プロローグ
「ウィンクルム様の愛にも戦いにも息抜きは必要だと思うんだ!」
ギルティ・シードがあちこちに撒かれて、数日。
人々の心に早すぎる寒さが忍び寄る中、A.R.O.A.にこんな提案があった。
「ただでさえ、この状況で皆ピリピリしているんだ! こんな最中にパートナーとの愛を育める余裕があるか──! 否、ある訳が無い!!」
やたら陶酔めいた様子で語るのは、見るからに、金を持っていそうな身なりの青年。
「──結構、予断を許さない状態なんです。
今まで平和だったこの付近ですら、決して平和じゃありません。今一般人でそんな奇跡的に元気なのはあなたくらいです。
一応この付近の不動産を管理しているそちらが、その事情に詳しくないわけがないとは思いますが」
A.R.O.A.の受付嬢が、その青年の様子に半ばあきれた様子で告げた。
話を聞くに、青年はこの地方の土地を仲介管理している不動産屋であるらしい。
「だからだよ。だからこそ、息抜きが必要なんだ!
いいかい、この騒動のお陰で僕が別口で営業していた紅葉が見物のコテージもガラガラで! そのまま気が付けば、冬のような気候で紅葉狩りもままならなかったんだ! このままだとそちらの商売を撤退しなければいけない!」
「それか」
受付嬢が氷点下に潜む氷のようなツッコミを入れた。
「ま、まあ、それは冗談としても。
オーガがこんな影響を及ぼす程強いなら、思い詰めて疲れた状態で戦っても、まず勝てる訳がないじゃないか!
だから、一晩そちらにコテージを提供しようかと思ってね。
自由に使ってもらっていいし、最低限で良ければ食事等のもてなしもするよ?」
「……。そうですね、考えておきます。
気晴らしも必要ですから」
そうして、受付嬢はA.R.O.A.の掲示板『風邪に注意』等の普通のポスターが並ぶ隣に、ぺたりと張り紙をした。
『息抜きと休息をしたい人、求む』
解説
オーガのせいで『心も気候も寒い上に客がいなくてガラガラだ!』と、元気なコテージの管理人からA.R.O.A.に話がありました。
曰く、この機会にウィンクルムの休息用として、1泊コテージを開放するとのこと。
この機会に、疲れを一時でも忘れられるような、ウィンクルム同士でのはっちゃけたパーティの一夜などは如何でしょうか?
〇今回は交流優先のエピソードになります。他ウィンクルム様同士で何かに巻き込まれるなどの接点が起こる可能性がございます為、そちらがお苦手な方のご参加はご遠慮いただけましたら幸いでございます。
〇紅葉をイメージした砂糖菓子を乗せたホールケーキや、紅葉型のクッキー、秋をテーマにした飲食物が無料で提供されます。未成年の飲酒がなければ、お酒を含めた個人での持ち込みも可能です。
〇お土産に、紅葉を押し花にした栞が選べます。様々なデザインがありますので、ご自由にお持ちください。
一夜を複数のウィンクルム様で楽しく過ごして頂こう、がテーマとなります。
ひたすら食べる、調理をして振舞う、遊びグッズを持ち込んで皆様で遊ぶ、ご自由に行えます。
会議室で事前にやりたい事を出し合っていただくのも楽しいかも知れません。
素敵な一晩をお過ごし頂けましたら幸いです。
※交通費として一律300Jrを消費いたします。
ゲームマスターより
この度は、このページを開いてくださりまして有難うございます。三月 奏と申します。
秋かと思えば、もうすぐ冬で、未だに紅葉の堪能らしい堪能をしておりません……。
今回は、個別描写ではなくウィンクルムの皆様で自由に楽しんで頂けるような、そんなエピソードを、と思わせて頂きました次第です。
お気軽にご参加いただければ幸いでございます。
皆様の素敵なプランを心よりお待ち申し上げております。
リザルトノベル
◆アクション・プラン
信城いつき(レーゲン)
きのこのキッシュを事前準備、コテージで仕上げ 飲み物はミルクティーがいいな 詳しくないけど、いつものより断然美味しいのは分かる! みんなの料理も美味しくいただきまーす そういえばみんなクリスマスってどうしてるの? 俺?楽しい空気の中で顕現の時の話はできないし、何話そう そうだ… 昔レーゲンがサンタの恰好して、俺の家に夜中こっそり来てくれたんだ だけど飼ってた犬に不審者と間違えられて… いつも俺を守ってくれる存在だったんだ 小声でレーゲンへ ねぇ俺マシロの事笑って話せたよ、みんなに思い出話できたよ 嬉しいな… ゲーム よーし負けるもんかっ 誰よりも早く手をつこうと、周囲に注目 逆に誰かが動くとピクッといちいち反応してしまう |
蒼崎 海十(フィン・ブラーシュ)
フィンと一緒に吹き寄せごはんを作る 俺は手伝い 皆で料理や飲み物を持ち寄って…こういうのっていいよな ミルクティーをリクエスト 乾杯しませんか?と提案 お勧めポイントを聞きつつ、皆の料理や飲み物を味わう クリスマスの話題に、今年の具体的な予定はまだ考えてなかったなと 去年は自宅で過ごしたんだっけ…と無意識に手元の指輪を見て、隣を見たらフィンの表情が緩んでいたから、無言で肘で小突く(恥ずかしいんだよ、バカ) 皆の過ごし方、参考になるかも…と真剣に話を心のメモに 豚のしっぽ…初めて聞くゲーム 集中して…高速でタッチ!…上手くいけば爽快だな…! 次も頂きますよと不敵に笑い、気付けばすっかりハマってた 思わずハイタッチしたり |
