プロローグ
「いやあっ! 食べないでえっ!」
「リラ、行っちゃだめだ!」
叫び、今にも走り出そうとする妻を、マジクは背後から抱きしめた。
「だってあなた、私たちの育てた愛のさくらんぼが全部採られてしまいますよ!」
夫マジクの腕の中で、リラは両手を伸ばした。まるで眼前に広がるさくらんぼの木々を守ろうかとするように。
リラの気持ちが、わからないわけではない。マジクだって悔しいのだ。
長い時間をかけて行った品種改良のすえ、やっとできた新しいさくらんぼ。それは人に愛することの素晴らしさを説くべく、ハートの形をしていた。赤く実る小さなハートは、新商品として田舎町リリドの経済を救うはずだった。それなのに。
マジクは唇を噛みしめた。しかしマジクは、リラを腕から解放し、一緒にさくらんぼを守ろうとは思えない。だって目の前にいるのは、デミとつくとはいえオーガ、デミ・ゴブリンの集団だ。長年畑仕事だけを行ってきた自分たちに、奴らを倒せるとは思えない。
「腹が膨れれば帰るだろう。そうしたらタブロスのA.R.O.A.に連絡だ」
リラは怒りに染まった顔を、マジクに向けた。
「あなたは悔しくないんですか! このさくらんぼは、子供のいない私たちにとっては娘とも息子とも言える存在ですよ。それをあんな、デミ・オーガなんかに食べられて!」
「悔しいさ!」
かっと、マジクの頭に血が上る。
「だからこそ、お前も冷静になってくれ! 俺たちがデミ・オーガの前に飛び出して、何ができる? 元気でいれば、さくらんぼはまた作れる。でも怪我をして畑仕事ができなくなれば、このさくらんぼはこれでおしまいだ。なにせ、俺達だけのハート型だからな。とりあえず、A.R.O.A.にデミ・オーガの討伐要請をしよう。A.R.O.A.所属のウィンクルムならば、きっとあいつを退治してくれるさ」
しかし、その日の夜。
「これまで食べてしまうの……」
リラは泣き崩れていた。リリドの町に流れる、小川の辺である。
小川の美しい水のもと、この時期になると集まる蛍の光。その光が、途絶えていたのだ。そしてその元凶は、昼間さくらんぼを食べ散らかしたものとは別の、ネズミに似たデミ・オーガ。それが十匹もいる。
畑からほど近い清流の地で、デミ・大ラットは蛍を自らのエサと定めたようだった。これでは蛍狩り目当ての観光客を、リリドに呼び寄せることができなくなる。光り輝く小さな命を、すべて失ったら……。
観光客と、子供のころから見ていた風景をなくすことを、リラは恐れた。憎きデミ・オーガの前に飛び出そうとし、昼間、夫マジクに言われた言葉を思い出した。
「お前も冷静になってくれ」
「そうよ、冷静に冷静に……」
言い聞かせ、深呼吸を繰り返すと、リラは悔し涙を流しながら帰路についた。
そして、家に着くなり受話器をとる。
「もしもし、A.R.O.A.本部ですか? 私、昼間連絡をしたリリドの町の者ですが――」
※
「デミ・ゴブリンとデミ・大ラットが、出没したそうよ」
A.R.O.A.職員は、ウィンクルムたちの顔を見渡した。
「と言っても、一方は昼、もう一方は夜ね。任務を二つに分けてそれぞれ別のウィンクルムに行ってもらうことも考えたけれど、最近は戦いに慣れてきたウィンクルムもいるし、敵もそう強い相手ではないから、連戦してもらえるかしら?」
「連戦……」
ウィンクルムの不安を含む、小さなつぶやき。職員は申し訳なさそうに眉を寄せた。
「今ウィンクルムが足りていないのよ。でもあなた達なら大丈夫って、信じているから」
解説
目的はオーガの討伐ですが、昼間と夜と、二連戦となります。
昼間の敵はデミ・ゴブリンが十匹。
ゴブリンがデミ化したもので、錆びた剣や鎧を装備していることも多いです。
夜の敵はデミ・大ラットが十匹です。
デミ・大ラットはデミ化したネズミです。牙と爪で攻撃をしてきます。
どちらも強敵というほどではありませんが、連戦になるのでペース配分に注意してください。
なお、戦いの場となるのは、リラやリリドの町にとって大切な場所です。なるべく傷つけないようにお願いします。
ゲームマスターより
ご覧いただきありがとうございます。
そろそろレベルの高い方も出てきました。
ということで、二連戦です。
さくらんぼも蛍も、田舎町リリドにとっては貴重な収入源です。
きっちりしっかり、敵を倒してあげてくださいね。
自己紹介のページにはるたのリザルトノベルの傾向について書いております。
よろしければご覧ください。
リザルトノベル
◆アクション・プラン
リチェルカーレ(シリウス)
大好きな故郷のためにと頑張ってきたふたりは どんなに悲しかったことでしょう でも 怪我がなくて良かった 力と知恵を出し合って 元の素敵な場所に戻しましょう 作戦はミサちゃん提案のもの ラット戦でトランスへ移行 コボルト戦は支援を主にして動く 戦闘後 持参したハーブティを 精霊たちには休んでもらい 夜になる前に川辺へ エリーさんの毒餌と一緒に 持ってきた向日葵や南瓜の種を囮に撒く 罠にかかったら エリーさんと一緒に懐中電灯(できるだけ光の強い物)の灯をON 戦闘中は後方で光源確保 可能なら 敵の目を狙い光を当て目晦まし 戦闘後 畑を直す手伝い:ガーデニング使用 可愛いサクランボが またたくさんできますように アドリブOK |
ミサ・フルール(エミリオ・シュトルツ)
