プロローグ
8月某日の15時のことである。
「やっべえ、やっべえよ!」
チェリーは駆けていた。街中を走る間にもやべえやべえと、口をつくのはその言葉ばかり。それ以外に、なんと言ったらいいかわからない。頭が守る花火工房。そこにデミ・オーガがやってきたなんて。
「どうするんだ、どうするんだよ!」
A.R.O.A.へ討伐依頼房を、いますぐにでもしなくてはならない。工房から電話をかけた方が早いのはわかっていたが、デミ・オーガの来襲はあまりにも突然で、受話器をとる暇など与えられなかった。
「チェリー、行け! どこかで電話を借りるんだ。お前が一番足が速い!」
頭はそう言って、若弟子のチェリーを逃がしてくれた。頭は、いまだ工房の中に閉じこもっている。
そこが工房でなければ、ただ逃げればよかった。たとえ今日が祭りの当日でも、どんなに建物が壊されようと、命がなくなれば意味がない。
でもあそこは、打ち上げ花火の工房なのだ。奥の倉庫には、これから上げる予定の花火がしまってある。
少しくらいの衝撃では大丈夫。でも万が一、オーガが大きな衝撃を与えれば……花火が爆発するかもしれない。
「おい、どうしたんだよチェリー? そんなに急いで」
まだ何も知らないのんきな顔見知りが話しかけてくる。
チェリーは足を止め、その男の両肩を掴んだ。
「電話……電話を貸してくれ! タブロスのA.R.O.A.本部に用事があるんだ!」
A.R.O.A.ということで、男はピンときたようだ。
「……まさか、オーガか?」
「そうだよ、デミ・トロールだ! 工房に来やがったんだ! 俺が出たときは石垣の石を食ってた。頭がなにかあっちゃいけねえと花火を守ってる。なあ頼む、なんとかしないと、なあっ」
動転しているチェリーはそれ以降が言葉にならない。オーガを見たのも初めてならば、頭の必死な形相も初めてだった。いつもは飄々と優しい人だったから。
「A.R.O.A.に連絡だな。……だが、A.R.O.A.ったってすぐには来れねえだろ。タブロスからここまで、車飛ばしたって三十分はかかる……その間は俺たちで持ちこたえなけりゃいけねえ。……オーガを工房に入らせないように」
男は振り返ると、チェリーの手を引っ張って、家の中にある電話を指さした。
「A.R.O.A.への連絡はお前がしろ。俺はみんなを集めて工房に向かう。なに、大丈夫さ。なんとかなる。いや、なんとかする」
※
「花火工房をオーガが襲っているようです。すぐに救援に向かってください」
A.R.O.A.職員はそう言って、ウィンクルム一同に目を向けた。
「オーガは壁に囲まれた工房内の庭にいる様子ですから、そこで倒すことができれば、町への被害は出ないでしょう。……とはいってもメンバーを厳選するか、オーガを誘導しなければ攻撃は難しいでしょうね。花火の中には火薬が詰まっていますから、銃器を扱うプレストガンナーや火の魔法を使うエンドウィザードの攻撃は危険です。彼らが参加する場合は、何らかの作戦が必要でしょう。
あなた方が到着するまでは、町の人たちが何とか食い止めると言っていました。その後はウィンクルムにお任せすると。
今日が祭りの当日だそうです。きちんとデミ・トロールが退治できれば、夜は花火大会だとか。できるだけ短時間での退治を、お願いします」
解説
夏祭りの当日、花火工房にオーガが出現しました。
オーガはデミ・トロールが一体。
デミ・トロールは岩から生まれたとされる4メートルほどの巨人です。
肉でも石でも金属でも食べ、若干の回復能力があります。
石のこん棒と、石のような皮膚を持っています。
デミ・オーガ一体の退治ですから、任務はいたってシンプル。しかし場所が花火工房です。
万が一にも、保存している花火に衝撃を与えないように気を付けてください。
工房の敷地は、建物のほかに狭い庭があり、石垣に囲まれています。
庭の広さは25メートルのプールがすっぽり入る程度。デミ・トロールと暴れるとなると、少々狭いと言えるでしょう。
石垣は多少暴れても崩れないほどの丈夫なものです。しかし一部はオーガが食べている最中です。
屋内には頭が花火とともに残っていますから、敷地から連れ出すのがいい作戦と思われるでしょうが、外へ連れだせば、そこはすぐに、住宅も店もある町があります。
ゲームマスターより
夏祭り前の、オーガ討伐依頼です。
狭い場所で敵をどう倒すか。はたまた多くの町人を非難させ、危険を承知で外へ連れ出すのか。
考えてみてください。
なお、任務がうまく完了すれば、当日は花火大会です。
きっと特等席で花火を見ることができますよ。
プランの文字数に余裕がありましたら、そちらについてもぜひご記載ください。
それでは、ご武運をお祈りします。
あ、あまり関係ないですが、チェリーは18歳の男性です。
リザルトノベル
◆アクション・プラン
高原 晃司(アイン=ストレイフ)
