プロローグ
「ひっく……ひっく……大岩大神がぁ……」
しゃくりあげる声。
その音に合わせて、黒髪のおかっぱが上下に揺れる。
どんぐりのような目からポロポロと零れ落ちる涙を拳で拭い、必死に自分の役割を果たそうとするテンコ。
そんなテンコを見ていたら、なんだか哀れになってきた。
「大丈夫!私に任せて!」
自らの胸を叩いてテンコの頭を撫でる、A.R.O.A.職員ハセ。
実はハセにも5歳の男の子がいる。
テンコは8歳だから自分の息子よりは少し大きいが、
顔を真っ赤にして、堪えようとしつつも堪えきれずに涙をこぼす姿を見ていたら、
自分の子供の姿とだぶってきて、なんだかとっても可哀想になってきてしまったのだ。
だから……。
「大丈夫、ウィンクルム達がすぐになんとかしてくれるわ!」
今日1月14日はテンコの誕生日。
それなのに、それなのに……たった8歳のテンコは今日も甕星香々屋姫様の尻ぬぐいに走り回っているのだ。
そんな訳で、ヤル気に火のついたハセは、至急ウィンクルム達を召集し、
何故か全員を原色の和服に着替えさせると、紅月神社へと向かった。
紅月神社鎮守の森内、大岩大神と呼ばれるデートスポット。その前に『塞の神』がデデンと鎮座ましている。
塞の神は身長2m。ゴツゴツとした荒削りの土偶のような姿をした神様である。
カップルのデートはふしだらであると憤る甕星香々屋姫の命により、デートスポットを塞ぎに現れたのだ。
「すまぬ、みんな~すまぬのじゃ~!わたしが止められないばっかりに……」
大岩大神に向かおうとしたところ塞の神にとうせんぼをされ、戸惑っているカップル達の様子を見たテンコが再び泣き喚く。
「早くあの塞の神を倒してしまいましょう!」
倒すのはハセではなくウィンクルムなのだが。
「……そしてその後は、ふっふっふ。内緒です」
怪しく笑うハセが手にした大きな紙のショッピングバック。
その中に大量の座布団が見えるのは気のせいだろうか……。
嫌な予感を抑えつつ、塞の神に目を向けるウィンクルム。
「塞!塞!塞!とうさぬぞう!」
地鳴りのような声でそう叫ぶ塞の神の額には、こう書かれている。
『天に召される光軸と平行に入ってきた光が集まるところのお店って何?』
塞の神の額にはなぞなぞが書かれており、それを解くことができれば塞の神の纏う鎧が砕け、簡単に倒すことができるらしい。
つまり、この意味不明な文章はなぞなぞであるようだ。
普通に攻撃をするのでは、簡単には倒すことができないと言われる塞の神。
それを倒すのであれば、まず、このなぞなぞを解くのがベストのようだ。
そして問題はここからである。
ウィンクルムが塞の神を倒し、大岩大神の周辺が落ち着きを取り戻したとしよう。
すると、苔むした巨大な顔に見える大岩大神の前で、ハセがショッピングバックの中身を広げ始めたのだ。
それは、濃い紫色の座布団が人数分。
ウィンクルム達の分のみならず、テンコとハセの分まである。
準備が済むとハセは言った。
「ささ……皆さん、ここに座ってください」
流れが読めないままではあるものの、素直に座布団の上に正座をした面々に向かってハセが説明する。
「大岩大神には伝説があって、面白い話をすると大岩大神が爆笑するのだそうです。だから皆さん、ここでダジャレを言ってください」
何故にこんな馬鹿げた服装で、何故にダジャレを言わねばならぬのか。
「そうです。Shy-Oton!みんなでシャイ・オトンをしてテンコ様の誕生日を楽しいものにしましょう!」
そんな無茶な。
だがハセはノリノリだ。
そして今までずっと泣いていたテンコも、雰囲気の変化を感じてか、ようやく流れる涙の量が減ってきたようである。
このまま勢いでダジャレを言えば、もしかしたら笑わせることもできるかもしれない。
あまりにも無理矢理すぎるが、ここまで来たら乗りかかった船である。
一世一代のダジャレをひねり出し、あなたはおもむろに手を挙げた。
解説
●目的
今回の目的は2つあります
・塞の神を倒す
・ダジャレを言って大岩大神とテンコを笑わせる
●プランに書いて欲しいこと
塞の神のなぞなぞの答え(全員が書く必要はありませんが、誰も書かなかったり、正解者がいない場合には任務失敗になる可能性が高いです)
ダジャレ(神人が1つ、精霊が1つ。それぞれ書いてください)
着物の色
塞の神を倒す作戦
●塞の神
攻撃はスローすぎて、よほどのことがない限り当たりませんが、防御力は神様の名に恥じない高さです。
攻撃力が高いジョブの必殺攻撃でも、表面にヒビがちょっと入る程度です。
なぞなぞを解くことで鎧が砕けて普通にダメージを与えられるようになります。
神様なので結構タフですが、動きも遅いので地道に攻撃を加えれば確実に倒すことができます。
塞の神を倒さないとシャイ・オトンもはじめられませんので、塞の神は確実に倒すようにしてください。
●塞の神のなぞなぞ
塞の神の額には下記の文章が書かれています
『天に召される光軸と平行に入ってきた光が集まるところのお店って何?』
なぞなぞを解いて、確実に塞の神を倒すようにしてください
大事なことなので三回言っています
会議室、ツイッターではなぞなぞの答えは言わないでください、ヒントなら構いません
●Shy-Oton(シャイ・オトン)
カラフルな和服を着て、みんなで並んで座布団に座ってやるアレです
上手いダジャレを言って、大岩大神とテンコを笑わせてください
(某番組の名称は漢字ではプランに書かないようにしてください。これはあくまでShy-Otonです)
●大岩大神
苔むした巨大な顔に見える大岩です。5階建てのビルくらいの大きさです。
