【解放】謎のオーガとスポーツ対決!(星織遥 マスター) 【難易度:簡単】

プロローグ

首都タブロス市にあるA.R.O.A本部。
この町もクリスマスが過ぎ、新年を迎えた。
新たな気持ちを胸に1年を過ごそう、と前向きな心持ちの職員達。
しかし、彼らの新年は始まって早々慌しくなることに……。

天界のお役所の1つである「初恋宮」という所の神様が代替わりし、新しい神様が来たという。
ただ、この新たに就任した神様が生真面目というか、風紀をあまりに重んじる方らしく、
映画館や遊園地などのデートスポットを封鎖しているという。
ウィンクルム達からは、たまの休日が台無しになってしまった、
デートに行こうとしたら入れなかったなど、怒りや悲しみの報告が相次いでいた。
彼らのフォローやケアもA.R.O.Aの仕事とはいえ
このような事態は想定外。職員達も対応に追われていた。
そんな本部に1本の電話が入ってきた。受付が電話に出る。

「はい。こちら、A..R.O.A本部です」
「ちょっと!アレなんとかしてくれよ!お宅らの専門だろ!」

電話先の男性は慌てているのか怒っているのか、はたまた両方か。
突然の大声に、受付は思わず受話器を遠ざけ、耳を押さえた。

「こう!すっげぇでかい!オーガっつったっけ?それが居るんだよ!」
「お、落ち着いてください。1つずつ確認をさせてください」

受付はメモとペンを用意して、なんとか情報を集めようとする。
男性の名前はジャック。タブロス市の北側に位置する場所にある総合スポーツ広場で働いているらしい。
今日も仕事のため広場に行くとオーガが現れたという。
そのオーガは黄金色で、身長は2m以上は確実にあり、筋肉がしっかりしているとジャックは言う。
数は正確にはわからないが、5体以上いるのは間違いなさそうだ。

受付は黄金色のオーガという情報は初めて聞いた。
情報のない存在は脅威である。それにスポーツ広場は人が多い。
オーガによって繰り広げられる悲惨な光景が脳裏をよぎる。
それを振り払い、受付は心の準備をしてから尋ねた。

「では、建物や……利用者への被害状況はどうなっていますか?」
「いや、全然。壊れてないし、けが人とか居ないし」
「……はい?」

ジャックのあっけらかんとした返答に、受付は思わず気の抜けた声を出してしまった。
そのオーガたちは、人々にスポーツで勝負を挑んでいるだけらしい。
しかし一度も負けておらず、ずっと勝ち続けているという。

ひとまず物的・人的被害が出てないことに安心したものの、
受付はどう対処したらいいのか分からない。
そもそもスポーツにこだわるオーガなど聞いたことが無い。
突然変異だろうか、と頭を悩ませる。

「とにかくなんとかしてくれよ!客は怖がって逃げちまうし!挑まれた奴らは負けて凹んでるし!
もう散々なんだよコッチは!連中を追っ払ってくれたら金は払うから!マジで!」
「……分かりました」

電話を切り、受付は大きく息を吐いた。そして対処法を考える。
話を聞く限り、スポーツでの勝負以外は興味がないように思える。
だったら勝負で勝てばいいのではないか、と受付は結論づけた。
あの場所に訪れてスポーツを楽しむカップルも少なくない。
このままにしておけば、ウィンクルム達が悲しむことになるかもしれない。
何はともあれ、早く解決しなくては……。

新年早々、厄介なことになりました……。
ウィンクルムの皆さん、よろしくお願いします。

解説

●黄金のオーガ
突然変異で生まれたオーガ。
身長2.5mのスポーツ系筋肉マッショのオーガです。さわやかな笑顔が印象的。
彼らはスポーツで正々堂々挑んできます。ルール違反は絶対やりません。
その強さ故か、勝負する種目を人間側に決めさせます。
彼らは「野球」か「サッカー」の2択を提案します。
また彼らはものすごい怪力なので純粋な力勝負では勝てません。
しかし筋肉が重く、動きは人並みです。
どちらの種目もルールは知っていますが、特別うまいわけではありません。

●皆さんにお願いしたいこと
オーガとする種目を「野球」と「サッカー」のどちらにするか
掲示板などで相談して意見をまとめておいてください。
また、なにか作戦を立てておくと、勝負を有利に進められるでしょう。

●スキルとトランスについて
特段スキルは必要ありません。
また、オーガと対峙しますが直接戦うわけではないのでトランス状態にはなりません。


ゲームマスターより

あけましておめでとうございます、星織遥です。
本年もよろしくお願いします。

今回のお話はオーガが出てきますが
戦闘で怪我をすることはありません。

スポーツを楽しむ感覚で参加して頂けたら嬉しいです。

リザルトノベル

◆アクション・プラン

八神 伊万里(アスカ・ベルウィレッジ)

  種目サッカー
ポジション:ミッドフィールダー

事前にルールを読んで覚える
試合前に円陣を組んでみんなで掛け声
キャプテンとして円陣と掛け声の先導
「ウィンクルムー、ファイッ!」

MFはコート中盤で状況をよく見てパスの中継や
攻撃にも守備にも回れる判断力が必要

前半
まずは私とアスカ君間でのパスのラインを確立させ
相手にそのパターンを覚えさせる

後半
パートナー同士のパスラインは警戒されて繋ぎにくくなるころ
これまでフリー気味だったトラさんにもパスを送りチーム全体で攻めていく
前半彼がギスギスしてたのも作戦のうちです
チャンスがきたら高くボールを上げアスカ君をアシスト

いずれもオフサイドと不意のラフプレーしないよう気を付ける


テレーズ(山吹)
  変わったオーガもいるんですね
こんなオーガばっかりならきっと世界も平和にな……らないですね!
広場は返してもらいますよ!

