プロローグ
●
「どこどこ?」
小さな少女はレモン色の髪を2つに結って、自分よりも少し高いキャンディ畑を歩いて行く。
遠くから聞こえる友達の声に誘われるように一歩、また一歩歩みを進めて行った。
「キューン!」
「はわぁ!…っはは、きつねたんみーっけ!」
「キュウキュウッ」
「くしゅぐったーい!うふふ…あはは、あはは!」
突然、飛び出してきた動物の姿を確認すると、少女は弾けるように笑って動物を抱きしめた。
笑う彼女に喜びを感じたのか、狐はふわふわの尻尾を揺らして彼女の頬を舐める。
……淡い色で包まれた世界に、幸せそうな少女と狐の声だけが響いていた。
●
「ふう、こっちとあっちに連絡取るにも一苦労…だな」
「調査部隊だからって気だけは抜かないでよね、よし……じゃあ次を」
「うわあ~ん!うああ~ん!」
A.R.O.A.本部から派遣された調査部隊の男女に届いたのは、幼い女の子の泣き声だった。
叫ぶように泣き続ける女の子の声は、どうやら自分達のいる場所からそう遠くはないようだ。
…調査部隊の二人は目を合わせ、首を縦に振ると、武器を構えて声の元へと走っていく。
大きくなる泣き声は、聞いているだけでも胸が痛む程悲しく泣いていて
何があったのか、何が起きたのか……頭に過る「万が一」を、二人は加速する事で振り払っていった。
森を抜けると、そこには可愛らしいキャンディ畑が存在した。
…流石異世界…とでも言うのだろうか。甘い世界と緊迫感のギャップに頭を痛める調査部隊。
顔に手を当て、ため息を吐いた…その時だった。
「ッカー!!」
「うわっ!…な、なんだ?!」
威嚇するような鳴き声を上げる何かに驚き尻もちをつく調査部隊。
視界に捉えた何かを確認しようとするも、すぐにその姿は消えてしまっていた。
…パートナーに手を差し伸べられ、立ち上がると
「…おい、なんか変だぞ」
「え?変ってただのキャンディ畑……じゃ、ないわね」
踏み荒らしたような足あとに、へし折れ砕けてしまった淡い色のキャンディ達。
…キャンディ畑の奥へ行けば行く程、その光景は荒れていった。
所々にあるキャンディと、ちぎれた綿飴のような物にため息をついた……
その時だった。
「う…うう…ひっく、うえええ…」
「っ!小人だ!」
「まだ幼いわね…お嬢ちゃん、大丈夫?」
「ひぃ!やらやら!あっちいって~!」
「待ってくれ!俺達は怪しい奴じゃない!王様達に呼ばれたウィンクルムだ!」
砕けてしまった飴を掴んで投げる女の子は、顔を涙でぐちゃぐちゃにしていた。
声の主は幼い小人のようだ。
ウィンクルム、とだけ言えば少女は投げる手をピタリと止める。
そしてまた、大きな桃色の瞳に大粒の涙を溢れさせた。
「うっ…うう…ううう」
「泣かないで、どうしたかお姉さん達に教えて欲しいの…助けてあげられるかもしれないわ」
泥だらけになって座り込んだ少女を膝の上に乗せて…ゆっくりゆっくり背中を叩く。
それに落ち着いたのか、震えていた少女は調査部隊の袖を掴んだまま、ぽつりぽつりと話しだす。
「…おっきな人が、きつねたんのちっぽ とっちゃったの」
「え?…なんて?」
「大きな人…つまり私達サイズの人間が、狐の尻尾を取ったって事…かな」
「きつねたんのふわふわのちっぽ、ちっぽ」
悔しそうに涙する少女に、調査部隊は一度近くの村まで戻る事に決めた。
…帰り道、うわ言のように少女が呟く
「きつねたん きつねたん」
●
「ゆかりちゃんじゃないか!…まあこんなにチョコまみれになって」
「おばぢゃあああんっ」
「はいはいよしよし…奥で暖かいホットココアを飲みましょうね」
身内を無事発見できた調査部隊は、小人達に事情を説明した。
…奥の部屋へ少女を向かった小人の夫は、調査部隊に説明を始める。
「…あの子はゆかり、私ら小人達の間では娘のような子でしてね」
明るくて、よく笑って、好奇心旺盛で。
まるで透明なレモンキャンディーのような子なんですと、夫は笑顔を見せた。
いつもは笑っているんですよ、そう言った夫は表情を曇らせていった。
「…最近、この村の近くでコトブキツネを見なくなったと村の者が言っていました」
「コトブキツネ?」
「貴方達の世界で言う、マジパンとマシュマロで出来た動物の事です」
見た目はふわふわとして、とても人懐っこい動物だと一枚の絵を見せてくれた。
…黄色い髪の女の子と、同じくらいの大きさの狐が笑っている絵だ。
ゆかりちゃんが描いたものだと、すぐに分かった。
「貴方様の足元についている…それ」
