正しいハーレムの作り方(巴めろ マスター) 【難易度:簡単】

プロローグ

●誘惑の歌声
――しとしと、ぴっちゃん。
湿気た洞窟の奥。滴る水の音に混じるようにして響くのは、姦しい女たちの声。
「タイクツ」
「ヒマー」
「何カ、面白イコトナイカシラ」
「アタシ、歌ウ。歌ウノ、楽シイ」
「アタシモ」
「アタシモ歌ウー」
洞窟に、幾つもの旋律が重なり合う。それは、惑わしの歌。人の心を奪う歌。
その時、近くの村の男が洞窟の入り口前を通りかかったのはほんの偶然だった。
「ボウヤ、ボウヤ。アタシノボウヤ。次ハ何シテ遊ボウカ」
女たちの形の良い唇が紡ぐ歌が男の耳をくすぐり、その瞳が曇る。そして男は、ふらふらりと洞窟へと足を踏み入れた。それが全ての、不幸の始まり。
「! 皆、見テ!」
「人間ノ男ー」
「男、遊ビニ来タ?」
「歌ッタラ、男ガ来タ!」
「歌ッタラ、男、遊ビニ来ルノ?」
「ジャア、イッパイ歌オウ」
「ウン」
「歌ウ歌ウー」
そうしてその日から、歌は毎日洞窟の外にまで響く。

●トラハ村の神隠し
「首都タブロス付近の小村で、男が行方知れずになる事件が頻発しているそうだ」
A.R.O.A.職員の男は、厳つい顔に厳しい表情を乗せてそう口火を切った。
トラハという名のその村の外れには、森がある。小さな森だが、そこは村の営みを支える重要な森だ。森へ入る資格があるのは、村で一人前と認められた男だけ。その立派な男たちが、数日前より、森に入る者から消えていく。
「森にオーガやデミ・オーガが潜んでいる可能性もあると見て、A.R.O.A.に依頼が持ち込まれたようだな。その可能性は確かに否定できないだろう」
ただ、と男は渋い顔のまま続ける。
「村には、その森の中にある古い洞窟にはラミアが住んでいるという言い伝えがあるそうだ。ラミアは聞いた異性を魅了する歌を歌う。もしかしたら神隠しも、彼女らの仕業かもしれんな」
いずれにせよ向かう者は気をつけてくれと、男は話を終えた。

解説

●目的
攫われた村人たちの救出及びラミア退治。
森に懸念されているデミ・オーガやオーガはいません。
ラミア以外のネイチャーとの遭遇もありません。

●敵
森の中の洞窟に住み着いている、ラミアの群れがお相手です。
本来ならばラミアの歌声は男性を魅了して動けなくするものですが、彼女たちの楽しいことがしたい! という気持ちが乗っているためか、その歌は男性を誘い、彼女たちの意のままにしてしまいます。
歌声対策は基本通用するのですが、人間よりも身体能力の高い精霊たちの耳は、洞窟に反響し増幅される彼女らの歌をどうしても捉えてしまうでしょう。
歌が効かない男たちが自分たちの邪魔をしようとすれば、ラミアたちは操り人形と化した精霊たちを神人たちに差し向けてきます。
なので、ラミアたちの歌に操られるパートナーをどうやって我に返すかが今回の依頼の要になるかと思われます。
我に返すためには、愛を込めた言葉で彼らの心に訴えかけるもよし、物理的な力で解決するもよし、その他の方法も大歓迎です。
ラミアたちですが、今後おいたをしないように説得できれば命まで奪う必要はありません。
精霊を我に返すことに成功すれば、話を聞いてくれる気になるでしょう。
ラミアたちは森の奥の戦闘に支障のない広い洞窟で、誘き寄せた男性たちを愛でています。
男性たちは危害を加えられておらず食事も与えられており、命の心配はありません。

●その他
トラハ村まではA.R.O.A.がバスを出します。移動の足の心配はいりません。
皆様のプラン次第とはなりますが、リザルトは恐らく洞窟からのスタートになるかと。

ゲームマスターより

お世話になっております、巴めろです。
このページを開いてくださりありがとうございます!!

今回は無自覚人攫いなラミアさんたちがお相手。
……と言いつつ、神人の皆様VS操られたパートナーという個人的にとてもテンションの上がる戦いを! 繰り広げられればと!
神人の皆様の愛の力(物理も可)が詰まったプランをワクワクしながら待っております!
神人の皆様は、どうか耳栓等の歌声対策は抜かりなく。
皆様に楽しんでいただけるよう全力を尽くしますので、ご縁がありましたらどうぞよろしくお願いいたします。

また、余談ですがGMページにちょっとした近況を載せ始めました。
こちらもよろしくお願いいたします。

リザルトノベル

◆アクション・プラン

信城いつき(レーゲン)

