プロローグ
怪しげなフードをかぶった人影が、路地裏に入り込むとぴたりと足を止める。
「これで、私はオーガ様にまた一歩近づく……!」
錠剤を口に含み、嚥下する。
フードをかぶったその人影は、徐々に、確実に、人間から異形の者へと姿を変える。
マントゥール教団員をオーガへと変える、オーガナイズ・シードの恐ろしいほど屈曲した効果――。
*
マントゥール教団員を町中で見かけ、慌ててあとを追ったウィンクルムたちは、途中でその姿を見失っていた。
「どこだ!?」
「そう遠くへ入っていないはずだけど……」
見失ったとはいえ、すぐに遠くまで逃げおおせるわけではない。
近くに必ずいるはずなのだ。
けれど、あたりにはそれらしい人影はいない。
「――どなたかをお探しですか?」
路地裏から、影が近づいてきた。
「ああ、少し……」
言いかけて、目を向けた刹那。
ひやりとした手が精霊を眼前をかすめていった。
「――っ!?」
「それは、私のことでしょうか、ウィンクルム方……!」
見知ったフードを被り、巧みに隠してはいたが、それは人間の気配ではなかった。
オーガ――しかも、かなり高スケールのオーガのそれにのように思えた。
「追いかけてたのは教団員だったんじゃないのか……!?」
「オーガナイズ・シード、ってやつか……?」
A.R.O.A.からの情報では、マントゥール教団員がオーガナイズ・シードと呼ばれるものを所持していると聞いている。
オーガに自ら命を差し出したのかもしれない。
あるいは、そのオーガナイズ・シードを使ったのかもしれない。
いずれにしても。
「俺達のやるべきことはたったひとつだ」
過程がどうであれ、今目の前にいるオーガを討伐すること。
それだけだ。
解説
シビリアン×1の討伐
マントゥール教団員がオーガナイズ・シードを使って、オーガ化し、シビリアンへと変貌を遂げています。
可能な限りで討伐を目指していただきますが、途中で撤退する可能性が大いにあります。
戦況としまして、
開けた障害物のない平地。視界も良好です。
プロローグに登場したウィンクルムたちが事前に交戦をしていますが、
皆様が到着次第彼らは疲弊につき撤退をいたしますので援護はできません。
シビリアンには絶望色のオーラがありますので、まずは弱点の破壊をお願いします。
黄金の鱗を所持しており、弱点位置は左鎖骨となります。
こちらは、事前に交戦していたウィンクルムたちが特定をしている体で、いきなり狙いに行っていただいて大丈夫です。
(情報共有をリザルトノベル開始直後に行います)
弱点の特定がされているとは言え、黄金の鱗を破壊するまで、攻撃は通りづらいかと思われます。
ゲームマスターより
弱点も解明されておりますので、比較的難易度は低めになると思われますが、
Bスケールオーガですので油断ならない相手ではあります。
討伐していただけるよう、全力で応援をさせていただきます。
(でも自分はノリノリのシビリアンでウィンクルム倒すー! ってなっちゃうのですけれど)
よろしくお願いいたします!
リザルトノベル
◆アクション・プラン
アキ・セイジ(ヴェルトール・ランス)
ハイトラ OPの者に情報聞き感謝 まだ動けるなら街の人が来ないよう誘導を頼む 無理なら俺がAROAに連絡し被害防ぐよう手配だ 仲間と共に敵を囲む 敵鱗を確認 「人間の尊厳を捨ててまで何が得たかったんだ?」 答えは期待せず問う 注意引き集中力を乱すためだ 鞭で攻撃⇒離れるを仲間と連動し 鞭捕縛で敵の移動阻害も(徹底的に足を狙う 仲間への攻撃は敵の腕を鞭で絡めて阻止! 敵が袋小路や建物壁に接近するように、逃げ道を閉ざすよう動く 気付かせないよう言動と攻撃怠らない 窮鼠猫を噛まれないよう特殊攻撃や自爆にも注意 動作と視線等で察し、行為前に鞭で顔面を薙ぎ打つ! 捕らえられるなら捕らえたい だが、無理なら殺すしかないと覚悟はしていたよ… |
セイリュー・グラシア(ラキア・ジェイドバイン)
現場に着いたらトランス。 速やかに鱗を破壊し、シビリアンを皆で倒すぜ。 俺は呪符で攻撃。 鱗がまだある場合は鱗へ攻撃、六道封印を発動し敵オーラを消失させる。 珊瑚さんやシャーマインさんをブラインドに→敵死角から狙うぜ。 六道封印でオーラ消失→次は黄金の鱗を狙う。 鱗破壊されてれば敵へ攻撃する。 敵攻撃は回避、掴まれないようにするぜ。 ラキアのMPが減ったらディスペンサ。 このオーガが充分強いなら、人間社会への大きな脅威だ。 シードで高位オーガを多数作れるなら 人間を駆逐する戦力を敵が簡単に作りだせるじゃん? 今回で「シードオーガ」の強さを見極めよう。 結果によっては対オーガ戦略を根本から考え直さなきゃ。 絶対討伐するぜ! |