種目:サッカー

開始前に円陣ですね
チーム戦ですしみんなで協力して勝ちましょう!
相手チームにもしっかり挨拶しておきますね

ポジション:DF

初心者ではありますがルールは山吹さんに確認しました
やってはいけない事を把握してルール違反に注意
教わった事や作戦が試合でいかせるよう頑張りますね

試合中はライン際攻防戦
相手との体格差を考慮して素早いパス回しと死角位置での動きを意識
細かい事は試合中に他者の動きを見て学び取る
声を出し合って味方同士で連携

いい試合だった、そう思えるような試合にしたいです


吉坂心優音(五十嵐晃太)
  ポジション
・MF

スキル
・フェイク

作戦
・基本的に声かけとパスを回しとサイドライン際で攻防戦
・前半戦は敵にウィンクルム同士だからパスが通りやすい事を覚えさせる
・後半戦は空いてる味方にパスを回し敵を翻弄

行動
・試合の前に円陣組んで気合を入れる
・敵の死角を突いてパスやゴールに向かいシュート
・フェイクも使う
・敵のボールなら積極的に奪いに行き、サイドライン際に向かわせる様仕向ける
・自分がボールを持っていてもサイドライン際へ行く
・サッカーを楽しみ終始笑顔
・テニス部の反射神経と運動神経使用
・時折真黒い邪神の化身が…?
・伊万里の指示を軸に行動
・スピンシュート(強烈な回転かけた予測不能

「うふっ絶対に負けない(黒笑」



花岡 美園(トラ)
  うーん…
トラ君がやる気出してるのは嬉しいんだけど、私、あんまり運動得意じゃないんだよね…
でも、えいおー!
本で戦術調べておいて、みんなに指示出そうかな
DFで、全体見ながら「○○さん戻って!」とか「左開いてる!」とか「後ろ来てる!」とか言って

でも、敵が攻めて来た時には私も守るね
ボール持った相手をマークして、パス出させよう
そしたら他の人がカットしてくれるはず
このオーガは紳士的みたいだし、ちょっと無理して突っ込んだってきっと向こうが避けてくれるよね

オーガにも、いろいろいるのかな…?
ハーフタイムや試合後に、どうしてこんな事してるのか聞いてみようかな?
仲良くできそうなら、小さな子の遊び相手になって欲しいな



●総合スポーツ広場へ
 ウィンクルム達はA.R.O.A本部から要請を受けて、オーガが出たという総合スポーツ広場に向かっていた。外の気温はそれほど低くない。空に雲は無く暖かい陽差しが彼らに降り注ぐ。まさにスポーツ日和。しかし彼らの目的はレジャーではないので浮かれてはいられない。
「それにしても妙なオーガが出てきましたね……スポーツを挑むなんて。一通り有名なスポーツはル-ルを確認しておきましたが……」
 『八神伊万里』は小さくため息をつき、自身の鞄を軽く叩く。中からは本同士がぶつかる音がした。
「……もしかして今の音、ルールブック?」
「ええ、そうよ」
パートナーである『アスカ・ベルウィレッジ』の問いに、さも当然のように答える伊万里。驚きつつも感心した様子のアスカ。
「ほんと……変わったオーガもいるんですね。
こんなオーガばっかりならきっと世界も平和にな……らないですね!広場は返してもらいますよ!」
「人を襲ってはいないにしても、迷惑を掛けているとなれば放って置く訳にはいきませんね」
 『テレーズ』の意気込みに同意するように『山吹』も話す。
「勝負する種目がテニスやったら俺らがめっちゃ有利なんやけどな。なぁ、みゆ」
「うん!そうだね!」
 『五十嵐晃太』が胸を張って答えると『吉坂心優音』も力強く頷いた。2人は学校のテニス部に所属しているので、テニスには自信があるようだ。
「ま、なんだろうとオレが大暴れの大活躍だけどな!」
 『トラ』も負けじとそう宣言する。
(うーん……トラ君がやる気出してるのは嬉しいんだけど、私、あんまり運動得意じゃないんだよね……)
 『花岡美園』は心の中で嬉しさと不安を抱えたまま皆の後ろに付いていく。それぞれの思いを抱きながら歩き続けると、目的の施設が見えてきた。

●ジャックから事情を聞こう
 スポーツ広場に到着した一同は入り口付近をざっと見回してみる。しかしどこも破損している様子がない。だが、その不自然さにすぐ気付いた。外で体を動かすには最適な天候の中、利用客がまるで見当たらない。
「受付の方が話していた通りですね……」
 美園が不安そうに呟く。より詳しく話を聞くため、受付から聞いた男性に会おうと事務室へ向かった。事務室は入り口から程近いところにあった。ノックをすると返事があったので中に入る。
「あー!やっときた!もうこっちはずっと待ってたんだよ!
アンタらだろ?オーガってのをなんとかしてくれるっていうのは!お客は帰っちゃったし!俺じゃどうしようもねぇし!」
 事務室に入った途端、1人の男性が椅子から立ち上がり、迫るように話しかけてきた。どうやら彼が本部へ電話をしたジャックのようだ。ジャックは困惑と怒りと焦りが混ざった表情で話し続ける。彼の話をまとめると、黄金色のオーガが突然現れて、広場内で利用客を相手にスポーツ勝負を挑み続けたらしい。オーガではあるが、粗暴なことはせずフェアプレーを貫いているという。既に利用客は逃げたり、避難したあとで誰も残っていないらしい。
「とにかくなんとかアイツらを追っ払ってくれよ」
「わかりました。いまオーガはどこに居るんですか?」
「こっちが聞きてぇくらいだ……広場内には居ると思うけどな。とにかく探してくれ」
 伊万里の問いに曖昧な返事をするジャック。ウィンクルム達も顔を見合わせる。とにかくオーガを見つけないと話が進まない。ひとまずオーガを見つけて、対処はそれから考えることになった。
「じゃ、そういうわけで後はよろしく」
「いやいや、あんさんも来てもらわんと困ります。俺ら広場のこと全然分からんから」
「マジかよ……」
 晃太の指摘に皆が頷く。ジャックはしぶしぶといった様子で彼らと一緒に事務室を出た。

 事務室を出て、広場の奥へと進んでいく。ジャック曰く、オーガは事務室のほうには来ていないから入り口より遠いところに居るはずだという。周囲を警戒しながら歩き続ける。しばらく歩いた頃、ふと特徴的なシルエットが視界に入ってきた。黄金色の体をした存在。それが遠くに何体か見える。
「あれが例のオーガやな……」
「そうだねぇ……」
 晃太と心優音は神妙な面持ちでオーガを見つめる。するとあちらも視線に気付いたのか、ゆっくりとした足取りでこちらに向かってくる。ウィンクルム達は思わず身構えた。オーガたちが目の前までやってくると、その姿が明らかになる。遠くに見えていた時には分からなかったが、かなり背が高くウィンクルムたちの身長を軽々と超えている。さらにずっしりとした体格で筋肉がとても発達している。
(どうしよう……どうしよう……)
 美園はその存在感に思わずたじろいだ。
「なんだよ、やろうってのか!」
 一方トラは一歩踏み出しオーガと向かい合う。しかしオーガたちが攻撃してくる様子はない。オーガ同士が顔を見合わせると、一体のオーガが前に出てくる。右手にはバット、左手にはサッカーボールが握られている。その腕を交互に掲げながら、なにか言っている。しかしその内容はさっぱり分からない。
「なにやってんだコイツ……」
「……もしかして、私たちにどちらか選ぶように促しているのでは……?」
 アスカの頭に浮かんでいたハテナを伊万里が解消した。ウィンクルム達は話し合いの末、サッカーを選ぶことにした。オーガの持つサッカーボールを指差すと、オーガはさわやかな笑顔を浮かべながら親指を立てた。オーガ同士でなにやら盛り上がっている。彼らはサッカーボールを大事そうに脇に抱えるとグラウンドへ向かって歩き出した。全員これから楽しみといった表情だ。
「ほ、本当にスポーツが好きなんですね……」
「みたいだね……」
 テレーズと山吹の呟きに小さく頷く一同。ジャックは帰ろうとしたが、審判として付いてきてもらうことにした。