  ラミア対策で耳栓をして洞窟へ

俺は怪我するの平気だけど
レーゲンは俺が傷つくの、すごく嫌がるんだ
目が覚めて辛い思いをしないよう短期決着で止めよう。

少し乱暴だけど、一気にレーゲンの懐に飛び込み、峰打ちで銃を叩き落とす。ごめん!で平手打ち一発
抵抗するなら頭突きもあり

事態が落ち着いたらラミアと話をしよう
村人の家族も心配してるから、家に帰してあげて。
代わりに操るのナシの条件で、楽しく話ができるよう
村人達との合コン…できないか話してみるよ

洞窟にいた村人達をつれて帰り
ラミアに悪意はない事を説明し、
交流会の形で共存できないか提案しよう

あとレーゲンが距離置こうとするから
罰としてずっと手を握ってやる
罰だからね、これ


セイリュー・グラシア(ラキア・ジェイドバイン)
  耳栓を使うぜ。
ただ、無音でもラミアさん達の美貌とか豊満な胸とか。
誘惑がどっさりだな。
「むしろ役得か、これ」
とうっかり鼻の下伸ばしてたら。
歌に操られるとは何事だラキア。
精霊のくせに情けないなぁ。

トランスしてなくてラッキー。
ラキアは直接攻撃系じゃないからその辺は安心。
(少し考えて)ラキアは花大好きだから
花束持って「お前の相棒はこのオレだろ」
と深くキスしてあげれば、驚きのあまり我に返るだろ。
「ほら戻った」と笑顔で花渡したら許してくれるさ。
というか許せ。

ラミアさん達に、
週に1回村や周辺の人達とカラオケ会とか合コンとか。
一緒に遊べば退屈しないぜ、と提案する。
その方が色々な人と出会えてより楽しいと思うぜ。



ヴァレリアーノ・アレンスキー(アレクサンドル)
  …悪気がなさそうな分厄介だな

小刀は一応持参
歌声対策で耳栓常備
耳栓後はジェスチャーで皆と意志のやり取りをする

ラミアの歌でサーシャが魅了されたら剣を交える
敵意を向けられるのは初めてだが何故か血が騒ぐ
隙あらば死と隣り合わせな切迫した雰囲気
鈍痛な痛みで元に戻す
絆にも色んな種類がある

ラミア達には危害を加えず説得
村人とラミアの交流会の妥協案を提示
説得できればラミア達に異性を魅了する歌以外も歌えるのか尋ね歌ってもらう
村人救出後、出来れば自分達も交流会に参加してラミア達と仲良くなりたい


台詞
どちらが上か分からせる
お前に俺が殺せるか、サーシャ
既に正気に戻っているだろう?
お前達なら魅了せずとも惹かれる異性は多い筈だ



天原 秋乃(イチカ・ククル)
  無自覚とはいえ、やってることは人攫いだもんな…。

●事前対策
歌声対策に耳栓。

●対精霊
イチカが操られたら…別に手加減する必要ないよな?
ボケっとした顔面に思いっきり頭突きかます。
それでも目を醒まさないようならひたすら物理だ。
「…早く目ぇ醒ませ、このボケッ!!」

●対ラミア
イチカに対して割と容赦ないことしてるからビビらせてるかも…。
ってわけで、危害を加えるつもりはないことをまず説明。
悪気はないのはわかってるけど、無理やり従わせるのはだめだってちゃんと言ってやらないとな。
それで、合コンの提案。

「あんたらが退屈しないように、俺もたまに会いに行くよ」

イチカがうるさいが、あんな奴無視だ無視。


不束 奏戯(艶村 雅)
  可愛い女の子に会いに…すいませんごめんなさい
ちゃんと行方不明になった男の人達助けに行くから許して下さい

とりあえず歌聞いて操られちゃまずいから耳栓して行くんだぜ!

後は、雅ちゃんが操られちゃった時の為にとりあえずハリセンで正気になるまで叩き続けようかなって思うんだけど
なんでだろう、俺が殴られる未来しか思いつかない(震え声

もしそれでも暴れるようなら押し倒して羽交い締めくらいはしなきゃかなーとは思ってる
ストップ、それ以上暴れると死んじゃうから!俺が!

ラミアちゃんには村でご飯を待ってる子供の為にもなんとか男たちを帰してくれないかっていうのと

この後合コンしよう(素面
って約束するんだ!
俺は今日この為に来た!


●歌姫たちとの遭遇
トラハの森に、危惧されていたオーガやデミ・オーガの姿はなかった。一行はすんなりと、森の奥、ラミアが住むと言われる洞窟へと辿り着く。
「やはり、ラミアが犯人の線が濃厚か……悪気がなさそうな分厄介だな」
ふうと息をつき、ヴァレリアーノ・アレンスキーが言葉を零した。
「でも、無自覚とはいえやってることは人攫いだもんな……」
止めないと、と天原 秋乃は持参した耳栓を手の中で弄ぶ。その隣で、イチカ・ククルは心配顔。
「もしも操られて秋乃に危害を加えるようなことになったらどうしよう……でも、安心して!」
心配顔から一転、イチカはぱああと顔を輝かせて秋乃の方を振り返った。
「ラミア程度の歌声に惑わされたりなんかしないからね!」
高らかに宣言するイチカに、秋乃はとても微妙な表情を返してみせる。
「わー、信用されてないのかな僕……?」
遠い目をするイチカを余所に、不束 奏戯は満面の笑みで話を纏めにかかって。
「よっし! それじゃあ可愛い女の子に会いに……」
「かなちゃん……男の人たちを助ける為だよね?」
にっこりと、そりゃあもうにっこりとして艶村 雅が問う。奏戯の顔がさあと青ざめた。
「すいませんごめんなさいちゃんと行方不明になった男の人たち助けにいくから許して下さい」
「うん、判ってるならいいよ。判ってるなら、ね」
と、いうわけで。
一行は耳栓等で歌声対策を済ませ、洞窟の中へと足を踏み入れたのだった。

