プロローグ
リンドブルム社によるヴァーチャルシミュレーション、「トランス・システム」の、新しい被験者が募集された。
被験者というと些か眉を顰める内容も予感されるが、要するに、モニターだ。
より良い性能へと昇華するためのデータ収集に協力してほしい、というのが主な概要。
さて、そのトランス・システムとは何か。
簡単に言えば、仮想空間での模擬戦闘。
生身とほとんど変わらない感覚での戦闘を疑似体験できるシステムである。
怪我の心配のない安全の範囲内での実戦経験は、今後のウィンクルムとしての活動において、有用な経験となるだろう。
「……と、言うわけで、今回も前回までのデータを精査させて頂いたうえで、システムの改良を行ったとのことなので、ウィンクルムの皆様にご協力いただければと」
案内用の資料を読みながら、A.R.O.A.の受付は一つ一つ説明をしていく。
基本は二組対二組のタッグマッチ形式。
前回と同様、ハイトランスシステムが導入されており、本来の発動条件に満たない者でもハイトランスが可能である。
そして今回新たに、12レベル相当……パッシブスキルの使用が可能になったとのこと。
「パッシブスキルは便利ですね。12レベル段階であれば、セットできるスキルも二つになりますので、戦闘の幅も広がるでしょう」
うんうんと頷きながら告げてから、ただ、と受付は付け加える。
「仮想空間とはいえ、脳に影響を及ぼすものですから、システムのレベルが上がる程、参戦には注意が必要だと思われます」
それは、低レベルの初心者を避ける意図ではない。
模擬訓練であることを、忘れぬことだ。
「オーガを相手にするわけではないですし、今後も共に戦う仲間となりますので……蟠りのないようにしたいものです」
ウィンクルム同士の戦闘となれば、知恵のある相手だ。裏をかく作戦は有用であろう。
しかしそれは、それこそ実戦で活かされるものである。
『トランス状態でスキルを用いたウィンクルム同士の訓練』には、さほど、必要な物ではない。
「なんていうと堅苦しいかもしれませんが……正々堂々真っ向勝負って、格好いいですよね」
ウィンクルムへの憧れを滲ませたような顔で笑って、受付は預かっていたパンフレットを手渡した。
興味があるなら参加してみてはいかがだろう、と。
解説
●目的
二組対二組。四対四のチームにて戦闘訓練を行う事
なお、チームは希望があればチームの内のどなたか一人、誰と組むかの明記お願いします
無ければ挨拶順1・3番、2・4番で組むことになります
●スキル
精霊:
12レベルまでのスキルを二つまで
実際のレベルとは関係ありません。実際は使えないレベルでも使用できます
プラン冒頭に使用スキルを明記してください
使用出来る状態の方はセットして頂ければ問題ありません
ただし12レベル以上のスキル、二つ以上のセットがされていた場合は
『パッシブスキルとレベル1のスキル』の二つに自動的に修正されます
セット無しの方も同様の扱い。プラン文字数の確保のために敢えてセット無しで上記スキルを使用する状態としても構いません
神人:
ハイトランス各種のみ使用可能
ディスペンサは使えません
使用する方はセット、あるいは冒頭への明記お願いします
●諸注意
参加者の能力は12レベルに合わせて上方・下方修正されます
仮想空間に入った時点でトランス状態となります
ハイトランスを行う方のみ、インスパイア・スペルの詠唱、口付けの儀式を行う形となります
また、下記特殊能力を含む装備品は、システムバランス上正規効果が発揮されない可能性が高い事を予めご了承ください
【運命転化・破壊と再生・状態異常反射・時間逆行・ジェンマ・運命の羅針盤と宿命の羅針盤・エンゲージ】
ゲームマスターより
こーやGM主催【交錯する刃】第……4段くらいですか?