瑪瑙 瑠璃(瑪瑙 珊瑚)
「珊瑚、具材は揃っているか?」 コテージの台所を借りて、お吸い物を作る。 昆布で出汁を取り、予め切った食材(茸、葱、栗、蒲鉾)を入れて煮る。 (調理スキルと山菜スキル使用) 「美味しそうですね」 食事では、いつきさんのきのこキッシュ、イェルクさんのラベンダーティー、 ネカットさんのパウンドケーキをいただき、人数分に取り分けます。 その後は、持参したトランプで「豚のしっぽ」というゲームを始めます。 一人ずつ引いたカードを中央に置き、 同じマークか数が出たらトランプに触るそうです。 (※勝敗はGM様にお任せ) クリスマスの予定ですか……いえ、自分は最後で構いません。 ……今のところ、珊瑚と一緒にスノボーを滑りたいですね。 |
俊・ブルックス(ネカット・グラキエス)
よく見知った奴らばっかりだし、気楽に過ごせそうだ 持ち寄った料理と紅茶、どれも美味そうだな ローズジャム好きなんだよな、遠慮なくいただくぜ 一番美味いの…は、やっぱりこれかな(パウンドケーキ指し ゲーム 今回は息抜き目的だし、気楽にやるか もちろん、気楽に真剣勝負な(にやり クリスマスか…今年はなんかダンスのゲリラライブやるってネカが言い出してなー まあギルティ・シードの問題もあるし、皆に楽しんでもらえるなら俺も協力するのは …ってわーっ!わーっ!!(慌ててネカの口に料理を入れ 楽しかったな、土産までもらっ…は?赤ちゃん?子ど…!? お前それどこ情報だよ!? 言っとくが俺は産まないからな! ……!(さらなる追撃に撃沈 |
カイン・モーントズィッヒェル(イェルク・グリューン)
※可能ならティエン同伴 交流パーティーか 平均年齢上げてるが、楽しみてぇな イェル張り切ってるな ガチだ 家で見るのとは違うな 家に帰ったらたっぷり褒めてやる 料理はどれも美味しく食べる 味の感想言ったり 先に食べたのでお勧め聞いたり クリスマスのこと聞かれたら 「家族と一緒だ クリスマス前は仕事が増えるが、当日はゆっくりだし あとツリーの飾り凝りてぇな」 トランプは楽しく遊ぶぜ 他のゲームもウィンクルム対抗にしたりな 別に賞品とかなくてもいいんだよ 盛り上がって楽しめりゃそれでいい 最後それぞれの寝室でもリビングに雑魚寝でも問題ない 雑魚寝と時は毎朝のキスは気づかれないようこっそりな …こういうのも何か秘匿感あっていいな(にやり |
●パーティ開始宣言
ウィンクルム達がバスから降り立った時、辺りは半ば地に落ちた紅葉が地面に赤い絨毯を敷いていた。
「一気に冷え込んだから、紅葉が一気に落ちてしまったんだね」
まだ僅かに木々に寄り添う紅葉と地面を見比べながら、レーゲンが辺りを見渡した。
「でも、これは見栄えがありますね」
蒼崎 海十がそれに応えるように地面の紅葉にそっと足を降ろしてバスを降りる。
「バスでかむだ弁当もマーサンやたんなー!」
「そうだな」
バスでの昼食も美味しかったと話しながら、最後に瑪瑙 珊瑚と瑪瑙 瑠璃が降りて、ウィンクルムが荷物を降ろすとバスは再び走り出していった。
再び迎えに来るのは明日の朝らしい。
「さて、案内の方はどちらでしょう。
地面も濡れていますから、入るなら早めの方が良いですよね」
「確かに──ん、あれじゃないか」
ネカット・グラキエスがコテージの並ぶ周囲を確認する中、一緒に案内人の姿を探していた俊・ブルックスが遠くから走ってくる人影を見た。
「悪いな、こっちだ」
一緒にバスを降りたカイン・モーントズィッヒェルが片手を上げれば、予想通り走って来たのはコテージの管理人。
「ウィンクルム様、ようこそ!」
「今回はお世話になります」
イェルク・グリューンが、事前に許可をもらって連れて来た、ティエンと名付けたもふもふの毛並みを持つ『レカーロ』という、犬に似た可愛らしい動物を腕に抱き、改めて挨拶をする。
そしてコテージの説明と共に、預けられた鍵。
「良かった。調理に場所を取ってしまわないか少し心配だったから。キッチンが二ヵ所にあれば大丈夫そうだね」
話を聞いたフィン・ブラーシュが大きい土鍋の入った荷物を持ち上げる。
「これで皆で料理ができるね!」
それに信城いつきが嬉しそうに頷いた。
そして最低限の必要事項を告げると、管理人は、大仰な様子で一礼して去っていった。
そして全員が、手元に残された鍵と目の前のコテージを見比べる。
『パーティ』──それは準備段階から既に始まっているのだ。
「それじゃあ、スタート!」
誰かのその声に後押しされるように──ウィンクルム達は様々な楽しみを胸に、一斉にコテージへと踏み込んだ。
●クッキング!!