洞窟を奥へ奥へと進めば、現れたのは広い広い空間。自然が作り上げた大広間の主は、妖艶なる蛇の女王たち。
「見テ! 男、イッパイ来タ!」
「歌ッテナイノニ来タヨ!」
ウィンクルムたちの姿に気づいたラミアたちが騒ぐが、耳栓等をしっかり装備している一行にはその声は届かない。けれど、視界は至って良好だ。音はなくとも、ラミアたちの豊満な胸も、美しいかんばせも、嫌でも目に入る。ていうか全然嫌じゃない、むしろウェルカムな神人もいたり。
「誘惑がどっさりだな……むしろ役得か、これ」
思わず呟いたのはセイリュー・グラシア。ラミアたち相手に鼻の下を伸ばす相棒にラキア・ジェイドバインがじとーっとした視線を送るが、残念ながら効果はなし。
「ウフフ、嬉シイ!」
「嬉シイ時ハ、歌ウ!」
「歌ウ歌ウー」
ラミアたちの歌声が、幾重にも重なり合って洞窟内に響く。彼女らのよく通る歌声は洞窟の壁やら天井に当たり、反響し、洞窟中に満ち満ちる。が。
「対策はバッチリ、歌声は効かないよ。な、レーゲン」
言って、信城いつきがパートナーに視線で同意を求めるも。レーゲンの瞳は、ぼんやりとラミアたちの方を見つめるばかり。
「……レーゲン?」
虚ろなその瞳に、いつきは背に冷たい物が這うのを感じる。異変は、レーゲンだけに起こったのではなかった。5人の精霊全てが、魅入られたようにラミアたちに視線をやっている。5人は恍惚とした表情で、己の耳を封じていた物を外し、ぽとり地面へと落とした。
「歌が聞こえてしまったのか……?」
ヴァレリアーノが表情を険しくしたその時。神人たちが歌の影響を受けていないことに気づいたラミアたちが、ひそひそと話し始めた。
「ネェ、アノ男達……変ダヨ」
「アタシ達ノ歌、聞コエタハズナノニ」
「何ダカ、怖イ」
「怖イノハ、ヤッツケチャオー」
ラミアたちの物騒なひそひそ話もその後に響いた短い操りの旋律も、耳栓をした神人たちの耳には届かず。けれど、歌に魅了され耳を守る道具を失った精霊たちには、その魔力を帯びた歌がしっかりと聞こえてしまっていた。紫の瞳を怪しく輝かせたアレクサンドルが両手剣を唸らせる。
「?!」
その圧にヴァレリアーノの頬から赤が散り、それがそのまま戦闘の合図となった。

●神人VS精霊
次いで薙ぐように放たれたアレクサンドルの一撃を、ヴァレリアーノはすんでのところでかわす。ヴァレリアーノは小刀をすらりと抜いた。殺意と言っても差し支えのないような剥き出しの敵意にぴしりと打たれ、肌を震わせるその感覚に、ヴァレリアーノは何故か血の騒ぐのを感じる。
「どちらが上か分からせる」
零した口元には、うっすらと笑みすら浮かんでいて。対するアレクサンドルも、意識の大半は歌の魔力に囚われつつも、心の僅か自由な部分でこの戦いに精神を高揚させる。故に、彼の剣には一切の迷いがない。重厚な両手剣が幾度も躊躇なく振り下ろされるが、ヴァレリアーノはその攻撃を或いはひらりと避け、或いは受け流す。
「ちょこまかと……面倒だ」
呟く声の中に混じる、苛立ちの色。何を思ったか、アレクサンドルはことさらに大きく剣を振るう。生まれた隙に機敏に反応し、ヴァレリアーノがその懐へと素早くとび込んできた。アレクサンドルは向かってきたヴァレリアーノを無理矢理に捕え、強引に地面へと組敷く。
「ぐっ……!」
ヴァレリアーノが漏らした短い苦痛の声を、アレクサンドルは耳心地の良い音楽のように聞いた。アレクサンドルに抑えつけられたまま、ヴァレリアーノは彼の目を真っ直ぐに見て、曰く。
「お前に俺が殺せるか、サーシャ」
言うや否や、ヴァレリアーノはアレクサンドルの胸元を掴みぐいと引き寄せた。そして、完全に不意を打たれたアレクサンドルの唇の端に噛み痕を残す。
「っ……?!」
その鈍い痛みに、アレクサンドルは我に返り――けれど彼は、まだ戦うことを止めなかった。笑みをひとつ、敢えて相棒の喉元へと剣の切っ先を向ける。舌なめずりをすれば、広がるのは自身の血の味と残された傷の痛み。剣を突きつけられながらも、微塵も震えぬ声でヴァレリアーノが言う。
「……終いだ、サーシャ。既に正気に戻っているだろう?」
指摘され、アレクサンドルはくつくつと笑みを漏らした。そうしてやっと相棒を解放する。
「すまない、アーノ。あまりに楽しかったものでね」
そしてアレクサンドルは、自身が付けたヴァレリアーノの傷をそっと撫でた。
(ここで殺すには惜しいほど真っ直ぐなその目に惹かれるのだよ)
倒錯した想いは、胸の内に密かしまって。

