プロローグ
「ねえ、本当に大丈夫?」
トモオはきょろきょろと周囲を見回した。たくさんの墓石が並んでいるこの墓地は、周囲が木に囲まれている。月があればせめてもう少し明るいだろうが、今は雲が隠していた。
「大丈夫だって。幽霊なんていないよ」
トモヒロは弟の手を握って、笑顔を見せた。兄弟だけで祖父母の家に遊びに来たこの日、肝試しをしようと言いだしたのは、兄のトモヒロだった。
幽霊が出る場所があると、昼間会った人に聞いたのだ。それは墓場で、噂が出るにしては珍しくない場所だったが、せっかく田舎に来たのだから、普段住んでいる町ではできないことをしたかった。都会では墓地であっても周囲の光が届いているから、肝試しをやってもつまらない。
祖父母が寝入るのを待って、夜中こっそり家を抜け出した。古い家屋の間を通り、二十分ほど通りを歩く。柵に囲まれた中に、墓地はある。
「でもね、お兄ちゃん。僕昨日見たよ。お墓の中から死んだ人が蘇ってさあ……」
トモオは今にも泣きだしそうだ。こんなことなら連れてくるんじゃなかった。お兄ちゃんと一緒に行くというから、渋々手を引っ張ってきたのに。
トモヒロは声を荒げた。
「もう、それはテレビでやってた映画の話だろ? 大丈夫だって!」
「でも……」
トモオがうつむく。まったく、10歳になったというのに、この弟は本当に幼い。年の離れた末子だからと、両親が甘やかしたせいだ。
自分が10歳のときもこんなだっただろうかと、つい先月、17歳になったばかりのトモヒロは考える。
「万が一幽霊が出ても、ちゃんとトモオを守ってやるから」
「ほんと? ほんとだよ、お兄ちゃん。俺置いて逃げないでよ?」
「ああ、おぶって逃げてやるって」
この軟弱者めと思っても、やはり弟はかわいいものだ。俺も甘やかしてるなと思いながら、暗い砂利道を歩く。
「なにもいないな、やっぱ」
とりあえず一周し、ついでに祖先の墓に手を合わせて、さて帰ろうと思ったときに、その音は聞こえてきた。
ざり、ざり、と小石が鳴っている。
「……誰かいるのか?」
トモヒロは夜の闇に問いかけた。
こんな夜中に墓参の人が? それとも自分たちと同じ、肝試しに興じる者だろうか。それにしては、人の声が聞こえないけれど。
ざり、ざり、と、規則正しく音は聞こえる。
そして、だんだんと、鼻につく異臭がしはじめる。
「兄ちゃん、なんかくさい……」
トモオが片手で鼻を覆って、トモヒロを見上げた。
「確かにくさいな……なんだこの腐臭は」
ざり、ざり、ざ。
音が、止まる。
「オオオオ……」
「風か?」
トモヒロは、墓の奥を振り返り「ひっ!」と息をのんだ。
暗がりの中。立っていたのはアンデット。
雲に隠れた月が顔を出す。
やっと差し込む月光を、アンデットの額の、尖った角が反射する。
「出た、出たよ、兄ちゃん!」
泣き叫ぶトモオを抱いて、トモヒロは墓の入り口へと一直線に走り出した。
※
「デミ・リビングデットが出たようです。まあ夏ですからね、出るでしょう。時期的に」」
A.R.O.A.の男性職員は紙面に目を向けながら、ウィンクルムにそう告げた。
……時期? そういうものなのか? ウィンクルム一同は首をかしげるが、職員は気にした様子もない。
「何体いるのかは、暗くてわからなかったようです。発見したのは17歳と10歳の兄弟。肝試しのつもりで墓地に入ったようですね。ちなみに翌日昼に行ってみたらいなかったというので、姿を現すのは夜だけかもしれません。それっぽいですね」
……それっぽい? この職員、言うことがいちいちめんどくさいな。またもウィンクルムは思う。
「ということで、皆さん、このデミ・リビングデットの退治をお願いします」
「わかった」
ウィンクルムは、短く答えた。しかしその後も、職員は何か言いたそうにしている。伝え忘れた事項があるのかと、黙って待っていると、職員はおずおずと口を開いた。
「それであの……僕からお願いがあるんですが、その墓地の写真を撮ってきてくれませんか」
ずい、とカメラを差し出す職員。
「現場確認とかですか?」
ウィンクルムが尋ねると、職員はいいえ、と首を振った。
「僕、一度心霊写真の本物を見てみたくって! そこなら撮れるかもしれないじゃないですか!」
「そんな話か!」
ウィンクルムは、ついに全力で突っ込んだ。しかし職員はそれを気に病む様子はない。
「だって僕がついて行ったら邪魔でしょう? ついでじゃないですか。ちゃちゃっと、ね?」
解説
田舎町の墓場に、デミ・リビングデットが出たようです。
数はわかりません。
夏はお盆もあり、墓参りに訪れる人も多いでしょう。彼らが被害を受ける前に、全部退治してあげてください。
出現時間は真夜中ごろです。
心霊写真が趣味らしいA.R.O.A.男性職員に、無理やりカメラを押し付けられました。
いまどきあまり使わない、インスタントカメラです。
これで何枚かお墓の写真を撮ってきてあげてください。
心霊写真が撮れていなくても、問題はありません。
写真に写りたい人は、被写体になってもいいですよ。
まあお化けと写っちゃうかもしれませんけど。
ゲームマスターより
とくにひねりはない、討伐の依頼です。
デミ・リビングデットの数は『団体さん』くらいで考えていただければと思います。
職員に頼まれた写真は、インスタントカメラで撮ります。
うまく撮れたかその場で確認はできませんので、複数枚撮ってあげてください。
インスタントカメラは、かしゃっとボタンを押すだけで撮れるカメラです。観光地で売っているのを見かけます。押すだけですが、現像するまで中身は見られません。ちょっと懐かしい代物です。
※お若い方はご存じないと困りますので、念のための説明です。
皆さんのプランによりますが、写真撮影云々のところはギャグっぽく書けたらと考えています。
代表で誰かが撮るもよし、順番に撮るもよしです。
リザルトノベル
◆アクション・プラン
八神 伊万里(アスカ・ベルウィレッジ)
