プロローグ
「きゃあああ! 化物よ!」
「みんな逃げろー!」
東部の一角に位置する湖のほとり。
突如現れた異形の化物をを誘う一つの影があった。
「……はは、Cスケールまで操られる様になったというのは……本当だったんだな」
「お、落ち着きなさい、君! オーガが暴れているんだ、避難を……」
「ウィンクルムを呼べ」
「は?」
「呼べと言っている!」
必至に説得を試みる警官の前に、オーガを従え立ちはだかる一人の若き男。
青年の瞳は復讐の光にぎらぎらと煌いている。
「僕の大切な恋人は、A.R.O.A.に連れて行かれた。神の子に顕現したからという理由だけで! 適合する精霊が見つかったからと言って、僕の元を去ってしまった……身だけでなく心まで。この日の為に教団へ入った。やっとオーブを貸してもらえるまで位を上げたんだ」
「な、何を言って……」
「いいから、ウィンクルムを出せええぇっ!!」
雄叫びと共にオーガが警備員達に襲い掛かる。
警官達はA.R.O.A.本部への要請を急いだ。
「我々に逆恨みした青年『ニール』を説得し、連れ込んだオーガを倒して欲しい、というのが今回の任務だ」
要請記録を手に職員の男性は告げる。
ニールには昔、とても仲の良い――おそらく恋愛感情を含め苦楽を共にした男が居た。
だがしかしある日男は神人に顕現し、すぐにマッチングシステムで適合する精霊が見つかった。
「オーガに狙われやすい神人を保護し守る、という名目で、我々A.R.O.A.は本人らの同意の下に精霊と契約を行って貰う。そこに何の強制力もない。戦闘への参加も任意であるし、恋愛も人付き合いも自由だ。だが……」
『その先』は。そこから先の神人と精霊の関係性は本人達の意向の下に作られていく歴史でしかない。
A.R.O.A.は個人間の人間関係にまで干渉しない。個々の人生を当たり前に尊重する。
それが今回は仇となった。
「精霊との関係が上手く築けたのだろうな。データベースを照合し、その人物とコンタクトを取ったが、今はもうニールとは関わりたくない、と言っていた。……この青年が、マントゥール教団に入ったからだ」
伴侶の心が離れ精霊と繋がってしまった理由をA.R.O.A.のせいだとこじつける事で、青年は悲しみを憎しみに変え壊れそうになる心を保った。
そうしなければ到底受け入れられなかったのだ。
オーガ信仰の名の下、対立するA.R.O.A.を――恋人を奪った機関を恨みいつか打ち倒すという指標が……失った恋人にすげ替わる、縋れる存在がそこになければ。
「本来なら当人を向かわせる所なのかもしれないが、変に刺激してしまう可能性もあるし何より、本人が拒否している以上、我々はオーガの殲滅、という名目でウィンクルム達を派遣せざるを得ない。青年が求めているのはおそらく誰でもいいんだ。憎しみをぶつけ発散出来る、うってつけの相手がいるのなら」
どうにか上手くやってほしい、と職員の男性は頭を下げた。
解説
目的
・ニールの説得と保護
・オーガの殲滅
ニール
・マントゥール教団に所属する普通の青年
・邪眼のオーブを一つ所持
・湖のほとりでオーガを従え中心に位置している
環境
・逃げ遅れた人や人質はなし、避難は完了している
オーガ
ヤックドーラ×1
魚型の頭部を持つオーガ。下級オーガの指揮官としてよく見られる。
多少知能がありカタコトの言葉を話し、配下を操り攻撃する。
長い舌先の毒針に人や精霊が刺されると麻痺して動けなくなり、仲間に対しては強壮剤の効果がある。
ニールが操っているのはこの指揮官。
ヤックドロア・アス×1
爬虫類に似たヤックドロアが年月を経て進化したもの。
全身を覆うウロコの装甲はヤックドロアよりも更に強化されている。