「え?ああ…キャンディ畑にあったんだ、でも綿飴なんてどこにも…あ」
何かに気づいた調査部隊に、夫は小さく頷いた。
じわりと溢れるその憤りに耐え切れず、夫は拳を震わせ叫んだ。
「何者かがコトブキツネのマシュマロの尻尾を乱獲しているのでしょう…ゆかりちゃんの、私達の娘の大切な友達を!!」
その気迫に押され、息を呑んだ二人に深々と頭を下げる小人の夫。
奥の部屋から出てきた妻も、同じように頭を下げた。
「お願いです異世界の方、どうかコトブキツネを…ゆかりちゃんのお友達を救ってやってくれませんか」
「あたしからもお願いです…あの子、相当ショックだったみたいで」
彼女の口から聞かされたのは、あまりにも残酷な話だった。
…友達の狐を目の前で乱獲され、救う事も出来なかったと…ゆかりちゃんは枕を抱きしめ泣いているという。
調査部隊の二人は、溢れる何かの名を理解し、小人の夫婦に答えた。
「犯人は俺達ウィンクルムで必ず見つけ出してみせます!」
●
「…最近、他の部隊が違法入国しているマントゥール教団の教団員の話をしてたな」
「ええ…私達以外にショコランドに入れる者がいるとすれば……恐らく」
「依頼書を作成して捕獲部隊を作ろう…あの子の友達を助けなくちゃ」
家を後にした調査部隊は犯人の目星はついているのか、一旦本部へ戻ろうと歩き出す
だが直後、乱暴に開くドアの音に振り返った二人の視界に入ったのは
「…ゆかり、ちゃん?」
「っ…っ…おにーたん、おねーたん!」
走って二人に飛びついたゆかりちゃんを受け止めると、彼女はまだ涙を溢れさせていた。
だがその目はまっすぐ二人に向けられ、そして少女は口を開いた。
震える声で、必死に。
「たちけて!あたちのおともだちを!…っ…だぢげでっ!」
「……任せとけ、俺達が絶対許さねえよ」
「お友達も助けてみせるわ…だから、ゆかりちゃんはいい子にしててね」
「……っうん!」
舌っ足らずに「お願いちましゅ」と頭を下げた彼女に、調査部隊の憤りは限界を超えていた。
踏み出す足に勢いと力が入る……早く、なんとかしなくては。
解説
「…来たか、依頼書見てくれたんだよな 感謝する」
「一刻を争う状態です、説明を始めさせてもらうわね」
◇目的◇
・違法入国したマントゥール教団員の確保
・乱獲されたコトブキツネの救出及び生存確認
マシュマロニアの森から数キロ南西に向かった場所にある小さな村からの依頼書になります。
その近辺にはマシュマロの尻尾を持つ【コトブキツネ】という狐が存在している事が判明しました。
「人懐っこい性格で、村人や入国者にも無害な生物だそうです」
教団員はコトブキツネの尻尾を乱獲して回っているそうですので、それを阻止し彼らを捕らえて下さい。
「勿論あっちだって攻撃してくるはずだ、手加減しながらになるが…意識だけは保たせておけよ」
「コトブキツネは無理矢理尻尾を取られているから、もしかしたら私達を教団員と間違えて攻撃してくる可能性もあるわ」
教団員にはある程度加減をした攻撃を、コトブキツネには出来るだけ攻撃を加えないようにして下さい。
◇コトブキツネについて◇
「写真を貰ってきたの…体はマジパンで、尻尾はマシュマロで出来ているらしいわ」
「尻尾のマシュマロは、森や店で売っているマシュマロよりも甘くて柔らかいそうだ」
見た目は元の世界に存在する狐と変化はありませんが、尻尾は柔らかくふわふわとしています。
時々自分で尻尾をかじってしまったり、成長しすぎで取れてしまう事はあるそうですが
無理矢理ちぎるとなると相当な怒りを買うはずです。
「……つまり、今回の被害者はコトブキツネ…それと」
「友達を目の前で襲われた小人の少女…ゆかりちゃんね、心に大きな傷を負ったと思うわ」
コトブキツネは怒りに溢れ自我を失いかけている事が判明しています。
オーガの瘴気もありますので、デミ化してしまう恐れがあります。
デミ化が始まってしまう前に教団員を捕獲し、ゆかりちゃんのお友達を救出しましょう。
ゲームマスターより
はい!らんちゃむです。
今回はマシュマロの尻尾を持ったおキツネ様と少女のお話。
…ん?名前に見覚えがあるって? ソンナマサカ
自分よりも大きな人に友達を痛めつけられた少女の傷は図り知れないでしょう。
彼女の分も思いっきりぶん殴ってやりましょう!
それと、お友達が自我を完全に失ってしまう前に…ですね。
とても忙しい事になるとは思いますが、皆さんよろしくお願いします。
私は調査部隊の人と一緒に先に村へ行って参りますね!
