プロローグ
タブロスで密かな話題の治癒院「催眠セラピー」。
『心の疲れ、癒しませんか?
身体の不調は心の不調と繋がることも多いものです。
心を癒せば、体調が回復することもあるのです。
何かとストレスの多いこの世の中、あなたを催眠療法によって治癒します。』
そんな文言で宣伝されるこの治癒院、セラピーを受けて気持ちがすっきり軽くなった、などの声も寄せられ、評判が良いようです。
その治癒院が、なんと、彷徨えるバザーに支店を出しているのです。
幸せのランプでバザー・イドラにやってきたあなたたちは、催眠セラピーの看板を見つけます。
連日オーガとの戦いで疲れていることでしょう、ひとつこの治癒院で、リフレッシュしていきませんか?
え?この治癒院では具体的にどのようなセラピーが行われるのか、ですか?
ここで行っているのは、お客様の心の奥底に秘められた欲望を解放することによって、無意識に抱え込んでいる心のストレスを軽減させるという療法です。
欲望が昇華されると、セラピー成功となります。
例えば恋人への独占欲が強い人ですと、一日中恋人と密着していることで昇華されます。
欲望が満たされることだけが昇華ではありません。欲望を誰かが理解してくれる、ただそれだけでも昇華することができます。
しかし、日ごろ自分を律している人、真面目な人、つまり、自分を強く抑圧している人ほど、欲望が解放された時の力が強いのです。
お1人ですとその力を制御することが難しい場合もありますので、セラピーの補助係として、付き添いの方とお2人での来院をお勧めしております。
治癒院には休憩室もご用意しておりますので、施術後休憩したい方はどうぞご利用ください。
解説
セラピーの料金は1回400Jrです。
受診するのは神人でも精霊でも構いません。
物欲が暴走してしまうと、Jrを消費してしまう可能性があります。
食欲が暴走して屋台で飲食などしてもJrを消費します。
以上のように、抱えている欲望によってJrを消費する場合があります。
バザー・イドラには、
・飲食物(50Jrから1000Jr)
・アクセサリー(10Jrから5000Jr)
・玩具(50Jrから500Jr)
・衣料品(100Jrから1000Jr)
などの露店がありますから、消費しすぎないようパートナーがうまく抑止してあげてください。
さすがに、際限なく消費することは無いでしょうけれど……。
尚、ここで購入した物はアイテム化いたしません。ご了承ください。
ゲームマスターより
このセラピーを受けることによって、普段隠している欲望が露見する可能性もありますね。
それを知った時、または知られた時、どんな反応をするのでしょうか。
そしてその欲望はどのように昇華されていくのでしょう。
ごくまれに、欲望が暴走してしまうようですが……。
欲望に応じてパートナーがうまく受け止めてあげるのがセラピー成功のポイントです。
欲望が昇華され、心がほんの少しでも軽くなれば……そこに幸せが、生まれることでしょう。
存分に欲望を発散させ、また、それを余すことなく受け止めることができるように、今回EX仕様にしております。
リザルトノベル
◆アクション・プラン
アキ・セイジ(ヴェルトール・ランス)
セラピーを受けるのはランス 受験勉強で煮詰まってたから気持ちの転換になるかと思ってつれてきたんだ セラピーの間は俺は部屋の前で待機 出てきたランスの様子がおかしいので心配になって… 根を詰め過ぎたんじゃないか?(覗き込み額に手を当てる ランスからの行動には、 焦りつつも仕方の無い奴だなあと甘えさせる そしたらドンドンエスカレートするので額チョップ こんな所じゃダメだろ!(えい 兎に角一寸休ませないと… すみません、休息の部屋お借りしますね 重たいな結構(背負う感じ 脳裏に虎や狼を背負う自分が浮かんだのは内緒だ …手間がかかる大型肉食獣め(撫で撫で !!! そんなつもりで部屋に来たわけじゃない あっ、コラ。バカモノ! …っ、あ… |
セイリュー・グラシア(ラキア・ジェイドバイン)
セラピーを受けるのはラキアの方。 オレの受けてくる戦闘系な任務のせいで 戦いとか好きじゃないラキアが 実はストレスを感じているかもと思って勧めてみたけど。 あれ?何か思っていたのとチョット違うぞ? 「セイリューは、ずっと一緒に居てくれるよね?」って何か縋る様な眼で言われちまった。 オレはラキアと一緒に居るのが好きだな。 料理美味しいし。美味しいお茶も入れてくれるし。 それより何より、一緒に居ると心がすっと落ちつくし。 「ずっと一緒に過ごしたいと思っているぜ」って抱きしめてラキアの頭ぽんぽんと撫でてみる。 出会う前の事も少しずつ判りあっていけばいいし。 これから一緒に色々な体験をしていきたいって思ってるぜ、と笑顔。 |
蒼崎 海十(フィン・ブラーシュ)
ストレス発散…半信半疑で受診 欲望の発散=抱えている想いをフィンに語る 大好きな、年上の幼馴染だった 今も覚えてる 逃げろと俺の背中を押した手の熱さ 気付いたら、俺は独り生き残ってた 何の力を持たない、無力な自分が憎かった 彼の命を犠牲にし己に生きる価値はあるのか? ずっと自問して来た 彼の事を周囲はどんどん忘れていって 俺はそれが嫌で 俺が彼になれば、彼が生き続ける事になるのではないか 彼の夢を叶える 彼の命を奪ったオーガを駆逐する そう思っていたのに… 『海十の幸せを見つける事が、一番の恩返し』 フィンの言葉で気付いてしまった 俺は俺が生かされた意味を、取り違えてたのかも 気付かせてくれたフィンに、有難うと伝えたかったんだ |