俺は前衛で戦うぜ まずは投石でデミオーガの誘導をみんなと一緒に行う ある程度誘導して朝霧が来た時点で攻撃をしかける コネクトハーツで斬りつけておく 多少ダメージが上がればアインの攻撃力も上がるしな 後はアインに任せる 敵の動きが早そうであれば無理に特攻はしないぜ 敵が他の神人に向きそうな場合は投石をして挑発して こっちに向くようにする 動きが遅ければ最悪マンゴーシュで攻撃を逸らす 誘導に対して余裕なぐらい人数が居そうであれば 非戦闘員を避難誘導しておくかな ただ、親方は離れそうにねぇけどな… 依頼完了したら花火を楽しむぜ! 特等席とかすっげー得した気分だぜ! 「うおー!ここから見る花火はすっげーな!」 |
アキ・セイジ(ヴェルトール・ランス)
街中に何故!どこから?! いや、今はそれより倒す方が先だ… 「ランス、奴の動きを封じてくれ。俺は奴を引っ掛けるロープを探してくる」 工房の一般人に到着を伝え、周辺への避難呼びかけ及び本人達の避難を要請 同時に彼等から工房で使用してる綱を借りる エルドに端を手渡し、オーガを投石と挑発で誘き寄せながら進路上左右に展開、 タイミングよく一気に綱をピンと張りオーガの転倒を試みる 狙うは向こう脛。一気に引いて、すぐに手を離すんだ。でないと引きずられる 《朝霧》展開までに敷地の庭の端に誘導しつつ成功させられるよう全速で行動だ ◆事後 本部に死骸の処理を要請 また足跡や目撃譚から「何所から」出現したのかも調査 花火は心から楽しむよ |
セラフィム・ロイス(火山 タイガ)
まだデミ・トロールでよかったが厄介な所にきたものだな…! タイガ!…どうか無事でいて(トランス) …隣で戦えればいいのにね。神人でも …ああ。前向きにいかないとね ■非難誘導は工房関係の一般人達へお願い 花火工房で対応してくれた一般人に避難誘導を頼んだ後は 神人たちのデミ誘導に加わり、投石や周りにも気を配り 声を上げて注意を促す どうか協力して下さい!お願いします。避難誘導を 僕たちは敵にあたります 危ない!気をつけて ■ ?!(大声)恥ずかしいよ… …本当に。僕はあの連続に咲いて、後に星が瞬くのがいいな 打ち上げる前まで模様わからないのに 一瞬の花なのに、こんなに情熱的に賭けれるものがあるのって…いいよね 僕もみつけたいな |
セイリュー・グラシア(ラキア・ジェイドバイン)
花火工房敷地に入る時トランス。 皆とは見知った仲。以前の経験も生かして巧くサポートするぜ。任せとけ! 皆にゴーグル配っておく(熊スプレー防御用)。 ランスの魔法までタイガが近接攻撃の主軸だろ。 彼が集中的に狙われないように敵の気を引くぜ。 敵の視界を奪い眼にダメーシを与えるため 熊撃退スプレーをぶっかける。 射程9mあるから距離を取って使用。 敵の腕が届かない距離から使うぜ。 トウガラシ成分の刺激が眼に痛いだろ。 距離を保ちつつ投石等で敵の気をタイガから逸らすぜ。 オレの花火デートの邪魔はさせないっ! 夜は花火を満喫。 花火大会なら貸し浴衣とかあるだろ。浴衣着ようぜ。 大輪の花が夜空に開いて綺麗じゃん(笑顔。 良かったな! |
エルド・Y・ルーク(ディナス・フォーシス)
☆ まず、花火工房の花火の安全確保から行きましょう 建物の扉を閉めてしまいます 火薬を扱う花火は扱いが難しい為、流石に扉は付いているでしょう 火薬庫にも街にも出せない以上 狭いのはデミも一緒です。庭の中から町へ出るまでの間に倒してしまいたいところですねぇ デミ『転倒』を狙うためにアキさんと協力して、デミの足元に手で持ったロープを『タイミング良く引っ掛ける要領で』ピンと張ります その後倒れる倒れないに拘らずその巨大な身体の上からA.R.O.A.で用意出来、且つ人が持てる程度の網を、被せて内庭内に足止めましょう 石なら、デミが食した破片がごろごろしているかと。離れて投石等で、建物に意識が向かないようにしたいですね |
街中にある花火工房に来襲したデミ・トロールは、庭の石垣を食べているとの報告だった。
「街中に何故! どこから?!」
アキ・セイジは首を傾げた。まさか、夜のうちに忍び込んだのか、それとも日が昇ってから堂々街を歩いてきたのか。
「デミ・トロールでまだよかったが、厄介なところにきたものだな……!」
セラフィム・ロイスはため息をつく。どうせ出るのならば、人のいないところにしてくれれば良かったのにとはさすがに言えないが。
ウィンクルムが到着するまでの間、街の人間がデミ・トロールを食い止めてくれているそうだ。
一行は目的地である花火工房に急行した。その間、誰も犠牲者が出ていないようにと祈りながら。
「ランス、奴の動きを封じてくれ。俺は奴をひっかけるロープを探してくる!」
工房に到着するなり、セイジはそう言って駆け出した。その手をヴェルトール・ランスがぐっとつかむ。
「セイジ、その前に」
