永久の肖像(青ネコ マスター) 【難易度:とても難しい】

プロローグ

 いつだって三人一緒だった。
『フィオナー、遅いー』
『遅くないもん、オーウェンが速いんだよ』
『ほら、手、出して』
『ありがとう、ミハイ』
 何の躊躇いも無く差し出された手を、何の躊躇いも無く掴んだ。
 笑顔ばかりが溢れていた。
『ずっと一緒にいようね、約束よ』
『約束破るなよー、破ったら……どうしよう?』
『ちゃんと考えてから言いなさいよ』
『んー、死を持って償えー! とか?』
『それ、昨日見た映画の台詞だろ』
『ばれたか』
『なんだっていいよ、約束破るわけないんだから』
『そうだな!』
 他愛無い約束は決して破られることはないと、永久に続くものだと信じていた。
 信じていたのに。
「……どうして手を放してしまったのかしら」
 フィオナ・ホルムウッドは、自分の手を見ながらぽつりと零した。
 傍らのテーブルの上には一枚の紙があり、そこには手紙と言うには短すぎる伝言が、荒々しい字で書かれていた。

 ――裏切り者には死を



「オーガ様ではないと、聞きました」
 刺々しい声を発したのは、マントゥール教団の男。男の後ろには数人のマントゥール教団員も控えている。
 相対しているのは、頭上に短くも太く真っ直ぐな二本の角を持つ銀髪の美しい男。
 オーガの特徴を有した男は、けれど教団員から『オーガでない』と言われていた。
「騙したのか?!」
 教団員のまとめ役らしい男が叫んで、銀髪の男に書類を投げつけた。
 書類は散らばる。それはA.R.O.A.の資料と思われるものだった。
 銀髪の男、ミハイは、無表情のまま書類を拾い上げてその内容を読む。

『肖像画家レティシア・ハーカーの拉致軟禁事件の主犯は上級オーガと思われていたが、レティシア・ハーカー奪還の際にウィンクルム及びレティシア・ハーカー自身が掴んだ情報により、精霊(ディアボロ)の可能性が出てきた。
 正規ウィンクルム、神人フィオナ・ホルムウッド並びに精霊オーウェン・ホルムウッドの証言により、二十七年前に行方不明となったミハイ・ドラクリヤと思われる』

 ミハイは暫く書類をじっと見て、その後、教団員達の方を向き感情の無い声で言った。
「オーガだと言った覚えはない」
 その発言に教団員はカッとなり。
「殺せ!!」
 まとめ役の男の命令と同時に、教団員達が一斉にミハイへ攻撃を始めた。
 ――だが。
「ッ……ぐ、ぅ……!」
 一分にも満たない時間が過ぎれば、そこには命を奪われた教団員達と今にも死にそうなまとめ役の男が床に転がり、そして、血のついた大型のナイフを持ったミハイが一人、相変わらず書類を見たまま立っていた。
「ホルムウッド……?」
 ボソリ呟く。それを途切れそうな意識でまとめ役の男は聞いていた。
「フィオナ・ホルムウッド、だと……?」
 その声を最後にまとめ役の男の意識は闇に落ちた。

 次にその男が目を覚ました時、男は警察病院にいた。



「警察は何をやってるんだ、さっさと捕まえてくれ……ッ」
「落ち着いて、一度休もうか」
 ベッドで息を切らしながら訴える男に、警察は大きく息を吐き出しながら休憩を提案して病室を出て行った。
「どうですか?」
 廊下で待っていたもう一人の警官が、出てきた者と一緒に歩き出す。
「嘘は言ってないな。ったく、宗教団体の内輪もめでの殺人事件ならまだ楽だったのに。A.R.O.A.は?」
「まもなくこちらに。あちらの状況を説明しても?」
「頼む」
「はい。今回脅迫状らしきものを受け取ったのは、正規ウィンクルムの神人フィオナ・ホルムウッド。現在は精霊オーウェン・ホルムウッドと共に謹慎中。理由はオーガもしくは重犯罪者との繋がりがある為。もっとも、A.R.O.A.側は繋がりを否定。あくまで自主謹慎だそうです」
「その『オーガもしくは重犯罪者』ってのが、こっちの犯人と同じ、ミハイ・ドラクリヤって事か」
「はい。脅迫状の中身は『裏切り者には死を』とだけ。当然ですけど名前とかは無かったのですが、フィオナとオーウェンがミハイの字に似ている、と」
「なるほど、そりゃ繋がりがあると疑われても仕方がない」
「調べましたが、ミハイが二十七年前に行方不明になってからは一切取れていないようでした。それどころか二人でミハイを探してたようで、まぁ二人の実績をかんがみても、繋がりってのは友人『だった』、それか逆恨みされてる、そんなところでしょう」
「だが、事情を知らないA.R.O.A.職員やウィンクルム達、何より世間一般の人々がそう思ってくれるかはわからない」
「はい、だからこその謹慎みたいですね」
 歩きながらの会話は一回そこで途切れ、二人は立ち止まり前を見て軽く礼をする。
「……さっきのマントゥール教団員はどっちにしても諸々で逮捕だが、問題はミハイだ。精霊ならこっちのヤマだが、オーガなら……」
 廊下の先には病院の裏口、そこから入ってくるA.R.O.A.職員がいた。


「今回の任務は、正規ウィンクルムである神人フィオナ・ホルムウッドの護衛です」
 集められたウィンクルム達を前に、A.R.O.A.の職員が静かに告げる。
 場所はA.R.O.A.本部の会議室。
 職員の横には警官が立っている。
「先日、自主謹慎中のホルムウッド夫妻の元へ手紙が届きました。中は『裏切り者には死を』とだけ。悪戯の可能性もありますが、両名が知人の字に似ている、と」
 そこで一呼吸置いてから資料の紙をめくる。
「過去、ヴァンクリフ工房村という村がオーガに襲われました。また昨年、肖像画家のレティシア・ハーカーさんが、オーガ並びにマントゥール教団員に拉致されました。この二つの事件の首謀者と思われるオーガは同一のものと考えられておりましたが、レティシアさんの救出時に、オーガではない可能性がある、という情報を掴みました」
 そこまで言うと、それを継ぐように警官が口を開いた。
「首謀者と思われるのは、ミハイ・ドラクリヤというディアボロの精霊。二十七年前に行方不明となっている。ホルムウッド夫妻の言う知人が、このミハイだ」
 職員が別の資料を取り出して説明を続ける。
「ホルムウッド夫妻が解決した案件の中に、精霊や人間を被験者とした違法生体実験を行っていた研究所がありました。研究者は逮捕、研究所も閉鎖されましたが……ミハイはそこで被験者となっていたようです」
 そこでは非人道的な実験が数々行われていたらしく、ミハイに生えているオーガ特有の真っ直ぐな角、それは本来のディアボロの角を切り落として移殖されたものらしい。
「『邪眼のオーブ』を使っていた事、レティシア・ハーカー拉致軟禁事件の実行犯であるマントゥール教団員の一名が『オーガではなかった』と証言をしている事、以上二点からミハイはオーガではないと考えたが……強すぎる」
 精霊は人間よりも身体能力が上回っている。だが、ミハイは過去にウィンクルムやプロの警備員達複数を、一人で無傷のまま倒している。オーガと言われても納得してしまう程の力だ。
「ミハイはオーガ化している可能性がある。だが、研究所で何らかの肉体改造をされただけという可能性もある」
 どちらの可能性もあるからこその、警察とA.R.O.A.の共同戦線。
「これはフィオナ・ホルムウッドの護衛と同時に、大量殺人犯を止める任務だと思っていただきたい」

 護衛場所はホルムウッド邸。
 ホルムウッド夫妻は現在、フィオナは二階で、オーウェンは一階で、離れて生活している。
 あなた達は、館内での護衛を、と頼まれた。



 ――新月の夜。
 ホルムウッド邸に近づく影が、一つ。

解説

●目標と成功条件
フィオナ・ホルムウッドの護衛とミハイ・ドラクリヤの退治
・ミハイをオーガか精霊か判断し、必ず警察に伝える事。いつ伝えるかは任意で
・精霊と判断した場合 → 捕まえる。殺す事は出来ない
・オーガと判断した場合 → 殺す。捕まえる事は出来ない

●フィオナ・ホルムウッド
・二階にいて自由に動き回るが、会話は出来るし適切な指示には従う
・武器も防具も持っていない
・旧姓はフィオナ・ウェステンラ

●オーウェン・ホルムウッド
・一階にいて書斎で事務作業をしているが、会話は出来るし適切な指示には従う
・武器も防具も持っていない
・館のあらゆる権限を握っている

●ミハイ・ドラクリヤ
・刀に似た大型のナイフを武器に使う
・身体能力が異常に高いが、スキルの様なものは使えない

●ホルムウッド邸
・十人の使用人が通常業務を行っていて、ホルムウッド夫妻の指示しか従わない
・一階
  玄関ホール(北側)、すぐ横両サイドに階段
  仕切りの無い大広間(30畳)
  西側は食堂(20畳)、台所、トイレ、浴室
  東側は図書室(15畳)、書斎(15畳、オーウェンがいる)
  大広間の南側はテラス、庭に出られる
・二階
  一階の大広間のテラス寄りの部分は吹き抜け
  廊下で東西が繋がっている
  西側は簡易台所、トイレ、浴室、客間(15畳)、外への非常階段
  東側は自室(12畳、フィオナがいる)、客間(10畳)、寝室(10畳)
  自室の南側はバルコニー、運動神経のいい者なら飛び移れる距離に大木がある
・庭
  基本的に芝生
  柵と木で中が見えない一角があり、中では茶会が出来るスペースがある
  その一角の門の前には庭番がいる
  端に使用人が住んでいる離れがある

●警察
・館内にウィンクルムと同じ人数いる
・フィオナ、オーウェンに付いている者が一人ずつ
・それ以外は館の窓含む出入り口を見張っている
・会話し協力するが、適切でない要望は断る
・武装警官として考えうる武器、防具、道具は持っている
・最悪の場合、射殺許可は出ている

ゲームマスターより

防衛戦です。
肖像シリーズの最終作で『思い出の肖像』『混沌の肖像』『蘇生する記憶の肖像』の続きとなります。
けれど、読まなくても問題ないです。
出揃った情報を元に、フィオナをどう守るのか、ミハイをどう迎え撃つのか、皆さんで決めて挑み、終わらせてください。

ちなみに、タイトルの読みは『永久(とわ)の肖像』です。

リザルトノベル

◆アクション・プラン

リチェルカーレ(シリウス)

  記載のない部分は仲間と共通

インカム装備 連絡は密に

オーウェン護衛班
わたしたちは3人とも助けたいと思っています
要望
ミハイさんを無力化したら言葉をかけて ふたりの言葉が一番届くと思う
ミハイさんがオーガ化していない限り わたしたちは身を呈してでも『3人』を守ります 

質問
二人一緒の方がいいのではないか
同じ場所にいて貰うわけにはいかないか OKなら大広間へ
作戦 軽く説明 

戦闘
戦闘開始直後 トランス・ハイトランス
精霊と信じ 捕縛目的
仲間と連携 相手を包囲
武装解除狙う ダメ元で輝白砂使用
フィオナ・オーウェンへの攻撃は盾に

声だけでも求めるくらい 会いたかった人でしょう?
ふたりもずっとあなたを探してた
お願い 自分からひとりにならないで


アリシエンテ(エスト)
  邸到着直直後↓
 出入り口監視の警官は敵と敵対しない様に出現情報を報告後
 戦闘は避け有事は防御に徹するよう伝達指示
 監視に支障の出ない範囲での警官1~2人に、使用人を一ヶ所に集めるのでその護衛を相談依頼

途切れ覚悟トランス

対オーウェン
 安全の為使用人を全員図書室へ依頼
 リチェの発言を別アプローチからフォロー
『完全に止めるのは殺す事よりも困難
出来るのはお二人だけ』

ミハイ出現
 インカムで確認、オーウェンを共に大広間で護衛、頭上も注意

戦闘
 オーウェン・フィオナが来た場合を想定し戦闘には参加せず周囲警戒
現れたら護衛

無力化後
 説得の距離を図りつつ二人の安全を第一に考え、二人の予想外の行動にも対応出来る様、身を呈してでも護衛


月野 輝(アルベルト)
  あの研究所の日記にあった「被検体18」
もしやとは思ってたけど、やっぱりミハイの事だったのね
この事を皆にも話しておかないと
おぞましい研究の話を

■行動
笹ちゃん達とフィオナさん担当
バルコニー側をアルと共に警戒
移動時は常にピッタリついて護衛

フィオナさんに
裏切り者とはどう言う意味?どうして武装しないの?
せめて防具だけでも着けて欲しい
まさか死ぬつもりじゃないわよね
ミハイを救う為にも死んではいけないと思うわ

■戦闘
トランスし、マグナライトで外を照らし警戒
窓から来たらフィオナさんを逃がす時間を稼ぐ

1階出現の場合はハイトランス
魔守のオーブを使いフィオナさんの部屋のドアの前に立ちはだかる
足にしがみついてでも止めるわ


手屋 笹(カガヤ・アクショア)
  邸を回って1・2階間を移動できる場所を入念に確認しましょう。
わたくしも少しフィオナさんにお話をしてみましょう。
雑談のつもりでミハイという方は
フィオナさんから見てどんな人物だったのですか?と問いましょう。

位置
個別護衛→フィオナさんと同室(主に2階自室廊下側扉前)待機
オーウェンさん側にミハイ出現時、加勢に移動。
二人一緒護衛→1階大広間
吹き抜けもあるので頭上も注意
ミハイが移動するなら護衛対象の位置に注意しつつ追いかけます。

戦闘
トランス・ハイトランスを行います。
神符を構えフィオナさんの側に行かせないよう飛ばして攻撃します。
カガヤが武器を落とす事に成功できればミハイの武器を拾います。