準備:白い服、蛍光たすき、懐中電灯 服とたすきは目立ちやすくして目印の役割をするため 電灯は視界確保&敵の位置を知らせるもの 雰囲気満点ですね… でも実際に被害を出すわけにはいきませんね 最初の隊列は精霊の後ろ、後衛の神人は前衛よりも少し密集気味にして 墓に入った後円陣の中に入りやすいようにしておく これ以上「出る」噂を広げないために静かに行きましょう 到着後トランス 後方から敵を照らし敵の位置や進路を確認、精霊に伝える 乱戦になり敵に狙われたら 電灯を付けたまま地面に置き足で踏んで固定 その場で剣で迎撃 え?お、「俺の」!? 恐くないのにドキドキする… 写真ができたら見たいです こ、この白い影は!?…すみません私の服でした |
リヴィエラ(ロジェ)
リヴィエラ: ・持ち物…懐中電灯 【戦闘中】 ・精霊の皆様が戦いやすいように、後ろから懐中電灯で照らす ・ケガをした方がいたら治療(スキル『医学』『薬学』使用) ・戦闘時にトランス …ふふっ、ロジェ様ったら、素直じゃないんだから。 【戦闘後】 わ、私は被写体になるのは遠慮しますね(※彼女はホラー・怪談が苦手です) でも、死者の皆様が眠る場所で大騒ぎを起こしてしまったのは事実。 この墓地で眠る方々の気持ちに同調し、哀悼の意を捧げます(スキル『メンタルヘルス』使用) 彼らがどうか、安心して眠る事ができますように…。 |
Elly Schwarz(Curt)
【心情】 デミ・リビングデッド……目に見える敵なら、怖くない怖くない。(震え声) 職員の方には悪いですが ホンモノが出ない事を祈りつつ、全部退治していきましょう! 【行動】 数が解らないなんて、本当にこわ、んん、厄介ですね。 移動中はクルトさんの背後にいるかもしれません。クルトさん背が高いので! 絶対脅かさないで下さいよ?絶対ですからね!! これがデミ・リビングデッド……や、やはり怖いです。 で、でもクルトさん達の視界の為に、懐中電灯を円陣の中から外へ向けて照らしましょう! クルトさん頑張って下さいー!(震声) し、心霊写真の……ひ、被写体になるんですか!? え?ぼ、ぼぼぼ、僕は絶対やりませんよ!? 【所持品】 懐中電灯 |
エリー・アッシェン(ラダ・ブッチャー)
心情 アンデッドが出ましたか。夏の訪れを感じますね。 不気味なものは大好きです。しかし場所は真夜中の墓地。死者の安息を乱さぬよう、はしゃぎすぎず礼節を持って任務に挑みたいですね。 持ち物 懐中電灯 行動 墓石を壊してしまったら心苦しいので、開けた場所などがあれば、そこで敵を待ち構えたいです。 デミ・リビングデッドが出たらまずその姿形を観察します。どんなゾンビがいるんだろう、という単純な興味からです。 戦闘時は精霊さんたちの後ろです。ライトで視界を照らします。 うふふっ。せっかくのチャンスですし被写体希望です。特に細かい指定はありませんが、魑魅魍魎の方々が写る分のスペースを確保して撮影していただけたらと思います。 |
ラブラ・D・ルッチ(アスタルア=ルーデンベルグ)
だーめ!大好きなちびっ子達のためにも一緒に頑張ろうよ 万が一 何かあったら私がお墓に埋めてあげるからねッ 念のためトランスしておくよ 持ち物: 懐中電灯・蛍光素材のリストバンド 皆のお邪魔にならないようにアス汰ちゃんの後ろで周りを照らすよ 精霊さん達は手が離せないだろうから、敵の動きや位置を把握して伝えます 精霊さんがピンチになったら敵の注意を引いて時間稼ぎするよ ルーベルグぅ!ボサッとしてねぇで私の分も働けええ!! 戦闘が終わったらアス汰ちゃんにお疲れ様って声をかけるね あらあら、男の子なんだから泣いちゃ駄目よ それから、「五月蠅くしちゃってごめんなさい」って お墓の皆さんに謝りつつ撮影に参加! |
「アンデットとは……夏の訪れを感じますね」
墓地に至る道の途中で、エリー・アッシェンは足を止めた。うっそうと茂る樹木、清涼な夜から切り離された闇。またこの季節が来たかと思うとぞくぞくと、身に震えが走るようだ。もちろん恐怖ではない。
エリーにとって、アンデットは夏の風物詩に過ぎない。それは相棒ラダ・ブッチャーも同じである。
「でもリビングデットって、どこからわいてでるんだろうねぇ。やっぱりもとは普通の人間だったのかな……。いや、それ以上考えるのはやめやめ! あんまり深く考えないようにしよっと!」
違った意味での恐怖を覚えたラダは、一人うなずきながら歩き出した。その後方では、アスタルア=ルーデンベルグが周囲の迷惑顧みず、大声で騒ぐ。
「初任務が真夜中の墓地ってどういうことですか……。ラブさぁん、もう帰りましょうよ~。僕戦闘なんて無理ですよぉ」
「だーめ! 大好きなちびっ子たちのためにも、一緒に頑張ろうよ。万が一何かあったら、私がお墓に埋めてあげるから、ねっ」
ラブラ・D・ルッチは、アスタルアの肩を叩いた。墓穴を掘ることを生業としている彼女である。相棒を埋めることはやぶさかではない……ということで、当然本気が混じっている。アスタルアはかっと目を見開いた。
「くっそ、テメーが土に埋まってろクソババア!」
「あ? 何生意気言ってんだ、ルーデンベルグ!」
「……なぜここで喧嘩が始まるんだろうな」
「……止めた方がいいでしょうか、ロジェ様」
「……いや、あれも彼ら流の付き合い方かもしれない。放っておけばいいだろう」
ロジェとリヴィエラは静かに夜道を歩いている。その視界では、キラキラと白いたすきが揺れていた。八神 伊万里である。
「本当に……雰囲気満点ですね。しかしアンデットなんて雰囲気だけで十分。実際に被害を出すわけにはいきません」
伊万里はきょろきょろと辺りを見回し、警戒している。まだ墓地に到着してはいないが、近い。万が一にもアンデットがうろついていないとは限らない。
「気を付けろよ、アンタ」
アスカ・ベルウィレッジが言ってくれるのに、伊万里は深くうなずいた。
「アスカ君も気を付けてくださいね」
「俺はへまはしねえよ」
「……そうでしょうが」
伊万里としては、へまをしようがしなかろうが、心配であることには変わりない。
アスカと並ぶようにして、Curtが歩いているのだが、その陰ではElly Schwartzが震えていた。
「デミ・リビングデット……目に見える敵なら、怖くない怖くない」
念じるように、ひたすら怖くない怖くないと繰り返している。