長い時間をかけて愛情を注いできたものを一方的に奪われちゃうなんてどんなに辛かっただろう・・・ 私依頼主さん達の心のケアがしたいな 皆が戦っている間 私はリラさん達の話し相手になるよ エミリオさんと別行動する際必ずトランスするね 私パティシエ見習いだし、何か町の発展に協力できないかな 素敵なさくらんぼがあるんだし、それを使ったハートの形をしたタルトとか、フルーツティーのレシピと、デザートを食べながら見る蛍のツアーのプランを提案するよ (昼戦終了後、休憩時間) 皆お疲れ様 飲み物とカップケーキを用意したからよかったら食べ てね 最後の後片付け私もお手伝いするよ ☆使用スキル 会話術 菓子・スイーツ コーヒー・紅茶 アドリブOK |
リーヴェ・アレクシア(銀雪・レクアイア)
目的:敵の全撃破 心情:住民の生活の為…討伐させていただこう トランスタイミング:夜 手段: 昼の戦闘ではサブ、つまり援護 敵の手足へ当てること重視の攻撃を重ね、戦意を殺ぐ 諦めさせることが目的 昼~夜の間、サンドイッチ(ツナ・タマゴなど複数種。食べる際手が汚れないものを選ぶが、布巾も準備)を作っておき、振舞う(調理スキル) 夜戦闘ではトランスを行い、メインへ 敵を仲間が用意した毒餌の罠にかけ、攻撃のタイミングを合わせ、集中攻撃で倒す 狙う部位は、逃走防止に足、隙があれば目 瀕死の敵>味方を狙う敵で確実に撃破を心がける 戦闘終了後は、死体始末手配の他、農家の方々にサクランボが食卓に並ぶ日を楽しみにしていると告げる |
Elly Schwarz(Curt)
【心情】 ハートの形のサクランボなんて珍しいですね。 そんな丹念込めた畑を台無しにするなんて……許せません! 【行動】 《昼の部》 僕達は昼の部にトランスに入ります。 もう案件いくつもこなしてるんですから、戸惑いませんよ! 《休憩》 皆さん沢山持ち寄ってますね。 僕は卵、サラダのサンドを用意します。 《夜の部》 スキル(薬学)で作成した、ラット用毒入りチーズを仕掛けて大ラットを誘き寄せます。 僕も懐中電灯で精霊のバックアップを手伝います。 《片付け》 スキル(植物学、ガーデニング)で 畑を綺麗に戻すお手伝いしたいです。 クルトさんも一緒にやりましょう! 【スキル】 植物学、ガーデニング、薬学 【所持品】 ラット用毒入りチーズ 懐中電灯 |
ミオン・キャロル(アルヴィン・ブラッドロー)
アドリブ歓迎 怖いなんて言ってられないわよね 出来る事をしないと… 安心して帰れるよう頑張るわ ■昼 1体くらいなら…時間稼ぎに相手を… どうしよう…下手な事しない方がいいかしら 様子みつつ防御専念 ■休憩 応急手当、持参したおにぎりを配る 腹が減っては戦はできないものね ■夜 罠にかかったら電源ON 前には出ない 味方が眩しくないよう気を付けながら、アルヴィンの前を照らす 死角から敵が来たら、光や声で知らせる ■片付け 川を綺麗にしようかしら アルヴィン、戦い方を教えてくれない? …うん、怖いけど、ウィンクルムになった以上 私も足手まといにならないようしようと思って…ね ■荷物 救急箱 懐中電灯 おにぎり(人数分)水筒(お茶) |
「ハートの形のさくらんぼなんて珍しいですね。そんな丹念こめた畑を台無しにするなんて……許せません! ねえ、クルトさん!」
Elly Schwarzはそう言って、傍らに立つ相棒を見上げた。
「……連戦なんて、面倒な案件ばかり探してくるな」
Curtはため息をつく。しかしエリーの怒りに紅潮した顔を見れば、文句ばかりも言っていられまい。
「デミなら敵じゃないな。やってやる」
クルトの言葉は、力ないものから、力がこもったものへと変わる。それはミオン・キャロルも同様だ。
「……怖いなんて言ってられないわよね。できることをしないと……安心して帰れるよう、頑張るわ」
そんな彼女の頭の上に、アルヴィン・ブラッドローはとん、と手を置いた。
「数が多いうえ、連戦だ。無理はするなよ」
ポンポンと頭を撫ぜられて、うん! とうなずく声は大きい。
そして鼓舞する仲間は彼女だけではない。
「力と知恵を出し合って、元の素敵な場所に戻しましょうね」
リチェルカーレがウィンクルム一同を見渡す。畑を荒らすデミ・ゴブリンも、美しい川の平和を乱したデミ・大ラットも、きっちり倒して、自然を守らなくてはいけない。それにはミサ・フルールも同意する。しかし彼女には、それ以上に気になることがあった。依頼主、リラのことである。
愛するさくらんぼ、蛍。彼女が失ったものはそれだけではないはずだ。
「私、リラさんたちの心のケアがしたいな。長い間時間をかけて愛情を注いできたものを、一方的に奪われてしまったんだもの。きっと相当辛かったはずだわ……」
まるで自分自身が辛いとでもいうような、ミサの沈痛な表情。
「さっき、ミオンさんも『できること』って言っていたし、皆が戦っている間、私はリラさんたちの話し相手になるよ」
「それはいいね」
エミリオ・シュトルツがミサに微笑みかける。
「じゃあミサと別行動する前にちゃんとトランスしないとな。ねえ、ミサ」
エミリオはそう言って、自らの頬を指先で示した。
「午前のトランスは、エミリオ、クルト、アルヴィンだったな。デミ・ゴブリンを畑から離れたところに誘導し、攻撃を仕掛ける」
みんなで話し合い事前に立てた作戦を、リーヴェ・アレクシアが確認する。
「俺とシリウスがサポートだね」
銀雪・レクアイアの台詞に、シリウスがこくりとうなずいた。
「だから、さあ、ミサ」
「エミリオさん、じっとしててね?」
ミサは背伸びをし、エミリオの頬に口づけた。
「絆を繋ぎ、想いを紡ごう」
ミサがインスパイアスペルを発すると、周囲に紫のバラが舞う。赤と青の光が、二人を淡く照らし、包み込む。
「俺たちもだ、エリー。ほらさっさとしろ」
