【愛の鐘】God bless you(青ネコ マスター) 【難易度:普通】

プロローグ

 お父さんとお母さんがオーガに殺されて、私達は知らない大人達に連れられて、知らないところに引き取られた。
『そこ』は何かがおかしかった。
 私と一緒に来たルーナは、私とは違う場所へ連れてかれた。
 綺麗な温かい部屋で、可愛い洋服を着て、美味しい食事をして、沢山の勉強道具と玩具に囲まれて、気が狂いそうなほど『そこ』の『先生達』に甘やかされるようになった私。
 外の納屋で、ボロ布を纏って、野菜クズだけの食事をして、鞭で叩かれながら、一日中働かされるようになったルーナ。
 ―――いいのよ、ディアーナ。貴方は美味しいお菓子を食べていなさい。嫌な事は全部ルーナにやらせればいいのよ。さぁ、今日も沢山遊んだら『勉強』しましょうね。
 遊ぶなら、ルーナと一緒がよかった。
『勉強』なんて、したくなかった。
 何が違ったの? 私もルーナも同じだったのに。今では体つきも顔つきも別人になってしまった。同じだったのに。何が違ったの? どうしてこんなにも私達を引き離すの?
 疑問は得体の知れない恐怖と一緒にあった。
 どうしても『先生達』を好きにはなれなかったのに、その心の裏側に張り付いた恐怖が『先生達』に逆らう事を許さなかった。無意識にいい子を演じた私はなおさら『先生達』に可愛がられた。
 けれど、押し付けがましい『先生達』の優しさは、本当に優しさだったのだろうか。私には、ペットや実験動物に向ける優しさだったような気がしてならなかった。
 そんな私の予想が当たったのか、ある日沢山の人達が『そこ』に来て、『先生達』を責め立てて捕まえていった。
 そうして私達はまた別の場所へと引き取られたのだ。

 ……神様なんて信じてない。
 サンタだって信じてない。大人だって信じてない。特に、『先生』と呼ばれる人間は。
 だけど、ウィンクルムは。


「ほら、皆、サンタへの手紙は書いた?」
 孤児院の広い食堂、そこで孤児院の先生達が元気な子供達に向けて声を張り上げる。すると、笑い混じりの「はーい!」「まだー!」という声が返ってくる。
 そんな様子を微笑みながら見ていたディアーナに、先生は笑顔で問いかける。
「ディアーナは書き終わった?」
「先生、私もうそんな子供じゃないから、プレゼントはいらないわ」
 ディアーナはこの孤児院にいる十四歳の少女だ。
 銀髪に青い目、白い肌に華奢な体。病弱だけど賢くて、可愛らしい顔でふんわりと笑う。先生達のいう事をよく聞く、とてもとても、信じられないくらいに出来たいい子。
「まぁ! あなたはいつも皆をよく見てくれてるじゃない! こういう時位我儘言っていいのよ!」
 本当にいい子ね、そう言うと、先生は暴れる少年達の方へ「静かにしなさい!」と向かう。
 その先生と入れ替わるように、ルーナがやってきてディアーナの横に座った。
「ディアーナ、知ってる? 今年サンタの力が弱いんだって」
 ルーナもこの孤児院にいる十四歳の少女だ。
 黒髪に茶色の目、日に焼けた肌にやせぎすの体。元気がとりえで近所の子と喧嘩ばかり、いつも無愛想で口はへの字。先生が何か言ってもキツく睨んで全然聞きやしない問題児。
 けれど、少し前にオーガに襲われ、そこをウィンクルムに助けられてから、たまに、少しだけ笑うようになった。
 まるで合わないような二人だけれど、不思議ととても仲が良かった。沢山子供がいる孤児院の中でも、一番仲がよかった。
「サンタの力が弱いのかぁ、じゃあやっぱり私はプレゼントはいらないわ」
「待って、続きがあるの。あのね、サンタを助ける為に、ウィンクルムが手伝ってるんだって」
「え……」
「さっき先生達が言ってたの。ここにはサンタの代わりにウィンクルムが来てくれるんだって」
「ウィンクルムが、来てくれるの……?」
「うん。私もプレゼントなんていらないって思ってたけど、ウィンクルムが来てくれるなら、ちょっと、手紙書いてみようかなって……」
 ルーナは気恥ずかしそうな顔になって、まだ何も書かれていない紙を両手で弄る。
 ……神様なんて信じてない。
 サンタだって信じてない。大人だって信じてない。特に、『先生』と呼ばれる人間は。
 だってこの孤児院に来る前。
 大好きだったお父さんとお母さんはクリスマスにオーガに殺されてしまった。
 二人が死んでしまってすぐに連れられたところでは、私もルーナもずっとずっと嫌な思いをしていた。
 この孤児院に来てからも、私達はくだらない比較をされてきた。
 少し前には、ルーナはオーガに襲われた。
 こんな状況で、どうして神様を信じられるの。どうしてサンタを信じられるの。どうして大人を信じられるの。
 だけど、ウィンクルムは。
 大好きだったお父さんとお母さんはウィンクルムだった。
 前の場所から助けてくれたのもウィンクルムだった。
 少し前にルーナを助けてくれたのもウィンクルムだった。
 神様なんて信じてない。サンタも大人も。
 だけど、ウィンクルムは。
 ウィンクルムだけは、少し信じている。
 きっと、私には出来ない事も可能にしてくれる。温かくて優しいモノをくれる、と。
 そう信じている。
 だから、つい書いてしまった。
 サンタに渡す、いや、今年はウィンクルムに渡す手紙に、昔なくしてしまった、どうしても欲しい物を。どうしても欲しいプレゼントを。