能力はライフビショップに相当。魔力を持っており、10M範囲内の仲間を力場に包んで守る事が出来る。
ヤグマアル×1
2Mほどあり二足歩行するカエルに似たオーガ。
能力はエンドウィザードに相当。全身を覆う粘液は僅かな毒を持ち異臭を放つ。
魔力で小さな暗雲を空中に作り出し、10m四方に集中豪雨を降らすことができる。
※満ちた瘴気により強化されているので、酸性雨とはいえ掠ったら一瞬で服が溶けます。
ヤグアート×2
鳥の様なオーガ。
小さなコウモリのような羽がついており、動きが素早く攻撃をあてにくい。
能力はテンペストダンサーに相当。素早い動きで襲い掛かり足の鍵爪で攻撃する。
ヤックドロア・アスの発する力場に隠れて攻撃する事を好む。
プランにいるもの
・青年の説得内容
・オーガ殲滅方法
ゲームマスターより
お世話になります、梅都です。愛憎紙一重なシナリオです。
イベントの性質上、とにかく数を減らすしかないので、取り漏らしても構いません。
良ければお気軽にご参加くださいませ。お待ちしております。
リザルトノベル
◆アクション・プラン
信城いつき(レーゲン)
HTジェミニ使用 事前 現場到着前に元恋人(以下、名前代わりに「神人」)に電話でも話をする 戦闘 ニールの元に向かう人が攻撃されないようサポート 舌や針を敵味方に使われないよう銃で牽制したり、力場からオーガをおびき出せないか試す。 説得 神人はニールのこんな所が好きだって言ってたよ(事前に聞ければ) …今のニールはどう? 人を傷つける姿を見て神人は喜ぶ?そんな人? 神人が「完全に」離れたのは、教団に入ってからだよ ウインクルムも特別じゃないよ、いっぱい迷うし嫉妬もする もしお互いを好きだというなら、ウインクルムだからじゃなくて 少しづつ絆を積み重ねていったからだよ。普通の人と同じだよ。 |
アキ・セイジ(ヴェルトール・ランス)
心理的に追い詰められてる相手に理屈を諭しても、ダメだ 反発するだけで聞いて貰えん 一寸暴れさせた上で何とかしてみるしかないと思う ◆ トランス⇒らぶてぃめトランス 戦いつつ継続して説得 AROAには事実上強制力が有る…正直辛かった エルの不満も尤もだ と、気持ちに理解を示し けど、どうして本人にぶつけないんだ 一番効果的なのはエルが幸せになる事だ と、揺さぶり オーブを出したら、 目潰し効果の弓で射たり、腕を射てオーブを落とさせる 退路を塞ぎ、説得を続ける エルにはまだ道が残されてる 教団の信者の末路は悲惨なものだ 利用されて殺されたり食われて死ぬだけだ まだ間に合う。やりなおせると諦めず説得 *ランスの行動には呆然とするが見守る |
セイリュー・グラシア(ラキア・ジェイドバイン)
現場着即トランス→ハイトランス。 調律剣でランスさんへチューニングシンフォニア使用。攻撃回数追加。 その後敵オーガへ距離を詰めて斬りかかるぜ。前衛に入って敵オーガの攻撃を受け止める盾役だ。ヤグアートやヤックドロアアスから倒す。 ニールへ 「お前はオーガの強さを自分の力だと思っているのかも知れないが、それは自分の実力じゃないだろ。オーガ達はお前の事を仲間とも思っていないぞ」 とオーガへすり寄ることの虚しさを訴えよう。 「オーガの主でもないしな。逆にオーガの下僕になり下がっているだけだ。AROAに恨みがあるようだが、それでお前は満足か」と。 敵を全て倒しニールの武力を削ぎ無力感を与える。 ドーラは一番最後に倒す。 |
シムレス(ロックリーン)