瑪瑙 瑠璃(瑪瑙 珊瑚)
先に戦っていたウィンクルムに、シベリアンの特徴や情報を聞いておく。 珊瑚とトランスだ。 ハイトランス・ジェミニもかける。 自分は俊さんと、シベリアンの背後に回る。 奴の視界を奪う為、弱点の鱗がない方から、奴の目元をクリアレインで射つ。 (※ユズリノさんが敵に光を当てている時は、 その光を利用し、クリアレインの矢を意図的に反射させて射つ) シャーマインさんがアプローチⅡで敵を惹き付けている間、 足音を立てないように接近し、視界を奪う為に目元を射つ。 鱗を破壊後は、もしかしたら、シベリアンが退却するかもしれない。 逃げる素振りを少しでも見せたら、追跡して捕獲。 奴の所持している物は全て回収し、A.R.O.Aに報告する。 |
俊・ブルックス(ネカット・グラキエス)
弱点について聞いたらトランス、HTG オ・トーリ・デコイを先行させ注意をそらしながら前へ出る 鱗のある左鎖骨の側から回り込み 牽制攻撃や横から鱗を狙うふり等、破壊担当の珊瑚の支援 自分でも鱗が狙えるチャンスがあれば破壊を狙う 破壊後も引き続き攻撃 ダメージも与えたいが、ネカの魔法を回避させないよう気をそらすのがメイン シャーマインのアプローチの邪魔しないように気を付ける 自分が狙われたら盾を構えて下がり そのまま追って来なければ再び接近し、上記と同様の繰り返し 狙われ続けたら他の味方の方へ逃げる こいつ、元は人間だったんだよな だからといって手は抜かないが複雑な心境だ …ネカお前ブレねえな(戦闘狂とか愛情表現とか |
ユズリノ(シャーマイン)
弱点情報共有の直後トランス 交戦していたウィンクルムたちに敵の能力を聞いて皆と情報共有しておきたい シビリアンは以前にも確認されたオーガだと認識※精霊と共有 同じ氷の手の凍傷能力持ちなら腕の動きに注視し絶対触れられない様に気を付けたい 行動基本 敵の行動妨害 精霊の後ろに付いて行動する 彼より前には出ない様に気を付ける 敵と距離がある場合 絶望の視線という視線が攻撃になる能力警戒し 攻撃の命中を下げる為にもマグナライトで敵の目くらましをしたい 距離が近い場合 呪符の射程範囲なら足の拘束を狙う 彼が怪我を負えばサクリファイスを 戦後 人がオーガになる事を望むなんて… この世界はどこへ向かっているんだろう |
交戦現場にたどり着いたウィンクルムたちを見て、先だってより交戦を続けていたウィンクルムは心なしか安堵の色を見せた。
「助かった。俺たちじゃこれ以上は持たないかもしれないから、あとは任せていいか?」
疲弊著しいことは、明白だった。
その言葉に頷いて見せる。
「あの絶望色のオーラ、左側の鎖骨を集中的に狙ってみてくれ。弱点がありそうだ」
「とはいえ、そもそも攻撃が届くか……」
シビリアンの身を包むオーラの壁は厚い。
「それと、あいつの手には気を付けろ。あの手に触られたら……」
自らの腕を見遣って、彼らは頭を振る。
冷たい手だとは聞いていたが、その力は計り知れない。
「それ、貸してくれ。気を逸らしてる間に布陣を頼む」
*
俊・ブルックスからアヒル特務隊「オ・トーリ・デコイ」を受け取った彼らが注意を逸らすためにそれを放つ。
トランスのあと、瑪瑙 瑠璃と瑪瑙 珊瑚、俊とネカット・グラキエス、アキ・セイジとヴェルトール・ランスがハイトランス・ジェミニへと移行する。
その後は左右に展開し、瑠璃と俊、ランスが後方へと回り込んだ。
「それだけの情報があれば十分だ。ありがとう」
弱点の位置を探すことから始めるとなれば、それはどんなウィンクルムにとっても負担でしかない。
その位置の解明までを済ませているなら、戦況は飛躍的に楽になる。
「それと頼みが。この辺りは危険だ。街の人たちをうまく誘導してここから離してもらえるか?」
「ああ、分かった」
セイジの誘導の呼び掛けに頷き、ウィンクルムたちの布陣完了を確認すると、彼らは戦線を離脱して行った。
「まずは様子見からだ」
「能力がどうであれ、攻撃が当たることは避けたいからね」
シャーマインがプロテクションで身を守ると、ラキア・ジェイドバインがシャインスパークをシビリアンへと放つ。
さらにラキアは珊瑚へシャイニングスピアをかける。
斬り込んでいく可能性が最も高い珊瑚を、優先して守るべきだろう。
「もとは人間らしい、って聞いたが……」