…ゆかりちゃんのお友達を助ける、ヒーローになってください。
リザルトノベル
◆アクション・プラン
ミサ・フルール(エミリオ・シュトルツ)
☆心情 ゆかりちゃん、大切な場所を踏み荒らされただけじゃなく大切な友達まで傷つけられてどんなに辛い思いをしただろう コトブキツネも同じ思いをしてるんじゃないかな 2人が笑顔を取り戻せるよう私にできることを精一杯したい ☆村に到着したら ゆかりちゃんに教団員の人数を質問する 得た情報は仲間と共有する ゆかりちゃんの身に付けている物(髪ゴムなど)を借りられないか聞く ☆コトブキツネ救出 コトブキツネにゆかりちゃんから借りた物を見せ、自分達は敵ではないことを伝える 「身勝手な人間のせいで辛い思いをさせてしまってごめんなさい 私達は貴方達を助けにきたの ゆかりちゃんが心配してるよ、一緒に帰ろう(会話術、メンタルヘルス使用)」 |
油屋。(サマエル)
キツネさんたち大丈夫かな……? マントゥールはしっぽを取って何をするつもりなんだろ コトブキツネの保護を優先 警戒心を解くために武器の類は見せない 最初は遠い距離から、じりじりと近づいていく 屈んで笑いかける 怖かったよね 遅くなってごめん アンタを助けに来たんだ ゆかりもすごく心配してたよ 一緒にあの子の所へ行こう 狐の攻撃はそのまま受ける 怪我をした子が居れば応急処置 マントゥールの流れ弾が来たら盾で防ぐ 持ち物:救急セット |
リオ・クライン(アモン・イシュタール)
幼い少女を悲しませるとは・・・許せない! 早急になんとかしなくてはな・・・。 <行動> ・コトブキツネ救出組に参加 ・徒歩で移動 ・「本当に小人の村だ・・・」 ・「キミの友達は必ず助けると約束する」とゆかりを励ます ・教団員発見後、直ぐにトランスして別行動 「私とゆかりの代わりに懲らしめてやってくれ!」 ・コトブキツネ発見時、落ち着く様、優しく話しかける 「大丈夫だ。私達は敵ではないから・・・」 ・万が一、手などに噛み付かれても我慢して微笑み、敵意がない事を示す アドリブOK |
吉坂心優音(五十嵐晃太)
☆移動 徒歩 ☆担当 教団員確保組 ☆スキル フェイク 会話術 スポーツ ☆心情 「動物虐待にゆかりちゃんの心を傷付けるなんて絶対に許さない(無表情で怒 ゆかりちゃん泣かないで? 必ず助けるから信じて待ってて…?(優しく微笑み涙を拭う」 ☆行動 ・足場に気を付けて進む ・戦闘の時に担当別に別れる ・敵を発見次第トランス ・もし敵が狐を乱獲する最中に遭遇したら2人1組となり狐と教団員の間に割り込む ・敵に攻撃するなら手加減して体術とスキルを混ぜて使用 ・敵の反撃時は動体視力とアクロバットな動きで交わす ・もし狐がデミ化し攻撃来た際は交わさず受ける ☆教団員 「許さない… 覚悟しろ!」 ☆デミ狐 「人間が御免ね、怪我させて御免ね(涙流しながら」 |
上巳 桃(斑雪)
荒ぶるキツネ狩りのポーズ! いや、ただの準備運動だよ? 教団員を発見次第トランス 私はキツネさんを救出する組 教団員から引き離しても、キツネさんがこっちに飛びかかるようなら カンケツセンを撃つ かーってなった犬には水をかけるのが一番って、いうでしょ 吃驚して逃げられたとしても、むしろ歓迎 こんなところ、さっさと後にした方がいいもんね 逆に怒りがを煽っちゃって、私が齧られたとしても まあ、あっちが怪我しちゃうよりマシか でも、コトブキツネに水気は厳禁かも? あらかじめ村で尋ねといたほうがいいかなあ 荒ぶらないキツネ狩りのポーズ! 疲れたよ、すやぁ(眠 起きてると私もキツネさん食べたくなるもん だから、夢の中でかわいがってくるね |
●
「やだあっ!あっちいってええっ!」
投げられたぬいぐるみが足元に落ちると、小人の少女は机の下で丸まって震えていた。
…投げられたそれを拾い上げ、屈んで少女に声をかけるものの、どうしてもこちらを向いてはくれない。
家族と思われる小人が声をかけてもゆかりと呼ばれた少女は一同に近寄ろうともしなかった。
それ程までに大きな傷を与えてしまったのかと、拳に力が入る。
「いっぱいいる…やだ、こわい」
大きな瞳にいっぱいの涙をため、こちらを見て怯えている少女にかける言葉を無くしてしまう。
…伝えたかった言葉があった、聞いて欲しい話があった。
だがそれ以上に、彼女には自分達を受け止めてくれる程余裕が無かったのだ。
「すみません皆さん…せっかく会いに来てくださったのに」
「いえ、怖がらせてしまってすみませんでした」
リオ・クラインが前に立ち、小人の夫婦に頭を下げる。
夫婦達も協力出来る事があればなんでもしますからと、家を出た一同にもう一度頭を下げた。
「…あの、少しお願いがあるのですが」
夫婦に声をかけたミサ・フルールは、キツネに遭遇する前に『あるもの』が欲しいと夫婦に頼む。
話の内容を聞いた夫婦はわかりましたと頷けば、一度家に帰って持ってきてくれた。
……手に持たれていたのは、可愛らしい桃色のハンカチだった。
最近のゆかりがよく持っているお気に入りのハンカチだと夫婦が言えば、ミサはそれを大切にポケットに入れた。
「ゆかりちゃんに驚かせてごめんねと、お伝え下さい」
「分かりました……皆さんお気をつけて」
村の入口まで見送りに来てくれた夫婦に一同は感謝を述べた。
被害にあった少女の傷は思った以上に大きく、そして深いものになりつつある……一刻も早く助けなくてはならない。
ことの重要さを再確認にした一同は、夫婦に挨拶をしようとした……その時だった。
夫婦から視線を逸らした時、小さな家の二階から見えた小さな手。