「クルトさん、絶対脅かさないでくださいよ? 絶対ですからね!!」
「今回は俺がデミ・リビングデットに興味があって、この案件を引き受けたが……」
クルトはため息をついた。普段Ellyをからかうことを趣味にしているクルトであっても、この怖がりようを見れば、悪いことをしたかと思う。しかしそんな彼女に、アスカが言った。
「そうだ、アンタが言うように、倒せるものは怖くない。怖いのは失うことだ」
「お前が失わなくていいように、俺が守ってやるよ。だからそのまま、俺の後ろから離れるなよ」
アスカと、続くクルトの言葉に、Ellyはうなずく。
夜中のデミ・リビングデット退治。一部のメンバーには、なかなかハードルが高い戦いである。
※
柵に囲まれた敷地が、墓地である。
「……着いたな」
ロジェは闇に目を凝らした。自分たち以外に動く者はないようだ。
入口あたりの、墓石が並んでいない場所に、精霊たちは、横一列に並んでいる。その背後には、神人たちが横一列。各ウィンクルムが、対応する順番だ。
敵が現れたら、精霊は神人たちを囲むように陣をとり、敵に対峙する。神人たちは、持っている懐中電灯で精霊たちを照らす。これが今回、対デミ・リビングデットとして取り入れられた作戦だった。
目的地に着いたことだしと、Ellyが明かりをつけようとしたのを、リヴィエラが止めた。
「あの……電気をつける前に、トランスをしませんか。明るくなってしまうと恥ずかしくなってしまう方もいるかもしれませんし……」
ちらと見るのは、経験の浅いウィンクルムである。
ここでアンデットを見たという兄弟は、とにかくその悪臭が強烈だったと言っていた。今はまだ、異臭はない。敵は近くにはいないとみていいだろう。トランス化をしておくなら今である。
精霊たちが振り返る。
リヴィエラは、目を閉じたロジェに近づいた。トランスの直前は、いつも緊張している。しかしこれも任務の一つと言い聞かせ、ロジェの頬に口づけた。
「我が名に誓いて、力を解き放たん」
風と水が光をまとって舞い上がる。開いたロジェの瞳は金に輝いている。
Ellyはクルトを見上げた。Ellyが震えているのは、キスのせいではなくこの場が猛烈に怖いせいだと、クルトにはわかっている。
「仕方ないな」
クルトは背中を曲げて、Ellyの唇に自らの頬を押し付けた。
「ほら、言え」
「……と、共に力とならん!」
二人は紫色の光に包まれた。紫陽花の花弁の幻影が周囲に舞う。
伊万里は迷わず、ごく近い距離、アスカの正面に立った。ここにしろ、とばかり横を向いたアスカの頬に、唇で触れる。
「この運命で、すべてを薙ぎ払う!」
声と同時、闇に浮かぶは朱い火の鳥。それはふわりと中空を舞い、消えた。
「エリー、また戦うの? オーガ怖いくせにぃ?」
「……ラダさん、戦いの前にそういうことは言っちゃだめです……」
はあ、と周囲の誰もに聞こえたのは、エリーの深いため息だった。しかしエリーの場合、ため息をついたからといって後ろ向きなわけではない。その証拠に、ためらうそぶりもみせず、ラダの頬にキスをする。
「身は土塊に、魂は灰に」
「……やっぱり、戦うんだねぇ……」
小さく頭を振るラダに、エリーは囁く。
「……チョコチップクッキー」
「は? クッキー絡んでくるなら話は別だろ!?」
先輩諸氏のトランス化を見ていたラブラは、あらあらと頬に手を当てていた。
「聞いていた通り、やっぱりキスなんですねぇ。アス汰ちゃん」
「……僕は幼女がいいんですけど。ラブさんじゃなくて」
「あらあらあら、どの口がそんなことを言うのかしら」
「痛い痛い、痛いです」
むにゅーんと頬をラブラに引きのばされて、アスタルアは涙目だ。
「さあ、勇気を出して目を閉じて」
「どうしてこんなことに勇気を出さなきゃいけないんですか……」
「いいからさっさと目ぇ閉じろって言ってんだろぉ?」
「うっせえな年増ババアッ!」
叫んだところで、アスタルアは周囲の冷たい目線に気付く。さっさとしろと誰の目もが言っている。ちなみに深夜ということを思い出した。やばい。このままアンデットが出てきたら、ほんとにシャレにならない。
アスタルアは目を閉じた。その頬に、ラブラの唇の感触。いやだ幼女がよかった幼女幼女。
「埋葬しましょうか」
ラブラの声が、闇夜に響く。
埋葬するならお前だババア。アスタルアは叫びたい気持ちをぐっとこらえる。駄目だ深夜だ、この恨みは、後で敵にぶつければいい。
そんなときだった。
鼻がねじれてもげそうな、異臭が漂ってきたのは。
「来たか」
その言葉は、いったい誰のものだったのか。
ざ、ざ、とまるで行進のように、揃った足音が聞こえてくる。
精霊たちは振り返り、それと同時に神人たちは一斉に懐中電灯をつけた。
「……つ、つけなければよかった」
これもまた、誰の台詞だったのか。
「……これがデミ・リビングデット……。や、やはり怖いです」
Ellyは身震いした。体が揺れて、持っていた明かりも揺れるから、デミ・リビングデットに当たる光も揺れる。影であったところが照らされて、それは敵の体をより不気味なものととして映し出した。腐肉が骨についているような状態の、まさしくアンデット。本来ならば動くはずのない体。
その体を、エリーはじっと見つめている。
「……なるほど。基本は人間の形と同じなんですね。まあもとは人間ですもんね。へえ……そうなってるんですねえ」
スケッチブックでも持っていたら、書きとめそうな熱心さだ。思わず、ラダが問いかける。
「……怖くないの? エリー……」
「ラダさんほど怖がるのはねえ、どうかと思いますよ。私は観察してるんです、後学のために」
「こ、後学……?」
声を発することができるのかわからないが、敵は無言のまま、ウィンクルムに近づいてくる。ざ、ざ、と足音が大きくなってくる。
「どのくらいいるんでしょう……」
リヴィエラは、懐中電灯を握る手に力を込めた。
「少なくとも、二十はいるな」
ロジェの返事に「二十!」とリヴィエラが叫ぶ。
「大丈夫だ、リヴィー。俺たちは君たちを守る」
「……はい、私たちも、ロジェ様たちをサポートします」
「では、行くか!」