●試合前の作戦タイム
 グラウンドに到着するとそれぞれのベンチコートへ向かう。オーガたちは準備運動を念入りにしている。ウィンクルム達も準備運動を始める。伊万里は鞄からサッカーのルールブックを取り出して復習している。その横で美園も一緒に見ながらルールや戦術を調べている。
「……さて、こっちはどないしよか……」
 晃太はストレッチをしながら皆のほうを見る。あの体格に真っ向から飛び込んでも勝ち目はない。なにかしら作戦は必要だろう。しかしこの8人全員とも運動が得意というわけではなく、サッカーを専門にやっている者はいない。そういった点を考慮しつつ、皆で作戦を考えていく。

「……では、こんな感じでしょうか」
 備え付けのホワイトボードに伊万里が皆の意見を書き連ね、それをまとめる。前半戦はウィンクルム同士でパスを集中的に回し、相手に『ウィンクルムのパートナー同士はパスが出やすい』と印象付けることを心がける。そして後半戦ではそれを逆手に取ってパスの範囲を広げて翻弄する。体格差を考えると中央でボールのやりとりをするのは厳しいので、ライン際を活用していく。
「他に何かありますか?」
「あの……」
 おずおずと手を上げるテレーズ。
「指揮をとる人がいたほうが行動しやすいかなって……あと、チーム名もあったら……」
「なるほど確かにな。キャプテンは伊万里でよくね?」
「アスカ君!?わ、私がですか!?」
 驚く伊万里に対して周りは全く反対する様子が無い。作戦をまとめていく姿を見て、伊万里がキャプテンで問題ないと思っているようだ。
「……分かりました。精一杯キャプテンとして頑張ります!」
 目に力を宿し、伊万里は頷いた。チーム名は『絆アロアーズ』に決まった。自分のポジションを確認して、それぞれがグラウンドへと向かう。

 グラウンドにはオーガたちが既に待機していた。目をきらきら輝かせて、キックオフの瞬間が待ち遠しいといった様子だ。私たちもいきましょう、と伊万里が促した。
「あ、そうだ!」
 突然テレーズが声を上げた。皆、ぴたっと足が止まる。
「どうしましたか?テレーズさん」
「山吹さん!私、あれがやりたいです!円陣!」
 テレーズの申し出に全員賛同した。グラウンドで輪になり、両隣の相手の肩にそれぞれ手を掛けて円陣を組む。
「では掛け声行きますよ……ウィンクルムー、ファイッ!」
「「「オー!!」」」
 伊万里の掛け声に一同は元気に返す。改めて気合が入ったところでジャックが声を掛けてきた。
「はい、センターラインに一列に並んで。えー、それではこれより……あー……なんて呼ぼう」
「私達は『絆アロアーズ』です」
「了解。『絆アロアーズ』と、えっと……『チームオーガ』の試合を始めます。よろしくお願いします」
 ジャックの宣言に合わせて、頭を下げる両チーム。挨拶を済ませ、それぞれのポジションへと移動する。
 フォアードの晃太、アスカ、トラが1列目。そのやや後ろにミッドフィールダーの心優音と伊万里。さらに後方にディフェンダーのテレーズと美園。そしてゴール前にはキーパーの山吹。お互いに目配せしながらポジションを確認する。一方オーガたちは、ゴールキーパーは1人決まっているようだが、他の7人はバラバラでなんとなくフィールドに散らばっている印象を受ける。
「それでは……キックオフ!」

●前半戦
 ジャックの宣言とピーッという笛の音で始まった前半戦。最前線の晃太、アスカ、トラが前に踏み出す。その後ろを心優音と伊万里が追いかける。ボールをキープしているのは晃太。晃太に1体のオーガが迫ってくる。
「来おった……いくで、みゆ!」
「はーい!」
 晃太はそう言うと同時に左側に出てきた心優音にパスを出す。心優音はボールを受け取ると左側のサイドラインに沿うようにゴールを目指す。しかしまた別のオーガが立ちふさがる。すると今度は晃太にボールを戻す。同様に伊万里とアスカがボールを拾ったときは2人の間でパスを回した。狭い範囲で前進と後退を繰り返す。しかしオーガもこの流れを理解してきたらしく、晃太から心優音に送られたパスが遮られてしまった。オーガがドリブルで攻め込んでくる。
「おっと!オレを忘れちゃ困るぜ!」
 トラがボールを持つオーガに接近し、ボールを掠め取るとそのまま相手ゴールへまっすぐ進む。その後ろを他の4人が追いかける。オーガたちはパスを警戒して先程より広く陣地に構えている。
「チームプレー?オレがそんな軟弱な事するわけねーだろ!とにかく蹴ってゴールだ!」
 トラはドリブルのスピードを速め、1人で敵陣を駆ける。しかし1人で突き進むトラに3体のオーガがディフェンスにあたる。それでもなんとかゴールを目指して蹴るが、相手にボールを取られてしまった。ボールを持ったオーガが2人体制で突っ込んでくる。どうやら伊万里たちのプレーを見て、パスを学んだようだ。攻めの5人が抜かれ、ディフェンスのテレーズと美園に迫る。
「私、行きます!」
 美園がボールを持ったオーガに近づいていく。無理にボールを奪うことはせずマークに徹する。するとオーガがもう1体のオーガにパスを出す。しかし互いの距離が遠く、ボールが届くまでに隙が出来てしまった。その隙を突いてテレーズがボールを蹴り上げる。心優音たちのところへと思って蹴ったボールは斜めに飛んでしまい、誰も居ないところに落ちてしまった。両チームとも、すぐに回収に向かう。
「ボールのコントロールってなかなか難しいですね……」
「でもナイスカットでしたよ!」
「美園さんのマークのおかげですよ」
 互いのプレーを称えあい、笑顔で頑張りましょうと話す2人だった。