シャーマインがアプローチIIをかけ、さらにより注意を引くためにシビリアンへと声をかけた。
「そんな情報まで耳に? 素晴らしいですね」
「……オーガナイズ・シードってのを使ったのか?」
「ふふっ。オーガ様へ近づくための手段……ですからね!」
シビリアンはシャーマインに身体を向けると、大きく一歩を踏み込んで距離を詰めた。
「――人間をやめた気分はどうだ?」
「最高ですよ!」
冷たい手が目の前を掠めていく。
けれど、シャーマインはその攻撃を後方へ飛んで回避すると、わずかに眉根を寄せた。
人間をやめることが最高――。
そんなことを、このシビリアンは平然と言ってしまう。
「オマエらが最高でも、人間社会にとっては――!」
セイリューが【呪符】五行連環を放つとシビリアンを捕らえ、六道封印 -畜生道-の効果を発動させる。
「ッ! ……ああ、なんということを……!」
見る間に絶望色のオーラが掻き消えていく様に、シビリアンは悲痛な声を上げる。
人間社会にとっては、脅威だ。
オーガナイズ・シードで高位スケールのオーガを量産できるのだとしたら――。
考えただけで恐ろしい。
「人間の尊厳を捨ててまで、なにが得たかったんだ?」
セイジはウィップ「ローズ・オブ・マッハ」をふるうと、シビリアンの身体を拘束する。
「私はただ、オーガ様に近づき、オーガ様のような力を得たかっただけ。あなたたちを、殺すための力が欲しかっただけ!」
高尚な理由であろうと、そうでなかろうと、セイジは元より問いへの答えなど期待はしていない。
少しでも注意を向けるための、それだけの言葉なのだから。
「その力を得ても、自分たちは殺されたりしない」
瑠璃が声を発すると、シビリアンがそちらに目を向ける。
振り向きざまを狙って、瑠璃が鉱弓「クリアレイン」を目元を目掛けて撃ち込んだ。
「――ッ!」
「こっちだぜ!」
珊瑚がオスティナートで撹乱をしながらシビリアンを斬りつける。
防御されて届かなかったが、弱点を狙われたと気づくと、シビリアンは後方へと飛んで下がる。
「攻めるのは珊瑚だけじゃないんだぜ」
回避行動を取ったことによって隙が生じると、俊はすかさずにその好機を狙った。
「もらった!」
左側の鎖骨にある弱点を、俊は正確にとらえて破壊する。
「ぐっ、う、あああっ!」
膝をついてうずくまり、苦悶の表情を見せるシビリアンは、俊を恨めしげに睨みつけた。
その様子に、ネカットの眉がぴくりと動く。けれど、それだけ。
今のシビリアンに俊へと反撃を繰り出す力がないことを確かめると、ネカットは詠唱へと入った。
「畳みかけるぜ!」
弱点さえ破壊できれば、時間を気にすることなく安定したダメージが見込める。
ランスも詠唱に入ると、このあとはエンドウィザードの高い火力による魔法攻撃が繰り出される。
それまで、彼らから注意を逸らし続けなければならない。
「まずは動きを止める」
ユズリノが神符「詠鬼零称」をシビリアンの足元へ目掛けて放ち、拘束する。
その動きを確かめたあと、珊瑚が素早く飛び出した。
「珊瑚さん、シビリアンの手には十分気を付けて!」
「分かった!」
シビリアンの手はひどく冷たい。
それが、攻撃の術となり得るほどに冷えた、凶器の手。
ユズリノが警戒を呼び掛けながら距離を取ると、シャーマインがアプローチIIをかけて珊瑚に合わせるように前へと飛び出した。
「すり減らしてやらあ!」
珊瑚がレクイエムで斬りつける。
その攻撃を辛うじて防いだシビリアンは、そのまま反撃体勢へと入った。
「あんたの相手はこっちだ」
シャーマインが珊瑚より前に出ると、シビリアンの攻撃を上手く誘導する。
冷たい手を繰り出すシビリアンの攻撃を回避したシャーマインの背後から、珊瑚がさらにレクイエムを繰り出す。
「まだだ!」
「挟撃させてもらうよ」
ラキアも行動を合わせてシビリアンへと攻撃を仕掛けた。
「くっ!」
珊瑚の攻撃を受け止め、その隙をついたラキアの攻撃がわずかな傷をシビリアンに作る。
距離を取ったシビリアンは、現状では四面楚歌。逃げ場など、どこにもなかった。
*
「よっしゃ、攻めていくぜ!」
珊瑚が攻勢を崩さず機を窺う。
「いくぜ!」
セイリューが呪符を放つのを合図に、ラキアがシビリアンに攻撃を仕掛けた。
呪符に阻まれ、避けるように引いたシビリアンを、セイジが鞭を打ってダメージを与え、足を捕らえた。
「ランス、いまだ!」
体勢を崩したシビリアンに、お日様と散歩を放つ。
拘束から逃れきれず、シビリアンに魔法攻撃が命中すると、シビリアンは弾かれるように後方へと吹き飛んだ。
「ぐ、ああっ!」