『私の大事な家族の写真を下さい』

 ディアーナは手紙にそう書いた。

解説

サンタになって、ディアーナとルーナがいる孤児院にプレゼントを届けてください。

リザルトはその地区のサンタからプレゼントを受け取り孤児院に向かっているところからスタートです。

どんなサンタの格好がいいかプランに書いてください。
スタンダードもミニスカも敢えてのブラックサンタやトナカイ、何でもありです。男装女装も構わないのよ!
ただし、子供に見せても恥ずかしくない範囲でお願いします。子供達は容赦なく感想を言いまくるよ!
特に希望の無い場合はこちらで決めさせて頂きます。
サンタ衣装レンタル代として、300Jr頂きます。

ウィンクルムは子供達からの手紙を見て、誰が何を欲しがっているか知っています。
プレゼントは基本的に子供の希望する玩具が用意されていますので、安心してお渡しください。
ところが、ディアーナの希望するものはなかったので用意できなかったようです。
その事もその地区のサンタからプレゼントを渡された時に聞いて知っています。
ディアーナに用意されたプレゼントは

1、子供用ポラロイドカメラ
2、綺麗な表紙のらくがき帳
3、可愛い写真立て

この三つの内のどれかです。参加者の皆さんで相談して一つだけ決めて下さい。
どれを選んでもディアーナの希望と違います。
ディアーナをがっかりさせないよう、工夫して渡してあげて下さい。
どうやら実の家族の一人が同じ孤児院にいるようですが……?

ゲームマスターより

過去に嫌な経験をしたせいで、神様もサンタも大人も信じていない少女に、ウィンクルムの皆さんで素敵なクリスマスをプレゼントしてあげてください。

リザルトノベル

◆アクション・プラン

月野 輝(アルベルト)

  ルーナさんにもディアーナさんにも楽しいXmasを

■衣装
トナカイ仕様の茶のミニワンピ
トナカイカチューシャ

■プレゼント
カメラ選択
ディアーナさんの希望の物がなくてごめんなさいと心から謝罪
過去の事は写せないけど、この先大切だと思ったものをこれで写して欲しいの
大切な家族は現在にも未来にも必ずいると思うの

■ディアーナと話
少しお話できないかしら
もし良かったら写真が欲しかったご家族の話を聞かせて
胸に溜まってる想い、教えて欲しいわ

そう言えば、夢の世界で会った時のルーナさんはディアーナさんとそっくりで
まるで双子みたいだったわ
二人、性格も似てるわよね
ね、アル、そう思わない?


アルの過去…いつか話してくれる?待ってるわ



かのん(天藍)
  サンタ服
ケープ付き上着にキュロット
足首丈ブーツ

カメラをプレゼント

プレゼント配る途中ルーナさんに声かけ
やっぱり笑顔の方が可愛いと
ハロウィンの一件以降、体調等不都合はないか確認
相談
今回ディアーナさんの希望を用意できなかった事
ディアーナさんの希望を叶えるため知っている事(両親の人柄、兄弟姉妹の有無)があれば教えて欲しいと

他の皆と情報交換

ルーナさんが家族だったら
ディアーナさんの所に行き2人で写真を

ディアーナさんに
手紙の写真を用意できなくて本当にごめんなさい
欺瞞だと思われてしまうかもしれないけれど、御両親が出会ったように、この先出会う家族と同じ位大切な人達との思い出を自分で残せるようにと選んだ理由を話す



リオ・クライン(アモン・イシュタール)
  ディアーナとルーナとは年が近いが初対面だし、あまり深く聞くのもな・・・
面識のある輝とかのんさんなら多少は気を許すかもしれない

ディアーナのプレゼント・1番

服装・ポンチョケープ付ワンピースサンタ服(髪のリボンはレース付赤+白タイツ)

<行動>
・彩夢と一緒に院長と他の子供達に話を聞き、ディアーナの過去について情報を集めてディアーナの家族を突き止める
・プレゼントを配る時は笑顔で
・子供達には配ってる時にさりげなく、聞けそうなら聞いてみる
・院長には子供達に配り終えてから聞く
・ディアーナに声を掛け、ルーナを助けてくれた輝とかのん達の事をどう感じているのか聞いてみる(後で報告)
「初めまして、ディアーナ」(微笑)




紫月 彩夢(紫月 咲姫)
  院長先生辺りにディアーナさんが孤児院へ来た経緯を窺う
心当たりでも良い。彼女の願いに近づきたいの
手に入れた物品や情報があれば、皆と共有
事前に、時間の許す限り探しに行ければいいのだけど

孤児院の子供達にプレゼントを配っていくわ
服装はミニスカサンタ…に、白いタイツ。さすがに生足は無理

ディアーナさんと二人でお話する機会があるなら、少し個人的な事を
あれ、あたしの兄なの。あれでも、兄なの
女の子が欲しかった両親に、あんな風に育てられたんだって
今でも、変わってない
だからあたし、いつか兄より綺麗になって、そんな格好しなくていいって言ってやるの
あたしをいつでも守ってくれてる兄を、あたしが、救ってあげたい
…内緒よ?


■プレゼントは代替品
『私の大事な家族の写真を下さい』
 ウィンクルム達が向かう孤児院、そこにいるディアーナという少女が書いたサンタへの手紙にはそう書いてあった。
「用意されていたのは、カメラでしたね」
 子供達の手紙とプレゼントを確認しながら『かのん』が呟いた。
 他の子供達は問題ない。希望通りのものが用意されている。けれど、ディアーナの希望だけは叶えられず、代替品が用意された。
 だが、果たしてそれが代替品と呼べるのか。ウィンクルム達は頭を悩ませる。
 いっそその家族写真を探しに行ければと『紫月 彩夢』は思ったが、そもそも何処にあるのか、本当にあるのかわからない。それでは探しにもいけない。
 どうすればいいのかと『リオ・クライン』は考える。
「ディアーナとルーナとは年が近いが初対面だし、あまり深く聞くのもな……」
「あの、実は私達は彼女と会った事があるの」
 挙手しながら言ったのは『月野 輝』で、頷いたのはかのんだった。輝と『アルベルト』、かのんと『天藍』は、以前別の依頼でディアーナという少女に関わっていたのだった。
「そうか、それなら面識のある輝とかのんさんなら多少は気を許すかもしれない」
 少しほっとした様子でリオが言う。
 こうしてディアーナへの対応は輝に任され、ウィンクルム達は孤児院へと向かう。
「ディアーナさんにも楽しいクリスマスを」
 輝はこれからを思いポツリと零す。どうすれば、このクリスマスが良きものとなるのか。