「ああ、そうか」
セイジはランスの頬に素早く口づけた。
「コンタクト」
それだけ言って走り出してしまうのだから、このキスをためらっていた頃とは大違いだ。
「タイガ! ……どうか無事でいて」
セラフィムは祈るような気持ちで腰を曲げ、小柄な火山 タイガの頬にキスをする。
「絆の誓いを。……隣で戦えればいいのにね、神人でも」
思わず呟けば、背筋を伸ばした額に「でいやっ」とジャンプで頭突きをされた。
「オレとセラが反対の立場だったら、オレは無鉄砲に飛び出していっちまってる。セラは冷静だろ? だから助けられることもあるじゃん」
言ってタイガはにかりと笑う。このタイガの笑顔を見ていると、セラフィムはいつだって、ああ前向きに行かねばと思うのだ。
工房敷地に入る前にと、セイリュー・グラシアもまた、ラキア・ジェイドバインの頬にキスをした。
「滅せよ」
短いインスパイアスペルを口にして、セイリューは荷物から取り出した熊撃退スプレーを手に持つ。
「みんな、車の中で配ったゴーグルつけてくれよ。以前の経験も生かしてうまくサポートするからな、任せとけ!」
ラキアはそんなセイリューを心配そうに見つめている。なにせ活動的な相棒だ。無理をしないようにしてやらなければ。
「ミスター、後でお酒をおごってもらえるというのは本当ですね?」
「ええ、そう約束したでしょう。頑張ってくださいね」
にこりと微笑むエルド・Y・ルークに、ディナス・フォーシスは目を細める。
「ではここはしっかり仕事をして、ミスターに恩を売ることにしましょう」
そう言うディナスの頬に、エルドは唇を寄せた。
「さあ、始めましょう」
「……ええ、始めましょう」
ディナスがインスパイアスペルに答えると、二人は白く淡い光に包まれた。
工房の裏手にある庭に敵はおり、人々もそこに集結しているようだった。そちらは仲間に任せ、セラフィムとエルドは工房建物内に入っていく。中では頭とその他数名の若者が、今夜打ち上げる予定の花火を守っていた。
「お待たせしました、ウィンクルムです」
セラフィムの声に「おお、やっと!」と歓喜の声が上がる。
「僕たちは敵に当たります。ぜったいに花火は守りますから、どうか避難なさってください!」
頭はしばらくセラフィムを睨んでいたが、不意に柔らかい表情になり、自分の周りにいる若い人達を見やった。
「お前ら、行け!」
「でも頭」
「俺は行かない。独身の俺にとってな、お前らもこの花火も息子みたいなものなんだよ。だから行け!」
男たちはうなずいて、セラフィムの誘導に従い、工房の出口からぞろぞろと出て行く。
「庭へは回らないでください。出会った人には声をかけて、そのまま一緒に敷地の外へ!」
「ファミリーを束ねていた者として、気持ちはわかりますよ」
エルドは頭に言った。建物から庭につながる扉を閉め、エルドとセラフィムはさっき男たちを出した出口へと向かう。
「互いに踏ん張りましょうね」
エルドが振り返ると、頭はにやりと笑い、握った拳の親指を一本立てて、つきだした。
※
庭でデミ・トロールに対峙していた町人たちは、ウィンクルムが来たのを知ると、あっさりと身を引いてくれた。特に大きな怪我をした者がいなかったのは、幸運といえるだろう。
ここに来るまでの間の作戦会議で、攻撃は敵を工房の建物と反対側の、庭の端に追い詰めてからと決まっていた。攻撃力の高いエンドウィザードの魔法で、デミ・トロールを仕留める。ランスの詠唱が終わるまでは、シンクロサモナーのタイガが接近戦の主軸となる。
「まずは敵の気をひかないとな!」
セイリューは建物側から、庭の隅にいるデミ・トロールを見やった。どれだけ食べたのか、トロール付近の壁はすっかりなくなっている。
敵は到着したウィンクルムに気付いているのか、いないのか。まだ熱心に庭の壁の石を食んでいる。まさに掴んでは食べの勢いだ。
「ちょっと、セイリュー、危ないよ!」
「平気平気。だってこいつ飯に夢中じゃん!」
セイリューはそろりそろりと敵に近づいて行こうとした。手に握るのは熊撃退スプレー。これを目にぶっかければ……と思ったところでラキアに引き止められているのである。
スプレーの射程は九メートルだ。近いほうが効果は強そうだが、ここからでも届かないことはない。セイリューは熊スプレーを、デミ・トロールの顔に向けた。
「くらえっ!」
しゅっと発射される唐辛子の霧。オーガは驚いて目をしばたたかせたが、それだけだった。
「これだめだっ」
「デミ・オーガはやはり普通の熊とは違いますか」
落胆するセイリューの横で、ラキアが納得している。
「それならば、これはどうでしょうか」
エルドはデミ・トロールが食い散らかしたらしい石の破片を拾い、オーガに投げつけた。があんと大きな音とともにその体に石は当たったが、硬質な肌を持つデミ・トロールにとっては、蚊でも止まったようなものだったらしい。これまたこっちには大した意識を向けないまま石を食み続けている。