洞窟前で「ラミアなんかに惑わされない」と言い切った割には、あっさりと歌声の餌食になったイチカ。ダブルダガーをすっと構え、普段のノリが嘘のような静けさで秋乃に虚ろな目を向ける。
「嘘だろ……イチカと戦うなんて……」
秋乃の声に、イチカは意識の僅か覚醒している部分で思う。
(秋乃に手を出すなんて……)
躊躇いから生まれるのは、僅かな、けれど確固たる隙。けれど、その隙を突くことができなければ、隙はないのと同じこと。が、
「……って、別に手加減する必要ないよな? うん」
秋乃、一切の躊躇もなくイチカの顔面に頭突きを食らわせる。強烈な一撃に、イチカはがくりと崩れ落ちた。実はこの段階でイチカは我を取り戻していたのだが。あまりに苛烈な痛みに朦朧としながら、思わず秋乃の足に縋れば。
「何だ? まだ操られてるのか? ああもう、早く目ぇ醒ませ、このボケッ!!」
降り注ぐ蹴り、蹴り、蹴り。愛の鞭(当然のように物理)が、ひたすらにイチカを襲う! そのうちに、やっとイチカの意識がはっきりとしてきた。
「ちょ、痛い痛い痛い!! ……あれ? 僕は一体何を……」
お互いにとって都合のいいことに、秋乃の激しい愛の鞭(どう転んでも物理)の力で、術が解けたにもかかわらず攻撃を加え続けられたことはイチカの記憶からすっ飛んだようだ。
「……よくわからないけど、僕たちの絆の強さがラミアの歌声を打ち破ったんだね!! 流石だよ、あきのん!!」
他ならぬ秋乃の攻撃でぼろっぼろになりながらも、にこーと顔を明るくするイチカ。そんな健気なイチカに、秋乃は「こいつ頭大丈夫か」的な視線で応える。
「……今、あからさまに嫌そうな顔されたけど、僕はめげないからね……!」
イチカの戦いはまだまだ始まったばかりだ! (続)

虚ろな目をしたまま、レーゲンが2丁の拳銃を構える。銃口の先には――常ならば彼が、何からも守ってみせようと強く思っているいつきの姿。
(俺は怪我するの平気だけど……レーゲンは俺が傷つくの、すごく嫌がるんだ)
レーゲンの悲しい顔は見たくないと、いつきは思う。
(目が覚めて辛い思いをしないよう短期決着で止めよう)
決意に、きゅっと口元を引き絞っていつきは一気にレーゲンの懐へととび込んだ。予想外の動きだったのだろう。半ば反射的に撃たれた2発の銃弾は、いつきに掠りもせず洞窟の壁に当たって沈黙する。生まれた隙をついて、いつきはレーゲンの手から銃を叩き落とすことに成功した。
「ごめん!」
パシン、とレーゲンの頬を平手で打つ。だが、その一撃ではレーゲンを我に返すことができなかった。レーゲンはラミアの命令に従い、目の前の敵を倒そうと、彼を引き離そうとする。いつきは、レーゲンにぎゅうとしがみついた。
「離れる、もんか……っ!」
そして、懸命に呼ぶ。
「レーゲン!」
その声がレーゲンの耳にも届く。小さな誰かが、自分を呼んでいる。引き離そうとしても、がむしゃらにしがみついてくる。魔力を帯びた歌に心地よく満たされた胸に、僅か侵入してくる違和。その違和が、レーゲンの胸をかき乱す。頭が、ずきずきと痛んだ。
「や、め……!」
頭を抑えて無防備になったレーゲンに、いつきはすかさず全力の頭突きを食らわせる。ぐらりと、レーゲンの体が傾ぎ、そのまま仰向けに倒れた。痛みに揺らいだ意識が再び定まれば、頭の靄はもうすっかり晴れていて。
「レーゲン!」
再びの呼び声。気づけば、いつきが心配そうな表情で自分の顔を覗き込んでいる。その頬を撫でれば、「元に戻ったんだな」と嬉しそうな声が降った。けれど。
(あの時から何があっても守ると決めてたのに……)
ぼんやりと残る操られていた時の記憶に、レーゲンの心は苛まれる。
(いつきを、この手で傷つけるところだった……)
恐怖と言って差し支えのないような強い感情の波に、手が震えた。その手で、レーゲンは自分の目を覆う。どうしても、いつきの顔を見ることができなかった。