「はい!」
小柄なエリーに合わせ、クルトは膝を折った。その頬に、エリーはそっと唇で触れる。
「共に力とならん!」
真面目なエリーらしいはっきりとした言い方。言葉が終わるや否や、紫の光が二人を包んだ。
「……初々しさが抜けてつまらんが、まあいい。もたついても足を引っ張るだけだしな」
「もう案件いくつもこなしてるんですから、戸惑いませんよ!」
次にはアルヴィンが腰を曲げる。それを見て、ミオンは自分の番を察し、アルヴィンの頬に口づけた。
「契約の祝福を」
まとうブラウンの輝きは、アルヴィンの瞳と同じ色。
「……エミリオさん、気を付けて」
「うん。ミサはリラさんを元気づけてあげて」
畑へと向かう背中を見送って、ミサはひとり、リラの家に向かった。危ないから畑へは来ないようにと、事前に連絡をしてあるのだ。
ずいぶん落ち込んでいるようだと、最初に連絡を受けたA.R.O.A.職員から聞いている。その彼女を、ミサは今から慰めに行く。
「私、パティシエ見習いだし、何か町の発展に協力できないかな」
素敵なさくらんぼがあるんだし、それを使ったハートの形をしたタルトとか、フルーツティーとかあったらいいんじゃないかな。デザートを食べながら蛍を見るツアーなんてどうだろう。
「よしっ!」
リラの家の扉の前で、ミサはぴっと背中を伸ばした。コンコン。厚い扉をノックする。
※
デミ・ゴブリンは、錆びた剣を畑に放り出し、さくらんぼの実を貪っていた。
「キイ!」
「キキッ!」
互いに顔を見、何かを話しているようではあるが、もちろんそれを理解することはできない。幸いなのは果実に夢中になっているあまり、こちらにはいっさい気づいていないことだろう。
「まずはやつらを、畑から引き離すんだよな」
アルヴィンは剣を構え、すうっと息を吸った。
「お前ら! そろそろ食うのはやめにして、腹ごなしをしないか?」
大声に、デミ・ゴブリンたちが振り返る。
「来いよ、遊んでやるぜ!」
「キ……」
赤い果実を口に入れ、もしゃもしゃとかみ砕きながら、一匹が剣をとった。奴がボスだ、と誰もが思った。そいつが動くと、他の奴らも一斉に食べるのをやめ、各々武器を手に持ったからだ。
デミ・ゴブリンは、じりじりとこちらへ向かってくる。しかしウィンクルムは、畑の入り口から動かない。ここで戦えば畑に被害が出る。それだけは避けなくていけない。そのためには、もっとこちらへひきつけて、きっちり誘導しなくては。
そんなことを知らないデミ・ゴブリンは、どんどん歩みを速めてきた。ざ、ざ、ざざ。ゴブリンの足が土を蹴る。そしてデミ・ゴブリンの集団が、もう少しで畑を出る、というとき。
「キイイイッ!」
先頭にいたボスのゴブリンが高く叫んだ。その声に、ボスを除いた集団が一斉に走り出す。
「だめだ、ここじゃまだ近い!」
エミリオとシリウスが駆け出し、ゴブリンの右側から切りかかる。畑が近い。もっと左側へ移動させなければ。浅くゴブリンの肌を切り、目的の場所へと追い立てる。
「そっちはだめだよ!」
木に近づこうとする敵には、クルトが銃弾を撃つ。木に当たらないよう、ゴブリンを傷つけすぎないよう。動きをかえさせるためだけに狙った。向かって来ようとする敵は、アルヴィンが剣をふるう。カキン! 敵の鎧に剣が当たる。それでもかまわない。敵を傷つけることではない誘導することが目的なのだから。
デミ・ゴブリンの一行はウィンクルムの誘導により、左へと移動していく。しかしその中の一匹が、振り向きざまに剣を振った。
「キイッ!」
切っ先が、偶然そこにいたリーヴェの鼻先をかすめる。
空気を切る音、しかしそう、切ったのは空気だけ。
リーヴェはとっさに後方に飛んだ。そして自らの小刀ライラックを抜き放つ。
「リーヴェ、攻撃は……」
危ないと言いたいのか。やめろと言いたいのか。銀雪の、続く言葉をリーヴェは両断する。
「大丈夫、けん制するだけだ!」
向かってきたゴブリンの、鎧に覆われていない腕のあたりに刀を向ける。直後、反撃。ゴブリンの剣が再びリーヴェの胸へ。しかし今度は、リーヴェは飛び去らない。かわりに素早く、誘導すべき方向へ走り出す。
浅い攻撃、当てぬ銃弾、そして疾走を繰り返し、ウィンクルムは敵を、畑からも人家からも離れた敷地へ誘導することに成功した。
「Wの陣形だよ!」
エミリオの声掛けに、一同は作戦通りの陣を作る。前衛にエミリオ、アルヴィン、シリスが並び、後衛に、クルト、銀雪。さらに後ろに神人が並ぶ。
エミリオとシリウスはダガーを、アルヴィンはロングソードを構え、ゴブリンに対峙した。ここまでくる間に、足を狙って攻撃している。そのためゴブリンたちは、機動力が落ちている。動きは当初よりも緩慢だ。それでもこちらを敵とみなしているからか、臆している様子はない。
互いににらみ合うこと数秒。
「キエエエイッ!」
ボスのゴブリンが、剣を持ち上げた。
「来るっ!」
アルヴィンは、向かってくる敵の首を狙い、剣を薙いだ。ひゅっと空を切る音の後、刃はゴブリンの体に埋まる。傍らでは、エミリオが流れる動きで敵を翻弄していた。円舞を舞うように動き、ダガーの刃をきらめかせる。ゴブリンはその動きに追いつけない。くるくるとその場で回り、そのうち足がもつれて始める。そこがチャンスだ。
エミリオの持つ小さな刀が、デミ・ゴブリンを切りつける。二度三度と刃を向けるうち、どんどん攻撃は加速していく。どさり、とゴブリンの、しわがれた体が倒れる。
背後からは、銃声が響いていた。クルトが敵を狙ったのだ。ガウン、ガウン! 前衛精霊の間を抜けて、弾丸は左右からデミ・ゴブリンを狙う!