「ずいぶん空腹なんですねえ」
いきなり襲われるのも厄介だが、ここまで気にされないのも困りものだ。町人たちが怪我をしていない理由はこれかと、ウィンクルムは合点する。
「いっそ魔法を切り替えて、このままランスさんが仕留めてしまえばいいんじゃないですか?」
ランスが詠唱するのは『朝霧の戸惑い』だ。守るべく彼の前に立つディナスは言ったが、タイガは首を振った。
「いくらランスでも、一発で仕留めるのは厳しいだろ。次を唱えるとなるとまた時間かかるし、かといって今俺が攻撃して、壊れた壁から逃げられても困る」
「やっぱり、左側の壁が残る一角に追い詰めるのが安全策だよ」
セラフィムも言う。そのためには、やはりどうしたってオーガをそこまで歩かせなければならない。
「……銃を撃てば跳弾の危険がありますし」
アイン=ストレイフは、愛銃を手にためらいを見せている。しかし高原 晃司は「いくらなんでもこっちまでは飛んで来ねえよ」と、背伸びをしてアインの頬に口づけた。
「覚醒の誓いを今ここに」
早口でインスパイアスペルを呟いて、武器をとり。晃司は一直線にオーガに向かっていく。
「晃司!」
「アイン、頼むぜっ!」
どこでもいい、ほんの一ミリでも傷がつけばと、晃司は短剣『コネクトハーツ』を振り上げた。切っ先を、固いオーガの足に当てる。
「まったく、蹴られたらどうするんですか!」
アインは叫び、晃司がナイフを当てた場所に向け、ガウンと右手で一発、リボルバー『スペーラ』を撃つ。跳ね返った弾が本当にこちらへ届かないか。攻撃をするとともに、様子を見るための一発だ。
銃弾は半分ほどオーガの肌にめり込んだ。それはすぐに、じわじわと外に押し戻され始める。トロールの回復力がそうさせるのだ。
しかし攻撃は効かずとも、オーガはやっとこちらを向いた。不思議そうに首を傾げ、動きが止まる。まるでウィンクルムたちを「これは餌か」と判別しているようなしぐさだ。
「石だ、石を投げろ!」
誰かの言葉にみんなが石をとり、それを一斉に投げつける。デミ・トロールは体に当たるそれらを当たるがままにして、足元に落ちたものを拾い上げて口に運んだ。どれだけ食べることに執着しているのか。そのままその場にしゃがみこみ、石を次々と大きな口に放り込む。
「まったく、シャンとしない奴だな」
晃司の言葉に、アインは再び銃を構える。あの体を突き抜けないことも、弾をはじかないこともわかった。気を引くためなら撃てばいい。
しかしデミ・オーガは不意に顔を上げた。そしてどんなわけか、奴にとっては食料の石を投げつけてきたのだ。人にとって大きなそれは、ウィンクルムがまとまる位置に投げ込まれた。
「うわっ!」
一斉に逃げるウィンクルム。しかしランスを守るディナスはそういうわけにはいかない。
ディナスは自らの技を発動し、体の周りに光輪を発生させた。そのまま両手を広げると、ランスの眼前で、金色の輪は見事に石をはじく。
「こちらからも行きますよ」
マジックブック『目眩』を取り出し、本を開く。しかししゃがんだままのオーガは一瞬ゆらりと揺れたものの、それだけだった。
「……効果が薄いようですね」
「じゃあオレが攻撃する!」
ひとり前に進んだセイリューの腕。それをラキアは引っ張った。
「また石が飛んできたらどうするの!」
「だってあいつ動かないしチャンスだろ! あんな奴に俺の花火デートの邪魔はさせないぜ!」
「だからって……!」
騒ぐ二人。そこにオーガの腕が伸びる。
「ほらっ!」
今度はラキアが光の輪を発生させた。どんな攻撃でもはじいてみせるとばかり、セイリューを抱え込む。
「おいラキア、あぶねえだろ!」
「君が飛び出すからだよ!」
固い拳はセイリューとラキアを狙っている。
「もう、オレがやる!」
タイガが自らの武器を取り出した、そのとき――。
白い霧が発生し始めた。ランスの魔法が完成したのだ。
それはあっという間に周囲を覆い尽くした。
「ロープが見つかったぞ!」
同時に戦いの場に、セイジが飛び込んでくる。
オーガは突然視界が奪われたことに困惑しているようだった。伸ばした手をひっこめ、きょろきょろと辺りを見る。
視界が悪くなったからか、ウィンクルムにも興味を失ったようだ。もしかしたらまた、最初に食べていた石壁のところに戻ろうとしたのかもしれない。
オーガは重い体を持ち上げ、立ち上がった。
ロープは見つかったが、ここで転ばせてしまえば建物が近い。もっと隅に寄せなければと、ウィンクルムは白い霧の中を歩いて、オーガを移動させたい、庭の一角へと向かった。ここから石を投げれば、さっきのように餌に向かってきてくれるはずだ。しかしこの視界で、投げた石に気付くだろうか。この場所ではアインの銃は使えない。敵に当たれば弾は止まるが、万が一それれば建物の方に向かってしまう。