 そんな調子で時間が進み、前半戦も終わりが近づいてきた。オーガたちも慣れてきて、攻め方も守り方も上手くなっている。お互い得点の無いまま前半戦が終了するかと思われたその時、オーガたちが美園とテレーズのディフェンスを突破し、ゴールに迫る。山吹の顔に緊張が走る。
「山吹さん!お願いします!」
 テレーズの声援に一層気合を入れる山吹。緊張の瞬間。オーガから放たれたボールはゴールに吸い込まれるように進んでいく。それに向かって懸命に腕を伸ばす山吹。その腕がかろうじてボールに触れた。軌道が僅かに変わったボールはゴールポストに当たり、フィールドへと戻る。
「ふう……危ないところでした……」
 そっと胸をなでおろす山吹に一同が、ナイスセーブ、と声を掛けた。ここでジャックの笛が鳴り、ハーフタイムの宣言がでた。30分のハーフタイムを経て、後半戦を開始することになった。

●ハーフタイム
 チームのベンチへ帰り一息つく一同。水分を取り、軽いストレッチを行う。オーガたちに目を向けると同じように水分を取っていた。ジェスチャーを交えながらとても楽しそうに会話をしている。オーガである事を除けば、純粋にスポーツを楽しむ集団にしか見えない。
(オーガにも色々いるのかな……?)
 美園はそんなことを思った。そして、少しあちらに行ってきます、と皆に伝え一度離脱した。普段ならオーガの中に1人で行かせるなんて考えられないが、彼らに関しては例外的に大丈夫だろうと誰もが思った。
 美園はオーガのベンチにたどり着くと、どうしてこんな事をしているのか、と尋ねた。しかし互いに言葉が通じないため身振り手振りでそれを必死に伝える。オーガも初めはよく分からなかったようだが、ふっと理解したらしく、おもむろに立ち上がる。するとテニスのラケットを振る仕草やバスケットのドリブルの真似をしてみせた。そしてジェスチャーで何かを一生懸命伝えようとする。美園は、スポーツがとても楽しいんだ、と言っているんだと分かって、頷いた。その様子にオーガは爽やかな笑顔で親指を立てる。
(本当にスポーツが好きなオーガなんだ……)
 こんなタイプのオーガもいるんだな、と思いながら美園は自陣のベンチへ帰っていった。

「どうやら帰ってきたみたいね」
 伊万里の視線の先にはゆっくりとベンチへ戻ってくる美園の姿があった。
(……あの女、オレを差し置いてオーガとお喋りかぁ?オレの方がよっぽどかっこいいだろ!見てやがれ糞女!)
 トラは心の中で呟くと、後半戦へさらなる意気を込めた。

 全員揃ったところで改めて作戦の確認。オーガ達の反応から、パスはウィンクルムのパートナーを中心に回っていること、トラが独断専行していること。この2つを印象付けることは出来た。ここからパスの範囲を広げてオーガたちを翻弄する。それと前半戦と変わらずライン際を積極的に活用していく。
「こんなところでしょうか。他に気になったところはありますか?」
「あの……」
「美園さん、なんでしょうか?」
「後ろから見てて思ったんですけど、攻めの5人が固まりすぎじゃないかなって……」
 その指摘に一同は前半戦を思い出す。言われてみれば5人で敵陣を目指し、ボールが取られたら引き返す。一度ボールを取られ、その5人が抜かれてしまうと一気に守りが薄くなる。さっきはキーパーの山吹がセーブしたからよかったものの、このままでは後半戦が危うい。話し合いの末、攻める時は先程より広がりを持たせ、ボールが取られた時に備える。ゴールが目前となれば一気に得点獲得に乗り出すことにした。
「うふっ……絶対に負けない」
「さぁ楽しんだもん勝ちや!」
 心優音のややダークな思いと晃太の掛け声とともに、再びフィールドに赴いた。

●後半戦
 後半戦が始まると、早速トラが1人で先行する。その後ろを晃太や心優音たちが追う。オーガたちが2人がかりでトラのボールを奪いに来る。
「どれだけ来ようとこのまま突っ切ってやるぜ!……なーんてな!」
 トラはボールを右後ろから来ていた心優音にまわす。オーガたちに動揺が見える。
「作戦がうまくいったみたいね。このままいこう!」
 心優音がライン際をドリブルで攻めていく。テニスで磨かれた身体能力を発揮し、うまくオーガたちをかわす。ボールが取られそうになったら晃太をはじめ、伊万里やアスカ、トラにパスを回していく。パスの範囲を広げたことで、オーガたちを混乱させる作戦は上手くいったようだ。
 しかし得点になかなか繋がらない。心優音のスピンシュートに晃太のナックルシュート、トラの突撃ドリブルからのシュート。様々な形でゴールを狙うが、オーガたちはそれを目で追い、足で阻み、時には体を張って止めてくる。そして隙を突いて今度は山吹の守るゴール目掛けてドリブルを仕掛けてくる。それをなんとか抑えようと美園とテレーズが守りを固め、ボールを取り返す。その2人をすり抜けた攻撃がゴールを襲うたび、山吹が体を張って防ぐ。まさに一進一退の攻防が続いていた。

 後半戦の時間も残りわずか。伊万里たちの体力は減る一方だった。
(この攻撃がラストチャンスかも……)
 伊万里はライン際を進行しながら心の中でそう考えていた。サッカーの腕では渡り合えても、純粋な体力勝負ではオーガたちが上。このまま得点が入らずに延長戦になったら勝ち目はない。相手のゴール近くまで来たが、敵も味方も入り乱れた状態。しかしその中で、アスカが少し余裕のある位置にいることに気付いた。
「アスカ君!」
 伊万里がゴール近くに向けて高めのボールを放つ。オーガたちはボールを目で追う。その間、わずかに動きが止まった。その隙をアスカは見逃さず、オーガの壁をすり抜けジャンプした。
「おらああ!!」
 やや強引な位置でオーバーヘッドを狙い、なんとかボールをゴールのほうへと押し込む。キーパーのオーガが体を目一杯広げて防ごうとするが、ボールはゴールポストの枠をくぐり、ネットを揺らした。
「……よっしゃあああああ!!」
 倒れた姿勢から身を起こし、得点が入ったことを知るとアスカが全力で喜びの声をあげた。そこから攻めの4人、そして守りの美園やテレーズ、山吹も状況を把握し喜びを分かち合った。この1点が決勝点となり、試合は幕を下ろした。