夕食に間に合うよう、皆が早速キッチンで準備を始める。
まず、テーブルにイェルクが用意した物は3種類の紅茶缶。
「赤がラベンダーで、青がジャスミン……そして、ディンブラ」
今回は様々な飲み方が想定される為、イェルクはどのように扱っても美味しいディンブラ茶を思案に入れ、その中でも、何種類もある茶園の中から、香りと旨味のバランスが一番取れたものを選択してチョイスしてきた。
「食事の邪魔にならないように、最初だけは薄めのストレート……食事が菓子に移行したら皆さんの2杯目に」
口元に手を当て、真摯に考える。
それをキッチンの入り口から、カインがティエンを抱き抱えながら眺めていた。
それに気づいたイェルクが、カインの元へやって来る。ティエンが嬉しそうに「わふっ」と鳴いた。
「カイン。どうかしましたか?」
「いや、イェルがガチだなと思ってな」
家では中々見ない仕事へのプライドを持つ一面を、カインは短い言葉と共に口にする。
「ガチ? だって、あなたに私の仕事見せられますし」
非常に嬉しいが大した事でも、言葉と軽く閉じた瞳はそう言いたげに。
しかし、その尻尾は綺麗に弧を描き先端を持ち上げて、それがどれだけ誇らしい事かをカインに伝えてくる。
「家に帰ったらたっぷり褒めてやる」
「……約束ですよ?」
イェルクはほんの少しの恥ずかしさと、喜ばしさを綯交ぜにした表情でそれに応えた。
傍らでは、フィンが早速用意を始める。
作るのは吹き寄せご飯──見た目の美しさも求められる難易度の高い料理だが、フィンには自由なものを自由に、制限なく作れるだけの腕がある。
下準備していた食材を炒め、出汁と共に鍋に強火でおこげを作ったご飯に混ぜる。それから海十に測ってもらい、15分蒸したものに、飾り用に残した鮮やかな具材の細工を上手くちりばめていけば──
「……これで、どうかな」
「うん、美味しそうだ。皆にも食べてもらいたい」
海十の純粋な感想にフィンは嬉しさをこっそり隠しながら、土鍋をリビングへ運んで行った。
「珊瑚、具材は揃っているか?」
「全部揃ってる! 作るぞ!」
一方、二階キッチンでは、珊瑚が手早くイカを切り、海ぶどうと共にスーナーを一緒に和えて──
「前菜できたー!」
「早いな、おれも急がないと」
瑠璃も昆布の出汁に葱に茸、栗と蒲鉾を散らす──秋らしい食材に、お吸い物の鍋は一気に華やかになった。
それを美味しそうに見た珊瑚は、早速次の一口ゼリーへと取り掛かる。
「しかし……思ったんだけどさ、ここ二階だから一階のリビングまで運ぶの大変でないか?」
「んー、わんも手伝うし、ウマンチュ(皆)も手伝ってくれるやんやーから大丈夫じゃねーんか?」
そう──今日は二人きりの夕食ではない。
そう思うと、二人は顔を見合わせて、今から楽しみなのを隠す事無くお互いに笑顔を見せあった。
●食事は戦争
一同がテーブルの上に目を輝かせ、そうして始まった夕食。
──しかし、そこで起こったのは──
「……うん、オニーサンが二口目を食べる間もなく、なくなったね」
僅かにその場を離れたフィンは、半ばに諦念も似た心持ちで土鍋を眺めていた。
まさかの──吹き寄せご飯、瞬殺。
本当に、ほんの少しの間であった。しかも、他の料理も今まさに虫の息。
「デージマーサン!」
「すみません、うちの珊瑚が」
満腹と共においしさを叫ぶ珊瑚を横目に、心底申し訳なさそうに瑠璃が頭を下げる。
「大丈夫だよ。海十も二人の料理を美味しそうに食べていたみたいだしね」
「あ、あれは……! 料理のおすすめポイントを聞いていたら、どうしても食べたくなって──!」
そして、しっかりと料理を食べ切ったネカットとカインペアは、僅かな罪悪感をしまいつつ飲み物を口に運び。
いつきペアは『食べる分は真っ先に確保しておく』作戦が功を奏し、レーゲンの皿の上には、しかと吹き寄せご飯がその形を綺麗に留めていた。
「ああ。もし食べていないなら」
相手が殆ど食べていないと知ったレーゲンがその皿を差し出そうとして。
「いや、大丈夫だよ。
味見はしたし、俺も自分で食べるより皆に食べてもらった方が嬉しいからね」
フィンの微笑と添えられた言葉が偽りではないと理解すると、レーゲンも静かに微笑んだ。
「風で『吹き寄せ』られた彩り……名前もキレイだね」
レーゲンが、改めてしみじみとその風流さを堪能してから、それをいつきと分け合って二人で食べる。
「……デザートはきちんと取り分けるぞ」