男性側では二回目となりますね。
単純に純戦となるかと思います
会議室での作戦相談は相手に見える分難しい物があるかもしれませんが、
基本的には力と力のぶつかり合いとなりますので積極的に使用して頂く事を推奨します
リザルトノベル
◆アクション・プラン
羽瀬川 千代(ラセルタ=ブラドッツ)
模擬戦が今後の糧になるように、俺に出来る全力を尽くそう 初めてのハイトランス・オーバー 臆せず前で戦うよ。この力を無駄にしたくないから タッグを組むのはハーケインさんとシルフェレドさん 戦闘開始前に声を掛けコンディションや流れを共有 お二人とも心強い味方です。一緒に頑張りましょうね 前衛に立ち初手は柳さん、次点でクラウディオさんを狙う 横やりが入る事は考えず動作の隙を狙い攻撃する事に集中 全員が1Rで必ず攻撃出来る以上、一人ずつ確実に戦力を削る事が大切だ いつもとは逆の立場だけれど… サポートに回ってくれたラセルタさんを信頼しているから 力で押し切らずマンゴーシュを併用 武器を受け流すよう誘導しながら体勢崩しを狙う |
ヴァレリアーノ・アレンスキー(アレクサンドル)
ハイトランス・オーバー使用 大樹達と組む 頭数を減らすのを優先 前衛 シルフェレド狙い 速攻で動き先手を取る ラセルタの遠距離攻撃、射線注意 相手側もオーバー使用と気付いたら極力迅速に行動 大樹達と連携取りまずは人数を減らす 相手の足を踏んで動きを止め、その隙に脚の脛に鎌の柄をぶつける 床に鎌の刃を突き立てその反動で飛躍 全体重を乗せて上から叩く 鎌で戦力を大幅に削ったらハーケイン対応 小柄な体躯活かして動き回り懐に入る隙を窺う サーシャの影に隠れて攻撃する方向を悟らせない しゃがんで相手の足を狙い態勢を崩させる 背後から叩く 台詞 日頃の鍛練の成果とハイトランスを試す絶好の機会だ 悔いは残さずやるからには勝つ 大樹達に背中は預ける |
柳 大樹(クラウディオ)
具合悪くなったら言うから。それで良い? 信用無いなあ。(気にしていない ハイトランス・ジェミニを発動。 アレクサンドルさんを援護。 相手の前衛が3人以上なら、残った人を相手する。 味方が相手側を減らすまでの時間稼ぎを主に。 味方の攻撃を邪魔しないように位置に注意。 ラセルタさんの攻撃は相対した相手を盾に遮る。 30秒程度で、相手のハイトランス状況も見極めたい。 判ったら味方に伝える。 味方が戦力を削ぐのに手間取るなら、オーバー使用の精霊狙いにシフト。相手をかわせたらだけど。 攻撃は剣で重心をずらして受け流す。 足への攻撃に注意し無理はしない。 俺も男なんで、多少の意地くらいはね。 クロちゃんと力を分け合うとか、妙な感じ。 |
ハーケイン(シルフェレド)
◆使用スキル ハイトランス・オーバー ◆心境 ハイトランスを使えば俺の能力も高められるのか ならば俺が出る 基礎能力は俺もシルフェレドも大差がないからな 問題は神人用には強力な武器がない所か シルフェレドもサポートには向かないが、まあいい 俺が暴れたい それが重要だ ◆戦闘 各個撃破を狙うか とは言っても向こうも向こうで各自狙いを付けている 俺とシルフェレドでまずアレクサンダーを狙うか 後はヴァレリアーノ、クラウディオ、大樹の順だ どこまでやれるか知らんが、暴れさせてもらうぞ |
●
トランス・システムによる仮想空間での模擬戦。
その被験者として名乗りを上げた一人、柳 大樹は、自身のパートナーであり『護衛』を自称するクラウディオの眉を寄せた顔に、小さくため息をついた。
「開発途中なのだろう。何か有ればどうするつもりだ」
実際、システムのレベルが上がる程、脳に及ぼす影響が増すこともあるだろうという示唆を受けている手前、案じずにはいられないのがクラウディオと言う精霊である。
それに対して、大樹はもう一度溜息をつく。
「具合悪くなったら言うから。それで良い?」
「本当に言うのであれば」
「信用無いなあ」
肩を竦めた大樹は、まぁ大丈夫だよと話を打ち切って、タッグを組むことになるヴァレリアーノ・アレンスキーとアレクサンドルへ、簡単な作戦の打ち合わせを持ちかける。
(偶に無茶をするのは誰だと思っている……)
眉を寄せたけれど、それ以上の言及はしなかった。大樹が選んだことだから。
クラウディオは、何事もないように、努めるだけ。
難色を示すクラウディオとは対照的に、対戦者となるラセルタ=ブラドッツはどこか楽しげに口角を上げていた。
「敵側に精霊や同じような能力を持つオーガが居る事もあったな。今後に繋がる、有益な模擬戦闘になるよう注力しよう」
「そうだね。模擬戦が今後の糧になるように、俺に出来る全力を尽くそう」
システムの概要を読んでいた羽瀬川 千代もまた、ラセルタの言葉に顔を上げて穏やかに笑む。