「声だ、声を出せばいい!」
セイジの助言に従い、一行は大きな声を上げながら石を投げつけた。オーガはこちらに向き、さっきと同じように足元の石を拾いながら進んでくる。
「エルドさん、向こう脛を狙います。一気に引いて、すぐに手を離してください。出ないと引きずられます」
「了解しましたよ、アキさん」
エルドはのんびりした口調で答えた。その間にも建物の傍でランスは次の呪文の詠唱を始め、他のメンバーはオーガを引き寄せるべく投石をしている。
「ほら、こっちだ!」
オーガはゆったりと大きな一歩を踏み出した。
「今だ!」
その足が地面についた瞬間、セイジとエルドはピンとロープを張った。オーガの脛がそこにかかり、二人は瞬時に手を離す。オーガは転ぶまではいかなかったが、その大きな体をよろめかせることはできた。深く腰を曲げるデミ・トロール。そこにエルドが持参した網を高く投げる。それは見事にデミ・トロールの頭にかかり、敵は網で覆われた。
のたのたと網を手に暴れている。その間にもよたよたと、壁の端へと寄っていく。よし、いよいよチャンスとタイガが武器を手にしたとたん、ぶち、と嫌な音がした。オーガが網の紐を引きちぎったのだ。
「もういいだろ、大体壁際だし!」
タイガは自らの武器、ジャイアントハンマー『轟』に人狼の牙の力を憑依させた。武器が青白く、ウルフの顔へと変形していく。
「いくぜっ!」
真っ白な巨大な牙で、まずはデミ・トロールの足を攻撃した。ガッと大きな音とともに、硬い肌の一部がえぐられる。
「ここでなら、銃を解禁しても良いでしょう」
アインはウィンクルムが集まっている一角とは逆方向へと走った。建物に背を向ける格好である。タイガの攻撃で足を止めているトロールを狙い、発砲する。ガウンガウンと連続で撃たれた銃弾は、左右からオーガに迫り、その背中中央部分に当たった。背中をこちらに向けていたオーガは振り返り、うるさい敵を駆除しようと、石のこん棒を振り上げる。
しかしそれはアインではなく、ごく至近距離にいるタイガを狙った。
「タイガ君!」
ラキアが力を発動し、輝く輪をまとってタイガの前に飛び出していく。
ラキアの周囲に舞う円盤が、オーガの攻撃をぎりぎりのところで食い止める。しかし少々苦しそうだ。眉をよせるラキアが視線だけをタイガに向ける。
「早く次の攻撃しないと回復しちゃうよ。ほら、行って!」
タイガは一度ぎゅっと目をつぶった。
「ごめん!」
タイガはラキアの脇を抜けて、オーガに向かって行く。今オーガにはラキアしか見えていない。背後に回り、足を攻撃する。立てなくなってしまえばいい。動けなくなれば、あとはどうにでもなる。
「ランス! まだかっ!」
セイジが叫ぶ。返事はない。晃司はコネクトハーツを握って叫ぶ。
「タイガ、右足に集中してくれ! 俺は左を狙う!」
飛び出していく。
このあとアインがこの足を狙ってくれれば、オーガの足は崩れるかもしれない。そんな期待をこめてのことだ。
オーガは一転ラキアから注意を晃司の方へと向けた。新しいものが来ると、それしか見えないのだ。
「晃司!」
アインは顔色を変えて走り出そうとしたが、それでは間に合わないと、とっさに、デミ・トロールが振り上げているこん棒に銃口を向けた。ガウンガウン! 壊さなくてもいい、せめてスピードを緩めてくれれば。きっと晃司は逃げられる。
そのとき、ガタン、とオーガの体勢が崩れた。右足を攻撃していたタイガが、その足を折ったのだ。
「やっべえ!」
晃司は素早くトロール傍から走り去り、そこにやっと、ランスの魔法が届く。
「ケシズミにしてやるぜ、オーガ野郎!」
圧倒的な熱は、アインが傷つけた上半身から、タイガが折った足から、オーガの体内を焦がした。こうなればオーガは動けない。体を熱に侵されて、あとは死を待つのみだ。
ランスは詠唱したその場からオーガが朽ちる様子を見ていたが、すぐに工房内部へと向かった。
「オーガを倒したぜ!」
高らかに叫ぶと、緊張した顔の頭が寄ってくる。
「本当か? もう花火は平気なのか?」
「ああ、大丈夫。もう問題ない」
ランスの力強い言葉に、頭は満面の笑みを浮かべた。
セイジは工房で電話を借りて、A.R.O.A.本部に連絡し、オーガの死体の処理を要請した。この巨体をここにいるメンバーでどうにかすることは不可能だったし、なにせここは街中だ。このまま放っておくこともできない。
「それとこのデミ・トロールがどこから来たのかも調べててほしい。ここに来るのを見た人間がいるかもしれないし、そうでなくても足跡があるだろう。こんな街中に突然湧いて出るものじゃないからな」
セイジの言葉に、A.R.O.A.職員は受話器の向こうで快い返事をした。
「わかりました。なかなか厳しい条件でしたが、やはりさすがウィンクルムの皆さんですね。任務完了、お疲れ様です!」
※
その日の夜。祭りは予定通りに開催された。