そしてこちらも運命に見放され、殆どの料理を食べ損ねた苦労人──俊の重い言葉を前にして。
その気配を察した一同に、異論は一切出なかった。
●ティータイムとクリスマス
「ティエン、もう少し待っていてくださいね」
『温かい』とあちこちで撫でてもらって、ご機嫌のティエンにイェルクが話し掛ける。
そして人数分に綺麗に切り分けられた、ドライフルーツが温かさを伝えるパウンドケーキと、一つの皿に盛られたマスカットと葡萄の一口ゼリーがテーブルに運ばれる。
「待たせたな」
同時にイェルクの元へ届いたリクエストの紅茶が、カインの手により後ろをついて歩くティエンを伴って順次運ばれた。
カインの外見に似合わない気遣いを伴って改めて置かれた紅茶は、届けられた全員が感嘆を零すものだった。
まず、香りからして違う。淹れられたミルクティーを一口飲んだいつきが、まるで飲んだ事の無い物を見るような目で手元の紅茶を凝視した。
「美味しい! レーゲンのは何?」
「良い香りだね。うん、こうしてローズジャムを入れると」
紅茶の中で、ジャムが溶け出すと同時にふわりと花びらが広がった。
「凄い!」
「──綺麗ですね」
「ああ、好みがこんなに美味しく飲めるのはいいな」
いつきの感動を聞きながら、それを同じく頼んだ俊のカップを見つめながら、ネカットが感想を述べる。
イェルクの紅茶の美味を知っている海十とフィンは、ミルクティーが届くと改めてその味を堪能した。
「イェルクさん、ラベンダーティー自分で運びます」
「イェルク! オレも、さんぴん茶自分で!」
イェルクから近い距離。お菓子の切り分けを手伝っていた瑠璃と珊瑚が自分で飲み物を運ぶ旨を伝える。
ソファーに座れば、それぞれの個性ある香りがふたりの嗅覚をくすぐった。
そして、イェルクが戻るのを待ってから海十の提案により、
『乾杯!』
辺りに薄い陶器の心地よい音色が響き渡った。
「そういえばみんなクリスマスってどうしてるの?」
季節はもうすぐクリスマス。いつきの純粋な質問に、皆も興味深く耳を傾けた。
「クリスマス!?」
その言葉に反応して珊瑚が思い切り挙手をする。
「オレ、常夏の島でサーフィン三昧! 皆はどう過ごすんだ?」
それに応えて、俊が少し呆れた様子で、にこにこと隣に座る相方を見やる。
「クリスマスか……今年はなんかダンスのゲリラライブやるってネカが言い出してなー」
「ええ。今その為の『ネカザイルVer.2』のメンバーを絶賛募集中なのですが……実は、大変な人手不足で。
メンバーが『私とシュンだけ』なんです」
「一緒にやるとは言っていないだろ!」
沈痛な面持ちで語るネカットを、俊が容赦なく斬り捨てる。
「まあ……ギルティ・シードの問題もあるし、皆に楽しんでもらえるなら俺も協力するのは──」
「他に、クリスマスは……ああ、去年は素晴らしかったですよ。
思い出の、甘いファーストキ──」
「わーっ! わーっ!!」
瞬間、俊の行動は余りにも早かった。
言い掛けたネカットの口に、その場のキッシュを一気に押し込む。
コテージで焼かれた口に広がるきのこのキッシュは、とても香ばしくふわりとした柔らかさ。
「……美味しいです」
非の打ち所がないその美味しさは、思わずネカットがその話を中断する程。
「残念ですが、シュンは照れ屋さんなので、この話はまた今度」
「しなくていい!」
そんな光景を目にし、海十はふと思案した。
今年はまだ具体的な予定を立てていない。
「(去年は自宅で過ごしたんだっけ……)」
皆の過ごし方を少しでも参考にしたく心のメモに収める中、ふと手に光る銀のリングが目に入る。
「……」
しばしそれを見つめて、ふと海十が思い出を重ねるようにフィンを見た。
フィンも……先程まで海十が見ていたその手のリングを見つめていた──しかし、その表情は僅かと言え、はっきりと緩んでいる。
「──」
海十は沈黙をそのまま、フィンの脇腹に強く肘を打ち据えた。
呻くフィンの声が聞こえた気がする。
しかし『恥ずかしいだろ、バカ』……そんな訴えたい心の気持ちは何とか抑えた。
しかし、それに対するフィンのにやけ具合は、今度ははっきりと幸せな笑顔へと移り変わる。
「(小突かれるのもオニーサンは幸せ)」
自分の可愛い人がしてくれるそんな仕草も、フィンには嬉しさで一杯になるばかり。
「今年も美味しいものを食べようね」
フィンの一言に、ふと海十は理解した。