「雅ちゃん、俺が助けてやるからな!」
何故か持参していたハリセンを颯爽と構え、奏戯はキリリと言う。――言いつつ、ちらとこちらの様子を観戦しているラミアたちの方を覗き見る。
(ラミアちゃんたち、俺の勇姿ちゃんと見ててね☆)
バチコーン☆ とウインクなど決めてみせたら、ノリのいい1匹が手を振り返してくれた。ただそれだけの動作なのに、とにもかくにもセクシーである。思わず奏戯が見惚れた、その瞬間。
――パシィィィン!
痛快な音が洞窟内に響き渡ったと思うや否や、奏戯は地面に叩きつけられていた。張りとばされたのだとやっと気づいて半身を起こせば、ゴゴゴゴゴ……と効果音が聞こえてきそうな迫力で、雅がこちらを見下ろしていた。
(わあ、雅ちゃん超怒っていらっしゃる……!)
あれ? ラミアに魅了されてるんだよね? 何でそんな怖い顔してるの雅ちゃん!?
疑問は多々あれど、とりあえずパートナーとして雅を正気に戻さなくてはいけない。奏戯は何とか立ち上がり、ハリセンを構え直した。雅が元に戻るまで、ハリセンで叩き続けるという作戦(?)なのだが。
「何でだろう、俺が殴られる未来しか思いつかない……!」
震える声、脳裏に浮かぶのはあまりにも悲惨な未来予想図。雅が、マジックブックを構えた。しかも、魔法を使うのではなく完全に鈍器として使用する構え。青ざめる奏戯。
「ちょ、雅ちゃんそれ使い方違う!」
良い子は真似しないでください。魔本は用法用量を守って正しく使いましょう。
「くっそー! やるしかない! 怖いけど! 超怖いけどッ!」
雅の元まで走り込みハリセンを幾度も振るうが、決定打はなく雅は未だ歌の魔力に囚われたまま。当然奏戯には、マジックブックによる攻撃(物理)が雨あられと降り注ぐ。
「痛っ! ちょ、ま、無理! 雅ちゃん無理! ギブギブギブギブ!!」
騒ぐも、雅は攻撃の手を緩めない。
「くっそ!」
こうなれば自棄だと、奏戯は渾身の力で雅を押し倒した。何とか逃れようと暴れる雅を抑えつけその自由を奪う。しかし、雅の抵抗は止まない。無茶苦茶に振り回される手足が奏戯を打つ。幾ら雅が女性のように美しくても、精霊の力は強い。故にその攻撃はシンプルながらもものすごく痛い。痛いったら痛い。
「雅ちゃんストップ! それ以上暴れると死んじゃうから! 俺が!」
耳元で泣きそうな声で叫んだら、ぴたり、と抵抗が止んだ。
「……かなちゃん?」
きょとんとした顔で奏戯を見上げる雅。
「も、戻った……?」
脱力する奏戯に雅ははんなりと笑いかける。
「かなちゃんがラミアに色目使ったの、ばっちり覚えてるからね」
耳栓のせいでその恐ろしい言葉が聞こえなかったのは、奏戯にとって幸か不幸か。

虚ろな瞳でセイリューを捉えて、ラキアがスタッフを構える。
(トランスしてなくてラッキー。それに、ラキアは直接攻撃系じゃないし)
セイリューは口元に僅か笑みを浮かべるが、それでも油断は禁物だ。
(何か、方法は……っと)
そこまで思考して、セイリューはふと自分の荷物に簡単な花束があるのを思い出した。洞窟までの道すがら、森で摘んだ花を束にした物。「帰りにしなよ」と呆れ返ったようにラキアは言ったが、森に咲く可憐な花がそんなラキアに似合うような気がしてしまって、つい。
(ラキアは花が大好きだから……)
と花束を取り出せば、ラキアはセイリューが武器を取ったと思ったのか、杖を手にこちらへと走り込んでくる。大きく振り被られた一撃を、セイリューはその動きを読んで避けた。そしてぐい、と相手の胸ぐらを掴み引き付ける。
「お前の相棒はこのオレだろ」
不敵に言って、ラキアの唇に零すのはキス。本当は深く口づけてやるつもりだったが、軽く唇が触れた瞬間、途端に目を醒ましたラキアに思いっ切り突きとばされてしまった。不意打ちを食らい、地面に尻もちをつくセイリュー。弾みで耳栓が地に落ちた。
「いてて……何するんだよラキア」
「何するんだよはこっちの台詞っ! ほんと何しでかしてくれるかなっ?!」
言い返すラキアは耳まで朱に染めている。だってラミアたちが身を乗り出してこっちを見てるし、セイリューのことは気になってはいるけれども同性だし他にも色々……。
「ああもう! それもこれもラミアに鼻の下伸ばしているセイリューが悪い!!」
実はその様子にむかっときてしまい、あれこれと考えてしまってラミアから気が逸れたラキアなのである。
「えー? ラキアが歌に操られたりするから……精霊のくせに情けないぞ」
「うーるーさーいー! とにかく! セイリューのせいだからね!」
言い返すセイリューに、顔を真っ赤にしたままきゃんきゃんと噛みつくラキア。
「うーん、なんかよくわからないけど……とにかく、ラキアが元に戻ってよかった」
満面の笑みで差し出されるのは、野の花を纏めた花束。ラキアはそれを、しばしの躊躇の後結局手に取った。まだ恥ずかしさに頬に赤を残しつつも、何だかんだセイリューにほだされてしまうラキアである。
「それで許せ! ってことで」
「……セイリューの馬鹿」
その笑顔を今はまだ直視できずに、ラキアは僅か俯いて小さな声で零したのだった。