「キイイイッ」
悲鳴とともに絶命するゴブリンたち。
ほかのゴブリンの後ろにいたボスが、いよいよ向かってくる番となった。ボスは剣をまっすぐに構え、一気に前衛を駆け抜けた。
「銀雪っ!」
目の前に現れた敵に、銀雪は自らの斧を向ける。がっと振り上げ、一気に下ろす。それを受ける敵の、鎧の背中。合わせ目を狙ってシリウスがダガーで切り付けた。アルヴィンは、敵が剣を持つ手首を狙う。
「キキキッ! ……キィ」
大きな、あるいは小さな、あるいは長い。それぞれの刃が、同じタイミングでボスを討つ。そうなれば、相手に勝ち目はありはしない。
どさり。ボスの体は地へと倒れる。
それが、デミ・ゴブリンの集団の最後だった。
※
荒れた畑の片隅で、ミサがリラと手を振っていた。
「お疲れ様! 飲み物とカップケーキを用意したから、みんな食べてね」
地面の上にビニールのシートを引き、人数分の紅茶を入れて、にこりと微笑むミサの横。リラは赤い瞳で一同に頭を下げた。
「朝はご挨拶もせずに……みなさん、ありがとうございます。本当は夫からも挨拶すべきなのですが、畑が駄目になってしまっているので、彼は別の仕事へ行っていて……」
「頭を上げてください」
真っ先に口を開いたのはリーヴェだ。
「オーガを倒すのは、私たちの仕事です。お気になさらず」
「そう言っていただけると……」
リラがはらはらと涙を流す。ミサはその背中に手をやり、撫ぜた。ほかの者は、あえて見ないふりをする。泣いている姿など、見られて嬉しい人はいない。それよりも笑ってほしい。安心してほしい。そのためにウィンクルムはここへ来た。
「腹が減っては戦はできないもの。私はおにぎりを持って来たわ」
とミオンが言えば、
「僕は卵とサラダのサンドです」
「私もサンドイッチだ。こちらはツナと卵だが」
エリーとリーヴェがパンを差し出す。
「私はハーブティーを持ってきました」
リチェルカーレが水筒を取り出した。
「さあ、リラさんも一緒に!」
ミサが言うと、リラは小さくうなずいた。
「午後はエリーさんの毒入りチーズと一緒に、これをまこうと思うの」
リチェルカーレは荷物の中から小さな袋を取り出した。中に入っているのは、ネズミの餌にする食べ物。向日葵や南瓜の種だ。
「今回の餌も、効果はばっちりだと思います」
ラット用毒入りチーズの入った容器を抱え、エリーは自信ありげに笑う。
「お前、やる気になるのはいいが、勝手に動くな、離れるな。危ないことは絶対にするなよ!」
シリウスに言われ、リチェルカーレは頬を膨らませるように、ため息をひとつつく。
「なんだその表情は」
「だって……敵が来る前にこれをまくだけだから、大丈夫よ。私もあなた達の役に立ちたいの」
※
暗くなるころ、一行は川に向かった。食後にエリーとリチェルカーレがまいた毒入りのエサに、敵がうまく引っかかってくれればいいのだが。アルヴィンはあーあ、と声を上げた。
「連戦はやっぱきついよな……泣き言も言ってられないけど」
神人の手の先で、精霊の胸のあたりで、懐中電灯が揺れている。撒き餌に集まったデミ・大ラットを懐中電灯で照らし、一斉に攻撃する。これが事前に立てた作戦だ。
天高い木々の間には空の色、そのほかのところは、夜の色。
平和なときならば、蛍の光が見える山である。周囲は当然、闇に満ちている。がさりと音が聞こえても、それが何の音かわからない。敵なのかあるいはそれ以外の動物なのか。注意をしながら一行は進んでいく。
「エリー、餌をまいたのはこのあたりだったか?」
クルトの問いに、エリーは周囲に目を凝らした。
「もう少し先だったと思います。そうですよね? リチェルカーレさん」
「ええ。確かすごく大きな木が……あっ! えっ?」
ぴたり。リチェルカーレの足が止まる。
「どうした?」
シリウスが聞く。彼を見上げる、リチェルカーレの顔は泣き顔に近い。
「今……足の前を、何かが」
「何か? もしかして敵か?」
シリウスは歩くのをやめた。口を閉じ、耳をすませばたしかにがさがさと音が聞こえるようだ。
「きゃっ!」
「ミオン、どうした?」
「アルヴィン……私の前も、今何か通ったわ……」
がさがさ、ごそごそ。あたりがうるさくなりはじめる。
「リチェ、トランスを」
シリウスは、両手で懐中電灯を握りしめている少女を振り返った。
近づいて、やっと見えるシリウスの顔。リチェルカーレは言われるままに、シリウスの頬に唇を当てる。
「この手に宿るは護りの力」
隣では、リーヴェが銀雪の頬に口づけている。
「その光は剣となれ、その光は盾となれ」
並ぶ二組のウィンクルム。間の空気が揺れ、闇が一瞬薄くなる。
「ありがとう、リーヴェ」
「怪我はするなよ、銀雪」
「リチェ、無理はするなよ。大人しくしてろよ」
「うん、シリウスこそ、気を付けて」
ごそごそと聞こえる音は、水流の音よりも大きくなっている。
「みんな、懐中電灯をつけて!」
エミリオが叫ぶ。直後、人工の光があたりを照らし――そして。
「……見事に、罠にかかってるな」
さっきエリーが言った木の根元には、大ラットたちがその身を寄せて、餌を食べていた。
夜という時間が悪いのか、それとも明かりがいけなかったのか。
振り返るラットの目は、光を反射しきらきらと輝いて、不気味さが増している。目、目、目。十匹十対、二十個の目。はっきり言って気持ちが悪い。
「キュイッ!」
「キキキッ!」
デミ・大ラットは一斉に、尖った前歯を鳴らし始める。しかしそんなことで怯える精霊たちではもちろんない。狙っていたとはいえ、こうも固まってくれていたらラッキーだ。
精霊のおのおのが、武器を手に、ラットの集団に詰め寄っていく。
「キュッ!」
ざく、ざく、と地面を踏む。その足の間を、敵の一匹がするりと抜けて走り出した。一番小さなラットである。このまま逃げようとでもしているのか。でもここで逃がしたら、リリドの村の、蛍被害はなくならない。
「そうはさせないよ」
銀雪は気合を込めて、オーラを解き放った。闇夜を照らす白い光が、あっさりと敵を捕らえ、包み込む。
「アプローチか! これでもう逃げられまい」
