プロローグ
大多数の幸せのために、少数の幸せが犠牲になることがある。
例えば発車間際の電車。
少し遅れて駅に着いた人がホームを必死に走るけれども、発車ベルが鳴らされ電車が走り出してゆく。
電車に乗った大勢の人が望むように、定刻通りに。
例えば地下鉄の案内図。
普通の人には路線ごとに色分けされたカラフルな図であるように見える。
けれど、色盲と呼ばれる色を認識するのが苦手な人達にはとても見づらい。
そして、もう一つ。
大多数の市民の安全を守るため、あえて危険な場所に駆り出される者たちがいる。
……そう、あなた達ウィンクルムだ。
オーガと戦うことを喜びだと感じるから。
或いはパートナーと共にあることができるから。
もしかしたらあなたは、ウィンクルムであることを幸せだと感じているかもしれない。
けれどもウィンクルムであれば、他の市民に比べれば危険な目に遭う確率は格段に高い。
オーガと対峙する際に、誰も、何も、あなた達の身の安全を保障してはくれない。
大多数の市民の安全を守るために……
あなた達は今日も危険な場所へと駆り出されるのだ。
~~~~~~~~~~
あなたは一羽の黒いツバメです。
「今夜はここで休もう……」
南の国に渡る前にあなたがその翼を休めるために選んだのは、
町の中心にそびえ立つ大きな柱、その上に飾られた王子様の像の足元でした。
身体を丸め、眠ろうとした時です。
ポツリ……と頭の上に水滴が落ちてきました。
見上げた夜空には満天の星、雨など降る様子はありません。
しかし……
ポツリ、ポツリ……
あなたの頭の上には水滴が落ち続けています。
それは王子様の像が流す涙でした。
「何故、泣いているのですか?王子様」
あなたの隣で、あなたと同じように翼を休めていたツバメが王子様に問いました。
王子様は答えました。
「ここに立っていると、町の様子がよく見えるのです。
町にはたくさんの不幸な人々がいます。
あそこには病気の子供を抱えた貧しい親が、向こうには病気の父を養うマッチ売りの少女が。
もしもこの身を飾る宝石を彼らの元に届けられたなら、彼らを助けることができるのに……。
けれど、僕はここから動くことができません。それが悲しくて泣いているのです」
それを聞いた、あなたの隣のツバメが言いました。
「では明日の朝になったら、私が宝石を届けに行きましょう」
翌朝、ツバメは王子様のベルトにはめられていたルビーの飾りを病気の子供とマッチ売りの少女のもとに届けに行きました。
あなたもそれを手伝いました。
「ありがとう優しいツバメさん。でもまだ不幸な人々が残されています」
翌日も、そのまた翌日も、あなたとツバメは王子様を飾る宝石を町の不幸な人々のところへと届け続けました。
宝石がなくなると、こんどは王子様の体の金箔をはがして届けました。
王子様はだんだんとみすぼらしくなっていきます。
町では王子様の像を取り壊す相談も持ち上がり始めました。
そしてだんだんと冬が近づき、ツバメが南へ渡らなければならない日も迫ってきます。
それでも不幸な人々はまだたくさん残っています。
「もうお行きなさい、南の国へ」
王子様が言いました。
けれどもツバメは答えました。
「いいえ、ここに残って王子様と町の人を助けます」
このままこの町に残っては、ツバメは冬を越せずに死んでしまうでしょう。
けれどもツバメは町に残ることを決めました。
町の不幸な人を助けるため、そして王子様のために。
そう、ツバメは王子様に恋をしていたのでした。
「町の人達を助け、愛する人の側で共に死んでいくことができるなら……」
まだ迷いの残る瞳で少し寂しそうに、ツバメはそう言いました。
~~~~~~~~~~
王子様の足元。
ツバメの姿となったあなたの隣では、町の人を助けるために王子様の元に残ると決めたツバメが疲れきって眠っている。
このツバメが『眠り続ける人』であることは、すぐに分かった。
トラオム・オーガにより夢の中に囚われた『眠り続ける人』を助けるため、
あなたは絵本を通って夢の中の世界へとやってきたのである。
夢の中に入ってくる前に目を通した絵本は『幸福の王子』だった。
この絵本には、天使の手によってツバメと王子様が天国に連れて行かれるラストシーンが抜けており、
ツバメが寒さで凍え死に、みすぼらしくなった王子様の像が壊されるところで終わっていた。
つまり天使によるツバメと王子様の魂の救済シーンが欠けているのである。
夢の中では死んでしまったとしても、夢世界をハッピーエンドにすることができれば目覚めることができるが
バットエンドのまま終わってしまうとトラオム・オーガに生命力を吸われて石になってしまう。
あるいは、夢の中に潜むトラオム・オーガを倒すという手段もあるにはあるが、
少なくとも今のところはトラオム・オーガらしきものは見当たらない。
町の不幸な人を助ける使命感と、愛する王子様の元で最期を迎えられることをハッピーエンドとするのか……。
それとも王子様と町の不幸な人に別れを告げて、南の国で生き延びることをハッピーエンドとするのか……。
あなたは考える。
町の不幸な人を助けるために南へ行くことを諦めたツバメと、自らの装飾を分け与え続ける王子様。
助けられた者たちはツバメには感謝はするけれど、
そのためにツバメが犠牲にしている、南へ渡る自由というものには、なかなか気づくことができない。
ツバメと王子様が、人々を助けるために死へと近づいていることに気づくことは難しい。
その構図は、どことなくウィンクルムと一般市民との構図にも似ている。
ツバメにとって、王子様にとって、町の人にとって、そして自分にとって。
一体、何が幸せなのだろうか……と。
解説
●目的
物語をハッピーエンドへと導いて『眠り続ける人』を助けてください。ただそれだけです。
ツバメを町に残らせても、南の国に旅立たせても構いません。
ただそこに「これでハッピーエンドなのだ」と思わせる理由をつけてください。
●補足
ツバメを町に残らせたり、南の国に行かせたりする以外の案があれば、それでも構いません。
けれども、ウィンクルム達もツバメの姿になっていますので、ツバメのために暖かい場所を用意したり
王子様の像を壊さないように町の人達にはたらきかけることは難しいと思われます。
●トラオム・オーガ
トラオム・オーガは夢の中に潜んではいますが、見つけ出すのは非常に困難です。
ゲームマスターより
プロローグを読んで下さってありがとうございます。
今回は、今までとは少し趣向を変えたお話を用意してみました。
アドベンチャーではありますが、リザルトの形はシリアス系のハピネスのような感じになると思います。
また、それぞれで考える方向性もかなり異なると予想されますので、相談期間を少し長めに設定してみました。
ウィンクルムとしてどのように生きるのか、何を目指すのか……
そんなことを神人さんと精霊さんの間で話してみるきっかけなどにしてもらえると嬉しいです。
皆様がどんな結論を出すのか、楽しみにしています。
どうぞよろしくお願いします。
リザルトノベル
◆アクション・プラン
アリシエンテ(エスト)
王子と『眠り続ける人』ツバメの説得はレオンさんとリヴィーにお任せをするわっ 自分に出来る事を探した限り 『【見つけ出すのは非常に困難】だけれども、こちらのハッピーエンドの為の護衛をする事は出来る』 と判断した次第 トラオム・オーガならバッドエンドに持ち込みたいはず……邪魔はさせない クラリスさんとは「群れツバメ」と「街の人々」にオーガがいる可能性を踏まえ護衛内容全般を共有認識するわっ ツバメは皆、死なない為に南の島へ渡りたいはず その為、ウィンクルムのツバメ以外で、何か声を大きく王子に宣言しようとするツバメがいたら、転ぶ振りをし一緒に倒れこんで押し倒して喋らせない …物語の舞台上には何としても上げさせないわ |
リヴィエラ(ロジェ)
リヴィエラ: (※『願い、灯る』エピの事でロジェとはギクシャク) 私がツバメさんだったなら、王子様を残して南の国へなんて行きたくない。 愛する王子様の腕の中で果てたい…でも、それは王子様の気持ちを踏みにじった 私のエゴだったんだわ。 愛をはき違えたエゴなんて、きっと王子様は望まない! 王子様…ツバメさんが南の国へ行く為の説得のフォローをお願いします。 そしてツバメさん、私達と一緒に行きましょう、南へ。 (スキル『会話術』Lv2、『メンタルヘルス』Lv4使用) 私達がツバメさんの旅をフォローします。王子様の想いと共に。 それこそがきっと、王子様の本当の願い。 王子様への愛だと、私は信じます。 |
エリー・アッシェン(ラダ・ブッチャー)
心情 自分の幸福観と行動方針に齟齬があります。 私はツバメと王子が共に死ぬ方が幸福だと考えました。そのため、夢のツバメを生かせば現実の眠り人が衰弱死するのではないか、という恐怖を感じながら作戦を実行することになります。 迷っていても仕方がありません。私は、現実の眠り人を死に至らしめる覚悟で、夢の中でツバメを生存させます。 行動 仲間たちが提案してくれたハッピーエンドを成立させるため協力します。オーガにつけ入られぬように、感情は隠すよう努力します。 南に渡るサポート。サバイバルスキルが使用可能であれば使用。 発見できる見込みは低いですが、トラオム・オーガの姿を確認した際はいつでも戦えるように警戒しておきます。 |
ガートルード・フレイム(レオン・フラガラッハ)
難しい問題なので単純にレオンを信頼し従う 王子にツバメの想いを話し、可能なら旅立つ説得に協力してもらう 旅立つ前に深く一礼を 「貴方の志はツバメや皆が護っていく 貴方の身体は滅びても、貴方の心はけして滅びない だから、安心して下さい」 南の国に着いたら、落ち込んでるツバメをなるべく外に連れ出すなど気分転換させる 彼が少し元気になったら、王子の志をツバメの仲間に語り継ぐ活動に協力 王子の歌を作り皆で歌おうか ツバメ、君は一人じゃない ●その後 (レオンに)お前、自分の信条と相反すること言ってなかったか 好き勝手に生きて死にたいんだろ? (勝てば官軍、と笑われ)あ、そー… この件で、刹那的な彼が少しは変化してほしい、と思う |
クラリス(ソルティ)
生きて成すべきことを成すか… 納得できる道を見つけ出してほしいわね 王子の取り壊しまでにツバメを南へ旅立たせるよう皆と協力 説得は任せてソルティと街を飛び回り住人たちの行動や街の様子を視察 街の中でオーガらしき挙動や不穏な動きがないか警戒に徹するわね もし異変があればアリシエンテさんエリーさん方に共有し状況によっては協力を要請 説得組に集中して貰えるよう不安要素は確実に潰しておきたいところね あたしは誰かを助けたいからじゃなくて自分だけの為にウィンクルムになったわ 自分で選んだ道だからこそ死にたくなる程悔やむ事もあるけど後悔はないの …こんなお人好しがいた事を世に伝えないといけないからあたしも死ねないわね… |
●交錯の深更
疲れて眠るツバメを起こさぬよう細心の注意を払いつつ、対策を話し合ったウィンクルム達。
話し合いは深夜にまで及び、ようやく一つの方針が導き出された。
「ツバメに『南の国へ旅立って貰うよう』にしよう」
愛する人の側で共に死ぬと言うツバメを説得し、原作とは違うエンディングへと導く。
それがウィンクルム達の結論となった。
ガートルード・フレイムとレオン・フラガラッハがツバメが少しでも暖を取れるようにと、眠るツバメに寄り添っている。二人とも目を閉じてはいるが、少なくともレオンは眠っていないようだ。
それぞれがどことなく重苦しい物思いに沈む、静かな夜。
「二人を引き離したくないけれど、後悔だけはしてほしくないんだ」
憔悴の色の濃いツバメを見つめながら、ソルティがポツリとつぶやいた。それはまるで王子が流す涙のように夜の街へと落ちていく。
「生きて成すべきことを成すか……納得できる道を見つけ出してほしいわね」
ソルティの傍らで満天の星空を見上げるクラリス。
物語の中の町並みは古く時代がかっていて、光溢れるタブロスとは違い、暗い。そのぶん星がよく見えた。まるで田舎で見る星空のようだ。
北西の空に輝くペルセウス座を見つめながらクラリスが言う。
「あたしは誰かを助けたいからじゃなくて自分だけの為にウィンクルムになったわ」