面白い話をすると爆笑するという伝説がります。
面白いダジャレを言うと本当に爆笑して、風圧で数m吹っ飛ばされます。
正月に大岩を笑わせると、その年1年幸運が舞い込むと言われています。
ゲームマスターより
プロローグを読んでくださってありがとうございます。
お馬鹿なエピソードで申し訳ありません。
塞の神のなぞなぞと新春Shy-Oton、楽しんでいただければ幸いです。
皆様の全力投球のダジャレをお待ちしております。
どうぞよろしくお願いします。
リザルトノベル
◆アクション・プラン
油屋。(サマエル)
テンコ様誕生日だって?おめでと!(耳もふもふ) いつも頑張ってるもんなぁ 偉い偉い(もふもふもふ) ……もふもふもふもふ 事前にトランス なぞなぞの答えは『交差点』? ハセとテンコと共に後方で待機 精霊のMPが尽きたらモジモジしながらディスペンサ使用 危険がある場合はさらに後ろに退避 着物の色:赤系 相手に楽しんで貰うためにはまず自分も楽しまなくちゃだよね いくよ!渾身のギャグ!! カッター買ったら安カッター お店のおばさんこわカッター! ど、どうだ!!? 滑ったら自ら座布団を下りてショボーン |
ミオン・キャロル(アルヴィン・ブラッドロー)
ほらほらテンコちゃん泣かないで 迷惑な神様ね、早く終わらせましょう トランス 回避出来るよう警戒し皆で塞の神に近づき問題に答える 正月早々縁起悪いわよっ!(すぱーんと精霊を叩く 少し視点を変えて考えて… 私の答えは…『交差点』よ!(指をびしっ 戦闘時はテンコとハセを後に庇い下がる 攻撃されたら2人を突き飛ばすか引っ張り、一緒に回避 ダメなら盾で防ぐ 何でこんな事…(ぶつぶつ文句 ベタすぎるわよ(思わずすっぱーん、2回目 えっ…え…えっと『Shy-Otonで笑って昇天』 … … むーりー!!(耐えきれず顔を覆い、わーっと崩れ落ちる 吹き飛ばされたらもみくちゃになりつつ髪をかき上げ テンコちゃんお誕生日おめでとう(にっこり |
紫月 彩夢(紫月 咲姫)
近付く時にトランスしておく 攻撃を受けないよう警戒しつつ塞の神に近寄って、なぞなぞを読み上げる 見にくかったりしそうなら、高い所に移動するわ …咲姫に肩車して貰った方が早いかしら 戦闘開始はなぞなぞを解いた後 出来るだ時にけ死角になる位置から攻撃 咲姫が後に続きやすいタイミングを図るわ なぞなぞがさっぱりで貢献できない分、倍働くわよ 塵も積もればなんとやらよ! 着物は、黄色…かな ダジャレって言うとあれよね、布団が吹っ飛んだとか… …苦手分野だわ 咲姫、なんかある? あたしが知ってるのは… 『キャベツの上に青虫が!キャー!別のにしてー!』 とか… ウケるかどうかはともかく、テンコがちょっとでも和んだ顔してくれたらいいわね |
アイリス・ケリー(ラルク・ラエビガータ)
誕生日は笑って過ごせた方がいいというのには賛成ですが… 黄色い和服…何をさせられるんでしょうか 戦闘) まずはなぞなぞを解く しょうてん…焦点が答えでしょうか 商店ともかけてそうですね 塞の神の動きと精霊達の位置に注目 攻撃の素振りが見え次第全員に大声で知らせる ラルクの攻撃誘発により仲間を巻き込みそうな時も同様に あれ) 私の父は人見知りが酷くて。恥しがりやなんですね 所謂ところのシャイなオトン、A.R.O.A.亭アイリスです そういえばこの前、漬物を漬けるときに手元を誤って漬物石を 「すっとーんってか」 人のオチを… 最後に誕生日を改めて祝う 「テンコ様、お誕生日おめでとうございます 健やかな年になりますように」 |
●ちゃっちゃらすちゃらかすっちゃんちゃん
もふもふもふもふ……。
「テンコ様誕生日だって?おめでと!」
もふもふもふもふ……。
「いつも頑張ってるもんなぁ 偉い偉い」
もふもふもふもふ……。
ゴリラに玩ばれる仔狐……ではない。
油屋。こと虚戯早瀬ががテンコの耳を一心にモフっているのである。
「わたしが不甲斐なくて……すまんのじゃー」
油屋。が耳を揉みしだくままにさせているテンコ。
依然涙目のままのテンコを見かねたかのようにミオン・キャロルが言った。
「ほらほらテンコちゃん泣かないで。迷惑な神様ね、早く終わらせましょう」
その言葉にうなずくアルヴィン・ブラッドロー。
ならば、まず最初にしなければならないのはトランスだ。
「選択の先へ」
インスパイアスペルを唱え、アルヴィンの頬にキスをする
立ち上がる黄色いオーラと赤い蝶が空中で交わり四散した。
「運命を、嗤おう」
「盲目の神よ、彼の者達に死の快楽を与え賜え」
紫月 彩夢と紫月 咲姫、油屋。とサマエルもそれぞれにトランスを済ませ、塞の神によって封鎖された大岩大神へと向かう。
そんな中。
「あなた達はトランスしないんですか?」
同行していたA.R.O.A職員ハセがアイリス・ケリーとラルク・エビガータに声を掛けた。
今回の敵は塞の神でありオーガではないため、トランスをしていない状態でもダメージを与えることは不可能ではない。
しかし、トランスをしていなければスキルが使えないなどの不便が起こることもある。
ウィンクルムとして大事なことを忘れていた訳ではなかったが、ハセにそう指摘され、アイリスとラルクは改めて向かい合った。
「猛き心を」
暗く光る赤と黒のオーラが、まるで炎のように2人を包む。
「よし、行くぞ」
ラルクが促し、アイリスとハセ、それからテンコが先に行った6人を追った。
●前座:塞の神
「塞!塞!塞!とうさぬぞう!」
地鳴りのような塞の神の声がウィンクルム達を迎える。