カーテンの隙間からこちらを覗く彼女が視界に入った。
「ゆかりぃー!!」
突然の大声に振り返れば、視線に気づいた五十嵐晃太が大声で叫んでいた。
覗いていた少女は、びくりと肩を揺らす。
「兄ちゃん達に任せとき!必ず…必ず友達助けたるからな!!」
強く握った拳を上に上げ、意志を強く叫んだ五十嵐。
慌てて隣にいた吉坂心優音は五十嵐の腕を掴んで降ろさせる。
そんな大声を出せば、また彼女を怖がらせてしまうだろうと言えば、五十嵐は焦って視線をを窓へと向けた。
だがそこにあったのは、開け放たれた窓と風にゆれるカーテン…そして。
「っ…きつねたんを、たちけてくだたい…!」
揺れるカーテンを強く握りしめ、大粒の涙を流して五十嵐の声に答える彼女がいた。
●
「もう少しでコトブキツネとゆかりちゃんがよく遊んでた場所に到着するね」
上巳桃がそう言いながら前を指差せば、すでにその光景は見えかかっていた。
夫婦の話によれば、目の前に見えているはずの場所にはキャンディの花が咲くキャンディ畑があったという。
近づいていくにつれその光景はハッキリとしていくが…可愛いらしいキャンディの花は、ぐしゃぐしゃになって散乱している。
踏み荒らされた花畑に言葉も出なかった。
「この辺りから探し始める?」
「…この辺りはまだ新しいですね」
油屋。とサマエルが立っていた傍で手折れてた花は、他の場所に比べて新しいものだった。
……近くにいるかもしれない、警戒心が強くなる一同を掻き立てるように その声は響いた。
「あっちだ逃がすな!」
「ッカー!!」
人の声と、それに反応するように鳴く動物の声。
作戦開始の合図に、一同はすぐ行動を始める。
「汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に」
「絆を繋ぎ、想いを紡ごう」
「ネクタル」
ミサとエミリオ・シュトルツ、リオとアモン・イシュタール、上巳と斑雪がトランスをする。
お互いのオーラが視界に広がり、互いに想いの力を授けた。
「すぐそこで両方いるみたいだ!」
「急ぎましょう!」
油屋の声にトランスを終えた者は、先に向かった仲間の元へと走って行った。
「何をしているんだ!」
「ッチ!俺達以外の人間だと?!」
マントゥール教団員はウィンクルムの存在に気づくと舌打ちをした。
……人数は三人、どうやら少人数でコトブキツネへの乱獲を行っていたようだ。
「おいキツネはどうする!」
「急いで連れて行け!外の世界じゃただのパンとマシュマロだ!」
「了解!」
「騒ぐようなら尻尾引きちぎれ!」
命令する言葉に苛立ちを覚えた。
目の前にいた教団員の一人は逃げようとするコトブキツネを掴み仲間へと放り投げようとした、その時だ。
「てやーっ!」
「ぐおっ!?」
飛び出した斑雪が教団員めがけてタックルを試みれば、見頃バランスを崩し手に掴まっていたコトブキツネが離れる。
頭を抑えて顔を上げた斑雪が見たのは、ぐったりと倒れた教団員。
すぐさま傍にいた確保班である五十嵐に声をかけようとすれば、差し込む黒い影。
「やりやがったなこのガキ!」
大きなハンマーを振り上げ斑雪に振り下ろされる。
だがそこにいた斑雪に確かに当てたはずが、目の前にはへこむ地面しか存在しなかった。
どうなっていると怒鳴って顔を上げた教団員の背後から、衝撃が与えられる。
「がっ…!」
「陽炎成功!…です!」
手に持った武器で自分の分身に意識を反らせた教団員を攻撃する斑雪。
すぐさま近くにいたエミリオが気絶するよう首元に攻撃を与え、ロープで体の自由を奪う。
「よし、あとニ人だ」
「はい!」
確保しなければならない教団員はあと三人。
吉坂はお構いなしにコトブキツネへと手を伸ばす教団員へと攻撃を仕掛けた。
動きを鈍らせる一撃を…振り下ろす!
「覚悟しろ!」
「……ああ?」
ぐらりと立ち上がった教団員は、まるで大きな壁のようだった。
吉坂の攻撃を受けるものの首を傾げ鼻で笑う。
「話しかけないでくれるかな?こっちは貴重な物資を集めてる最中なんだよ」
「っ…何が物資ですか!相手は生きているんです!」
さっきの攻撃など無かったかのように挑発する教団員にもう一度攻撃を仕掛けるものの、同じ結果へと終わる。
後退し次の一手を迷う吉坂を笑う教団員はキツネを片手にケラケラと笑っていた。
「随分と楽しそうだな」
教団員の手を叩きキツネを落とすと、アモンはニヤリと笑っていた。
振り下ろされる大きな手を掴むと、ゆっくりと力を込めていく。
みるみるうちに表情を変えていく教団員に、とびきりの笑顔で言った。
「俺も混ぜろよ」
「ひいっ…!」
顔を真っ青にさせ、アモンに怯える教団員は顔に一発お見舞いされ、あっけなく確保されてしまった。
「笑顔って大事だなあ?…あと何人だ」
「おーっらああ!」
思いっきり殴られ尻もちをつく教団員は目の前にいる青年を見る。
拳を震わせ顔面に一撃を与えてきた青年はとても怒っているのだ。
俺が何をしたと叫ぶ教団員の胸倉を掴み、五十嵐は睨み続ける。
動きを鈍らせる教団員に、一つ一つ拳で攻撃を繰り返していく五十嵐に教団員は声も上げられなかった。
「お前等が…お前等がしよった事はなあ!」
振り上げる拳と一緒に思い出した、数分前の出来事。
あっちいってと投げつけられるぬいぐるみと、震えて泣き続ける小人の少女の姿。
…少しでも違えば、自分達と彼女は友達になれたかもしれない。
眉を下げ泣き続けるゆかりの表情が、五十嵐の怒りを掻き立てていた。
「待った!」
振り下ろされる腕を掴んだ相手を睨めば、そこには助太刀に来たエミリオがいた。
仲間に止められた事で驚きを隠せない五十嵐は、エミリオに何故だを啖呵を切ろうとする。