「うん……」
クラリスがオーガに対する復讐心からウィンクルムになったことを知っているソルティは、何も言わずに頷く。
迷いのない、燃えるような瞳で空を見つめたまま続けるクラリス。
「自分で選んだ道だからこそ、死にたくなる程悔やむ事もあるけど後悔はないの」
そんなクラリスに、ソルティは注意深く言葉を返した。
「……俺は正直クラリスが戦場に出るのは反対だし、敵であれ傷つける行為は好きじゃない」
暗い夜の街に目を落としながらソルティは言う。
「俺が死んだら、我儘放題してるクラリスが実は寂しがりで優しい事とか……誰も知らずに終わるのかなって考えると死ねないなって思うよ」
空に向けていた視線をソルティへと向けるクラリス。
「……こんなお人好しがいた事を世に伝えないといけないからあたしも死ねないわね……」
低く笑いあう二人の目には、通りに面した小さな家の小さな寝台で、頬を寄せ合って眠る幼い兄妹が映っていた。
「私がツバメさんだったなら、王子様を残して南の国へなんて行きたくない。愛する王子様の腕の中で果てたい」
独白のようにそう呟くのはリヴィエラ・フローレス・シエンテ。リヴィーだ。
「……でも、それは王子様の気持ちを踏みにじった私のエゴだったんだわ。愛をはき違えたエゴなんて、きっと王子様は望まない!」
だからツバメに南の国に旅立ってもらおうと、リヴィエラは言う。
リヴィエラに寄り添うようにして体を休めていたロージェック・イクサリス。ロジェが頷いた。
「俺は……ツバメには生きていて欲しいんだ」
目を伏せながら続けるロジェ。
「別に……この王子とツバメと、俺達ウィンクルムを重ね合わせて見ているわけじゃない。……いや、見ているのかもしれないな」
視線を落としたまま、自嘲気味に笑って首を振る。
「だからこそ、ずっと生きていて欲しいんだ」
その言葉が向かうのはツバメであったか、それともリヴィエラであったか……。
(許してくれ、リヴィー。俺はこれまで罪を犯しすぎて、心は穢れ切っている。だからいつの日か、俺がギルティと化したら、君には……)
決意を胸に目を閉じるリヴィエラの隣で、ロジェはじっとツバメの姿を見つめていた。
肌寒さを感じる夜が、静かに静かに更けてゆく。
●迷いの黎明
「街の中でオーガらしき挙動や不穏な動きがないか警戒に徹するわね」
東の空が明るくなると、クラリスが仲間達にそう言い残して、街へと飛び立って行った。
「予定よりも早く像を壊そうと企てるかもしれないし会話を盗み聞きしたり追跡して探ってみるね」
次いでソルティも宙へと滑り出し、先に空を舞っていたクラリスと合流して街の上空へと飛んでいく。
「王子とツバメの説得はレオンさんとリヴィエラにお任せをするわ」
と小声で言うアリシエンテ。
「分かった。最善を尽くそう」
「はい。頑張ります」
頷くレオンとリヴィエラ。
そしてレオンがツバメを振り返る。
「俺達も行こうか、街の人達のところへ」
レオンに声を掛けられてようやく目を覚ましたらしいツバメは、眠気の残る身体を目覚めさせるように羽根をバタつかせた。
一度、王子の肩まで飛び、そこで王子の耳にささやく。
「王子様、行ってきます。今日も街の不幸な人達を見つけてきますね」
「気をつけて行っておいで」
「はい」
王子の肩から街へと飛び立つツバメ。レオンとガートルード、それとアリシエンテとエストがツバメに続いた。
「今日はあっちの方を見に行ってみないか?」
ツバメを王子から少し離れた場所へと誘うレオン。
「そういえば、まだあちらの方は見たことがありませんでした。行ってみましょう」
提案を受け、ツバメはレオンの示す方向に進路を取る。
しばらく飛んでいると、行く手に少し大きい白っぽい建物が見えてきた。
「何だろうな、あれは。様子を見てみないか」
レオンとガートルードがその建物の軒先に降り立つと、ツバメも同じように軒先へと降りてくる。
アリシエンテとエストは軒先に降りた三羽を護衛するために、建物から少し離れた街灯の上にとまった。ここからならば、レオン達の姿とその周囲がよく見える。すぐ側にいるよりは状況が把握しやすく、かつ何か不審な動きがあればすぐに飛んで行くことができる、そんな距離だった。
「療養院のようですね……」
風を通すためだろう、開けられた窓から建物の中を覗き込んでいたツバメが言う。
室内に置かれた白いベットと、そこに横たわる青白い顔をした子供。ここは療養院と呼ばれる、絵本の外の世界における病院のような場所であるらしかった。
「ところで、君は南に行きたいとは思わないのか?」
軒先から病室を覗いていたツバメにレオンが尋ねる。虚を突かれたかのように黙り込むツバメ。ややあってツバメは搾り出すように答えた。
「死ぬのは恐ろしい、まだ死にたくない。だから南に行きたいという気持ちはあります。……でも王子様と街の人を見捨てていくことはできません。それに、生きていればどうせいつかは死ぬのですから、どうせなら愛する者の側で死にたいと私は思うのです」
一方、街灯の上では周囲を警戒しつつ、エストがアリシエンテにこう訊ねていた。
「何故……あんなにも人が好ましいと思わない意見を言い続けたのですか?」
昨晩ウィンクルム達の間で行なわれた話し合いでは、ツバメを王子の元で死なせるか、それとも南に渡らせて生き残らせるかで大幅に意見が分かれていた。
そんな中、アリシエンテは『南に渡らせるべきだ』という、一見情の欠片もないように思える己の意見を通し続けたのである。
問いかけるエストにアリシエンテは迷いのない瞳で答えた。
「自分の最愛の人が『生きろ』と言った。それ以上の理由は必要?」
彼女らしい躊躇のない答え。エストには返す言葉を見つけることができなかった。
「……ツバメさんを本当にここに残らせてしまって良いのだろうか……」
ツバメたちを見送った後不意に聞こえてきた独白に、リヴィエラとロジェ、エリー・アッシェンとラダ・ブッチャーは互いの顔を見合わせた。
「街はだんだん寒くなって、ここ以外にはツバメの姿は見られなくなってきているというのに……」
溜め息のような呟き。
「王子様は……ツバメさんに生きてほしいと思っているんですか?」
王子を見上げてリヴィエラが訊ねる。
王子は即答した。
「もちろんだ」
それから胸の内を整理するように、ゆっくりと何かを考えながら王子は続ける。
「私はこれまで色々な鳥達に何度も同じお願いをしてきた。だが、どの鳥も私の頼みを聞いてはくれなかった」
ある鳥は王子に使役されることを嫌い、またある鳥は人間に近づくことを怖がり、王子を手伝って不幸な人々を助けようとする鳥はなかなか現れなかったらしい。
「心優しいあのツバメを、僕はとても愛おしいと思っている。愛おしい者をみすみす死なせたいなどと誰が思うというのか……。けれど僕は同じように街の人々も愛している。あのツバメがいなくなったら、誰がどうやって街の人々を助けるというのだろう」
苦悩を滲ませる王子にリヴィエラが言った。
「王子様……私達もツバメさんに南の国に行ってもらいたいと思っています。だからツバメさんの説得のフォローをお願いします」
リヴィエラの意見に重ねるようにロジェも言う。
「ツバメには旅立って貰ったほうがいいだろう。そして子供を沢山産んで貰って、王子の想いを託そう」
「……」
王子は何も答えなかった。ただじっと黙ったまま何かを考え続けていた。
エリーとラダは静かに成り行きを見守っている。
日が南へと回り、地面に落ちる王子の影が少しずつ短くなってきていた。
●決意の白昼
ツバメがレオンとガートルードと共に王子の元に戻ってくる。
「王子様。今日は療養院まで行ってきました」
そこで見聞きした内容を王子に告げるツバメ。
いつもならばツバメの話に熱心に相槌をうつはずの王子は、今日は固い空気を漂わせて押し黙ったままだ。不審に思ったツバメが訊ねる。
「王子様、どうかしたのですか?」
ややあって王子は答えた。
「ツバメさん。やはりあなたは南の国へお行きなさい」
「……どうして!私は王子様の側に残ると言いました。生き物には必ず死が訪れます。同じ最期なら私は愛する王子様のそばで果てたいのです」
ツバメの返答にリヴィエラがきゅっとくちばしを引き結ぶ。
「……その気持ちはよく分かります。私も最初は同じように考えました」
リヴィエラのスキル『会話術』Lv2と『メンタルヘルス』Lv4。
だがスキルそのものよりも『私も同じ思いだった』という気持ちそのものがツバメには響いたようだ。
リヴィエラを振り返るツバメ。そのツバメの目を真っ直ぐに見て、静かにリヴィエラは断言する。
「……でも、そうすることで王子様の気持ちを踏みにじるなら、それはエゴですわ」
その言葉にツバメは戸惑うように身を震わせた。
王子達の姿はよく見える、けれども声は聞こえない程度に離れた家の屋根の上にはクラリスとソルティ。アリシエンテとエストがいた。
「説得組に集中して貰えるよう不安要素は確実に潰しておきたいところね。今のところ気になる動きはないけれど、そっちはどう?」
街の様子に目を光らせながらこれまでの状況を訊ねるクラリス。
「これまでに関しては、ツバメの側ではおかしな動きはなかったわ」
王子達の様子を注意深く観察しながら答えるアリシエンテ。
この4人は、王子とツバメの説得よりは、トラオム・オーガへの警戒に力を注いでいる。
「要するに今の段階ではトラオム・オーガらしきものは見当たらないということね」
「ええ。トラオム・オーガならバッドエンドに持ち込みたいはず……邪魔はさせない」
クラリスとアリシエンテが顔を見合わせて頷き合った。
「王子の像が壊されるまでにはツバメさんに旅立ってほしい。俺達はオーガが街に潜んでいないか警戒しながら、引き続き街の様子を窺うよ」
そう言いながら再び飛び立つソルティ。
「では私も引き続きツバメの近辺を……」
アリシエンテもそういい残して宙に滑り出してゆく。
「普通ならツバメは皆、死なない為に南の島へ渡りたいはず」
エストを伴い、王子達の方へ向かいながらアリシエンテは言った。
「ウィンクルムのツバメ以外で何か声を大きく王子に宣言しようとするツバメがいても、物語の舞台上には何としても上げさせないわ」
アリシエンテとエストが見守るように自分達の周囲を飛んでいる。
その事を確認しつつ、レオンは黙りこくってしまったツバメに向かい合った。色々と心に浮かぶものはあったが、今は皆で話し合って出した結論を信じて口を開く。
「ツバメ……お前が命を捧げたいと思える人に出会えた事は、本当に幸せな事だと思う」
「ええ。その通りですね」
「でも……俺も大切な奴がいるからこそ、思う。愛する人の為に生き続けることは、その人の為に死ぬ以上に深い愛だと」
穏やかな、しかし毅然とした口調でレオンはそう断言した。
「王子の分まで生きてくれ。石像の王子ができない代わりに、食べたり、飛び回ったり、子孫を残したり……」
そう畳み掛けるレオンに対し、イヤイヤをする子供のように首を振るツバメ。
「……でも、それが一体どんな意味を持つというのです。私がそうしたところで、王子様の身に何かが起こるわけではないのに」
ツバメの言葉には、レオンに言い返すというよりは自らを納得させるためのような響きがある。
南へ行って生き延びたい気持ちと、愛する王子の元で共に果てたい気持ち。その二つの思いの中で揺れるツバメの心中を思いやりながら、レオンは穏やかに続けた。
「お前がここで死ねば、王子の志も途絶える。でも、お前が生きれば、仲間や子孫に王子の志を伝えられる。お前の子供たちは、宝石を配ることはできなくても病院に巣をかけて、病気の子供を慰める事はできる。王子の志は死なずに生き続ける」
「たしかに……そうかもしれませんが……」
リヴィエラの言ったエゴという言葉の意味、そしてレオンが言った死ぬ以上に深い愛という言葉の意味。それらによってツバメの心は南に行くことに傾きつつあるらしいが、それでもなお決心をつけるには至らないらしい。するとそれまで黙って様子を見ていた王子が不意に口を開いた。
「南へ行きなさい、ツバメさん」
頬でも叩かれたかのような表情で王子を見上げるツバメ。それを諭すような口調で王子は言う。