鮮血を滴らせながら、それでもなおシビリアンはよろめきながらも立ち上がろうとする。
「とどめだ!」
瑠璃がクリアレインを構えて放つ。
光りに視界を奪われると、シビリアンの足はふらつき、地に足をついて支えることすらままならい。
「おのれ……! おのれ……!!」
憎々しげにウィンクルムを見つめるシビリアンに、ラキアが距離を詰めて攻撃を重ねる。
「攻撃は、苦手なんだけどね」
いつもは守りに徹するラキアが攻勢に転じるのは、それだけウィンクルムたちに余裕があり、そして攻めることに意味があると感じたからこそ。
「ならば下がっていなさい!」
シビリアンの冷たい指がラキアを捕らえようと攻撃に転じる。
しかし。
「俺も半端な覚悟でここにいるわけじゃない」
その指先をかわすと、ラキアは俊が攻撃を仕掛けるタイミングを逃さず距離を取った。
「こっちだぜ!」
「――っ! 小賢しい……!」
俊の一振りがシビリアンを捕らえる。
「シュンを睨みつけたこと、後悔させてあげます」
「いや、そこは今いいだろ!?」
「だめです」
きっぱりと言い放ったネカットの動きを察して俊はシビリアンの体勢を崩して大きく後方へ跳躍する。
そこへ乙女の恋心IIが撃ち込まれると、仰け反って断末魔のような悲鳴を上げた。
「ウィンクルム、など……! 滅べばいい!」
「なにがそこまで憎しみに掻き立てるんだかな……」
俊は表情を曇らせる。
シビリアンが時折見せる気配は、人間が持つ憎しみそのもの。
オーガと呼ぶには未完成で、人間と呼ぶには擦り切れた、表現に難い感情だ。
「やしが、オーガに変わりない!」
「たしかに」
珊瑚が素早く距離を詰める動きに合わせて、シャーマインがアプローチIIでシビリアンの注意を引いた。
「くっ……!」
「殺してあげます!」
珊瑚がオスティナートからレクイエムへの多段攻撃を仕掛ける。
その攻撃を防いだシビリアンは珊瑚に一度目を向けるも、視界の端で存在感を放つシャーマインへと攻撃を繰り出した。
「――ッ!」
「もらった!」
シビリアンの冷たい指がシャーマインを捕らえた。
凍えるほどの冷たさに、反射的に後方へ下がったがそのダメージは隠しきれない。
「……く、っ……油断、したか……」
「シャミィ、大丈夫!?」
「問題、ない……」
言葉とは裏腹に、シャーマインはすぐに戦線へ戻ることは難しいほどの痛撃を受けていた。
たった一撃。
掠っただけでこのダメージだ。
「シャミィ、傷を……」
「ああ、頼む」
心苦しくはあるが、このままではシャーマインも立っていられない。
なにより、ユズリノが心配そうな目を向けるから、その申し出を受け入れた。
ユズリノがサクリファイスでシャーマインの傷を分かち合う。
「……っ、……」
シャーマインの傷は癒せても、その分ユズリノが傷つくから、叶うなら使いたくはなかったけれど。
「シャミィ、無理、しないでね……」
「リノも」
そう言ってシャーマインは再び最前衛へと戻った。
「……撤退、を……」
シビリアンが小さく呟いた。
「逃がさねぇ!」
珊瑚が退路を断つようにシビリアンの前に立ちはだかると、その後方をラキアが塞ぐ。
二人が同時に攻撃を仕掛け、撤退を阻んだ。
「く……、こんな、はずでは……」
セイリューがシビリアンへ呪符を放ち、ラキアが注意を引いたところを、セイジの鞭がシビリアンを捕縛した。
「終わりだぜ」
セイリューの一言に、シビリアンはその場にぐったりと蹲った。
*
「なぜだ……、こんなはずでは……」
シビリアンは繰り言のようにそんなことを呟いた。
「後悔してももう遅いぜ」
ランスが捕縛されたシビリアンに目を向ける。
「冷静さを失ったら勝てやしない」
がむしゃらに、無作為に攻撃を仕掛けたところで勝てるはずがないのだ。
「私はただの人間だった……。小さく、弱く……お前たちのような力を持たない、ただの人間だった――!」
「だから、オーガに?」
瑠璃が静かに問う。
「そうだ、絶大なオーガ様の力を得れば、私とてお前たちと戦える! 戦えた!」
「……オーガになっても強くなんかなれない。孤独になるだけだ」
ランスの言葉は正しい。
力を求めたところで、その求め方を間違えればただ、孤独になっていく。
「一度だけ言う。降伏しろ」
殺さずに済むのであれば、誰も手にかけたくはない。
今はオーガとなり果てていても、元は人間なのだから、その先の末路はせめて少しでも優しいものであってほしい。
「高尚な説教など不要です。私は人間に戻れない、戻るつもりもない。――殺しなさい!」
「ああ……」