周囲で戸惑っている一般人のカップル達をハセとテンコが手早く誘導し、安全な場所へと避難させた。
攻撃を受けないよう注意を払いつつ、塞の神に近づいた彩夢が塞の神の額を見上げる。
「ここからじゃ見にくいわね……」
「肩車しようか?」
目を細めて呟く彩夢に咲姫がそう提案した。
「お願い」
一旦塞の神から少し離れ、屈んだ咲姫の肩に彩夢が乗る。
そしてもう一度、塞の神に近づいたのだが……。
「……今度は下すぎて見にくいわ」
がっくりと肩を落として彩夢がそう呟いた。
塞の神の身長は2mほど。身長165cmの彩夢が咲姫の肩に乗ると、その高さはおよそ240cmほどになる。
つまり下から見上げた時とあまり距離が変わらないのだ。
「仕方ないわね、別の方法を考えましょう」
そう言って、彩夢が咲姫の肩から降りようとした時である。
塞の神が2人の方に向かって腕を振り上げた。
「……!!」
俊敏とはいえない動きの塞の神が腕を振り下ろすより早く、なんとか塞の神の間合いの外に逃げ出す咲姫。
しかしその急な動きに、上に乗っていた彩夢がバランスを崩す。
「きゃっ!」
短い悲鳴をあげつつ落下する彩夢。
その彩夢が地面に激突する前に支えたのは、彩夢達のすぐ隣にいたアルヴィンだった。
「おっと……大丈夫?」
支えたというよりは、危うく下敷きになりかけたのを受け止めて、何とか穏便に地面に下ろすことができた……という感じではあったが。
「ありがとう、大丈夫よ」
頷いて礼を言う彩夢。
「彩夢ちゃんに怪我がなくて良かったわ」
咲姫もまたそう言ってアルヴィンに笑顔を見せる。
「どういたしまして」
アルヴィンが笑い返した時だ。
こちらに向かって距離を詰めてきた塞の神が再び腕を振り上げる。
「させ……るかっ」
抜き放った剣で、振り下ろされる塞の神の拳を受け止めるアルヴィン。
塞の神の拳とアルヴィンの剣『ムーンスカル』がかっちりと噛み合い、押し流されるようにして離れて行った。
彩夢と咲姫、ミオンと共に少し後退し塞の神との間合いを切ったアルヴィンがその場にいる全員に聞こえるように声を張り上げる。
「なぞなぞは『天に召される光軸と平行に入ってきた光が集まるところのお店って何?』だ」
塞の神と組み合っていた間に額のなぞなぞを読み取ったのだ。
ミオンを背中に庇いつつ塞の神の腕の届かぬところまで下がり、しばし考えをめぐらせていたアルヴィン。
「天に召される光……葬儀?」
「正月早々縁起悪いわよっ!」
しかし思いついたその答えを聞いたミオンが、手にしたハリセンでアルヴィンの後頭部をどつく。
「いって……」
ちらりと後ろを振り返り、ミオンを睨むアルヴィン。
「少し視点を変えて考えて」
アルヴィンの視線をしれっと受け流して、ミオンはそう言った。
「私の答えは……」
『交差点!』『交差点?』
塞の神に人差し指を突きつけ自信満々に言い放つミオンの声と、半信半疑に呟く油屋。の声が見事にかぶる。
意図せずして見事なシンクロを見せた二人の回答だったが塞の神の様子には何の変化も見られない。
「えっ!違うの?!」
うろたえるミオン。
その時……。
「『しょうてん』が答えでしょうか」
アイリスの静かな声がまるで一陣の風のようにその場に入り込んできた。
「焦点。商店ともかけてそうですね」
バキリという音とともに無数にひび割れる塞の神の鎧。
内側から白い光を放ちながら、塞の神の鎧は瞬時にして粉々に砕け散った。
アイリスの放った『しょうてん』という言葉がなぞなぞの正解だったのである。
『天に召される』も『光軸と平行に入ってきた光が集まるところ』も『お店』もすべて『しょうてん』という音の単語になる。
漢字で書いてはいけない番組名、なぞなぞの答えはとても大事なことなので、三回繰り返されていたようだった。
「よしっ!」
小さくガッツポーズを取ったラルクが素早く前に進み出て、手裏剣『氷海の旋律』を塞の神に向かって放つ。
ゴツゴツとした土偶からツルリとした埴輪のような姿に変わった塞の神の、その胴体に手裏剣が食い込んだ。
衝撃で爆ぜた塞の神の小さな欠片が地面に散らばる。
「塞、塞!!」
小さくたたらを踏み、ラルクをジロリと見下ろす塞の神。
しかし、それこそがラルクの狙いであった。
スキル『朧月』を発動させたラルクが誘うように塞の神の周囲を移動する。
「どこへゆくう?!」
スキルの効果によりラルクの動きが読みにくくなった塞の神。
捉えづらいラルクの軌跡を追うことに意識を取られ、周りへの警戒が薄くなった。
「行くわよ、咲姫!」
そこに彩夢と咲姫が阿吽の呼吸で塞の神の背後に回り込む。
「なぞなぞがさっぱりで貢献できない分、倍働くわよ!塵も積もればなんとやらよ!」
塞の神の腰のあたりに、手にした短剣『コネクトハーツ』で斬りつける彩夢。
彩夢の攻撃では焼物のように硬い塞の神の表面にはまるで歯が立たないが、彩夢も咲姫も怯む様子はない。
「不吉な予言……えっと」
続く言葉を捜しつつ、咲姫が彩夢に変わって進み出る。
「正義の逆位置、不正、偏向、不均衡、正されるべき過ちに、制裁が下るだろう!」
咲姫が宣言すると同時に、塞の神の周囲に巨大なタロットカードが出現した。
畳と見まごうほどに大きなタロットカードだが、その正体は咲姫のスキル『タロットダンス』による幻影である。
「制裁を喰らえー!」
塞の神の背面にそびえた、上下が逆になった正義のカード。
そこに描かれている逆さまの女神が手にした剣が下から跳ね上がってくる……と見えたのは、咲姫の仕込み刀『時雨』だった。
タロットの絵柄の中に姿を隠した咲姫の物理攻撃。
バキィ!!
