、2人は身を低くし、物陰から物陰へと隠れるようにして森を進み始める。その間ずっと、アルベルトは輝の肩を抱くようにしていた。はぐれないように、彼女の事を守れるように。しかし、じきに森の魔法が2人を蝕み始める。
「……輝、大丈夫ですか?」
「ええ、何とか……でも、我を保つので精一杯ね」
石柱の気配を探ろうと試みていた輝だったが、森の魔法に阻まれて中々精神を集中できない。けれど、彼女はアルベルトへと、ぎこちなくも気丈に笑みを向けてみせた。その笑顔にアルベルトがほっと息をついた、その時。
『お兄ちゃん、こっち』
声が聞こえて、アルベルトは振り返った。幼い日の輝が、彼の事を呼んでいる。
「本物が隣にいるのに輝の姿で惑わそうなどと……」
馬鹿ですか、と言い切ろうとしたが、夢と現の境さえも曖昧な中では何が正しいのかも分からなくなってくる。呼び声に惹かれるように、ふらり、一歩を踏み出そうとしたアルベルトの腕を、本物の輝が掴んだ。
「アル! しっかりして、私はここよ!」
その声が、腕にしかと触れる確かさが、アルベルトを現実へと引き戻す。幻はまだ見え続けているが、もう惑うことはない。
「……すいません、輝。もう大丈夫です」
「良かった……あ」
「輝?」
名を呼ぶも、輝の視線はアルベルトの後方へと縫い止められている。輝もまた、幻の声を聞いていた。今は亡き両親が、優しい声で輝の名を呼ぶ。
「お父さん……お母さん……?」
どうして私にはお父さんもお母さんもいないの? と、幼い輝はそんな想いをずっと胸に抱いていた。そんな心の隙間に、森は付け込む。
『輝、ここでならずっと一緒にいられる』
輝へと向けられている、両親の穏やかな笑顔。揺れる心のままに、輝はそちらへと手を伸ばそうとして――けれどそれは、アルベルトによって阻まれた。
「輝、しっかりして下さい。貴女の居場所はどこですか?」
「私の……居場所……」
「そう、思い出してください」
言葉と共に、アルベルトが零したのは柔らかな頬への口付け。途端、その目を見開いた輝が真っ赤になる。口をぱくぱくとして言葉も出ない様子の輝に、
「ショック療法です。気がついたようですね」
とアルベルトはさらりと言って仄か微笑んだ。行きましょう、とアルベルトが再び輝の肩を抱く。頬の火照るのを感じながらも、伝わるその温もりに輝は小さく呟いた。
「……うん、私の居場所はここ、ね」
そして2人は、目当ての石柱へと辿り着く。手の中で輝く金の宝玉は、輝にアルベルトの瞳を思わせた。
●青の試練
「正気を保つと思い決めてはいたが……中々にキツイな。気を抜いたら意識を持っていかれそうになる。大丈夫か、クー?」
「ありがとう、オルク。俺は大丈夫……あ、そうだ、今までの任務についてでも話すか? 少しは気を紛らわせるかも」
「いいアイデアだな、流石クーだ」
クロスの提案に、オルクスは笑みを以って応じた。まるで夢の中を彷徨っているようにふわふわと心許ない心地がするけれど、声に愛しい人の声が返るのを頼りに、ローブで身を隠した2人は小声で語らいつつ森を行く。話しながら森の魔法の気配も探るのは断念した。掴み掛けた気配を追おうとすれば逆にその魔力に囚われそうになったからだ。それでも、万一の時のために油断はない。武器を持ち込むことはできなかったが、2人はその代わりに、鋭い石を拾い手に握っていた。
「それでさ、その時オルクが……」
話しながらクロスは前に数歩歩み出て――その隙、2人が離れた瞬間を、森は見逃さなかった。ぐらり、目眩に襲われて、オルクスは寸の間頭を抑え視線を下に落とす。そして次にクロスのいたはずの場所へと視線を戻すと、そこには傷だらけになって地に伏せる愛しい恋人の姿があった。血の赤が滴り水溜まりを作っている。生きているとはとても考えられないような無残な姿に、オルクスの心臓はドクンと脈を打った。
「クー……」
呆然としながらその名を呼んで、ふらりと前へ歩み出ようとすれば、精霊に似た姿をした角の生えた邪悪の生き物――ギルティが、クロスの亡骸を弄ぶように蹴って笑う。殺せ、殺せと誰の物とも分からぬ声がオルクスの耳に響いた。声に踊らされるように、オルクスは手の中の石を握り直し、敵との距離を詰めると掴んだその腕を刃の如き石で斬り落とす。あまりにも呆気なくそれは成功し、そして――