ロジェは近づいてくる敵の一体に、銃の標準を合わせた。ガウン! と高い音を立てて、銃弾が敵に向かっていく。もう一人のプレストガンナー、クルトも、デミ・リビングデットを狙っている。
「俺たちにたてつこうってのが、間違いなんだよ! Elly、しっかり隠れてろよ!」
「いいえ、僕も頑張って、敵を照らしますっ」
Ellyは懐中電灯を高く上げた。遠いところまで視界が開ける。
「よくやった、Elly」
クルトが引き金を引く。
「アス汰ちゃん、あなたも攻撃しなさい!」
ラブラに言われ、アスタルアは手裏剣を取り出した。
「うう……しかたない」
敵に狙いを付けて、刃を持って投げつける。それは音もなくアンデットの眉間に刺さったが、どうやら浅かったらしい。ぺし、と手で払われてしまう。
「あーだめだ~」
「だめとか言ってんじゃねえよっ! ルーベルグぅ! ぼさっとしてねえでちゃんと働けえ!!」
「うう……どうしてこんなことに! 僕はかわいい幼女と契約するはずじゃなかったのかー!!」
アスタルアは小刀を握りしめると、敵の集団の中へと飛び込んでいった。
「おいっ!」
彼は今回が初戦と聞いている。
「ったく、いきなり飛び込む奴があるか!」
アスカがアスタルアに続き、アンデットが集中しているあたりに突っ込んでいく。
敵はもぞもぞと動き、アスカを取り囲んだ。ひどい匂いだ。悪臭に顔をしかめ息を止めながらも、アスカは自身の武器を手に取った。
酸素を吸わないようにしているから声はない。頭の中だけで掛け声をかけ、自身の体をコマのように回転させた。ロングソードの固い刃を、周囲の敵の体にたたきつける。ずちゃ、べちゃ、と聞きたくはない音を立てて、敵の肉が潰れていく。
周囲の敵を倒して動きを止めたアスカの背後に、敵が一匹やって来る。真後ろだ。アスカは気づかない。
「アスカ!」
ロジェは叫んで、その一体の体のど真ん中に銃口を向けた。ガン、ガアンッ! ロジェが放った弾丸は、左右から敵に向かい、腐肉に当たる。ぺしゃりとその腐った体が崩れ落ち、振り返ったアスカは一歩、足を引いた。
「アスカ、ありがとう。俺はお前のおかげで、こうして戦える」
ロジェが呟いた声は、アスカにまで聞こえない。だからこそ、言った。
「……ふふ、ロジェ様ったら、素直じゃないんだから」とはリヴィエラの言葉。
アスカは今のロジェの援護に対し、小さく手を上げ、またも敵に向かっていく。
その反対側では、ラダが敵に囲まれていた。予期せぬ事態ではない。意図してこんな風になっている。
「シンクロサモナーのスキルは、憑依侵食現象が起きてバテちゃうからねぇ。敵がまとまっているときに使わないと」
とはいっても、アンデットに囲まれるこの状況はいただけない。くさくて鼻が折れそうだし、変なにおいは目にもしみる。
「もう、行くよっ」
ラダは猛獣の力を武器に憑依させ、自身と一体化させた。武器が爪の形となったのを確認してから、問答無用で周囲の敵に切りかかる。爪先が敵の胸をえぐり、腹をないで、敵はびちゃびちゃと地に倒れていく。
「うわあ、気持ち悪い」
前衛後衛と決めていたつもりだったが、戦いはいつしか乱戦の様相を示してきた。神人たちはまとまっているものの、周囲を守るはずの精霊は、あちらこちらで戦っている。
「私たちも何とかしないと……」
言っているそばから、精霊が逃したアンデットが、伊万里に向かって歩いてくる。
「来たっ」
伊万里は手にしていた懐中電灯を地面に置くと、それを足で踏み、光源を確保したうえで、自身の小刀を取り出した。懐中電灯を踏んでいるから、この場から動くことはできない。向かってくるのをここで待ち受ける。
アンデットは怖くはないが、緊張で手に汗をかいている。
「おいっ!」
アンデットにもみくちゃにされながら、アスカが振り返るのが見えた。
アスカはロングソードで眼前の敵を叩き斬ると、そのまま一直線に伊万里に向かって走ってきた。敵に囲まれながらもそれができたのは、ロジェのおかげである。彼はアスカの行く先の敵を、すべて銃で撃破した。
「何やってんだよ!」
伊万里の前に立ちふさがる敵を、アスカが背後から思いきり切り付ける。
「俺の伊万里に手ぇ出すんじゃねえよっ!」
べしゃり。敵が潰れる。
はあはあと荒い呼吸だけを残して、アスカはまた戦いの場へと戻っていった。
「俺の……」
伊万里は武器を手にしたまま、茫然と前を向いている。
怖くはない。敵はアスカが退治してくれた。それなのに動悸が激しい。だって『俺の』って。それに今、名前を呼んでくれた……。
「アス汰ちゃんっ!」
悲鳴にはっと顔を上げた。
アスタルアの背後を照らしていたラブラは、持っていた懐中電灯を敵に投げつけた。がしゃんと電燈が割れる音がして、敵がゆっくりと倒れていく。
「やばいやばい……」
真っ青な顔で、アスタルアは立ち尽くしている。ついさっきまで、アンデットに抱きしめられていたのだ。きつく掴まれ腕を動かせず、敵とアスタルアが近すぎるせいで、他の誰もが攻撃することもできない。ここでこんな半死体と心中なんて嫌だ。ようじょようじょ……念じていたら、なんとかしてくれたのが、ラブラだったのだ。
「アス汰ちゃん大丈夫? ……手間かけさせんなルーデンベルグッ! 負けてんじゃねえっ!!」
「てめえら漫才してんじゃねえっ」
クルトは神人に向かってくる敵を、端から狙っている。ガウンガウンと銃声が途切れることはない。
「怪我したならとっとと治療してもらえ! お前の分まで俺が働いてやるよ!」
結局、敵は何体いたのだろう。すべてが倒れたとき、あたりにはデミ・リビングデットの死体……というと変な表現だが、死体が山となっていた。
「やばい、鼻がもう機能してないよぉ」
ラダはぐしぐしと鼻をこすった。
その後ろで、盛大に泣いているのはアスタルアである。
「うぐ、えぐ、怖かったですよラブしゃあああん!! はううう死んじゃうかと思いました」
「お疲れ様、アス汰ちゃん。あらあら、男の子なんだから泣いちゃ駄目よ」
「ううう……でも全国のちびっ子たち、僕はやりましたよ!」
アスタルアはどこかにむけて、ガッツポーズをした。ふふふ、と穏やかな笑みで、ラブラはそれを見つめている。さっきまで罵り合っていたんじゃないのか。クルトは疑問に思ったが、いやいや、と首を振った。