まずは二人で過ごせなければ意味がない……だから、これから話し合って決めれば良いのだ、と。
「クリスマスは、家族と一緒だ」
「ええ、クリスマスは家族と一緒です」
そして語るカインとイェルクが口を揃えた。
同じ言葉で、もう誰が家族か等は言うまでもない。
ティエンが、その言葉の光景に交わるように、座っていたカインの膝の上に乗って丸くなる。
「クリスマス前は仕事が増えるが、当日はゆっくりだしな。
あと今年はツリーの飾り凝りてぇな」
アクセサリー職人として、簡易なオーナメントに違和感を禁じ得なかった昨年。
「シュトレンは購入ですが、今年はエーブレスキーバに挑戦したいです」
そして、クリスマスに関連した手作り焼き菓子への挑戦。
それはまるで、話を聞くだけで、その温かさが伝わってくるよう。
「──自分は最後で構いません。
いつきさんのクリスマスはどうでしたか?」
瑠璃の言葉にずっと聴き手に回っていたいつきが顔を上げる。
「クリスマスは……」
いつきが思い出したのは、ここでは到底語れない、クリスマスに起きた凄惨な顕現の記憶。
ふと。そんないつきへ、ふわりと一つの思い出が舞い降りた。
「……」
心が重い。それすらも語るには勇気がいる。
それでも──
「……昔ね、レーゲンがサンタの恰好をして、俺の家にこっそり来てくれたんだけど、それを飼っていた犬──『マシロ』っていうんだけどね。マシロにレーゲンが不審者と間違われて……」
しかし、重たかったのは最初だけ。
語り始めれば、その思い出の温かさに、いつしか微笑が零れていた。
「マシロは……いつも俺を守ってくれる存在だったんだ」
──今ならば、全て思い出せる。大切な時間を、忘れてなんかいない。
「あの時はマシロに追いかけまわされたあげく雪だまりに突っ込んで……サンタになるつもりが雪だるまになってしまったよ」
レーゲンも、その出来事に言葉を添えるように加わった。
……レーゲンは知っている。いつきにとって、この話が全てではない。
こうして、いつきがそれに少しでも触れられるようになるまで。その一端を、今まさに『思い出』として語るようになるまで……それにどれ程の苦悩を抱えてきたのかを、何よりも身近に知って来たのだから。
そして──他の人へ話題が移ったのを確認して。いつきは、そっと小声でレーゲンへと伝えた。
「ねぇ俺マシロの事笑って話せたよ、みんなに思い出話できたよ。
……嬉しいな……」
大切なものを、大切に人へと語れるその幸せ──今にも泣きそうな程に瞳を濡らしたいつきを、レーゲンは恥ずかしがらせないようにそっと抱き寄せた。
「良かったね、うん……良かった」
いつもより、より一層……レーゲンには比較のしようもない程、今、いつきの事が大事に思える。
それでも、余計な言葉は浮かばない。
──そっと、支える。
それで、十分だと思えた。
そして──最後に、
「自分は……今のところ、珊瑚と一緒にスノボーを滑りたいですね」
『え?』
瑠璃の望んだクリスマスが珊瑚の希望と対極である事を知ったその場全員。
急ぎ、解決の為に頭を悩ませる事になったのも歓談の醍醐味であろう──
●ぶたのしっぽ
食器の片づけは皆で。
食器を運ぶ瑠璃と並ぶ、嬉しそうな珊瑚の持つ手には、すっかり空になった一口ゼリーの器があった。
「人気でよかったな」
「かめーもらえていかったー!」
傍らでは、俊が手を伸ばすまでもなく、見る間に食器が片付いていく。
「シュン、今までの食べ物で、どれが一番美味しかったです?」
「……やっぱり、これかな」
そっと指差されたのはネカットの手にあるパウンドケーキの皿。
甘く幸せなやり取り。ネカットは少し、それでも心からの笑みを浮かべた。
それからしばらく。綺麗に片づけられたテーブルから、まるで手を重ね打ったかのような軽やかな音が響き渡った。
──テーブルの上に円を描くように並べられたトランプの山札。それを参加者が順番に円の中央に置き開いて、前の札と同じ絵柄か数字だった瞬間に、一斉にそのカードに触れる。
そして一番反応の遅かった人がその札を引き取り、最後まで来た際に一番手持ちのカードが多かった人の負け。
今回は人数が多い為、勝敗はウィンクルム単位。メンツはその都度ランダムで決める対抗戦だ。
そして今、このゲームは初めてだという海十が数ラウンドをこなして調子を掴み、次々とカードをタッチしていく。
「……上手くいけば爽快だな……!