「……目ェ覚めやがれぇぇぇえええ!」
「ぐふぉっ……!」
クロスの渾身の一撃に殴り飛ばされて、オルクスの悪夢は覚めた。痛む頬を抑えながら身を起こせば、クロスが肩で息をしながらオルクスを銀の双眸で睨み据えていて。
「クー、生きて……そうか、オレは森の魔力に惑わされていたんだな。ナイスだ、クー」
「ナイスだ、じゃねぇ! いきなりオルクがおかしくなるから……びっくりしただろ」
クロスの声はほんの微かにだが震えていた。オルクスが幻影の中で斬り落としたと思ったギルティの腕は現ではクロスの1つに纏めた青髪だったらしく、彼女の足元に散るは、見覚えのある青。オルクスの胸に、痛みの感情が過ぎる。
「クー……オレは……」
言い掛けた言葉は、総身に震えが走るような遠吠えに遮られた。禍々しい気配がざわざわと一点に集まり、こちらへと近づいてくる。今の騒ぎを耳聡く聞き付けたオーガが、仲間を集めて向かってきているようだった。
「拙い! オルク、とにかく今は逃げるぞ!」
「――ああ、急ごう」
今度は心も体もはぐれぬよう手に手を携えて、2人は懸命に森を走る。そうしていつしかオーガの気配は感知できないほど遠くなり、2人は何とか難を逃れた。
「とりあえず、助かったみたいだな……あ!」
安堵の息を吐いたクロスの視界の端に、青の煌めきが映る。急ぎ2人でその青の元へと急げば、探していた石柱へと辿り着いて。クロスの髪を思わせる青の宝玉を、オルクスはそっと石柱から外した。
「これで何とか目的は果たせたな……問題は帰りか」
オーガ達は、きっと森に散った見慣れぬ青に気付き、侵入者の存在を確信しているだろう。帰りは行き以上に厳しい道行になるに違いなかった。でも。
「何とかしよう、オルク。今までだって、2人でどんな困難も乗り越えてきた。そうだろ?」
「そうだな。今度こそ、クーのことはオレが守る」
束の間の休息に、2人は顔を見合わせて笑みを零したのだった。
●桃の試練
姿勢を低くし、オーガを警戒しながら鏡の森を進んでいたハロルドとディエゴ・ルナ・クィンテロにも、森の魔が迫る。ハロルドの双眸には、克服したはずのあの事故の光景が木々の合間にありありと視えていた。厩舎のスタッフや両親の心ない言葉も、耳鳴りのように聞こえ続けている。堪らず、ハロルドはその場に膝を折った。
「エクレール」
震えるハロルドの肩に手を置いて、ディエゴは彼女の名を呼びながら揺さぶる。青い顔をしたまま、ハロルドはゆるゆると視線をディエゴのかんばせへと定めた。
「ディエゴさん……私、克服したつもりだったんですが……駄目です、胸が痛いです……自業自得なのに……」
「大丈夫だ、エクレール。俺の背中に負ぶされ」
限界だと判断して、ディエゴはハロルドを背負って先に進むことを決める。一つ頷いて従ったハロルドに、被っているようにとディエゴは上着を渡した。彼女の重みを背に感じながら、ディエゴは立ち上がり、また森を歩き出す。
「目を閉じて俺の心臓の音だけ聞いて100数えろ。その頃には終わっている……筈だ」
終わってなければ悪いが数え直してくれ、とどこまでも真面目に言うディエゴに、ハロルドは諾の返事をして――けれどじきに、小声でぽつぽつと言葉を零し始めた。彼に負担を掛けていると思ったから、せめて森の魔法から、意識を逸らすことはできないだろうかと。
「以前の私の日記を思い出しました。初めて出会った時、ディエゴさん私を背負ってくれたそうですね」
「ああ……」
「後の日記は乱暴で冷たい言い方をする貴方への愚痴ばかりでしたが……根は優しい人だってわかってます」
「……出会った頃は、誰かの面倒を見てやれる余裕がなかったんだ」
オーガに感付かれないよう同じく小さな声で返事を寄越しながら、ディエゴは胸に思う。
(……話し掛け続けてくれるのは助かる)
ディエゴにも、森の魔法は迫っていた。罪を犯した過去の自分が視え、深い後悔と自責の念が、今のディエゴを責め立てて止まない。それでも、ハロルドの温もりが、言葉が、ディエゴをここへと繋ぎ止めてくれていた。ハロルドが、ぽそりと言う。
「……貴方がパートナーで良かったです」
そして、続けられる言葉は。
「ディエゴさんはどうですか、私の事どう思います?」