ヴァレリアーノ・アレンスキー(アレクサンドル)
俺は疲れてないし暇があったら鍛練に…! サーシャに上手い事言い包められセラピー受診 前から思ってた事を告げる いつかお前も両親達と同じ俺の前から消えるのではないかと思うと、怖い あの時は俺の所為で 俺が弱かったから誰も守れなかった でも今はお前がいるから違う 顔の傷は永遠の贖罪の証 二度と繰り返さない為にも 俺と同じ十字架の件も…過去の事もお前自身の事すら俺は殆ど知らない 俺が信用出来ないか、頼りないか 宿り木の下の事…本当は、嫌じゃなかった サーシャの服の裾を掴む 静かに涙が流れフードで隠す 花包で貰ったパンジーを押し花の栞にして持ち歩いており偶然ポケットから栞が落下 施術後は頭抱え後悔 …迷惑かけた、前のも兼ねて何か返す |
俊・ブルックス(ネカット・グラキエス)
その時って何だよ!? まあなんか危ない予感がするから俺が受ける 欲望:ツッコミせず素直になりたい 受診後バザーへ ネカにボケられても笑顔でスルー 飲食物テイクアウトで100Jr分消費 ジュース飲みながら手をつないで歩く そうかそうか、らぶらぶか、私のシュンかー それは光栄だな ツッコミを放棄するだけでこんなにも心が軽くなるなんて!(晴れやかな笑顔 …何だよその顔 いつも突っ込んでるのは照れ隠しの意味もあってな だから物足りないと言われてもこっちが困る それともこんな素直な俺は嫌か? …ならいいんだ 握る手を少し強くする いや、これからも妙なことをしたらツッコミはするぞ やっぱり突っ込まずにはいられないからな… ん?何か言ったか? |
●可愛い恋人
「ここがバザー・イドラかぁ」
幸せのランプを手に、俊・ブルックスはネカット・グラキエスと共にテントや露店の間を歩く。
「この彷徨えるバザーは、来るたびにその姿を変えるそうですよ。なんとも、ミステリアスですね」
ネカットも興味深そうにあちこち見回す。
2人の目的は、バザー・イドラで幸せを見つけ、ランプに火を灯すこと。しかし、幸せなんてどうやって見つけるんだろう?
「シュンが私に跪いてくれたら幸せの灯火が灯るんじゃないかと思うんです」
ネカットが至極真面目な表情でとんでもないことをぬかす。
「それはない。絶対ない。適当なこと言うな」
「そうでしょうか。それじゃあ、シュンがネカザイルメンバーとしてメジャーデビューし一躍有名になるとか……」
「断る」
速攻で否定する俊の反応を楽しむかのように、ネカットがくすくす笑い出す。
ほんのり苛つかないわけでもないが、ネカットが俊をからかうのはいつものことだ。いちいち本気で苛ついていたらキリがない。
それよりも、幸せに繋がりそうな店でも探したほうが建設的だ。
「へー、なんか面白そうなものあるぜ」
俊が足を止めたのは、大きめなテント。表に出された黒板には、白いチョークで「催眠セラピー」と書かれている。
「えーと?『お客様の心の奥底に秘められた欲望を解放することによって、無意識に抱え込んでいる心のストレスを軽減させる』?どういうことだ」
「興味を持ったのなら、少し覗いていきます?」
ネカットの問いに、黒板に書かれていた説明書きを読んでいた俊は「そうだな」と答える。
広いテントの内部は2部屋に分かれていた。
入口側が、受付兼ロビー。奥側が施術室のようだ。
「いらっしゃいませ」
柔らかな笑顔の女性が2人を迎える。
「ネカも、一緒にセラピー受けるだろ?」
「私は今回、遠慮しておきます」
「どうして?」
「今はまだ、その時ではない」
「なんだ、その時じゃないって」
そんなやりとりをしている2人に、受付の女性が告げる。
「申し訳ありません。当院では、おふたり同時に施術をすることはできません」
「シュン、どうぞ」
にっこり笑うネカット。
「ん?うん……」
ネカットの「今はまだその時ではない」という台詞にひっかかりつつも、俊はセラピストが控える別室に案内される。
「お連れ様には、施術後の対処について、説明しますね」
受付女性が言うと、ネカットは
「このセラピーは、術後、欲望が解放されるのでしたね」
と確認する。女性は頷くと、説明を続ける。
「はい。そうすることにより、ストレスの軽減を図ることができます。しかし、一番効果的なのは、解放された欲望を受け止めてもらえた時です」
「その、欲望を受け止める役を、私がやればいいんですね」
「はい。必要であれば、テントの横にある休憩室もお使いください。防音の効いたプレハブで、外からの視界も遮断しておりますので」
待つこと十数分。
まるで寝起きのようにぽんやりした表情の俊が施術室から出て来た。
「シュン、大丈夫です?」
一体彼がどんな欲望をぶちまけてくるのだろうと若干警戒しつつ、ネカットは訊ねる。
「あ、ネカ」
俊はネカットの姿を認識すると、満面の笑みを浮かべる。
「なんだか、すごくふわふわしていい気分だぜ。ネカも受ければ良かったのに」
「それは、良かったです」
俊の様子を見てネカットは拍子抜けした。普段の俊と変わりはないような?