「僕を飾る金箔はもう間もなく無くなり、僕は取り壊されるでしょう。その時にツバメさん、あなたがそばに居てくれれば、確かに幸せかもしれません。でもツバメさんが死に、僕が取り壊されたら……今度は誰が街の不幸な人々を助けるのでしょう?」
「……」
「僕はね……最初は、僕の見える範囲にいる不幸な人を助けることができれば全て済むと思っていたんです。でも違った。僕の見えないところにも不幸な人は大勢いて……僕の装飾を分け与えるだけでは、とてもではないが全ての人を助けることはできません」
幸せがあれば不幸せもあり、不幸な人々を一時的に助けたところで、この世から不幸が無くなることはないということ。
自分が取り壊されツバメも死ねば、不幸な人々に対し一時的な助けですら与えることができなくなるということ。
レオンの言葉によりツバメが生きることで、装飾を分け与える以外にも、不幸な人々にできることがまだあると気付かされたこと。
王子はそんなことを語った。
うつむいてしまったツバメに王子が優しく言う。
「南へ行ってください。それが僕の最後のお願いです」
「生きて幸せになろう」
真昼の暖かな光の中、レオンの言葉にツバメが静かに頷いた。
「……分かりました。南へ行きます」
ようやくそう答えたツバメの頭に、あの最初の夜と同じようにポツリと水滴が落ちてきた。
●黄金の薄暮
「私達がツバメさんの旅をフォローします。王子様の想いと共に」
ツバメを見送る王子を安心させるようにリヴィエラが言う。
ツバメの決意が翻らぬうちに、王子が取り壊されぬうちに、との思いからウィンクルム達はその日のうちに南への移動を開始することにした。
西に傾きはじめた太陽の下、ツバメが王子に別れを告げる。
「さようなら、王子様。あなたのことは一生忘れません」
「さようなら、心優しいツバメさん。今までありがとう、どうか幸せに生きてください」
そして最後に、ツバメは王子の身体から小さな小さな金箔の欠片を剥がし取り、それを大事そうに飲み込んだ。
仲間達とツバメが飛び立ってゆく中、ガートルードは王子の前に跪くように深く頭を垂れて言う。
「貴方の志はツバメや皆が護っていく。貴方の身体は滅びても、貴方の心はけして滅びない。だから、安心して下さい」
それは、文字通り我が身をすり減らして街の人々を幸せにしようとした王子の志への尊敬と、愛するツバメを王子のもとから引き離すことへの謝罪のような気持ち、それらが凝縮された一礼だった。
「あなたたちも気をつけてお行きなさい。そしてありがとう」
王子はもう涙を流してはいない。
西に傾き色合いを増した日の光が王子の身体を金色に染める。まるでその瞬間だけ、金箔に包まれていた元の輝きを取り戻したように見える王子に別れを告げ、ついに一行は旅立っていった。
「風の抵抗の負担を減らすため、弱ってるツバメの前を飛ぶようにするねぇ。こうすると後ろの鳥は楽に飛べるはずだから」
そう言いながらツバメの前を飛ぶラダ。ソルティがしんがりを務め、エストが少し離れたところから誤誘導がないよう監視しながら、ウィンクルム達とツバメは、まずは南隣の街を目指す。
弱ったツバメを労わるため向かい風を避けて飛びながら、ラダは隣を飛ぶエリーの顔を盗み見る。
エリーは昨夜の話し合いの時にこう言ったのだ。
「私はツバメと王子が共に死ぬ方が幸福だと考えます」
しかし話し合いの結果はツバメを南に行かせることとなった。作戦を成功させるためには全員が同じ目標に向かわなければならない。
それで大丈夫かと訊ねる仲間にエリーは硬い表情で答えた。
「迷っていても仕方がありません。私は、現実の眠り人を死に至らしめる覚悟で、夢の中でツバメを生存させます」
それ以降のエリーは、オーガがつけ入る隙を作らぬためだろう、一切の感情を隠して行動していた。
どうやら、ツバメを生かすことでバットエンドとなり、現実の眠り人が衰弱死するのではないかと恐れているらしい。殺人者になるほどの覚悟をもって作戦にあたっているようだったが、ラダにはその思考の過程を理解することはできない。
ラダとしては、とりあえず生きてりゃなんか良いことあるよねぇ、というのが本音だからだ。
パートナーであるにも関わらず少し近寄りがたいとすら思えてしまうエリー。
「……」
何か励ましになるような言葉でも掛けてみようかと思ってみたが、あえて感情を抑えてるエリーの決断に水を差すのも憚られ、結局ラダは何も言わずに飛び続けた。
いくつかの街を経て海を越え、ついに彼らの前に南の国の海岸が見えてきた。
「あそこに着いたら、王子の歌を作り皆で歌おうか。そして王子の志をツバメの仲間に語り継ぐんだ。ツバメ、君は一人じゃない」
吟遊詩人一族の娘らしいガートルードの言葉にツバメが頷く。ここに来るまでの皆のフォローの成果もあり、ツバメも落ち着いているようだった。
まだ気を抜くことはできぬものの、エンディングが近づいていることを感じているのかウィンクルム達の表情も穏やかである。
しかしそんな中で、ただ一人エリーの顔だけが並々ならぬ緊張に満ちていた。
今回エリーは仲間達の提案した作戦を成功させるために、自らの理論を押し殺した。どんなに自分がその作戦に不安を抱えていようとも、自分一人の行動で作戦を乱すわけにはいかない。もしもここで仲間割れなどを起こしてしまったら確実に作戦は失敗するだろう。
だからエリーはひたすら耐える。
その横顔に、ラダは『大多数の幸せのために、少数の幸せが犠牲になることがある』そんな言葉を思い出していた。
『眠り続ける人』いや『眠り続けていた人』の側で目を覚ましてA.R.O.A.本部へと戻る帰り道。目覚めた直後に宙から降ってきた飴玉をなめながらガートルードはレオンに尋ねる。
「お前、自分の信条と相反すること言ってなかったか?好き勝手に生きて死にたいんだろ?」
「ん?勝てば官軍だ」
「あ、そー……」
しれっとした表情で笑うレオン。その顔を見ながらガートルードは思う。
(これを期に、刹那的なレオンが少しは変化してほしいな……)
歩く二人の姿を、西の空に沈みかけた太陽が金色に照らしていた。
依頼結果:成功
MVP:
名前:エリー・アッシェン 呼び名:エリー |
名前:ラダ・ブッチャー 呼び名:ラダさん |
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | 白羽瀬 理宇 |
エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
男性用or女性用 | 女性のみ |
エピソードジャンル | イベント |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | 難しい |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 5 / 2 ~ 5 |
報酬 | 通常 |
リリース日 | 10月18日 |
出発日 | 10月27日 00:00 |
予定納品日 | 11月06日 |
参加者
- アリシエンテ(エスト)
- リヴィエラ(ロジェ)
- エリー・アッシェン(ラダ・ブッチャー)
- ガートルード・フレイム(レオン・フラガラッハ)
- クラリス(ソルティ)
会議室
-
2014/10/26-22:13
レオン:
エリーさんありがとー。
は~疲れた(机に突っ伏した)
向こう三ヶ月分の「真面目な俺」を使い尽くした気がする…
当分アホな依頼しか受けたくねーわ…
ガートルード:
しかし、楽しそうだったな、レオン。
レオン:
おう! 楽しかった!
ガートルード:
…。(自分も本を読もう、と思った)
(PL:皆様、ありがとうございました!) -
2014/10/26-20:12
提出完了!
ツバメが南へ渡る時のサポートをプランに書いておきました。 -
2014/10/26-19:56
遅くなったけどこちらもプラン提出してきたわー!
いよいよ今夜出発ね…頑張りましょっ
(PL:皆さんとの充実した会議が良い刺激になりこの依頼がまさに「神人と精霊の間で話してみるきっかけ」になったと思います
この度は良い経験、機会をありがとうございました。) -
2014/10/26-15:35
プランを提出したわ。
こちらは特に滞りなく。
(PL:
プラン提出済みです。
この度は、ありがとうございました) -
2014/10/26-10:49
レオン:
プラン出してきた! 弱ってるツバメの旅のフォローは入らなかったから、
サバイバルのあるエリーさんペアに協力してもらえたら嬉しいよ。
(PL:このような倫理的な問題では、プレイヤーとキャラクターの区別は本当難しいですね…
「旅立ってほしい」は、人を真剣に愛したことがないレオンの台詞で、
PL的にはむしろ、夢の中でくらいは二人は相思相愛で結ばれてほしいと思っていました。
PLのみの話し合いだったら結論は違っていたかもしれませんね…) -
2014/10/26-02:06
行動方針の決定まで長引かせてしまいましたね。
作戦を成功させるためにも、充実した隙のないプランを練っていきましょう。
一般スキルでサバイバルLV5を習得しています。
南いきの旅路が険しいようなら、何かの助けになるかもしれません。
PL
(皆さん、気を使わせてしまってすみませんっ。
これは本当に自分の落ち度というか未熟さというか、途中でPLの信条とPCの心情を分けて考えられなくなって、勝手にジタバタあたふたしてただけなんですよ~。
リヴィエラさんとロジェさんの意見対立はPCのRPでしたし、他の皆さんもPCとしてそれぞれ発言されていましたよね。
アリシエンテさんが謝ることはないです! 本当に!
ここは公共の場ですので詳しくは説明できないのですが、PLの内面にそもそも異種愛というテーマに対して過剰反応を起こす火種があったのです。
つまり……そういうことです。
他の参加者さまの言動に問題があったとか、そういうことはありません。 -
2014/10/25-23:43
>街の人たちの黒
ありがとう、クラリスさん! 両方をと考えていたから大変心強いわ!
説得は心情に長けたレオンさんとリヴィーがしてくれる、ならばここしかないけれども実質ツバメ2匹でツバメの群れと人との2択か…と思案していたから、非常に助かるわっ。
情報共有の旨も了解したわっ。こちらもツバメならウィンクルム以外に行動外の発言をしようとしたツバメをわざと巻き込んで一緒にこけて『物語調の中から出番を潰す』等の方向で考えていたから、その旨を事前に共有しておく形でプランを書き始めるわっ。
──しかし。
発案自体は、最初から提示して頂いていた案に己が賛同した結果であるにも拘らず、この心情の紆余曲折が、対案の中でしか出せなかったとするならば。
(しばし視線を斜め下に向けて考えて)
どうしてもう少し上手くやれなかったのかと、己はと。
こんな事では、エリーさんに謝っても謝り切れないではない。
(こちらも頭に手をやりながら、ペンを持ってプラン練り) -
2014/10/25-21:41
なかなか顔出せなくてごめんなさい!
エリーさんの言葉、考えさせられたわ。あまり会議に参加出来てない自分が言うのはアレだけど
お互いに反対の意見があるからこそ初めてわかる懸念事項も希望もあると思うのよね
むしろぶつかり合った方が良い作戦になると思うわ
正直、あたしたちも内心の意見は真反対でバラバラなのよね…(苦笑しながらぐしゃぐしゃと頭を掻いて)
でも今回のツバメの事は割り切って行動するつもり。あたしたちの生き方や幸福論をツバメに押し付けるつもりもないしね
うん、レオンさんがツバメに生きる素晴らしさを、リヴィエラさんがスキルを活用して説得して下さるなら心強いわよね!
あたしたちにも出来る事、考えてみたのだけれど…
どうしても王子無しじゃ生きる希望すら見いだせない、傍に居ます!なんて言い出したらフォローに入るつもりだけれど
基本行動はアリシエンテさんが群れのツバメを警戒して下さるなら、街の人たちを警戒するわ
もし街の人々にオーガがいたら通常の予定よりも早く像を壊そうと企てるかもしれない
何か不穏な動きがあれば情報共有して、黒なら全力で妨害するわね
これからプランを書くからやってほしい事があればどしどし言ってね!