■ホルムウッド邸へ
 集まったウィンクルム達の中でも、『月野 輝』と『アルベルト』は配られた資料を見て顔を顰めた。
(あの倉庫の日記にあった『被検体』、もしやとは思ってたけど、やっぱりミハイの事だったのね)
 輝達は過去の依頼で、まさにこの案件に関わっていた。
 護衛対象であるフィオナとオーウェンと共に受けた任務は、資料にある違法研究所の研究者の残した倉庫内を調べるというもの。そこで見つけた日記には淡々と非道な研究内容が書かれていた。角を切り落とされオーガの角を移植された精霊がいた事も、記されていたのだ。
(この事を皆にも話しておかないと。おぞましい研究の話を)
 輝は自分が見聞きした事を皆に伝えた。ミハイは実験の際に精神的に追い詰められ、気がふれてから姿を消したらしい、と。
 資料には充分な事実が書かれていたが、輝の話した内容はそれに補足するような形だった。そしてそれはミハイが精霊かオーガか見定める一因ともなった。
「ミハイはまだ精霊の可能性が高い。だが心に衝撃を受けた事によってオーガ化してないとも限らない」
 アルベルトが告げ、実際に対峙した時に見極めようと提案し、警察もそれに了承した。
「見極め方としては、オーガならこの大太刀『備前長船』で攻撃した際に手応えが違うはずですから……」
「うん? 別に武器は何でもいいんじゃないか? それよりもトランスしない状態での攻撃、という事が重要だろう。オーガならばトランスしたウィンクルムの攻撃しか効かない。それならつまり、通常の、例えば我々警察の攻撃でも通じるのならオーガではない、という事なんだから」
 警察の発言にアルベルトはハッとしてから「そうですね」と頷く。オーガへの威力が強い武器で攻撃し、通常よりも攻撃の威力が高ければオーガだとわかる、そう考えていたが、その場合どちらもダメージを受けることには違いないのだ。威力が高いかどうかの正確な判断は分かりにくいかもしれない。その点、攻撃が効いたか一切効かないかならば分かりやすいだろう。
「では誰かしらがトランスしていない状態で一度攻撃を、もしくは我々警察が」
 そしてその攻撃の結果で、ミハイへの最終的な対処を決める事となった。


 ホルムウッド邸に着いたウィンクルム達は、要請していたインカムを身につけながら連絡を密に取り合うよう確認しあう。
「こちらで我々と連絡をお願いします」
「了解した」
『アリシエンテ』の精霊『エスト』が、先に到着し玄関で待ち受けていた警官の責任者にインカムを渡した。これで警官全員とは行かなくとも連携を取ることが容易となるだろう。
 オーウェンとフィオナへの挨拶の前に、責任者と共に邸内資料の再確認をする。
「気になる箇所があるなら直接見てもらって構わない。誰が護衛としてくるかは既に伝わっているから、使用人たちが止める事もないだろう」
「ではわたくし達は邸を回って一、二階間を移動できる場所を確認しておきますわ」
『手屋 笹』がそう言って『カガヤ・アクショア』と共にまずは階段へと向かった。
「ミハイは何処から来るのかしら」
『リチェルカーレ』はぽつりと呟いた。
 その答えは誰も知らない。
 貰った邸内資料を見ればあまりにも穴が多すぎる。正面玄関、テラス、非常階段、さらには二階バルコニー、そして各部屋の窓。それらは特に塞がれた様子もなく常のままだ。
「全ての出入口をよく警戒するだけだ」
 リチェルカーレのパートナーである『シリウス』が静かに返す。
 いつ、何処から、どんな風に来ても、対処出来るように。
 ウィンクルム達は改めて心を引き締めた。


「そうだわ、出入り口見張っている警官達に伝えたい事があるのだけれど、話してきてもいいかしら?」
「構わない。確認する事は出来るうちにしておいてくれ」
 許可を得たアリシエンテは出入り口に立っている警官のところへ行く。
 そこでアリシエンテはミハイの強さを事細かに説明し、犠牲を出さない為にも戦闘は避け有事は防御に徹するよう指示をしたが、それに対して警官は苦笑した。
「申し訳ありませんが、通常、我々警察官並びに警察組織は、ウィンクルム並びにA.R.O.A.に協力する事はあっても、指示を受ける謂れはありません。また、容疑者が精霊かオーガかもわからない状態で職務放棄は出来ません。オーガと分かれば戦闘は貴方方にお任せしますが」
 言われてアリシエンテは自身の失言を悟る。
 自分は確かに指示出来る立場にない。この場合は相談、ないしは要望を伝えるに留めるべきだった。
 さらに、言った内容は警官に仕事をするな、と言っているに等しい。
 例えどれほど狂暴な凶悪犯であろうと、立ち向かわなければならないのが警官だ。ウィンクルムが対オーガへの訓練をするように、警官は対犯罪者への訓練を積んでいる。ウィンクルムが「オーガは危険だから逃げろ」と言われても立ち向かうように、警官もまた「犯人は危険だから逃げろ」と言われても立ち向かうのだ。
「失礼しました」
 失態を認めたアリシエンテは潔く謝罪をし、ただミハイの危険性を充分に伝えるに留めた。それに対しては警官も「ありがとうございます、参考にさせて頂きます」と返した。
 戻ってきたアリシエンテは今度は、使用人を一ヶ所に集めるからその護衛を監視に支障の出ない範囲で警官に頼めないか相談した。
「難しいな。こちらとしてもミハイ逮捕の為以外に割く人数はない。オーウェンはこの事は知ってるのか?」
 難色を示した責任者に強く出ることは出来ない。こちらとて現場に来ていきなり別の依頼も受けてくれと言われれば、快諾とはいかないだろう。
「これからお話させて頂きます」
 それでもアリシエンテはオーウェンに交渉するつもりだ。ミハイがオーガであろうと精霊であろうと、対峙する際の事を考えれば、そして犠牲者を出さないことを考えれば、避けては通れないだろう。
 一通り邸内を確認した笹達が戻ってきたところで、ウィンクルム達は依頼者と護衛対象者のところへ改めて挨拶へと向かう。
 アリシエンテとエスト、リチェルカーレとシリウスはオーウェンがいる書斎へ、輝とアルベルト、笹とカガヤはフィオナのいる二階へと。
「麻酔銃は装備していないようでした」
 移動中、エストはアリシエンテに報告する。
 アリシエンテが出入り口を見張っている警官と話していた頃、エストは責任者と話しをしていた。
 ミハイが精霊だった場合を考え、極力傷つけずに動きを止める為の武器を借りられればと装備の確認をさせてもらった結果、警官が持っていた中に麻酔銃はなかった。それもその筈で、基本的に対人用の麻酔銃は存在せず、対動物の物しかないからだ。麻酔を取り扱うという事は医療行為であり、医師ではない警官が取り扱う事は出来ないのだ。
「そして手錠ですが……」
「無理だったんでしょう」
「……はい」
 アリシエンテは溜息をつく。さっきした会話を思い出せば分かる事だ。
 警官はウィンクルムに都合よく動いてくれる駒でもなく、都合よく道具を貸してくれる団体でもない。持っている物は全て警官だから持てる物であって警官だから扱える物なのだ。
 拘束用に頑丈な手錠が欲しいのならば、交渉するべきはA.R.O.A.だった。
 また、それに代わるものとして頑丈でタイヤチェーンのような重い鎖を考えたが、タイヤチェーン自体は拘束に向いておらず、似たような鎖となったらすぐに用意できるものではなかった。
 逮捕次第、すぐに手錠をかけ拘束してくれる事は確かだ。それは警官の職務としても当然の事であり確約もしてくれたようだった。
「さぁ、それじゃあ挨拶と交渉といくわよ」
 一度目を閉じ意識を切り替えてから言うと、アリシエンテは書斎のドアをノックした。


■オーウェンとフィオナ
「お久しぶりです」
「ああ、君達か」
 以前、一緒に肖像画家レティシアの奪還任務を受けた事があるリチェルカーレとシリウスとアリシエンテとエストの四人は、オーウェンに「今回もよろしく頼む」と歓迎された。
 笑顔のオーウェンの目を見て、リチェルカーレははっきりと告げる。
「わたしたちは三人とも助けたいと思っています」
 三人。
 それが指す意味を即理解したオーウェンは、笑顔のままで「不要だ」と拒絶した。
「こちらの依頼はフィオナの護衛だ。それ以外は求めていない」
 そう言うと、四人に退出を促すように「失礼」と言って仕事を再開させた。
 しかしリチェルカーレは引かない。
「ミハイさんを無力化したら言葉をかけて欲しいんです。ふたりの言葉が一番届くと思うから」
「それはオーガ化してないという前提の話かな」
 それならばオーガ化していたら?
 そう続きそうな声を敢えて無視し、リチェルカーレは更に続ける。
「ミハイさんがオーガ化していない限り、わたしたちは身を呈してでも『三人』を守ります」
 言い切るリチェルカーレにオーウェンは笑顔を消す。そして何か言おうと口を開きかけたところを、アリシエンテが更に重ねる。
「彼を完全に止めるのは殺す事よりも困難かと。出来るのはお二人だけ、お二人の言葉だけだと思います。是非ご協力を」
 例えオーガとなっていても精霊のままでいても。殺すにしても捕まえるにしても。『止める』為に欲しい助力。それはフィオナの護衛にも繋がる事。
 そう主張すれば、オーウェンは諦めたように細く息を吐き出した。
「好きにするといい。だが、依頼を間違えないで欲しい。フィオナの護衛が最優先だ。その為に本当に必要だと言うのなら、俺も協力は惜しまない」
 返答にほっとしたウィンクルム達は、そのまま幾つかの確認をする。
「あの、フィオナさんの護衛を、という事なら、お二人は一緒の方がいいのではないですか?」
「それとどうして装備をしていないのか説明を求めても?」
 リチェルカーレとアリシエンテの質問に、オーウェンは意外そうに片眉をあげた。
「俺達が何故自主謹慎しているのか理由は聞いていないのか?」
「聞いてはいますが……」
 答えている途中、オーウェンの傍にいる警官が意味ありげにコホンと咳払いした。
「正義を疑わない若者は眩しいもので」
「確かにな」
 警官の零した声にオーウェンは苦笑する。
「俺とフィオナは、大量殺人犯にしてオーガの可能性のある者と繋がりがあると疑われている。もっと言えば、仲間だと疑われている」
「けれどそれは……!」
「ウィンクルムは強い。まして、経験を重ねてきた熟練のウィンクルムならば、紛れも無い戦力だ。そんな者が犯罪者なり世界の敵なりの仲間? 人類の裏切り者など許される筈もない」
「貴方達二人は違うわ!」
 過去にオーウェンとフィオナのそういった疑いを否定した調査結果を出したのは、ここにいるウィンクルム達だった。だからこそ力強く否定する。
「そんな事はわかっている。ただ、火の無い所に煙は立たないと信じこんでいる人間もいるし、嬉々として煙を立てたがる人間もいるという事だ」
 警官が厳しい目でウィンクルム達に告げる。
 人の口に戸は立てられない以上、オーウェン達とミハイの繋がりをどう歪められるかわからないし、何に使われるか分からない。
 二人が自宅にて別々にいて何も装備していないのは、ウィンクルムとしての力を削いで謹慎しているのは、変な疑いを持たせない予防であり、潔癖を示す行為であり、何かの力関係や争いに使われない為の防衛であり、そして怪しまれる事は慎むべきという見せしめなのだ。
「本来だったらそれこそ噂がおさまった頃に謹慎も終わるところだったんだろうが、その間に手紙が来たわけだ。そして我々警察としてもウィンクルムやA.R.O.A.によくない噂を持ってもらいたくはない。正義と平和の象徴としてあり続けてもらった方がこちらも色々と楽で便利なんでね」
「というのは彼個人の意見で、ここにきている警官全員が同じ意見とも限らない」
 市民を護る、平和を護る、その志は同じでも、それ以外が同じ考えかは分からない。だからこの状況となっている。
 オーウェンとフィオナを一緒にいさせる事は無理だろう。
 けれど、それならば、とアリシエンテは言う。
「せめて、防具だけでも装備して下さい」
 まるで死をも覚悟したかのようなその態度がアリシエンテには許せなかった。
 オーウェンは警官と顔を見合わせ、警官が頷いたのを見てから了承をした。そしてそのまま、アリシエンテは安全の為に使用人を全員図書室へ集めて欲しいと依頼した。
「構わないが、いつからいつまでだ?」
 それを言われて一瞬口篭る。いつ来るか、というのはミハイにしか分からない。その為に使用人全員を集めろと言われても、生理現象は避けられないし警官の手も割き続けられない。
 嘆息した警官が、可能な者は夕方から朝まで町の宿に行ってもらい、それ以外は離れに籠もってもらおう、と提案し、ウィンクルム達は了承した。狙いはフィオナなのだ。離れに真っ先に向かう事はないだろうし、あったとしても気づきやすいだろう。
「もう一ついいだろうか」
 防具の準備を使用人に命じている時に、シリウスが口を開いた。
 気になっていたのは、フィオナの元に届いた手紙の内容。
「裏切り者とはどういう意味なのか、心当たりは?」