「元々ストレスなんてなかったってことですね」
つい意地悪なことを言ってしまう。
すると俊は、急にしおらしい表情になる。
「……そんなこと、ないぜ?」
いつもの俊なら「失礼なこと言うなよ!」みたいに突っ込んでくるはずだが。
「俺だって、ずーっとずーっと我慢してきたこと、あるんだからな」
拗ねるように言う俊。
「我慢って何です?」
それには答えず、俊は笑顔に戻り、
「なあ、もう少し、バザーの中を歩いてみようぜ」
と誘う。
「デートの続きですね」
デートとかそういうんじゃないだろ!そんな突っ込みを待っていたネカットだが。
「そうだよ」
「……!?」
なるほど、肯定するならいいでしょう。ネカットはすぐに冷静さを取り戻すと、
「それでは、バザーデートに出発です」
と、俊の手を引くと、俊はそれを、素直に受け入れた。
「なんだかずいぶん素直ですね」
バザーを歩きつつ、ネカットが訊く。繋いだ手が温かい。いや、むしろ普段より体温が高い気がする。
「だって俺、素直になりたかったから」
「素直に?」
「そう、ネカにボケられてもツッコミせずにいるスルー力!」
「スルー力、ですか……」
(ふふふ、ではどれほどのものか試してみましょう)
ネカットに少し意地悪な感情が芽生えてしまった。
「あ、何か飲みながら歩こうぜ」
俊がドリンクスタンドを発見する。
「いいですね」
2人は手を繋いでスタンドへ。
「いらっしゃいませ」
「こんにちは」
ネカットは、これ見よがしに繋いだほうの手をあげ、店員に挨拶をする。
「ここは、南国のフルーツを絞ってそのままジュースにしてくれるお店なんですね。俊は何にします?」
「ミックスジュースだな」
「じゃあ私はグァバジュースです。2人でとりかえっこしたりして飲みましょう」
注文する間も、ジェールを払う時も、ずっと手を繋いだままで仲良しアピール。
「仲がよろしいんですね」
店員に言われると。
「はいっ、デート中なんです」
良い笑顔で答えるネカット。ちらり、と視線の端で俊の反応を見る。まんざらでもない顔だ。
「私達らぶらぶなんです」
俊は、「そうそうその通り」と言うように頷いている。
「私のシュンはとっても可愛いんですよ。ほらっ、今もこうやって手をぎゅっと握ってくれるんです」
「そうかそうか、らぶらぶか、私のシュンかー。それは光栄だな」
満足そうな笑みの俊。
「……」
ネカットは複雑な表情になった。
時折お互いのジュースを交換して飲みつつ、バザーを歩く。
「ツッコミを放棄するだけでこんなにも心が軽くなるなんて!」
晴れやかな笑顔の俊。しかし、ネカットはなんだかつまらなそうである。
「……何だよその顔」
「うーん……素直なシュンもそれはそれで可愛いですけど。やっぱりいつものツッコミがないと物足りないです……」
ボケてツッコむ。その関係が、自分にとって気持ちのいいものだったのだと、改めて気付かされる。
俊は、「う~ん」と眉根を寄せる。
「いつも突っ込んでるのは照れ隠しの意味もあってな。だから物足りないと言われてもこっちが困る」
こんなことを素直に言ってしまうのも、セラピーのせいなのだろうか。
「それともこんな素直な俺は嫌か?」
「いえ、嫌ではありません」
「……ならいいんだ」
俊は握る手を少し、強くした。
(でもやっぱり、物足りないんです)
ネカットは繋いだ手をするりと外し、その手を俊のウエストに回す。
「ネカ?」
「素直に、なるんですよね」
ネカット、にっこり。
「あ、ああ……」
俊に戸惑いの表情。
「じゃあもっと、らぶらぶになりましょうか」
ネカットがウエストに回した手で俊をぐっと引き寄せる、と。
「公衆の面前で限度があるだろーーー!」
ついに、俊のツッコミが解放された。
ネカットがくすくす笑う。
「せっかくツッコミせずにいたのに……」
どうやら、セラピーの効果が切れ始めたようだ。
「今日は特別なシュンが見られました」
ネカットは満ち足りた笑顔だった。
「またこういうのやってくれます?」
「いや、これからも妙なことをしたらツッコミはするぞ。やっぱり突っ込まずにはいられないからな……」
「ふふっ、それでこそ私のシュンです」
ネカットはそう言って、再び俊の手をとる。俊の体温は、元に戻っていた。
しかし、俊がネカットの手を拒否することはなかった。
欲望が解放された、というより、俊はうまく己の欲望を取り込んだのかもしれない。
気が付くと、ランプに火が灯っていた。俊はその火に見惚れる。
「……私の欲望はまだ知られずに済んでるみたいですね」
「ん?何か言ったか?」
「いいえ、なんでもありません」
●ずっと、一緒に
「催眠、セラピー?」
セイリュー・グラシアは興味を引かれる文言の黒板を見つけ、足を止める。
そして、自分の隣にいるラキア・ジェイドバインをちらと見る。
(ラキア、最近ちょっと考え込む時があるんだよな)