-
2014/10/25-18:43
レオン:
それを言うなら、俺もふらふらしまくって本当ごめんな。(笑)
(PL:大変難しいいいテーマだったので、意見は二転三転して当然だと思います!
皆様のご意見、本当に勉強になりました!!) -
2014/10/25-18:37
リヴィエラ:
あ、あの…元はと言えば私が意見をころころと変えたりするから
悪かったのですよね…あの、エリー様、アリシエンテ、本当にごめんなさい…
(PL:ご迷惑をおかけして本当に失礼致しました…!
結果、エリー様一人に押し付けた事になってしまっていたのなら、ここにお詫び致します…) -
2014/10/25-18:25
あら、ならばエリー以外の誰しもが対案を出しても良かったのよ?
それをエリー一人に押し付けたのだとしたら……酷い話ではなくて?
私は『多数決に従う』と発言したわ。
私は初案を変えないけれども、言った事も変えないわ。その結果に従うまで。
今からその結果となっても構わないわ。どちらにしろ、私のやる事も変わらない。
改めて悩むのならば、皆で悔いの残らない方向を。
-
2014/10/25-18:21
レオン:
おぅ。俺も言いたいことは全部言えたし、
これだけ議論して出た結論なら、後はどう転んでも納得だよ。
とにかく全力で、「生きることは素晴らしい」ってな事を説いてくるぜ!!
俺もアリシエンテちゃんには感謝だ。
リヴィエラちゃんのスキルには期待してるぜ!
でも、これはあくまで個人の夢の中の話。
原作のエンディングも、原作の良さも変わるわけじゃないから、気楽にいこーぜ。 -
2014/10/25-17:55
ロジェ:
(コーヒーを淹れながら)
ああ、レオンも飲んでくれ。それから、皆の分もあるからな。
(にこりと微笑ってコーヒーを差し出す)
恐らくこの案件はとても道徳的な問題で、人によって意見がわかれると思うんだ。
つまりこれといった正解はないんだと思う。
ただ、人の情に訴えかけるから、ここまで琴線に触れるのだと思う。
リヴィエラ:
私達は『南の国へ旅立つ』事として既にプランを書きましたが、
私の本心はやはり王子様の腕の中で果てたいと思いますもの。
ただ、それでもアリシエンテの言葉に揺り動かされたから、こうして立ち上がる事ができた…
私、この任務でひとつ成長できたと思っています。
改めて皆さまに感謝を(スカートの裾をつまんで会釈)
はわわわっ…レディらしく、会釈できたでしょうか…(あたふたしながら) -
2014/10/25-17:06
レオン:
…、と、思ったが、せっかく全員一致したのに水を差さなくてもいいかな、と自分で思った。←
発言消そうかとも思ったけど、すでに読んだ人がいるかもしれんから、残しておくよ。
とにかく、俺はエリーさんが最後に反対してくれて良かったと思ってる。それだけは言っておきたい。
-
2014/10/25-16:58
レオン:
ロジェ、俺にもコーヒーちょうだい(ねだった)
いや、エリーさん、反対してもらって良かったよ。
俺、エリーさんの反対意見を聞いて、改めてもう一度、色々考えてみたんだ。
確かに、合理的に、理性的に考えれば、「旅立つ」方がより確実であるというのは確かだと思う。
死後の幸福はどうなるかわからないが、生きていることの幸福なら、俺らでツバメのフォローをすることができるから。
でもなんか、ウィンクルムの側に、割り切れないモヤモヤ感がより残るのは、もしかしたら、こっちの方かもしれない。
王子を説得するのは、王子がツバメが死んだ事でショック死するくらい優しいことを考えると、正直難しいかもしれない。
それに、祝福され幸福な気持ちでいるタイミングではなく、死んでゴミ捨て場行きになったタイミングをとらえれば、バッドエンドになる可能性もある。
でも、こっちの方がみんなが心情的に納得して、気合い入れて説得できるなら、あえて難しい方を選ぶのも手かな、とな。
王子を説得するとしたら、
「王子が自分を犠牲にしても人々を助けたいと思ったのと同じくらい強い気持ちで、
ツバメも君のことを愛しているんだ。受け止めてやってくれないだろうか」
という感じになるか…な。
俺は基本的には、「旅立つ」でいるんだが、最後の意思確認として、これでいいかと考えてみた、よ。
それでもやはり、「眠っている人の命がかかっているから、より確実なほうで」という考えもあるから、「割り切って考える」ほうがいいかな?
一応ちょっと立ち止まって、それだけ確認してみたかった。
特に皆の意思に変わりが無ければ、「旅立つ」方向性で、プランどうするか考えるよ。 -
2014/10/25-16:37
では、行動は『南の島へツバメを連れていく』方向で。
お話は物語調とのこと、私はトラオム・オーガに余計な行動、発言をさせないように警戒する事に終始するわ。
通常の行動は反映されにくいと思われるから、ウィンクルム以外に何か発言をしようとするツバメ辺りを片っ端から事故に見せかけて黙らせていくつもりでいるわ。
他にやって欲しい事があったら何なりと言って頂戴。
PL)
うわあああっ!エリーさんを先に謝らせてしまいました、申し訳御座いません……!!
自分も頭を冷やして参ります。誠に申し訳御座いませんでした……!
-
2014/10/25-16:02
ロジェ:
(エリーにコーヒーを淹れ、差し出す)
良かったら飲まないか? 俺、コーヒーが好きなんだ(にこりと微笑む)
ツバメが男である可能性は全く考えていなかった…
でも『眠り人』が男性か女性か、という問題にまで発展してしまうと、
俺もレオンと同じく、それこそ案件が『とても難しい』依頼になってしまうと思った。
それから皆が皆、思想まで統一する必要はないと思うんだ。
誰もが皆シャンプーの容器の詰め替えを面倒くさがったら、シャンプー業界はどうなる?
誰もが各々好き勝手考え、口にするのはそう悪い事じゃないさ。 -
2014/10/25-14:23
了解しました。南いきの方針で計画を立てていきましょう。
プランでは作戦を妨害する行為はしませんし、トラオム・オーガに悪用されかねない不用意な発言も控えます。
PL
(わーっ、本当にこれまで色々グダグダいってごめんなさいっ!
エピの参加者さまにはご迷惑をおかけしています……。
最初はゲームとして割り切って思考できていたのですが、だんだんツバメに自己投影と感情移入してしまい、こんなお見苦しいことに……。
エピソードを純粋にPBWとして楽しめるように、ちょっと頭を冷やしてきますね。 -
2014/10/25-14:07
レオン:
(ごほん)うむ…まあ、俺の好きな男性作家には、結構な割合でその趣向の人がいるが、異性と結婚してる人もいるぜ。
ハー○マン・メル○ィルとか、本読むと完全にその手の人だが、子だくさんだし。
映画で言うと「ブローク○ックマウ○ンテン」とかな…。
古代ギリシャなんてそんなヤツばっかりだし…。
男性以外と一緒になるなんて絶対にやだ!!っていう人は案外少ねーのかもしれない。
ああでも「○ラビアの○レンス」は、原作の作者も映画の主役もその手の人で、生涯結婚しなかったんだっけか…。(脱線)
まあ、多分、その辺まで含めて考えろ、となると「とても難しい」事案になると思うので、
単に、「旅立って生き残る」のと「王子と死ぬ」のと、ツバメにとってはどっちが幸せか、というのでいいんじゃねーか、とは思うが。
眠り人の性別も素性も伏せられているのは、
「眠っている人はこういう性別、経歴の人だから、こういう方を幸せと思うに違いない」
という風に、眠り人側の事情を汲んでウィンクルムが判断するのを避けたかったんだと思ったがな。
上手な依頼書の書き方だと思ったぜ。
どっちにしても、中途半端な態度で接すれば、バットエンドになってしまうというのには賛成する。
ツバメを説得して「旅立つ」方も、王子を説得して「残る」方も、
こちらが真剣な気持ちで説得しなきゃ同意は得られないと思う。
どっちがより幸せと言えるかは、本当、それぞれの考え方にもよるよな…。
>内心の意見や思想の面まで一致団結
それは無理だと思うぜ(笑)。どっち選んでも、何となくモヤモヤが残ると思うし。 -
2014/10/25-12:23
>エリーさん
任務がそこまで統一しなければ成功しないのかは、神のみぞ知るところね。
だから、誰にもそれを制限する権利は無いと思っているわ。
そう、誰にも。
万一に…行動そのものが相違したとしても、誰にもそれを咎める事は出来ないであろうと認識しているわ。
そう思いつつ尚も共有したいと思うのは、ひとえに『どこかには必ずいる』トラオム・オーガに、その隙をつかれたくはない。その一心のみ。
だから、自分も先の己の言葉を改めて言う次第よ。こちらの意思にそぐわなくても『多数決で動く次第』と。
最後にプランを行動に起こすのは個人であるから、
そもそも、そこまでの強要は最初から出来ようはずもないもない、と言うところかしらね。
(ほうじ茶ずずーっと) -
2014/10/25-11:07
作戦を成功させて眠り人の命を救いたい、という大きな目的は同じです。
一人一人の考えや方針が違っても、大きな目的のために皆で導き出した作戦を実行することはできます。
>でも、今回は意見割れだけはあってはならないと思っているの。
>『助けに来たウィンクルムが意見割れ起こしていました』とか、ウィンクルムのあり方そのものが本当に問われてしまうわ。
とても大事なことなので確認させてください。
これは、行動だけでなく内心の意見や思想の面まで一致団結しないと依頼達成に支障が出る可能性がある、という意味でしょうか……? -
2014/10/25-08:43
まさかの3連投とか、申し訳ないと思いつつ……
一晩寝て頭がすっきりしたから、
今日は半日夜までいないのもあって、考えた事を箇条書きにして見たいと思うわっ。(ウィンクルムの話をした後なので少しスッキリ)
……明日は、皆が何をするのかそれぞれ思案しなければならない。
実質方針の話し合いは今日までだと思っているわっ。
○は事象
→は個人的な考え
【懸念点】
○ツバメは原典だとオス
→しかし王子に恋心。被害者情報が隠されているのが気になる。
【思案点】
○マスターコメントに「ウィンクルムとしてどのように生きるのか、何を目指すのか……
そんなことを神人さんと精霊さんの間で話してみるきっかけなどに」とある。
→女性側で発表されたエピなので、純粋に男性精霊と女性神人で思案して良いのではないか。
→ウィンクルムとして、感情輸入しやすいように敢えて隠した可能性もある
○男女性を伏せる事で依頼成功に関わるトラップが張られている場合
→人の倫理観に関わる為、難易度「とても難しい」になるのが正しいのではないか(極めて個人的感情)
→そして、オスメスどちらにしても、『ツバメは【恋をしているが死ぬかも知れない存在】には変わらない】
→オスメス関わらず、【恋をしているがこのままでは死ぬかも知れない】以上、レオンさんの「南の国へ行って王子の行動を言い触れて回る」案は、躊躇っているツバメを言い含める事を含めて、かなり有効性が高いのではないかと思える。
【結果】
自分は、「南の国へ」案を推す。
もし、原典通りオスだとしても、旅先で他に合流したツバメ達にも、王子の善行は話す事が出来る。(説得材料の一つになればいいかも知れない的な何か)
※自分も思案してみたが、王子とツバメとの心中案が推せなかったのは、
[40]【尚も、自分が葬儀兼披露宴に賛成が言えないでいる理由】辺りに記載してあったので省略…!
でも、今回は意見割れだけはあってはならないと思っているの。
『助けに来たウィンクルムが意見割れ起こしていました』とか、ウィンクルムのあり方そのものが本当に問われてしまうわ。
迷っている者に迷っている者は救えない。
その為、今回の意見も自分の意見で無かろうと、私は多数の方に従う次第よ。
※一文追加した為過去記事を削除しているわっ(文章まとめ能力の無さに反省…) -
2014/10/24-23:18
個人としては、
『そちらの方向性のツバメであっても、王子の自己犠牲の優しい心は伝える事が出来る。
好きであったなら尚のこと。その為、レオンさんの南の国へ行く案ででは難しいだろうか?』
──と云った形かしら。
もしかしたら、性別年齢その他が隠されている時点で、もっと肝心な情報を取りこぼしているかも知れないから、エリーさん、皆さん、それがあったら是非ご指摘頂ければ幸いだわっ!