捕縛縄申請 事前情報記憶 現場前にトランス 考え 逆恨みで犯行 恐らく理屈は届かない ならば損か得の2択を突き付けてやれば 説得 事情は聞いた 復讐の手段として入信か 教団思想の狂気に触れ戸惑いはなかったのか? 本当にこれが望んでいる事なのか? 置かれた状況を見てみろ 今、あんたの命はそんな珠1つに縛られている はずみで壊したならどうする、オーガの餌食になるのはあんただ 投降しろ 教団からも抜けられる今がその千載一遇のチャンスだ 俺達はあんたを保護する 未保護で戦闘なら シャイニングアローの庇護下に入り 刀で敵対応しロックと保護に向う 保護出来たなら守り優先 必要なら取り押さえ後ろ手に縛る 全ては因果の産物、因果の奴隷 …慰めにはならないか |
●
「……事情は聞いた」
逆上した青年ニールと、彼が従えるオーガの前に立ちはだかるウィンクルム。
混乱が落ち着いた後の静寂に、ただ水のせせらぐ音だけが流れる。
一行を睨み付ける青年に、口火を切ったのは神人、シムレスだった。
「復讐の手段として入信か。教団思想の狂気に触れ、戸惑いはなかったのか?……本当にこれが、望んでいる事なのか?」
置かれた状況を見てみろ、とオーガ達を差し示す。
低級とはいえ、一般人が襲われたらひとたまりもない化物の群れ。
ヒエラルキーに従いかろうじて隊列を組んでいるオーガ達は、青年がオーブを手放したその瞬間に。
間接的な支配力を失い、途端に青年へと襲い掛かるだろう。
「今、あんたの命はそんな珠一つに縛られている。はずみで壊したならどうする、オーガの餌食になるのはあんただ」
投降しろ、と畳み掛ける。
冷静に考えればこの損か得かの二択を、受け入れない手はないのだ。
命が惜しいなら、教団思想に少しでも恐れを抱いているのなら。
逆恨みで犯行に出た男に、理屈は届かないと踏んでの合理的な提案だった、だが。
「……構わないさ」
仄暗く彼はにたりと笑む。
待ちわびた得物たちが、神人の脅威たるオーガの前に姿を現してくれたのだ。
彼にとってこれ以上はない。後の事など毛頭考えてこなかった。
大事な者を失った時点で――それ以上、守らなくてはならないものなど、彼にはないのだ。
「一矢報いれたらそれでいい。理屈じゃない。ただあんたらが……A.R.O.A.なんていう、ふざけた組織が憎いんだ。何が保護するだ、無理矢理連れて行かれて、強制的にパートナーだのを作って。その時点で本人の意思なんて、そこにはないじゃないか」
男の言葉に――僅かに神人、アキ・セイジの表情が曇る。
何か言いかけて、しかしすぐに口をつぐんだ。
「……A.R.O.A.が切欠を作った事は事実だ。だから俺はもう、後に退くつもりはない」
青年がオーブを天高く掲げる。
珠の輝きに呼応して、指揮官たるオーガの瞳が見開かれた。
「捨てるものも、守るものも、もう俺には何もない。だから、最期に付き合ってくれよ。にっくきウィンクルム達!」
彼は言う。お前達も失ってみればわかるだろうと。
持ち得る者に、持たざる者の心など、到底理解出来やしないのだとも。
●
「敵の数が厄介だな……即効で決める!」
コンタクト、と告げたセイジに精霊、ヴェルトール・ランスが口付けを交わす。
ゴオ、と大きく闇色の風が巻き起こり、一瞬の眩い光に包まれた後、羽衣の様に神々しい衣服を身に纏った二人が、地を踏みしめオーガに向き直る。
「ランスさん、頼んだぜ!」
「ああ、さんきゅ!」
セイリュー・グラシアの武器である調律剣をランスの頭上に掲げれば、天を割く様な凛々しい音色が響き渡り、彼の潜在能力を更に高めた。
唇を重ねる事で発動するこの上位トランス――通称らぶてぃめっとトランスは、発動時間が通常のそれに比べ極端に短い為、一刻も無駄にしてはいられない。
ランスが詠唱に入ると同時に、精霊ラキアから施されたスキル『シャイニングスピア』の光輪を纏ったセイリューが前衛に向け駆け出した。
「ロック、俺たちも行くぞ!」