彼の横で、リーヴェが武器を握る。
その声に、ラットは反応したらしい。くるりとリーヴェに向き直り、かりかりと爪を地面に立てる。このまま向かっていくというのだろう。
「リーヴェさん!」
リチェルカーレが、敵の目に、最大パワーで点灯した懐中電灯の光を向ける。さっききらりと光った夜行の目は、またもや大きく輝いた。……が。
「キュウウウ……」
目がくらんだ敵は、毒の餌の効果もあるのだろう。その場を動かない。
その背中に、銀雪が斧を下ろす。リーヴェと同じタイミングで。
「毒餌が聞いているようだな」
蠢く敵に、クルトは銃を向けている。ドウと撃つと、「キイ!」と高い声が上がった。一撃必殺とはいかないらしい。その弱った体を、エミリオがダガーで切りつける。こちらのメインで戦うのは、トランス化をしているシリウスだ。彼はネズミの間に飛び込むと、ごく近い距離から、敵に刃を当てていった。きらりきらめくダガーの刃。それは数度にわたり、敵を裂く。
アルヴィンは、ロングソードで切りかかる。長い刃は毒に弱った敵を容易にとらえ、その肌を深く傷つける。
リーヴェと銀雪は、アプローチを使ってなおも逃げようともがく敵を狙った。足を切りつけ動けぬように。そうすれば、後はとどめを刺しやすい。
「キュイイッ!」
「キキキィ!」
ラットが鳴く。しかし容赦なく武器の刃は落とされる。反撃の間は与えない。
そして数分後、あたりには、デミ・大ラットの体が転がった。その中に、動くものはない。
※
ラットの死骸は銀雪とアルヴィン、リーヴェが片付けた。
「こんなところにあったらいやだよね」
「埋めてしまうのが一番だろう」
「ならさっさと運んでくれ。私が上から土をかけよう」
銀雪とアルヴィンが運んで穴を掘り、リーヴェが埋める。
「こいつらもここに木が育つための栄養になってくれるさ」
そう言って、三人して山の、川から見えないところで作業をした。
エリーとクルト、リチェルカーレとシリウスは、畑の片づけだ。
「クルトさんも一緒に畑をきれいにしましょう」
エリーが誘うと、クルトはにやりと黒い笑み。
「うん? ああ、でも、今回の借りも後でもらうぞ」
リチェルカーレはどこか楽しそうに、ゴブリンが折った枝葉を集めたり、掘った穴を埋めたりしている。
やれやれとため息をつきながらも、シリウスはそんなリチェルカーレが微笑ましい。
ミオンは川の掃除をしている。ほかの動物が食べないようにと、残った毒餌を片付けるのだ。
「力仕事があれば手伝うよ」
近づくエミリオに顔を上げる。
「ありがとう、エミリオさん」
返事をしながら、手を動かしながらも、ミオンには気になっていることがあった。そこにアルヴィンが戻ってくる。その顔を、ミオンは見やり、意を決して口にした。
「アルヴィン、戦い方を教えてくれない? ……怖いけど、ウィンクルムになった以上、私も足手まといにならないようにしようと思って……ね?」
ミオンの顔は真剣だ。
もっとみんなの役に立ちたい。守りたい。その想いを、アルヴィンはわかっている。だからこそ。
「そう……だな。稽古つけるか」
アルヴィンはいつものように、トン、と頭に手を置いた。
※
「みんな!」
遠目に見えるのは、ミサとリラ、そして昼間の仕事から戻ったマジクだ。
「……全部退治してくれたのね。ああ、みなさん、ありがとう!」
リラは一同に深く頭を下げた。マジクは、嗚咽するリラの背中をさすっている。
「これでリリドもまた、綺麗な土地になります。うちの畑も、蛍の住む川も。本当にありがとうございます」
「美味しいさくらんぼ、待ってます」
「タブロスに届き、食卓に並べることができる日を楽しみにしています」
銀雪とリーヴェが告げると、マジクは嬉しそうに微笑んだ。
「タブロスにくるときは、ケーキになっているかもしれないよ」
ねえリラさんと、ミサはリラに瞳を向ける。
「今年はずいぶん数が減ってしまったけれど、この無事なさくらんぼでケーキを作ることにしたんです。ミサちゃんがレシピを教えてくれて」
「リラさん、わからないことがあったら、いつでも連絡してくださいね。お手伝いさせてもらいますから」
「ええ、ありがとうミサちゃん。皆さんも、本当に」
そう言ってリラは、涙で濡れた顔に笑顔を見せた。
依頼結果:成功
MVP:
名前:ミサ・フルール 呼び名:ミサ |
名前:エミリオ・シュトルツ 呼び名:エミリオ |
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | 瀬田一稀 |
エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
男性用or女性用 | 女性のみ |
エピソードジャンル | 戦闘 |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | 普通 |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 5 / 2 ~ 5 |
報酬 | 通常 |
リリース日 | 06月06日 |
出発日 | 06月13日 00:00 |
予定納品日 | 06月23日 |
参加者
- リチェルカーレ(シリウス)
- ミサ・フルール(エミリオ・シュトルツ)
- リーヴェ・アレクシア(銀雪・レクアイア)
- Elly Schwarz(Curt)
- ミオン・キャロル(アルヴィン・ブラッドロー)
会議室
-
2014/06/12-19:37
はい、私も大丈夫です!作戦や陣形も了解ですよ。
連戦は大変だけど、上手く連携してふたりの大事な場所を守りましょう。
私も疲れのとれるお茶とか、持っていきますね。
皆さん、よろしくお願いします。 -
2014/06/12-19:33
作戦把握しています。
休憩時の持ち込み良いですね。僕も何か持って行ってみましょうか。
あと少しで出発になりますね。
皆さん、改めてよろしくお願いします! -
2014/06/12-19:21
いえいえ、頭上げてください!