(PL:エリーさんを悩ませているのは自分の発言の下手さ加減……!
趣旨外しまくりまして、と壁に頭をガンガンぶつけておりました。
残念な思考発言しか出来ず、誠にお手数をお掛けしております…!申し訳御座いません…!!(土下座っ!)) -
2014/10/24-23:17
色々と何故童話作家に名を連ねているのか分かりかねる作家でもあるわよね……(そんな事を言ったら童話作家の半数が……ごほんっ!(汗))
なるほど、そこから導き出される答えは…こーなって、あーなって……ああ(思いついた結論に思わず)orz
難易度が「もっとも難しい」であった場合は、自分は率先して意見翻していたかも知れないわね……
男性の神人がいるのは、異世界でこれは女性向けのエピとして公開された……という意味では、可能性的には高くはないと思われるのだけれども……
【提案1】
ツバメの眠り人の詳細が一切明かされていない。原典ではツバメの性別はオスであり『正直、男色の可能性がある』
それをハンデとしても、魂の救済より、南の国へ送る事を優先すべきか。
個人的には、
ツバメがオスであっても、南の国への行動に難はないと判断してみる。
お嫁さん出来なくても、『王子の自己犠牲を他のツバメ達に語り草として(ウィンクルムも加勢し)大きく伝われば問題ないだろう』と予測。
(※マスコメ欄にウィンクルムとの関連性について考えて欲しいとした上での難易度・日数なので可能性的には問題ないと信じたい)
【尚も、自分が葬儀兼披露宴に賛成が言えないでいる理由】
・生きているツバメを祝っている間に、「今にも南の国に連れて行かせる事が出来れば」等の王子が悔いる可能性がある。(要・王子説得文言)
・ツバメが先に死ぬ為、ツバメにとってはハッピーエンドだが、物語としては王子が壊されるまで悔やみ続けるので、物語のハッピーエンドにはならない。判定「普通」
※どうでも良い思案【トラオム・オーガ】の可能性。
・街の人に、オーガが紛れ込んでいた場合、「ああっ、このルビーは王子様の石像の物!」この一言で、王子像が崇められツバメが死んでも王子が死ねず、後悔に苦しむ可能性。
ツバメは死んだ時点でハッピーエンドの為、判定「普通」の可能性
【懸念点】
・もしツバメが女性ではなく男性であった場合に、(殊、南に行く場合)に何か致命的な問題があるか。(自分では気付いていない可能性がある)
続き
-
2014/10/24-22:14
童話には地方の民話を編纂したものもありますが、このお話は作家による創作童話なので原典のブレは少ないはずです。
それで……この童話作家ですけど、ある愛の形を理由に投獄されているんです。
私が死亡ルートというか肉体を捨てて魂で結ばれる方向を推しているのは、眠り人のツバメが男性である可能性が捨て切れないからです。
素直に考えれば、王子さまに恋をしているツバメは女性だろうと思われるのですが……、えーと……原作童話ではこのツバメの性別はオスなんです。
王子とツバメの関係はウィンクルムにもたとえられていますが、男の神人も存在していますよね。
依頼書の中で眠り人の名前や年齢そして性別が、一切明かされていないのが気がかりです。
裏読み……しすぎでしょうか?
(PL:頭脳派でもないのにあれこれ考えてちょっと疲れた……。
元ネタの童話がこうだから、この夢の世界もこうだ! って断定しちゃうのも問題ありだってわかってるけど、眠り人の名前と性別がボヤかされてるのがPL的にはめちゃくちゃ怖い! -
2014/10/24-19:49
【追記!】
……ああ、後本当に『死して石像とツバメが幸せになれるのか』──これは確かにエリーさんの言う様に不確定要素だわ。
そして、この話の大元は【神】まで持ち出してきているのに、ツバメと王子の魂については全く触れられていないところに……不安が残るところではあるわね。
石像にすら意志はあるけれども、死んだら(形の体裁を整えられなくなったら)終わりかもしれないと思うと、死してハッピーエンドとなるのかが……(悩み)
でも、ツバメが『眠り人』である以上、ツバメが幸せに死ねば解決するといえば、するのかも知れないのだけれども……
可能であれば、複数を。
例え物語であっても、救える数だけ救いたいと思う次第。現状、アバウトにそんな形でいるわ。皆の話も是非聞きたい。 -
2014/10/24-19:37
【賛同案】
南の国へ促す:
○アリシエンテ・エスト
○クラリスさん・ソルティさん
○ガートルード・フレイムさん・レオン
○リヴィー・ロジェ
○
ツバメを残す:
○エリー・アッシェンさん・
○
(お茶をずずーっと飲み切り、エストが注ぐのを傍らに)
ふむ、なるほど…(頷きつつ、口元に手を当て)
──恋心は間違いなくあった。
でも、エリーさん、
【まだ迷いの残る瞳で少し寂しそう】にしていたのは、
依頼書の中で『王子への恋心と、その場に残る事を明言してから』のちだと思う。
よって、その『迷いと寂しさは、皆と共に南国へ行けない事へ向けられている』のではないかと思うのだけれども、どうかしら?
恋をして尚迷うならば、それはツバメのもう片方の願いであったのではないかと思う。身体が二つあったならば、間違いなく両方を実行していたであろう的な。
南の国に向かう説得文言については、『ツバメ説得用』のものを、レオンさんが用意してくれているけれども…
現状で、葬儀兼結婚式を実行しても、王子の心が晴れるとは思えない。
エンディングが、ツバメの死を前にして王子の涙一粒で終わらせ無い様、
王子を本当のハッピーエンドにする為に説得する必要があり、『王子説得用』のその文言が必要となるかと思われるわ。
現状では、【王子に同様の恋心があるとは書かれていない】
王子はまさに行きずりのツバメをこき使って死なせようとしている。その自覚のある王子を説得は……可能かしら……?(考えてみる) -
2014/10/24-18:44
依頼書で明白になっている情報は【絵本には、天使の手によってツバメと王子様が天国に連れて行かれるラストシーンが抜けて】いること、【ツバメは王子様に恋をしていた】こと、【まだ迷いの残る瞳で少し寂しそう】にしていることですね。
恋するツバメの心情に焦点をあて、迷いを払拭し心置きなく逝けるよう、ツバメになったウィンクルムたちで魂の救済として温かな葬儀兼結婚式を実施する、という流れを提案します。
死を推奨する理由は、死によってツバメと王子の魂が物理的な器から解放される、ということに期待しているからです。
童話の中であれば、生ではなくあえて死を選ぶことにも充分意味はあると思うのです。
ツバメは王子に恋をしていますが、鳥と石像ではこのまま結ばれるのは難しい。体を手放し魂だけの状態になれば、無機や有機、種族の違いの問題が消え去ります。苦難の末に魂で二人が結ばれるのは、ハッピーエンドとはいえませんか?
これは生きている限り、たどりつけない結末です。
ただ魂うんぬんはファンタジーやオカルト的な物語要素です。現実の物理法則のように明確な決まりがないため、確実性に欠ける問題点があります。 -
2014/10/24-18:27
>物語
これは、最後に天使が『この街で一番美しいものを持って来なさい』と神に言われて、王子の心臓とツバメの遺体を持ち帰る、ある種のデウス・エクス・マキナで初めて救われる物語だと思われるわ。
そこがごそっと抜け落ちているのだもの。神にはまるで至らなくとも人が出来る範囲で動くしかないではない(ほうじ茶ずずーっ)
それに、南に帰るは「理性的」なだけではないと思われるわ。
説得材料の「ツバメが王子の取った行動をツバメの子供達に伝えていく」だなんて、なんと夢のあるお話ではないっ。これで王子が後押しをしてくれれば──
あー、王子の後押しの為に何か一言必要かしらね(軽く頭抱え)
──このお話は子供の頃に良く読んだわ。残酷な現実も、正気とは思えない理不尽なハッピーエンドも、とても好きだった。
本当はこのお話を選んだトラオム・オーガの生皮を剥がしてやりたいところだけれども、今回は付け入られないようにするのが精一杯かしらね。
今回、自分はこちらの行動選択肢を邪魔しようとする存在がいないか、常に警戒する方向でいるわ。
…と。
【賛同案】
南の国へ促す:
○アリシエンテ・エスト
○クラリスさん・ソルティさん
○ガートルード・フレイムさん・レオン
○リヴィー・ロジェ
○
ツバメを残す:
○
半数は超えているけれども、意見が変わったという人もいるかも知れない。
他に話も多いでしょうし、多数決という訳では無いから、目安としてのんびり残していく予定でいるわ。 -
2014/10/24-18:24
リヴィエラ:
(アリシエンテの手を取りつつ立ち上がる)
私…私、王子様の気持ち、全然考えていませんでした。
愛を言い訳にして、自分のエゴを押し付けていました。そんなの、愛じゃない、ですよね。
愛を言い訳にして、愛しい人と一緒に死ぬ事を良しとしていたんです。
ごめんなさい、アリシエンテ。クラリス様もありがとうございます。
私、独りよがりになっていたんだわ。
(会議室に再び入り、涙を拭いて頷く)
ロジェ:
俺達は、王子とツバメに自分達の姿を重ね合わせて、ただエゴを押し付け合っていただけだったんだ。
ありがとう、アリシエンテ。大切な事に気づかせてくれて。
クラリスもありがとうな(少しはにかんだように微笑む)
(レオンの方に振り向き)
いいや、俺が振り回されていたのは、自分自身にだったんだ。
ありがとう、レオン。俺はレオンの、皆に平等に振る舞える所を尊敬しているよ。
それで、リヴィー…
リヴィエラ:
はい。私達も『ツバメさんが南の国へ向かう事』に賛成します。
恐らくこの問題に、明確な答えなんてないと思うんです。
それでも私は、アリシエンテの言葉で自分と向き合えたから…
だからサポートします。ツバメさんを…! -
2014/10/24-17:32
レオン:
(ほうじ茶すすりつつ)
…まあ、仕方ないか。「理性的な」結論だな。
原作の王子もツバメも、理性で考えれば緩慢な自殺だと思うぜ、俺も。
二人ともすごく感情的なヤツだと思ってる。…でも、そこが「理性で割り切れない人の心」に訴えるんだと思う。
理性で割り切れない事って、実はすごく大事なことなんだと思う。
だから、ツバメの意思は尊重してやりたいけど…状況的に、他によりいい案が出なければ、俺も「南に帰る」に賛成だ。
なんとか、ツバメの気持ちが前向きになるよう、支えるしかないかな…。
俺らも一緒に南に帰るなら、ツバメは一人ぼっちじゃないしな。
どっちかって言うと俺は好き勝手に生きて、好き勝手に死にたいと思ってる方だから、ツバメには本当に同情するんだが…
(背後から神人の視線を感じた)…ぁ、今は真面目に護らなきゃいけないヤツもいるから、少し自重するけどな。
アリシエンテちゃん、クラリスちゃん、フォローありがとな(会議室を出て行く背中にこっそりとささやく)
ロジェもなんか、振り回して済まんな。それだけ何かに一生懸命になれるってのは、お前のいいところだと思うよ。 -
2014/10/24-17:27
クラリスさんも、ソルティさんも初めましてだわっ。
どうか宜しくお願いするわねっ。(軽くスカートの裾を摘んで)
では、改めて(ついと目を伏せて)
【賛同案】
南の国へ促す:
○アリシエンテ・エスト
○クラリスさん・ソルティさん
○
ツバメを残す:
○
まだ2日あるわ。神人・精霊全員の禍根の無い意見が整うまで、固めていきましょう。
>街に残る場合
クラリスさんの考えすぎでは無いと思うわ。
・王子の説得には決定打が無い。
・行き着く先:ツバメは『燃えるゴミ捨て場』王子は『燃えないゴミ廃棄場』
・「このままでは死んでしまうから、南の国へ行って欲しい」願い昇華されず。
……悲惨の極みね。このままならば、童話の「ど」の字にもならなかったでしょう。
>リヴィー
(手を差し伸べて)
もし……もしもウィンクルムと重ね合わせるとするならば、
王子──信を置く者に「生きて欲しい」と願われて、尚その場に残っては、その者の心を踏み躙った事になるわ。
それは、死に逝く者の最後の願いよりも、自分のエゴを優先させた事にしかならない。
王子はきっと、嘆き悲しむでしょうね。ツバメを自分の『緩やかな自殺願望に巻き込んでしまった』と。
【王子の『自分のせいだ』という慟哭を踏み躙って、尚も共に死にたいと願うツバメ】は、本当に王子の事を愛しているのでしょうか。
(ここまで語るように告げてから)
私なら、王子に「共に死んで下さい」と言われても、断って生きるけれども。(あっさりと、そ知らぬ顔で)
──ええ、『何万回、何億回とただ貴方の事を思い起こして生きる為、それはお断り致します』と。 -
2014/10/24-10:12
アリシエンテさんとエストさん、初めまして。
これで全員揃ったわね、頑張りましょう!