「裏切り者とはどういう意味?」
 シリウスがオーウェンに問うている時、同じように輝はフィオナに問うていた。
 それまで笑顔だったフィオナに、若干の翳りが混じり沈黙する。それでもまだ笑顔のままだ。
 数分前、過去に一緒に任務をした輝とアルベルトが笑顔で迎えたフィオナと挨拶をすると、笹とカガヤも「初めまして」と挨拶をした。
「移動時には一緒について護衛をさせて下さい」
「ええ、では移動する時には声をかけるわ」
 輝の申し出にフィオナは快く応じる。
 フィオナは協力的だった。笑顔で気を遣い、何を尋ねても澱みなく答えてくれた。
 どうして武装しないのか、という問いには何故自分達が謹慎しているのか、というところから警官と一緒に理由を教えてくれ、防具だけでも着けて欲しい、という要望には警官と確認してから了承してくれた。
 そんなフィオナが、沈黙を作った。
『裏切り者には死を』
 短い脅迫の言葉。その説明をしないフィオナに、輝は嫌な予感を覚える。
「まさか死ぬつもりじゃないわよね。ミハイを救う為にも死んではいけないと思うわ」
 不安を振り切るように少しきつめに言えば、フィオナはくすりと声に出して笑った。
「死ぬつもりはないわ。ただ、ちょっと……そうね、子供の頃の他愛無い約束なのよ。裏切り者っていうのは」
 そしてフィオナは語る。
 フィオナとオーウェン、そしてミハイは幼馴染だった。
 いつだって一緒にいて、何をするにも一緒だった。それはミハイの両親が事故で亡くなって天涯孤独になっても変わらず、ホルムウッド家が後ろ盾となった事でより一層仲が深まったほどだった。
「約束したのよ、ずっと三人一緒にいようって。それでね、じゃあその約束を破ったらどうするかって話をした時に、そのとき見た映画の真似をして『裏切りには死を持って償え』とか言いあったの。一緒にいようって言葉は本気だったけど、約束を破ったらって言葉は本気じゃなかった。だって三人とも離れるなんて思ってなかったもの。どんな関係性になってもずっと一緒にいると信じていたのよ」
 それがどんなに難しい事か、子供の頃にはわからなかった。だからこそ出来た戯れのような重さもない約束。
 やがてフィオナとミハイと付き合い始めた。それでも三人の関係は変わらなかった。オーウェンは二人の交際を喜び祝福した。「ようやくくっついたよ」とほっとしたように笑いもした。
 変わったのは、フィオナが神人に顕現し、オーウェンが適合してからだ。
 ウィンクルムとしてフィオナとオーウェンは行動を共にすることが多くなり、ミハイとすれ違う事が多くなった。同じ頃にオーウェンの両親がオーガに殺された。オーウェンは家も継がなければならなくなり多忙を極めた。
 そんな時に、ミハイが失踪した。
 後ろ盾のいなくなった天涯孤独の精霊を研究所が拉致したのか、それとも自分も何か対オーガの手伝いが出来ればと自ら申し出たのか、それは分からない。ただ、ミハイがいなくなった事だけは確かで、フィオナとオーウェンは必死になって探し始めた。手がかりらしきものも掴んだ。もう少しで見つかるんじゃないかというところまでいった。
 けれど、世界はさらに三人を追い詰めた。
 流星融合。
 二十年程前に起こった、世界を大混乱に陥れた現象。
 ウィンクルムであったフィオナ達は対処に追われ、ミハイを探す時間は奪われ、そのうち手がかりも意味のないものとなった。
 そこからは探しても探しても見つからず、ようやく見つけたのは数年前、ミハイが違法実験の被検体として体も心も壊され消えたという結果だけだった。
 三人はいつの間にか、二人になってしまった。
 約束は破られてしまった。
「オーウェンと結婚したのはその後ね。お互いに、もう、これ以上失いたくなくて……それだけよ」
 ウィンクルム達は何も言えない。語り終えたフィオナは苦笑する。
「昔の約束の事を言っているなら脅迫とは言えない言葉遊びだけれど、今のミハイは私達の知るミハイではないから」
 そう、今となってはミハイは大量殺人犯で、オーガとなっているかもしれない存在。
 そんな存在が吐き出す言葉が子供の頃の言葉と同じだと、脅迫ではないと、胸を張って言えない。
「ミハイという方はフィオナさんから見てどんな人物だったのですか?」
 笹の静かな問いかけに、フィオナは苦笑を少女のような笑みに変えて答えた。
「秘密」


■ミハイ
 夕刻になり、暗くなる前に何人かの使用人を街の宿へ向かわせ、また何人かの使用人は離れへと閉じこもった。
 邸内にはウィンクルムと警察、そしてホルムウッド夫妻だけがいる状況となった。
『共に往かん 地の果てまで』
 インスパイアスペルを唱えてトランスしたのは、アリシエンテとエスト。
 ミハイはいつ来るかわからない。そもそも本当に来るかも。
 途切れる事は覚悟の上で、それでもトランスをしたのは、今この瞬間にミハイが来た時に、即座に対応できるようにする為だ。
 二階のフィオナの自室ではバルコニー口に輝とアルベルトが、廊下では笹とカガヤが、一階書斎にはリチェルカーレとシリウス、それにアリシエンテとエストが、それぞれフィオナとオーウェンを守る体制をとっていた。
(月がないわ)
 輝は窓から外を見ながら思う。
 光のない夜は何かがまぎれやすい。だから輝もアルベルトも注意深く闇を見る。
 そして、気付く。
「アル、あそこ……」
 何か濃い影が動いた気がした輝は、気になる部分から目を逸らさずにアルベルトを呼ぶ。そしてアルベルトが輝の指差す方向を見た時。
「輝!!」
「きゃあ!!」
 ガシャン! と音を立てて窓ガラスが砕けた。アルベルトが咄嗟に輝を引き寄せたので二人に怪我はない。
「フィオナさん、無事ですか?!」
 輝とアルベルトは警官がフィオナに確認しているのを見てすぐ、トランスをして割れた窓ガラスをくぐりバルコニーへ出る。輝がマグナライトで照らし、何かが物凄い勢いで近づいてきている姿を浮かび上がらせた。
「どうしました?!」
 笹とカガヤが何事かと扉を開ければ、部屋中に散らばったガラスと拳大の石が転がっているのが見えた。
 ―――襲撃。
 一瞬で理解した笹とカガヤは部屋から逃がそうとフィオナと警官に「こちらへ!」と声をかけ、そのままトランスとハイトランスを行う。
『こちら二階バルコニー! ミハイが庭を走って……待って、笹ちゃん戻って! 一階テラスへ突っ込む!!』
 各自がインカムから輝の声を聞いた次の瞬間、先程のガラスが割れる音よりももっと大きな破砕音が邸内に響いた。
 数秒、誰もが静止する。
 そんな中で唯一動いていたのが、テラスから悠然と入り込んできた者。
「……ふ」
 カチャリと床に散らばるガラス破片を踏みつけながら、ミハイはホルムウッド邸の大広間へと現れた。
 ミハイは手に持った刀にも似た大振りのナイフをはらいながら、一度立ち止まり下を向いて。
「ッは! はは……はっははははは!!」
 そして、盛大に笑った。


 笑い声に目を見開きふらりと一階へと向かおうとするフィオナを、笹とカガヤが引き止める。それを部屋から飛び出してきたハイトランスを既に行ったアルベルトが追い抜いて下へと向かう。輝は魔守のオーブを携えてフィオナを庇うように笹の隣に立つ。
 笑い声に苦渋の表情で書斎の扉のその向こうの大広間を見るオーウェンを、アリシエンテが「ここに」と短く言って留め、まずエストが、次にトランスとハイトランスを続けて行ったリチェルカーレとシリウスが書斎を飛び出していった。
「動くな!」
 駆けつけたウィンクルム達が大広間で最初に見たのは、テラス側を見張っていた警官と玄関側を見張っていた警官が、銃を構えじりじりと挟むようにミハイに近づいている図だった。
「カガヤ!」
 笹が神符『水龍宮』を構えながら呼べば、カガヤは頷いて笹と輝とフィオナと警官を置いて一階を目指す。
「仲間達が一階で抑えます。フィオナさんはここで」
「書斎の窓を開けて置いてください。万が一の時はそこから逃げる用意を」
 二階の廊下、一階の書斎、離れた場所でけれど偶然にも同じタイミングに、笹と輝、そしてアリシエンテはまったく同じ事をフィオナとオーウェンに告げる。
「必ず守ります」
 そしてそれに対するフィオナとオーウェンの反応もまったく同じで、何も言わずただ頷くだけだった。


「さて、フィオナは何処かな」
 動くな、と言われたにも拘らず、ミハイは何も気にした様子もなく、ぐるりと邸内を見回した。
 いるのは警官達とウィンクルム達。等距離で包囲している。だがウィンクルムの数がおかしい。となれば先程ウィンクルム達が出てきたのは……。
「書斎か、二階……うん、二階かな」
「!」
 言って吹き抜けから見える二階の廊下を見上げれば、包囲している全員に緊張が走る。二階にいる笹の耳にも届いたが故に、神符を持つ手に力が入る。
「ッ行かせる、かぁ!!」
 張り詰めた空気を裂く様に動き出したのは、たった今階段から降りてきたカガヤ。
 魔導戦斧バジリスクをミハイの足を薙ぐように振りきった。
 その攻撃を避ける為にミハイは大きく上に飛んだ。その到達点を予測して、警官の一人がミハイへと発砲した。
 銃弾は、ミハイの足を掠めた。
 ダメージはないように見えた。けれど、掠めたそこから、赤いものがパッと散ったのが見えた。
 警官の拳銃がミハイの皮膚を傷つけた。それが意味するところは。
「精霊だ!」
 アルベルトが叫ぶ。同時にそれを聞いた全員が、対精霊と意識を切り替え、戦い方を瞬時に組み上げる。捕縛する為の攻撃に切り替える。
 ミハイは一歩深く沈みこむように踏み出しカガヤの視界から一瞬消える。そしてカガヤの死角である下からナイフを切り上げる。
 咄嗟に魔導戦斧の柄で防いだカガヤは、そのナイフの勢いを利用して後ろに飛んで攻撃を防ぐ。怪我はない。
 だがこれでミハイの目の前にいたカガヤがいなくなった。
 ミハイは階段へと走り出す。そのミハイの前へ回り込むように、ローズスキルを発動させたアルベルトが立ち塞がる。
 袈裟切りというよりは力任せに叩き付けるようなミハイの攻撃に反応し、食人植物の力がミハイへとカウンターを放つ。
 顔を顰めたミハイは、先程のカガヤと同じように後ろに飛んでアルベルトと距離をとる。
 その着地点に、エストが警官と共に銃弾の嵐を叩き付ける。止まらず後ろに下がり続けるミハイだが、エストはダブルシューターIIを発動させていた。執拗に追い逃げ場を奪っていく。
 低く舌打ちをしたミハイは、床に落ちている割れたガラスを一つ広いエストへ向かって投げつける。
 鋭い狂気になっているガラス片は空気を切り裂き真っ直ぐにエストへ向かう。エストは攻撃を中断し横に転がるように逃げる。
 軽い衝撃と共に床にガラス片が突き刺さる。同時に、エストは「ひっ……!」という短い悲鳴を聞き、その声の方向を、ミハイの方を向いた。
「!!」
 ガラス片と同じように、捕まった警官がエストへと投げつけられていた。
 体勢はまだ整っていない。このままではまともにぶつかる。
 そこへ、シリウスが走りこんで警官を受け止めた。シリウスのつけているウェルテックス・ギアからは風の音楽が流れている。素早さが強化されたシリウスだからこそ間に合ったのだった。
 ここで一度、全員の動きが止まる。
 カガヤが動き出したところから一分にも満たない間の攻防。ミハイの動きを止める事はまだ叶わない。
 互いに出方を探っている。そこへリチェルカーレが口を開いた。
「声だけでも求めるくらい、会いたかった人でしょう?」
 リチェルカーレが言っているのは、肖像画家のレティシアの事だ。
 フィオナと声が似ている、ただそれだけで恋人を殺され、拉致され、軟禁され、それでもウィンクルム達の支えを胸に決してミハイに屈しなかった女性。
 リチェルカーレ達が一度奪われ、そして無事取り返した女性。
 その女性を思いながら、今守っているフィオナとオーウェンを思いながら、リチェルカーレはミハイに訴えかける。
「ふたりもずっとあなたを探してた。これ以上罪を重ねてもっと離れるの? お願い、自分からひとりにならないで」
「二十七年続く悪夢……察するに余りあるが、お前はオーガじゃないんだろう。彼らを傷つけては駄目だ。戻れなくなる」
 リチェルカーレに続いてシリウスも訴えかける。ミハイは二人の言葉に目を眇める。その様子に気付き、アルベルトもまた声をかける。
「愛した女性を手に掛けようとする前に正気に戻りなさい。本当にそれでいいのですか」
 フィオナやオーウェン、そしてウィンクルム達の願いを訴えるだけではない。ミハイ本人に問いかける。
 ミハイは眇めていた目を刹那伏せて、そして開いて微笑む。美しく微笑む。
「勘違いをするな。もう戻れないし、正気だからこそだ」
 子供に言い聞かせるように、優しい声色で言った。
 発言の意味がすぐに理解できないウィンクルム達を撹乱するように、ミハイはしゃがみこんで片手で割れたガラスをザッとかき集めウィンクルム達へと投げつけた。それが戦闘再開の合図だった。
 リチェルカーレは咄嗟に駄目元で輝白砂を使ってみたが、残念ながらミハイの属性は闇ではなかったらしく変化はない。
 ミハイはナイフを振り回しながら階段へと向かう。ガラス片を避けたり叩き落したりしたウィンクルム達が止めるべく動き出す。
 アルベルトはウルフファングを発動させながらミハイの前へ再び立ち塞がる。何としてでも移動を阻害するのだと言わんばかりに。
 ミハイはアルベルトを避けようとするが、その逃げ道を消すようにシリウスが張り付き邪魔をする。さらに少し離れた位置からはエストが再び足元へ銃弾を降らせる。
(ミハイの武器を落とせれば……!)
 三人の足止めに更にカガヤが入る。
 一見、足を狙った攻撃だが、シリウスはカガヤが何を狙っているのか察知する。だからこそそれを気付かせない為に、オスティナートで攻撃を放ち気を逸らす。
 カガヤはずっと足元ばかり狙っていた。エストもまた、動きを止めるために足元ばかりを狙っていた。ミハイと刃を交わらせるのはアルベルトとシリウスだけだった。
 だからどうしても、ミハイがアルベルトとシリウスの攻撃ばかりを捌くよう注視していた。
 それが、ウィンクルム達の作戦だった。
 アルベルトとシリウスの攻撃を一緒に弾く。その弾いた瞬間をカガヤが狙う。
 足元ではなく、手元を。
 グリップビートⅡ。敵の持っている武器を叩き落とす技。
 見事成功したその技は、ミハイの手から大型のナイフを落とし、さらにミハイの手を痺れさせた。
 その隙にアルベルトが剣の柄で腹へと一撃を食らわし、完全に動きを止める。
 そこを精霊四人で一気に取り押さえた。
「ぐ、ぅ……ッ!」
 うつぶせに倒され押さえつけられたミハイは動けない。
 床に転がった大型ナイフをリチェルカーレが回収する。
 警官が手錠を取り出し、ミハイに手錠をかけた。
「ミハイ・ドラクリヤ、殺人その他の容疑で逮捕する」