──次も頂きますよ」
全開の自信に満ちた笑み。それを見た同じく抱え札ゼロのネカットの目が好戦的な警戒に光る。
「……ああ、でもありゃ──」
長くはもたない──そう言い掛けたカインの言葉は的中した。
海十とハイタッチして交代したフィンは考える……
フィンも安定で札を押さえていたが、一度だけミスをしたのが、このゲームではかなり厳しい。そして海十はノーミス。
そんなフィンの心に悪魔が囁いた──
『勝負は捨てた訳でもないし、真剣な海十も可愛いが、
ここはオニーサンとしての威厳も見せたい』
次のターン。フィンは海十にこそりと囁いた。
「真剣な海十も綺麗だよ」
「──!」
フィンはほんの少し、自分と同じだけ1回ミスしてくれたら嬉しい位の気持ち、に思っていた……のだが。
しかし──フィンの想像以上に顔を赤くし、動揺を隠しきれない海十が無事で済むはずもなく。
……海十ペアは一気に上位から転がり落ちた。
「……卑怯だ……フィンの、馬鹿」
「ご、ごめん……! 海十!
少しだけ、少しだけ良いところって見せたくなって……!」
俯く海十にフィンが必死に訴え掛けている。
「ほら、な」
カインの言葉を耳にネカットと共に一位を保守している俊が、その愛の重さに言葉浮かばず目を伏せた。
そしていつきは、味方であるレーゲンの手の動きにまで反応する程で、集中し過ぎて反応が遅れ、少しずつ札が増えていく。
その仕草が猫のようだとレーゲンがこっそり苦笑した。そんな彼はさり気無くノーミスである。
そして先程、レーゲンとイェルク、そしてネカットと当たった珊瑚は、ほぼ全員が仕掛けて来るフェイントに、元気な勢いが勝ってお手付きが多発。あっという間に、大量の札を抱える最下位となってしまった。
そして、上位最終勝負。
カードを展開したイェルクの視線が、フェイント狙いでまるでタッチカードと誤認させる様に滑る。
しかし、それを待っていたかのように、イェルクの瞳に映ったネカットの指が軽くテーブルを叩いた。
「──!?」
それは余りに一瞬の不意打ち。集中しすぎて不意を突かれたイェルクの前で。
即座に己のカードがタッチカードだと判断したネカットが手を乗せた。
「──これで私達の勝ちですね」
「……参りました」
自信満々のネカットに、残念そうなイェルクの表情。
そして、お開き。
時間は、午前の3時過ぎにもなっていた──
●お迎え
眩しいまでの朝──カインの部屋をノックする音が聞こえてくる。
「カイン、イェルク。もう朝ごはん出来ちゃうよー!」
響いたのは、いつきの元気な声。
カインが自分でも驚いた様子で時計を目にする。
「珍しく寝過ごしたな」
「大変です、急ぎましょう」
イェルクが頷き、起き上がった瞬間。近づいたカインの意図を悟るように、そっと軽い口づけを受け入れる。
「……先に戻ってるからね! 冷めちゃうよー」
感づかれる事のなかった弾むような声がその場を去っていく。
「……こういうのも何か秘匿感あっていいな」
「見つからないようにってドキドキします……」
それは仲間にも、気づかれたらとても恥ずかしい二人の大切な朝の習慣。
川の字でぐっすり眠っていたティエンも伸びをして目を覚ます、そんな素敵な朝の事──
「瑠璃、紅葉ぬ栞どうする?」
「もらっていこう」
お土産の紅葉の栞。迎えに来たコテージの管理人が喜んで中から選んでほしいと告げる。
珊瑚は中でも一番人気なものを聞き、それを2つ。片方を当然のように瑠璃に渡して、瑠璃もそれを当然のように受け取った。
「シュン、押し花の栞、赤ちゃんの手みたいです」
「楽しかったな、土産までもらっ──」
「私とシュンに赤ちゃんができたら可愛いでしょうね」
突然の爆弾発言。俊は容赦なく噴いた。
「……は? 赤ちゃん? 子ど……!?」
「ウィンクルムは男同士でも生まれると聞きました」
「お前それどこ情報だよ!?」
顔を真っ赤に激昂して俊が叫ぶ。
「言っとくが俺は産まないからな!」
全面否定かと思われたその言葉に、ネカットは笑顔を向けた。
「……自分が産む側だという自覚はあるんですね」
それは、もう満面の微笑で。
「……!」
俊は──見事に轟沈した。
荷物を纏め、帰りの送迎バスに乗りながら。
それでも、一夜では足りなかったと言わんばかりに、全員の話題は止まらない。