■サンタが孤児院にやってきた
 孤児院に到着し、子供と対面したウィンクルム達。先生達が今日の催しを説明している間も、子供達の視線はウィンクルムに注がれる。
「別にいいんだよ、ガキ共の相手するくらいは……」
 ぼそりと小声で『アモン・イシュタール』が呟いた。気付いたリオが呆れたように問いかける。
「別にいいなら何をそんなに渋ってるんだ」
「こんな浮かれた格好じゃなかったらな!」
 怒りを吐き出すアモンの格好は、ごく普通のサンタ服、ではない。シャツにネクタイ、そこまではいいだろうが、その上は真っ赤な背広、ただし襟はサンタ服独特のふわふわ仕様。その上ダンディな付け髭にサングラス。
 実にスタイリッシュだ。スタイリッシュすぎて出来れば避けたかった。
「結構似合ってるからいいじゃないか……ぷっ」
「笑うな! お前がチョイスしたんだろうが!」
 ナイスなスタイリッシュサンタ服を問答無用でレンタルしてきたリオは、自分は可愛らしくサンタ風のワンピースにポンチョケープ。白タイツに白いファー付きの赤いレースアップムートンブーツ。髪のリボンは常とは違いレース付の赤いリボンだ。
 他のウィンクルム達も様々だ。
 リオが膝丈までのワンピースなのに対し、彩夢はミニスカートのサンタ服。さすがに生足は無理、という本人の固い意思で白いタイツで鈴の付いた赤いロングブーツとなった。
 そんな妹の晴れ姿を、『紫月 咲姫』はにこにこと見ていた。
 精霊、つまり男性である筈の咲姫だったが、その外見は美しい女性のようで、服装もサンタ服はサンタ服でもロングスカートのサンタ服で、恐ろしい事にそれがとても似合っている。ちなみにロングスカートのサンタ服は彩夢の一押しだったらしい。
「彩夢ちゃんも、スカートのサンタさんで、嬉しい。妹とお揃いっぽいのを着れるのは、この容姿の特権ね」
「……ああそう」
 恥ずかしさと馬鹿馬鹿しさと情けなさと少しの嬉しさが綯い交ぜになって、彩夢は頬を赤くしながら素っ気無く答える。
 ごくオーソドックスなサンタ服にこれまた定番の白ひげをつけているのはアルベルト。
 その隣に立つ輝もサンタかと思いきや、こちらはトナカイ仕様の茶色のミニワンピースに薄茶のムートンブーツで、トナカイの角と耳がついたカチューシャだ。
「輝は今日は重労働ですね。これだけのサンタのそりをひくとは」
「ひかないわよ! いいじゃない、トナカイワンピ可愛かったんだもの……」
 小声ながらもはっきりと言った輝に、アルベルトは随分素直になったものだと小さく微笑んだ。
 一人、スカートではなくキュロットタイプのサンタ服を選んだのはかのんだ。ケープ付きの上着に、ファー付きの黒いショートブーツ。快活そうなサンタがじっと見るのは隣の天藍だ。
 コート調のロング丈の赤いサンタの上着に、黒皮のブーツ。オプションとしてプレゼントをいれる袋も真っ白なそれらしいものにしたが、まだ身につけてないものが一つ。
「天藍、その髭は……?」
「……子供達に喜ばれるなら、付ける」
 小脇に抱えた白い髭は、実はプレゼントの袋以上に子供達の注目を集めていた。

「それでは、ウィンクルムサンタさんからプレゼントです!」
 説明を終えた先生が高らかに告げると、子供達がわぁっと歓声をあげてウィンクルム達を取り囲む。
「にーちゃん、髭! 髭は?!」
「持ってるならつけろよ! 早く! ほら!」
「何で持ってるのー? つけないのー?」
 真っ先に質問を喰らったのは天藍。一斉に言われて一瞬固まるが、すぐに視線を感じてそちらを見る。
 視線の先には、はじめから髭着用済みのアモンとアルベルト。「髭ー!」「変な髭ー!」「髭触るー」「髭ー!!」と騒ぐ子供達に囲まれているアモンとアルベルト。
 二人はいい笑顔で親指をぐっと立てた。天藍は諦めた。
「ほら、これでどうだ?」
「髭だー!」
「髭三人目ー!」
 子供達はきゃあきゃあ騒ぎ立てた。子供の興奮ポイントがわからない精霊達は、子供達が満足するまで髭を触らせ引っ張らせた。ちょっと痛かった。
「お姉ちゃん達きれいー」
「そのカチューシャかわいいー、そっちのリボンもー」
「ねぇねぇ、このサンタ服どこで買ったの?」
 一方神人達を囲んでいたのは女の子。まだ小さいとはいえ、口々に出る内容も洋服等男の子より大人びたものだが。
「ねぇねぇ、精霊さんの人数足りないけどどうしたの?」
 笑顔で応対していた神人達が緩やかに動きを止めて、ある一人を見る。
 当たり前のように神人として、つまり女性として認識されていたが、神人ではない精霊、咲姫を。
「んー……そろそろプレゼント欲しい人ー!」
「ほしいー!」
「あたしもあたしも!」
「プレゼントー!」
 あ、誤魔化した。
 その場にいた神人達は全員同じ事を思ったが、敢えて口には出さず、切り替えられた話題に乗っかった。