■終わりの光景
 ミハイが身動き取れない状態となったところで、フィオナが笹と輝と共に降りてきて、オーウェンがアリシエンテと共に書斎から出てきた。
 ウィンクルム達はまだ警戒を解かない。二人を前にしたミハイがどんな行動に出るか分からないと思ったからだ。
 だが、ミハイは大人しかった。
「……すまない、殺してやれない」
 口を開いたのはオーウェンで、その内容にウィンクルム達ははっとしてミハイを見る。
 その視線にミハイは苦笑して呟く。
「いい、お前が分かってくれてるなら、もう、それでいい」
 ミハイは確かに狂っていた。その狂っている間に多くの命を奪ってきた。その事実は揺るがない。恐らくこのまま死ぬまで刑務所の中で過ごすのだろう。もしかしたら極刑かもしれない。
 けれど今、ミハイは正気を取り戻していた。それは恐らく、フィオナがオーウェンと結婚している、という事実を知った辺りから。
 約束は守れなかった。けれど二人はまだ離れていない。離れてしまったのは自分だ。裏切ってしまったのは、自分だ。
 裏切り者には死を。
 ただ願わくば、その死は出来ることなら、誰よりも愛した者か、誰よりも信頼している友に貰いたかった。
 それゆえの、最後の凶行。
「後は頼む。頼むまでもないだろうが」
「ああ」
 短いやり取りを終えると、ミハイはフィオナと向き合う。
「死んでもよかったのよ、私は」
 その言葉に、笹と輝が思わずフィオナの手を握る。その温もりがフィオナを繋ぎ止めた。
「ミハイ」
 ただ名前を呼ぶ。そこにどれだけの感情が含まれているかはウィンクルム達には分からない。
 ミハイは答えず警官の促しに応じてゆっくりと歩き出した。
「……月が綺麗だった」
 ぽつり、すれ違う時に呟く。その言葉にフィオナは涙を滲ませる。
 三人の物語はここで終わる。この終わりが永久となる。
 警官に連れられていくミハイを、それを見つめるフィオナとオーウェンを、ウィンクルム達は静かに見守った。
 出来の悪い絵画のように、悲しさとやるせなさが満ちていた。


 後日、ホルムウッド夫妻から感謝状が届いた。
 型通りの感謝の言葉の最後に、ウィンクルム達への祈りの言葉があった。

『どうか貴方達はこれからも離れる事の無いよう、一緒にいられるよう』



依頼結果:成功
MVP

メモリアルピンナップ


エピソード情報

マスター 青ネコ
エピソードの種類 アドベンチャーエピソード
男性用or女性用 女性のみ
エピソードジャンル 戦闘
エピソードタイプ EX
エピソードモード ノーマル
シンパシー 使用不可
難易度 とても難しい
参加費 1,500ハートコイン
参加人数 4 / 3 ~ 5
報酬 多い
リリース日 06月10日
出発日 06月18日 00:00
予定納品日 06月28日

参加者

会議室

  • [71]リチェルカーレ

    2016/06/17-23:59 

    アリシエンテさん、ごめんなさい!ありがとうございます!
    代りに戦闘の時にフィオナさんオーウェンさんの盾にの一文、入れます!

  • [70]手屋 笹

    2016/06/17-23:58 

  • [69]手屋 笹

    2016/06/17-23:58 

  • [68]月野 輝

    2016/06/17-23:58 

  • [67]アリシエンテ

    2016/06/17-23:55 

    リチェ>
    安全の為使用人を全員図書室へ依頼、追加しておいたわっ!!

  • [66]リチェルカーレ

    2016/06/17-23:54 

    シリウス行動

    出入口警戒

    ☆対オーウェン
    質問
    ・どうして二人とも装備を用意してないのか 防具だけでも装備するよう依頼
    ・『裏切り者』とはどういう意味なのか

    ☆戦闘
    ミハイに張り付き 攪乱担当 仲間と連携
    護衛対象へ向かわせない 多少無理をしても進路妨害
    カガヤのグリップビートに気づかれないよう
    武器狙い または首筋や鳩尾等急所ねらい(手刀や峰打ち 戦闘不能狙い)

    オーガ化確定の場合 一瞬目を閉じて切り替え
    殺してでも 止める

    スキル・説得省いたものです。
    えっと、リチェの方のプランでオーウェンさんに作戦説明と入れました。自分たちのことだし、知っておいてもらおうかなと。いらない!とかなら言ってください!

  • [65]アリシエンテ

    2016/06/17-23:51 

    >リチェ
    もし抜けがあったら、まだ書けるから言ってやって頂戴!あと10分!!

  • [64]リチェルカーレ

    2016/06/17-23:50 

    とりあえず書きました!

    リチェ
    記載のない部分は仲間と共通
    インカム装備 連絡は密に

    オーウェン護衛班
    わたしたちは3人とも助けたいと思っている
    ☆要望
    ・安全のため 使用人を避難させてほしい
    ・ミハイさんを無力化したら言葉をかけて ふたりの言葉が一番届くと思う
    ・ミハイさんがオーガ化していない限り 身を呈してでも『3人』を守る
    ☆質問
    ・二人一緒の方がいいのではないか
    ・同じ場所にいて貰うわけにはいかないか OKなら大広間へ
    作戦 軽く説明 
    ☆戦闘
    戦闘開始直後 トランス・ハイトランス
    精霊と信じ 捕縛目的
    仲間と連携 相手を包囲
    武装解除狙う ダメ元で輝白砂使用

    書いてみて気づきました!使用人さんの避難場所抜けてる!(真っ青)

  • [63]月野 輝

    2016/06/17-23:47 

    書き忘れてたわ。私、魔守のオーブ持ってるの。
    だから、多少なら一人でも耐えられるんじゃって思うわ。
    ドアの前で魔守のオーブで守りに入るから、その間にみんなが駆け付けてくれれば、万が一でも何とかなるんじゃって思うわ。

  • [62]アリシエンテ

    2016/06/17-23:47 

    リチェ>
    大丈夫だと思うわっ!確かトランスしてもオーガに攻撃通るようになるだけで、ハイトランスでない限り防御は上がらないってどこかの調査書に載っていたっ!(ぐっ!)
    神人って、どこまで紙なの……(←親密度の低さを恨むべき)

  • [61]リチェルカーレ

    2016/06/17-23:39 

    アリシエンテさん<

    うう…何かわたし、皆さんの危険になることばかり言ってます…?トランスの効果が直線距離なのか目視できるのが条件なのかわかりませんので、どうかトランスはしておいてください…!ええとええと、アリシエンテさんの場合も廊下ぎりぎりとかフィオナさんの部屋の前くらいまできてもらっておいたら少しはトランスの保険になりませんでしょう、か!

    戦闘<
    ふたり一緒なら大広間、オーウェンさんにも防具装備依頼、詰め込みました。
    ダメ元でわたしも「輝白砂」使用(闇属性にスタン効果あり)を入れてみました。やれることは全部してみます…。

  • [60]アリシエンテ

    2016/06/17-23:38 

    >大広間
    頭上注意も入れてみたわっ!
    そろそろ肝心の内容を切っていないか確認しなければならないわね……(段々不安になって来た)

  • [59]月野 輝

    2016/06/17-23:30 

    一緒にいて貰うなら大広間でいいんじゃないかしら。
    そこが広くて一番良さそうだし。

    私が一人になる事については、アルが回り込むように行動する事でミハイの移動を阻害しようと試みるようにはしてるみたい。
    精霊さんが4人がかりでも止められないとなったら、何をどうしても止められないんじゃって気がするしね……。

  • [58]手屋 笹

    2016/06/17-23:24 

    お二人一緒に護衛の場合は大広間でよいかとわたくしも思っていました。

    ただ大広間の場合は吹き抜けもあるので、
    頭上注意もしなくてはなりませんね。

  • [57]アリシエンテ

    2016/06/17-23:19 

    >トランス
    では、こちらのトランスとジョブスキルは捨てて、と……。
    麻酔銃があるだけでもと判断し、エストにミハイの元へ向かわせるわね。
    ミハイが精霊であれば、脚を狙ってもダメージが出るかと思われるから……!

    二人が一緒にいた場合>
    どうかしら……っ。ひとまず、オーウェンは大広間待機確定で良いのよね。

  • [56]リチェルカーレ

    2016/06/17-23:13 

    とどめ<
    シリウスの方に「オーガ化していれば」という言葉で一応入れてあります。無駄になってくれれば…!

    防具<
    オーウェンさんにもなんとか、お願いしてみます。

    ええと、またまたごめんなさいです。ふたりが一緒にいることに合意してくれたら、場所は大広間になりますか?

  • [55]リチェルカーレ

    2016/06/17-23:09 

    輝さんの動き<
    自分で言っておいて、今更ながら輝さんの危険度が大きくて不安になってきました…。一応、シリウスの方に「護衛対象へ向かうようなら止める」の一文は入れてありますが…(眉を下げる)。

    オーウェンさん居場所<
    あ、わたしも認識不測ですね…。最初から「大広間待機」なのか「出現後移動」なのか?最初からの方が、警察の人とかにも警備のお願いはしやすそうな気がしますが、どちらでしょう?

    フィオナさん側にミハイが着た時<
    こちらの方が可能性が高いですよね。麻酔銃があるなら、使えるエストさんたちにはフィオナさんの方へ向かってもらわなければなんですが…。こちらもわたしひとり残るとシリウスのトランスが切れる可能性が…。何かいい方法がないか、もうちょっと悩みます…。

  • [54]月野 輝

    2016/06/17-22:59 

    >ミハイがオーガ化してた場合のとどめ
    とどめ、とハッキリ書いてはいないけど、アルが「オーガならば遠慮はしない。倒れるまでスキルを叩き込む」的な事は書いてるわ。


    それと、一応、フィオナさんにせめて防具だけでも身につけて欲しい旨、伝えるようにしてみたわ。

  • [53]アリシエンテ

    2016/06/17-22:56 

    オーウェンの居場所>
    ミハイ出現後は、オーウェンをその場待機ではなく、大広間へという事で良いかしら。
    (プラン訂正)

  • [52]アリシエンテ

    2016/06/17-22:52 

    >ミハイの動き
    あー……
    気が触れている割に、かなり賢いものね……(頭抱え)>オーウェンさん側を襲撃、警戒を可能な限り集めきった後、振り切って2階のフィオナさんの元へ
    笹、輝…お二人とも感謝……っ(うぅ)

    ●ところで、ギルティ化していた際のとどめは誰か差す予定がプランに収める予定の方はいるかしら…?
    こちらで、リチェルカーレの心情への訴えに何かあった際に「物理的に完全に押さえ込むにはお二人の説得がないと無理(意訳)」という台詞をいれているけれども、そちらを削ればこちら側からエストにとどめの指示を差すことが出来ると思う。

    他3組、皆から余裕がないと伺った時点で削除して、挿入するから是非お声を頂ければ幸いだわ。
    他にも「その台詞入れるなら、これ入れてくれ」でも問題無いわっ。

    >二人の意志
    武装して欲しいと泣き叫びたいわね……
    現状では、徹底護衛をする事でしか対処出来ないと考えているわ。
    何か二人への良い言葉があれば良いのだけれども……

    一応、説得時には、こちらは予測範囲外の行動も視野に入れ、護衛に徹するつもりでいるわ……(圧倒的な力不足感……)

  • [51]月野 輝

    2016/06/17-22:48 

    リチェちゃん、いいわ!それでいきましょ!
    ミハイに対して精霊4人と3人だったら、4人の方が抜けられる確率は低いと思うもの。
    ハイトランスした神人が一人くらい抜けてもそれほどではないでしょうし。
    大丈夫、万が一の時は、足にしがみついてでも私がミハイを食い止めるわ。

  • [50]リチェルカーレ

    2016/06/17-22:43 

    >4組をすり抜けてミハイがもう一人へ向かったら
    そう、ですね…フィオナさん側にきた場合は、フィオナさんを無視してという可能性は低い気がしますが、逆は考えておいた方がいいかもですね…。
    わたしもせめて防具くらい身に着けて一緒の場所にいてくれた方が安心…。

    フィオナさん側、レベルの高い輝さんたちが抜けてしまうと正直ミハイ対応が不安ですが…。
    一階だと大広間が第一候補ですよね?オーウェンさんに大広間にいてもらえば、二階のその部分は吹き抜けの廊下(という認識でいいでしょうか?)なので、輝さんに廊下前くらいまできてもらえばアルベルトさんは動ける…?うーん、でも振り切られると輝さんが射線上にひとりになってしまいますね…。

  • [49]手屋 笹

    2016/06/17-22:30 

    >お二人が武装して一緒に

    そうなんですよね…
    ほんとに何故…
    本当に殺されるつもりだとしたら、
    その意思をどうにかしなきゃいけない気もしていました…

    あとわたくしの方に裏切り者の話の切欠として
    行方不明になる前のミハイはどんな人物だったのかとフィオナさんに問うようにしています。
    切欠…になってくれれば良いのですが…

  • [48]手屋 笹

    2016/06/17-22:26 

    >ミハイの動き

    もしミハイがある程度考えて動くなら、
    オーウェンさん側を襲撃、警戒を可能な限り集めきった後、
    振り切って2階のフィオナさんの元へ。が最悪のパターンかなと。

    輝が残ってくれるなら
    フィオナさん側組はわたくし達がオーウェンさん側に加勢に向かいますね。

    ギリギリの話で申し訳ありませんでした。
    皆様文字数厳しそうであれば、こちらは可能な限り心情は削ってしまおうと思っていますので、
    分担面で何かありましたら言っていただければと思います。