ウィンクルムは沢山いるし全然構わないわ(慌てて
私こそ人を覚えるのが得意じゃなくてすみません。
もう少しで出発ね
無事終わりますように。 -
2014/06/12-14:08
そういえばミオンさん、ラブウォッチのエピでご一緒してて、『初めまして』じゃなかったね。間違えてごめんなさい(頭を下げる)
一応プラン書き終えたよ。
時々会議室覗くから、出発時間ギリギリまで対応できると思う。もし何かあれば遠慮せず言ってください。
いよいよ明日だね。
エリーちゃん、リチェちゃん、ミオンさん、リーヴェさん、どうぞよろしくお願いします(お辞儀) -
2014/06/11-23:59
顔を出せなくてすまない。
確認しているよ。
作戦についてはOK。
夜にトランスを行い、昼は支援で動くつもりだ。
あとは、私も食料は用意するつもり。 -
2014/06/11-22:37
ミサ:
リチェちゃんとミオンさん達も敵の誘導、協力してくれて有り難う。助かります。
>『トランスした精霊チームが主として攻撃、他方が支援』
うん、私もエミリオさんも同じ考えだよ。
>『お握りとお茶』
ミオンさん、素敵・・・!
お腹空いてたら力出ないもんね!
私も皆に『カップケーキ』を出そうと思ってたの。
もしよかったら食後のデザートに食べてね(微笑み)
-
2014/06/11-22:18
陣形ありがとうございます!
デミ・オーガの数多いし、陣形ある方が安全よね、きっと。
私は…剣は買ったけど自身ないので昼夜とも後ろに居ると思います。
明日20時頃まではちょこちょこ覗けるので
変更点があったら随時訂正していくわ。 -
2014/06/11-21:05
ミサ:
エリーちゃん、スキルを使った片付けの件、いいと思うな(微笑み)
>『首から下げるタイプのライト』
私 過去の任務『願いの森、花の詩』でちょうど今回と同じライトを自分で用意して持ってったことがあるの。あとお金はかからなかったよ。
エミリオ:
クルト、協力どうも有り難う。
助かるよ(お辞儀)
あと俺からもう一つ。
『デミ・ゴブリン戦での陣形』を考えたんだけど、皆の意見を聞かせてもらえるかな。
・陣形案
(進行方向↑)
○ ○ ○
● ◎
(神人達)
○:エミリオ、アルヴィン、シリウス
●:クルト ◎:銀雪
まず前方に 俺(エミリオ)、アルヴィン、シリウス
中間にクルトと銀雪の『Wの陣形』で戦いたいと思うんだけど、どう思う?
中間地点にいるクルトにはさっきも言ったように前衛のサポートを、銀雪には神人を守ってもらいたくて この隊列にしてみた。
文字数の関係もあるだろうから、もし賛同してくれるなら陣形の事は俺が自分のプランに書いておくよ。
次々と提案してしまって、混乱させてしまっていたらすまない(頭を下げる)
-
2014/06/11-20:56
ミサさん、Ellyさん、リチェルカーレさん
改めてよろしくお願いします(にこっ)
トランスは効果あるのね、教えてくれてありがとうございます。
アルヴィン:
初陣ってわけじゃないが、足手まといにならないよう努める。
よろしく頼む(おじぎ)
エミリオさん、作戦ありがとう。確認した。
ゴブリン戦はトランスし誘導だな。
とりあえず大声で気を引いてみるよ。
戦闘中は昼夜とも囲まれないよう背後をフォローするよう動こうと思う。
片付けは…皆が畑いくなら
俺たちはラットの死体の始末でもして川をなるべく綺麗にしようかな?
ミオン:
人手が必要なら畑行くし私はどっちでも構わないわ。
救急箱(スキルないけど)とお握りとお茶も持って行こうかなって
「腹が減っては戦はできず」っていうし…
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2014/06/11-20:22
ミオンさん、よろしくお願いします。人数が揃ったようで心強いです、一緒に頑張りましょうね。
レベルは戦闘スキルには関係してくるけれど、それに関わらずトランスはしておいた方が安心…なんじゃなかったかしら?(はっきりしなくてごめんなさい、と眉を下げ)
戦闘の流れも良いと思います。
木を傷つけないよう誘導ですね。頑張ろうね、シリウス(振り仰ぎ、無表情ながらこくりと頷く精霊に笑って)。
トランスした精霊チームが主として攻撃、他方が支援をするのだと理解したのだけど合っているかしら?
ゴブリンは…ええと、武器や鎧を装備しているそうだから武器を弾き跳ばしたり、鎧の隙間を狙って攻撃力や防御力を削れないかシリウスに試してもらうつもりです。
懐中電灯ですね。災害時用の大きいの、探してみます。シリウスには首から下げられる、小さい物を探すわね。
エリーさんのスキルを使って畑を直す案、とても素敵。
私もガーデニングはあるので…畑と庭はちょっと違うかもだけれど、やってみようと思うわ。 -
2014/06/11-18:55
ミオンさん、初めましてよろしくお願いしますね。
大まかな流れは把握しました。この流れで大丈夫かと思います。
連戦に当たっての休憩も了解です。
片付けの件、良かったら僕のスキル(植物学1、ガーデニング1)は使えないでしょうか?