セイジが一歩踏み出すと、ランスがその肩を掴んだ。
静かに振り落ちる魔力の刃がシビリアンに、最期の瞬間を与えた。
「覚悟はしていたよ……」
セイジがその末路を見つめたあと、苦しげに顔を背けた。
「捕らえられるなら捕らえたかった。でも無理なら……」
殺すしかないのなら。
覚悟を決めてきたとしても、それは決して後味のいいものではない。
「うん」
ランスはセイジの頭をぽんと撫でて、言葉少なに慰めた。
「こいつ、元は人間だったんだよな」
「通常のオーガだって元は精霊というものも少なくはありません。同じことですよ」
俊とネカットも、シビリアンの末路に言葉を漏らした。
「ああ、うん、まあ、だからといって手を抜いたりはしねえんだが、複雑な心境だ」
オーガとして目の前に現れるものと、つい先ほどまで人間だったものがオーガへと変わるのとでは、やはり心情は多少なりとも複雑だ。
「元がなんであれウィンクルムが……シュンが狙われるなら倒さなければいけません。それも、同じことです」
「……ネカ、お前ブレねえな」
「それも、同じことです」
「お、おう……」
ネカットの戦いへの姿勢も、愛情の表現も、変わらないのはある意味で救いなのかもしれない、と思う。
「討伐は成功したけど……」
「こんなのが作り出せるなら、オーガナイズ・シードってのはやっぱり脅威なのかもな」
ラキアとセイリューはその脅威を再認識する。
「戦闘能力はそこまでの脅威じゃなかったけど、油断ならない相手だってことに変わりはないね」
「人間を駆逐する戦力を、簡単に作り出せる可能性があるってことか」
「しかも人間を元に、ね……」
精霊だけではなく人間すらをもオーガへと変えていく道具を、マントゥール教団のような軍団が爆発的に持ち得たとしたら。
しかも、作り出すのは低級オーガではない。
その恐ろしさは計り知れない。
「シビリアン以外も作り出せるのか、A.R.O.A.に確認しないと」
「場合によっては対オーガ戦略を根本から考え直さなきゃな」
今まで練りに練ってきた戦略が根底から覆される可能性だってある。
今回は討伐に成功したけれど、もしも取り逃がしてしまっていたら、と考えるだけでぞっとする。
敵を増やしたことになるのだから。
「負傷者はいたけど、みんな無事でよかった」
「ああ、そうだな!」
ラキアの治療を受けたシャーマインがユズリノの肩を支えた。
「……っ」
「リノ」
「平気だよ。緊張が解けて、力が抜けただけ」
「そうか……」
低級オーガとの戦闘も油断はできないが、高位オーガとの戦闘はその比ではない。
ユズリノが疲れを見せるのも無理のないことだ。
なにより、傷は塞がっていても受けたダメージはすぐに回復できない。
「ねえ、シャミィ」
シャーマインに支えられながら、ユズリノはぽつりと呟く。
「人がオーガになることを望むなんて……この世界はどこへ向かっているんだろう」
「……そう、だな。どこへ向かってるんだろうな」
オーガの力を望んでしまう。
そこにはそれなりの理由があったはずなのだ。
それが崇拝によるものなのか。
崇拝に至るほどオーガに心酔させる深い闇があったのか。
そこまでは分からなかったけれど。
「俺たちにできることをやっていけばいいさ」
「……僕たちにできること、か。そうだね」
すぐには無理でも、まずは一歩ずつ――。
「持っているものは全部回収してA.R.O.A.に報告しよう」
「助けられれば良かったんだけどな」
薬を握りしめて珊瑚がシビリアンがいた場所へと目を向ける。
助けることができないというのは、歯がゆいものだ。
「終わった、か?」
戦線を離脱した先だって交戦していたウィンクルムが様子を見に来た。
「はい、終わりました」
「そうか、お疲れ様」
瑠璃の言葉に、先ほどの精霊が安堵したように笑う。
「あの」
「うん?」
「あのシビリアンは、助けられなかった……んでしょうか」
救えるならその道を。
そう思っていたのは皆同じだった。
「オーガナイズ・シードを使ったみたいだったからな。取り出すことはできないはずだ」
「……それじゃあ……」
「あんたらのやったことが、たぶん最善だったんだと思う」
瑠璃の暗い表情に、精霊が苦笑いを浮かべる。
「俺たちにもっと力があればよかったんだけどな。あんたらみたいには強くないからさ」
「重荷を背負わせてごめんね」
そういった二人に、ウィンクルムたちはなにともなく頭を振った。
「――帰って報告をしよう」
任務は無事に達成された。
今はその戦果をA.R.O.A.に伝え、皆が無事に帰還できることを、今は喜ぶ。