  • [47]月野 輝

    2016/06/17-22:25 

    と、言うか、あれよね。
    お二人が一緒の場所にいて武装してくれれば、これって解決するような気がするんだけど……

  • [46]月野 輝

    2016/06/17-22:18 

    プレイングじゃなくてプランだったわ……背後、混乱してるわね(笑)

    >4組をすり抜けてミハイがもう一人へ向かったら
    可能性としては、ミハイはフィオナさん側に現れる確率が高いわよね。
    となると、待機してて貰うのはオーウェンさん、となるから、ミハイがオーウェンさんの所へ向かう確率って少ない気が。

    むしろ問題は1階から入ってきてフィオナさんの所に向かおうとした場合、かしら。
    この場合は、フィオナさんに部屋にこもってて貰って、扉の前で食い止めるべき?
    これならドアを破られない限り大丈夫だし、もし一旦外に出て窓から来ようとしても、すぐにドアから入れば間に合うわよね。

    私達、1階に行かない方がいいかしら。

  • [45]アリシエンテ

    2016/06/17-22:16 

    >片方に1組残る

    ならば自分が! と思ったけれども
    目視から外れればトランスが途切れる可能性があるわ。
    麻酔銃が手に入らなかった場合に、トランスが途切れるとエストまで無力化してしまう

    ……いっそ、連れてきてしまった方が安心かしら(暴論)

  • [44]手屋 笹

    2016/06/17-22:07 

    プラン詰め詰め。

    >自分の担当箇所外にミハイが来た場合

    残り時間があまり無いので言った方がいいか少し迷ったのですが…

    ミハイが来なかった側の対応なのですが
    警官の方とフィオナさんかオーウェンさん二人だけで残すのは少し不安が残る気がします…
    4組で相手をしていればそう無いような気もしますが
    万が一に4組をすり抜けてもう一人側にミハイが向かってしまった場合、
    対応がかなり難しくなってしまうかもと…

    対処としては1組は必ず側に残るようにし、
    加勢に向かうのは一組だけにした方が良いのではないかと…
    わたくしの余計な心配でしたら申し訳ありません。

  • [43]アリシエンテ

    2016/06/17-21:56 

    わたしたちはそちらへ駆けつけるとしておふたり(ミハイさんがこなかった方)はその場で待機>

    ……あ、二人のどちらかがミハイに遭遇した際に、『互いを放置するはずがない』というのを前提で動いていたわっ(汗)
    直さなければっ!

    こちらは、
    ミハイ出現
    ●ミハイの元へ移動。エストは戦闘参加
    こちらは、オーウェンが追い掛けて来た場合を想定して戦闘には参加せず警戒、現れたら護衛

    といった形にしようかと。もう、この一文が入らない……

    >拘束具
    有り難いわっ。……手錠は大丈夫だと思うのだけれども、念には念を入れてという感じかしら。どこに何があるか分からないから…ひたすらに感謝っ。

  • [42]リチェルカーレ

    2016/06/17-21:54 

    輝さん<

    同じくです。行動だけですべて埋まってしまいそう…(しょんぼり)。いえ、がんばります。ちょっとでも心情・説得詰め込んで見せます…!

    オーウェンさんへの指示、ありがとうございます。フィオナさんの方にきたら呼ぶまで待機してもらうよう伝えますね。

  • [41]月野 輝

    2016/06/17-21:36 

    現在プレイング詰め込み中。
    心情と戦闘に関する事とフィオナさん達の事を書こうとすると字数が苦しいわね……

    >アリシエ
    拘束具、ね。了解よ。
    手錠とかそう言うのは「警察官が持ってるもの」、だから、今回のはコンビニルールや三点ルールには引っ掛からない気がするんだけど……
    不安点はなくしておいた方がいいものね。

    >リチェちゃん
    ミハイがフィオナさんかオーウェンさん、どちらかの方に現れた場合、
    例えばフィオナさんの方に現れたなら、オーウェンさんには警察官についててもらって
    そのまま待機してて貰うといいのではないかしら。
    逆に1階からの場合も、フィオナさんには2階から動かないようにして貰おうと思ってるわ。

  • [40]リチェルカーレ

    2016/06/17-20:48 

    オーウェンへ<

    要望
    ・使用人の避難
    質問
    ・二人一緒の方がいいのではないか
    ・どうして二人とも武器防具等の装備を用意してないのか
    ・同じ場所にいて貰うわけにはいかないか
    ・『裏切り者』とはどういう意味なのか
    ・ミハイを無力化したら、立ちあって欲しい
    「彼にはふたりの言葉が一番届くと思う。説得してほしい。わたしたちは3人を助けたい」の言葉は入れます。

    ええと、ごめんなさい。いまいちわかっていないのに気が付きました。フィオナさんかオーウェンさんか、どちらかの方へミハイさんが着た時、わたしたちはそちらへ駆けつけるとしておふたり(ミハイさんがこなかった方)はその場で待機、の認識で大丈夫でしょうか?ミハイさん無力化後、きてもらうような…?土壇場での質問申し訳ないです。

  • [39]リチェルカーレ

    2016/06/17-20:39 

    遅くなりました!ラストスパート、がんばります。
    ええと、確認しますね。

    組み分け<
    フィオナ:輝ペア、笹ペア
    オーウェン:アリシエンテペア、リチェルカーレペア
    質問、お願いはそれぞれで

    戦闘場所<
    一階と二階それぞれで考慮
    (考え中)

    アリシエンテさんの言うように、広い場所がいいと思います。それだと一階は大広間、二階だとフィオナさんの部屋になるのでしょうか?

    使用人の退避先<
    離れか図書室?決まり次第オーウェンにお願い。

    どちらがいいのでしょうね?離れにいてもらったら、わざわざそちらを狙いにはいかない…と思っていましたが、希望で作戦を組むわけにはいきませんものね。はい、決まった方をオーウェンさんにお願いします。

  • [38]アリシエンテ

    2016/06/17-19:59 

    >手錠
    感謝するわっ、輝!
    一文字増えてしまうけれども、『拘束具』としておいて頂ければ幸いだわっ!(コンビニ3品ルールが適応された場合に、手錠ではなく身近に車内に積まれている『タイヤチェーン』等に化ける可能性…)

    最初から頑丈なチェーンの方が安全かしら……でも、フィオナとオーウェンから見た時、それを『頑丈だから』で片づけていいものか……

    こちら、何か良い案があれば是非。現状、とにかく頑丈な手錠で行動するつもりでいるわっ。

  • [37]月野 輝

    2016/06/17-16:56 

    >手錠
    私、まだプランをざっとしか書いてなくて夜に手直しの予定だから、入れるのは可能よ。
    文字数あまりかけられないので、「借りた手錠にて捕縛」とか本当に一言になると思うけど、それで良ければ。


    また一言でごめんなさい。
    夜にまた来るわ。

  • [36]アリシエンテ

    2016/06/17-12:44 

    >大広間と玄関ホール
    有難う、輝!理解したわ!!(自分の屋敷はどうなっているのか)
    仕切りの無い大広間(30畳)とあったから、仕切りが無い…もしや玄関ホールと繋がっているのか!と…違和感を感じつつも……(落ち着け)

    >トランス
    ハイトランスジェミニ……考えたのだけれども、
    こちら、出来るようになったばかりであるから36分しか持たない&ミハイ襲撃時に執り行ってはほぼ間違いなく後手を踏む、その際にオーウェンが予測外行動を取ったらハイトランスのその隙を取られる可能性がある
    ……以上の理由から、通常のトランスで行くわ(さめざめ)

    エストは麻酔銃(使用不可なら足狙いの攻撃等での)ミハイの行動力無力化。私はフィオナとオーウェンの護衛に回るわっ。ミハイを押さえ込まなくてはならないのだけれども、護衛が一人では少し心許ないわね。大丈夫かしら……(不安)

    ●手錠は警察から預かった際に、ミハイを押さえ込む輝か笹、リチェルカーレの誰かに渡したいのだけれども、行動容量に、ミハイに手錠を掛けられそうな余裕がある方はいるかしら?

  • [35]手屋 笹

    2016/06/17-11:01 

    >[24]輝
    >窓側

    このお返事が出来ていませんでしたね。
    はい、窓側はお願いします。

    わたくしとカガヤは扉側と。

    >戦闘周り
    ひたすら人手があった方が良いと思うのでわたくし達はハイトランスジェミニで行きます。
    シリウスさん、撹乱ありがとうございます。
    グリップビートは一度失敗すると、同じ戦闘中では二度と使えないでしょうし、
    1回で何とか…!

  • [34]月野 輝

    2016/06/17-09:21 

    後でもう一回ちゃんと顔出すけど、取り急ぎ一つだけ。
    アリシエ、「玄関ホール」と「大広間」は別物だと思うわよ。
    玄関を入った所にある、コート脱いだりとかするスペースが「玄関ホール」で、大広間はパーティとかするお部屋じゃないかしら。

  • [33]アリシエンテ

    2016/06/17-08:16 

    助かるわっ、リチェルカーレ!! それでは対オーウェン部分のアプローチをまるっと是非お願いするわっ!

    警察は……
    あ、勘違いしていたわっ!
    『館内にウィンクルムと同じ人数いる(8名)』→『フィオナ・オーウェン一人ずつ(2名)』→『それ以外は館の窓含む出入り口を見張っている(6名)』……という事ねっ!

    『それ以外』という所から、『館の窓含む出入り口を見張っている』警官以外に『8名フリーでいる』ものだと……!!
    (そんなに武装警官の大盤振る舞いは普通出来ない)

    こちら、行動の警察の割り振りを削除書き換えを行うわねっ。
    ○……ただ、そうなると使用人を離に集めて護衛させるのは却って危険ね。図書室に集まってもらって警察に護衛をお願いするのが妥当かしら?

    対オーウェン
    ●危険だから、使用人を全て図書室に非難させてほしい。

    リチェルカーレ、こちら意見が出次第、可変すると思われる箇所となりそうだから、本日夜の意見を反映してやって頂ければ幸いだわっ。お手数をお掛けするけれども、宜しくお願いするわっ。(頭を深く下げて)

    ------

    >戦闘場所
    書きそびれたわっ!

    ●玄関ホール(北側)と、大広間(30畳)って同じ場所って認識で大丈夫かしら……?(大丈夫ではない気配しかしない)
    どなたかのツッコミが切実に欲しいところね……!(自分では判断つかない)

    基本的には広いところでの戦闘というのを意識しているわっ。
    1階はどこから侵入されてもオーウェンよりは心なし距離があるから、広い場所での戦闘に持ち込めそうであるけれども、

    問題は、2階。
    侵入箇所が多い上に大木登られてフィオナの部屋に強襲を掛けられては、フィオナの手を取り走って逃げて、1階まで行ける相手ではないと思う次第。(最悪フィオナが逃げるのを拒む可能性すらある)

    ●よって、予測のつかないミハイの出現に対応できるように、戦闘場所は1階と2階でそれぞれ分けた方が良いと思うのだけれどもどうかしら?
    インカムで連絡を取り合って、ミハイの現れなかった方が、現れた方へ援護に行く形を考えてみている現状……(良い代案があれば是非)

    こちらも、意見返答は夜になりそう。ただ、プランは時間を見つけて修正して夜に報告しようと思うから、何かあれば是非意見を頂戴頂ければ幸いだわっ。
    自分一人の意見では、どこに穴があるか分からないもの……どうか、宜しくお願いするわねっ(深くお辞儀)

  • [32]リチェルカーレ

    2016/06/17-06:36 

    わ、わ。皆さん遅くまでお疲れ様です。
    アリシエンテさん、よろしくお願いしますね。割り振りも了解です。オーウェンさんの方、わたしの方で!

    背後の都合で細かい詰めは夜になります。会議室の確認はするようにしますので、何かありましたら教えてください。

    取り急ぎ、お返事だけ。

  • [31]アリシエンテ

    2016/06/17-01:15 


    書き込み[30]で……こちらで出来るのはここまでかしらっ。
    問題無いようならば、行動に落とし込む予定でいるわっ!

    『こちらの発言が反映されていない!』『この行動は危険!こうしたらどうか?』等があれば、是非ご意見を頂ければ幸いだわっ!

    だけれども……これで、800モジ越え……
    ミハイ出現後は、皆と重なっても用心を重ねる意味で、問題無いとは思うけれども……(悩み中)

    もし、オーウェン組がこちらで問題無かった場合──
    宜しければ、リチェルカーレ…警察対応か、対オーウェンの行動辺り、どちらか少し拾ってやっては頂けないかしら……orz

  • [30]アリシエンテ

    2016/06/17-01:11 

    こちらの行動内で行いたい事

    ------

    邸到着直直後
    ●インカム要請
    メンバー全員と、警察の出入り口等の情報統括者に配布、常時連絡を取り合う
    ●警察に要請、一番頑丈な手錠(無ければ拘束用に頑丈で重い鎖)、麻酔銃(警官がついて来る様なら人命優先で即断念)

    8名の警官割り振り
    ●3名を使用人護衛、庭に2名、大木に1名で監視(後は、フィオナ・オーウェンに1名ずつ)で、8名
    護衛は派手にライトで離を照らし、監視はミハイと敵対しない様、出現情報を報告戦闘は避け逃げるよう指示

    トランス(思案中、命中がスキル加味して下がるならハイトランスはしない方向)

    対オーウェン
    ●危険だから、使用人を全て離へ移動させてほしい
    ●尋ねる
    ・二人一緒の方がいいのではないか
    ・どうして二人とも武器防具等の装備を用意してないのか
    ・同じ場所にいて貰うわけにはいかないか
    ・『裏切り者』とはどういう意味なのか
    (深くは問わない。性格上フィオナが話してくれなければ多分オーウェンも話さないと思う)

    ●ミハイを無力化したら、立ちあって欲しい
    「親友とお二人のご関係。話すのがお辛かったら構いません。ですがミハイには恐らく貴方とフィオナさんの言葉しか届かないと思います。誰も犠牲にならない事前提で、ミハイを説得しては頂けませんか? 完全な無力化の方法は、ミハイの心を知り得るお二人にしか出来ない」と、
    「依頼はフィオナさんの護衛です。しかし、こちらはミハイがオーガ化していない限り、身を呈してでも『3人』を守るつもりでいます」と説得

    ミハイ出現
    ●インカムで確認、オーウェンが危険に晒されない様に現場へ
    ●戦闘、麻酔銃があればエストに狙わせる。(護衛として一人確定で付く)警官と共にオーウェンの護衛
    ●麻酔銃が無ければ、ダブルシューターIIと命中が一番高いスキル使用、足元と足を狙わせる

    無力化後
    ●二人にミハイへ思いの丈や無力化への説得を願う
    ●何よりも、オーウェンとフィオナの安全を第一に考え、二人の予想外の行動にも対応出来る様、身を呈してでも護衛。


    オーガ化していたら、エスト含むウィンクルムの誰かがミハイにとどめ。

    ------

  • [29]手屋 笹

    2016/06/17-00:45 

    すみません、戦闘周りについても投稿すると書きましたが眠気が…
    起床後投稿しますね…皆様おやすみなさい。

  • [28]アリシエンテ

    2016/06/17-00:05 

    (考察を見て)
    笹、凄いっ!!(圧倒的な小並感)
    ……自分には到底真似できないわね……(圧巻)

    >組分け
    笹と輝がフィオナ、リチェルカーレと自分がオーウェン、了解したわっ。

    >借りられるもの
    手錠はむしろ、借りられなければ拘束出来ない!位の勢いで欲しいわね。
    武装していても、警察の無力感は否定出来ないわね……(思考転換)投網銃は諦めましょう、文字数が惜しいわ。

    併せて、麻酔銃は『警官が問答無用でついて来る』予感しかしないのよね……(アイテム、コンビニ三品ルール)
    扱いが特殊で任せられない→ついて来る→戦闘開始時に、ミハイにとっ捕まる→こちらの盾にされる=圧倒的不利
    ……それは避けたいところ。この場合、要求はする、しかし無理なら即諦める……という方向性でどうかしら?