それを察するように、エミリオは五十嵐の腕を強く掴んだ。
「……手加減をする約束だ、俺達の目的は教団員の確保だ」
すでに五十嵐の攻撃で意識を手放しかけている教団員を指さすと、エミリオは持ってきたロープで教団員を拘束する。
あと一発放り込もうとしていた腕が、まだ強く握られている事に気づき五十嵐は自分の腕を抑えた。
「っはは……情けないわな、ほんま」
…逃走に失敗した教団員は、全て無事確保する事が出来た。
彼等の目的はコトブキツネを物資として売りに出し資金にする事だと言う事が判明する。
現実の世界へと連れて行けば、人や機械の手では作る事の出来ない綺麗なキツネのパンとなるからだろう。
尻尾のマシュマロでさえ、普通のものとは比べ物にならない味になるんだと教団員はうわ言のように語った。
「きつねのしっぽ…たまんねえ…」
「こいつまだ言ってるのか」
「懲りないやっちゃなあ…コトブキツネはどないなった?」
●
「…大丈夫だ、もうお前達を襲う敵はいない」
低姿勢でそう声をかけるリオに、コトブキツネ達は威嚇の姿勢をやめない。
ボロボロになった尻尾をピンと立て、ふわふわの毛を逆立てながら歯を見せて唸り続ける。
プルプルと震える手は、キツネ達に植えつけられた恐怖を物語っていた。
「ッカアーッ!」
「ぐっ!……すまない、この程度で収まらない事は…分かっている、つもりだ」
伸ばした手に思いっきり噛み付くコトブキツネに、リオは痛みで顔を歪ませる。
お構いなしに息を荒げ噛み付くコトブキツネに、リオは冷静になろうと深呼吸をして、手を差し出し続けた。
「…私も皆も、君を傷つけようだとは思っていないんだ…伝わって欲しい」
手を引っ込めないリオの行動に、ピンと立っていた尻尾がゆるゆると下がっていく。
…少しだけ噛み付く力が弱くなったと思えば、そっとリオの手を離した。
警戒心はまだある、だが手を挙げないリオに対してコトブキツネなりの敬意を示しているのだと分かった。
凛とした姿勢で座りリオを見たコトブキツネに、リオはありがとうと笑いかける。
「ぐるるるる…」
「……怖がらせてごめんね、私達はゆかりちゃんに頼まれてここに来たの」
ミサがポケットから出したハンカチに、コトブキツネは鼻をひくひくさせる。
ハンカチから香る大好きなゆかりの匂いに気づいたのだ。
すぐさまミサは、コトブキツネに警戒心を解くように声をかけた。
「一緒に帰ろう?ゆかりちゃんも村の人達も、貴方の事を待っているから」
ゆっくりと近寄るミサに、コトブキツネは抵抗をしなかった。
抱きかかえられたコトブキツネは大人しく、ずっとミサの持っているハンカチに鼻を寄せていた。
「…はぷ」
「えっ……そうだよね、やっぱり……一番差し伸べて欲しい手は違うよね」
ミサの腕の中、ゆかりのハンカチを口に加えて小刻みに震えるコトブキツネがいた。
上巳の目の前で口を開けて威嚇するコトブキツネは危険そのものだった。
教団員の確保を終え、主の元へやって来た斑雪は危ないと上巳を引き留めようとする。
「危ないです主様!」
「怒ってる犬に水かけるといいって話は聞いた事あるけど……流石にコトブキツネには通用しないよね」
事前情報ではパンで出来た生き物という事もあり、他に怒りを静める方法は思い当たらない。
ジリジリと距離を詰めるコトブキツネに、上巳と斑雪は息を呑んだ。
「ふーっ…ふー……!!」
「え」
「あっ!」
攻撃を仕掛けられる、受け止める為に腕を前に出し防御を取った上巳の前でコトブキツネは倒れてしまった。
……傍によれば息をしている。
威嚇し続ける事なの無かったのだろう、ぐったりとしたまま眠るコトブキツネをひょいと抱き上げた。
「…お疲れ様だね、キツネさん」
すやすやと眠るコトブキツネに、上巳も瞼が重く感じた。
油屋は仲間がコトブキツネを無事救助出来たのを確認しホッと息を吐いた。
キャンディ畑で襲われていたコトブキツネはもういないだろう、これでゆかりにも大丈夫だと言えそうだ。
パートナーに声をかけようと振り返れば、じっと何処かを見つめるサマエル。
こちらの呼びかけには、反応を示さなかった。
「サマエル?」
「……」
サマエルの視線の先からゆっくりと姿を表したのは、コトブキツネ。
まだいた事に近寄ろうとするものの、さっきまでとは違う威嚇に足を止めた。
「ふぅー…ぐぅうううう…!!!」
「…きつね、さん」
見ていられなかった。
ボロボロの体のままだが弱みを見せず、ただひたすらうなり続ける。
小さな歯をこれでもかと剥き出し、取られてしまったマシュマロの尻尾をピンと立てていた。
…丸い瞳からは、ポロポロと涙がこぼれている。
サマエルはじっとその姿を見て、コトブキツネに分かりやすいように手に持っていた武器を捨てた。
腰を下ろし姿勢を低くすると、じっとコトブキツネを見つめる。
「っ…サマエル、あぶな」
油屋が危険だと言おうとした時だ、サマエルの口元がゆっくりと動く。
ふわり、彼はキツネに向かって微笑みかけていた。
笑いかけるサマエルは、威嚇を続けるコトブキツネに呼びかける。
「……もういないんだ」
「ぐぅうううう!!」
「お前達を捕まえる奴はもういない」
「ッカアーッ!」
煩わしいと言わんばかりに飛びかかるコトブキツネを、サマエルは反撃もせず受け止める。
肩に噛み付くコトブキツネに油屋が駆け寄ると、サマエルは片手で制止させた。
ぐるぐると喉をならし小さな歯を突き立てるコトブキツネに、サマエルは微笑みかけるのを怠らない。
言葉をかけても、このコトブキツネには無駄なのだと理解したサマエルは、そっと手を頭に伸ばす。