昨日顔出せなかったので議事録読ませていただいたわ
エリーさん、とってもわかりやすい纏めありがとう!
うーん…確かに、どっちつかずのまま悩んでいる間に力尽きてしまうって事も考えられるのね
>意見の統一
大賛成とは言えないけれど、『南へ発つ』案にあたしも賛成するわ
考えてみたんだけど…街に残る場合は成功したとしても、
「二人は仲間から祝福され最後まで添い遂げたハッピーエンド」の後に結局王子の取り壊しがあるのよね
あたしたちはツバメだから二人をゴミ捨て場から別の場所へ移動させる力もない。天使の救済も無い。
そして王子の説得に失敗したら最悪ツバメも王子も納得出来ないまま果てる…
やっぱり不安要素が多い気がするのよね…うーん…あたしの考えすぎかしら
>リヴィエラちゃん
自分は動けず、みすぼらしくなっていくのにそれでも傍にいたい、添い遂げたいと想ってくれる子がいる…
ホント、王子様は幸せ者よね(頭をポンポンと撫で)
でもね、どんな形であれ王子との別れは避けられない。
だから少しでも、ほんの少しでも良いから二人が納得できるハッピーエンドになるようにあたしたち皆で全力で手伝いましょっ
その為にあたしたちが出来る事は沢山あるはずだもの! -
2014/10/24-08:10
リヴィエラ:
(会議室のドアの外、廊下にうずくまりながら泣いている)
私も…いえ、私の方こそ、このツバメさんと王子様、それから私達ウィンクルムを
重ね合わせて見ていたのかもしれません。
だから私がもしツバメさんで、王子様を残して行くという事は
壊されていく精霊様を残して旅立つようで…辛くて辛くて…!
…わかっています。
ツバメさんを南の国に旅立たせる為、そしてその後押しを王子様にお願いする為
意志の統一が必要なのは…(ぐすっと鼻をすすりながら)
『会話術』Lv2と『メンタルヘルス』Lv4で何かしらお役に立てればと思います…
…(嗚咽を堪え、独り言のように精霊の名を呟く) -
2014/10/23-23:28
>ロジェ
(リヴィエラさんが会議室の外に出された後。
手を差し伸べる代わりに自分が両膝をつき。
相手の瞳を静かに見据えて)
……感謝の言葉を告げる必要は無いわ。
そして、誰かを守る者が、気安く他者に膝を折るものでもない。
……恐らく。意見の同意はツバメに関する今回に限った事で、
その他に限っては膝を折った事を後悔することになるわよ。
(意地悪さげに見えるように微笑って立ち上がり)
さて、意見統一には、リヴィーの説得も必要よね。
(いそいそとドアを開け) -
2014/10/23-23:27
初めましてだわっ。レオンで良いのねっ(初めて表情を崩して)
ええっ、エストは呼び捨てで構わないわ。
エスト:
ええ、アリシエンテの仰る通りに。(僅かに微笑を浮かべて)
(改めて表情を執り直して)
>ツバメの意志
改めて問う事は、意志を惑わせたり、逆により一層頑なにする事も起こり得るわ。
今回の場合は、『やはり王子の傍にいます!最後まで傍にいます!』となっては南の島への説得が困難になる可能性があるわね。
>意見の統一
レオンの意見に賛同だわ。
トラオム・オーガは物語の一部に隠れている。
この話には「街の住人」「ツバメ」「群れツバメ」「王子」これしかいなくて、物語に違和感もない。
ならば最悪の場合。オーガがいるのは「群れツバメの1匹」で一人の行動の相違に乗じて、説得もままならないまま、多数の意図とは逆の方向に持っていこうとするかも知れない。
……オーガはいないのではなく、見当たらないだけなのだと。付け入る隙だけは与えたく無いところね。
>王子の説得
(困ったように小さく笑い)……王子の説得は大変でしょうね。通りすがりで尽してくれた存在が死のうとしているのを『見逃せ、死なせてやれ』と説得するのは。
人道の矛盾の極み。私であれば行動内には避けたいところね。説得出来る自信がないもの。
【賛同案】
南の国へ促す:
○アリシエンテ・エスト
○
ツバメを残す:
○
皆の意見をカウントしていきたいと思案しているわ。
追加ないし、何かしら意見を頂ければ幸いな次第よ。
>ラダさん
あら、王子の行為は極めて合理的なものに見えるわ。
だって、動けない上に生きていないのに豪奢な飾りつけがされているのだもの。
人が剥ぎ取ったならば、捕まるけれどもツバメ達ならその心配もない。
……でも、王子は最後「見る価値もない」と破壊される。
それは確かに緩慢な自殺かもしれないわね。
……。だからこそ、ツバメに旅立って欲しいのかも知れないけれども……(何かを思うように考えながら) -
2014/10/23-23:03
ラダ・ブッチャー
皆、それぞれの大切なポリシーや考えがあるんだねぇ。
あのさ、王子さまはツバメの力を借りて自分の装飾品を町の人に分け与えてるんだよね?
自己犠牲的な行為だけど、それによって町の人が得られる幸福は一時的なものなんじゃないかって気もするよぉ。王子の装飾が尽きた時点で、この支援活動は行き詰まる。
ボクの目には、王子の行為は町の人への救済でもあるけど、緩慢な自殺に見えるんだよねぇ……。
ああ、王子さまは像だから、生き物とはまた別の価値観を持ってるのかなぁ……。 -
2014/10/23-21:56
ロジェ:
ありがとう、アリシエンテ。
俺も皆の意見に従う気持ちになっていたんだが、そう言ってくれて…本当に…
本当にありがとう…(その場に膝をついて頭を下げる)
俺も君の意見に賛成だ。
ツバメには南の国へ行き、その子供達に王子の想いを伝えて行って欲しい。
リヴィエラ:
…何だか今日のアリシエンテ、少しいつもと違います。
どうしたのですか? いつもだったら、『~に賛成よっ』…と仰るのに…
何か、無理をしていませんか?
私なら王子様を残したまま、南の国へ旅立つなんて出来な――(ロジェによって会議室の外へ出される)
ロジェ:
…すまないな、俺の神人が邪魔をした。
(苦虫を噛み潰したような顔をし、レオンから貰ったほうじ茶を飲み干す) -
2014/10/23-21:34
レオン:
アリシエンテちゃん、エストさん、はじめまして! あ、俺はレオンでいいから。
エストの方は呼び捨てでいいかな?
(二人にもほうじ茶振る舞う)
それと、エリーさん行動の整理ありがとうな!
ええと、まず、自分の意見は最初に喋りすぎなくらい喋った気がするので、
俺については、後は皆の多数意見に合わせる気でいる。
その上で、だが…
>どっちつかずで誰も救えない
確かに、それが一番困ることかもしれんな。
「意見を尊重」するつもりが、ツバメをただ迷わせるだけだったら…と思うとな。
あと、メタな話だが、この依頼は難易度「難しい」だから
どっちかに意見は統一した方がいいのかもしれねぇ、と思った。
ゲームマスターにもよりけりだが、一人でも違った行動とるだけで判定に影響する場合もあるらしいからな。
>「旅立つ」で意見を統一する場合
そうだな…王子はおそらく、ツバメに生きてほしいと望んでいるから、
「旅立つ」選択肢ならツバメの説得に協力してくれるだろうし、
「残る」の場合は今度は王子を説得しなきゃならない。
難易度としては王子を説得する方が大変な気はする。…と、後で思った。
ツバメには迷いがあるかもだが、王子には迷いは無いと思うんだ。
まあ、一応王子の話を聞いてみてもいいと思うが。
とはいえ、まだ時間もあるし、皆の意見をもう少し聞いてみてから…とは思ってるよ。 -
2014/10/23-19:54
>ツバメの意志を尊重できるか
・『王子様と一緒に死ぬ』選択をした場合の『私達の対処』
・『南の国へ旅立つ』選択をした場合の『私達の対処』
これらを纏めるには、その、分担も必要になってくるのか
個人的には、エリーさんが纏めて下さった【行動C】の時点(エリーさん感謝!)で、ツバメは王子の傍にいて残ると告げている。
その為、現状のこの時点で、ツバメの意志は、
【・『王子様と一緒に死ぬ』選択をしている。】
と判断出来るわね。
そして、個人的な考えではあるけれども、私達の行動(文字)量的に向こうでどちらかを決める事は不可能だと思われるわ。
トラオム・オーガは、いない訳ではない。
出発前に、このどちらかに決めなければ、どっちつかずで誰も救えない可能性すらあると思うのだけれどもどうかしら?
現状、ウィンクルムへの思案を置いて考えれば、
レオンさんが出して下さった【南の国に行き、王子の想いを、ツバメの子供たちに伝えていく】案が、今のツバメへの説得内容も伴って、ツバメを助ける事もでき、物凄く魅力的に思える。
……個人的に、あくまでツバメの意図を詳しく聞いてからの行動を取る事が主幹でなければ、こちらを思案に入れたいのだけれどもどうかしら。
他の方皆全員が、それでもツバメの意図を詳しく聞いてから行動したいと云う場合は……それに従う次第でいるわ。 -
2014/10/23-18:18
すでに物語の中で確定している行動を整理してみますね。
A
【あなたは一羽の黒いツバメです】
B
【翌朝、ツバメは王子様のベルトにはめられていたルビーの飾りを病気の子供とマッチ売りの少女のもとに届けに行きました。あなたもそれを手伝いました】
【翌日も、そのまた翌日も、あなたとツバメは王子様を飾る宝石を町の不幸な人々のところへと届け続けました】
C
【このままこの町に残っては、ツバメは冬を越せずに死んでしまうでしょう。けれどもツバメは町に残ることを決めました】
【ツバメの姿となったあなたの隣では、町の人を助けるために王子様の元に残ると決めたツバメが疲れきって眠っている】
D
【トラオム・オーガにより夢の中に囚われた『眠り続ける人』を助けるため、あなたは絵本を通って夢の中の世界へとやってきたのである】
・Dの記述で、「あなた」=「ウィンクルム」=「黒いツバメ」であることが確定する。
・Bの時点で、「あなた」=「ウィンクルム」は王子と主役ツバメの自己犠牲の活動に手を貸している。
・Cの時点では、主役ツバメは町に残ることを決めている。
うふぅ……。ウィンクルムたちは物語の中で脇役ツバメになるのですが、脇役ツバメはBの段階で王子とツバメの行動に手を貸していたのですね。 -
2014/10/23-17:47
ロジェ:
(急いで駆けてきたらしく、肩で息をしている)
はぁっ、はぁっ、…皆、すまない。俺は多分、自分の事ばかり考えていたんだ…!
ツバメが死ななければそれで良い。ツバメが生きていればそれで幸せな筈だと、
ツバメと神人を重ね合わせて見ていたんだ。
でも、そうじゃないんだな?
ツバメにもツバメの考える意志があって、幸せがある。
一人一人の幸せは皆違う。
それを俺が『お前の幸せはこうじゃないといけないんだ』と
押し付けちゃダメだって事、だよな…?
レオンもごめんな、みっともない所を見せた。
俺もツバメの意志を…幸せを尊重するよ。 -
2014/10/23-16:35
リヴィエラ:
アリシエンテ! エスト!(嬉しそうに駆け寄り、アリシエンテに抱き付く)
うふふ、ご一緒できて嬉しいです!