●試合が終わって
 試合開始と同じようにセンターラインに並ぶ両チーム。
「えー、『絆アロアーズ』が1点、『チームオーガ』が0点。よって『絆アロアーズ』の勝利です。ありがとうございました」
 互いに頭を下げる。試合はウィンクルム達の勝利で終わった。オーガたちは負けたことが余程ショックだったのか『バヒューン!』と音を立てて消えてしまった。
「き、消えちゃった……これで解決かな?晃ちゃん」
「せやな」
 依頼を達成したことに安堵した一同。休息のため、一度ベンチに入る。

「全ては未来のために」
 テレーズはインスパイアスペルを唱えると山吹の頬に口付けをする。
「皆さんお疲れ様でした。今から回復します」
 トランス状態になった山吹は『サンクチュアリ』を唱えた。グラウンドを走り回ったり、ボールを奪い合ったりする過程で出来た小さな傷や、試合で消耗した体力が少しずつ回復していく。皆から感謝の言葉が伝えられる。
「どうだ美園!オレの活躍見てたか!?」
「うん……トラ君、お疲れ様」
 美園の表情にトラは満足そうだった。
「結構疲れたけど、サッカーも楽しいもんやな」
「そうだねぇ」
 そう言って晃太と心優音は笑いあった。伊万里やテレーズもパートナー同士で労いの言葉をかける。
 普段とはまるで違う依頼内容。変わった姿のオーガ。今回の一件は戸惑いも大きかったが、それを超える達成感に包まれる一同であった。



依頼結果:成功
MVP

メモリアルピンナップ


エピソード情報

マスター 星織遥
エピソードの種類 アドベンチャーエピソード
男性用or女性用 女性のみ
エピソードジャンル イベント
エピソードタイプ ショート
エピソードモード ノーマル
シンパシー 使用不可
難易度 簡単
参加費 1,000ハートコイン
参加人数 4 / 2 ~ 4
報酬 通常
リリース日 01月09日
出発日 01月17日 00:00
予定納品日 01月27日

参加者

会議室

  • [39]吉坂心優音

    2015/01/16-23:29 

  • [38]八神 伊万里

    2015/01/16-23:23 

  • [37]花岡 美園

    2015/01/16-23:18 

    美園:
    こっちも提出済みです。
    キャプテン、よろしくお願いします!

  • [36]吉坂心優音

    2015/01/16-23:10 

    心優音:
    いまちゃんキャプテンよろしくお願いします!
    あたし達も特に変更ないのでプラン提出しますねぇ!

  • [35]テレーズ

    2015/01/16-23:03 

    キャプテンよろしくお願いしまーす。
    では特に動きはないようなので私もこのままプラン提出しておきますね。

  • [34]八神 伊万里

    2015/01/16-21:30 

    ええっ!?わ、私がですか?
    分かりました、では僭越ながらキャプテンを務めさせていただきます…!
    先程プランを提出しました。
    ギリギリまで対応できるので何かあったら遠慮なく言ってください。
    それではみなさん、改めてよろしくお願いします!

  • [33]テレーズ

    2015/01/16-17:20 

    あら、ぴったり被りましたね。ある意味レアです。
    じゃあ大きい人でなく小さい人ということで伊万里さんでどうでしょう?
    私次に確認できるの22時過ぎになりそうなので、その間に決まった事には反対しません。

  • [32]花岡 美園

    2015/01/16-14:09 

    美園:
    円陣と不仲作戦は両立できるんじゃないかなあ?
    不仲っていうよりは、トラ君が一人でスタンドプレーしてぎすぎすさせる感じになるけど。
    ほら、トラ君ってそういうの得意そうでしょ?


    トラ:
    なんかヤケに棘のある言い方だなぁおい!
    まあでもそういう事でオレに任せとけ!

  • [31]吉坂心優音

    2015/01/16-11:52 

    心優音:
    あっ言い忘れてました!
    あたし、フェイクスキルレベル1だけど持ってるよ〜!
    何かに役に立つかも知れないからプランに書いとくね!

  • [30]吉坂心優音

    2015/01/16-11:49 

    晃太:
    昨日は顔出せずすまん!
    それと色々熱くなってしもうてゴメンな(苦笑)

    >円陣
    ええなぁそれ!
    気合も入るって訳や!

    >作戦
    ほんなら基本的にパス回しとライン際攻防戦
    前半は相手側にこちらの動きを覚えさせるんでえぇんやっけ?
    俺達とアスカ、八神コンビでパス回ししウィンクルムだからパスが通りやすいって思わせとく
    後半は全員入り乱れてパス回し
    それと相手は2.5m、死角をついて又は足の間を隙を突いて通るのも行けるんとちゃうか?
    多分やけど…

    キャプテン決めるんか?
    ほな俺達もサイコロ振るわ!
    そりゃ!

    【ダイスA(10面):4】【ダイスB(10面):8】

  • [29]八神 伊万里

    2015/01/16-09:33 

    あ、すみません一つだけ
    円陣を組んでチームの団結を見せるなら、
    前に私が言った『ウィンクルム不仲説』作戦はない方がいいですね…
    ここは小細工せず、真っ当な勝負をしましょう。

  • [28]八神 伊万里

    2015/01/16-08:09 

    サッカーチームなので、ここはキャプテンとお呼びするべきでしょうか…
    誰がなってもいいのだし、ダイスで決めるのに賛成します。
    私も振ってみますね、えいっ。

    【ダイスA(10面):2】【ダイスB(10面):4】

  • [27]テレーズ

    2015/01/16-01:39 

    >円陣
    わーい、やっぱりチーム戦ですしやってみたかったんです。
    掛け声とチーム名も特に異論なしですよー。

    そういえばリーダーいませんでしたね。
    掛け声的にも必要ですし、立候補か推薦あたりでしょうか?