ゆっくり、毛並みに沿うように撫でてやれば、ピンと立っていた尻尾がぴくりと反応した。
「もういない、もういない」
無駄と分かりながらも、繰り返し教団員は確保した事をコトブキツネに告げる。
息を荒げ歯を立てていたコトブキツネは、サマエルの手に次第と怒りを失っていった。
肩についていた歯がぱっと離れると、コトブキツネはサマエルの胸元に頭をぐりぐりと寄せる。
「ほら、もう大丈夫だ」
そう言って抱きかかえてあげれば、コトブキツネはサマエルに向かって「きゅう」と鳴いてみせた。
「…ひやひやしたよまったく」
見事に手懐けてしまったパートナーに、ほっと息を吐いた油屋は仲間の元へ手を引いた。
●
教団員を調査隊ウィンクルムに引き渡した一同は、無事村へと戻ってきた。
村の広場へと通された一同は少しばかりの休息を取る事となる。
コトブキツネへの直接な攻撃を受けたとは言え、大きな怪我にはならないが疲労したのは確かだ。
ほっと息を吐いた一同の前に、依頼主の夫婦が顔を出す。
「皆さんよかったご無事で…!」
「コトブキツネは私達におまかせください……美味しいお菓子ですぐに元気になりますよ」
それはよかったと答えると、小人の奥さんのスカートが少しだけ不自然に揺れる。
視線を向けると、後ろに誰かいるようだ。
「ほら、ゆかりちゃん」
「……」
じっとこちらを見上げるゆかりがそこにはいた。
慌てて腰を下ろし威圧感を与えないようにする一同に、ゆかりはホッとしたのかひょこりと顔を出す。
…教団員が全員確保された事もあり、警戒心は無くなっているようだ。
目の前に立ったゆかりに、五十嵐はどうしたと声をかけた。
「……おにたん」
「ん?」
「……あ、あい…あい…あいがとう」
膝に手を置いていた五十嵐の指を握ると、ゆかりは小さく頭を下げた。
傍にいる吉坂やアモン、ミサやエミリオにも同じことをする。
「…おねーたんてって」
「あぁ、これは大丈夫だよ、気にしないで」
リオの怪我をした手を見たゆかりは、少し困った表情を浮かべると反対の手の指を掴む。
小さな手で包まれた温もりに、リオはどういたしましてと答えた。
「もう大丈夫だよ、怖かったねゆかり」
「うん」
「心配しなくても、悪い人達はもう来ませんよ」
油屋とサマエルに励まされ頷くゆかりは、二人の指も握ってお礼を言った。
…少し離れると、ゆかりはもう一度だけ頭を下げる。
「怖がって、ごめんなたい」
それは仕方のない事だと一同が言えば、ゆかりは初めて笑った。
まだ赤い目元を細め、にっこりと笑った少女に一同は助けられたのだと安堵する。
●
休憩を終えた一同は調査隊と共に戻る事になった。
ゆかりが村の入口まで追いかけると、そこには先程まで怪我をしていたコトブキツネがいる。
ふわふわの毛並みと真っ白なマシュマロを揺らして、じっとこちらを見ていた。
「マシュマロが戻ってる!」
「美味しいお菓子を食べてゆっくり休めばすぐ生えてくるんですよ」
「きゅ!」
元気そうにゆかりの傍にいるコトブキツネを見て、よかったねと声をかけた。
返事はしないものの、大きな尻尾をこちらに向けて振るコトブキツネ。
「おにーたん、おねーたん」
「ん?…どうしたのゆかりちゃん」
「あのね、んとね……あげう」
帰ろうを背を向けた一同を引き止めたゆかりはぐっと小さな手を差し出す。
傍にいた上巳がそれを受け取ると、綺麗な黄色い飴玉が渡された。
光に当たると、透き通った飴玉がきらりと光る。
「これ…いいの?」
「……きつねたんたちけてくれたもん、おれい?」
全員に飴玉を渡すと、ゆかりは満足そうに笑った。
「おやつ我慢してウィンクルムさんにあげるんだって言ってたんです、貰ってやってください」
小声でそう話す奥さんは、一同が村を出た後からゆかりがずっと皆を待っていた事を話してくれた。
窓から離れず、ずっと皆の帰りを待っていたのだという。
「……ゆかりちゃん」
「本当にありがとうございました、村の住人一同感謝しております」
「きゅ!」
ゆかりに貰った甘い報酬は、口の中で一同の疲れと葛藤を癒やしてくれた。
帰り道、何処からか聞こえるきゅうきゅうという鳴き声は、村にいたコトブキツネと同じ鳴き声に聞こえた。
「…おにーたん、おねーたん、きつねたんたちけてくれて、あいがとう」
「きゅ!」
依頼結果:普通
MVP:
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | らんちゃむ |
エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
男性用or女性用 | 女性のみ |
エピソードジャンル | 戦闘 |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | 普通 |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 5 / 2 ~ 5 |
報酬 | 通常 |
リリース日 | 01月27日 |
出発日 | 02月05日 00:00 |
予定納品日 | 02月15日 |
参加者
会議室
-
2015/02/04-23:05
-
2015/02/04-23:04
-
2015/02/04-22:26
-
2015/02/03-21:22
晃太:
連投すまん
一応ロープ持って行くわ
プランにもロープで確保と書いといたわ
一応念の為って感じや
ロープで縛ればそのまま連れて行くんが楽だと思うてな
それと仮プラン出来たで
何かあれば微調整するわ -
2015/02/03-20:33
晃太:
>エミリオ
回答おおきに!