あ、あの、私…アリシエンテのまとめを見ていて、ひとつ気になった事があったのですが…
確か私達、プランに書けるのは一人300文字まででしたよね?
『「ツバメから話をよく聞き、どうしたいか、より後悔しない方を選んでもらう」
●懸念点:行動に起こせる文字数が限られている以上、どちらかに絞らなくてはならない。』
この点が、うまく300文字で書けるのか気になったのです。
つまり、ツバメさんが…
・『王子様と一緒に死ぬ』選択をした場合の『私達の対処』
・『南の国へ旅立つ』選択をした場合の『私達の対処』
これらを纏めるには、その、分担も必要になってくるのかなと思ったんです…(もじもじしながら)
ロジェ:
(レオンの手を取り、立ち上がる)
…すまない、取り乱した。
だが分担しようがどうしようが、俺のする事は変わらないさ。
(遠い一点を睨み付けるように視線を馳せている)
…絶対にツバメを死なせるものか。何が何でも南の国へ逃がしてやる。
そうさ。俺はこの件をウィンクルムと混同なんかしていない。
王子の像が壊されようが構わない。ツバメが助かるならばそれで良い。
ツバメが王子に恋をしていようが知った事じゃない! ツバメは死なせない…!
(※一部誤字があったので再投稿させて頂きました) -
2014/10/23-00:51
(議事録を読みながら)
改めて。アリシエンテと言うわ。宜しくお願いするわね。
現状はこの様なところかしら。(いつも以上に淡々と冷静に)
主にレオンさん案となってしまったけれども。
レオンさん案:
○ツバメがどう思っているか入念に聞く
案1:有力
ツバメには「別の考え方もあるよ」と提案はしてみたい。
ツバメがもし生き延びたら、王子の想いを、ツバメの子供たちに伝えていくことはできるんじゃないかって。
ツバメの子供たちは、宝石を貧しい人に配ることはできなくても、
たとえば、ツバメが病院に巣をかけたら、病気の子供たちが励まされるんじゃないだろうか。
そういうやり方で、「王子の想い」を生かし続ける…。
それなら、「生き残った意味」はあるんじゃないか
懸念点:大切な人を見捨てて旅立つことには変わりが無いんだけど、それをツバメがどう思うか
南の国に行くに辺り
依頼書的には、二つの選択肢から選んでほしい、という趣旨がうかがえるから、
俺達がえさを運んできたり、旅のフォローをしてやれば、
南の国に帰れるくらいの体力は残ってる、と推測する
----
案2
ツバメをちょっと王子のいないところに呼び出して話を聞いて…
王子にも、ツバメのことどう思ってるか聞いてさ。
んで、二人とも両思いだったら、俺らで二人の結婚式を挙げるってのはどうだろう。
宝石の代わりに、秋の紅葉や秋の花で二人を飾って…
「人生で悔いの無い決断をして、その上、周りから祝福される」って、すごく幸せなことじゃねーかな、と思うんだ。
ハッピーエンドって結構な割合で、「二人は結婚しました」で終わるだろう?
懸念点:
「まだ結婚なんて気分じゃない」って言われるかもしれない。
ただ、命の刻限が迫っているので応じてくれる可能性はある。
追従意見:エリーさん案
夢の中での説得は難しい印象があります。その場のしのぎの言葉を探すよりも、根本的な問題解決や将来を見据えた行動の方が、堅実で良さそう
---
「ツバメから話をよく聞き、どうしたいか、より後悔しない方を選んでもらう」
●懸念点:行動に起こせる文字数が限られている以上、どちらかに絞らなくてはならない。
レオンさん意見:
「ツバメには南の国に帰って、王子の意思を継いでほしい」
備考点:
皆はどう思ってるんだろうな。
多分それも依頼書の趣旨的には考えてほしいことだと思うので
抜けがあったら教えて頂ければ幸い。
自分の意見は明日にでも。……大した意見でもないけれども。 -
2014/10/23-00:17
お邪魔するわ。
駆け込みではあるけれども、ずっと気になっていた依頼案件ではあったのよね。
既に半ば決まっている方針かと思われるから、まずは会議室を拝見してくるわね。
どうか皆様宜しくお願いするわ(恭しく頭を下げて) -
2014/10/22-23:22
ラダ・ブッチャー
わーい、お茶ありがとう、レオン! ボクの呼び名は、ラダで良いよ~。
エリー・アッシェン
ほうじ茶ありがとうございます。
この夢を見ているツバメは「大多数の幸せのために、少数の幸せが犠牲になることがある」ことに対し疑問を持っていて、その構図をツバメと王子やウィンクルムに当てはめているっぽいですね。
私としては「ウィンクルムになれて幸せ! 不満があるとすれば、神人が戦力面で非力なことかな?」という考えなのですが、舞台はあくまでも眠り人の夢の中……。
眠り人が抱いている価値観を分析して、その上で対応した方が良いかもしれません。
>旅のフォロー
夢の中では私たちはツバメの姿をしているんでしたね。南への旅の手伝いなんて人間にはできませんが、ツバメの姿でならできますね! ツバメとしての力を活かすのも、意味がありそうです。
>絵本の欠落
依頼書を読み返すと、「天使によるツバメと王子様の魂の救済シーンが欠けている」とあります。
……なんということでしょう! 主役のツバメは王子の像のすぐそばで、寒さで凍え死ぬだけでは不満だということですか!? 凍死は比較的穏やかで苦しみも少ないとされている死に方なのですが。うふぅ……。
いくらツバメに安らかな死をプロデュースしても、天使からの魂の救済の代わりとなるような何かがないとまずい……ってことでしょうか。 -
2014/10/22-22:56
…ぁ-、(こほん、と咳払いしてから、ようやくしゃべった)
レオン、しゃべりすぎだ。
それと、お前、わかってないかもしれないが、素のお前は善い奴だと思うぞ。
特に口を挟まなかったのは、幼い頃にあまり本を読む環境でなかったというのと、
お前の言うことは基本的に信頼していいと思ってるからだ。
私個人としては、私がツバメだったら、「お前一人を死なせてたまるものか」と思うだろうし、
私が王子だったら、「何を馬鹿なことを言ってる、お前を死なせるんだったら最初から頼まなかった!」と怒るだろうな。
…客観的にどっちが正しいかは、正直、わからん。
ついでだが、神人として、オーガを倒せる能力は天からの恵みだと思ってる。
できれば肩を並べて戦えるともっといいがな。
(いつもの面倒くさがりはどうした、ちょっと黙ってろよ、と席に引きずり戻した) -
2014/10/22-22:53
レオン:
おぉう、茶がこぼれる(取り上げた。揺れが収まってからそばに戻し)
…(ロジェの話を聞き、そっと手を伸ばして、)
泣くなよ。お前の可愛い娘が見てるぞ。
そうだな、俺も、リヴィエラちゃんみたいな可愛い子がパートナーだったら、
戦場に連れてくのはためらわれるだろうなぁ。(とちょっとおどけて言ってから)
でも、神人の助けなしでオーガを倒せないなら、一緒に連れて行くしかないものな…(ため息)。
両親を殺した敵を倒すためには、少女を危険な目に遭わせなければならない…。
ロジェのところは複雑だな。
実際、俺もウィンクルムとしての依頼はともかく、自分の傭兵の仕事にはガーティーを連れて行ったことはない。
手伝わせてくれ、と頼まれたんだけどな。しかも、一緒にいられないのが悔しいと泣かれたのに。
(それまで黙っていたガートルード、「こら!」と恥ずかしそうに声を上げた)
それは、傭兵の仕事にはあまり褒められたもんじゃない仕事も混ざってるから、なんだが…。
だから、偉そうなことはさんざん言ったが、本当のことを言うとな。
「ツバメには南の国に帰って、王子の意思を継いでほしい」と思ってる。
なぜなら、…少なくとも「俺」は、王子の意思を継げるようなまともな人間じゃねえからだ。
ただ、それは「俺の側の事情」であって、死が間近に迫ってるツバメの意思を優先してやりてえ、と思ってるんだが。
そういう個人的な感情も絡めると、俺はどっちかって言うと、ロジェ側の人間なのかもしんねえな。
(リヴィエラさんを見て、クスクス笑って)
いいねぇ、ロジェ、こんないいパートナーを持ってさ。お似合いだよ。
いや、まだまだ詰めなきゃならないこともたくさんあるし、違う意見も出るだろうから、
疑問や納得いかないことがあったらどんどん言ってくれよ。
俺も、自分で自分の意見を修正することがあるかもしれないから。
-
2014/10/22-20:28
ロジェ:
(会議室の机をダンッと叩き)
こんなの…こんなのおかしいだろ! レオン!
ツバメは王子の為に散々尽くしてきたんだ。ツバメが死んだら…おれ、は…っ!
(その場に崩れ落ち、涙を流してレオンを見上げる)
俺は…これまで幸せだと思った事なんかなかった。
両親をオーガに殺され、適合した神人はこんな幼い少女だ…!
こんな少女に戦場に立てと言うのか!? オーガなど、精霊だけで屠れば良いだろうがっ!
リヴィエラ:
(ロジェを睨み付けながら)
ロジェ様! 貴方という人は…この任務とウィンクルムを混同しているのは貴方の方だわ!
レオン様、どうかご無礼をお許しくださいませ。
まぁっ! 温かいほうじ茶…ありがとうございます、レオン様。
私は、これまでずっと幸せでした。
オーガと戦うのは怖いけれど、何よりも仲間が…友達がいるから、守ろうと思えるのです。
(ロジェを見て、愛おしそうに目を伏せる)
そして私は…後戻りできないほどの恋を、知ってしまったから。
憎み切れないほどの愛を、知ってしまったから。
だからレオン様のアイデアに賛成します。レオン様のなさりたい事、全て受け入れた心算です。
皆でハッピーエンドにしましょう。ツバメさんと王子様の為に(にこりと微笑む)
(PL:神人と精霊で意見が割れていますが、PLとしてはレオン様のアイデアに従い動きます。
所々精霊の邪魔が入りますが、どうかお許しください。彼も色々譲れないようです) -
2014/10/22-19:40
レオン:
あ、追記。
ツバメは多分弱ってるけど、旅の途中で死んじまうくらい弱っているんだったら、
「南に帰る」を選択した時点でバッドエンドにしかならなくなってしまう。
依頼書的には、二つの選択肢から選んでほしい、という趣旨がうかがえるから、
俺達がえさを運んできたり、旅のフォローをしてやれば、
南の国に帰れるくらいの体力は残ってる、と推測するがな。
さすがに「南に帰る」を選択すれば自動的にバットエンド、という趣旨ではないと思うぜ、多分(笑)
-
2014/10/22-19:15
レオン:
>ウィンクルムごとの考え方とか
ロジェ、すまんな(笑)俺はどっちの選択肢がいいとも、悪いとも思わないんだ。
ツバメが最終的に選んだ答えが「正しい答え」だし、ツバメが選んだ答えを俺達がバックアップして「正しい答え」になるよう努力したいとは思うんだが。
つか、カップルで意見が分かれるのも当然の依頼だよな。
俺、オーガと戦って倒すの面白いと思ってるし、ウィンクルムなお陰で、ここにいる皆と出会えたり、
いろいろ貴重な人生経験を得てるから、むしろ幸福だと思ってるんだが(笑)
いざって時にただ護られるだけより、戦える力があるってのは幸せなことだ、と思ってるんでね。
皆はどう思ってるんだろうな。
多分それも依頼書の趣旨的には考えてほしいことだと思うので、
主題はあくまでツバメと王子だが、そういうことも聞かせてもらえたらと思うよ。
(適当にポットを取り出してほうじ茶とか配りはじめた)
-
2014/10/22-19:11
おお、人が一気に増えたなー!