 ウィンクルム達は子供達にプレゼントを配り始める。よじ登ってくる少年やぐいぐい腕を引っ張ってくる少女ともあやしながら。
「お前らいい加減にしろ! プレゼントいらねぇのか! オレが全部貰っちまうぞ! あ、これとか普通に欲しかったんだよな」
「ダメー! ぼくのー!」
 アモンがからかうようなわざとらしい口調で言えば、アモンの背中にぶら下がった子供が反応する。
「じゃあオレから降りろ!」
「やだー!」
「よーし、じゃあこのプレゼントはオレのだな、決まった、今決まった、もうこれオレの」
「やーだー!」
 泣き出しそうな子供の反応に、他の子供達が笑ったりアモンを倒そうとパンチをしてきたりする。しかしアモンのプレゼント取り上げ攻撃は止まらない。
「みんな、ああいう大人にはなるなよ?」
「悪かったな」
 リオが子供達に大げさなほど真面目な顔で言うのを、アモンはちゃんと聞いていた。
 そんな一幕がありながらも、プレゼントは順調に配られる。
 子供達の中でも少し年が上で大人びた子達は、そんな微笑ましい光景を眺めながら、自分達の番を遠巻きに大人しく待っていた。
 その中に、ディアーナもいた。


■知られざる過去
 今のままでは、いくら輝が面識あるとはいえ、ディアーナをがっかりさせてしまうだろう。だから、がっかりさせない為に、彼女の事情を知りたかった。
(心当たりでも良い。彼女の願いに近づきたいの)
 そう考えた彩夢はまず先生達に尋ねた。
「先生達は、ディアーナさんがここに来た経緯はご存知なんですか?」
「ディアーナ? ええまぁ」
「教えてもらえませんか?」
「……ごめんなさいね、個人的な事情はお話できないの」
 困ったように微笑む先生にはそれ以上尋ねられなかった。
 孤児院にいるという事は、何かしらの事情で孤児になったという事だ。そんな過去を、例えウィンクルムとはいえ、今日会ったばかりの人間に語る事など出来ないのだ。
「皆はディアーナがこの孤児院に来る前何処にいたか知ってるか?」
 けれど、それは良識ある大人の対応で。
「しらなーい」
「何でディアーナねぇちゃんのこと?」
「ディアーナに聞いてみようか?」
 まだ、そこまでの気遣いも知らない子供ならば、口が開く者もいる。
「あたし知ってるよ! あのね!」
 リオの問いかけに、一人の少女がどこか得意気に語り出す。
「ディアーナはね、前にいたところでね、えっとね、お人形? ペット? だったんだって! 前そう言ってた!」
 よくわかんないよね、と少女は首を傾げた。


 はしゃぐ年少の子供達を見守りながらも、そろそろ自分たちもとそわそわし出している年長らしき少年と少女。その中にディアーナがいて、もう一人、ルーナという少女がいた。
 ハロウィンの時にオーガの被害に遭い、それをウィンクルムに助けてもらった少女だ。
「こんにちは、ルーナさん」
「あ……!」
 声をかけたのはかのん。過去にルーナを助けたウィンクルムの一人だ。
「はい、ルーナさんのプレゼント」
「ありがとう、ございます……」
 おずおずとプレゼントを受け取ると、ぎこちないながらもルーナは笑った。
「やっぱり笑顔の方が可愛い」
「そんな事、ないです」
 恥ずかしそうに顔を赤くする少女に、かのんは安心したように微笑んだ。
 ハロウィン以降体調等不都合はないか、問題はないか、そんな事を確認した後、かのんは一つ相談を持ちかける。
「実は、今回ディアーナさんの希望を用意できなかったんです」
「え……ディアーナ、何を手紙に書いたの?」
「え、と」
「教えて!」
 切羽詰ったような様子のルーナに圧され、かのんは手紙の内容をつい話してしまう。
 聞いたルーナは黙り込んで俯いてしまう。
「ルーナさん?」
 かのんが声をかけても反応が薄い。困りながらも話を続けてみようと試みる。
「あの、ディアーナさんの希望を叶える為に、ご家族の事とか、知っている事があれば教えて欲しいんだけど、何か知ってる?」
 ルーナがゆるりと顔をあげて、泣きそうな顔になった。


■ディアーナへのプレゼント
「こんにちは、ディアーナさん」
 プレゼントをまだ貰っていない、最後に残った一人、ディアーナに声をかけたのは輝だ。アルベルトは一歩下がったところで邪魔をしないように見守っている。
 輝はプレゼントを差し出しながら心からの謝罪をする。
「ディアーナさんの希望の物がなくてごめんなさい」
 ディアーナはわかっていたように、諦めたようなうっそりとした笑みを浮かべて「いいんです、ありがとう」と言って受け取った。
「プレゼントはね、カメラなの」
「カメラ……?」
「過去の事は写せないけど、この先大切だと思ったものをこれで写して欲しいの。大切な家族は現在にも未来にも必ずいると思うの」
 それはきっと真実だ。だけど詭弁だ。
 欲しかったのは過去になくしてしまった家族の思い出で、感傷で、慰めだったのだ。未来への希望ではない。
 そう思ってディアーナは「もういいんです」と言おうとして、けれど輝とアルベルトの後ろに、かのんと天藍と一緒にこちらを見ているルーナに気付いて身体を強張らせた。
「少しお話できないかしら。もし良かったら写真が欲しかったご家族の話を聞かせて」
 輝がディアーナに寄り添う。胸に溜まってる想いと、教えて欲しいと。
「そう言えば、ルーナさんがハロウィンのオーガに襲われた時、夢の世界で会った時のルーナさんはディアーナさんとそっくりで、まるで双子みたいだったわ」
 動かなくなったディアーナに、輝は優しく微笑みながらそっと語りかける。
「二人、性格も似てるわよね。ね、アル、そう思わない?」
 話を振られたアルベルトが、頷きながら答える。
「そうですね、本当の自分を表に出さないと言う意味ではよく似てます。我慢強いですしね、お二人とも」
「……似てる?」
 ぽつり、呟いたディアーナに、アルベルトが続ける。
「時には本音を出してもいいと思いますよ。ディアーナさんは『いい子』を演じてる……そんな気がします」
 ディアーナは身体を強張らせたまま、涙を零した。