    >戦闘場所
    事前に決めておきたいわね。なるべく広いところが良いと思うし……
    ・二階なら、客間(15畳)かフィオナの自室(この場合は、直にミハイが飛び込んできた場合、脚の早さより戦闘回避不能と思われる)
    ・一階なら、大広間(30畳)

    ○防衛ウィンクルム全員と、出入り口を固めている警官の通信情報を纏め上げている人物に前もってインカムを配ろうと思っているわ。

    こちらの場所ならば、インカム通達で、ミハイの出現場所が分かり次第、事前に通達が来れば、階ごとのターゲットを連れての移動が可能な場所かと。

    >話し合い
    ……思案してみたのだけれども、ミハイは、可能性的にフィオナとオーウェン以外の言葉は聞かないのではないかとも思われるわ。こちらは、その分オーウェンの説得に当たってみるわねっ。
    お互いの危険に駆け付けない二人ではないでしょうし、同時に長年探し続けたミハイが現れてオーウェンが仕事をし続ける訳が無い。

    手紙に関しては、二人揃って一言も口を交わしていない等とは到底思えない。
    なのに防具装備していない、なんて本当に二人揃ってミハイに襲われ死ぬ覚悟としか思えないわ。
    フィオナの依頼はオーウェンがフィオナだけでも、と独断でA.R.O.A.に依頼している可能性もある。
    どちらにしても、ミハイが片方だけ放置するとは考え難い(PL情報ならフィオナの方が上の可能性)から、戦闘中も二人の護衛は必須かしらね。
    有事にはエストに麻酔銃を狙わせて、こちらがオーウェンを守る事にするわ。

    やろうと思っている事はこれからっ!
    24時間切ったのに、頭の中がゆるふわだわ、危険っ!

  • [27]手屋 笹

    2016/06/16-23:14 

    フィオナさん、オーウェンさん説得に当たるなら背景をある程度想定した方が良いかと思って延々3人の関係を考察していましたが(まだやっていた)
    推測を交えて以下のようにまとまりました。
    フィオナさんだけがターゲットなのもこれなら違和感ないのではと思いましたがどうでしょう…

    何か抜けや違和感のある場所があれば突っ込みいれて頂ければと。

    【PL視点考察】
    ▲の箇所は推測であり、確定した情報ではありません。

    仲良し3人組の約束
    ▲実際(内心)はオーウェン←フィオナ←ミハイの3角関係

    ▲フィオナは仲良し3人の関係のままで居たいと
    告白してきたミハイを振る。

    27年前ミハイ行方不明
    ▲(拉致等、テオバルトの研究所へ)
    フィオナ、オーウェン両名はミハイを見つけられず。

    研究所でGにゆさぶられるミハイ
    ▲フィオナは君を愛してなんかいない等々
    ▲フィオナ、オーウェンとの人間関係に関するゆさぶり
    逃亡

    ▲元居た場所に自力で帰れず生活の為、マントゥール教団に手を貸す。
    角の事で自分から行ったのか教団員から引っ張り込まれたかは正直不明。

    レティシアの村を襲撃。
    ▲偶然フィオナと同じ声を持つ、レティシアに遭遇。

    レティシアの恋人を殺す。
    ▲レティシアが「恋人」と楽しそうにしている「フィオナの声」を出している事に苛立つ。
    ▲自分以外の存在と楽しそうにしているフィオナの声が許せない。
    ▲恋人を殺し、楽しそうにしているフィオナの声を止めさせた。
    ▲レティシアを捕らえたりしなかったのはそれで満足したからか。

    《混沌の肖像》
    レティシアに再び遭遇。
    教団の依頼で共闘し誘拐。

    《蘇生する記憶の肖像》
    姿を見ないでレティシア(=フィオナの声)と会話。
    会話に違和感を感じるたびフィオナではないと思い出す。

    《永久の肖像》冒頭
    二人の結婚を知り、▲自分以外の存在と幸せになっているフィオナを許せず。
    ▲仲良し3人の関係のままがいいと言っていたのに、裏切り者に死を。
    ▲気がふれた辺りからオーウェンはどうでもよくなっていた可能性。

    と、こんな妄想をしてみました。
    フィオナさん、オーウェンさんがウィンクルムになった事を知り、
    二人に置いてかれると思って力を得る為に研究所に自ら向かった説も思いつきましたが、
    もっとありえない流れになったのでおそらく違うかなーと。

    戦闘周りについても投稿します。

  • [26]月野 輝

    2016/06/16-23:03 

    あ、えっと。
    三連投になっちゃうけど、誤解されてるかもってちょっと思ったから少しだけ。
    ミハイに対して言葉をかける事事態は悪い事だとは思ってないわ。
    何かで心を揺さぶられれば正気を取り戻す可能性があるかもと言うのは私も思うし。

    一番言葉が届きそうなのがフィオナさん達だというのも、その通りだと思うの。
    でも、言葉が届く前に刃がお二人に届いてしまう可能性が高いから、ミハイが来た時にお二人を会わせたくはないのよね。
    何より、前にアリシエが言ったみたいに、お二人はミハイに殺される覚悟もしてるかもしれないから。

    だからお二人を会わせて言葉を交わして貰うなら、ミハイを捕まえてからの方がいいと思うのよね。
    できればミハイのことも救ってあげたいのは、私も一緒よ。

  • [25]月野 輝

    2016/06/16-22:46 

    >警官
    とりあえず見張りをそのままお願いしておいて、ミハイを見つけたら私達に連絡を入れて貰った上で
    逃げて貰った方がいいかもしれないと思ったわ。
    なので、麻酔銃とか手錠とかはいっそ借りたらどうかなって思ったんだけど。
    麻酔銃はPGのエストさんなら扱えるんじゃないかと思うんだけど、どう?

    この辺の道具を借りられないかは、手分けして申請できるといいと思うわ。

    >戦闘(無力化)
    私達、らぶてぃめっとトランス…とも思ったんだけど、これ凄い力が出る代わりに3Rしか保たないのよね。
    ハイトランス・ジェミニで戦える人数増やした方がいいかしら……うーん。
    今のところ殺さない前提だし、ハイトランスの方がいいかもしれないわね。
    こちらは、アルがみんなの盾になるつもりで動こうと思ってるわ。
    カウンターで向こうの攻撃を返せるから、手番より多くダメージを与えられると思うの。

    そうね、お屋敷を荒らしてしまうのは申し訳ないけど、屋内の方がいいと私も思うわ。
    ミハイがどこから来たかにもよるけれど、戦闘場所は玄関ホールあたりを想定した方がいいかしら。
    フィオナさんを狙って木に登って二階へ来るようなら、フィオナさんを連れて一階へ移動する感じで。

  • [24]月野 輝

    2016/06/16-22:46 

    >ミハイの対応
    それでは、
    「精霊だと思って行動、実際に見てオーガ化してると判断したら討伐」「判断できたら警察に知らせる」
    で決まりね。武器は対オーガ用の物を持って行くようにするわ。……アルが、だけど。

    >担当
    考えたのだけど、もしオーウェンさんがフィオナさんを守ろうとして先に飛び出したりしたら、
    と考えると、やっぱり2組いた方がいいかもしれないわ。
    なので、ここはリチェちゃんの意見通り、私と笹ちゃんでフィオナさん、アリシエとリチェちゃんでオーウェンさん、でどうかしら。

    2組で担当すれば聞きたい事も手分けできるし、お二人が移動する時には前後を挟むように護衛して警戒できるかなと思うの。
    「お二人に共通の聞かなきゃいけない事」は
    ・何故バラバラに生活してるのか。二人一緒の方がいいのではないか
    ・「裏切り者」とはどういう意味なのか
    ・どうして二人とも武器防具等の装備を用意してないのか
    を聞いてみて、同じ場所にいて貰うわけにはいかないかを提案する形になるかしらね。

    ※同じ場所にいる事を拒否されたら
    これはもうピッタリくっついて歩くしかないわね……
    もし同意して貰えたら……オーウェンさんのいる書斎あたりにいて貰えると守りやすいかしら?

    ※フィオナさんが自室にいる場合
    窓側と扉側に分かれて警戒する必要があると思うのね。笹ちゃん、私達が窓側に行っていいかしら?

  • [23]リチェルカーレ

    2016/06/16-21:58 

    連投します。

    >戦闘場所
    屋内の方が入ってくる場所も限定されるし、(可能性はほとんどなさそうな気がしますが)逃走の危険性も少しは減るかなあと。アリシエンテさんが言われたように、ミハイさんを助けるにしても………止める、にしても。チャンスは今回限りな気がします。悔いのないよう、動きたいです。

    >ミハイと話
    わたしも通じる可能性はあまりない気がします…が、声はかける、つもりです。効果がなくても仕方ないくらいのつもりで…。文字数、がんばります(握りこぶし)。

  • [22]リチェルカーレ

    2016/06/16-21:47 

    書き込みが遅くなってごめんなさい…!

    >ミハイの対応についての判断
    「精霊だと思って行動、実際に見てオーガ化してると判断したら討伐」
    ですね。わかりました。警察へは判断できてから報告で、わたしも良いと思います。

    >ミハイの無力化
    戦意喪失、武装解除を狙っていく感じですね。カガヤさんありがとうございます。グリップビートII、心強いです。
    とりあえず、ミハイさんはスキルは使わないようですし、近接攻撃だけと思って大丈夫でしょうか。まあその攻撃力がとてつもないのですけども…。シリウスはできるだけ張り付いて、万が一にもフィオナさんの方へ向かわないようにしようかと思っています。カガヤさんの攻撃から目を離させるように、攪乱担当で。

    以前の依頼で、他の人を盾にするような動きもあったので頭に血が上っていると警察の方も危なくないかなと少し心配です。援護をしてもらうにしても離れた位置から、とお願いしたいです。

    >担当
    フィオナさんの方が危険度か高い(護衛依頼が彼女だけ)理由がはっきりすればいいんですが…!確実性があるのなら、フィオナさん3、オーウェンさん1でいいと思います。2:2にするのであれば、レベルが高い輝さん笹さんにフィオナさんについていただいた方が安心な気がします。わたしたちはオーウェンさんの方へ。
    シリウスの攻撃力が下がるのが痛いのですけど、ハイトランスの予定です。攻撃力と素早さ以外は少しずつ上がりますし。タイミングも悩みどころですよね…。

  • [21]アリシエンテ

    2016/06/16-02:10 

    輝の意見を通り抜けてしまったわ!(汗)

    >ミハイの対応
    もう本当に、対オーガ武器で殴るしかないというのが切ないところね……(現状、それ以外の判断は難しい)

    >無力化
    ●輝の麻酔銃も良い案ね!(使えそうなものは是非とも使いたいスタイル)実験漬けだったとはいえ、何年も経っているなら麻酔が少しくらい効いても……!(ぐっ)

    依頼書の内容から察するに、ミハイはフィオナ、もしくはオーウェンのいる所に必ず現れる以上、入り口の警官の見張りは要るのかを考えていたわ。
    それならば、
    ●使用人護衛以外は、二人の護衛とウィンクルムの後衛からの無力化武器使用に回ってもらいたい……
    これも、警察の無力化武器に対する協力が得られるか分からないから、不確定なのよね……orz

    しかし、侵入すら分からなかったら本末転倒だから……警察の協力を仰ぐのにすでに行動が尽きそう……無駄を見つけてどこかで省かなくては……!


    ◎人数分のインカムが欲しいわね。組分けの為に切実に……これは請求すれば用意してもらえそうな気がするわねっ。
    狙われるのがフィオナであろうと思ったら、オーウェンがフィオナへの見せしめに、先に殺されましたとなったら大惨事だものっ。

    ハイトランスは、今日中に計算してみるわね…!(今回が初めての使用)
    エストの攻撃力が絶望的に下がるから、ハイトランス・ジェミニは悩ましいから使わないかも知れない……(ハイトラジェミニの使い勝手がいまいち分かっていない)

  • [20]アリシエンテ

    2016/06/16-01:41 

    >ミハイの無力化
    カガヤのグリップビートIIは心強いわっ。頼りにしているわねっ!