●合コンやろうぜ!
それぞれの戦いに決着がつくや否や、ラミアたちからぱちぱちと拍手が贈られる。ご機嫌に笑う彼女たちは、自分たちが精霊をけしかけたことなどもうすっかり忘れてしまったようだ。一同はアイコンタクトを交わし、耳栓を外す。
「楽シカッタァ」
「君達面白イネー」
秋乃はため息を零した。イチカに対して割と容赦ないことしてるからビビらせてるかも、なんて考えていたのだが、どうやら杞憂だったらしい。けれど、とりあえず状況を説明しなくては。
「俺たちは、あんたらに危害を加えにきたわけじゃないんだ」
「少し話ができないだろうか?」
秋乃の言葉に、ヴァレリアーノが続く。「イイヨー」とあっけらかんとした返事があって、一行は先ず攫われた村人たちの無事を確かめた。飢えた様子も疲れた様子もないことを確認し、一行はラミアたちへと向き直る。
「それじゃあ、幾つか話し合いを……」
いつきが提案するのを横目に、雅は念のため魔本を(正しく)構える。使う必要はないとは思うが……。
「よし。とにかく、話し合いついでに合コンしよう。俺は今日このためにきた!」
奏戯が言った。前言撤回、雅はマジックブックを奏戯へと向ける。場合によっては(奏戯への)お仕置きが必要かもしれない。
そして、なし崩し的に合コンという名の説得が始まった。
「働き手を取られると村が困ってしまうんだ」
「村人の家族も心配してるし」
「村でご飯を待ってる子どものためにも、何とか男たちを帰してくれないかな?」
ラキアが、いつきが、奏戯が言う。顔を見合わせたラミアたちは、否と答える様子こそないもののどこか淋しげで悲しそう。そこで、一行の秘密兵器の出番である。
「悪気はないのはわかってるけど、無理やり従わせるのはだめだってことで」
「操るのナシの条件で、楽しく話ができるように。村人たちとの合コン……できないか、話してみるよ」
秋乃の言葉をいつきが継いだ。そう、一行が考え出した秘密兵器の名、それは合コン!
「合コン……ッテ何?」
「アタシモ、サッキカラ気ニナッテター」
ラミアたちが首を傾げる。
「男の人たちと一緒に遊ぶことだ。色々な人と出会えて今よりもっと楽しいと思うぜ」
セイリューの説明に、ラミアたちは顔を輝かせた。
「スゴイ! ソレ、素敵!」
「合コン、ヤル! コノ人達、村ニ返ス!」
どうやら話は纏まったようだとヴァレリアーノは息をつき、一つの疑問を口にする。
「ところで……お前たちは、異性を魅了する歌以外も歌えるのか?」
「? ワカンナーイ」
「普通ニ歌ッテルダケダモン、ネェ?」
「ウン。歌ッタラ、男ガ遊ビニキタ」
どうやら、魔力のコントロールはできないらしい。
「ふむ。ならば歌声を披露するのは難しい、か」
顎に手をやってアレクサンドルが零した。

ともかくも、話は上手く纏まった。とりあえず男たちを村へと帰さなくてはいけない。一行は攫われてきていた男たちを正気に戻し、掻い摘んで事情を説明する。朧げながらもラミアたちに大事にされていた記憶が残っていたことが幸いしたプラス、絶世の美女たちに「ゴメンナサーイ」としゅんと頭を垂れられたこともあって、ラミアたちを糾弾しようとする者はひとりもいなかった。どころか、合コンの提案を聞かせれば、「それなら俺が村で話をつけよう!」とやたらノリ気で言い出す者までいる始末である。
「それじゃあ、ね」
「お前たちなら、魅了などせずとも惹かれる異性は多い筈だ」
いつきとヴァレリアーノがラミアたちに別れの挨拶を告げる。ラミアたちの表情が、寂しげに曇った。
「そんな顔するなって!」
「あんたらが退屈しないように、俺もたまに会いにいくよ」
セイリューが明るく笑い、秋乃がラミアたちを安心させるように声をかける。
「ええっ、そんなの聞いてないよ!?」
イチカが騒いだが、秋乃は彼の抗議の声を完全にスルーした。
「俺もまた合コン参加しにこようかなー?」
「あ、その時は僕も参加するけどね」
奏戯の呟きに、雅がにっこりとする。
「それならば俺も」
ヴァレリアーノがそう零す頃には、ラミアたちの顔にも笑みが戻っていた。
そうして一同は、久しぶりに日の光のあたる場所へと足を向ける。