咲姫が振るったのは小さな仕込み刀だったはずだが、まるで大剣の一撃を受けたかのように、塞の神の表面が砕けて散る。
タロットダンスでの不吉な予言と、彩夢の『コネクトハーツ』の特殊効果により、咲姫の攻撃の威力が増していたのだ。
確かな手応えを感じ、小さく頷き合う彩夢と咲姫。
その二人に後方に控えていたアイリスの鋭い声が飛んだ。
「彩夢さん!咲姫さん!避けてください!!」
はっとして後退する二人。
その眼前をかすめて、塞の神の太い腕が横薙ぎに通り過ぎてゆく。
「助かったわ。ありがとう」
再び塞の神に向き直りつつ礼を言った咲姫に、アイリスが小さな笑みで応えた。
精霊4人と彩夢が塞の神相手に奮闘する中、少し離れたところから戦いの行方を見守っているのはアイリスとミオン、油屋。そしてテンコとハセであった。
「さすが神様。なかなか手ごわいわね」
誰にともなく、ポツリと呟くミオン。
鎧を失い何度も攻撃をくらってもなお塞の神は動き回っている。
塞の神の動きが鈍重であるため、今のところ前衛がダメージを受けた様子はないが、このまま戦いが長引けば前衛のメンバーに疲労が溜まりミスを誘発するかもしれない。
そして、それとは別に油屋。にはもう一つの心配事があった。
「サマエルのMP、まだもつかな……」
もしもサマエルのMPが尽きてしまったら、ディスペンサで自分のMPを受け渡すつもりではあるのだが……。
額に口付けるのは少し恥ずかしいため、そうなる前に戦いが終わって欲しいと思う油屋。である。
「大木を切り倒すのと同じかもしれませんね」
塞の神から目を離すことなくアイリスがそう呟いた。
少しずつ少しずつ、辛抱強く切り込みを深くしてゆけば、ある一定のところを過ぎた時点で一気に崩壊する。
一つ一つの攻撃には目に見えた効果がなくとも、彩夢の言葉「塵も積もれば山となる」の通りであることを祈るばかりだった。
色々な心配を胸に見つめる油屋。の視線の先、サマエルが『ゴルハルスの大槌』を塞の神に向かって振り下ろす。
ゴスン!!という重たい衝撃音とともに、塞の神の表面を走る黒い光。
それはサマエルの3度目のグラビティブレイクだった。
サマエルのスキルにより防御力が低下した塞の神。
すかさずアルヴィンが、『ムーンスカル』をふりかぶって塞の神に飛び掛る。
「いくぜっ!!」
次の瞬間『ムーンスカル』が青白く輝き、狼の頭部へと形を変えた。
複数の狼が一斉に喰らいつくかのごとく、二度三度と連続するアルヴィンの攻撃。
顔と太ももを噛み砕かれた塞の神が、土くれの破片を撒き散らしながら大きく後ろによろめく。
今まで攻撃をくらってもビクともしなかった塞の神。それがついに弱りを見せたのだ。
「くっ……」
しかし、アルヴィンもまた足をもつれさせてその場に膝をつく。
塞の神の攻撃を受けた訳ではないが、戦闘が長引く中で憑依侵食現象により体力が削られていたのだ。
好機と見て、アルヴィンに向かって腕を振りあげる塞の神。
「アルヴィンさん!!来ます!!」
後方からアイリスが叫ぶがアルヴィンは上手く立ち上がることができない。
塞の神の拳が振り下ろされ、衝撃で土煙が上がった。
「……!!」
声にならない声を上げて両手で口元を押さえるミオン。
だが……。
風で流され、消えていった土煙の中から現れたのは、無傷のアルヴィン。そしてアルヴィンを押し倒すような姿勢の咲姫の姿であった。
塞の神の攻撃が当たる寸前、咲姫が間一髪でアルヴィンを突き飛ばしたのである。
飛び散った土のせいで少し汚れてはいるが、怪我はしていないらしい咲姫が立ち上がりアルヴィンに手を差し伸べた。
「大丈夫?」
「ありがとう」
「さっき彩夢ちゃんを助けてくれたお返しよ」
その横で、両手に持った手裏剣『氷海の旋律』で双葉弐式を放つラルク。
そして畳み掛けるようにサマエルが『ゴルハルスの大槌』を振るう。
「あ……塞の神が」
最初に変化を察知して、呟いたのはテンコだった。
ぽわん!