■ディアーナとルーナ
 両親はウィンクルムで、私とルーナは双子の姉妹で、幸せな家族だった。
 だけど、両親はオーガに殺されて、孤児になった私達はよく分からない施設に引き取られた。
 そこで私を待っていたのは、まるでペットや実験動物に向けるような一方的な優しさと強制。
 ルーナを待っていたのは、まるで奴隷のような虐待じみた扱い。
 やがてその施設からまた別のウィンクルムに助け出されて、だけどもう全然違う存在になってしまった。
 私は無意識にいつでも『いい子』でいようと、自分を出す事は出来なくなってしまった。
 ルーナは自分に価値がないと思い込んでいて、従者のように他人の為だけに動くようになってしまった。
 そんなんじゃなかったのに。
 もっと、何もかも話して、喧嘩もして、だけど笑いあって、いつでも一緒だったのに。隣にいたのに。
 両親は死んでしまった。たった一人の姉妹も、自分自身でさえもいなくなってしまった。
 私の大事な家族は、もう、思い出の中にしか。


 ぽつりぽつり、涙を流しながら、それでも声をくぐもらせる事もなくディアーナは語った。
 それを聞いていたウィンクルムが何か反応をするよりも早く、ルーナが走りよってディアーナを抱きしめた。
 ルーナもまた泣いていた。


■God bless you
 プレゼントは全ての子供達に配り終えた。
 欲しかったおもちゃを貰った子供達は、早速取りだして遊び始めている。
 子供達から、ルーナから、そしてディアーナから話を聞いたウィンクルム達は、抱きしめあったまま泣き続けるディアーナとルーナに声をかける。
「ディアーナさん、写真を用意できなくて本当にごめんなさい。だけど、今この瞬間にも写真を作ることは出来ると思うの。ルーナさんは、大切な家族でしょう?」
 かのんが言えば、ディアーナは無言のままこくりと頷く。
「写真、撮りませんか?」
 ディアーナは一度ルーナを見て、そして二人一緒に頷いた。
「欺瞞だと思われてしまうかもしれないけれど、御両親が出会ったように、この先出会う家族と同じ位大切な人達との思い出を自分で残せるように、このカメラを使ってくださいね」
 言いながらディアーナのカメラを構えるかのんの横で、天藍は内心安堵の息を吐いていた。
 かのんが両親と死別したのはこの二人の年頃で、遺された家と庭を守るため庭師の元で師事し働き始めたと聞いている。
 二人に自分を重ね合わせるのも、肩入れするのも理解出来る。だが、希望の物が用意できなかった事でプレゼントが上手く渡せず、かのんが傷つく事もあるのでは、と危惧していたのだ。
 だが、それも杞憂に終わった。
 ぎこちなく笑うディアーナとルーナを、その二人笑顔で写真を撮るかのんを見つめ、天藍はそっと静かに微笑んだ。


「よくディアーナさんが『いい子』を演じてるってわかったわね」
 写真撮影が行われている横で、輝がアルベルトに尋ねる。
「まぁ、私もそうでしたからね、何となく判るんですよ」
 何気なく語られる内容は、輝が知らないアルベルトだ。
「アルの過去……いつか話してくれる?」
 知りたい。もっと。きっと楽しいばかりではないだろう過去でも。だからこそ。
「そうですね……いつか機会があれば話しましょう」
 拒否される事もなく、さりとてすぐ話し出す事もなく、それでもいつかの約束をしてくれた事実が嬉しく、輝は笑った。
「待ってるわ」


「あー、ディアーナねえちゃんカメラ持ってるー!」
 目ざとく見つけた子供の声をきっかけに、子供達が集まってくる。
「血が繋がっててもなくても、この子達は今の貴女の大切な家族ではありませんか?」というアルベルトの一言に、子供達で撮影をし始める。
 そんな騒ぎがひとしきり終わった後、ディアーナが改めて咲姫の存在を珍しそうに見ている事に彩夢が気付いた。
「あれ、あたしの兄なの」
「え、お兄さん……?」
「そう。あれでも、兄なの。女の子が欲しかった両親に、あんな風に育てられたんだって。今でも、変わってない」
 ごく個人的な事だ。ディアーナ達の過去の話を聞いた後では別に慰めでも何でもない。けれど何か一つのきっかけになれば、と。
 ディアーナの心の中の、自分の心の中のきっかけにもなれば、と彩夢は語る。
「だからあたし、いつか兄より綺麗になって、そんな格好しなくていいって言ってやるの。あたしをいつでも守ってくれてる兄を、あたしが、救ってあげたい……内緒よ?」
 人差し指を立てて微笑む彩夢にディアーナも笑顔を作る。
「……私、も」
 彩夢の視線の先には咲姫が、ディアーナの視線の先にはルーナがいる。
「私も、妹を……」
 小さくも、確かなきっかけになれば、と。祈りながら。