依頼結果:大成功
MVP:
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | 真崎 華凪 |
エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
男性用or女性用 | 男性のみ |
エピソードジャンル | 戦闘 |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | 普通 |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 5 / 2 ~ 5 |
報酬 | 通常 |
リリース日 | 11月01日 |
出発日 | 11月11日 00:00 |
予定納品日 | 11月21日 |
参加者
- アキ・セイジ(ヴェルトール・ランス)
- セイリュー・グラシア(ラキア・ジェイドバイン)
- 瑪瑙 瑠璃(瑪瑙 珊瑚)
- 俊・ブルックス(ネカット・グラキエス)
- ユズリノ(シャーマイン)
会議室
-
2016/11/10-23:47
プラン提出できた~。
後は色々と天の采配に任せるのみ。
相談、その他あれやこれや、お疲れさまでした。
「では、おのおの。抜かりなく」と心して結果を待つぜ。
巧くいきますように!
-
2016/11/10-23:28
-
2016/11/10-22:34
珊瑚:
セイリュー、(ラキアが)かけてくれるのか!? にふぇーど!
あ、でも、オレが動きながらでも、(シャイニングスピア)って、かかるのか?
プランには、「ラキアのシャイニングスピアを受けたら~」って書いてるぜ。
オブリガード、使うか悩んでたから助かった!
もし、かかんなくても魂の牢獄を使ってるから、集中して攻撃に専念出来るぜ!
(※本音は、シャイニングスピアを受ける気満々でいますが)
シベリアン、撤退するかもしれねぇんだろ?
オレと瑠璃は追いかけて、身ぐるみを全部回収してさ、A.R.O.Aに報告するつもりでいるぞ?
瑠璃:
それとも、深追いしない方がいいですか?
一番の気になる点は、シベリアンを倒したら、元の姿に戻るかどうかなのですが。 -
2016/11/10-22:05
プラン提出完了だ。
全員が役割を完遂できるよう祈っているよ。 -
2016/11/10-21:48
セイリュー・グラシアとライフビジョップのラキアだ。
色々とリアル忙しくて顔だし出来なくてゴメンヨ。
心強いメンバーが揃っているし、
作戦の流れも充分組み立っているで
会議室の流れに沿った方向でオレ達も行動する予定。
みんな、ヨロシク。頑張ろうぜ。
オレは敵オーラを4R無効化出来る呪符で攻撃。
敵の回避が高かったりして、オレの攻撃までに敵弱点が潰せなかったら
攻撃して弱点破壊するか、ダメージ届かなくても六道封印で敵オーラを無効化する。
その後は攻撃が通るので鱗破壊→敵討伐のダメージを皆で叩きこめれば、と。
スキルはディスペンサの予定。回復役はMP枯渇できないからさ。
ラキアは初手でシャインスパーク、敵の命中率を10%下げる。
珊瑚さんにシャイニングスピアを使用。
シャーマインさんが負傷するようなら彼にもシャイニングスピアを使用。
負傷者回復はサンライズで。
教団員=一般人がシードの影響でBスケールに強化されるってのは
冷静に考えるとなかなか厄介な出来事だよな。
敵側は低コストで強力なユニットを沢山作成できるって事だろ。
オーガは個体差の振れ幅が大きいから
先に確認されているシビリアン程には強くないかもしれない。
でもBスケールなので油断は禁物だ。
命中や回避が結構高いかもしれないし、攻撃力も高そうだ。
気を引き締めて行こうぜ。 -
2016/11/10-21:36
アキ・セイジだ。相棒はウイズのランス。よろしくな。
>開けた障害物のない平地。視界も良好
けど相手は
>路地裏から、影が近づいてきた。
なのだよな。
ということは、「開けてはいるけれど街の中」ってことか。
大通りか広場かそんなところだろうか。
逃がすと街の人に被害も出そうだから退路を断つように動こうと思う。
具体的には皆と囲む形を目指すよ。
俺も鞭を武器に前に出る。
また、ランスの範囲魔法は街を破壊しかねないので一寸自粛の予定。
可能なら狭隘地に追い込むか相手の背後が壁になるようにして行動範囲を狭めていこうと思う。
最初の《朝霧》が消える前に次の《朝霧》の詠唱を開始したり、