    ミハイの無力化についてなのだけれども……
    過去の依頼書のよると、
    『ミハイは、自分の足で建物の上を駆け抜け、その足で、車に追いついている』
    ……その脚力を考えると、身体能力全般がそうであった場合に、簡易に手に入る道具で縛る程度では引き千切られると思っているわ。

    実際に過去に護衛役をボコボコにしている。
    ●ミハイは、素手でも十分に戦闘が可能ではないかと思案しているわ。ある程度の戦いは確定かしらね。
    弱らせても、殺せない以上手加減が必要……でも、手加減出来る相手なのかしら……(隠し切れない不安)

    ●手錠は良いわねっ、事前に借りられるか尋ねてみるわっ。
    とにかく警察所持の中から一番頑丈なものを!

    投網銃は断られるかが、微妙なところね……むしろ断られるかも知れない。
    一応、「オーガ並みの身体能力があるものの、精霊の可能性がある。むやみに殺せないならば無力化したい」で協力を仰ぐつもりでいるわ。

    しかし、警察の協力で投網銃が利用出来たとしても、時間稼ぎになれば良い方ね。
    皆で抑え込んだ時に振り払われそうになった際の保険になれば良いのだけれども。
    ●その間に手錠が掛けられれば……他にもっと手軽で確実に、時間稼ぎなりそうな物はないかしら……!(悶々)

    精霊全員で抑え込んで神人がフィオナとオーウェンの護衛に当たるならば、振り払われても最悪の事態は避けられそうね。
    しかし、そこから再度ミハイを抑え込む為の戦闘となっては難しいから……何としても一回の戦闘で決めたいところ。

    ●こちらは、現状ガン・アサルトと、ダブルシューターIIを持っていくわ。
    他の方は、HB・SS・PGとバランス的にもとても心強いから、とにかく動きを止める方向で動きたいと思っている次第よっ。

  • [19]月野 輝

    2016/06/16-00:53 

    >ミハイの対応
    「精霊だと思って行動、実際に見てオーガ化してると判断したら討伐」、警察へは判断できてから報告、
    でいいとして、問題はどうやってオーガ化してると判断するか、よね。
    オルガスコープが使えるなら何とかなるでしょうけど……。
    とりあえず対オーガだとダメージが上がる武器を装備していって、
    それで攻撃して大ダメージになるようならオーガだって判断していいかしら……。

    >ミハイの無力化
    戦闘不能にするしかないと思っていたわ。
    あの身体能力、強靱な肉体なら、ちょっとやそっとじゃ死亡しないかなと思うので……
    武器をカガヤさんが取り落とさせる事ができるなら、その後武器を取り上げてから弱らせて捕縛、かしらね。

    武装警官の装備に、麻酔銃とかないかしらね……あれば弱らせた所に撃ち込んで貰ったらいいのではないかと思ったんだけど。

    >戦闘場所
    できればお屋敷の外で戦いたい所だけど、ミハイがどこから来るか分からない以上、屋敷内の戦闘を想定した方がいいのかしらね。
    フィオナさんとオーウェンさんには外に飛び出さないように見張りをつけて(警察にお願いする?)、
    精霊全員、もしするつもりがある方がいればハイトランスで神人もミハイに対峙して囲んでしまえばいいかなと。
    手加減して勝てる相手ではないはずだから全力で行った方がいいと思うわ。
    オーバーキルが怖いけど……

    ちなみに、私達はハイトランスからぶてぃめっとトランスか、どちらを使うか悩んでるわ。

    >担当
    アリシエ達がオーウェンさんを担当するなら、私達はフィオナさんの方へ行くわ。
    3組と1組なら、笹ちゃんとリチェちゃんもフィオナさん担当、2組ずつなら分かれて貰う事になるけど……

    中での配置も人数で違ってくるわよね。どうしましょう。

  • [18]手屋 笹

    2016/06/16-00:02 

    まだ関係性について考えがまとまっていませんが
    いい加減実戦の事も考えなくては…

    >ミハイの対応についての判断
    それでは輝がまとめてくれたように
    「精霊だと思って行動、実際に見てオーガ化してると判断したら討伐」
    で良さそうでしょうか。
    わたくしも異議はありません。
    警察に伝えるタイミングも判断できてからに賛同です。

    >ホルムウッド夫妻
    ミハイが来る前の説得にせよ、情報を確認するにせよ何かしら会話は必要そうですね。
    フィオナさんとオーウェンさんに担当を付けるなら…
    わたくし達はフィオナさん、オーウェンさんと関わるのは今回が初めてなので特にこだわりはありません。


    >ミハイと話
    そもそも精霊だったとしても気がふれている状態なので
    まともに会話できる状態なのかどうかも怪しいですしね…
    最初から話ができるとはわたくしもあまり思っていません。

    無力化は最低限武器を落とせばいいなら、カガヤがグリップビートⅡを使用できます。
    動けなくするなら皆で取り押さえて、縛る、警察の方が居るなら手錠をかける等も出来そうですね。
    ミハイの力がどの程度なのかという不安もあるのでフィオナさん、オーウェンさんと話を
    させるにしても、取り押さえた後も警戒した方が良さそうな気がします。

  • [17]アリシエンテ

    2016/06/15-22:43 

    >ミハイがオーガか否か
    もし心がトリガーの場合……フィオナとオーウェンの苗字が同じであった時点で、オーガ化していてもおかしくないのよね……
    『精霊だと思って行動、実際に見てオーガ化してると判断したら討伐』
    オルガスコープがデミ含むオーガのみに判断してくれれば、一番良いのだけれども……(期待は薄い…)

    >手分け
    フィオナが狙われやすい場所にいる事からも3組・1組で現状納得だわっ。けれども、使用人と警察の指示出しで、オーウェンの方が行動が圧迫される可能性が高いから、その場合は2組・2組が良いと思われるけれども、どうかしら?

    ●こちらは、現状、他に立候補の方がいなければ、警察・使用人等沢山言いまくった手前、オーウェン側に立候補するわねっ。

  • [16]アリシエンテ

    2016/06/15-22:13 

    取り急ぎっ

    >ミハイの無力化
    これについてずっと思案していたのだけれども、正直なところ全くもって良い案が浮かばないわっ。
    恐らく輝の言う通り、出会い頭の説得は無理、に同意。
    ただ、
    ●説得には無力化しないといけない。しかし相手はオーガレベルの身体能力
    ……殺さない程度、しかし会話は出来る程度のフルボッコというのは、可能かしら。
    無力化には、何か1クッション工夫がいるのではないかと、ずっと考えていて。

    無力化させる場合には、フィオナとオーウェンに会わせて、相手が激情しても身動きできない状況にする必要があるのではないかと。
    ●ウィンクルムが警戒するのは勿論の事、警察がフル装備でいるのならば、私達には使い方が分からないかも知れなくても、弱り切った瞬間に、投網銃(ネットランチャー)で左右から捕縛してもらうのはどうか。

    というのを思いついた次第。対案がなければこちらで手配を行動に入れようと思案しているわ。
    ……熊の様だけれども、相手の方が強いのだもの。話し合いでフィオナとオーウェンが予想外の行動を取ったら、兎に角警戒する以外に対処法が無いのは心許ないわ。

    輝の発言についてはこれからっ!

  • [15]月野 輝

    2016/06/15-21:49 

    >ミハイがオーガか否か
    気が触れて研究所を逃げ出した後、残虐になって村を襲ったりした。
    その時にフィオナさんと声がそっくりなレティシアさんを知り、手に入れたくなった。
    だから邪魔な彼女の恋人を殺した。
    この辺りには優しさが残ってなかったのかな、って。
    だからカーチェイスをした時も残虐に周りの人を殺して……

    でもレティシアさんを軟禁して、その声を聞いてるうちにフィオナさん達と過ごした
    懐かしい日々が蘇ってきて、それと共に精神が元に戻っていったのではないかと。そう思っていたの。
    懐かしい日々の思い出がミハイをオーガ化から守ったのではないかしら、と。

    でもこの辺は実際ミハイを見てからじゃないと判断が難しいとは思うわ。
    だから、まずは『精霊だと思って行動、実際に見てオーガ化してると判断したら討伐』に賛同するわね。

    警察に伝えるのは、実際に対峙して判断ができてからって事でいいかしら。

    >フィオナさんとオーウェンさん
    とりあえず、『現在』お二人がバラバラになってるのは確かなのだから、手分けする必要はあると思うのよ。
    一緒にいて欲しいと頼むにしても、一人ずつ説得するわけにいかないでしょ?
    だから、とにかく担当を決めて。
    「裏切り者」が何のことなのか、どうしてバラバラに行動してるのか、どうして武器防具を持たないのか、
    そこを担当した人が聞くようにした方がいいと思うわ。

    現状、護衛が必要なのはフィオナさんの方だし、フィオナさん側に3組、オーウェンさん側に1組がいいかしら。
    2組ずつがいいなら、言ってね。

    >使用人
    通常業務を行ってるって凄いわね……。
    とりあえず夜の間は部屋にこもって出てこないようにしてくれないか、オーウェンさんにでも頼んでみるといいと思うの。
    巻き込まれたら大変だものね。

    >ミハイの説得
    襲いにきたミハイをすぐお二人に会わせて説得させるのは、私は反対よ。
    私達が護衛してるとは言え、隙を見てフィオナさんを狙われないとも限らないもの。
    できれば説得する前にミハイを無力化しないと難しいんじゃないかしら。
    おそらく怒りに我を忘れてる状態だと推察するから、お二人を見たら逆上するんじゃないかと。
    私達でミハイを止めて無力化して、危険がなくなってからお二人に会わせた方がいいと思うの。

  • [14]アリシエンテ

    2016/06/15-21:45 

    >警察への通知
    『武装警官として考えうる武器、防具、道具は持っている』との事だから、対処は出来るでしょうけれども、対処する前に複数名が斬り殺されそうね。
    リチェルカーレの言う通り、ウィンクルムの同数8~10名、使用人の警護と、出入り口監視が安全かしら。

    ●……出入り口監視の場合、
    侵入すると思われる場所から離れ安全圏からの監視、遭遇時には決して戦わない様にという旨の通達が必要そうね。
    気が触れている上に、ターゲット以外見えていないなら、敵対する様な邪魔な存在は斬り伏せた方が早いもの。

    >フィオナだけの理由
    色々考えられるわね。
    1.『ミハイが来ると確信したオーウェンは、彼を助けられなかった自責の念より、自分は殺されるつもりで、フィオナだけをA.R.O.A.の護衛対象に依頼した』
    2.『手紙は実はフィオナ宛て(フィオナの部屋に置かれていた等)』
    3.『A.R.O.A.のミス』……これは、考え難いわね(汗)

    でも、この事態において『二人は防具すら装備していない』
    これはウィンクルムでも自殺と同義だわ。
    ●二人揃ってミハイに殺されるつもりでいる可能性が高いから、最終的には両方を守る事になるのではないかとは思う。

    ●ウィンクルムがミハイと対峙するならば、フィオナとオーウェンが飛び出してこないように、ウィンクルムの後方で、この二人も警察に護衛監視してもらえれば助かるかも知れないわ。

  • [13]リチェルカーレ

    2016/06/15-20:52 

    (連投失礼します)

    3人の関係>

    そう、ですね。直接フィオナさんなり、オーウェンさんなりに聞いた方がいいですね。「どうして、彼は『裏切り者』と言ってきたのか」「なぜふたりは別の部屋にいるのか」「ミハイさんをどうしたいのか」。お二人とも、嘘は言わないと思います。ただプライベートですし、言いにくいことはあるかもしれないとは思いますが…。そういえば、依頼は「フィオナさんの護衛」でしたっけ。どうしてフィオナさんだけなんでしょう。オーウェンさんも条件は同じだと思うのですが…「フィオナさんだけが狙われる理由」または「オーウェンさんは狙われない理由」があるのでしょうか?
    「意図的に別々の部屋に」…そうか、そうかもしれませんね。それだと説得は難しいかしら…。うーん、だけど、ミハイさんの説得にはやっぱりお二人の言葉がいる気がするんですが…お二人に「なんとかミハイさんを助けたい。彼を助けるには二人の言葉が必要だと思う」とお願いするとかしか今は思いつかず…ごめんなさい、もう少し考えてみます。

    輝さん、ありがとうございます。聞くだけでも悲しくなる報告ですけど、そのお話を知らないと前に進めない気がします。よろしくお願いします。

  • [12]リチェルカーレ

    2016/06/15-20:40 

    >ミハイ
    …どうして、あんな実験ができるんでしょう。27年前からずっと、ミハイさんは悪夢の中にいるのでしょうか。そう思うと…。
    笹さんの言うように、「日記の時点では『オーガじゃなかった』、でもレティシアさんの村や恋人への仕打ちを考えると…心が壊れてしまっていないか、気になります。精霊の心が闇に染まると『オーガ』になってしまうんですよ、ね。
    だけど可能性が0じゃないなら、かけてみたい。わたしはそう思います。とても個人的な意見なのはわかっていますが…。
    アリシエンテさん、お問い合わせありがとうございます。オルガスコープ、使えるといいですね。

    そういえば、『精霊』か『オーガ』か、警察の人に伝えなくてはいけないんでしたっけ。どちらと伝えるかはとりあえず置いておいて、「オーガ並の戦闘力があるから気を付けて」とか「戦闘時は巻き込まれると危ないので、使用人の人の保護や出入口の封鎖(見張り?)をお願いしたい」とかお話した方がいいのでしょうか。

  • [11]アリシエンテ

    2016/06/15-17:47 

    >ミハイ(No.18)
    (「肖像なき背徳者」)依頼書を改めて閲覧してきたわ。
    最初に読んだ時は言葉を無くしたものだけれども、改めて読んでも絶句に値するわね。

    >概ね精霊だと思っていますがオーガ化している可能性も0じゃない
    ダメ元で、「オルガスコープ」がオーガのみ対応なのかの問い合わせを投げてみたわ。
    もしこれで、デミ・オーガまで使えて、ネイチャーには使えない品物ならば、ミハイのデミ化の判断に利用出来るかもしれない。