こうして……
バス内でも続く楽しい談笑の中で、ウィンクルム達は一晩のコテージを後にした──
依頼結果:大成功
MVP:
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | 三月 奏 |
エピソードの種類 | ハピネスエピソード |
男性用or女性用 | 男性のみ |
エピソードジャンル | イベント |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ビギナー |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | とても簡単 |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 5 / 2 ~ 5 |
報酬 | なし |
リリース日 | 11月16日 |
出発日 | 11月22日 00:00 |
予定納品日 | 12月02日 |
参加者
- 信城いつき(レーゲン)
- 蒼崎 海十(フィン・ブラーシュ)
- 瑪瑙 瑠璃(瑪瑙 珊瑚)
- 俊・ブルックス(ネカット・グラキエス)
- カイン・モーントズィッヒェル(イェルク・グリューン)
会議室
-
2016/11/21-23:57
-
2016/11/21-23:51
発言が遅れてすみませんでした……。
皆さん、好き嫌いとゲームの意見ありがとうございます。
当日、自分は山菜系を、珊瑚は海鮮系と、一口サイズで葡萄とマスカットのデザートを作ります。
ゲームに関してですが、トランプで「豚のしっぽ」をする事にしました。
勝敗はGM様にお任せにしています。
去年のクリスマスはすみませんが、ダークニスと戦ってもいなければ、家で過ごしてもいません。
なので今年の予定を話したいと思います。
全部詰め込めると思っていただけに、1人300文字はあっという間でしたが、
お互い良い思い出になる事を願います。 -
2016/11/21-23:43
-
2016/11/21-23:32
-
2016/11/21-00:37
>料理
俺とフィンは好き嫌いはありません!
ふふ、美味しいものが沢山頂けそうでワクワクしますね…!
フィンも事前に準備したものを、コテージの台所で仕上げて出すそうです。
土鍋を使いたいなと言ってて、張り切ってます。
>話題
クリスマスのこと、俺達もプランに組み込みますね。
皆さんのお話が楽しみです。
>豚の尻尾
はじめて聞くゲームです…凄く面白そうですね!
是非やりたいなと思いました。
勝敗は、カインさんの仰られるとおり、アドリブでもいいかなと俺も思います。 -
2016/11/20-23:16
>話題
了解!
じゃあ俺らもクリスマスどう過ごすか書いとく。
料理も手間掛けて悪いがよろしく。
>豚の尻尾
人数ちょっと多いが、逆に面白そうだし、俺はいいぜ。OK。
勝敗はアドリブでもいんじゃないかと。
楽しむ趣旨なんだし、勝っても負けても重要なのはそこじゃないだろ。 -
2016/11/20-21:42
俺も特に好き嫌いないよ、何でもおいしくいただきます!
レーゲンがレバーの食感苦手だけど、食べることはできるよ
>話題
振っても大丈夫そうだね。じゃあ「みんなクリスマスってどうしてる?」って感じで話するね
>料理
コテージだから台所は普通に使えると思うので、事前に準備して当日あったかいので出すね
>ゲームの一案
トランプのゲームで「豚のしっぽ」って知ってる?(地域によって名前が違うかもしれないけど)
一人づつ引いたトランプを中央に置いていって、同じマークか数字がでたら一斉にトランプににタッチするやつ。ウィンクルムの合計枚数で勝敗決めたらウインクルム対抗になるし、みんなでワイワイ楽しめるんじゃないかな
(勝敗はGMさんにアドリブしてもらうか、会議室のサイコロで決めるっていうのもアリかと) -
2016/11/20-16:20
ネカット:
わ、色んなお料理楽しみです。
私は好き嫌いないのでなんでもこいですよ~。
シュンは梅干しとピーナッツが苦手で食べられませんけどね。
>ゲーム
やっぱりパーティーにはゲーム!ですよね!