その視線が、共闘の相手となるハーケインへと向けられた。
「調子はどうですか?」
「ん……まぁ、模擬戦だからな、悪くはない」
「お二人とも心強い味方です。一緒に頑張りましょうね」
「あぁ」
そっけないながらも、しっかりとした返事をしたハーケインは、千代と己が、資料の同じものに深く目を落としていた事に気が付く。
ハイトランス。精霊と同等、あるいはそれ以上の力を得ることのできる能力。その中でも、とりわけ神人への恩恵が強い、ハイトランス・オーバーについて。
ハーケインはパートナーのシルフェレドを横目で一瞥だけする。視線が合ったが、何も言わずに逸らした。
(基礎体力は変わらないからな……デメリットもあるまい。俺も暴れたい)
(――と言ったところか。まぁ、ストレスが溜まっているようだから、ガス抜きも必要か)
神人が精霊に守られる必要のある普段に苛立ちを覚えているハーケインを見ているからこそ、シルフェレドは見越したように喉奥で笑う。
「さて、そろそろ準備をしようか」
アレクサンドルの促しに、全員が装置の元へ向かう。
「日頃の鍛練の成果とハイトランスを試す絶好の機会だ」
「あぁ、ウィンクルム同士で模擬訓練とは楽しみなのだよ」
意気込みに、昂揚が応える。
「悔いは残さずやるからには勝つ」
ヴァレリアーノの宣戦布告とも取れる台詞は、仮想空間へ落ちる意識の端に、力強く響いていた。
●
トランス・システムが起動して、参加者の意識は仮想空間に転送された。
チームごとに分かれた配置。相手方の様子をちらと見やってから、ラセルタは千代の頬に手を添える。
「ハイトランス・オーバーは、ここだったな」
首を傾ぐようにして口付ければ、ラセルタと千代の能力が移り変わる。
ハイトランスの力に反応して本来の力を発揮する黒き月。強い輝きを放ち始めたそれを握り、千代はラセルタを見つめた。
「臆せず前で戦うよ。この力を無駄にしたくないから」
初めてのハイトランス・オーバーが、彼らにもたらすものは、何か。
確かめるためにも、千代は真っ直ぐ、対峙者を見据える。
「此方の事は気にするな、千代は相手を討てば良い。俺様に出来うる限りの援護をしてやろう」
神人の力は、さして大きくはない。それを、しみじみと理解しながらも、ラセルタは常と変らぬ顔で銃を構えた。
千代の道を、拓くために。
「俺達も行くぞ」
「……おい、ハーケイン。お前の脆さは、尋常ではないな」
「煩い。似たようなもんだ」
ハーケインの能力を受け取ったシルフェレドは、ハーケインが自分に輪をかけて装甲の薄い事に気が付いて、小さくため息をつく。
(立ち位置が変わっただけだが……やる事は、変わらないな)
いつものハーケインが『こう』ならば、なおの事。
(ハーケインを守る。それだけだ)
ハイトランス・オーバーを使用した千代、ハーケイン、そしてシルフェレドは、それぞれに狙う相手を見据え、素早く接敵する。
千代は大樹を、ハーケインは、アレクサンドルを。
クラウディオの手の甲に落した唇、その感覚を不思議そうに指先で確かめていた大樹は、ちらとアレクサンドルを見やってから、迎え撃つ構えを取った。
(ラセルタさんは……)
対峙者の位置を確認。後衛、射程ぎりぎりまで距離を取っている。
千代と能力が入れ替わっているとはいえ、後衛から無遠慮に打ち込まれる弾丸は脅威。
一面床の仮想空間に、遮る事の出来る障害は、ない。
――と、なれば。
「向かってくるなら、乗るよ」
キン――! 刃物同士がぶつかる音が高く響く。
千代と大樹、ハイトランスを経た能力は、その多くが千代の方に優位。
ただ、唯一、大樹の方が回避が勝っていた。
(ラセルタさんの力で、命中率は上がってる……けど)
力で押し切れば、切り返しが怖い。ラセルタの援護射撃は、上手く射線上に千代が並ぶように動かれており、大樹を狙うには期待値が低い。
(それなら――!)
片手剣。対の手には、短剣。
大樹の振り抜く剣をそれで受け流しては、体制の崩れるのを誘う。
「流石に、やるね……」
確実に隙を狙って仕留めにかかってくる千代に対し、しかし大樹は、時間稼ぎを目的としていた。
前のめりの相手に対し、クラウディオと分け合って高まった回避を生かして攻撃を捌くのは、吉と出る。
(攻撃はきつい……喰らったら痛い……)
(数が同じ状況だと、膠着しそうかも……)
だったら――。
一瞬、二人の視線がそれぞれに逸れる。それぞれの背後に位置する、パートナーへ。
後衛位置のラセルタは、一度は大樹に銃口を向けたが、射抜くような視線に口角を上げ、すぐさま矛先を変える。
素早く放たれた弾丸は、中衛に位置する、クラウディオへ。
その手応えは、薄い。距離を開けすぎているため、クラウディオを狙うには十分ではなかったのだ。
「中衛に入るとはな……」