金属のトレーを柔らかいもので叩いたような間の抜けた音が響く。
そして塞の神は、暴れ回った痕跡だけを残し、煙のようにあっけなく姿を消してしまった。
●さぁ皆さんお待ちかね、Shy-Otonの時間です
苔むした巨大な顔の前に並べられた座布団が10枚。
「誕生日は笑って過ごせた方がいいというのには賛成ですが……。何をさせられるんでしょうか」
皆の心の声を代弁するアイリス。
「あのちびっ狐が誕生日だってのは理解した。しかしなんだこの和服、和服自体は慣れてるが……よりにもよってピンクかよ」
普段は和服で過ごしているというラルクが、金色の頭をガシガシとかきながらそうぼやく。
妙にポップな桃色が、板についた着こなしのラルクにはひどく不釣合いだった。
未だ鼻をグズグズ言わせているテンコと、訳の分からない顔のウィンクルム達を座布団に誘い、Shy-Otonの説明をするハセ。
一番最初に要領を飲み込んだのは紅い和服に袖を通した油屋。だった。
「相手に楽しんで貰うためにはまず自分も楽しまなくちゃだよね」
だが咄嗟には上手い冗談が出てこない。
そんな油屋。とは対照的に、流れるように言葉を発したのはアイリスである。
「私の父は人見知りが酷くて。恥しがりやなんですね。所謂ところのシャイなオトン、A.R.O.A.亭アイリスです」
真っ黄色の和服を身につけても少しもコミカルに見えないのは、その凜とした座り姿勢のためだろうか。
淡々として見えるが、しれっと口上を述べるあたり実は案外ノリノリなのかもしれない。
そして油屋。の隣では、紺色の和服に身を包んだサマエルが。
「私 紅月神社のおみくじでは『凶』を引いてしまいまして。『今日』は大岩大神様・テンコ様にぜひ楽しんで貰い、福を分けて頂ければと……」
などと言いながら、政治家らしい、フレンドリーなくせに底の読めぬ笑顔でにこにこと笑っている。
一方、どちらかというと暗い顔を黄色い和服の袖で隠すようにしているのは彩夢である。
「ダジャレって言うとあれよね、布団が吹っ飛んだとか……苦手分野だわ。咲姫、なんかある?」
彩夢のささやきに、隣にいた咲姫が薄紫の和服の肩をすくめるようにして答えた。
「え、何か……?」
何かないかと言われても、冷蔵庫の残り物と違ってダジャレは咄嗟には出てこない。
必死に記憶のストックを掘り返す咲姫。
「あたしが知ってるのは……あ、そうだ」
咲姫より先に、何かを思いついたらしい彩夢がぱっと手を挙げる。
「キャベツの上に青虫が!キャー!別のにしてー!」
「……」
大岩大神の方からそよりと微風が吹きつけたような気がするのは気のせいだろうか。
励ますように苦笑を浮かべる咲姫に、彩夢は負け惜しみでも何でもなく言った。
「ウケるかどうかはともかく、テンコがちょっとでも和んだ顔してくれたらいいわね」
多分、それこそがハセの狙っているところだろう。
彩夢の言葉で変に力んでいたものが解けたのか、何やら考え付いたらしく咲姫が手を挙げて口を開いた。
「えーと……。す、ストーカーとかけまして、事務職疲れのOLさんと解く……?」
「そのこころは?」
合いの手を入れる彩夢。
「深刻な『かたおもい』……なーんちゃって」
片想いと肩(が)重いをかけた良い謎かけであったが、隣の彩夢が冷静に突っ込みを入れる。
「それ多分色んな意味で笑えないしダジャレじゃない」
きっと笑えない。特にサマエルには。
だが二人の見事な掛け合いに、先ほどより少し強く、フワリと風が揺れた。
「後は……カッター買ったー切れなかったー悔しかったー買った意味が無かったー。とかくらいしか……」
突っ込まれた咲姫が少し恨みがましい目で彩夢を見ながらボソボソと言う。
残念ながらこれには風が吹くことはなかった。
幸か不幸か、咲姫が最後に呟いたダジャレが聞こえなかったらしい油屋。が勢いよく手を挙げる。
「いくよ!渾身のギャグ!!カッター買ったら安カッター お店のおばさんこわカッター!」
偶然のカッターつながり。
咲姫と油屋。の間に座っていて、両方が聞こえてしまったアルヴィンが小さくふいた。
「ど、どうだ!!?」
半ば期待を込めつつ、大岩大神とテンコの反応を待つ油屋。
が、残念ながらそのどちらも、そよとすら笑う気配を見せない。
駄目だったか……と、自ら座布団を降りて、地べたに正座をして肩を落とす油屋。
そんな油屋。の様子を、サマエルが油屋。にだけ聞こえる音量で鼻で嘲笑った。
「……サマエルはどうなんだよ」
頬を膨らませてサマエルを睨む油屋。
「駄洒落なぞ知らん 定番なものでも」
油屋。の視線をしれっと受け流したサマエルが己のネタを発表する。
「八百屋の親父を労った後ネギを値切った」
けれども誰も笑わない。
「それは労いじゃなくて社交辞令じゃろ……」
ボソっと突っ込むテンコ。
これまでずっと泣いたり落ち込んだりしていたテンコだったが、Shy-Otonの雰囲気に少し気分が緩んできたようだった。
油屋。と同様、座布団を降りてしょんぼりとするサマエル。
おみくじで引いた「凶」が示すのは、つまりこういうことだったのかもしれない。
「何でこんな事……」
ブツブツと文句を言うミオンの先にいるのは、しれっと座布団に座っているハセだ。
こんな茶番がウィンクルムの任務に含まれているなんて、何か間違っている。
一方、アルヴィンの方はこの状況に対して思うことはないらしい。
「笑わせればいいんだろ」
しゃきっと手を挙げて渾身のギャグを口にした。
「布団がふっとんだ!!」
ストーブもすっ飛んだ
そしてもうひとつ、すっ飛んできたものがある。ミオンのハリセンだ。
「ベタすぎるわよっ!!」
しかもそれは彩夢がボツにしたダジャレだ。
アルヴィンの頭に向かって無慈悲に振り下ろされるハリセン。しかし……。
「2回もくらうか!」