ほな教団員見つけ次第トランスするようプランに書いとくわ! -
2015/02/03-20:24
>トランスするタイミング
うん、教団員を発見してすぐでいいと思う。
俺とミサは教団員確保とコトブキツネ救出で別行動するから、分かれる前にトランスするようプランに書いたよ。 -
2015/02/03-20:10
晃太:
あーっと質問やけど、トランスはどの辺ですればえぇんやろ?
教団員発見してから直ぐにトランスで平気やろか?
トランスせぇへんとジョブスキル発動出来ひんさかい、気になってもうてな… -
2015/02/03-07:14
陽炎もフェイクも敵を惑わすのに最適だと思う。
なら俺はその隙を狙って接近し、敵を気絶させようかな。
仮プラン提出したよ。
会議室に何か動きがあればプランを調整する。
☆質問内容
ゆかりには以下のことを聞いてみるつもりだ。
・教団員の人数
・キャンディ畑に生息しているコトブキツネのだいたいの数
・教団員は武装していたかどうか
上記以外に質問したいことがあったら、申し訳ないけど文字数の関係で これ以上追加するのは難しいから、できればそっちのプランに書いてくれると助かるよ。 -
2015/02/03-07:10
-
2015/02/02-23:06
晃太:
>教団
了解!
俺もジョブスキルは攻撃やないやつセットしとくわ!
フェイクならみゆが持ってるから使えそうや -
2015/02/02-17:46
私もそれでかまわない。
>戦闘
相手は人間だしな・・・。
アモンのフェイクスキル(レベル3)を使って隙を作るのはどうだ? -
2015/02/02-12:19
ミサさん、ありがとー
もしプランの文字数喰いそうになったら、こっちでなんとかするから、遠慮なく却下してね
>戦闘
最近は手裏剣しか使ってなかったからすっかり忘れてたけど、
はーちゃんシノビだってことは、片手鈍器使えたっ。
片手鈍器はスタン期待できるから、で、気絶させたあいだに教団員を取り抑えられるかもしれないから、そうするね
だから、スキルは自動的に分身術の「陽炎」です(陽炎以外のスキルは、対応武器・手裏剣なんです…) -
2015/02/02-07:51
ミサ:
>目撃証言
なら私が聞くよ。
ちょうどゆかりちゃんに頼みたいことがあったし。
エミリオ:
『教団員確保』の話になるけど、もし戦闘中 教団員が逃走を図ったら回避スキルの『エトワール』を応用して回り込もうと思っている。
今回『攻撃スキル』は使わずに体術で教団員を気絶させようと思っているよ。 -
2015/02/02-01:13
エミリオさん組み分けありがとー
(荒ぶるキツネ狩りのポーズ!)
現地まで急いだほうがいい状況みたいだけど…
村でちょっと話を聞くぐらいの時間はあってもいい?
ゆかりちゃんの目撃証言欲しいな(せめて人数の情報は欲しいなーって)
でも、沢山で話聞いてもしかたがないし、私達はこういうのできるってかんじでもないし、
誰か得意?
ごめんなさい、他人頼りで
使えるかどうかわかんないけど、はーちゃんにハンティングのスキル取ってもらったよー
LV1だから、あんまり役に立たなさそうだけど。
(荒ぶらないキツネ狩りのポーズ(ただの昼寝) -
2015/02/01-20:43
晃太:
おそうなってすまん!
組み分けはアレでえぇよ
俺達は問題ない、賛成やで(微笑)
>移動
あぁ確かにマシュマロニア通るならバイクや車は無理やな…
地面が柔らかそうやし運転しにくそうやし(苦笑)
徒歩で行くんやね、了解や -
2015/02/01-10:50
エミリオ:
ではもう一度組分けを。
(敬称略)
☆コトブキツネ救出組
ミサ
油屋。&サマエル
桃
リオ
☆教団員確保組
心優音&晃太
斑雪
アモン
エミリオ
若干コトブキツネの方に偏っていたから、俺が教団員確保に移るよ。
以上の組み分けで何も問題がなければ、これで決定ということで。
>移動手段
自分達が言い出しておいて申し訳ないれど、村に辿り着くのに『マシュマロニア』の森を通らなければいけないことを見落としていたよ。
足場が悪い場所なら普通に徒歩で行った方がいいね。 -
2015/02/01-10:08
移動手段か~
アタシはバイクあるから後ろにコイツ乗せてくわ
ていうかここって普通にバイクなんかで移動しても良いもんなのかな
-
2015/02/01-09:14
神人と精霊で別行動も可能なのか。
大丈夫なら私がコトブキツネの救出、 アモンが教団の確保でいこうと思う。
一応、私は騎乗スキル(レベル2)を持っているが、どうするか・・・。
-
2015/02/01-05:27
私とエミリオさんは『コトブキツネの救出』の方でやりたいことがあるから両方ともそっちを希望してるけど、桃ちゃんが言ったように神人と精霊で分かれる組があってもいいと思うよ。
ではとりあえず現在出ている希望をまとめるね。
(敬称略)
☆コトブキツネ救出組
ミサ&エミリオ
油屋。&サマエル
桃
・コトブキツネの警戒をどう解くかがポイント
☆教団員確保組
心優音&晃太
斑雪
・教団員をどう確保するかがポイント(※やり過ぎ注意、手加減必要)
?リオ&アモン
そういえば皆、現地までの移動手段はどうする?