そんなことより、大事なことがクルトにはある。
「写真を撮るから、被写体になりたい奴は来てくれ」
周囲の景色を数枚写真に撮っていたロジェが、そう声を上げたのだ。
「ロジェ様、わ、私は被写体になるのは遠慮しますね」
リヴィエラは素早くロジェから離れていった。Ellyもまた、彼女に続く。
「し、心霊写真の被写体!? ぼ、ぼぼぼ、僕は絶対やりませんからね!?」
女性二人の後には、アスカが続く。
「俺も心霊写真は、あんまり興味ないからいいや」
のんびりと言いながら、アスカの動悸は早い。
俺、あのとき、アイツの名前を……。
戦いの最中よりも、心臓がバクバクいっている。
被写体は、エリーとラブラとクルトになった。
「うふふっ。せっかくのチャンスですからね。特に細かい指定はありませんが、魑魅魍魎の方々が写る分のスペースを確保して撮影していただけたらと思います」
指定がないという割に、映ること前提の指示をエリーは出す。
「たしかに、心霊写真に写るのは興味がある。本当に写るのか、見ものだと思ってな」
クルトも映ること前提だ。
「うるさくしちゃってごめんなさいね」と墓場に頭を下げている被写体希望、ラブラもおそらく写ること前提だろう。なにせ見えないものに謝っているのだから。
「どうなっても知らないからな!」
アンデットの死体と墓場を背景に、エリーとラブラとクルトを撮るべく、ロジェはシャッターを切った。
「……皆様が眠る場所で、大騒ぎをしてしまってすみませんでした。皆様に、哀悼の意をささげます。どうか、安心して眠ることができますように……」
写真を撮る反対側で、リヴィエラはうつむき、両手を合わせた。
※
後日の話である。
「ちょっとちょっと、撮れてます、撮れてますよっ!」
A.R.O.A.職員は現像されたばかりの写真を見て叫んだ。周囲には、この任務に参加したウィンクルムが集まっている。
「ほらここに白いものが!」
職員は、一枚の写真を指さした。
「え? 見せてください」
すかさず伊万里が、写真を奪い取る。
「ほんとだ、こ、この白い影は!? …………あっ」
「ね、心霊写真ですよね!」
うきうきと顔を寄せてくる職員に、伊万里は申し訳なさそうに首を振る。
「すみません、これ、私の服でした」
「ええ~?」
職員はがっくりと肩を落とした。
「お? こっちはどうだ?」
クルトが一枚を取り出す。それはロジェが景色だけをとった一枚だが……。
「これ、ロジェさんの指じゃないですか」
職員はロジェを睨み付けた。
「すまない、写真を撮るスキルは持ち合わせていないんだ」
もうロジェ様ったら、とリヴィエラが笑みをこぼす。
「……みなさんが写っているのも皆さんだけだし、景色だけのも珍しいものはないし、じゃあ、今回は心霊写真失敗ですかね」
なーんだ、と被写体になったメンバーおよび、A.R.O.A.職員はがっかりとした顔を見せた。しかしぱらぱらと写真を見ていた別の職員が、あれ? と小さく声を上げる。
「これは?」
職員が差し出してきたのは、リヴィエラとラブラが二人で写っている写真だった。
「どうしてリヴィーが? 俺はリヴィーを撮ってないぞ」
「そうなのか? それよりここ……」
職員が指を指したのは、写真の左端。そこに小さな手が、ピースマークで写っている。
「誰だこんな悪戯をしたのは」
ロジェは言ったが、誰もが首を横に振った。
「私、リヴィエラちゃんとは撮ってないわよ」
ラブラが不思議そうに首を傾げる。
「お墓の皆さんに、うるさくしてごめんなさいって言った後、エリーさんとクルトちゃんと一緒に撮っただけよ」
「“ちゃん”はやめろ」
クルトが言うが、ラブラは無視。
「……わ、私は、皆さんが写真を撮っているのを見ながら、お墓の皆さんにお祈りをささげてました……」
リヴィエラは涙目である。
「……お墓にお祈り……? もしかして、そのピースは、お墓の方からのお礼……」
A.R.O.A.職員の言葉に納得するもの、笑う者、恐ろしさに震える者と、ウィンクルムはそれぞれだ。職員だけは、うきうきである。
「うわああ、やった、初めての心霊写真! ありがとうございます! 宝物にしますね!」
「私にも焼き増ししてください! ぜひっ」
「はいはい、八神さん、焼きましですね。了解です。あ、ほかにも欲しい人いるかな。この壁に張り出しましょうか?」
大騒ぎの職員は、直後うきうきとスキップを始め、上司に頭を叩かれるのである。
依頼結果:大成功
MVP:
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | 瀬田一稀 |
エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
男性用or女性用 | 女性のみ |
エピソードジャンル | 戦闘 |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | 普通 |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 5 / 2 ~ 5 |
報酬 | 通常 |
リリース日 | 06月28日 |
出発日 | 07月05日 00:00 |
予定納品日 | 07月15日 |
参加者
- 八神 伊万里(アスカ・ベルウィレッジ)
- リヴィエラ(ロジェ)
- Elly Schwarz(Curt)
- エリー・アッシェン(ラダ・ブッチャー)
- ラブラ・D・ルッチ(アスタルア=ルーデンベルグ)
会議室
-
2014/07/04-21:50
私達もプランを書き終えたよ。成功すると良いね~
-
2014/07/04-17:48
うふふ~。こちらもプランの提出を済ませました。
アンデッド退治と心霊写真撮影、どっちも成功すると良いですね。 -
2014/07/04-17:05
私も懐中電灯を用意して、持って行きますね。
いよいよ今夜ですね…うぅ、ドキドキします。
皆さま、改めまして宜しくお願い致します(お辞儀) -
2014/07/04-15:49
>伊万里さん
懐中電灯の件ありがとう御座いますー!