「は? どうですかって……人への感情や関係を整理し、考察する時、冷静で、客観的でなければ……と思う」
ただ、とディエゴは低く付け足した。
「お前の事については、俺の主観や希望が入ってしまう。例えば、この言葉で察してくれるといいな……とか、お前も俺と同じ気持ちだろう……とか」
「貴方と私が同じ気持ちだという根拠は?」
「根拠……、直感かな」
答えて――ディエゴははたと立ち止まる。そうして、音を立てないよう留意して急ぎ近くの木の陰へと身を隠した。間もなく先程までディエゴ達がいた道に、狼とも人ともつかない不格好なオーガが姿を現す。息を詰めて、2人はオーガがこの場を去るのを待った。ディエゴの頬を汗が伝う。
(拙いな。エクレールを背負った今の状態では、オーガに見つかっては逃げ切れない)
ディエゴに負ぶさるハロルドの手にも力が入り、その緊張はディエゴにも伝わってきた。永遠にも思えるような長い時間を経て、引き摺るような足音が遠く遠くへと消える。長い息が、ディエゴの唇から漏れた。ディエゴが敵の気配を察知するのが遅れれば、夜の世界のオーガ共に囲まれる羽目になっただろう。
「……何とかやり過ごしたようだな。急ごう」
「はい……すいません、ディエゴさん」
「お前が謝る事はない」
やがて、2人は目当ての石柱へと辿り着く。一旦ハロルドを背から下ろして、ディエゴは宝玉を回収した。大切に仕舞うは、温かみのある桃色の宝玉。目的を達して、ディエゴは再びハロルドを背に負うと、また森を歩き出した。
●緑の試練
「気を引き締めて……宝玉へ向かいましょう……!」
「うん。緊張感がすごいけど……行こう……!」
それぞれその声に緊張の色を滲ませて、フード付きのローブを着込んだ2人、手屋 笹とカガヤ・アクショアも鏡の森へと足を踏み入れる。カガヤが、笹の手をぎゅっと握った。
「幻覚や幻聴はちょっと怖いけど……俺には笹ちゃんが側に居るもんね」
そんな言葉を零して、カガヤは笹へと笑みを向ける。その真っ直ぐさが眩しくて笹は思わずついと視線を逃がしたけれど、
(カガヤが側に居る事を忘れないようにしましょう)
と、胸にはパートナーへの確かな信頼を抱いていた。そうして2人は、それぞれ別の方向にオーガがいないか気を配りながら、木の陰からまた次の陰へと、背を屈めて素早く移動する。互いに、手に手を携えたままで。幾らか進んだところで、頬に汗を一筋伝わせ、カガヤが小声で言った。
「話には聞いてたけど、ヤバいねこの森。何だかぼーっとする……笹ちゃん、これって、夢じゃないよね?」
「しっかりしてください、カガヤ。現実も現実、命懸けの任務の最中です」
気丈にカガヤを励ます笹だが、彼女にも森の魔力は容赦なく迫っている。夢と現の狭間に立っているような奇妙な感覚の中で、それでも笹はぴしゃりと自分を叱咤して、また次の木の陰へと移動しようとした。が、手を繋いでいるカガヤが動かない。青い顔をして、何もない虚空を見つめている。
「カガヤ?」
「……笹ちゃん、手、離して。……声がするんだ……笹ちゃんはいなくなっちゃうって、俺を置いて故郷に帰っちゃうって……あそこに俺がいる……独りで泣いてる……」
ふらり、不用意に歩を進めようとするカガヤを、笹はその手をぐいと引いて必死に引き留めた。そうして、森の魔に魅入られた彼へと声掛けをする。
「カガヤ、カガヤ。わたくしはちゃんと隣に、ここに居ます」
カガヤの双眸が、やっと笹を捉えた。握ったカガヤの手に力を込める笹。
「オーガが居なくなればわたくしは帰るつもりですが、逆にタブロスに来る事も出来ます。惑わされては駄目です……!」
それは森が見せるまやかしに過ぎないと、笹はしっかりと言い切った。カガヤの瞳に、光が戻る。
「そうだ……笹ちゃんが帰る事が永遠に別れる事じゃない……!」
あれはまやかしだとそう心を定めても、森の魔が消えるわけではないけれど。それでも、笹の働き掛けで、カガヤは我を取り戻し現の世界に確りと足をつけた。
「ありがとう、笹ちゃん。助けてくれて」
そう言ってぎこちなくも笑ってみせたカガヤに何か言葉を返そうとして、笹はその場に凍りついた。先程から見ないふりをしていた幻の自分がカガヤの後方に立っていて、はっきりと目が合ってしまったからだ。暗い顔の幻が、言葉を紡ぐ。