片手をあげたアルヴィンが腕でハリセンを見事に防ぐ。
「じゃー、次言ってみろよ」
挑戦的なアルヴィンの言葉に、ミオンがうっと言葉に詰まった。
「えっ、え……えっと……。Shy-Otonで笑って昇天!」
言ってはいけない番組名。それをネタにしてみせたミオンにアルヴィンがボソッと突っ込む。
「……同レベル」
「……」
沈黙するミオン。
「…………」
その視線が耐え切れぬように徐々に脇へと逃げてゆく。そして……。
「むーりー!!」
ついに顔を覆い、ミオンは恥ずかしさに身をもみながら小さくなる。
そんなミオンの姿を憐れんだ目で見つつ、アルヴィンはミオンの頭をポンと撫でた。
そして最後に、懐手をしておもむろに話し始めるラルク。
「少し前に福袋を買ったんだが、まあ、あんまり期待してなかったんだ。ところが開けてみると中々いい和服が入ってたんで、わっ、福の神って驚いたね」
髪の毛の色こそ金色だが、どこか堂に入ったラルクの噺ぶり。
大岩大神のほうから、ふっと少し強めの風が吹いてきた。
そして、成り行きではあるもののトリをつとめることになったのがアイリスである。
「そういえばこの前、漬物を漬けるときに手元を誤って漬物石を……」
「すっとーんってか」
アイリスが言うより早く、肝心のオチをひっさらうラルク。
言い終えて、渾身のドヤ顔をしているラルクにアイリスが静かに毒づいた。
「人のオチを……」
その瞬間だ。
「あっはっはっはっは……!!」
質量すら伴うのではないかと思うほどに圧倒的な音量の笑い声が響いた。
それと同時に、竜巻のような突風が10人を襲い吹き飛ばす。
大岩大神が爆笑したのだ。
数mも飛ばされて、もみくちゃになって地面に転がるウィンクルム達とテンコとハセ。
みな想像以上の威力に驚いていたが、やがて誰からともなく忍び笑いが漏れ始め、いつしかそれは全員を巻き込んだ大爆笑へと進化した。
髪をかき上げつつ身体を起こすミオンに、アルヴィンがさりげなく手を貸す。
その手を借りて立ち上がったミオンが、目尻に涙を浮かべつつ笑っているテンコに笑顔を向けた。
「テンコちゃんお誕生日おめでとう」
「テンコ様、お誕生日おめでとうございます。健やかな年になりますように」
アイリスがそう続け、最後にラルクが言う。
「折角の誕生日だ、バスの待ち時間がなくていいだろうな。ハッピーバスデイ」
正月に笑わせると、その年1年幸運が舞い込むと言われている。
ウィンクルム達にとっても、テンコにとっても、きっとこの1年は幸運なものになるだろう。
依頼結果:成功
MVP:
エピソード情報 |
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---|---|
マスター | 白羽瀬 理宇 |
エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
男性用or女性用 | 女性のみ |
エピソードジャンル | イベント |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | 簡単 |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 4 / 2 ~ 5 |
報酬 | 通常 |
リリース日 | 01月14日 |
出発日 | 01月21日 00:00 |
予定納品日 | 01月31日 |
参加者
会議室
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2015/01/20-23:32
ぷ、プランは提出できてる、わ…(顔覆いながら)
咲姫:ラルク君、ナイスフォロー、ナイスフォロー!!(ぐっ)
彩夢ちゃん、頑張りましょう!
あんたも頑張んなさいよ…(ふるふる) -
2015/01/20-23:23
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2015/01/20-23:23
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2015/01/20-23:12
サマエル:
ハァァァァァッ……!!!サイがごめんなサーーーーーイ!!!!
油屋。:
サマエルに座布団なんて要らないんじゃないかな。
その辺の段ボールで良いよ(死んだ目)
アタシもギャグ自信無いけど頑張るね!テンコ様喜んでくれると良いなぁ♪
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2015/01/20-21:37
へーかっこいい…?
…
…
…(ぽむ)
ラルク凄いな、分らなかったよ!
色?俺達は余った服でいいから好きなの選んでくれて構わないぜ?
ミオン:
本当にアイリスさんと油屋さん達が来てくれて良かったわ。
Shy-Oton本気で自信なかったもの…。
謎々は何となくね、ドツボにハマるとこーゆのって難しいわよね。
…正解かどうかは分らないけど。
ちょっと早いけど、とりあえず提出するわね。
楽しい時間をありがとう! -
2015/01/20-20:59
へーかっこいー
どうでもいいが俺はドヤ顔したいのでピンクの和服がいい -
2015/01/20-19:59
あ。人が増えてる。
アイリスさん達も、リックス以来ね、お久しぶり。
油屋さんと、サマエルさんは、初めまして。紫月彩夢と、姉の咲姫よ。どうぞ宜しく
みんな、なぞなぞ解ってるのね……直観力が足りないのかしら。
……(はっ)
…………と、隣の塀に囲いが出来たって……
咲姫:彩夢ちゃん、無理しなくていい、良いから! -
2015/01/20-14:11
ん?