両手足を指定された色に置いていく定番のアレがいいなって一瞬思いましたが
名前を出さずに書くのは大変そうなので諦めました。
トランプなら、みんなで楽しめるし色んなゲームができそうでいいですね。
そういえばもうそんな季節ですか…早いですねえ。
去年はとてもいいクリスマスが過ごせたので、話を振られたら喋りまくっちゃうかもしれません。 -
2016/11/20-10:53
>紅茶
伝えといたー。
何とか(文字数を)頑張るってよ。
紅茶はディンブラだってさ。
んで、ジャムはローズジャム持って行くってよ。
ハーブティもいけるって(スマホのメール見つつ)
嫁が張り切ってるなぁ(しみじみ)
>料理
お、美味そうだな。
俺は温かいのが冷めた状態の料理が得意じゃないから、食べる時に温かくしてくれれば大丈夫。
嫁は…リエーブル、野兎が食べられない位ダメらしいけど、ぶっちゃけ使わないと思うから気にしないでいいと思うぜ。
何か基本ジビエ系統は苦手らしい。他は食べられるらしいけど。
>ゲーム
お、いいね。
UNOは大人の事情で名前はっきり出して大丈夫なのかちょっと判らないかもなんで、カードゲームならトランプかねぇ。
でも、折角なら、ウィンクルム対抗か、もしくは神人VS精霊みたいな感じでやる奴の方が面白そうかなって。
そうなると、(文字数の負担無くて)やれそうなのは…出たの以外だと叩いてかぶってじゃんけんぽん、とか?(その辺の紙で作ったハリセンと別荘にあるであろうトレイでも十分やれそうだが)
>話題
アドベントが27日から始まるし、クリスマス関係でもいいと思うぜ。
最近は色々あるし、どういうの食うかシェアしても面白いだろ。 -
2016/11/19-23:09
瑪瑙瑠璃と相方の珊瑚です。
>紅茶
良いですね、自分も興味がありまして。
文字数に支障がなければ、自分達はハーブティーが飲みたいと思います。
珊瑚はジャスミン、自分はラベンダーを。勿論、ミルクティーでも構いません。
>ケーキ、ご飯
自分達も調理スキルがあるので……。
そうですね。山菜や果物を使って前菜やスープを作りたいと思っています。
苦手な食べ物がありましたら、仰ってください。
>ゲーム
トランプやウノでよければ、自分が申請しますが……。
椅子があれば、椅子取りゲーム、割りばしがあれば、王様ゲームが出来るかと思います。 -
2016/11/19-22:18
料理かー困ったなーどうしようかなー
レーゲン(その割にはにこにこ顔で料理本開いてるね……)
よしっ、決めた!
甘い物の口直しになるよう、きのこのキッシュにするよ。
そしたらまた甘い物食べられるもんね。
紅茶は…種類はよく分からないけど、俺ミルクティーがいいな
あとは他になにしようか。話題のテーマとかあった方がいいかな?
開催が12月になりそうなんでクリスマス(今年の予定または過去の思い出話)…はちょっと早いかな
他の話題やゲームでも喜んで参加するので、とりあえず案の一つとしてあげとくね -
2016/11/19-22:16
フィン:
こんばんは。フィンです。
パートナーは海十。
皆、よろしく!
紅茶いいね♪
個人的に濃いミルクティーが飲みたいなって。
パウンドケーキも素敵だ…!今から楽しみだよ♪
俺も料理は少々できるから、何か作っていこうかな。
秋の行楽弁当ってカンジで…
『吹き寄せごはん』を作ろうかなと思うよ。
木の葉が風で「吹き寄せ」られた様な彩り、そんなご飯を『吹き寄せごはん』って言うんだって。
素敵だよね♪
折角皆と一緒だから、何かゲームでもして遊んでみてもいいかなぁ…と思ったんだけど、
もう少し何か考えてみるね! -
2016/11/19-19:48
ネカット:
こんばんはー、ネカットです。そして神人のシュンです!
季節なので、解禁になったばかりの今年の新ワインでも…と思ったのですが
未成年の方もいらっしゃるので今回はなしにしましょうか。
紅茶ですか!シュンは紅茶好きなので楽しみにしてるそうですよ。
ジャムを入れて飲むのが好きなので、それに合うような癖のないものがいいですね。
あ、それからお菓子でしたら私、少々心得があります。
そうですね…持ち込みということであれば、多少日持ちがよく型崩れしにくい
パウンドケーキに挑戦してみます!
ドライフルーツを入れて、秋らしいのにしましょう。
食べ物以外のことはまだ考え中です。
私個人としては、ネカザイルの強化合しゅ…もごもご(神人に口を塞がれた) -
2016/11/19-13:26
よーっす。
平均年齢上げてるカインとイェルクだ、よろしく。
今日はパーティーってことで。
未成年いるし、持ち込んでまで酒は呑まないつもり。
俺は滅多に酔わないけど、イェルが酔うと、ちょっとな…(目を逸らす)
ま、楽しくやりたいもんだぜ。
ケーキがあるみたいだし、嫁が紅茶自分で用意するって言ってる。
(プラン文字数の関係で)沢山の種類の茶葉の準備は無理だろうが、何か希望があったらどうぞってさ。
そういや、秋らしい飲食物ってあるけど、どの位か判らないし、料理・スイーツ上手全員に料理とスイーツリクエスト。
秋らしいのを作って欲しいなぁ(ちらちら)
ひとまず挨拶だけど何かやりたいことあるって奴は言ってくれると普通に絡む。