プラン内に組み込む事が出来ましたので、僕達も持っていく事になりました。
今夜出発になりましたね。
改めてよろしくお願いします! -
2014/07/04-09:22
おはようございます。
作戦に変更等はないようなので、このままプランを書かせていただきますね。
もうすぐ出発ですね、頑張りましょう!
>懐中電灯
そうですね、灯りは多い方がいいと思うので
文字に余裕のある方は持ってきていただければと思います。
それではみなさん、改めてよろしくお願いします。 -
2014/07/03-21:22
作戦再確認しました。プランも大体完成です。
懐中電灯の件も把握しましたが、個人で準備すべきか少し曖昧だったので、プランに加えています。
持って行かなくても宜しければ、指摘して頂ければ。
>ロジェさん
お手数おかけしますが、よろしくお願いしますっ。
>アッシェンさん
改めまして初めましてです。
僕も報告書で同じ名前をお見かけした際に親近感を感じていました。
同じように思って下さってて嬉しいです。(微笑)
今回よろしくお願いしますね。
また何かありましたら調整していきますので
よろしくお願いします。 -
2014/07/03-16:40
おっと……、私は誤解していたようですね。
デミを包囲するのではなく、精霊たちで神人を守る感じで囲むのですね。了解です。
八神さん、説明ありがとうございます。
この図だと、戦闘配置がよくわかります。助かりました! -
2014/07/03-10:23
ロジェ:
大量に湧いているリビングデッドの、どの方位からの攻撃にも備えられるよう
神人を精霊の円陣で保護する…という事だな。
相手の数が団体だから、伊万里の作戦が安全策だと思う。
リヴィエラ:
私は円陣の中から、精霊の皆様の視界が少しでも良くなるよう、
懐中電灯を『円陣の中から外へ向けて』照らしますね。
うぅ、怖いですけれども頑張りましょうね…っ(涙目になりつつ) -
2014/07/03-05:47
んっ…と、ごめんなさい。
敵は『団体さん』とのことなので、5人で包囲するのはちょっとむりですね…
上手くイメージが伝わってなかったみたいです。
図にするとこうなります。
最初
○ □ □ □ ○
●●●●●
突入後
○ ○
●●
□ ●●● □
□
○…前衛組
□…中・後衛組
●…神人
こんなふうに、前列中央の後衛の方が後ろに下がって、神人を包囲して守るのをイメージしてました。
これなら後ろに回り込まれても対応できるかと思って… -
2014/07/02-23:58
シュバルツさん! はじめまして。同じお名前なので親近感です。うふふ。
これで五組になりましたね。頼もしいです。
戦闘での陣形は、こういうイメージでしょうか。
最初は墓地に対し、横一列に。むかってくる敵から先に各個撃破。
デミ・リビングデッドの数が増えてきたら、陣形の両端にいたアスカさんとラダさんを前に出して全員でデミを包囲する形に。
……で、間違ってないですか? -
2014/07/02-19:52
リヴィエラ:
アスカ様…(頼りになるお兄ちゃんを見る妹のような尊敬の眼差しで)
そう言えば、今回アスカ様と任務をご一緒するのが初めてなので、
ロジェ様がアスカ様に、任務中色々言いたい事があるそうです(くすくす笑って)
ロジェ:
ば、バカっ、ばらすなよ!(照れたようにプイッ)
取り合えず仮プランは出来上がった。
変更があれば、随時確認するからなっ(プイッ) -
2014/07/02-16:46
アスカ:
俺は写真は別にいいや。見えないものはいないものって思えば怖くないしな。
というか、この世界幽霊とか普通にいるっぽいし…
それが脅威になるなら戦うだけだろ。
伊万里:
分かりづらいですけど、アスカ君は「怖がらなくても大丈夫」と言いたいんだと思いますよ(微笑)
アスカ:
……ッ!?(赤面) -
2014/07/02-15:39
ロジェ:
く、クルトさんも…? りょ、了解した。プランに加えておこう。
今回は強者が多いな…(冷や汗を垂らしながら)
俺は被写体になるのは遠慮しておくよ。
リヴィエラ:
ふえぇぇっ…ロジェ様も怖いのですか?(ぶるぶる)
ロジェ:
ば、バカッ、怖いわけじゃない。ただ俺には、写真を本部に持ち帰る使命が…
ええとだな、これで被写体希望者は…
・エリー・アッシェン
・ラブラ
・クルトさん
という事になるな。漏れがあれば気軽に言ってくれ。 -
2014/07/02-14:42
リビングデッドの弱点は無いのですか……。正攻法解りました。
>伊万里さん
作戦の調整ありがとう御座います!
クルトさんは中央の後衛って事になりますね。
>ロジェさん
いえいえ!たまたまクルトさんがセットしようとしていたところだったので。(微笑)
と言う事で、こちらも『ダブルシューターⅡ』セットで行くそうです。
クルト:
エリー……シュバルツの方の精霊・クルトだ。
まぁ、今回はよろしく頼む。
あともう必要なければ良いんだが、俺も被写体に興味がある。
オカルトは案外好きだから、本当に写るのか見物だと思ってな。
エリー:
え!?ぼ、ぼぼぼぼ……僕は遠慮させて頂きますよっ!?
ロジェさん、クルトさんも追加出来ましたら、よろしくお願いします。 -
2014/07/02-14:35
ロジェ:
陣形については了解した。伊万里の案に賛成だ(快く頷く)
情報に関しては、このくらいしかできなくてすまない。
撮影に関しては…そ、そうか。ラブラも写りたいのか…
何という強も…いや、ゴホン。わかった、プランに加えておくよ。
それから『スナイピング』が、視界の悪い場所では撃てない事を
教えてくれたエリーに深く感謝する(一礼して)
慌てて『ダブルシューターⅡ』をセットした所だ。 -
2014/07/02-09:18
エリーちゃんはじめまして~よろしくね
> 伊万里ちゃん
はぁい、了解です。アス汰ちゃんもその位置に居て貰うようにするね~
> リヴィエラちゃん
そっか~、リビングデッドさん達弱点はないんだね。
でもでも、皆強いから負ける気がしないよ!