頭はここからが一番よく見えると、工房の屋上を解放してくれた。酒とつまみもささやかながら用意され、まるで貸切の宴会場だ。
「去年も花火は見たけど、今年の方がきれいな気がするぜ」
「不思議だな、俺もなんだ」
ランスの言葉に同意を示し、セイジは屋上の柵にもたれながら、次々と打ちあがる花火を見上げていた。
花火なんて毎年同じものなのに、どうして今年は特別なのか。
「……仕事の後だからかな。なんか開放感というかさ、それでとか」
呟くと、隣のランスに「真面目人間だな」と笑われる。
「まあでも、セイジと花火見れるのはラッキーだから、仕事の後でよかったのかも」
ランスは微笑み、一歩、セイジの方へと身を寄せた。
「うおー! ここから見る花火はすっげーな!」
どーんと響く花火と同時に、晃司は叫び声を上げた。その嬉々とした顔を花火の両方を交互に眺め、アインは頭が用意してくれた酒を口にする。
「いいですね、仕事の後の酒と、見事な花火」
「な、こんな特等席とか、すっげー得した気分だぜ!」
晃司は柵にへばりつくようにして空を見上げている。
「そこ、あまり身を乗り出さないでくださいよ、晃司。落ちたら危ないですからね」
セイリューの子犬のようなまなざしに負けてしまったと、ラキアは今の自身の姿を見て苦笑する。花火なら貸し浴衣とかあるだろと騒ぐセイリューに、工房の若い人が「近くに看板あったすよ」と言ったのが始まりだった。
「浴衣を着てこんな良い場所で花火見れるなんてすっごいな! 大輪の花が夜空に開いてきれいじゃん!」
「花火が守れて本当によかったよね……町の人達も、とても嬉しそうだし。俺たちもすごく楽しいし」
空と、町並みと、セイリューの笑顔と。ラキアは次々と視線を巡らせた。
「たーーまやー!」
口元に手を当てて、タイガは大きな声を出した。
「ちょっと、大声恥ずかしいよ……」
セラフィムはタイガの耳元にそっと囁く。しかしタイガは気にした様子はまるでない。
「だってこんな間近で見られるってめったにないんだぜ! おおー、今のでっかいのよかった!」
セラフィムはタイガに並び空を見る。
「……本当に。僕はさっきの、連続に咲いて、後に星が瞬くのがいいな。……一瞬の花なのに、こんなに情熱を賭けられるものがあるのって……いいよね。僕も見つけたいな」
次々に開く花火はまるで満開の花。ひとつずつは一瞬でも、終わりがないようだ。それを見つめ、セラフィムは微笑む。
いつしか大人しくなったタイガは、そんな相棒をじっと見つめた。
花火もいいけど、それを見ているセラもいい。ずっと見ていたいな、なんて。
さすがにこの場で、口にはしないけれど。
ディナスは酒を飲んでいる。
「ミスターはいかがですか?」
「いいですね、いただきましょう」
皆が柵の傍に立つ中で、二人は屋上の片隅に腰を下ろしている。
「ディナス、昼間発動してヴェルトールさんをかばっていましたが、怪我はありませんね?」
「もう同じこと何度聞くんですか、ミスター。心配性ですね、大丈夫ですよ」
ディナスは笑い、あ、と空を指さす。
「見て下さい、ミスター。あれ、今までので一番大きくないですか?」
「そうですねえ……見事なものです」
艶やかな火の花が咲き乱れ、祭りの夜は更けていく。
依頼結果:成功
MVP:
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | 瀬田一稀 |
エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
男性用or女性用 | 男性のみ |
エピソードジャンル | 戦闘 |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | 普通 |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 5 / 2 ~ 5 |
報酬 | 通常 |
リリース日 | 07月24日 |
出発日 | 08月03日 00:00 |
予定納品日 | 08月13日 |
参加者
- 高原 晃司(アイン=ストレイフ)
- アキ・セイジ(ヴェルトール・ランス)
- セラフィム・ロイス(火山 タイガ)
- セイリュー・グラシア(ラキア・ジェイドバイン)
- エルド・Y・ルーク(ディナス・フォーシス)
会議室
-
2014/08/02-23:52
皆、お疲れ様。僕はこれから詰めだ(え)
スペースあまっているならちょっとした神人と精霊との交流もいいと思うよ
タイガはロープの転倒と誘導の補佐も「※」で一応書いておくから
うまくいくといいが
とりあえずやってくる -
2014/08/02-23:07
プランは出せた。
今回も文字数との激しい戦いが・・・orz
あとは巧く行くように祈っているぜ。
花火大会もしっかり楽しんでこようぜ!