この流れだと俺も屋根から落っこちるぞ。やーねー。
…正直すまんかった。 -
2015/01/20-11:06
>謎々
了解、各自って事で。
ラルクが気を引いてくれるなら、横から斬りつけようかな
ダジャレダジャレ
…ふとんが(ぶつぶつ考え込む
ミオン:
この2人同レベルかしら(ハリセンを肩にとんとんしつつ、ため息 -
2015/01/20-10:56
>なぞなぞ
アタシは漢字で三文字かな〜 そうだね!じゃあ、皆それぞれで回答を言ってみよっか。
サ「猫が……寝転んだッ!!(クワッ)」
だ、大丈夫かなコイツ……。 -
2015/01/20-10:24
油屋とサマエルも来たか。
久しぶりだな。今回もよろしく頼む。
>答え
んにゃ、俺らの答えは二文字だな。
外れてたときが面倒だし、それぞれ自分の考えた答えを言えばいいだろう。
少なくとも俺達のところとミオン達の答えは違うし、一組ずつ言った方がいいと思う。
混ざって聞こえても面倒だしな。
俺も前に出るつもりだ。
動きが遅い上に防御力が高いってことは素直に力押しがいいか。
朧月で回避力を上げて動き回り、引き付けられればそれで上々くらいのつもりで双葉弐式で攻撃と考えてる。
カラフルな和服なぁ…何色にすっかね。 -
2015/01/20-09:13
アイリスさん、油屋さん、お久しぶり
仲間が増えて嬉しいわ!
…これでバッサリ切られる覚悟で滑っても大丈夫ね(ぐっと拳を握りしめ
謎々は感じで3文字かしら?
多分自信はあるけど、「せーの」で答える?
アルヴィン:
サマエルと正面から殴る担当のままでいいかな
誰かが一時的に前にきたらサポートをいれる
変更があれば後は調整するよ
よろしく -
2015/01/20-00:44
サマエル:
ふふ、こんばんは……滑り込み参加失礼致します。
彩夢さんとは初めてお会いしますね、どうぞ宜しくお願い致します(にこり)
さて、ここまでの書きこみを読ませて頂きました。
なぞなぞは油屋。が『アタシわかった気がするー(`・ω・)』とドヤ顔で言っていました。
戦闘に関してですが、私は正面から殴るだけの簡単なお仕事を担当させて頂きますね。
スキルは毎度お馴染み『グラビティブレイク』をセットし、MPが無くなった場合は
ディスペンサでMP補給といった形をとりたいと考えていますが如何でしょう?
駄洒落、ですか。
真面目な話題なら得意なのですが…… -
2015/01/20-00:17
最終日の飛び入りになってしまい、申し訳ありません。
アイリス・ケリーです。
ミオンさん、彩夢さん、今回もよろしくお願い致します。
一応、答えは分かっているかと思います。
自信はそれなり…でしょうか。
漢字で表記してはいけない何かを変えるのではないかなと…。 -
2015/01/19-23:24
……?あたし、別に謝られるようなこと言われてないわ。大丈夫。
トリックスターの人、大体パペットマペット使ってるところ見る気がするし、
あたしも咲姫のスキルページ開くまでパペマペにするつもりだったから。
開いてみたら、もしかしてこっちの方がいいかも?って思っただけだし。
それにね、あたし自身、戦うお仕事もあんまり数こなしてないし、
他のジョブの人から見た疑問って言うのは、使用してる本人が都合良く解釈してる部分の指摘でもあったりするから、ありがたいものよ。
貰った言葉は助言として、次に生かせたらと思ってるから。むしろありがとう。
あたしも少し仮プラン詰めておかないと。
他のエピが出発する時間までもうすぐだし、誰か来てくれると心強いんだけど…。 -
2015/01/19-22:37
了解、返信ありがとう。
謎々はミオンが答えるとして
とりあえず、今まで相談した感じでプランを考えとく。
>パペマペ
先走り過ぎた、ごめん。
後の奴が細かい事が気になるだけなので、余計な事を言いすぎたと反省してる。
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2015/01/19-22:30
うん、そんな感じの流れで、良いと思う。ありがとうアルヴィンさん。
あたしは、前述通りコネクトハーツで咲姫の手前に攻撃仕掛けてちょっとでも効率アップを図るわ。
咲姫はタロットダンスがぎりぎり2回使えるし、威力的にこっちの方が強そうとか、
2R維持ならこっちの方がお得かもとかせこい発想で採用するつもり。
……咲姫、そう言えばパペマペ使ったことないかも。
破裂、は、どうなのかしら。報告書をチラ見する限りでは味方を巻き込むってのは聞いたことない、かなと思うけど…
今後使う時は、その辺もちょっと考慮しながらしてみる事にするわ。
とりあえず、今回はタロットダンスだから、大丈夫、巻き込み事故は無いわ。
なぞなぞに関しては、ごめんなさい、あたしやっぱり判んないから、
せーので言うのは、パスさせて貰って良いかしら。 -
2015/01/19-21:22
まだ増えるかもだけど
ちょっと気が早いが、出発日が明日って事で
1、トランス(タイミング任意、なぞなぞ前?)
2、警戒しつつ皆で、塞の神に近づき謎々の答えをいう
3、戦闘開始
4、Shy-Oton(シャイ・オトン)
とりあえず、こんな感じを想定していて良いかな?