 孤児院での難しくも賑やかな依頼を終え、ウィンクルム達は帰る時間となった。
 帰り支度を始めるウィンクルム達の中で、一人、リオがディアーナに声をかける。
「改めて、初めまして、ディアーナ」
 微笑みながらの挨拶に、ようやく涙も止まったディアーナが笑顔で「ええ、初めまして。今日はありがとう」と返した。
「聞いてみたかったんだ。ディアーナは、ルーナを助けてくれた輝とかのん達の事をどう感じている?」
 ディアーナは輝とかのんの方を見ながら、そっと微笑む。
 神様なんて信じてない。サンタも大人も。それは今も変わらなくて。
 だけど、ウィンクルムは。
「今、一番信用してるウィンクルム、かな」
 ウィンクルムだけは、信じている。
 奇跡は起こせなくても、確かに助けてくれて、気付かせてくれて、きっかけをくれる存在を信じている。
「そうか、ありがとう」
 後で伝えよう。そう思っていると、ディアーナが続けた。
「勿論、貴方達も信用してるわ」
 ディアーナはリオに微笑む。その先にいる彩夢にも。
 驚いているリオを置いて、ディアーナは先生に呼ばれて片付けの手伝いを始めた。そこへアモンがリオに「帰るぞ」と声をかける。
「……今までこんな賑やかなクリスマスを過ごしたことはなかったな……」
 ほぅ、と息を吐きながらリオは言う。
 サンタの格好をして、サンタの格好をさせて、笑って、子供達と触れ合って、そして思いも寄らぬ信用をもらい、嬉しくも背筋が伸びるような気持ちになる。
 こんなクリスマスは初めてだった。
 こんなクリスマスを過ごせたのは、全部。
(アモンと会えたから?)
 ウィンクルムにならなければ、アモンと会わなければ、きっと違う今があったのだろう。
 リオはその違う今がこなかった事を、この今がある事に胸を温かくさせながら、家路に着いた。



依頼結果:成功
MVP

メモリアルピンナップ


エピソード情報

マスター 青ネコ
エピソードの種類 ハピネスエピソード
男性用or女性用 女性のみ
エピソードジャンル イベント
エピソードタイプ ショート
エピソードモード ノーマル
シンパシー 使用不可
難易度 普通
参加費 1,000ハートコイン
参加人数 4 / 2 ~ 4
報酬 なし
リリース日 12月17日
出発日 12月23日 00:00
予定納品日 01月02日

参加者

会議室

  • [27]リオ・クライン

    2014/12/22-23:56 

  • [26]かのん

    2014/12/22-23:45 

  • [25]月野 輝

    2014/12/22-23:43 

  • [24]かのん

    2014/12/22-22:31 

    私達はプレゼントを配る途中で、ルーナさんを見かけた時に話しかける感じで考えています
    ルーナさんとお話ししているときは、プレゼント配り天藍に任せる感じで

    皆さんそれぞれの行動予定もあると思うので、話を聞きに行ったりはそれぞれのタイミングで大丈夫だと思っていました

    どうも私の場合、ディアーナさんとルーナさん達に対する思い入れが強すぎるみたいで・・・

    折角のクリスマスですから、参加する私達もそれぞれ笑顔になれると思う事で良いのかなと

  • [23]月野 輝

    2014/12/22-22:25 

    子供達相手なら、配ってる時にさりげなく、聞けそうなら聞いてみる、でいいのではないかしら。
    院長先生に聞くなら……子供達に配り終えてから、かしらね。

    プレゼントをお預けしたら、子供達可哀想だものね、ふふ。

  • [22]リオ・クライン

    2014/12/22-22:20 

    ありがとう、輝(微笑)

    あと変なことを聞くが、それぞれに話を聞くのはプレゼントを配る前、それとも配っている時か?

  • [21]月野 輝

    2014/12/22-22:03 

    ええと…リオさんが書いてくれた事以外だと、
    ・ディアーナさんの過去について少し情報を集めて、ルーナさんが姉妹である事を突き止める
    ってところかしら?

    あとはそれぞれ、どんな衣装を着るかとか、どうやって子供達にプレゼントしようかとか、自由でいいと思うわ。
    ついアドエピの作戦相談みたいにしてしまってごめんなさいね。
    基本的には、ディアーナさんや子供達に幸せなクリスマスを届ける、って事でいいと思うの。

  • [20]リオ・クライン

    2014/12/22-21:49 

    とりあえず、もう一度整理するが・・・

    ディアーナとルーナに話を聞く・・・輝、かのんさん
    院長と他の子供達に話を聞く・・・私、彩夢
    プレゼントする物・・・子供用ポラロイドカメラ

    誰か、もう少し詳しくまとめてくれると嬉しい。

  • [19]月野 輝

    2014/12/22-21:01 

    とりあえず、突っ込んで聞くのではなくて「写真の欲しかった家族の事を聞かせて」と持っていってみる事にしたわ。
    もしかしたら胸に溜め込んでるのを吐き出したらスッキリするかもしれないし。それで、
    家族は今もこれから先も新しくできると思うから、このカメラでその大切な人を写して欲しい
    みたいに持っていこうかなと。

    ガッカリさせてしまう分、みんなでフォローしてあげられるといいのかなって思うわ。

    プランだけど、私達はほぼ完成したんだけど、時間まで見直しはしてるつもり。
    ここも何度か見に来るから、もし何かあれば言ってね。

  • [18]かのん

    2014/12/22-20:37 

    確かに聞き方は悩ましい所がありますよね
    とは言え、今回の私達はサンタクロースの代理で、ディアーナさんの手紙の内容を知っていますし、その流れから家族のことを聞くのはそう変なことでも無いと思うのですが・・・
    漠然とプレゼントの件から家族のことについて水を向けて、ディアーナさんが話すのを主に聞く感じかなと思っていましたけれども・・・

    彼女が落胆しない工夫・・・
    とは言え、希望どおりじゃない事は隠しても飾っても変わらないですし・・・
    どうするのが最善でしょう・・・?
    (考えれば考えるだけ煮詰まっている模様)

    心から笑って幸せな一時になれば良いなと思うのですけれども

  • [17]月野 輝

    2014/12/21-23:38 

    私も、私達の事を聞かれても特に問題はないわ。
    どんな風に思われてるのか、ちょっと怖いなとは思うけど(くすっと笑い

    今ちょっと考えてたのだけど、本人にだとどこまで突っ込んで聞いて良いのか判断が難しいかなって思ってたの。
    あまり聞くとかえって不愉快にさせちゃわないかな…とか。

    せっかくのクリスマスだもの、幸せなクリスマスにしてあげたいわよね。

  • [16]かのん

    2014/12/21-22:04 

    こんばんは
    では、私達はプレゼント配りつつ、まずルーナさんとお話ししてみますね
    時間があればディアーナさんともお話しできれば良いなと思っています

    記念写真良いですね、輝さんや彩夢さんが言われている、皆との記念写真やディアーナさんとルーナさん2人の写真が撮れたらきっと楽しいと思います

    リオさんが尋ねたいことも私は構わないです、今回の事もふまえたら余計なお節介焼きに思われているような気がしないでもないですけれど・・・お任せしますね

  • [15]リオ・クライン

    2014/12/21-21:37 

    了解した。
    プレゼントのことも私は問題ない。

    ディアーナにはルーナを助けてくれたウィンクルム・・・輝達の事をどう感じているのかちゃんと聞いてみたいが、大丈夫だろうか?