『そんな身長で、体型で。カガヤに見合う女性になれると思っているんですか?』
「……っ!」
胸が、抉られたように痛んだ。笹の異変に気付いたカガヤが、笹の肩に手を置いて身を屈め、視線をしかと合わせて言葉を掛ける。
「笹ちゃん? 笹ちゃんにも何か見えるんだね、聞こえるんだね?」
「カ、ガヤ……わたくしは……」
「笹ちゃん、俺はここに居るから……! 幻覚幻聴なんかに負けんな……!」
カガヤの真摯で力強い呼び掛けに、笹の脳裏にかつて彼がくれた言葉が過ぎった。
(……自分らしく居ていいと、カガヤは言ってくれました……)
一つ大きく息を吐いて、気を静める。そうして、真っ直ぐにカガヤを見返した。
「……もう大丈夫です、カガヤ。先へ進みましょう」
カガヤが、こくりと頷く。そうして2人は引き続き細心の注意を払いながら森を進み――やがて、目当ての石柱を発見した。笹が身長に石柱から緑色の宝玉を外せば、「笹ちゃんの髪の色だね」とカガヤが少し笑う。
「それじゃあ、帰ろっか」
宝玉を大切に仕舞って、差し出されたカガヤの手を取る笹。互いの温もりを手に、2人は今度は森の出口を目指して歩き始めた。
●試練の先に
かくして5組全てのウィンクルムが宝玉を持ち帰る事に成功し、5つの宝玉は真実の姿たる『グラーフの書』へと形を変えた。ウィンクルムの活躍で、失われた古の知識は人の手に再び戻ったのだ。
依頼結果:成功
MVP:
名前:手屋 笹 呼び名:笹ちゃん |
名前:カガヤ・アクショア 呼び名:カガヤ |
名前:かのん 呼び名:かのん |
名前:天藍 呼び名:天藍 |
エピソード情報 |
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マスター | 巴めろ |
エピソードの種類 | ハピネスエピソード |
男性用or女性用 | 女性のみ |
エピソードジャンル | シリアス |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | 難しい |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 5 / 2 ~ 5 |
報酬 | なし |
リリース日 | 04月20日 |
出発日 | 04月29日 00:00 |
予定納品日 | 05月09日 |
参加者
会議室
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2015/04/28-23:58
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2015/04/28-23:57
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2015/04/28-23:52
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2015/04/28-23:47
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2015/04/28-23:13
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2015/04/28-23:13
皆さんお疲れさまです
プラン提出致しましたのでお知らせしますね
・・・無事に宝玉を持ち帰れるよう願うばかりです -
2015/04/26-21:17
ハロルドさん、クロスさんお久しぶりです
よろしくお願いしますね
輝さん、お問い合わせありがとうございました
やはりというか、仕方ないですけれど・・・
こうなりますと、トータルコーデに言及されない事を祈るばかりです -
2015/04/26-20:59
輝さん、お問い合わせありがとうございます
今のデートコーデでなんとかしなきゃなんですねぇ… -
2015/04/26-17:56
問い合わせの返答がきたわ。
>『オーガ・ナノーカ』は、デートコーデへの装備はできませんけど、プランに持ち物として記入したら使えたりしないでしょうか?