    せっかくダイス機能があるので10面で一番大きかった人とかでくじ引き形式もできますね。
    Aが神人、Bが精霊とかで。一番高い人が複数いたら相方の数字を加算してより高い方とか。
    とりあえず振っておきますが、誰がやるのかそのあたりはおまかせしまーす。

    【ダイスA(10面):4】【ダイスB(10面):8】

  • [26]八神 伊万里

    2015/01/15-14:17 

    はっ、すみません、こっちも少し熱くなってしまいました。
    守備についてはテレーズさんや晃太さんの作戦で賛成です。
    ライン際の攻防で範囲を限定、死角を突いて広いところにパスを送れたらいい感じですね。
    人手が足りないと思うので、状況を見てMFも下がって守備に回ることも考えておきます。

    それと、これまでのやりとりで一つ思いついたことがあるんですが…
    【19】のトラさんの発言…『神人を囮にしてレッドカードを誘う』作戦を、試合直前に敵の前で言うんです。
    ウィンクルム不仲説で相手の油断を誘う作戦ですね。
    フェイクスキルなどがないと思うのでうまくいくかどうか分かりませんし
    第一これはただの思いつきなので、やるかどうかは本人にお任せします。
    どうしてもというわけではないのであまり気にしないでください。
    現にアスカ君はやらないと思うので…

    それはおいといて、円陣いいですね!
    掛け声はオーソドックスなものだと…
    リーダーが「ウィンクルムー、ファイッ!」の後にみんなで「オー!」でしょうか…?
    チーム名も決めるとより結束が高まる感じがしていいかもしれませんね。
    …き、『絆アロアーズ』…とか?

  • [25]花岡 美園

    2015/01/15-12:02 

    はいっ、がんばりましょう!
    (ありがとうございますー>テレーズさん)

    オーガとお互い讃え合うっていうのも、不思議な感じ……オーガが全部こういうのならいいのに。
    ちょっと怖いけど、ハーフタイムとか試合後とかに交流してみたいなぁ。
    このオーガについての情報収集、って言うよりも個人的な好奇心に近いけど……。

    あっ、円陣やりましょう!
    えいおー!

  • [24]テレーズ

    2015/01/15-02:26 

    間が開きましてー。
    ポジション決定ですね。美園さんはDF同士頑張りましょうね!
    (アイコン納品おめでとうございまーす)

    流すのは血よりも汗!がいいなと思います。
    試合後には、お互いが讃え合えるような気持ちいい勝負ができるといいですね。
    とはいえ試合後になるとは思いますが万一怪我してしまった時の回復はおまかせくださーい。
    まあとりあえず感情的になりすぎるのはめっですよ。

    守備はどうしましょうね。
    もともと人数少ない上に押し負けるのは確定でしょうし。
    私も素早さと小回りのよさでカバーするくらいしか思い浮かばないですね。
    ほぼ全員が相手と1m近く身長違って死角帯は多そうなので利用できればなーくらいですね。

    あと思ったのは初心者組みは対応を細かく決めすぎると
    イレギュラーな事が起きた場合の判断が遅れて後手後手になりそうかなと思うので
    基本だけおさえておいたら後は軽く指針決めるくらいのが行動しやすそうかなと。

    あ、作戦関係ないですが私あれがやりたいです、あれ。円陣!
    掛け声は丸投げします。

  • [23]花岡 美園

    2015/01/15-00:05 

    トラ:
    じょーだんだって! ちょっと言ってみただけだ!
    それによく考えたら、美園じゃ相手に上手く避けられるのが関の山だったか。
    まあでも今回、美園にも体張って貰わなきゃならねえのは確かだぜ?
    敵に吹っ飛ばされろとは言わないまでも、
    敵のドリブルを邪魔するくらい出来なきゃ役に立たねえからな。
    そん時、オレが付きっ切りになるワケにもいかねえだろ?

    ま、美園には直接シュートさせない程度に敵をマークして貰って、
    敵がパスを出したら他の奴らでカットして反撃に繋げる、って感じでどうだ?
    その後は、今まで出てきた作戦通り攻めりゃいいな!

  • [22]吉坂心優音

    2015/01/14-23:40 

    晃太:
    連投すまん

    >トラ
    そんな作戦却下や却下!!
    八神も言うとるけどな、わざと相手にレッドカード出させる?
    まぁ一応そういう作戦もあるっちゃあるが、そんなん勝負やない!
    それにわざと怪我しに行くような事は危険や!!
    しかもあんさん、自分のパートナーが怪我しても良い?
    何自分のパートナー怪我させるていで言うとるんや…
    それは花岡も納得して言うてるんか?
    納得してるんやったら俺は何も言わん
    せやけど勝手に言うてるんやったら大概にせェよ?
    いくら新人で契約したてやとしてもそないな考え止めろ…
    そりゃスポーツでも任務でも怪我するんはしゃぁないで
    俺達精霊なんか特にそう…
    オーガと戦ってると無傷で帰って来れたら万々歳や
    それに神人だって時には戦い事故で怪我する時ある
    やけどそれは自分自身で決めて戦い怪我したもんや
    なぁ、あんさんは何のためにウィンクルムになった?
    何のためにその子と契約したん?
    何のために精霊と神人が契約するか分かるか?
    神人を護る為や
    因みに俺はオーガから心優音を護る為、契約した
    ウィンクルムは絆が大切なんや
    仲間と連携して勝利を勝ち取る
    それが醍醐味や
    今後の為に言うが、ウィンクルムは甘っちょろい関係や無いで…
    もし次の任務がオーガ退治で自分勝手にわざと神人を囮に使こうてみ?
    誘き出して直ぐに逃げる事が出来たらそれで良し
    もし逃げるん事が出来ひんくて精霊の助けも間に合わんかったら、どうなるか分かるやろ?
    それでオーガ又はギルティに捕まったら…
    全て終わりや…
    よぉ考えるんやな…

    っと又説教になってもうてすまんかったな…
    気を悪くしたらゴメンな…

  • [21]吉坂心優音

    2015/01/14-23:39 

    晃太:

    >作戦
    俺も考えたんやけど、攻守全てサイドで展開するんどやろ?
    攻撃でボールを持っている時もなるべく早くサイドの方迄持って行き攻防をそこでやるんや
    サイドへ持っていった方が中央で攻守が入れ替わるよりは布陣を大きく変える必要無い
    攻撃から守備に切り替わった時、まず敵のパスコースをサイド方向のみに限定してボールをサイドへ持って行くようにするんや
    そうすりゃパスコースを限定するためだけのディフェンスにはボールを奪取するためのディフェンスほどには人数をかける必要が無い
    ほんで、ボールをサイドへ追い込んだ時にボールを囲い込み、ボールがサイドにあると、ラインより外側へはボールを出せないので必然的にパスコースは限定されボールを囲い込みやすくなる…
    これが出来りゃ中央でボールを奪還する為のコンパクトな布陣もいらん
    サイドでボールを奪い、ディフェンスからオフェンスに切り替わった時に素早くワイドに展開すると大きなチャンスが得て勝てるんやないか?
    とは言えコレは、サッカー部におる友人からの受け売りや
    果たして初心者の俺らが出来るかどうか…(汗)