私はエミリオさんの車に乗ろうと思っているのだけど(スキル使用)もし移動手段がない人がいたら一緒に乗ってもらおうと思ってるのだけどうかな? -
2015/01/31-19:14
コン★ 毎度お馴染み、撲殺悪魔サマエルちゃんです。
そうですねぇ……私共はコトブキツネの救出に向かわせていただければと。
動物にもメンタルヘルスは効くのでしょうか……とりあえずは試してみたいところです。
そうですね、桃さんの提案通りそのような別れ方も良いと思います(荒ぶるキツネ狩りのポーズをしつつ)
コトブキツネに関しては、まず警戒心を解く事が重要ですから
武器の類は見せないようにし、こちらに敵意はない事を示すのが良いのではないかと。
-
2015/01/31-18:27
心優音:
中々発言出来ずごめんなさい!
途中迄は一緒に行くんだね
了解だよ!
あたし達は二人で確保組だけど、別に神人精霊別々でも大丈夫だよね…
もし人数の割合で隔たりが出たらあたし達も別れるよ~
うん、二人ひと組なら確かに確保しやすいかも…
丁度良く見掛けたら二人ひと組で確保で良いと思うよ!
後はうーんどんな作戦が…(悩む) -
2015/01/31-05:21
ミサさん、答えてくれてありがとう
こっちこそ意図をきちんと読み取れなくて、ごめんなさい
戦闘のときだけなら神人と精霊は同じ場所にいることになるから、神人と精霊で別々の役割しても大丈夫そう?
もし別々の役割してもいいんだったら、私がキツネさんで、はーちゃんが教団の確保に動こうかと思ったんだけど…
ヘ○ヘ
|∧ 荒ぶるキツネ狩りのポーズ!
/ (´・×・)ノ キャアっ
こういうふうに教団員がキツネさんをとっつかまえようとしてる最中の現場に遭遇したら、
2人1組でかかったほうが、キツネさんと教団員のあいだに割り込みやすいかなって
(すいません、ものすごく酷い説明です)
(ずれそうだし)
(というか、これはウサギです) -
2015/01/30-12:08
>二手に分かれるタイミング
私がイメージしてたのは前者の『戦闘する時』だけだよ。
言葉が足りなくてごめんね。
今のところ私とエミリオさんは『コトブキツネの救出』を希望します。
皆の希望を聞いたうえで、編成に偏りがで出過ぎた場合は、変更しようと思っているよ。
では、休憩中なので一旦失礼するね。
会議室に来れるのは仕事終了後の18時以降になります(お辞儀) -
2015/01/30-11:31
えっとごめんなさい、やっぱり分かんなくって
ちょっと質問していい?
二手に分かれるのは、戦闘のときだけ?
それとも、まず教団員とキツネさんを探すとこから?
前者なら賛成だけど、
後者の意味だったら、ごめんなさい、私は反対するね。
理由は「教団員はコトブキツネの尻尾を乱獲して回っている」だから、2組の行き先は結局おなじだと思うの。
それなら、教団員を探したほうが早いんじゃないかなあ
ショコランドは人間少ないらしいから、目立つだろうし -
2015/01/30-11:25
晃太:
皆久し振りやんな!
ったくマントゥールの奴等卑劣な事しやがって…
絶対捕まえてやるから覚悟しぃや!
心優音:
皆久し振り〜!
うふふふふふふっ可愛い女の子の友達を捕まえるなんて…
躾がなってないねぇ相変わらず(真黒い笑)
みーちゃんの作戦に賛成だよ〜!
因みにあたし達はマントゥール確保組に希望かなぁ -
2015/01/30-11:02
-
2015/01/30-08:33
こんちはー!油屋。だよっ!!こっちはHBのサマエル、宜しくねっ♪
またマントゥール?……はぁ、懲りないよねぇ。
アタシもミサの提案に賛成!とりあえずあいさつだけ。
-
2015/01/30-06:05
ごめん、誤字があったんで再投稿
じょーしももとはだれでっす、よろしくおねがいしまーす。
ごめんなさい、今回はここまでで
私の考えはまたあとで書くね -
2015/01/30-01:01
ミサ、心優音久しぶり。
油屋と桃は初めましてだな。
リオ・クラインとハードブレイカーのアモンだ。
マントゥール教団め、許せないな・・・。
早急になんとかしなくては。
『教団員を確保する組』と『コトブキツネを救出する組』に別れるだったな。
私は賛成だ。 -
2015/01/30-00:49
小さな女の子を悲しませて泣かせるなんて・・・!
これは何としてでも 教団の人達を捕まえて、ゆかりちゃんのお友達を助けないと!
コトブキツネがデミ・オーガになってしまわないように、迅速に動く必要があるよね。
そこで『教団員を確保する組』と『コトブキツネを救出する組』とで分かれるのはどうかな?
今日は遅いのでこれで。
おやすみなさいー! -
2015/01/30-00:42