その若干の距離は、重要な間合いの取り合い。ゆえに、ラセルタは迷うことなく踏み込む。届く位置へ。
――けれど、二発目がクラウディオへ向けられることは無かった。
空気を裂くように奮われる大鎌に、ぞくり、昂揚が掻き立てられた気がしたために。
「避けろ、シルフェレド。アレは、喰らうと、拙い」
ハーケインの言葉に身を引いたシルフェレドの眼前を、振り上げられた大鎌の刃が横切る。
小さく舌打ちしたヴァレリアーノは、間違いなく、この面子の中で一番の火力を誇っていた。
エンドウィザード、ハードブレイカーに次ぐ高火力であるシンクロサモナー。その力を、強化されたうえで受け取っているのだから。
ただし、命中率は決して高くはない。ラセルタによる足元への弾丸によって、十分に踏み込み切れなかったのも加わり、一撃を与え損ねた。
「アーノ。あちらもオーバーだ」
「分かってる。千代と大樹の決着は早くは付かないな」
早くは無くても、長引かせれば大樹の不利だろう。神人同士の一対一ならば、ハイトランス・オーバーの脅威は抑えきれない。
ラセルタの視線と銃口が、細かく動く。状況把握も一対一の精度。
打開するには、数を、動かすしかない。
「クラウディオ、大樹が心配かね」
「……問題ないだろう」
「ならばそのまま援護を続けてくれ」
距離を取るハーケイン達に、アレクサンドルは素早く肉薄した。
ヴァレリアーノの狙いはシルフェレド。アレクサンドルの役目は彼とパートナーの連携を崩す事。
「っ、く……!」
「アーノの邪魔はさせぬよ」
振り翳す大斧は、月皇帝の名を馳せた狼の牙や鬣を使って作られた物。その名は、不敵に笑うアレクサンドルにとても合っていた。
ウルフファングによって正しく狼の牙へと変じたそれは、ヴァレリアーノ同様、決して命中精度の高い物ではないが、確実にハーケインとシルフェレドの距離を開け、追い詰める。
「チッ……暴れたいのは、そっちだけじゃない……!」
今のアレクサンドルが神人と同等で。
今のハーケインが精霊と同等――少し、強化されているために。
ハーケインは、構えた短刀で大きく振るわれたアレクサンドルの牙をいなし、その隙を狙う事が、出来た。
力任せの一閃は、場馴れしたアレクサンドルにとってはぬるいものだろう。だが、ハイトランス・オーバーによって弱体化していると言っても過言ではないアレクサンドルには、ハーケインの一撃は大きく響いた。
「はっ……神人の力……これ程までに脆弱とは」
「――それでも、守られてばかりいる義理もなくて、な!」
「あぁ、そうだろう。そうでなくては、我も退屈だ」
追撃は、実戦経験の勝るアレクサンドルには届かない。
それでも、攻撃の通ると確信したハーケインの攻勢は、緩まない。
(ハーケインめ……出すぎだ、馬鹿者)
ヴァレリアーノの猛攻に押されるシルフェレドは、彼の向こうに見えるハーケインの姿を見て、胸中で舌を打つ。
だが、ラセルタとクラウディオが互いに牽制し合っている状況下で、ヴァレリアーノを掻い潜って加勢に向かうのは至難。
劣性においても冷静なシルフェレドの首が、一瞬、思案するように傾いで。
ふるり、頭を振る仕草は、仕様の無いかと言う様に、見えた。
「預けた分は、派手に暴れてくるがいい」
防戦一方だった姿勢を、前へ。そんなシルフェレドに、ヴァレリアーノは一瞬身構えると、前へ出た足を狙い済まして大鎌の柄を叩きつける。
「っと……」
「これで、終いだ」
とん。軽やかに跳んだヴァレリアーノは、全体重をその一閃へと込めんとして、鎌を大きく振りかぶった。
見上げ、にやり、シルフェレドは笑った。
「命中精度に難のある者同士だ……が、流石にその姿勢では、躱せまい?」
真意を問う間もなく、ヴァレリアーノ渾身の一撃に、シルフェレドは狩られる。
だが、決着の付く間際、その小さな体躯を、武骨な刀は確かに捉えた。
馬上の敵を、馬ごと切り伏せる為の刃。体内のエネルギーを貯め、その一閃に賭けたシルフェレドの攻撃は、ヴァレリアーノを吹き飛ばし、その装甲に罅を入れた。
「ヴァレリアーノ!」
「ッ……問題、ない!」
「違う、避けろ、ラセルタが……!」
どさり、音を立てて倒れたシルフェレドの向こうで、ラセルタが不敵に笑う。
プレストガンナーは手数が売り。大樹のように対峙者を壁にする策を取ればその能力を殺す事もできるが、相手の数が減ると言う事はそれだけ『壁』の数も減ると言う事。
ラセルタが少し距離を置けば、中衛と後衛のクラウディオとラセルタの攻撃はほぼ干渉し合わない。
そして、グラビティブレイクで防御力の下がっている今のヴァレリアーノは、恰好の、獲物だ。
「くっ……」
神人に能力を明け渡しているとはいえ、パッシブスキルで強化されたラセルタの命中精度は、決して侮れるものではない。
(もう一人減らせれば、サーシャも動ける……!)