  • [20]八神 伊万里

    2015/01/14-23:22 

    相手のラフプレーを誘う作戦、ですか…
    申し訳ないですがそれは正直、おすすめできません。
    第一に、相手は正々堂々を旨としているため、こちらの誘いに乗ってくれるか分からないこと。
    次に、DFは守備を担うとても重要な役割です。
    一人でも欠けたらこちらの戦力は確実に落ちます。
    第三に、何より…自分のパートナーを、もっと大切にしてあげてください。
    確かにトラさんの言う作戦も一つの手ではありますが、
    私達は仲間を犠牲にしたくはありません。
    やむを得ない状況ならまだしも、わざとパートナーに、それも精霊よりも力の劣る神人に
    怪我をさせることを強要するような作戦は、私にはできません。
    今回はスポーツ勝負だからまだしも、本当の戦いで同じような作戦を行おうとして
    もし神人を、美園さんを失ってしまったら、トラさんはもう戦えなくなってしまうんですよ。
    差し出がましいことを言いましたが、よく考えてみてくださいね。

  • [19]花岡 美園

    2015/01/14-20:40 

    トラ:
    けっ! えらそーに説教たれやがって!
    ……けど、どうやらその作戦だとオレが重要な役割を担うみたいだからな。
    まあ協力してやるぜ!

    あとオレも作戦考えたぜ!
    相手はデカくて力はあるんだろ?
    接触したらこっちが吹っ飛ばされて、相手のレッドカードになったりしねえか?
    相手の人数が減りゃその分有利だぜ!
    ケガするのが美園ならそんなにこっちの戦力減らねえしな!

  • [18]吉坂心優音

    2015/01/14-15:09 

    晃太:
    なる程…前半に俺達の行動を覚えさせて後半はガラッと作戦戦術を替えて翻弄させる…
    えぇやんそれ、俺は賛成や

    守備はやっぱり素早い動きが重要になりそうやな…
    どうすっか悩みもんや…

  • [17]八神 伊万里

    2015/01/13-23:31 

    そうですね、スポーツに重要なのはチームワークです。
    絆の力で戦うのがウィンクルムなら、それはスポーツでも同じですよ。
    皆で一緒に頑張りましょうね。

    パス回しの作戦ですが、思いついたことをひとつ。
    前半は私とアスカ君、みゆと晃太さんでFW-MFのラインを作り
    そのラインを重点的にパスを回します。
    そして相手にパスのパターンを覚えさせて「パートナー同士だからパスを回しやすい」と思わせて
    後半からはトラさんにもパスを回して敵の意表をつきます。

    守備については…うーん、どうしましょう。
    相手は背が高く体も大きいので力ではどうしても押し負けてしまいます。
    素早く動き回る、ボールを低い位置でキープする等して振り回すとか?
    また何か思いついたら書きこみますね。

  • [16]吉坂心優音

    2015/01/13-20:55 

    晃太:
    遅ぉなってすまんな
    所要で出かけておってん(苦笑)

    ポジション大体それでえぇよ
    それと、トラ…やったっけ?
    確かに戦術しないでゴール入れりゃ勝てる
    せやけどそこまで行くのに一人で行けると思うてんのか?
    悪いがスポーツはそんなに甘ないで…
    スポーツってのは一人でやるモノやない
    一人で戦うものでも無いで
    テニスにしろ、野球にしろ、バスケにしろ、サッカーにしろ全てのスポーツにしたって一人で勝てる様な競技やないで
    ウィンクルムの戦闘任務やってそうや
    一人で勝手な行動なんぞしてみ?
    他の奴らに迷惑かけて失敗して大怪我してまうで
    スポーツなら勝てる試合が一人の勝手な行動のせいで負けてしまう
    それと自意識過剰はアカンで
    自分は大丈夫、勝てる、こいつら弱そうだし絶対勝つしとか思ってる奴は先ず負ける
    そう言う奴ほど自分勝手な行動をしやすい…
    せやからスポーツにしろ任務にしろ仲間との連携が大切になるから戦術が必要や
    っとべらべらと説教じみた発言してしもうてすまんな(苦笑)
    俺達テニス部やからついスポーツに関しては熱くなるんや(苦笑)
    まぁ勝ち負けや真剣勝負も大切やけど、なんのスポーツにしても楽しんだモン勝ち、楽しくプレイした方が余計な力やプレッシャーもせぇへん
    やから今回、楽しんでプレイしよな!

    戦術やけど、全員初心者が多いやろ?
    基本的にパス重視で行って相手の動向を様子見して徐々に攻撃型に移行するんはどやろ?

  • [15]花岡 美園

    2015/01/12-23:28 

    美園:
    えっと……そうするとこうかな?

    FW=トラ、晃太、アスカ
    MF=心優音、伊万里
    DF=テレーズ、美園
    GK=山吹

    これで確定して、具体的な戦術とかの話をします?


    トラ:
    は? 戦術とか知ったこっちゃねえ!
    兎に角敵のゴールにシュートすりゃ勝てるんだろ? 任せとけ!


    美園:
    ……とかいうのは置いといて、相手は力強いみたいだし、
    ぶつかって跳ね飛ばされたら危険だよね。
    ボールをなるべく敵に取られないように、しっかりパスを回す感じかな?

  • [14]吉坂心優音

    2015/01/12-22:16 

    心優音:
    いまちゃん…!ホント…?あたしといまちゃん、友達…?
    へへっ嬉しいな(照笑)
    うん!みゆって呼んで!!
    あたし、いまちゃんと友達になれて嬉しい!
    いまちゃん、頑張ろうね!(嬉しすぎてつい抱きつく)

    晃太:
    八神、おおきにな(微笑)
    ほな山吹さんはGP(ゴールキーパー)やね
    せやけど、略して書いてしもうてゴメンな(苦笑)
    分かりにくくて(苦笑)

  • [13]八神 伊万里

    2015/01/12-21:54 

    あ、発言が被ってしまいましたね、すみません。
    ではMFは私とみゆで行きましょうか。
    山吹さんがキーパーですね、分かりました。よろしくお願いします。
    美園さん達の発言を待って、問題がなければポジションはこれで進めて行きましょう。

  • [12]テレーズ

    2015/01/12-21:42 

    伊万里さんと心優音さんは発言時間的にすれ違っちゃった感じでしょうか。
    とりあえずそれは置いといて、身長的な事も考えて山吹さんはキーパーに立候補しておきますねー。

  • [11]八神 伊万里

    2015/01/12-21:32 

    >ポジション
    まだ半決まりといった感じでしょうか…
    フォワード三人でいくとなると、かなり攻撃重視の編成になりますね。
    点の取り合いになることが予想されます、頑張りましょう。