  • [14]紫月 彩夢

    2014/12/21-19:32 

    あたしは院長さんや他の子供達ね、了解よ。
    院長さんに聞くんだったら、サンタへの手紙の事も告げた上で、
    ここに来た経緯、ご家族の事、知ってる範囲で良いから教えて貰えたらって方向で行けばいいかしら。
    あたしもディアーナさんにお話したいと思ってたし、して良いのなら、そうしたいわ。

    ん、プレゼントはカメラで、賛成ね。
    ディアーナさん自身に撮って貰ったり、彼女とルーナさんと一緒のを撮ってあげたり…
    折角のクリスマスだし、皆で一緒の賑やかで楽しい時間を、過ごさせてあげられたらと思うわ。

  • [13]月野 輝

    2014/12/21-09:22 

    判ったわ、それじゃ私、ディアーナさんのお話聞きに行くわね。
    みんなそれぞれお話を聞いた後に情報交換して、プランの文字数が大丈夫そうなら
    ディアーナさんに声を掛けてあげてもいいんじゃないかと思うんだけど、どうかしら?

    プレゼントは特に反対がなければカメラでいいと私は思うわ。
    最後にディアーナさんやルーナさん、子供達と私達で一緒に
    そのカメラで記念写真を撮ってもいいかもしれないわね。

  • [12]かのん

    2014/12/21-00:27 

    とりあえず、各方面お話を聞くのに手分けを行うとしたら、
    現在までに皆さんのお話伺う感じだと、
    ディアーナさん、ルーナさん~輝さん、かのん
    院長、他の子供達~リオさん、彩夢さん
    の感じでしょうか?

    輝さん、ディアーナさんに話したいこと提案されているので、この割り振りなら私はルーナさんとお話ししてみようかなと
    絵本に取り込まれていたハロウィンの後の様子も聞いてみたいですし

    ・・・そういえば、プレゼントはカメラの方向で考えて良いでしょうか?

  • [11]リオ・クライン

    2014/12/20-23:46 

    子供達に聞くのなら、アモンが子供好きスキルをレベル1でよければ持っているが。

    私もディアーナとルーナに対しては初対面だからな・・・。
    面識のある輝とかのんさんなら多少は気を許すかもしれない。

  • [10]月野 輝

    2014/12/20-22:39 

    家族についての情報を仕入れるの、手分けするのに賛成だわ。
    贈り物をする子供はディアーナさん一人じゃないものね。
    他の子供達にも何か知らないか聞いてみてもいいと思うし。
    「先生」の事は嫌いでも、子供達になら何か話してる可能性もあると思うの。

    ハロウィンの時の話をするなら、かのんさんと私が、ルーナさんとディアーナさんを担当する必要があるかしら?
    そうね……
    「そう言えば夢の世界で会った時のルーナさんってディアーナさんそっくりだったわね。まるで双子みたいだったわ」
    って言ったら、ぽろっと「姉妹だもの」って零さないかなって思ったり。

  • [9]かのん

    2014/12/20-22:02 

    なるほど、トイカメラ可愛いですね
    今とこれからの未来に一緒にいる大切な人達を、ディアーナさん自身に撮っていってもらう、良いと思います

    それとディアナ-さんの家族捜しについては、ディアーナさん本人へ尋ねる人の他に、ルーナさん、院長と皆さんで手分けをしても良いのではと思っています
    孤児院の皆にプレゼントを配る本来の仕事もありますし、同じ事を聞くよりも情報を広く集めた方が良いのかなと

    ルーナさんにも聞くとしたら、ディアーナさんのプレゼントの話をして、ディアーナさんからご両親がどんな人だったか聞いたことがある?とかになるのでしょうか
    彩夢さんのご意見参考にして、ハロウィンの時ディアーナさんそっくりの姿になっていた理由をロットバルトから聞いた?というのもありでしょうか

  • [8]紫月 彩夢

    2014/12/20-20:39 

    トイカメラって、可愛いわよね。
    子供用って言うだけあって扱いやすい物だろうし、ディアーナさん本人に大切な物を撮って貰うのは、良いなって思うわ。

    >PL情報
    事前に周りに情報を聞いておくのもいいかとは思うけど…
    あたしは、何も知らない時点でディアーナさん自身からお話を聞いても良いと思うの。
    家族の写真が欲しいっていうお願いを、叶えてあげられないまま逢うのは、変わらないもの。
    だけれど、探せば見つかるものかもしれないから、お話を聞かせてって、お願いしたい。

    えっと、ディアーナさんとルーナさんに関わる、ハロウィンの報告書を読んできたの。
    その時は、オディール役のルーナさんが、ディアーナさんみたいな姿だったのよ、ね。髪の色だけ違ってて。
    だからイコールディアーナさんとルーナさんが身内とか双子って判るわけじゃないと思うけど、
    そんなルーナさんを知ってる月野さんやかのんさんが、夢の中の彼女がこうだった理由を知ってる?みたいなお話を振れば、
    彼女が身内だからかもって事に繋がらないかな、とか思ったんだけど…どうかな。
    お話の切り口くらいにはならないかなって思ったの。
    あたしは初対面で、急にそんなこと聞けないから、顔を合わせたことのある二人にご意見を伺いたいなって。