    しかし、デミ・オーガにまで使用できても、結果は使ってみるまで分からないから、現状では『精霊だと思って殺さない方向』にて動くという笹の案に同意するわっ。

    使えると判明したら、行動に『オルガスコープ使用。オーガと判明した際には捕縛後殺害』的な一文が入れられたらと。
    オーガに殺害と言うのも、似合わない言葉だけれども、この場合は殺害よね……

  • [10]手屋 笹

    2016/06/15-11:00 

    発言遅れましてすみません。
    3人の関係を延々考察していたら終わらなくなってしまったので
    とり急ぎ意見できる部分を。

    >ミハイ(=被験者18)
    「肖像なき背徳者」の依頼、確認しました。
    とはいえメタ的に確認したというだけなので、
    輝からは直接また話を聞かせて貰えるとありがたいです。

    >ミハイは精霊であるかオーガであるか
    「思い出の肖像」の依頼時以前の襲撃が3年前+リアルタイム時間経過を含めて、既に5年前。
    テオバルトの日記の内容はおそらく最低でもそれ以前。
    その段階ではオーガ化していないと書かれていたものの
    リチェさんの言うように時間が経過している事で不確定さが増してしまっている気もしますね…。

    テオバルトの日記(=最低5年以上前)を信用するなら、
    ミハイは身体強化が行われている且つ気が触れてしまった精霊。
    レティシアさんの恋人への行いや攫う時の行動の人の扱いの残虐さも
    気が触れていたという事でまとめられると思ってよいでしょうか。
    アリシエンテさんの言うように確かに享楽さはない気がしますね。
    ミハイの行動には「無差別性」がおそらく無いです。
    何らかの形でフィオナさんが理由に関わっているような…。

    ただ、直近でテオバルトの日記のように研究というレベルで第3者からの観察を受けて
    オーガ化していないと言われてないので5年経過でどうなってしまったのかが
    判断しにくいので悩んでいます…。

    概ね精霊だと思っていますがオーガ化している可能性も0じゃないと
    いうのがわたくしの考えです。
    ただこの場合精霊だと判断して捕らえに動いておくように思って行くのが良いかなとは。

    護衛やお三方の関係について言及できず申し訳ありません。
    もう少しだけ考えますね。

  • [9]アリシエンテ

    2016/06/14-23:45 

    【1000文字の分割とか何考えているんだ】

    ●1階に移動してくれないのであれば、ミハイが現れた瞬間に、戦いやすい1階にフィオナごと連れて大広間まで走る……考えたけれども、ミハイは一直線にフィオナを狙って来るはずだから、少し時間を稼がないと、追いつかれそうな気がしたわ。
    力技で押し切ってくるはずだから冷静ならば通れる程度の机・椅子のバリケードを作れれば対処できるかもしれない。

    ●(但し、使用人は、ホルムウッド夫妻の指示しか従わないので、大広間使用時には邪魔な障害物の片づけも、事前にお願いする必要がある)


    ●でも、ミハイを止めるには、同じくフィオナとオーウェンの言葉以外には無いと思える。

    あの、ウィンクルムを思いっきり蹴散らした『走る高速暴走デコレーショントラック』みたいなのを止める手立てが、正直この他に思い至らないわっ(過去報告書を読んで絶句した)

    一階までフィオナさんを連れて行ければ、騒ぎはオーウェンさんにも届くだろうからそこで、合流させられたら良いな、とか。

    殺さない為にも、フィオナとオーウェンの協力が不可欠なのだけれども、その為にも協力材料を探さなければならない気がしてきたわ。
    ──正面切って戦っても、勝てたところでミハイが死んでしまってはどうしようもないものね……


    思い浮かんだ、やった方が良いかも知れない事を、ひたすら並べていたら大変な事に……orz

  • [8]アリシエンテ

    2016/06/14-23:43 


    こちらこそっ。改めて、宜しくお願いするわっ!(お辞儀)

    【備忘録兼】

    >ミハイについて
    これから改めて報告書を閲覧するつもりだけれども、記載内容は相当のトラウマものだったようね。ええっ、是非話しておいて頂ければ、行動やその他にも一貫性が持てるかもと思えるわっ。

    >フィオナとオーウィン
    (PL情報)
    フィオナとの恋人(想い人)説、『3人の時間』をフィオナとオーウェンがミハイを見捨てて『2人の時間』にしてしまった説……個人的にはどちらも捨て難いわね……
    気になるけれども、レティシア・ハーカーさん奪回時には、ミハイはレティシアさんを『ちょくちょく、フィオナと勘違いしていたけれども、それで殺したりしなかった』と考えると、

    『同一苗字である事を知り、初めて殺そうと思った』
    という事には間違いなさそうだから、前回より状況は変化しているのよね。

    ●これは素直に『今回狙われている理由と思わしき事』を「これからのミハイに対する行動の指針となる事だから」と、フィオナに聞いた方が良いかも知れないと思ったわ。
    (護衛前段階、かなり早い時点でのPC情報への落とし込み)

    フィオナとオーウェンは、流石に自分の為に危険に当たろうしている、後輩のウィンクルムに事情を隠すような事はしないと思…いたいところ。(後少し根拠が足りない)


    >2階と1階
    そうなのよね……輝の言う通り、フィオナは心当たりがあるから、ミハイと会う為に敢えて個別行動を取っている可能性も確かにあって。
    そうなると、ミハイが現れるまでは動かない可能性があるわね。個人的には、『当人に本当に守られる意図があるのかを、早々に聞いておきたい』位だわ。YesでもNoでも、聞いたところで作戦変更が行えないのが辛いところだけれども。

    >警備
    あっ、自分もオーガ・ナノーカを持っているわっ! ミハイは、その実験の影響か人の区別がつかない位に目が悪い。
    ●監視カメラ替わりに放っておくのは名案だと思われるわねっ。

  • [7]月野 輝

    2016/06/14-22:04 

    わ、アリシエ、よく来てくれたわね、心強いわ!(ぎゅっと抱きしめ)
    ふふ、よろしくね。

    >ミハイについて
    とりあえず、リチェちゃんとアリシエと私、3人の意見は「精霊」で一致ね。
    そうよね、オーガだったら、オーブとかナイフ使う必要ないのだもの……。

    あの施設での実験の記録は酷い物だったわ……
    ええ、了解よ。
    あの記録にあった「被検体No.18について」みんなに話すようにしておくわ。


    >二人が離れてるのは何故?
    わざわざ離れてる上に、フィオナさんの部屋の外にはおあつらえ向きの大木。
    ここから入ってくる可能性に気付かないお二人じゃないと思うのよね。
    もしお二人が「敢えて」離れてるのなら、一緒にいて貰うのは難しいかしらと。

    もしかしたらミハイが来るのを待ってるのかしら、と言う気がしなくもないのよね……。
    とりあえず、一緒にいて下さいと頼んでみて、ダメだった時の対処法も考えておいた方がいいと思うの。

    >裏切り者
    もしかしたら、なんだけど。
    フィオナさん、ミハイの恋人だったとか……
    PL情報混じりの話になるけど、フィオナさんは「手を離してしまった」と言ってるし
    ミハイはフィオナさんの姓が「ホルムウッド」なのを見て逆上したようだし。
    フィオナさんに対しては、「自分がいなくなったと思ってオーウェンと結婚したのか」
    オーウェンさんに対しては「自分がいなくなったらフィオナに手を出した」
    と思ってるのかな、と。だから裏切り者なのかしら、って。

    (誤字があったので書き直しました。ごめんなさい)

  • [5]リチェルカーレ

    2016/06/14-20:53 

    アリシエンテさん、お久しぶりです。ご一緒できて嬉しいです。よろしくお願いします。

    迎える場所>

    そうですね、わたしもふたり一緒にいてもらった方がいいと思います。守りやすいというのと、ミハイさんにはやっぱり、このふたりからの言葉が必要だと思うので…。(PL情報ですが)オープニングを見ると、フィオナさんに好意を持っていたのでしょうか?オーウェンさんを見ると逆上してしまう、というのなら少し考えなければいけませんけど…。
    関係ないかもしれませんが「裏切り者」とはどういうものでしょう?「ずっと3人でいると言ったのに、離れてしまうなんてウソつき」とかそういう意味…?
    戦闘になってしまうことを考えると、広い場所の方がいいのでしょうね。広間、とか…?
    お屋敷が広いから見張りが手が回り切るか心配ですね。オーガ・ナノーカを人のいないところに置いておいたらダメかしら。

    ミハイ>
    過去の依頼報告を読むと「オーガ化したのではなく、Gが精神的揺さ振りをかけた結果、気が触れた」と合ったので…時間が立っていますし、この記録が全てではないかもしれませんが…だったら、まだ何とかなるかもしれないと思いたい、です。輝さんはこの依頼に参加されていたんですよね?わたしたちに話してもらうことで、共通認識としてこの実験の詳細を持てるかもと。

  • [4]アリシエンテ

    2016/06/14-01:08 

    お邪魔するわ! 頭脳もレベルも中途半端なアリシエンテと、精霊のエスト(PG)と言うわ!
    笹、輝、リチェルカーレ、改めて皆様どうか宜しくお願いするわねっ!!


    >フィオナとオーウェンの居場所。
    特に、この2階は隙だらけで、とてもではないけれどもフィオナを守るには、余りに危険すぎると思われるわ。本当にこのような場所にどうして二人で分かれているのかしら……

    ●ひとまずは、
    この一件が片付くまで、フィオナにはオーウェンと共にいてもらう方が安全だと思われるわね。
    一応、『会話は出来るし適切な指示には従う』とあるから、フィオナを説得する価値があるかと思われるわ。

    二階は、見れば見る程、侵入経路の宝庫の様であるから……全員で散って各所の出入り口を押さえてしまうと、
    ●人数不足が祟って、実際にミハイと交戦になった際にその場のメンバーだけでは抑え切れない出来ない可能性もある。

    二階には、一階に向かう階段など『必ず通るであろう道』に、音が激しく鳴る不安定なバリケードを敷いて、警備は最低限。
    ●可能な限り、警備と対ミハイ戦に戦う場所を『二人を一気に守れる、1階』に絞り込みたいのだけれども……どうかしら?

    本当に精霊ならば、殺せない、どの様なものでも殺さずに捕獲するのが一番難しいから、メンバーは見張りを兼ねながら即座に合流できた方が良い。

    これに関しては、2階の方が効率が良いなどの対案があれば喜んで従うわっ。


    >ミハイの正体
    こちらは少しメタな話になってしまうけれども、

    ・ミハイ本人が「オーガだと言った覚えはない」と告げている。
    ・(警察権限で)最悪の場合、射殺許可は出ている。 ──とある事から、

    銃で制圧出来る相手……精霊、ではないかと。

    ●メタではない視点で行くと、高スケールオーガはこぞって享楽主義者であったけれども、今回のミハイにはそれが無い……オーガが生存者を残しても仕方ないのに、ミハイはそれを逃している。

    オーガにしては優しすぎる。よって、オーガではない、のだろう、と。

    目の前で、オートリデコイを放てれば、フェスノベの様子からAオーガにも効く様だから、それで判断するという手もあるわね。
    恐らく馬鹿にしているのかと言われそうだけれども……(汗)

  • [3]リチェルカーレ

    2016/06/13-22:26 

    リチェルカーレです。パートナーはテンペストダンサーのシリウス。
    輝さん、笹さん、よろしくお願いします。

    ミハイさん…やっぱり、フィオナさんたちと知り合いだったんですね。
    昔と同じには戻れなくても。何とか…何とかならないかなと、どうしても思ってしまいます。
    …だけど、これは個人的な気持ち。
    まずはフィオナさんをしっかり守りたい。そう思います。

    >ミハイをどうするか
    前回の依頼で、ミハイはさらっていったレティシアさんに対しては何もしなかったですよね?特に苦しめたり危害を加えたりということは聞かなかったと思います。…過去、レティシアさんの村を襲ったということがありますけど…大事な人のこと、大事な思い出を忘れていないのなら。彼は精霊なんじゃないかなと、わたしも思います。

    >護衛
    笹さんの言うように、フィオナさんとオーウェンさんが別々の場所にいるのはどうしてなんでしょう?ミハイさん、とても強かったので、できれば分散しない方がいいのかなあと思ったりします。あと使用人の皆さんがいますね?たぶんそちらには行かない…と思いますけど、万が一のことがありますし、オーウェンさんから少しお休みしてもらうようにお話してもらえないかなあと…。そこまで考えなくてもいいのかしら。余計なことだったらごめんなさい。

  • [2]月野 輝

    2016/06/13-21:48 

    こんばんは。月野輝とシンクロサモナーのアルベルトです。
    って、二組とも知ってる顔よね。どうぞよろしくね。

    フィオナさん達の護衛…ミハイが来るのね、とうとう。
    何としてでも、フィオナさん達を守らないと……。

    >ミハイをどうするか
    個人的には、ミハイは人体実験で肉体改造を施されたのだと思ってるわ。
    精霊がオーガ化するかどうかを実験する為に角を付け替えたけど
    それだけではオーガ化しなかった、だから肉体もオーガに近付く様に改造した
    だからミハイはオーガ化した訳ではなく、ドーピングした精霊だと見ていいのではないかしらと。

    ただ、これは私の見解だし、みんなの意見も聞きたい所だわ。

    >護衛
    あと二組が来てくれるかどうかにもよるけれど……この人数のままなら
    フィオナさんの側に一組、オーウェンさんの側に一組、
    フィオナさんの部屋のバルコニーの側にある大木の所に一組
    かなと思ってたわ。
    神人が部屋の中でお二人の側についてて、精霊さんが部屋の外のドアの前と言う手もあるかしら。

    人が増えれば、玄関前とか階段とかにも見張りに立てるかしらね。

  • [1]手屋 笹

    2016/06/13-21:15 

    手屋 笹と精霊のカガヤです。

    皆様よろしくお願いします。

    …ミハイの扱いをどうするかはまだ判断しかねています。
    これは過去の依頼確認後改めて発言させて頂きますね。

    オーウェンさん、フィオナさんの護衛に関してもまだ考えきれて居ません。
    この状況でお二人が別に行動しているのは何か理由があるのでしょうか…
    もう一度情報確認後、書き込みますね。


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