    まだポジションが決まっていない方についてですが、
    美園さんは私と一緒にミッドフィールダーをしてもらうのはどうでしょう?
    コート中央で周りをよく見て、攻撃や守備のサポートやパスの中継、敵ボールのカットからの反撃の起点など
    チームの司令塔にもなりうるポジションです。
    私はスポーツスキルはありませんし得意というわけでもないですが、
    ルールをしっかり把握して頑張ろうと思います。
    そうですね…私が「いかにもな司令塔タイプMF」として大きな動きを見せて
    美園さんは体格差を利用して死角からボールを奪いに行く、という作戦はどうでしょうか。

    そうすると残りのディフェンダーとキーパーが山吹さんとみゆさん…ええと、
    みゆと呼んでもいいですか?最近よく通学路でご一緒するので、もうお友達かなと…(照笑)
    …ともかくそのお二人にお願いする形になってしまうのですが。
    もし他にも希望があればまた考えますね。

  • [10]吉坂心優音

    2015/01/12-21:24 

    晃太:
    おっと遅くなってすまんな
    そっか、今回はトランス出来ひんのか…
    まぁトランスしたら勝負にならん可能性あるしなぁ…(苦笑)
    っと俺はFWやな

    心優音:
    あっならあたしは、いまちゃんと同じMFになるよ~
    攻めも守りも頑張るねぇ!

  • [9]テレーズ

    2015/01/12-14:53 

    サッカーですね、頑張りましょー。
    ルールは山吹さんに聞いてどうにかしますね。
    やる気だけはばっちりです!
    では私はディフェンダーあたりを希望しておきますね。

    ポジションの希望状況は今の所こんな感じでしょうか。
    間違いありましたら訂正お願いします。

    (敬称略)
    フォワード:
    アスカ、トラ、晃太

    ミッドフィールダー:
    伊万里

    ディフェンダー:
    テレーズ

    キーパー:

    未定:
    山吹、美園、心優音

    >スキル
    トランス状態にはなりませんとあるので、スキルなしの純戦でという意味合いかなーと思います。

  • [8]吉坂心優音

    2015/01/12-12:50 

    心優音:
    サッカーに決まったんだねぇ?
    了解だよ~!
    サッカーは学校でもスポーツ大会とかで出場した事あるからある程度はあたしも晃ちゃんもルール知ってて出来るよ~
    ポジションはまだ悩んでるけど、晃ちゃんはシノビのスキルも利用出来るようなら攻撃と攻め重視のフォワードが良いかも~
    陽炎スキルなら相手を翻弄してゴール出来るかも知れないし!

  • [7]花岡 美園

    2015/01/12-11:41 

    トラ:
    よーし、サッカーで決定だな!
    じゃあオレ、フォワードやりたいぜ! やっぱ男なら攻撃あるのみだな!
    スキルとかないけど、まあ多分何とかなるだろ!

    ところでサッカーって、何か高い方がいい能力値とかあったりするのか?
    活発性なら約一名、段違いにどんくさい奴がいるんでコイツどうしよう。
    ディフェンダー? キーパー?


    美園:
    はい……段違いにどんくさい美園です……。
    ルールとか戦術とかの本は今読んでるから、何とかがんばります。
    なので皆さん、よろしくお願いします。

    ほんとは下手な人を守りにすると、攻められた時にすぐ点入れられちゃうんだよね。
    でも攻めが下手だと点入らないし……うーん私、足手纏っちゃいそう。ごめんなさい……。

  • [6]八神 伊万里

    2015/01/12-08:07 

    改めて、八神伊万里です。
    皆さんよろしくお願いします。

    そうですね、では初心者もいるようですので
    全員で攻め、全員で守れてフォローし合えそうなサッカーにしましょうか。
    ポジションについては、
    フォワード、ミッドフィールダー、ディフェンダーそれぞれに
    ルールを知っている人とそうでない人を一緒に配置して二人一組で動く
    ツーマンセルの形をとるのがフォローしやすそうです。
    こちらは八人なので、二人ずつ配置するとしても三組+ゴールキーパーで
    あと一人余ってしまいますが、この人にはフォローを気にせずコート上を縦横無尽に駆けてもらおうかと。
    配置としては、守備重視ならディフェンダー、攻撃重視ならフォワードに回ってもらおうと思います。
    となると、どこを重視してプレイするかも考えておかないといけませんね…

  • [5]テレーズ

    2015/01/12-01:32 

    テレーズと申します。
    山吹さんともどもよろしくお願いしまーす。

    ルールはろくにしりませんが、とりあえずボールをどうにかすればいいんですよね!
    精一杯頑張りますよー。

    私もどちらでも派ですね。
    どちらでも3票、サッカー1票という事でサッカーで決まりでしょうか。

  • [4]花岡 美園

    2015/01/12-00:53 

    トラ:
    おーす! 今日のオレは機嫌がいいから、しっかりオーガ退治に協力するぜ!
    みんな、よろしく頼むぜ!
    と言ってもオレ、野球もサッカーもろくに知らねえけどな!
    どっちかって言ったら、細かい事考えなくてよさそうなサッカーか?
    まあでもサッカーも、オフサイドとかいう突然反則になるルールがあるんだろ?

    ああ、あと美園の奴はどんくさくて弱虫だから戦力になるかわかんねえな。
    みんなに逆らう気が起きねえくらい、ビシビシ鍛えちまってくれていいぜ!

  • [3]吉坂心優音

    2015/01/12-00:41 

  • [2]吉坂心優音

    2015/01/12-00:41 

    晃太:
    久しぶりの奴も初めましての奴もよろしゅう!
    今回はテニスあらへんけど、スポーツスキル活かして頑張んで!!

    俺らもどっちでもえぇよ〜
    ポジションも特に決め取らんし…
    まぁぶっちゃけポジションは何処にするか迷ってんやけどな(苦笑)

    ほな皆様改めて…

  • [1]八神 伊万里

    2015/01/12-00:34 

    ハードブレイカーのアスカだ。神人は八神伊万里。
    俺のスポーツスキル5レベルが火を噴くぜ…!

    今の所、野球とサッカーのどっちでもいい。
    フルでそろって、8人じゃどっちも人数足りないしな。
    それで、ざっくりだけど先にポジションの希望だけ伝えておく。

    【野球】
    伊万里:セカンド、またはキャッチャー
    アスカ:ショート、またはピッチャー

    【サッカー】
    伊万里:ミッドフィールダー
    アスカ:フォワード

    こんな感じだ。もちろん他に希望があるなら変更も考える。


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