少し早目だけれど
相談その他諸々、お疲れさまでした。 -
2014/08/02-22:53
セイリューさん、御厚意ありがとうございます。
それでは、こちらの精霊の行動も、増やすと足を引っ張りかねないので、むやみに増やさずここで引きましょう。
それでは、皆さん無事に花火が見れる事を祈りまして。 -
2014/08/02-22:36
プランは提出できた。
うまくいっていると良いな。
ではリザルトで会おう。 -
2014/08/02-22:36
朝霧発動までに敵へ熊撃退スプレー使い攻撃命中率を下げるぜ。
敷地に入るまでに先に皆にゴーグル配っておくよ。 -
2014/08/02-22:10
>ロープ
確かに、花火工場にワイヤーがある可能性は極めて少ないですねぇ(笑)
ロープなら確かに、確実に現地用意が出来そうです。
ふむ、でしたらあくまで「転倒」目的であることが、分かるように出来れば
良いですねぇ。
『タイミング良く引っ掛ける』旨、了解させて頂きましたよ。
恐らくこの一文があれば大丈夫でしょう。これでだめでしたら、あっさりと見切りをつけてすぐに次のプランに移っても問題ないでしょうからねぇ。
おやおや、アキさん後、2時間を切っていますよ。
応援していますから頑張ってくださいね(穏やかに応援)
ところで、流石Lv2としか言い様がありませんが、精霊のプランに50文字近くの空きがあります。1アクション余裕で取れますねぇ。本当にお恥ずかしい限りです。
せっかくラキアさん来て下さっている事ですし、一時場を離れて「これを手伝って欲しい」等が御座いましたら、お気軽にご相談頂ければ幸いですよ。 -
2014/08/02-21:51
ワイヤーが見付かるかどうかわからなくてロープにしたのがPL的な判断なんだ。
花火工房にザイルのように強度を持ったワイヤーが転がっている理由が思いつかなかったんだ。
というか普通無いよな(笑
ロープなら資材をくくっているものが必ずどこかにあるはずだから入手難易度は低いと思う。
「前進を阻み食い止める」のなら強度が必要だが、
タイミングよく引っ掛ければ、「転倒」なら目的には支障ないと思ってるよ。
そしてまだ書いていない。(いかんだろ -
2014/08/02-21:25
おや、突然で失礼しますよ。
過去案件(【夏の思い出】プライベートビーチ・ナイト)に、
ロープでデミ・トロールの足止め、転倒の作戦を敷いて、
【トロールの硬くて重い足はロープを引きちぎった。】
という恐ろしい一文を見つけてしまいました。
アキさん、ロープ作戦は如何いたしましょうかねぇ。
・ロープをワイヤーに変える(こちらが巻き込まれる可能性有)
・街の方避難等(他にも割り振る箇所があれば好ましい)に作戦を切り替える、
……等が考えられますが、如何いたしましょう? -
2014/08/02-19:17
大体流れは掴んだぜ。
ラキアはシャイニングアローⅡで
タイガさんのサポートをメインに彼の近くで敵対応する予定だ。
負傷時はサンクチュアリⅠで回復を。
それでランスさんの攻撃魔法まで時間を稼ごう。
俺も敵には近づきすぎない様に気をつけつつ、
敵の気を引くなどの行動をする予定。
高原さん→アインさんのコネクトハーツによる
攻撃力増強も有効に使って欲しいし。
彼が敵近くに行く場合も敵の攻撃対象を増やして
狙われる可能性を下げたいからさ。
-
2014/08/02-17:52
あっと、後、一回、直前にのぞけるしか時間がない
特になければ、お願いメイン、前線のポイントで集中砲火でかく
では検討を祈っておくよ -
2014/08/02-17:41
最後の一人はセイリューになったか。ライフビショップが二人もいて防御面は固いな
作戦も進んだようで何より。特にセイジの意見に異論はない
ジェダイト家のプライベートビーチも読んだよ
イメージはつかめたが、・・・配役の要は決まったようだね
僕はどの応援をしようかな
避難誘導のお願いか、投石だろうか。一番はデミオーガだしそっち見向かうが
お願いメインがいないならそちらでもいい
>タイガには
投石で誘導して朝霧がかかって敷地の外延部で動きが定まった辺りで短期決戦だね
了解したよ。あ、特になければ技はウルフファングで行く
同じところを連続で噛み付ければと
花火をたのしめるよう頑張ろう -
2014/08/02-15:18
あっ、戦法名は洒落ですんで文字数優先でorz(←分かってますが一応w
(PL:コメントの無駄遣いいいじゃないですか。ふふふ。
夜までにガンバってかけるよう努力しますです。ネオチしないようにせねば) -
2014/08/02-15:05
ええ、こちらこそ。
「ロープをピンとはってオーガこかしちゃおう戦法(大変だ)」ですね。畏まりました。
ふぅむ…!
何と言うことでしょう、この作戦名まで入れたら、300文字以内に収まらない!
(当たり前だ! むしろそれだけを言う為に1コメントを使うとかry) -
2014/08/02-11:11
エルドさん、助かるよ。
では、「ロープをピンとはってオーガこかしちゃおう戦法(なんだそれ)」はよろしくな。 -
2014/08/02-09:46
>一般人避難について
周辺住民への避難の呼びかけについて、彼等に任せる指示出しをお願い頂けるのでしたら、ロープの片方はこちらが持ちましょう。
>気を引く
投石などならば、簡易に行えそうですねぇ。
では、私もそちらに倣うことにいたしましょう。
>精霊について
基本、精霊のディナスについては、シャイニングアローにて反射ダメージを狙いつつ、ランスさんの時間稼ぎに当たらせるつもりですが……基本性格がじゃじゃ馬な上、親密度が如何せん低く。想定外の行動を起こす可能性があります。
酒で釣る予定ではありますが、大変申し訳ありませんが、こちらについては前もって謝罪させて頂きますよ。 -
2014/08/02-08:55
アキ・セイジだ。見知った顔も多い、今回も宜しく。
火薬は建物の中にあるのでシートをかけるより扉を閉めたほうが早いと思う。
それに既に頭(かしら)が立て篭もってくれてるようだしな。
エルドさんの提案のように「庭から出さずに、かつ建物には近づけないようにしながら」倒すのが良いと思う。
危険な場所であるので、短期決戦を提案したい。
この種類のオーガは鈍重だし知能も高くないので、神人の投石ででも挑発して敷地の外延部に誘導したい。
ランスは魔法《朝霧》によってオーガの命中などを下げる。そこを物理攻撃して貰えたらと思う。
魔法はもう1つセットできるから《恋心2》の予定だ。
ただし、オーガの体の位置とランスとの位置関係的に放てない状況(建物に入られるとアウト)にもなりうるので、発射にはアクションでいくつか条件を付けるつもりだ。
工房関係の一般人達が何人か工房に居る様子だ。
だから、周辺住民への避難の呼びかけは、彼等に任せたい。
神人はオーガへの直接のダメージソスとはなれないが、投石で気を引いたり誘導したりなら出来ると思うからだ。
ただし攻撃範囲にはなるべく入らないでおこう。
工房ならロープくらいあるだろうか。
そのロープを複数の神人でオーガの左右から持ってピンと張り、オーガの転倒を狙うというのも提案する。
一方は俺が持つ、誰かもう一方をもってもらえないだろうか? -
2014/08/02-08:22
セイリュー・グラシアだ。
エルドさんは初めましてになるかな?