狙い撃ちを避けるように駆けるヴァレリアーノは、アレクサンドルと対峙するハーケインを狙う。
勿論、まともに喰らわせることの無いよう、ラセルタの妨害が入るけれど。
(ハーケインがアレクサンドルを落とす時間くらいは……)
いや――。
「千代、押し切れ」
「ッ、大樹……!」
千代と大樹。膠着しかけていた流れが、傾いていた。
大樹が押されている状況に、クラウディオはヴァレリアーノと双方を見やったが、唇を噛んで、大樹へと向かう。
「大樹の加勢に入る」
「ああ、問題ない。任せろ」
「させるものか。ハーケイン。粘れ」
「言われず、とも……!」
何処までやれるか判らないが。初めにそう言っていたハーケインは、最後まで立ち続けられる気はあまりしていない。
だからこそ、ハーケインは常に、前のめりだった。
「ぐっ、く……!」
傷など、知らぬと言うように。肩口に噛み付いてきたアレクサンドルの牙を受けてなお、その身に刃を突き立てる。
「くは……神人とは、皆、意地の塊かね……?」
シンクロサモナーは長期戦には決して向かない。己を犠牲にして得る火力を明け渡した時点で、アレクサンドル個人の勝機は、潰えていた。
それは、チーム戦だからこそ、選べる手段なのだ。
「サーシャ!」
「すまぬな、アーノ。我はここまでのようだ……」
ハーケインの背に深々と突き立てられた大鎌は、彼を地に伏せたけれど。同様に、アレクサンドルもまた、膝を折った。
「二対、三だね……」
「だね。でもすぐに、同じになるよ」
息の上がっている大樹に、ふわり、千代は微笑む。
ちぇ、と皮肉気に笑った大樹の胴を、ついに千代の黒き月が大きく裂いた。
「……っ、は……クロちゃんと力を分け合うってのも妙な感じだったけど……」
おかげで、いつも以上に意地が張れた。これが実戦だったらきっと後ろの精霊が怖い顔をするのだろう。
(……するかな)
想像しかけてすぐにやめて、大樹はそのまま、倒れた。
アレクサンドル、大樹と続けて前衛を失い、クラウディオはすぐさま前に踏み込み、千代へと肉薄した。
ヴァレリアーノもまた、クラウディオに合わせるようにして大鎌を振るう。
――だが、千代の……もとい、ラセルタの装甲は並大抵では、ない。
双葉二式で読めない軌道を放つクラウディオと、防御を顧みないヴァレリアーノの二人掛かりの攻撃で、ようやく、千代へとダメージが通った。
「い、った……でも、退かないよ……!」
立ちはだかれれば、その分、ラセルタが動ける。
サポートしてくれる彼を信用しているから、千代は、迷わない。
踏み込んだ一閃は、クラウディオへ。盾越しになお痛烈な打撃に、クラウディオはなるほどと胸中で呟いた。
(ハイトランス・オーバー、か……)
活用出来れば、途方もない代物となるだろう。
神人を前線へ押しやる物でもある以上、精霊であり護衛であるクラウディオには、複雑な物でもあったけれど。
前進する千代に合わせて少し己の立ち位置を改めたラセルタは、対峙者の二人を交互に見て、決める。
スキルは有限、尽きれば千代が勝るだろう。
ならば無制限の高火力――ヴァレリアーノを、落すべきだと。
「此方を二人も仕留めてくれたんだ。そろそろ休んでもいいだろう?」
「……笑えない冗談だ」
足元を狙いすました銃弾に歯噛みしながらも反発したヴァレリアーノは、ふらつきを自覚しながらも、大鎌の柄を握り締め、クラウディオとかすかに視線を交し合った。
千代の一閃が、クラウディオの盾を弾く。
攻撃直後の、その瞬間を狙って、二人は渾身の力を籠めて千代を穿った。
「――ぅ、ぁあっ!?」
さしもの重装甲も、立て続けの攻撃には、決して無敵ではない。
苦悶し傾ぐ千代を襲う追撃――は、一人分だったけれど。
「千代、まだ立てるか」
「ぅ、ん、ラセルタさん……」
クラウディオの追撃に片膝をつきながらも、再び立ち上がった千代の傍らで、ついにヴァレリアーノが倒れた。
だが、千代も満身創痍。ふらつく刃は精細に欠ける。大樹同様、千代でラセルタの射線を遮ったクラウディオが、その身を地に落とすのは、時間のかかる話ではなかった、けれど。
「俺様を放っておいたのが致命的だったな」
「そう、だな……」
誰も、ラセルタを狙わなかった。
それが最後の最後で、仇となった。
「いい勝負だった」
神人の力は脆弱だけれど。
理解し、援護に徹したが故、ラセルタは最後の一手を、打つ事が出来たのであった。
●
検証終了。お疲れ様でしたと交し合う声の後、ウィンクルム達はぐったりとした様子で会議室の椅子に座していた。
「アーノ、後で反省会だな……」
皆にタオルを配ってから、どさりと椅子に身を預けたアレクサンドルの言葉に、ヴァレリアーノは小さく頷く。
一人ほぼ無傷で終えたラセルタは少しの余裕を見せているようだが、やはりトランス・システムは人体への影響が若干見られるようだ。
「大樹、身体の調子は……」
「んー、ちょっと気持ち悪いけど、冷たい物と美味しいご飯で治りそう……」
机に伏した状態でぼんやりと呟く大樹の様子は、無理をしているようにも見えず。ほっ、と安堵するクラウディオ。
「気は晴れたか」
「……まぁまぁだな」
大樹ほどあからさまでないにしろ、疲弊した様子を見せるハーケインに、けろりとした様子で尋ねたシルフェレド。
彼に限らず、どのウィンクルムも、精霊の方が余裕の顔をしているようだ。