あ、そうだ!お写真なんだけど、私達もぜひ被写体になりたいな~
アスタルア:
『達』って何ですか!僕は絶対嫌ですよ!!
あー……申し訳ありません ロジェさん ラブさんも追加でお願い致します。
-
2014/07/02-09:00
エリーさん、お久しぶりです!
あ、今回はエリーさんが二人いるのですね。では今回は名字で呼ばせていただきますね。
リヴィーさん、情報どうもありがとうございます。
となると、戦闘自体は奇をてらわず正攻法で倒すのがいいでしょうね。
得意なフィールド…これはお墓のことでしょうか…?
外に出して戦うのは、被害が増えそうですからこちらは諦めるしかないですね…
それから陣形について。
メンバーが増えたので少し調整を…
基本は真ん中に中衛・後衛のロジェさん、アスタルアさん、クルトさん
両翼にラダさん、アスカ君を配置して
到着後は鶴翼を展開、アスカ君たちを前に出して
その空いたスペースに中央の3人がばらけて、その間に神人が入る
…という感じで、大丈夫でしょうか?
あまり陣形だけに文字を割くと他のことが書けなくなるので
だいたいこういう感じで、で構わないと思うのですが…… -
2014/07/02-08:15
リヴィエラ:
エリー様、クルト様! またお会いできて嬉しいです(嬉しそうに駆け寄る)
どうかまた宜しくお願い致します(お辞儀)
かしこまりました、私も懐中電灯を持って行くように致しますね。
あ、あとは…私達、以前にリビングデッドの任務に参加した事があるので、今回も
参加を決めたのですが、以前の際に運営様にメールで問い合わせをしてくださった方が
いらっしゃったのです。以下抜粋します。
Q・リビングデッドの弱点について
オーガの情報に関しまして、
現在デミ・リビングデットに弱点らしい弱点がございません。
しかし所詮はデミ・オーガで御座いますので、
圧倒的戦闘力で勝るという方法や、
相手の得意とするフィールドでの戦闘は避けるなど、
で対処出来そうです。
その他にも様々な要素が関わってくるかもしれません。
ロジェ:
…弱点はないようだが、つまり戦力差さえ見せつければいけると思うんだ。
俺達も伊万里の作戦で、仮プランを纏めてみようと思う。
エリー…アッシェンの他に被写体になりたいという強者がいたら、
プランに書いていこうと思う。遠慮なく言って欲しい(柔らかく微笑む) -
2014/07/02-00:25
伊万里さんとリヴィエラさんはお久しぶりになります。
エリー……失礼、アッシェンさんとラブラさんは初めましてになるでしょうか。
改めましてElly Schwarz、僕もエリーと言います。
精霊はディアボロのCurt、クルトさんです。ジョブはプレストガンナーです。
僕もデミ・リビングデッドは初めての相手ですが頑張らせて頂きます。
よろしくお願いしますね。
それにしても心霊写真が見たいなんて、不思議なご趣味ですね。(震え声)
作戦把握しました。今の時点の作戦を参考に仮プラン書いてみますね。
挨拶だけの発言になりましたが
何か気になる点を見つけ次第また発言させて頂きます。
改めてよろしくお願いします! -
2014/07/01-23:45
あ、神人さん達で照らすんだね〜了解です!
アス汰ちゃんにも一応ライトを持たせておこうかなって思ってるよ
アスタルア:
当初、遠距離タイプ+シノビという特性を生かし、後方から支援攻撃にあたる事も考えていました。単に神人の皆さんを守る、というのは勿論、リビングデッドが死角から現れて突然攻撃をされる、という事態を防ぐためでもあります。……なんて、ぼ、僕の穴だらけの考えですがももも、申し訳ありませんッ!!(ものすごい勢いで土下座
現段階で精霊4人、それも少し難しいのでやっぱり陣の中に混ぜて頂こうと思います。もし、満員になった場合は状況を見て考えます。
-
2014/07/01-22:48
そうですね…光源をできるだけ確保するためにも、懐中電灯は複数あった方がいいですね。
神人が精霊の後ろで照らすようにすればうっかり逆光を浴びる可能性も少なくなりますし。
それからこちらは、アスカ君に小さいライトを首からかけてもらいます。
これは指向性のものではないので、おもに自分のまわりを照らす用ですね。 -
2014/07/01-22:30
デミ・リビングデッドですか。私、はじめて戦う相手です。
どれだけ知的な行動がとれるのかとか、再生力はあるのかとか、気になりますね。
だいたいの印象としては、ホラー映画で大量に出てくるゾンビのようなものだと思いますが。うふふっ!
デミ・リビングデッドが光を苦手とするかは不明ですが、夜なので懐中電灯を持っていくことになるかと思います。試しにその光を浴びせてみるのも良いんじゃないでしょうか? もしひるませる効果がなくても、懐中電灯は足場を照らしたりと使えますし、ムダにはならないかと。
あ、でも……。懐中電灯の光に目が慣れると、突然光が消えた時、暗闇で視界が効かなくなる現象が起きます。
なので懐中電灯を使うなら、複数で照らした方が良いですね。それならたとえ一人がライトを落としてしまっても、他の光源が残っているので安心です。 -
2014/07/01-21:30
わぁ、これで円陣が組めそうです(嬉しそうに笑う)
ラブラさんアスタルアさん、よろしくお願いしますね!
写真は、そうですね…
もし戦闘中なら、やることの少ない神人が撮った方がいいでしょうけど…
やっぱり、戦闘が終わってからの方が危険がないですよね。
それなら、ロジェさんでもいいのではないでしょうか?
えっと、私は被写体になるのは遠慮しておきますね(苦笑)
ただ、もしかしたら白い服が風に揺れて写りこんじゃったりするかもしれませんが…
あっ、フラッシュをたいて敵を怯ませるというのは……
うーん……インスタントでは敵の規模に対して効果が薄すぎますよね、すみません。 -
2014/07/01-19:55
ロジェ:
エリー、ラダさん、ラブラとアスタルアさんもどうぞ宜しくな(にこりと笑う)
そう言えば、作戦は伊万里のもので完璧だと思うんだが、
写真撮影はどうしたものだろう?