そんなラキアを見ているとセイリューは、自分の受けてくる戦闘系な任務のせいで、戦いなどが好きではないラキアが実はストレスを感じているかもしれない、と不安になるのだ。
「ラキア、これ受けてみたらどうだ」
少しでもラキアの心が軽くなるのなら。そう思ってセイリューはラキアにセラピーを勧めてみる。
「……そうだね」
ラキアは素直にそう答える。本人にも、何か思うところがあったようだ。
テントに入ると、ラキアだけ別室に通される。
天井と壁面が真っ白な布で覆われた部屋。
ラキアはセラピストに案内されるままに、ゆったりとしたソファに体をうずめる。
「それでは、力を抜いて、目を瞑ってください」
ラキアはそっと目を閉じる。
(これで、このもやもやが少しはどうにかなるのかな)
ラキアは考えた。
この、形容し難い気持ちは、いつからだろう。
そうだ、先日、喫茶店で双子の兄弟、ラキシスに会った日から。
臆面もなくラキアを愛してるとのたまったラキシス。
あの後、ちらりと脳裏をかすめた想像。
もし、これが逆の立場だったら?
セイリューを好きだという人が現れた時に、自分はどう思うのだろう。
それがセイリューの既知の人物で、自分の知らない時のセイリューと共通の思い出とかあったりして……。
そんなことを考えると、妙な感覚に襲われる。
澄んだ水の中に、黒い絵の具を溶かしてそれがじんわり広がるような。
心の底に、何か澱のようなものが静かに降り積もるような。
この感覚は、なんなのだろう。
「さあ、それでは目を開けてください、3、2、1……」
いつの間にかセラピーが終わっていたらしい。
セラピストの指示通り、ラキアは目を開ける。
その瞬間。
(これ、ヤキモチ?独占欲?)
妙な感覚の正体が何だったのかが、見えた。
「セイリューには、自分とずっと一緒に居て欲しいし、自分の事を考えて欲しい」
ラキアの口からすらすらと、そんな言葉が溢れ出た。
「お帰り。気分はどうだ?」
施術室から出て来たラキアを迎えるセイリュー。
ラキアがセラピーを受けている間、受付から説明を聞いていたセイリューは、ラキアの欲望をがっつり受け止めてやるつもりでいた。
欲望を発散させてストレス解消とくれば、思いっきりスポーツをするとか、食べまくるとか、そういう類だろう。
「食べ歩きでもなんでも付き合うぜ」
しかし、ラキアは。
「そういう気分じゃ、ないかな」
「あれ?そうなのか?」
セイリューは肩透かしをくらう。ラキアは縋るような眼でセイリューを見つめる。
「セイリューは、ずっと一緒に居てくれるよね?」
「え?あ、ああ、もちろんだぜ」
思っていたのとちょっと違うラキアの反応に戸惑いながらも答えるセイリュー。
しかしラキアの表情は晴れない。
「俺、自己嫌悪に陥りそうだよ」
ふう、とため息をつく。不思議そうにラキアを見つめるセイリューに、ラキアは一気に胸の内を晒す。
「セイリューを独占したいって思う自分の心の狭さがちょっと嫌。でもやっぱり一緒に居て欲しいって想いも強くて。俺、どうしたら……」
ラキアは堪えるかのように俯く。
「ラキア……」
最近ラキアが考え込んでいたりしたのは、仕事のストレスじゃなかったのか。
こんな気持ちに悩まされていたのか。
「オレは」
セイリューは微笑みながら口を開く。
「オレはラキアと一緒に居るのが好きだな」
ラキアが顔をあげ、セイリューを見つめる。
「料理美味しいし。美味しいお茶も入れてくれるし。それより何より、一緒に居ると心がすっと落ちつくし」
ラキアの良いところ、好きなところを指折り数えて挙げていく。
「ずっと一緒に過ごしたいと思っているぜ」
しっかりとラキアの目を見つめてそう告げると、セイリューはラキアを抱きしめ、頭をぽんぽんと撫でてみる。
「でもセイリュー、俺は、セイリューの過去にまで嫉妬しそうなんだよ」
まだ自分と無関係だった頃に、どんな人と出会った。どんな関係を築いた。そんなことにまで。
こんな自分を、醜いと思われても仕方ない。
ラキアのそんな不安を、セイリューは笑いとばした。
「出会う前の事も少しずつ判りあっていけばいいし。これから一緒に色々な体験をしていきたいって思ってるぜ、俺は」
(セイリューは、こんな嫌な気持ちを抱えたオレでも、受け入れてくれるんだね……)
ラキアは、自分の体に回されたセイリューの腕にぎゅっと抱き付いた。
「うん、ずっと一緒」
セイリューの腕の中で、ラキアの不安が、溶けていく。
ふと、セイリューがラキアの額に掌を当てる。
「どうしたの?」
「いや、なんかラキア、熱があるような気がしたんだけど……今はなんともないな。気のせいだったのかな」
「俺はなんともないよ。それより、ほら」
ラキアは、待合室のテーブルに置かせてもらっていたランプに揺れる灯火に気が付いた。
「不思議なランプだね」