場合によっては《天の川》で相手の移動範囲を狭めるのも視野に入れている。 -
2016/11/10-21:01
何とかプランは書けた。
俺達の行動は基本は変わらずで、
・接近前にオ・トーリ・デコイを放って隙を作ってから近づく
・鱗破壊の支援に加え、チャンスがあれば自分でも狙う
ネカの方は
・鱗破壊前は攻撃を控え、誰が狙われているかを見て伝える
を付け加えておいた。
俺達も瑠璃の図のイメージで認識してる。 -
2016/11/10-19:54
イメージ
前↑
←左 珊瑚 ●シベリアン シャーマイン 右→
俊(背後か側面)瑠璃(俊とは反対側から攻撃)
後ろ
↓
●→鱗の位置
>俊さん
右から攻撃ですね……わかりました。プランには鱗の無い方を確認して、攻撃と書いています。
左側は、よろしくお願いします。
>シャーマインさん
内容を確認しました。
これに基づいて、プランを詰めます
>セイジさん達、セイリューさん達、ネカットさん
すみません、取り急ぎ書いたので、また3人に、発言があり次第、変えます。
-
2016/11/10-18:57
シャーマイン:
プランは提出した。
神人の行動がだいぶ文字余りしたが出来そうな事が無さそうでな。
>先に戦っていたウィンクルムに特徴や弱点を聞いておく
こちらは「敵の能力を聞いて皆と共有」という形でこちらも行動を入れている
若干瑠璃さんと被ってしまったが、問題は無いだろうと思う。
敵の左右指定は誤解のない表現にした。
こちらは大丈夫だろうと思う。
もう少し出来そうな事を考えてみるが、うーん。
ちょっと前は人間だった者との戦闘なので何か言葉を掛けたい気もするが
いい言葉が思いつかない。
下手な事を言っていきり立たせても不味いしな。
俺達の行動
ユズリノ
弱点情報共有の直後トランス
敵の能力聞いて皆と共有
敵と距離がある場合ライトで目くらまし
距離が近い場合呪符拘束狙う
精霊の後ろに付き前には出ない様にする
スキルはサクリファイス
俺
プロテクションとアプローチⅡ使用
行動妨害メイン
右から気を引き左の弱点への隙を作る
アプローチの掛りの効果を上げる目的で質問的な言葉を掛ける
グラキエスさんの方に行かせないようにもする
破壊後、攻撃の隙があれば腕切り落とし攻撃
では、成功を祈る。 -
2016/11/10-11:34
あ、この左右は「シビリアンからみて」だから、俺達から見ると反対になるな。
文字数増えるけどプランには「鱗のある側orない側」って書いた方が分かりやすいかも。 -
2016/11/10-11:30
まとめサンキュ。あんまり顔出せなくて悪い。
まだセイリューやセイジ達がどうするか聞いてないけど、俺達の役割分担としてはこんな感じでいいと思う。
俺の行動だけど、シャーマインが右側、珊瑚が弱点狙い(左側)
で瑠璃が背後だから、敵に回り込む感じになるよな?
俺は瑠璃の反対側から回り込んで同じく背後もしくは側面狙い
珊瑚の攻撃を防がれたりで鱗の破壊が難しそうならそのサポートって考えてる。
それでいくと、俺が左側から回り込むのがいいかと思うんで
瑠璃には右から行ってほしいんだけど、どうだ?
あまり時間もないし、とりあえずはその線でプランを書いてみる。 -
2016/11/10-01:56
シャーマイン:
纏めをありがとうございます。
>一斉に攻撃
邪魔し合う懸念を考慮してユズリノには俺の後ろに下がる様に行動を入れておく。
ユズリノの動きについてだが
敵と距離があるようならライトの目くらまし
近距離なら呪符を試す
という感じになる。
少しでも戦闘の助けになればと思う。 -
2016/11/10-01:04
シベリアン ~ まとめ ~
妨害メイン
・敵の右側からアプローチで引き付ける、弱点破壊後は腕を切り落とす → シャーマイン
・ライトで目をくらます(呪符を投げて拘束するかのどちらか) → ユズリノ
拘束
・呪符を投げ、両足を縛る → ユズリノ
攻撃
・鱗を破壊する前は朝霧の戸惑いで援護し、破壊後は攻撃に回る → ネカット
・前衛として、鱗を破壊しにいく → 珊瑚
・ハイトランスジェミニを使用後、攻撃 → 俊
・クリアレインで背後を狙って撃つ → 瑠璃
未定
・セイジさん、ランスさん
・セイリューさん、ラキアさん
護符ではなくて、呪符だったな……。
シベリアンについては、先に戦っていたウィンクルムに特徴や弱点を聞いておこうと思います。
勿論、能力も今までの報告書を目を通します。 -
2016/11/10-00:42
珊瑚
「シャーマイン、しわさんけ!