他の誰も撮らないのであれば、俺が引き受けようと思うが…どうかな?
(撮影スキルは持っていないのだが)
え、幽霊が怖くないのかって? だ、大丈夫だ。気合だ。
その場合、依頼人の言う通り、数枚撮りつつ
墓場をバックにエリーを被写体にして撮れば良いだろうか? -
2014/07/01-17:53
うふぅ、ご挨拶が遅れました。エリー・アッシェンと申します。
リヴィエラさん、はじめまして。
ラブラさん、いえラブさんですね。よろしくお願いします。
八神さん、素晴らしい作戦をありがとうございます。
しかし心霊写真がほしいだなんて、A.R.O.A.の職員さんもお茶目な頼み事をしますね。
これで一枚も幽霊が写ってなかったら、ガッカリさせちゃいそうですね。
余裕がある時にでも、被写体として写真に写ってみたいです。 -
2014/07/01-17:38
うふふ、大丈夫だよリヴィエラちゃん。
幽霊さんは見た目がちょっと怖いだけで、皆話せば分かってくれる良い人達だから!
アスタルア:
テメーが言うと冗談に聞こえねぇんですよ!!
あ、伊万里さんの作戦、了解しました。
僕達からは特に異論ありません。
-
2014/07/01-17:21
ラブ様、アスタルア様、宜しくお願い致します(にこりと微笑んでお辞儀)
じ、実は私、あ、あの、怖いものが苦手で…ふえぇぇ…っ
(ラブラとアスタルアの背後に隠れて震えている) -
2014/07/01-14:25
初めまして〜ラブラ・D・ルッチです。ラブさんって呼んで貰えると嬉しいなぁ
えっと、この子はマキナのアス汰ちゃん。任務は初めてだけど、皆と一緒に頑張るね〜
アスタルア:
はじめまして、アスタルア=ルーデンベルグと申します。ジョブはシノビです。
どうぞ宜しくお願い致します。
今回は、お邪魔にならないよう皆さんのサポートに回りたいと思います。
……あわわわ、やべぇですよ めっちゃ緊張しますよどうしましょうラブさぁん!(ガクブル)
ラブラ:
あらあら(汗) -
2014/07/01-13:00
ロジェ:
伊万里やアスカとは任務で一緒になるのは初めてだな。
こちらこそ宜しく頼む(頭を下げる)
(陣形や作戦を見ながら、驚愕した表情になる)
…これは凄い…完璧だと思う。リビングデッドは墓から来るだろうし、
これなら神人を守りながら戦える。ありがとう、伊万里。
もう少し参加人数が増えれば、円陣を組めるかもしれないな…
リヴィエラ:
そ、そうですね! 写真スキルがなくても、それっぽい写真が撮れれば…
リビングデッドとの戦いの後に撮った方が良いの、かしら…?
ロジェ:
多分依頼者は、リビングデッドを撮って欲しいのではなく
墓に向けて写真を撮って、『そこに写っているかもしれないもの』が見たいんだろう。
写真撮影は他の誰も撮らない場合は、俺がやろう。
戦闘時においては、伊万里の陣形の場所通りに固定砲台(その場で『スナイピング』)
役くらいにしかなれんが、宜しく頼む。
一応『ハンティング』スキルで、奴らの頭を狙い撃ちしてみようと思う。 -
2014/07/01-12:19
連投、失礼します。
取り急ぎ、私とアスカ君のやりたい行動を書いておきますね。
伊万里:
【準備】白い服、蛍光たすき、懐中電灯
・写真は自分では撮らない
・墓についたらトランス
・味方の目印になる&敵を誘導するために暗闇でも見つけやすい格好
(私が動いても位置が確認できるかなーと)
・懐中電灯は光源確保と敵の位置を知らせるために使用
・乱戦になったら懐中電灯をつけたまま地面に置いて、剣で防戦
アスカ:
【準備】ハンズフリーの光源
・神人に向かってくる敵から順に倒す
・参加人数が多ければ遊撃を担当したい
・遊撃の場合は、敵が多く集まるところを狙ってトルネードクラッシュⅡを使用(2回まで)
こんな所です。
何か気付いたことがあれば、遠慮なく言ってくださいね。 -
2014/07/01-12:11
こんにちは、八神伊万里とパートナーはハードブレイカーのアスカ君です。
エリーさんはお久しぶりです。
リヴィーさんは、任務でご一緒するのは初めてですね、よろしくお願いします!
私たちも写真スキルは持っていないのですが、
職員さんの様子を見ると「それっぽい写真」が撮れればいいような気がするんです。
なので、ぶれたりピントが合ってなくても、ある程度大丈夫なのではないでしょうか?
陣形は、そうですね…デミ・リビングデッドですから、たぶんお墓の方向から向かってきますよね?
なら、最初は精霊を盾にして、墓に向かって陣取り、向かってくるものから撃破するのがいいでしょうか。
【墓】
× × × ↓
× × × ×
○ ○ ○
● ● ● ↑
×…デミ・リビングデッド
○…精霊
●…神人
矢印…進行方向
図にするとこんな感じでしょうか。
最初はプレストガンナーを中央やや手前側に配置、両翼を前に出していく鶴翼の陣のような感じで、
そのままお墓に進んで行って、神人も敵の攻撃範囲に入ってきたら今度は神人を囲むように円陣に。
ただ3組だと円陣でカバーは少し難しいでしょうか…… -
2014/07/01-08:06
リヴィエラ:
初めまして、こんにちは。私はリヴィエラと申します。
パートナーはプレストガンナーのロジェ様です。
あ、あのっ、宜しくお願い致します(緊張してお辞儀)
写真を撮る技術は持っていない…です。
あ、あの…夜の墓地は怖いのですが、お墓参りに来る方の為に頑張ります…!
ロジェ:
こいつのパートナーのロジェと言う。宜しく頼む。
俺も生憎カメラの技術は持っていない。
相手がリビングデッドの団体だとすると、囲まれると厄介だな…
懐中電灯か何かを持って行き、辺りを照らせると良いかもしれない。
陣形としては、神人を守るように戦えれば…と思うが、どうだろう?