>ハピネスとは言え、通常のデート等とは違い危険な任務なのですし、できれば使えると嬉しいです。
▼バトルコーデのハピネスへの持ち込みは、残念ながらできません。
今までと勝手が違う新地域の登場でその地域に合わせた武器やデートコーデが開発中です。
今後の登場をお待ちください。
お気持ちに添えず、申し訳ございませんでした。
だそうよ。
うん、ダメ元だったし、しょうがないわね。
でも地域に合わせたデートコーデ開発中って…………
この依頼の出発には間に合わないじゃないね(困ったような顔
とりあえず、デートコーデのみで何とかする方向でプランを考えないとね。
叩く、殴る……いいかも?(笑) -
2015/04/25-16:59
あいさつ最後になってしまいましたね…
手屋 笹とカガヤです。皆様、宜しくお願いします。
>オーガからの身の隠し方
概ね案は出して頂いてるようなので、大丈夫そうでしょうか。
ローブ着用と身を隠しながら進む、ですね。
>鏡の森の幻覚
段取り力、直感力に関してはいつものように
高いと+補正があるくらいで、魅力は今回無いと危険との事なので
魅力特化で良いかなと思っています。
幻覚はそれで対応として、後は幻聴対策ですか。
叩い……殴っ……声掛けや励ましが必要そうですね…。
これはお互いにそうする位で問題なさそうでしょうか… -
2015/04/25-16:47
ハロルドさんとクロスのお二人、いらっしゃい。お久しぶり。
どうぞよろしくね。
ナノーカを使うってプランに書いたら使わせて貰えないか、について、
ダメ元で、ちょっと上の方に問い合わせしてみたわ。
もし使えたらオーガ対策がちょっと楽になるわよね。
魅力のボーダーラインがよく判らないのが辛いわね…… -
2015/04/25-15:55
クロス:
ハルはさっき振り!
他は久しぶりだな!
途中参加だが宜しくな(微笑)
>デートコーデ
俺も統一して無いぞ…
一応魅力は2人とも200は越えてはいるけど、魅了されそうで怖いな…
幻覚・幻聴が起こるのか…
気を付けねぇと…
あっローブで耳と尻尾隠すで良いんだよな? -
2015/04/25-10:50
よろしくお願いします
ハピネスですが、一応AROAの調査という体で行くわけですし
記述があればバトルコーデの装備も持っていけるのではないかなと思います
ですがこれは「かもしれない」のでデートコーデで工夫した方が良いですかね… -
2015/04/23-23:11
Σはっ!?
そうだったわ、これ、ハピネスだったのよね。
コーデの話してたくせに、すっかりアドの頭になってたわ(汗)
デートコーデが基本なんだから、ナノーカ使えないわよね。
プランに持ち物として書いたら採用してくれるかしら…無理があるかしらね……。
何か他の方法も考えてみるわ。 -
2015/04/23-22:34
輝さん、お返事ありがとうございます
>デートコーデ
こちらも和服にゴシックにその他諸々混ざってます・・・
トータルコーディネートを求められたら、それはもう目も当てられないです(苦笑)
この辺のツッコミ的な物はないと思いたいですね・・・
>ナノーカ
使えるなら便利そうですよね
オ・トーリと持って行ったら、オーガが万が一近くに居ても気も反らせそうですけれど・・・
バトルコーデの装備って今回装備として反映されるかどうか?が、少し心配かもです
プランに直接持ち込みを書き込むとか?