ラキアがランプを持ち上げ、セイリューもそれを覗き込む。
2人の瞳に、ちろちろ揺れる灯火が映っていた。
●2人の幸せ
フィン・ブラーシュは蒼崎 海十の腕を引っ張って歩く。
「ちょ……っ、どこ連れていく気だ」
「さっき小耳に挟んだんだ。すっごくいいセラピーがあるって」
「せらぴー?」
訝しむ海十をセラピーのテントに押し込んだ。
「今日は思い切りストレス発散するといいよ。大丈夫、何があってもオニーサンが制御してあげるから」
にこやかに言うフィン。
「効果があるのかどうかわからないだろ」
海十は半信半疑だが、フィンがそこまで勧めるのなら、まあ、受けてやってもいいだろう。
「だいたい俺にストレスなんか……」
ぶつくさ言いながら海十は施術室に消えていった。
気が付くと、海十の顔を心配そうな表情のフィンが覗き込んでいた。
「大丈夫?」
「え……何が?」
ゆったりしたソファから体を起こす海十。
セラピーを受けている間に、眠っていたのか?気を失っていたのか?わからないが、しばらく意識がなかったようだ。
「少し、休もうか」
フィンに支えられて、テント外に設置されたプレハブの休憩室に移動する。
「俺、どうなっていたんだ」
長椅子に腰かけた海十が訊く。
「ずっと、なにか、歌を歌っていたみたいだったぜ」
「う……た……」
フィンは、海十に優しく告げる。
「ここなら、海十がどんな行動を取っても他の人に見られない。安心していいよ」
海十はしばしためらってから、口を開いた。
「少し、あの人のこと、話していいか?」
「あの人?」
「大好きな、年上の幼馴染だった。今も覚えてる。逃げろと俺の背中を押した手の熱さ……」
海十は、そこに過去の映像が見えるかのように、宙に視線を彷徨わせる。
「気付いたら、俺は独り生き残ってた」
掠れた声で、独白を続ける。
「何の力も持たない、無力な自分が憎かった。彼の命を犠牲にし、俺に生きる価値はあるのか?」
ずっと自問しながら、生き続けていた。
「彼の事を周囲はどんどん忘れていって。俺はそれが嫌で。俺が彼になれば、彼が生き続ける事になると思った。彼の夢を叶えるんだ、彼の命を奪ったオーガを駆逐するんだって、ずっと、思ってた」
誰かのために、生きる。それはフィンにも身に覚えがあった。
だから、海十のそれまでの生き方を思うと、胸がつきんと痛んだ。
「けど、気付いたんだ。フィンの、言葉で」
海十はフィンの顔をしっかりと見つめる。
『海十の幸せを見つける事が、一番の恩返し』
フィンは、そう言ってくれた。
「俺は俺が生かされた意味を、取り違えてたのかもしれないって。そう気付かせてくれたフィンに、有難うと伝えたかったんだ」
海十は微笑む。
あの人の代わりになるべく、インディーズバンドで歌を歌い続けていた。けど今は、あの人の代わりではなく、自分自身として歌うようになった。きっとそのほうが、あの人も喜んでくれる。そう、確信できるから。
フィンは、胸が熱くなった。そんなふうに、思ってくれていたなんて。
「俺達は似た者同士、なんだよ」
フィンは口を開く。
胸の内をさらけ出してくれた海十に、自分も誠意を見せよう。
「俺も兄の為に生きてきた。けど、兄はそれを望んでなかった。兄が亡くなる時、兄の言葉で、やっと気付けた」
自嘲気味に過去を告白する。
あの頃は、人の気持ちを正しく見ることができずに、最後に後悔した。
同じ後悔を、もうしたくないし、させたくない。
フィンは真摯な瞳を海十に向ける。
「それから、俺も俺の幸せを探している。海十のお陰でもう一度気付けた」
フィンは海十の熱っぽい手をとる。
「俺達だけの幸せを一緒に探そう。海十となら、見つけられる気がするんだ」
フィンはすうっと手を伸ばし、海十を抱きしめる。
「俺のパートナーが海十でよかったよ」
フィンの腕の中で、海十の熱が引いたような気がした。
もしかしたら、これが、心が解放された合図なのかもしれないとフィンは思った。
その時、海十が気付く。
「ランプの灯が……」
フィンもランプを見ると、そこには温かな灯火が揺れていた。
海十が笑う。
「フィンに幸せにしてもらったからかな」
「いいや」
フィンが首を横に振る。
「幸せにしてもらったのは、俺のほうだよ」
と。
●愛のケダモノ
休憩室の長椅子で、ぐったりしているアキ・セイジ。その隣で、スッキリした表情のヴェルトール・ランス。その傍らに、灯火が揺れる幸せのランプ。
一体2人の間に何があったのか……話は約1時間前に遡る。
「バザーの人たちに、いい店があるって聞いてね」
セイジは催眠セラピーのテントに、ランスを連れて来た。
「ランスは近頃受験勉強で煮詰まってたから、気持ちの転換になるかと思ってつれてきたんだ」
頑張っているパートナーの力になりたい、少しでも。セイジは純粋にそう思っていた。
「まーその、勉強で煮詰まってるってのも否定しないけどさ」