シベリアンの右側からアプローチで引き付けるんだろ?
オレはその間、奴の所に潜り込んで攻撃するぜー」
瑠璃
「シャーマインさん、ユズリノさんが護符を投げてシベリアンの足を縛るなら、
珊瑚は彼のあとに攻撃に出た方がいいですか?
ネカットさんの仰るように、前衛で一斉に攻撃すると、お互い邪魔をし合うと思ったからです」 -
2016/11/09-23:27
シャーマイン:
連投になってすまない。
>アプローチ
アプローチを敵の右側から掛け注意を引く。
これをやってみる事にした。
グラキエスさんの方に攻撃が行きそうならこれも気を引き妨害をする。
主に行動妨害に動けたらと思う。 -
2016/11/09-13:54
シャーマイン:
まだ皆の顔出しが済んでいないが、出発まで日が無い。
話を進めさせてもらう。
俺は、グラキエスさんの守りに付くかアプローチで敵の気を引き付けるかは決めかねている。
どちらにしても弱点破壊後は接近されれば腕の切り落としを狙おうと思う。
弱点破壊はお任せしたいと思っている。
>ひやりとした手が精霊を眼前をかすめていった
プロローグのこの部分が気になる。
前に出てきたシビリアンは触られると凍傷ダメージを引き起こす能力を持っている。
触れてくる様な動きは警戒した方がいいだろうと思う。
神人は、俺と行動する事になる予定だ。
呪符を投げて足の拘束を狙うかライトでの目くらましだ。
ちなみに
出現した報告書はあき缶GMの
【交戦】対を求むる
tear the tear
の2本だ。 -
2016/11/09-00:46
シャーマイン:
満員か、改めてよろしくお願いします。
>アプローチ
グラキエスさん、ありがとうございます。
ただ、揃った方々を見て少し考えが変わったので使わないかもしれない。
ジェイドバインさんのシャインスパークで充分隙は作れるし俺よりずっと足が速い。
俺よりいい立ち回りをしてくれるだろうから俺がグラキエスさんの守りに付く方がいいのかもしれない。
その場合俺はプロテクションで自身の防御上げとグラキエスさんを巻込んでフォトンサークルを展開する。
俺は守りに付くのでも構わない。 -
2016/11/08-18:42
珊瑚
「もしかして、前衛で攻撃出来る精霊ってオレだけ?」
瑠璃
「……かもしれない(遠い目をする)」
珊瑚
「お、おう! オレは、シベリアンの鱗を破壊する為に攻撃に行くさー!
目にも止まらぬスピードで奴を(※以下省略)」
瑠璃
「自分は、まだ、どう行動するか決めていません。
が、先に挨拶を失礼します。
テンペストダンサーの珊瑚と、神人の瑪瑙瑠璃です。
セイジさん、セイリューさん、俊さん、ユズリノさん、改めてよろしくお願いいたします」 -
2016/11/08-15:27
ネカット:
おぉー、埋まりましたねっ!
皆さん、改めてよろしくお願いします。
攻守揃っててパーティーバランスがすごくいいですね。
鱗を狙うのは…EWはピンポイント攻撃にはいささか不向きなので
ラキアさんのバリアとシャーマインさんの敵引き付けで守ってもらいつつの
前衛が鱗の破壊を狙うのがいいかなーと考えてます。
なのでシュンは今回はハイトランスジェミニで攻撃参加ですかねえ。
あ、ただ前衛みんなで一斉に鱗を狙っても互いが邪魔になると思うので
メインの鱗破壊役をどなたかにお任せして、足止め担当にしますか。
私は破壊前は朝霧の戸惑いで支援、破壊してから攻撃に回りたいと思います。
>シャーマインさん
アプローチの作戦はすごく有効だと思いますよ。
もしかかってくれなくても、シャーマインさんの防御力が上がりますから無駄にはなりませんし。 -
2016/11/08-00:31
ユズリノとパートナーはRKのシャーマインです。
どうぞよろしくお願いします。
シャーマイン:
失礼する。
【弱点位置は左鎖骨】と分っている状態なので
奴の右側からアプローチを掛けて意識を右に持っていけば左がお留守になり
狙いやすくならないかと考えた。
人間並みの知能の相手なのでアプローチの掛りは悪いだろうから一瞬の隙を作るくらいのものかもしれない。
EWの魔法があればそんな小細工は必要無さそうではあるが。
撤退させない方でもアプローチは使えそうかとは思う。
いや、撤退するのはこちらの方か?
ところで、シビリアンは過去の依頼で1度出てきているが能力は同じなんだろうか?
と、思う所を一先ず述べさせてもらった。
よろしく。 -
2016/11/07-16:57
ネカット:
シュンとEWのネカットです。よろしくお願いします。
とりあえず出発確定まで待機ですね~。