(これが神人と精霊の差か……)
あるいは、守る立場ゆえの、強がりか。
どちらにせよ、ほんの少し、気に入らない。
「ハイトランスは、やっぱり凄かったね……」
実戦でもジェミニの使用経験はある千代が、ぽつりと呟いた。
神人を前線に押しやる能力。
危惧も懸念も、あるけれど。
「ご協力ありがとうございました。皆様の今後の活動の一助になれば、幸いです」
ぺこりと頭を下げた研究員の、その一言に、尽きるのであった。
依頼結果:大成功
MVP:
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | 錘里 |
エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
男性用or女性用 | 男性のみ |
エピソードジャンル | 戦闘 |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | とても簡単 |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 4 / 4 ~ 4 |
報酬 | ほんの少し |
リリース日 | 03月21日 |
出発日 | 03月30日 00:00 |
予定納品日 | 04月09日 |
参加者
- 羽瀬川 千代(ラセルタ=ブラドッツ)
- ヴァレリアーノ・アレンスキー(アレクサンドル)
- 柳 大樹(クラウディオ)
- ハーケイン(シルフェレド)
会議室
-
2015/03/29-22:06
ん。了解。
俺らに出来る限りで頑張らせて貰うよ。
そんで、一応プランは書けた。
時間まで微修正はするつもり。なんかあったら、言ってね。
>全体へ
じゃあ、『ハイトランスのセット』と『スキルセット』皆忘れないようにね。
模擬戦の結果が今から楽しみだよ。 -
2015/03/29-21:26
>配置
了解しました。神人は普段サポートになる事が多いですから、
前で戦ってみたい気持ちは俺も分かります。
ハードブレイカーさんは防御力を下げるスキルもありますし、
攻撃の主力として頼りにしていますね。
開始時点での配置の記載は無いようですが…
フィールドの端と端からスタートではないかと考えていました。
現状、各個撃破のつもりでプランは書き進めていきます。 -
2015/03/29-13:51
そう言えば開始時点で配置がどうなるかは書いてなかったな
同時に似たような距離感で配置されるなら各個撃破でいきたいものだが
-
2015/03/29-13:40
優先事項は了解だ。俺もその方向でプランを書く。
恐らく大樹達の負荷が高くなるだろうから、なるべく迅速な対応を心掛けるが堪えて欲しい。
俺の方で大分戦力を削る事が出来たら、俺もハーケインの方へ向かう。
…背中は大樹達に預ける。
クラウディオのスキル使用タイミングも了解だ。 -
2015/03/29-11:47
>頭数を減らすのを優先
うん。そう考えてる。
人数減るとかなり変わってくるからねえ。
ただ、こっちも先に減らされないように気をつけないといけないけど。
>スキル
こっちの人数減らされて、クロちゃんが前に出るようになったら『陽炎』使うつもり。
ジェミニで攻撃力減っちゃうけど、シノビは攻撃回数が多いし。
クロちゃんには頑張って立ち回って貰いましょうかね。 -
2015/03/29-11:19
>配置
ハイトランスはオーバーで行く。
俺もシルフェレドも基礎能力が脳筋仕様、狙いは変わらんな。
シルフェレドがサポート向きでない分不利にはなるが、たまには俺が暴れてもいいだろう。
と言うか暴れたい。 -
2015/03/29-01:25
反応が遅れてすみません、向こうも作戦会議が進んでいるようですね…。
(手を振られたことに気付いたラセルタがイイ笑顔を浮かべている)
>配置
今回のハイトランスはジェミニを予定しているのでしょうか?
ジェミニは互いの能力を合算して分け合った数値が反映されます。
武器の能力も含めた値だと思うのですが、ハードブレイカーさんの
魅力である攻撃力も恐らく半分になります。
もし、サポートに徹するという事であればハイトランスをせず
能力値を保つ選択もありかと思いますが…その辺りはどうでしょう?
>相手
それなら、俺たちはシノビ…クラウディオさんと柳さんを相手に戦います。
オーバーで俺の能力値が上になるため、ラセルタさんに
サポートしてもらいながら攻撃に転じるつもりです。
もし、お二人が三人以上に囲まれるような事があれば
すぐそちらへ援護に向かいます。
プレストガンナーの魅力は遠距離攻撃が出来る点ですから、上手く動けたらと。
此方のスキルはパッシブ(命中+50)とダブルシューターⅡを予定しています。 -
2015/03/28-23:24
>仮想空間
確かに状態については書かれていなかったし、
仮想空間内は充分な広さがある事だけ頭に入れておく。
>行動
俺がシルフェレド、サーシャにハーケインを担当させるつもりだ。
また、なるべく俺達は離れて交戦しようと思っている。
相手に極力連携を取らせない方向に持っていきたい。
こちらはまずは一人でも頭数を減らすのを優先させる方向でいいか?