でも他にも、もやもやの原因があるんだよなぁ、と独り言ちるランス。
ちらっちらっとセイジにもの言いたげな視線を送る。
好きって言ってくれたセイジだけど、キスから先を最近出来てなくてモヤモヤモヤ。
タイミングとか気持ちをジックリ狙うつもりだけどモヤモヤモヤ。
煩悩に苛まれるランスには、安心しきった笑顔で勉強を教えてくれるセイジの警戒心の無さが辛い!のである。
「ん?どうした?」
「いーやっ、なんでもっ」
ランスはセイジの疑問を振り切るように、セラピーのテントに入っていった。
ランスがセラピーを受けている間、セイジは施術室の前で待つ。
「これでまた、ランスの勉強が捗るといいな」
そう思っていたところで、セラピーを終えたランスが出てくる。
「…………」
ランスは無言。表情は暗い。彼の周りの空気までもが重苦しく感じる。
こんなランスは見たことがない。
「根を詰め過ぎたんじゃないか?」
セイジはランスの顔を覗き込み額に手を当てる。平熱よりも少し高いようだ。
「大丈夫かぅおわ!」
突如ランスがタックル……もとい、抱き付いてくる。なんとか足を踏ん張り倒れずにすむ。
「はーーーっ、セイジの匂いって最高」
ランスはセイジの胸元に頭をぐりぐり押し付けてくる。
本人は子猫のように甘えているつもりだった。だが、セイジから見るとランスは子猫というよりも大型肉食獣だ。
「こ、これは、セラピーのせい、なのか?」
きっとそうだ。なら、ランスのために、少しくらいは我慢して甘えさせてやろう。
「ったく、仕方の無い奴だな」
セイジが苦笑する。と、それを許可と思ったのか、ランスはセイジに唇を求めてくる。
「えい!」
すかさずその額にチョップ!
「こんな所じゃダメだろ!」
するとランスはキスを諦め、そのままぐんにゃりとセイジにもたれかかる。
「そうか、こんな所じゃなきゃいいんだな」
ランスの呟きに気付かず、セイジは受付に声をかける。
「兎に角一寸休ませないと……すみません、休息の部屋お借りしますね」
それから、
「さ、行くぞ、ランス」
と、ランスを半ば背負うような形で休憩室へ移動する。
(重たいな、結構)
セイジの脳裏に、ランスではなく、虎や狼を背負う自分が浮かんだ。
しかし彼はまだ知らなかった。それは虎や狼などではなく、本物のケモノ、というかケダモノだったということに。
無人の休憩室に入ると、セイジはぐんにゃりしているランスの髪を撫でる。
「……手間がかかる大型肉食獣め」
けれど愛しいパートナー。セイジの唇に笑みがこぼれる。
と、そこへ。
「いただきまーーーす!」
ぐんにゃりしていたはずのランスが突如シャッキリとし、セイジに飛びかかる。
「!!!」
壁に押し付けられたセイジ。
「ランス……お前!」
「もうこれ以上お預け食らうなんてごめんだ!」
「待て!そんなつもりで部屋に来たわけじゃない!」
「男ってのはさ、好きな奴と愛し合いたいって思うんだよ。わかるだろ?」
ランスはセイジの耳元で囁き、耳朶に優しく噛みつく。
「あっ、コラ。バカモノ!」
セイジはランスの体を両手で押しのけようとする。
「抵抗されるとよけい燃える」
「このケダモノ!」
「そんな言葉はむしろご褒美!」
「……っ、あ……!」
ランスはセイジを長椅子に押し倒した。
(欲望を受け入れることが、心の解放につながるという話だったな……)
であれば、このままランスを受け入れるのが最善なのだろうか。
セイジはそっと目を閉じた。
(だが、まて)
「受け入れることと流されることは違う!」
セイジは渾身の力で上半身を起こす。
「俺が今できる最大限の方法で、ランスの気持ちを受け止めてやる」
セイジはランスに顔を寄せ、彼の唇と自分の唇を重ねる。
唇を離すと、ランスは言う。
「足りない」
「もっと、欲しいのか」
セイジが問うとランスは頷いた。
今度はこっちに。次はここへ。もう少し優しく、もう少し強く。
ランスの希望に沿って、セイジは口づけを続けた。
ランスの体温が、セイジのキスを受けるたび少しずつ、平熱に戻っていった。
そして数十分後。
あれだけの欲望を昇華させるほどのキスだ。並大抵のテクニックと回数で済むわけがなかった。
ランスが満足してスッキリする頃には、セイジはへとへとになっていた。唇がふやけそうだ。
「ありがと、セイジ。これでまた勉強頑張れそうだ」
「そりゃ……良かった、な……」
ランスが「流されるのが嫌ってことは、シチュエーションさえ整ってればオッケーってことだよな」とウキウキしながら考えているなんて、セイジは夢にも思わなかった。
●あなたの傍に
「……などという事例と実績があるそうなのだよ」
テント前で、アレクサンドルはヴァレリアーノ・アレンスキーに催眠セラピーの説明をする。
「俺は疲れてないし暇があったら鍛練に……!」