お2人にとって丹念込めた畑、僕も元に戻せるよう協力したいです。
クルト:
どうも。エリーの精霊クルトだ。
エミリオ、お前の提案把握した。取り逃がした敵を遊撃すれば良いんだな。
まぁ、任された。
『さくらんぼの木々から離れた開けた場所』への誘惑も視野に入れておく。
まぁ字数的に難しかったらここで発言するな。
エリー:
漸く会議室に参加したと思ったら、クルトさんが素っ気なくてすみません。
精霊の明かりについても『首から下げるタイプのライト』了解です。
ただこれはA.R.O.A.から借りる扱いになるのでしょうか?
もしそうでしたらその様に記入しておきます。
懐中電灯に付いても了解です。
これで一旦プランを書いてみますが
疑問に思った事があった場合も発言していきますね。 -
2014/06/11-18:06
エミリオ:
☆デミ・ゴブリン戦
やっぱり『さくらんぼの木々から離れた開けた場所』で戦いたいよね。だから俺も敵を誘導(通常攻撃で挑発)しようと思うよ。
10体もいるし、プランの文字数に余裕があれば他の皆も手伝ってほしいな。
この戦いで俺は『武装しているゴブリン』や『さくらんぼの木に行こうとするゴブリン』を優先して狙おうと思ってる。
クルト、もしよかったら、『俺(前衛)が取り逃がした敵』を優先して狙ってほしいんだけど、お願いできる?
☆デミ・大ラット戦
ネズミは夜行性だ。夜目も利くだろうし、活発だろうね。不慣れな暗闇で戦うより、光があった方が俺もいいと思うな。
ただ懐中電灯だと片手が塞がってしまうから、
精霊は『首から下げるタイプのライト』つけて戦い、
後方で神人が『懐中電灯で俺達精霊のバックアップ』するのはどうだろう?
エリーとリチェルカーレが用意した『餌の罠に敵が引っかかったら、ライトの電源をON』にして、敵を取り囲んで袋叩きにする、でいい?
万が一『敵が危険を察知して逃走を図った場合』に備えて銀雪にはスキル『アプローチ』をセットしてもらいたいんだけど、頼めるかな? -
2014/06/11-17:14
ミサ:
>ミオンさん
ミオンさん、初めまして!
こちらこそどうぞよろしくお願いします(ぺこり)
ワールドガイドによるとトランスすると神人にも何かしら恩恵があるようだね・・・いまいち実感がないけど(苦笑)トランスしないで戦うよりも、した方がいいと思うな。
あと、情報提案 有り難うございます!
シンクロサモナーに限らず、連戦は誰だって疲れちゃうよね。なら、昼戦終わった後に休憩の時間を入れようか(にこり)
(大まかな流れ)
☆昼の部(デミ・ゴブリン戦)
・トランスする精霊(敬称略)
エミリオ、クルト、アルヴィン
☆休憩
☆夜の部(デミ・大ラット戦)
・トランスする精霊(敬称略)
シリウス、銀雪
☆後片付け
・・・運動会のプログラムみたい(笑)
こんな感じはどうかな?
あとエミリオさんが皆の考えを踏まえた上で何か作戦があるみたい。エミリオさんに代わるね。
(長文&連投失礼します) -
2014/06/11-16:15
言葉が足りなかったので削除して投稿し直しました
連投ごめんなさい。
気になって問い合わせた事あって
少し関係ありそうだから貼っておくわ
Qシンクロサモナーの浸食の回復について
A『連戦になった場合の回復に関しまして、
通常、戦闘等で受けたダメージは次回のエピソード(1日後を想定)までには
(身体を休めたり、治療をしたりによる)回復をしております。
しかし、連戦の場合身体を休めた描写、行動、がない限りHPは侵食ダメージ等を
受けた状態での戦闘となります。』
スキルは無いけど救急箱を持っていくわね
どこまで効果あるかわからないけど。 -
2014/06/11-13:30
遅れての参加ですがお願いします!
私はミオン、パートナーはシンクロサモナーのアルヴィンです。
皆さん、宜しくお願いします。
流れは確認したわ。
明かりがないと戦闘が不利にな気がするから懐中電灯を持っていくのは賛成よ。
罠にかかるまでは暗闇がいいと思うわ。
昼の部のゴブリンは畑にいるのかしら
もし、そうなら村に被害をださないように
何処かにおびき寄せたらいいかなって
銃声で来るかしら…逆に警戒しちゃうかな
…あまり実戦経験がなくて変な事を言ってたらごめんなさい
(レベル1で申し訳ないです、宜しくお願いします
質問なのですが、デミ・オーガはトランスしなくても倒せるようですが
トランスをするとステの底上げ等があるのでしょうか?
初心者でごめんなさい)
-
2014/06/11-08:25
会議室が動いていたのに遅れてしまいました。すみません。
案件では初めましてになりますが
リチェルカーレさんはイベントの第1弾、第2弾
リーヴェさんは第1弾でお会いしましたね。
今回よろしくお願いします!
僕達がトランスに入るタイミングは『昼の部(デミ・ゴブリン戦)でトランスする精霊』で大丈夫です。
大ラットに対しては予定通り毒入りチーズでサポートしますね。
>大ラット
以前の案件「幻の果実」では網で囲み込む作戦だったんですけど
夜と言う事もあり、走り回るのは危険そうなので
単純に餌に釣られたところを撃った方が良いのでしょうか?
ゴブリンの作戦はまだ思い浮かばないので
思い浮かばなかった場合や他の方の意見が良い場合、そちらに賛成させて頂きますね。
あと夜の部は懐中電灯必要でしょうか?
それともあえて暗闇の中で実行しますか?