謎々はミオンは答える予定だけど、
答えが分かったら「せーの」で一緒に答えるか?(解答予定があるのでしたら)
戦闘については
俺達は、
俺が正面で抑えつつ、ミオンがハセとテンコを後方で庇いつつ待機かなと、今の所考えてる。
咲姫達はどうする?
コネクトハーツで前に出るなら
仲間の動きを確認しつつフォロー入れるようにする(逆から攻撃いれて隙を作るとか)
パペマペ使うなら、場所開けた方がいいのかな?
トリックスターと共闘する事がほとんどなく知識不足で申し訳ないが
『攻撃受けるとカウンターで破裂』ってあるから、その時は退避行動したほうがいいのかな
あと相談必要な事はあるかな?
急かす気はないので
明日は気が付き次第、書き込み予定、21-23時頃に最終的に覗きに来たいとは思ってる。
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2015/01/19-18:26
あ、そういえば、攻撃、とってもゆっくりなのよね。
深く考えずに、いきなり襲い掛かられても警戒だけはしておいて…で、不意打ち的なものには、対処できるかしら
トランス>
一時間…う、うん、多分、二時間くらい持つんじゃないかしら……
よく考えたら、二時間で足りなくなるころにはMPの方が早々に底を尽いてそうね。
気にせず、なぞなぞに挑む頃に済ませておくことにするわね。
ハリセン……あ、ハリセンあるわ、私も。
…でもこれメイン武器なのよね…うーん…今はコネクトハーツ持ってるから、少しでも足しになればと思ってるのよね。
惜しいけど、凄く惜しいけど、私は普通の武器で塞の神に挑む事にするわ。 -
2015/01/19-18:05
連投でごめんなさい
発言した後で
あまり深く考えずに、警戒しつつ皆で塞の神に近づいてなぞなぞの解答
何かあれば、その時対処するのが(避けるとか防ぐとか)いいのかしらね? -
2015/01/19-17:14
彩夢さん、お久しぶりね!
あの時はお世話になりました。
未知の敵相手に囮になるのは、やっぱり無謀だったのかしら…。
で、でも鐘を取り戻せたし、お疲れ様でした。
プランが大事!って誰かが言ってから気にしなくて良いと思うわ!
鎧が壊れたらきっと攻撃が通るのじゃないかしら
塞の神が答えを言うまで待ってくれそうな気もするのだけど
攻撃されたら…と思ってる所も少々。
多少殴られても平気な精霊(アルヴィンと咲姫さん?)に読み上げてもらうか
それとも
私と彩夢さんで近づいて攻撃されたら精霊に割って入って貰うように頼むのがいいのかしら?(防御専念で)
鎧破壊後は今のメンバーなら
アルヴィンが正面で後方に行かせないよう防ぎつつ攻撃する感じかしらね
>トランス
親密度によってだけど1~2時間くらいって聞いた事がある気がするので
直前でに大丈夫かな…と思うわ
>なぞなぞ
多分だけど「道と道が交わる場所」じゃないかしら…って
>Shy-Oton
全然、面白くない自信があるわ(苦笑
多分、ベッタベタになるわね(ついにハリセン使える日が来たのかしら…と呟きながら) -
2015/01/19-15:00
えっと、こんにちわ。
なぞなぞも今一つピンとこないし面白いダジャレも今の所浮かんでないし火力とか何それ美味しいの状態で物凄い二の足を踏んでたけど…
努めることくらいはできるかと思って、飛び込んでみたわ。
ミオンさん達は、先日の、リックス以来ね。あの時はお世話になりました。
えっと、流れに関してはアルヴィンさんの挙げてくれてる感じだと、思ってるわ。
トランスは、倒すまでにどれくらい時間がかかるかにもよるんだけど……
私達はもしかしたらなぞなぞが解けた後の方が安心かもしれない。持続時間、そんなに長くはないから…。
戦闘しながらになるかは…んー、カップルじゃないのが近づけば、手出ししてこないのかな、とも思うし、
女の子だけで、とかなら…近づくだけなら大丈夫なのかな?とも思うわ。
とても頑丈だって言うし、咲姫の攻撃は普通には通らないと思うから、
出来るだけ早く、なぞなぞ解けたら理想、かなぁ。 -
2015/01/19-10:25
とりあえず自分達の意見を言ってみる
・トランス(必要ならば?)
・謎々を答える
・塞の神を倒す
・大岩大神を笑わす
って流れになるのかな?
1、謎々を答えて→戦闘
2、戦闘しつつ謎々を答える
どっちになるのか迷ってるが2を想定するのが無難かなと思う。
(問題を読みに塞の神に近づいて解答するまで、相手が待っていてくれるか分らないので)
戦闘といっても、謎々に答えるまでは俺達からは手を出さずに
謎々の問題を読むのに近づくって感じかな?
ブラッディローズ(カウンター+防御UP)があるので、攻撃受けても、まぁ大丈夫だと思う。
あとはいつも通りウルフファングを持ち込み予定。
本格交戦時は正面からでも
誰かが正面から回るなら横から攻撃をしかけようと考えてる
ミオンはテンコとハセと一緒に後方待機かな。
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2015/01/18-00:20
ミオンです。パートナーはシンクロサモナーのアルヴィンよ。
テンコちゃん泣かないで。
せっかくの誕生日だもの、笑って過ごしましょう(テンコの目線に合わせてにこっと笑う)
謎々…。何となく分ったかも?
笑わせるのは…あまり得意じゃないけど、依頼だから頑張るわよ(ため息混じりに)