相手側の残り二人をフリーにさせてしまう事になると思うが。
前衛が3人以上の場合は攻撃が通りやすい相手の対応を任せたい。
判断は大樹に任せる。
互いにハイトランスを有効に使えればいいな。
俺も自分がどこまでやれるか試したい(つられて微笑 -
2015/03/28-22:55
連投ごめん。
ごめん、ちょいと前言修正。
ヴァレリーくんとアレクサンドルさんがそれぞれ違う人を相手する場合。
クロちゃんがヴァレリーくんの援護。
俺がアレクサンドルさんを援護。
ヴァレリーくんとアレクサンドルさんが同じ人物を相手にする場合。
ヴァレリーくん達が対峙していない人を俺が相手する。
クロちゃんは、ヴァレリーくん達寄りの援護。
あっちの前衛が3人以上の場合は、やっぱり余りを俺が相手する。
クロちゃんは、ヴァレリーくん寄りで援護。
ヴァレリーくんのところが時間掛かりそうなら、先に攻撃当て易い相手の前衛落としにシフトするよ。
そうだなあ。
30秒ぐらい(2R)すれば時間掛かるかどうか判断できると思う。 -
2015/03/28-21:32
謝んなくてもいーよ。
会議室来れるのも人それぞれなんだし。
>仮想空間
少なくとも戦闘できる空間ではあると思う。
状態についても触れてないから、障害物があるとは俺は考えて無かったかな。
>行動
ヴァレリーくん達はまず、ハーケインさん達だね。了解。
うん。初手はクロちゃんが援護を考えてる。
その後はクロちゃんが1人後ろに下がり気味なことを利用してなるべく全体を見て貰おうかな、と。
ヴァレリーくんが不意打ち受けそうになったりしたら、クロちゃんに攻撃が来てる方向を声に出して伝えて貰おうと思ってるよ。
それなら予想外の攻撃にも対処できると思うんだけど。良いかな?
俺はあえて相手を指定しないで、ヴァレリーくんが対峙したのとは別の前衛相手にしようか。
時間ぐらいは稼げるだろうし。
ジェミニでどこまで動けるのか試してみたいし?(小さく笑う -
2015/03/28-20:01
反応が遅れてすまない…。
オーバーを使うと俺が相手側の主力を削る事になるか。
属性的には火属性のラセルタを狙いたいところだが、
シルフェレドが恐らく前に出てくるだろうからそちらを先に対応した方がいいかもしれないな。
俺も飛び道具は持っておらず鎌で交戦する事になるから、
俺達はハーケイン達に集中しようと思う。
大樹達もまずはそれに援護する、という形でいいんだろうか?
距離は取るつもりだがラセルタの遠距離攻撃が少し怖い。
射線には入らないように動ければいいんだが、この仮想空間に障害物があるのか分からないしな。
また、大樹が前衛で、クラウディオが前衛寄りの中衛で了解だ。
スキルについてだが、助言感謝する。
ステータスが変わると考えると少しでも火力をあげておいた方がいいな。
なので【ウルフファング】をセットしていこうと思う。
クラウディオのスキルも了解だ。 -
2015/03/26-22:38
相手側も方向性決まってきた感じだね。(相手の方へひらひら手を振る
千代さん、ラセルタさんと対峙するのは例のサバゲー以来かな。楽しみだね。
>作戦
そうそう。
ヴァレリーくん達がオーバー使うなら、たぶんこっちの主力はヴァレリーくんになる。
こっち側の行動もヴァレリーくんが最初かな?
俺とクロちゃんは、まず最初はその援護に入ろうと思う。
遠距離攻撃できるクロちゃんの方が援護には良いかなあ。
俺も前衛になるけど、どう動くか……。 -
2015/03/26-11:02
ああ、よろしく頼む。>千代
>配置
俺とシルフェレドの素の基礎能力は大差ない
俺の方が多少筋力が上だが神人は両手剣など強力な武器を持てんからな
下手に色気をだして前面に出るよりサポートに徹する方がいいか
シルフェレドはハードブレイカーだ
動きの速いシノビとは相性が悪いだろう
シンクロサモナーを相手にしたい -
2015/03/26-02:51
お二人とは茶房のバイト以来になりますね。
改めましてハーケインさん、シルフェレドさん、宜しくお願い致します。
>ハイトランス・スキル
俺は折角の機会なのでハイトランス・オーバーを使用、
スキルはパッシブともう一つをまだ決めかねている状態です。
トランス、スキル関連についてはワールドガイド内「ジョブスキル」に
まとまっていますので、相手側が使用可能なスキルの確認もかねて
一度見てみる事をおすすめします…俺も、このページにはよくお世話になっているので(深く頷き
>配置
今回はハイトランスを使う事で神人も戦いやすくなっているはずです。
場合によっては精霊よりも、神人の方が遥かに強くなる場合もあります。
サポートを含めた2人がかりで1人を追って、
もう1人をフリーにするのは危険が伴うかもしれません。
俺としては各自1対1ずつ相手をするのが良いかなと…どう、でしょうか?