村への帰り道、いつきとレーゲンは一行の最後尾を歩いていた。2人の間には、何とも言えない距離がある。レーゲンが未だ、いつきとの戦いのことを引きずっているせいだ。レーゲンはどうしても、いつきの顔を見ることができずにいた。と。
「あーもう! 離れるの無し! 罰として傍にいること!」
言って、いつきはレーゲンの手をぎゅっと握る。そして、その手を離さないまま歩き出した。
「……いつき?」
「……罰だからね、これ」
レーゲンの顔に、ようやっと仄か笑みが戻る。

森の出口は、もうすぐだ。



依頼結果:大成功
MVP

メモリアルピンナップ


エピソード情報

マスター 巴めろ
エピソードの種類 アドベンチャーエピソード
男性用or女性用 男性のみ
エピソードジャンル 戦闘
エピソードタイプ ショート
エピソードモード ノーマル
シンパシー 使用不可
難易度 簡単
参加費 1,000ハートコイン
参加人数 5 / 2 ~ 5
報酬 通常
リリース日 06月21日
出発日 07月02日 00:00
予定納品日 07月12日

参加者

会議室

  • プランは出せた。
    後は色々と上手くいく事を祈っているぜ。
    ラミア達と後日カラオケ合コンとか出来るといいな。

    >不束PLさま
    お仕事お疲れ様です!

  • [14]不束 奏戯

    2014/07/01-15:10 

    PLより
    すいません;本日夜勤でこれ以降の相談内容は入れる事が出来ないです;
    私事で本当に申し訳ありませんでした;

  • [13]不束 奏戯

    2014/06/30-00:48 

    よっしゃ、人数が集まったーーw
    やろう、合コン(真顔

    >信城さん
    うんうん、そんな流れでいいと思う。

    どうして駄目なのか…そうだなぁ~…。
    森でご飯を取ってきてくれる男の人が居なくなって、村でお腹を空かせて皆が待ってる。
    森に入れるのは一人前の男と認められた人だけだから
    今そこに居る人達がずっとそこに居ると皆お腹を空かしてしまうから返してくれないか?

    っていう感じの説得でどうよ!(どや顔

    森に入れるのが一人前の男だけだから、その人が村に帰ってこないのは村にとって大変な事なんだって事を理解してもらえればいいかなぁと思うんだが…どうかねぇ。


  • [12]信城いつき

    2014/06/29-13:10 

    合コンって、なんか面白そう。俺もやってみたいな(興味津々)

    今回の目的は村人救出だから、もちろんそっちが優先だけども
    ラミア達を説得しつつ、ちょっと楽しく話とかできたらいいな。
    「安全にラミアと交流できる」ってことの証明にもなるし

    一応「村で一人前と認められた男だけ」とある種名誉な役目になっているので
    「合コン」というより「交流会」(でも中身は合コン)とかにした方が
    村の人達にも話しが通りやすいかも。

    とりあえず、流れとしては
    ・歌声対策して(耳栓?)洞窟にはいる 
      ※以降やりとりは身振り手振りになるのかな?
    ・精霊が操られたら各神人が元に戻すよう頑張る
    ・無事戻せたら、ラミアを説得
      ※どうして駄目なのか。
       どうしたらいいか(魅了の力をコントロールできないか、合コンやらない?)
    ・村人たち救出。と合コンのお誘い

    こんな感じでいいのかな?

  • >天原さん
    『元々ラミアの歌は男性を魅了して動けなくするものだが
    今回はラミア達の気持ちが乗っているせいか男を意のままに操る』
    だから、ラミア側である程度コントロール出来るかも。
    ラミアも鼻歌すら歌えないのでは大変だろ。
    魔力を乗せなければ普通の歌かも。ネイチャーだし。

    トランス状態へ移行したら
    弱い魅了系状態をリセットできるのかなとか考えてみたが・・・
    そんな記述はなかった。
    いっそ魅了されいる今だからこそ
    普段なら凄く拒否されそうな事をあえて行うというのもアリか。
    「正気に戻すためだったので無我夢中で」
    ということで、許してくれないかな。

  • [9]天原 秋乃

    2014/06/29-03:11 

    精霊との絆…ね。絆…絆…(苦い顔をしながらぶつぶつと)

    ラミア達の退屈しのぎに合コンを提案ってのは面白そうだな。俺もそれを推す
    っていうか、俺も綺麗で可愛い女の子と一緒に遊ぶ方が楽しいと思…げほげほ

    そういえば、ふと思ったんだけど、ラミア達って歌に宿す魅了の力を抑えたりはできないんだろうか?
    ある程度コントロールできるのなら、いくらでも歌ってくれって感じなんだけどな…