  • [7]月野 輝

    2014/12/20-16:08 

    >カメラ
    子供用ってなってても、きちんと写真の撮れる本物のカメラかなと思うわ。
    所謂『トイカメラ』って言うのじゃないかしら。
    素材がプラスチックで可愛い色や模様が描かれてるので、まるでおもちゃのように見えても綺麗に撮れるのよね。

    >PL情報
    ご両親がウィンクルムだったって事が判れば、A.R.O.A本部に問い合わせれば何か判りそうではあるわよね。
    院長先生に事情が聞ければ、色々把握しやすそうだし。

    私は……ディアーナさん本人に、家族の話を聞いてみたらどうかなと思ったわ。
    ご両親はどんな人だった?とか、兄弟はいないの?とか。
    そうしたらルーナさんと姉妹だって事も判らないかな……って。

    あ!ルーナさんに話を聞くって手もあるわね。

  • [6]かのん

    2014/12/20-08:56 

    おはようございます

    3の写真立てを押していた人ですが、現在1のカメラも良いなとどっちつかずになっています

    昨夜の時点で思っていたのは、カメラに子供用とあったので14歳のディアーナさんよりももっと小さな子向けだったら嫌だなと思ったのと、私達が今回が来訪した際に各自の携帯で写真を取って、後で送付する約束をするのはどうかなと

    一晩明けて考えたのですが、携帯で写真・・・についてはアイテムの持ち込みになるので、不確定要素は避けた方が良いのかなと思ったことと、サンタクロースがディアーナさんのために用意するのだから、年齢的にそぐわないということもないのかなと
    それで現在はカメラの選択に傾いています(写真立ても手放しがたいのですが(苦笑))

    ディアーナさんの家族ですが、私もルーナさんだと思ってました
    情報の落とし込みですが、

    ・プレゼントを配る前に、孤児院の院長にディアーナさんがここに来た顛末を尋ねる(少なくてもウィンクルムに助けられての情報は出てくるのではと期待)
    ・院長の情報から、A.R.O.A本部にディアーナさん保護の顛末問い合わせ
    (院長に尋ねた直後、その場で孤児院の電話を借りるなりして)、
    その際保護したのはディアーナさんだけかという事も合わせて問い合わせ

    ここまでは考えてみたのですが、これだと今の孤児院に来る前から2人が一緒だった事は分かるかもですが、ルーナさんが血縁だという所まで繋がるのか少し疑問を抱えてます
    もう少し他のアプローチが必要ですね・・・

  • [5]月野 輝

    2014/12/20-08:28 

    みんな考える事は似ていたみたいね。
    意見を合わせると、3の写真立てが一番多くて、次点が1のカメラね。
    絵心があれば、落書き帳に似顔絵を描くって手もあったかなとは思うんだけど…

    今、一緒にいる大切な『家族』や『友人』を写すならカメラ、
    みんなで記念写真を撮って、その大切な一枚を飾るなら写真立てかしら。
    どちらにしても私達は、過去も大事だけど、現在そして未来も大切にして欲しい…って話をするつもりだけど、
    個人的には、どちらかと言えばカメラがいいかなと思うわ。
    ディアーナさんが大切だと思ったものを自分で撮って欲しいなって。

    ディアーナさんの家族はたぶんルーナさんでしょうね。
    PL情報になるでしょうけど、プロローグを読むと、二人は昔から一緒だったみたいだし。
    本当はそっくりだったようだから、双子の姉妹なのかなって思うわ。

    ハロウィンの時はお友達だと思ってたし、このPL情報をどうにかしてPC情報に落としたいわね。
    どうしようかしら……。

  • [4]リオ・クライン

    2014/12/20-01:48 

    リオ・クラインだ。
    彩夢達は初めまして、輝達とかのんさん達は引き続きよろしく頼む(微笑)

    私も最初は1か3だと思った。
    家族の写真が欲しい=家族との思い出を残したいという点でな。
    ディアーナのご家族は孤児院にいると聞いたが、それはご兄弟(姉妹)だろうか?






  • [3]紫月 彩夢

    2014/12/20-01:10 

    こんばんわ。紫月彩夢と姉の咲姫よ。家族って聞いて、思わず飛び込んでしまったわ。
    月野さんは、先日はお世話になりました。
    かのんさんとリオさんは初めまして、ね。どうぞ宜しく。

    んと、あたしも、意見としてはおんなじ、かな。
    1のカメラか、3の写真立て。
    カメラで、あたしたちウィンクルムとの思い出とかも残せたらどうかなって思ったけど、
    大切な一枚を飾るのも、素敵だと思うし、悩んでるところ。

    ごめんなさいから始まる事になって、ディアーナさんには申し訳ないけど、
    お話、少しでも聞かせて貰えたら嬉しいな。

  • [2]かのん

    2014/12/20-00:46 

    こんばんは、かのんです
    輝さんとリオさんは引き続きのご一緒ですね
    彩夢さんは、はじめまして
    皆さんよろしくお願いします

    ディアーナさんへのプレゼントですが、私は3が良いかなと思っていました
    解説に孤児院内に家族がいるとのことですし、これからの家族の写真を飾って欲しいかなと

    とは言え、ディアーナさんの希望(ご両親の写真だと私も思ってました)どおりではないことは確かなので、まずは願いを叶えられなくてごめんなさいと、謝罪の言葉を伝えたいなと

    これは現在の個人的な希望なので、皆さんの意見伺ってどうするのか考えていければと思っています

  • [1]月野 輝

    2014/12/20-00:28 

    こんばんは、彩夢さんは先日振りね、あの時はお世話様でした。
    かのんさんとリオさんは引き続きよろしくお願いしますね。

    えと、とりあえず、ディアーナさんへのプレンゼントを決めないとよね。

    『大事な家族の写真』
    たぶん、これはご両親の事なのかなとも思うんだけど…『大事な家族』は他にもいるでしょ?
    ってお話しできたらいいなと思ってるので、1のカメラか3の写真立てがいいかなと考えてたの。

    皆さんはどう思います?


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