ちなみに相手チームの精霊はシノビさんとシンクロサモナーさんですが、
どちらと戦ってみたい、など希望はありますか? -
2015/03/25-22:56
こっちはハイトランスと12レベルパッシブスキルを試したい。
ハードブレイカーのシルフェレドは前線、俺がサポートに入る形だな。
-
2015/03/25-22:07
【作戦】
そうだねえ。
とりあえず、対人戦になる訳でレベルも同じになるってことは属性も大切になってくると思うんだ。
んで、今回のそれぞれの属性がこれね。
■属性(敬称略)
---
千代:光、風
ラセルタ:光、火
ヴァレリアーノ:闇、風
アレクサンドル:光、風
大樹:光、風
クラウディオ:闇、水
ハーケイン:闇、風
シルフェレド:光、水
---
面白い事に『ほぼ風属性』ばっかり。
違うのはクロちゃんとシルフェレドさんの『水』と、ラセルタさんの『火』。
これ考えると。
風属性に威力が高くなる火属性のラセルタさんを、前衛抜いてまず落としたいところだけど。
ラセルタさん、回避と命中高いからもしかすると後回しの方が良いかも?
とりあえず、俺は飛び道具持ってないから前衛に入るよ。
クロちゃんは、どこの配置にもつけるけど。まあ、前衛よりの中衛かな。盾装備するってさ。
俺とクロちゃんの命中がそこそこだから。
足止め引きつけ役で、ヴァレリーくんとアレクサンドルさんの攻撃の補佐も考えてる。
まあ、補佐ばっかりって訳にもいかないだろうけど。
【スキル】
ハイトランス・オーバーだと、今のヴァレリーくんのステータスがアレクサンドルさんのステータスに入る形になるから。
盾役だけじゃなくて、火力に加えるなら『ウルフファング』の方がいいかなって思う。
ただ、防御も下がるから『ローズガーデン』は魅力的だよね。
クロちゃんは、『双葉2』と『陽炎』の予定。
パッシブに拘る必要は無いかなって。 -
2015/03/25-20:53
挨拶順だと俺達は大樹達とだな。此方こそ宜しく頼む。
模擬訓練とはいえ、足は引っ張らないよう頑張りたいと思う。
>作戦
相手側の精霊のスキルがハードブレイカーとプレストガンナーで、
丁度、前衛と後衛(中衛?)で分かれているんだな。
俺達は前衛で対応するから、ハーケイン達と対峙する事が多くなると思う。
せっかくタッグを組んでいるので、上手く大樹達と連携を取りたい所だが…。
大樹達はどういう戦法で考えている?
基本的には力同士のぶつかり合いになるとのことだが。
>スキルについて
サーシャのスキルだがどれをセットするか少し迷っていたりする。
パッシブスキルの【デーモンズアイ】で攻撃される度に抵抗力をあげるスキルは使用するつもりだが。
一度も使った事がないが【ローズガーデン】でカウンター攻撃を可能にするか、
【ウルフファング】で連続攻撃を可能にするか。
良ければアドバイスをもらえると有難い。
また、大樹がハイトランス・ジェミニを試すなら、俺はハイトランス・オーバーを試してみようと思う。 -
2015/03/24-21:51
俺もチーム編成は拘らないよ。
挨拶順でもおっけー。
ってなると、ヴァレリーくんとアレクサンドルさんと一緒かな?
よろしくね。 -
2015/03/24-21:29
こんばんは、羽瀬川千代とパートナーのラセルタさんです。
模擬訓練が実りあるものになるよう、精一杯頑張りたいと思いますので
皆様どうぞ宜しくお願い致します。
俺たちもチームの希望はありませんので、問題無いようでしたら
挨拶順で組むという事で良いかなと思っていますが、いかがでしょうか。 -
2015/03/24-18:28
Здравствуйте、ヴァレリアーノ・アレンスキーとサーシャだ。
全員顔見知りで安心した、宜しく頼む。
ハイトランス各種が使えると聞いて、多少緊張もしているが楽しみだ。
あと俺はチーム希望は特にない。 -
2015/03/24-15:05
ハーケインとシルフェレドだ。
レベル12を体験できると聞いてきた。よろしく頼む。 -
2015/03/24-07:15
柳大樹とクラウディオでーす。
皆さん、よろしく。(右手をひらっと振る
いやあ、一度参加してみたかったんだよね。「トランス・システム」っての。
とりあえず、今んとこハイトランス・ジェミニでも試させて貰おうかなー。って思ってるよ。