  • 全く相談に顔を出せなくてすまない。
    俺も不束が言う「どうして駄目なのか説得する方」を推したい。
    村人達と話す機会を与えて、男性陣を魅了するのをやめてもらうのは平和的解決だな。
    正直俺もラミア達との会には興味が…(咳払い

    精霊との絆、か…(親密度を確認し渋い顔して)
    俺もやるだけのことはするつもりだ。サーシャに対しては少々荒っぽくなりそうだが。

  • 解決案というか。ラミア達と話し合って、
    「決まった日に近くの村人達との合コン」
    を提案するのはアリかもしれない。
    信城さんのいう「妥協点」案のひとつとして。

    攫われた男達は酷い目に遭っていないけど、
    村では労働の担い手が居なくなってて、困っている訳だし。
    ラミア達の歌の魅力(=ラミアの魅力?)を凌駕する程の
    神人と精霊の「お互いの結びつき」「絆」を見せたら
    ラミア達が話を聞いてくれるって事だろ。

    精霊が女性っぽい場合、
    操られている間はラミアとの百合物になる訳か・・?

  • [6]不束 奏戯

    2014/06/26-21:52 

    っとセイリューはこの前ぶりだったなw
    今回も宜しくー!

    あーいいねぇ合コンw俺も綺麗なお姉ちゃん達と遊んでみた…い…(精霊の視線に気づいて

    あ、うん。ま、まぁあれだよね!
    攻撃するとかより全然いいと思うんだっ(握り拳
    俺綺麗なお姉さんなら接待頑張っちゃうよ?(真顔

    うん、俺最強の敵は精霊な気がしてきた…。

  • 更に挨拶遅くなった。ごめん。
    セイリュー・グラシアだ。ヨロシク頼むぜ。

    精霊を正気に返す方法か。
    殴るのが駄目なら口説いてみてはどうだろうとか。
    突っ込み厳しい相棒ならあえてボケてみせ、脊髄反射な精霊の突っ込みを誘うとか。
    精霊の大好きなもので釣ってみるとか。
    うん、どうやって正気に戻そうか。まだ全然考えていない。

    むしろラミア達と合コンとか・・・いいよなぁ。役得だよなぁ。
    オレもキレイな姉ちゃん達とちょっと遊んでみた・・・げほんげほん。

  • [4]不束 奏戯

    2014/06/26-14:26 

    挨拶遅くなってごめんなー!
    ここに居るメンバーは皆始めましてかな。
    不束さん家の奏戯君でっす☆
    以後宜しくー♪

    相棒は艶村雅でトリックスターなんだけど、ごめんなー;まだジョブスキル覚えてないんだ;

    俺の場合精霊に殴られる感じはあっても俺から雅ちゃんを殴る…殴るのにためらいはないんだけど俺逆に殴られそうな気がして(がくぶる

    俺も、あんま女の子に暴力ふるいたくないし…何より別に誰も傷つけてないんだろ?
    だったらやっぱり説得の方で動きたいかなぁ…と。

    妥協点…うーん。

    メタい話しをするとガイドに『精霊を我に返す事ができれば話を聞いてくれる』ってあるから、その時にどうして駄目なのかを説得する方が有意義かな?

    となると、精霊を正気に戻す事の方がネックになる俺が居ますが(震える声

    一応、無自覚に人浚いしてるみたいだし
    どうして駄目なのかを判って貰えばいい気がしてるんだけどどうだろう?

  • [3]信城いつき

    2014/06/25-23:23 

    信城いつきだよ、どうぞよろしく!

    俺が怪我すると、レーゲンが元に戻った時相当凹みそうだから
    もし操られたら短期決戦で目を覚まさせるつもり。
    (平手打ちか頭突きぐらいは、悪いけど覚悟してもらおう……)

    ラミアについては、悪意なしの退屈しのぎが原因だから
    歌うのを全面禁止じゃなくて、男性が森に入る日を決めてその日以外ならOKとか
    ラミアの退屈をしのいでやる(方法はちょっと今思いつかないけど……)とか
    妥協点見つけて、ある程度共存できないかなって思う。

  • ヴァレリアーノ・アレンスキーだ。此方はシンクロサモナーのサーシャ。
    初めての奴もそうじゃない奴も宜しく。

    俺もラミア達の命まで奪う気はない。戦闘意志はどうやらないようだしな。
    あと歌声対策は万全にして向かう。
    それでもサーシャが操られてしまったら、同じく正気に戻す。
    俺はサーシャと敵同士になっても情に溺れることはない故。

    関係ないが、ラミア達は異性を魅了する歌以外も何か歌えるのか少々気になる所だ。

  • [1]天原 秋乃

    2014/06/25-15:36 

    挨拶が遅れたな。天原秋乃だ、ええと…よろしく。
    相方はテンペストダンサーのイチカ。

    ラミアたちに悪気はないってことだから「これはいけないことなんだ」って言い聞かせるぜ。
    命のやり取りはできるだけしたくないしな…。

    あ、そうそう。もし、イチカが操られたら俺は全力で殴るぜ


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