拒否するヴァレリアーノの背を押すアレクサンドル。
「時には休養も必要。施術後は我も鍛練に付き合おう」
「だけど……」
「戦場で真の力を発揮するには、健康な心身を保たねばならぬのだよ。そのための休養を取らぬのは、戦いに身を置く者として怠慢とも言えるのではないかね」
「その理屈はわかるけど」
「実践しなければ屁理屈と同等なのだよ」
「う……ん」
言いくるめられ、結局ヴァレリアーノは催眠セラピーを受けることになった。
(アーノの香り……あの日プレゼントした香水だった)
ヴァレリアーノを施術室に見送って、彼を待つ間、アレクサンドルは彼の香りを思い出し微笑む。
バレンタインにアレクサンドルが贈った、シャープでありながら微かに甘さを感じさせる香りだ。
ヴァレリアーノにはああ言ったけれど、彼にこのセラピーを勧めた理由は他にあった。
(アーノの素直な欲望を知りたいのだよ)
年齢の割に大人びたヴァレリアーノは、どうにも自分を抑えている節がある。
その抑え隠された部分を知りたい、見せて欲しいと思うのは、求めすぎだろうか。
施術室から、顔色の優れないヴァレリアーノが出て来た。
元々の白い肌が、一層青白くなっている。
「アーノ?」
よく見ると、ヴァレリアーノは僅かにカタカタ震えていた。
「寒いかね」
ヴァレリアーノは首を横に振るが、気分が悪いのは一目瞭然だ。
「休憩室があるようだ。少し、休もう」
頷くヴァレリアーノ。アレクサンドルが手を差し出すも、ヴァレリアーノはそれを無視して、1人で休憩室まで歩く。
アレクサンドルはその後を追う。
誰もいない休憩室に入った途端。
「怖いんだ」
ヴァレリアーノが呟く。
「怖い?」
ヴァレリアーノは振り向いて、アレクサンドルをじっと見つめる。
「お前がいなくなるのが」
アレクサンドルは思わず笑ってしまう。
「いなくなるって……そんなわけないのだよ」
しかしヴァレリアーノの目は真剣で。
「いつかお前も両親達と同じように俺の前から消えるのではないかと思うと、怖い」
絞り出すような声で、告げる。
彼の心の奥底に、ずっとその恐怖が横たわっていたのだろうか。
それを思うと、アレクサンドルの胸が痛んだ。
ヴァレリアーノは今、真っ直ぐな感情をこちらにぶつけてくれている。
自分も、相応の気持ちを返さねばなるまい。
「何度でも言おう、我はアーノが一番大事なのだと。我の役目は汝を傍で守る事。汝を残して先に逝かないし逝けないのだよ」
一言一言、ゆっくりと言い含めるように。ヴァレリアーノの目を見つめて。
「あの時は俺の所為で……」
「あの事件はアーノの所為ではない」
アレクサンドルは語気を強め、否定する。ヴァレリアーノは今も、両親を失うことになった事件を悔やみ続けている。
「いいや、俺が弱かったから誰も守れなかった……でも今はお前がいるから違う」
ヴァレリアーノが顔の傷跡に触れながら言う。
アレクサンドルは、はっと気づいた。
ヴァレリアーノは過去を悔やんでいるばかりではなかった。もう、前も見ているのだと。
顔の傷は永遠の贖罪の証。
ただしそれは、過去を嘆くだけのものではなく。
二度と繰り返さない為のもの。
だが。
希望通りの未来のためには、アレクサンドルの存在が必要で。
もしアレクサンドルの存在がなくなれば……未来を、希望を、失う。そんな怖さと隣り合わせなのだ。
「我はずっと、アーノの傍にいる」
「本当にそう思っているのか」
「疑うかね」
「だって俺は……俺と同じ十字架の件も……過去の事もお前自身の事すら俺は殆ど知らない。俺が信用出来ないか、頼りないか」
声を荒げ、ヴァレリアーノはアレクサンドルに迫る。
アレクサンドルについて知らない部分が多いほど、自分と彼との絆が薄いような気がして……不安だった。
「……我はアーノの母とは会った事がない。だがアーノ”達”の事は契約前から知っていた」
(内密にしておくつもりだったのだが……)
つい、過去のことについて口を割ってしまった。
ヴァレリアーノがはっとして顔をあげ、さらにアレクサンドルが過去について語ってくれはしないかと、彼の顔を凝視した。
しかし、今はもうこれ以上話せないというように、アレクサンドルは首を振る。
「そういうアーノは、我のことを信用できるかね」
アレクサンドルはすい、とヴァレリアーノの首筋に指を添わせる。ぴくりと、ヴァレリアーノが身体を硬直させた。
クリスマスの日に宿り木の下で、ヴァレリアーノのこの場所に、彼の感情を無視して口づけの印を付けた。
そんなことをする己を、果たして信じられるのか?と。
「宿り木の下の事……本当は、嫌じゃなかった」
ヴァレリアーノがぼそりと呟き、アレクサンドルは目を瞠る。
あれは、心の奥底の嫉妬と独占欲からの行為だったというのに。
なのに彼は、それでも嫌じゃなかったと言うのか。
それほどまでに、ヴァレリアーノはアレクサンドルを必要としているというのか。