>ローブ
こちらも暗闇に溶け込むような色合いのフード付きのローブが必要かなと思っていました
移動に関しては物陰に隠れながらとか、身を低くしつつ等になりますよね
森の中、匍匐前進というわけにもいかないですし
>数値
考えすぎかなーと自分でも思っていたのですけれど・・・
まずは魅力優先させようかと思います
>魅了(幻覚、幻聴)
こちらはパートナーとしての存在意義を問われそうな雰囲気です
後ろ向きに思い詰めないようにしなきゃと思っています -
2015/04/23-21:55
と言う事で、何か先走って書いてから、かのんさんが聞きたい事とずれてることを言ってる気がしたので改めて……。
検討事項はかのんさんが挙げてくれた二点でいいと私も思うわ。
細かい内容(幻覚とか幻影とか、どう対処するかとか)はたぶん個人行動の範囲だと思うし。
魅了対策で私が気になるのは、魅力さえ上がってれば、どんなコーデでもいいのかなって事かしら。
夏物と冬物とゴシック物が混在してるのよね、今のコーデ……。 -
2015/04/23-21:41
>オーガに見つからない為に
まず目立たないように地味めのローブでも羽織ったらどうかなと。
精霊さんは、天藍さんはそのままでもいいかもだけど、アルとカガヤさんは
精霊の特徴も隠した方がいいだろうし、ローブですっぽり身体を隠した方が…と思うの。
あとは、オーガ・ナノーカを使ってオーガの気配探ったり、
物陰から物陰へ移動するようにするとか、そんな事を考えてたわ。
>魅了対策
コメントにある通り、できる限り魅力値を上げておく事で対応、かしら。
幻覚は恐らく、亡くなった両親が出てきて「こっちへおいで」って言ったり
そんな感じかなと思ってるわ。
アルはアルでまたちょっと違うみたいだけど。
気持ちをしっかり持って、幻覚には惑わされないようにと思ってるわ。
>魅力以外の数値
直感力と段取力については何も書いてないわよね。
魅力を上げればこの二つは下がるの自明の理だし、魅力を上げろと言っておいて
実はこの二つも高くないとダメでした…はない、と思いたいわね。
いくら難易度難しいだからって、そこまでされたら意地悪な気がするわ(汗) -
2015/04/23-06:57
こんにちは、輝さん、笹さんお久しぶりです
どうぞよろしくお願いしますね
今回は皆さんとは別行動なのですよね・・・
危険区域での任務ですし、1人で変な思い込みをしていそうなのでこれを防ぐのに、皆さんのご意見伺って考えていけたら良いなと思っています
検討事項は、主に以下の2点という事ですよね?
・移動
ギルティガルテン到着→黒の森→更にその中の鏡の森
※この間、オーガに見つからないための行動内容
・鏡の森
※魅了対策(幻影や幻覚の内容も)
それと魅力の値と他の値とのバランスが気になっています
今回、魅力を優先させるのはもちろんだと思うのですが、
魅力=魅了対策
で、オーガ避けての行動に他の値が影響したりはしないのかしら、と・・・
(PL 解説等から素直に魅力最優先で、オーガ避けは割り切ってプラン内容で勝負なのかなと思ったり、難易度前に考え込んでしまっています) -
2015/04/23-00:40
こんばんは、かのんさんはお久しぶり、笹ちゃんは決闘者の時にはお世話になりました。
今回は危険区域への調査団と言う事で緊張気味だけど、どうぞよろしくね。
行動自体は個別行動になるみたいだし、話し合う事はそれほど無いかしら?
何か話し合った方がいいと思う事があれば言って貰えれば。
>魅了対策
絆はみんな高いと思うから心配ないとして、魅力の数値っていくつあればいいのかしら……
とりあえず私達の場合は、私の…えっと(小声で)ぱ、ぱんつ……があるので……
アルが魅了にかからないようにすることはできると思うの。
だから後は、私の魅力の数値が…………見せなきゃダメなのよね……(真っ赤)