リヴィエラちゃんとロジェ、ラダさん(ラダでいいかな?)とエリーさんも久しぶり。
>説得
ああ、すまんちょっと勇み足気味に言いたいことを言ってしまって、意図がよく伝わらなかったかもしれないな。
もちろん、「ツバメから話をよく聞き、どうしたいか、より後悔しない方を選んでもらう」ってのが大前提で、
その上で、旅立つにしろ残るにしろ、「ハッピーエンドと呼べるような理由」をつけたいな、と思う。
【「これでハッピーエンドなのだ」と思わせる理由をつけてください。】
というのが依頼書の注文だからな。
旅立つのであれば、「自分が生き残ることで王子の意思を子孫に伝える役目を担う」という理由付けができるし、
残るのであれば、「結婚式」などのアイデアもあるな、ということ。
ツバメがどちらを選んでも、「その選択が間違っていなかった」と後でツバメに思ってもらえるよう、俺らでバックアップしたいな、と。
俺がやりたいのは、説得ではなく、
多分今現在、「王子を見捨てて南に去るか、王子と心中するか」というだけの考えで近視眼になっちまってるツバメに、
他の考え方もあることを提示すること、に過ぎないんだ。
生き残ることにも意義は見いだせるし、死ぬことにも意義はあると思うよ。
で、ソルティの言う通り、重要な関係者である王子に事情を聞くのは大賛成だ。
原作はそういう展開だったか(←読み返せよ)…そりゃ王子はかわいそうだな。
王子にとっても納得のいく結末になるようにしたいものだが。
多分、王子としちゃ、南の国に帰って生き延びてほしい、という方向性を示すだろうなー。
-
2014/10/22-10:37
リヴィエラさんロジェさん、エリーさんラダさんもお久し振りです
またご一緒出来て嬉しいな。宜しくお願いしますね
>レオン
あはは、じゃあ遠慮なく呼ばせてもらうね。改めて宜しく、レオン。
『王子とツバメの意思を引き継ぐ』か…うん、俺もレオンの提案に賛成だよ。
うーん、個人的に少し引っかかってるんだけど…
原作だとツバメさんは迷いながらも最期まで王子と一緒に不幸な人々を助ける手伝いが出来て幸せだったけど
王子は本当にツバメさんが死ぬまで一緒にいてくれるなんて思っていなくて、ツバメさんの最期の言葉で初めて気づいて
そのショックで亡くなっているんだよね…
そして原作と今回の大きな相違点は『ツバメさんにまだ迷いがある事』…
だったらまず説得するというよりは、王子にツバメさんの死期が近い事を伝えた上でしっかり二人の気持ちを聞いて
どうしたいのか選んでもらいたいな。そしてツバメさんだけじゃなくて二人が納得して選んだ事を果たせるよう全力でフォローしたい
原作通りに進行しているなら、ツバメさんが南へ行かないと決めたのは王子の目が既に無い状況だよね
ツバメさんもかなり衰弱しているしそれも考慮して動いた方が良いかな? -
2014/10/22-00:33
エリー・アッシェンと申します。皆さん、よろしくお願いします。うふふ……。
もともとこの童話のツバメは、私の目には少しも不幸に見えないのです……。
満足そうに死んでいくツバメに、むしろ憧れや羨望すら抱きました。
人間もツバメも、その時がハッキリ特定できないだけで、いつかは絶対に死にます。
南の土地にいく途中、海に落ちて溺死するかもしれません。嵐で群れからはぐれて一羽で寂しく餓死するかもしれません。
ウィンクルムでない一般人だって、道を歩いていて車にひかれたり、お風呂場で頭を打ったり、座っている椅子が突然爆発したり、生活の中で案外簡単に死にますよね。
なので現状の私の考えとしては、ツバメが良い気分で楽に死ねるよう、全力でお手伝いする気でいます。
ただ他の参加者さまの意見も聞いて、最終的な案をまとめるつもりです。
>レオンさんの提案
王子の意志を引き継いでいく……。とても建設的で良いと思います!
夢の中での説得は難しい印象があります。その場のしのぎの言葉を探すよりも、根本的な問題解決や将来を見据えた行動の方が、堅実で良さそうです。 -
2014/10/22-00:07
リヴィエラ:
私はリヴィエラと申します。
ガートルード様、レオン様。クラリス様とソルティ様もお久し振りです(お辞儀)
…ごめんなさい、王子様とツバメの境遇があまりにも私達に…ウィンクルムに似ていて、
ずっと気にかかっていたのです。どうか宜しくお願い致します。
私は、生まれた時から神人でした。
私は生まれてからずっと、お屋敷という名の籠の中のツバメでした。
私は、私を籠の外へ出してくださった王子様に恋をしてしまいました。
でも…ふふ、可笑しいでしょう?
その王子様は、自らの身を削って、犠牲にしてでも人々に尽くすような方だったんです。
『俺はどうなっても良い!』だなんて言う王子様、普通はいませんよね?
私は自分の命を賭けてでも、王子様に寄り添い遂げよう。
例えいつか死して、人々にうち捨てられようとも。そう覚悟を決めました。
(顔をきりっと上げて周囲を見渡す)
私は今、幸せです。この任務のツバメさんは、『可哀想』ですか?
このツバメさんは、きっと愛を見つけたのだと思うのです。
これは受け売りなのですが、『愛とは許すこと』です。
例えツバメが死して町の人々にうち捨てられても、ウィンクルムの強い力を、私は愛の為に使いたい。
ロジェ:
(ガタッと暴れながら)
おい、リヴィー、やめろ! 君はただ、あのツバメと王子を自分達と重ねているだけだ!
ツバメが死んだら王子は悲しむ! ツバメは生き延びなければならないんだ!
レオン、ソルティさん、こいつを止めてくれ!
リヴィエラ:
(キッと睨みながら)
ロージェック様。私は今、レオン様とソルティ様とお話をしているのです。
そしてレオン様と同じく、『ツバメさんの意志を尊重したい』と私も思います。
そしてレオン様のアイデアも素晴らしいものだと思います。
そのアイデアこそ、ハッピーエンドに導けるものじゃないかと私は信じます(力強く頷く) -
2014/10/21-23:36
レオン:
で、ツバメが、「やっぱり愛する人と一緒に残りたい」と言ったら。
今度は「俺たち」が、ツバメや王子の代わりに、その想いを子孫に伝え続ける役割を担う、というのはどうかな。
そうすれば、ツバメは愛する王子と最期をともにできるし、二人の想いは俺たちを通して生き続ける。
…できればさ、ツバメをちょっと王子のいないところに呼び出して話を聞いて…
王子にも、ツバメのことどう思ってるか聞いてさ。
んで、二人とも両思いだったら、俺らで二人の結婚式を挙げるってのはどうだろう。
宝石の代わりに、秋の紅葉や秋の花で二人を飾って…
「人生で悔いの無い決断をして、その上、周りから祝福される」って、すごく幸せなことじゃねーかな、と思うんだ。
ハッピーエンドって結構な割合で、「二人は結婚しました」で終わるだろう?
…まあ、ちょっと強引というか、「まだ結婚なんて気分じゃない」って言われるかもしれねーけどな(笑)
命の刻限が迫っているなら、応じてくれる可能性はあると思う。
今、俺の考えているのはそんなところなんだけど、もっといいアイデアがあったらもちろんそれにのるよ。
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2014/10/21-23:22
レオン:
おー! ソルティさんとクラリスちゃん、はじめまして、よろしくなー!
つか、俺呼び捨てでいいぞ。俺も良かったらソルティさんのことは呼び捨てで呼びたい!
良かった。これでとりあえず出発できるな。
そだな。俺も、すごくいい球投げてる依頼書だと思うぜ。
普通の依頼の難しさとは次元の違った難しさだよなー。
その場限りの説得とかは全く無意味で、「一つの命がどう生きれば幸せと言えるか」って問題だから。
幸せを感じたことがない人、かぁ…それも大変な人生だな(汗)
大概の人は幸せと不幸の繰り返しでまずまずな人生を送ってるんだろうなー、とは思うが。
>大切な人の最期を感じていながら見捨てて自分だけ生き延びた事を
>ずっと後悔しながら背負って生きていくんだろうか、って
そういう想いを引きずって生きるくらいなら、一緒に死んだ方が幸せかもしれんな。
それでは、「ハッピーエンド」とは言えない気がする。
うん、どちらにしろツバメは何かを犠牲にしなきゃいけないから、
人(鳥)生の最期で「あのときの選択は正しかった!」って思って死ねるようにできたらいいよな。
(こほん)ちょいと、これからガラにもねーことしゃべるが(笑)
俺、この童話をガキの時に読んだときに、一つ問題意識を持ったのな。
王子とツバメの活動は、確かにその時、人々を救ったけど、
二人が死んでしまったらそこで終わってしまうよな、って。
でも、もし誰かが、王子の想いを継いで、その後も続けていくことができたら…。
像は壊されても、想いは死なずに生き続けるんじゃないかって。
だから、ツバメには「別の考え方もあるよ」と提案はしてみたいな。
ツバメがもし生き延びたら、王子の想いを、ツバメの子供たちに伝えていくことはできるんじゃないかって。
ツバメの子供たちは、宝石を貧しい人に配ることはできなくても、
たとえば、ツバメが病院に巣をかけたら、病気の子供たちが励まされるんじゃないだろうか。
そういうやり方で、「王子の想い」を生かし続ける…。
それなら、「生き残った意味」はあるんじゃないかって。
ただ、まあ、大切な人を見捨てて旅立つことには変わりが無いんだけど、それをツバメがどう思うか、だな…。 -
2014/10/21-10:01
ソルティ:
レオンさんとガートルードさん、はじめまして。
プレストガンナーのソルティです。こっちはパートナーのクラリス。宜しくお願いします
複雑で難しい内容の依頼だから入ろうか悩んでいたんだけれど、依頼書を見てからずっと心の中で引っかかってたんだ
相談期間は長めだし俺たち自身の想いや考えも整理する時間はありそうだね
ツバメさんが後悔する事無い選択が出来るように、頑張ろう
幸福論、か…難しいよね
レオンさんの言う通り幸せのかたちは十人十色でそもそも幸せを感じた事がないって言う人もいる
だから死ぬことが可哀想で不幸だ、生きる事こそ幸せだから生きろと押し付けるのも違う気がする
仕方ない事だと捨て置いて南へ発ち生き延びるのも一つの選択肢だけど生き延びたその後はどうなるのかって考えてしまうんだ
大切な人の最期を感じていながら見捨てて自分だけ生き延びた事を
ずっと後悔しながら背負って生きていくんだろうか、って
どんな選択をしても切り捨てなきゃいけない想いがあるなら、少しの可能性に賭けて新たな選択肢を探してあげたいな
だから俺も些細な事でも良いから、ツバメさんの想いや迷いも本当の気持ちを聞きたいなって俺も思う
俺はまだ明確な案があるわけじゃないから考えてみるよ
少しでも気になった事があったら言うね -
2014/10/21-00:21
レオン:
どーも。ロイヤルナイトのレオン・フラガラッハと、相棒のガートルードだ。俺はガーティーって呼んでるけどな。
こういうネタは俺や相棒が好きって言うより、俺の中身が好きで入った気もするんだが、
これから入ってくる皆もそれぞれ思うところがあるだろうし、和やかに意見交換できたら嬉しいよ。どうぞよろしくな。
それから、当然、皆でハッピーエンド、目指そうぜ。
んで、だな…
俺は強制されたわけでも、誰かに望まれたわけでもなく、
ただ自分が興味があったからってだけで、普段もいつ死ぬかわかんねー傭兵なんてやってるっつー、ただの物好きなんだが、
「幸せかどうかは、その本人が決めるものだ」と思ってる。
容姿にも才能にも、富にも、地位にも家族にも恵まれてて、それでも自分は不幸だって感じるヤツはいるだろうし、
その逆に、どんなに貧しくて家族もいなくて病気でも、幸せと感じる人はいるだろうな。
だから、「ツバメがどう思うか」「ツバメにとって一番の幸せは何か」を、
ツバメとじっくり腹を割って、話し合って聞き出してえな、と思ってる。
俺らの幸福論は、話してもいいけど、押しつけちゃいけないと思ってる。
「参考意見」であって、最後はツバメの意思をどこまでも尊重したいな。
んで、賛同を得られるかはわかんないけど、
南の国に帰るにしろ、原作通り王子と死ぬにしろ、
俺らって言う原作にない要素があるから、
原作以上に幸せっぽい終わり方をさせられるだろうと思ってる。
アイデアがあるんだ。
まあ、それは明日に話すわ。
人が来てくれるといいんだがなー。