ヴァレリアーノはアレクサンドルの服の裾を掴む。
俯いたヴァレリアーノは、慌てた様子でフードを目深に被る。
その顎の先から、ぽたりと雫が落ちた。雫の元は、まだ彼の頬を伝っている。
アレクサンドルは無言のまま、指先でそれを拭い、それからヴァレリアーノの頭を自分の胸元に引き寄せ、撫でた。
彼はまだ11歳の少年なんだと改めて認識する。
感情の昂りによる涙を抑えることができないほどに、幼いのだと。
セラピーで露わになった彼の欲望は、必要な人に傍にいて欲しい、そんな単純な、ごく少年らしいものなのであった。
ヴァレリアーノのポケットから、はらりと何かが落ちた。それはパンジーを押し花にした栞だった。以前、花包でアレクサンドルから貰ったものだ。
『私を思って』
花言葉のせいではないだろうが、ヴァレリアーノの内でアレクサンドルへの思いは、日に日に大きくなっていくようであった。
「……迷惑をかけた」
セラピーの効果が切れた後も、気恥ずかしいのかヴァレリアーノはフードを被り目元を隠したままであった。
施術直後の顔色の悪さと震えは消えていて、アレクサンドルは安心した。
「我は迷惑と思っていないが」
「前のも兼ねて何か返す」
「前の?」
はて、とアレクサンドルは考える。前の、というとバレンタインの香水だろうか。
あれなら、使ってくれるだけで充分お返しになっているのに。しかし、何か返してくれるというのなら。
「期待しているのだよ」
アレクサンドルはヴァレリアーノに微笑んだ。
幸せのランプは、2人を照らすように灯火を揺らした。
依頼結果:大成功
MVP:
名前:ヴァレリアーノ・アレンスキー 呼び名:アーノ |
名前:アレクサンドル 呼び名:サーシャ |
エピソード情報 |
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マスター | 木口アキノ |
エピソードの種類 | ハピネスエピソード |
男性用or女性用 | 男性のみ |
エピソードジャンル | イベント |
エピソードタイプ | EX |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | とても簡単 |
参加費 | 1,500ハートコイン |
参加人数 | 5 / 2 ~ 5 |
報酬 | なし |
リリース日 | 03月05日 |
出発日 | 03月12日 00:00 |
予定納品日 | 03月22日 |
参加者
- アキ・セイジ(ヴェルトール・ランス)
- セイリュー・グラシア(ラキア・ジェイドバイン)
- 蒼崎 海十(フィン・ブラーシュ)
- ヴァレリアーノ・アレンスキー(アレクサンドル)
- 俊・ブルックス(ネカット・グラキエス)
会議室
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2015/03/11-23:27
PL「これは生物として自然な欲求なんだからね。三大欲求の充足は心身の健康のために大切なんだよ!」
セイジ「良く分からないがプランは提出できたらしい。」 -
2015/03/11-20:39
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2015/03/11-20:38
セイジさんとランスさん、俊さんとネカットさん、今回もよろしくお願いします。
俺が受診する事になりましたが…自分がどうなるか少し怖い気もします。 -
2015/03/11-06:44
俊・ブルックスだ。ギリギリの参加になるがよろしく頼む。
欲望を解放…ネカに受けさせたらなんか酷いことが起こりそうな気がしたので俺が受けることにした。 -
2015/03/11-06:30
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2015/03/11-00:05
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2015/03/10-01:24
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2015/03/10-01:24
蒼崎海十です。パートナーはフィン。
ヴァレリアーノさんとアレクサンドルさんは、初めまして。
セイリューさんとラキアさん、またご一緒出来て嬉しいです。
セラピーですか…
フィンが受診してみようと言ってるけど…。
上手くストレス発散出来るといいですね。 -
2015/03/09-16:48
我はアレクサンドル。
海十とはお初にお目にかかるかね。皆、宜しく頼むのだよ。
今回、アーノが受診する事になるが…少しでもストレス発散出来れば良いな。