他の皆も、今回もヨロシク頼むぜ。
高原さんとセイジさんは
ジェダイト家のプライベートビーチで
デミ・トロール退治した事があるから心強いぜ。
その時の敵は俊敏さがかなり低かったし
結構ボーっとしていて気が引きづらかったけど、
今回のも似た感じになるのかな。
皮膚は堅いけど、眼球には堅い皮膚が無いから、
ここからのダメージは通りやすそうだ。
負傷にはラキアが回復スキルセットしていくのでそれで。
具体的にどうしようかは今からちょっと考えてみるぜ。
-
2014/08/02-02:40
っとすまん!みんなよろしく頼むな!
エンドウィザードの攻撃は火以外のもあるしプレストガンナーに関しても
今回はオーガじゃねぇから銃弾っていうより銃そのもので攻撃すればいいだけだから問題ないと思うぜ
火薬の心配のない所であればスナイピングで狙えるとおもうしな
あと基本火薬がある場所ではたとえ当たる位置でも撃たないから安心してくれ
弾貫通するって事もありえるだろうしな
デミトロールがすばしっこいのかはわかんねぇが基本はあんま近づかねぇ方がいいかもな
なんで神人は基本は住民の避難誘導に徹すればいいかなって思う
最悪デミトロールの誘導はアインが担当するか?
どっちみち近接で殴りに行きそうな気配はするしな -
2014/07/31-19:44
皆さん、本当に心強いですねぇ。助かります。
『建物のほかに狭い庭があり、石垣』
『一部はオーガが食べている最中です』との事ですから、
オーガは狭い庭にいるとの判断で良いのでしょうねぇ。
可能であれば、その『狭い庭か、街に出るまでの間』に、総攻撃にて倒してしまいたい所です。
狭いのはデミ・トロールも一緒。
立ち回るのには若干危険ですが、街に出られてしまって、更に自由に動かれてしまってからでは、せっかくの花火大会が台無しです。
工場に入れるのは作戦としては難でしょうねぇ。攻撃を外した時に致命傷となってしまいます。
セラフィムさんの、ビニールの案もとても素敵かと思われましたが、エンドウィザードの精霊さんや、プレストガンナーの精霊さんの攻撃が外れた際に、熱による爆発、もしくはビニールを貫通しての着弾による爆発を想像してしまいまして……。
ふむ、せっかくですから用意できる限り大きな網で、投網でもしてみましょうか。
一時的にでも動きが止まれば、プレストガンナーの方の的にも最適です。
依頼を受けてから出発まで、時間が殆ど無さそうですので、重石まで付けている余裕が無い為、あくまで一時的なものとなるのが心もとないですが。
この場合に、神人に出来る事は、
・住民に避難勧告
・建物の扉を閉じてしまう(火薬はデリケートの為、扉がある事を願います)
・デミ・トロールを建物方面へ行かせない為の誘導
年寄りの浅知恵と致しましては、現状ではこの程度でしょうか。
更に好ましい案があれば良いのですが……。 -
2014/07/31-19:02
タイガ『それでオレが壁つか前線だな。まかせろー!』
・・・早いはやい(苦笑)
どうも、神人のセラフィムと、シンクロサモナーのタイガだ
エルドは「嘘つきな僕」では挨拶ご丁寧にありがとう。今回もよろしく頼む
高原とセイジもよろしくな。アドエピ常連がいてくれて心強いよ
打撃だけがうりだから火力で手早く片付けたいが…
あ、僕は万が一のために住民たちに非難や
火薬の保護(ビニールかけたり?)してみようかと。他するべきことあるかな?
その場で倒すか、位置をかえるかは決めないとね
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2014/07/31-00:23
おや、アキさんとは『神の衣(@ライフサーバー)』にてお会いしましたね。
しかも、相方さんがエンドウィザードとは心強い。
こちらは、まだライフビショップのLv2.初歩のシャイニングアローの覚えたてですから、胸と知識をお借りするつもりで参加させて頂きました。
8月2日深夜まで、どうか宜しくお願いしますよ。
早速、デミ・トロールの対策を立てて置きたい所なのですが、
やはり安全策なのが、シャイニングアローで攻撃を弾き、
その隙に魔法で次のターンでエンドウィザードのヴェルトールさんが、魔法攻撃
……と言った辺りでしょうか。
若干正面突破しすぎている気も致しますねぇ……こちらに関しましては、是非他の案が欲しいところです。