暗闇の中で実行の場合ラットですから目は利くと思うので危険かと思います。
どこか違った把握がありましたらすみません。 -
2014/06/11-06:57
ミサ:
リーヴェさん、銀雪さん、お久しぶりです!
任務でご一緒するのは初めてですね、
よろしくお願いします(ぺこり)
>リチェちゃん
マジクさんとリラさんの話し相手になろうと思って
2人の所に行くだけだから、危険なことはしないよ、
心配してくれてどうも有り難う(微笑み)
>リーヴェさん
エミリオ:
そう、二連戦とも精霊全員で戦いに挑むんだけど、
誰がどこでトランスするか、昼と夜とで分けようと思うんだ。
A.R.O.Aの掲示板で他の隊員が提示してくれた情報によると、『トランスの継続時間は基本的に1~2時間(親密度によって延長される)』、『トランス状態が切れて次にトランスできるようになるまでかかる時間は12時間~24時間(親密度によって短縮される)』みたいだからね。
こんなに心強い仲間がいるんだ(周りを見て微笑む)苦戦する敵ではないけれど、なんせ数が多い。
バラバラにトランスしてパワーバランスがどっちかに片寄るよりも最初から分けた方が効率がいいと思ったんだ。
もし賛同してくれるなら、リーヴェと銀雪は『夜の部(デミ・大ラット戦)』の時にトランスしてもらいたいんだけど、どうかな?
俺は精霊同士サポートし合って、連携をとりながら戦いたいと思っているよ。
長々と話してしまってすまない(一礼) -
2014/06/11-03:49
ミサちゃんとは久しぶりに一緒の仕事だね。
大変だけれど、一緒できるのは嬉しいな…エミリオさんも。
よろしくお願いします(ぺこりとお辞儀)
リーヴェさんはこの間ぶりですね。
一緒に頑張りましょう。
はい、シリウスは夜にトランスするチームですね?
大丈夫です。エリーさんの毒に引っかかりやすくするために、餌になる種とか野菜とか用意してみようかしら。
ミサちゃんは別行動なの?
心のケアができたらって私も思うから、構わないけど…危ないことはしないでね? -
2014/06/11-00:10
飛び入りになるが、リーヴェ・アレクシアだ。
パートナーはロイヤルナイトの銀雪・レクアイア。
よろしく。
会議室の内容を拝見した。
昼と夜に分かれてトランス、でいいのかな。 -
2014/06/10-11:05
ミサ:
リチェ、また会えて嬉しい!
『願いの森』以来だね、久しぶり(微笑み)
私依頼主さん達の『心のケア』がしたいなと思って、
精霊さん達が戦ってくれてるのにごめんなさいなんだけど、戦闘中 私別行動してもいいかな?
もちろん何かお手伝いすることがあれば可能な限りお手伝いするよ(にこ)
エミリオ:
ん?(依頼書を見て)
朝が昼になってる・・・?
昨日までは朝だったような気がするけど・・・ま、いいか。
とりあえず今いるメンバーを組み分けてみたよ。
仲間が増えたらまた考え直すつもりだ。
違う組み合わせがよければ遠慮せず言ってほしい。
『昼の部(デミ・ゴブリン戦)でトランスする精霊』
クルト
エミリオ
『夜の部(デミ・大ラット戦)でトランスする精霊』
シリウス -
2014/06/09-19:10
こんにちはです。リチェルカーレといいます。
私とパートナーのシリウス(マキナのテンペストダンサー)も参加させていただきます。
よろしくお願いします、ね。
ここまでの相談内容、見させてもらいました。
朝と夜の組みに分かれるの、いいと思います。
ラット対策はエリーさんが経験があるということで心強いです。
手伝うことがあったら言ってくださいね。
戦闘後になりますが、できたら荒らされた畑の片付けをお手伝いしたいなと思います。
お二人の大切な場所を護るお手伝いができたらと。 -
2014/06/09-12:23
>『毒入りチーズ』
ミサ:
エリーちゃん、提案 どうも有り難う。
『幻の果実を求めて』で使用したやつだね(過去の報告書を読みながら微笑み)
私はいいと思うな、賛成!
チーズの準備、どうぞよろしくお願いします(お辞儀)
エミリオ:
さて、『朝の部、夜の部の組み分け』についてなんだけど・・・。
今夜また共に戦う仲間が増えるかもしれないからね。
新しいメンバーの意見も聞いた上で改めて考えることにするよ(紅茶を飲みながら待機) -
2014/06/09-00:58
こんばんわ。
僕はElly Schwarz、エリーと言います。精霊はディアボロのCurt、クルトさんです。
ジョブはプレストガンナーになります。
ミサさん、エミリオさん、ツアー以来で案件では初めてとなりますね。
レベル的に足手まといにならないよう尽力します。
よろしくお願いします。
『朝の部』と『夜の部』で分かれるのは良いと思います。
トランスは個人差はあっても12時間~24時間だと言う事ですし賛成です。
あとデミ・大ラットについて過去に討伐経験があるのですが
一般スキル「薬学1」で作成した、ラット用毒入りチーズと称したものでも倒せたので
役に立てるかは別として、一応一般スキルを書き出しておきますね。
エリー:植物学1、歌唱1、ガーデニング1、薬学1
クルト:フェイク1、礼法1、会話術1、暗号解読1
改めてよろしくお願いします。 -
2014/06/09-00:38
エミリオ:
こんばんは。
俺は『テンペストダンサー』のエミリオだ。
パートナーのミサは喫茶店でウェイトレスをやってる(任務関係ない)
どうぞよろしく(一礼)
今回 二連戦ということで、『トランスして戦う』ウィンクルムを『朝の部』と『夜の部』で分けようと思うんだけどどうだろう?
俺とミサは他の人の意見を聞くのが好きだから、何か別の意見、気になること、どんな些細な事でもいいからあったら遠慮せず話してほしい。
指摘や質問も大歓迎だよ。
それでは今夜はこれで失礼するね(お辞儀)