「わかったよ!」
ロックリーンのスキル『シャイニングアロー』の保護下に入ることで敵の攻撃を受けない様に留意しつつ、シムレスは別方向へと駆け出す。
青年の保護を同時進行で行うためだが、やはり前へ出れば敵も黙っていない。
ヤックドロア・アスが結界を張り、その中に身を潜めていたヤグアートが、間合いに入ったシムレスに向け鍵爪を繰り出し急降下する。
「強くはないが、煩わしいな……!」
刀で応戦するものの、二匹のヤグアートから引っ切り無しに飛び掛かられては流石に全ては受け流せない。
空の敵に気を取られていた隙を突いて、ヤックドロア・アスが攻撃を仕掛けてきた。
「させないよっ!」
「ギャアッ!」
間髪居れず飛び出してきたのは神人、信城いつきだ。
両手銃をしっかり構え牽制しつつ、シムレス達への攻撃を阻止する。
「すまない、助かる!」
「うん、そっちはお願い! 気をつけてね!」
急所へ命中こそしないものの、敵を足止めするには充分な効果だ。
不意打ちを受けたオーガ達はすかさず後方へ一旦下がり、結界を張り直すとまた隠れてしまう。
しかしその瞬間。
「焼け焦げろッ!」
早い段階で発動したのはランスの『お日様とお散歩』だ。
上位トランスにより高められた威力はバリアをいとも容易く蒸発させた。
「通った!」
「まだだ! ……ッもう、一発!」
効果時間内――即ち数十秒以内での出来事。
同じスキルを、バリアの保護内に居るヤックドロア・アスへと炸裂させる。
「ギャアアッ!」
他と比べ発動に時間のかかるスキルの連発を、セイリューの持つ調律剣から授かった効果『チューニング・シンフォニア』が可能にしていた。
装甲が自慢であるオーガといえど、威力を高められた熱線照射にひとたまりもなく丸焼きになった。
「……くそっ! だが、まだ!!」
再びオーブを青年が掲げる。
ヤックドーラが大きく口を開き、滑空するヤグアート二体とヤグマアルへ向け舌先を伸ばした。
「ギイイッ……!」
毒針に刺された三体のオーガ達が、更にその姿を歪に変容させる。
血の管は皮膚を盛り上がらせ、より攻撃的になった彼らは再び一行に襲い掛かった。
「守りなどもはや必要ない! やってしまえ!」
隠れ場所を失ったヤグアートが、赤く光る瞳孔を限界まで見開き、目にも囚われぬ様な動きで飛び回る。
「いっ……!」
「いつき!」
一匹のヤグアートが、牽制を逃れ前衛で戦っていたいつきの腕に傷を負わせた。
すかさず駆けつけ一刃に伏したのはセイリューだ。
再度攻撃を繰り出そうと滑空してきたヤグアートはカウンターの光輪に弾かれ息絶えた。
「大丈夫か?」
「う、うん。なんとか――」
「見せて、手当てを」
続いて駆けつけたラキアのスキルに、いつきの傷も癒えていく。
庇いあう三人を見て、青年は一つ舌打ちした。
「後衛を潰せ、ヤックドーラ!」
「ギャヒッ」
彼が指示を送ると、指揮官を通じヤグマアルがそれまではじっと縮こまらせていたその身を空に掲げ、攻撃態勢へ入った。
「させるもんか!」
酸性雨を発動させる前にと、予め後衛から狙い済ませていたレーゲンが弓をしならせる。
「いつき!」
「うん!」
滑空していたもう一体へといつきは弾を放つ。
僅かに掠りヤグアートは逃げ遂せたが、狙いはそこではなかった。
「『ワイルドショット!』」
矢先に体内エネルギーを限界まで込めた渾身の一撃は、ヤグアートではなくヤグマアルへと放たれた。
神人の持つ武器との共鳴により、矢と弾が十字を切る形で交わった瞬間、巨体へと命中したアローはスキル以上の威力を発揮し大きなダメージを与えた。
「ギャアアッ!」
発動したのはバトルコーディネート効果『ホーリークロス』と呼ばれているものだった。
会心の一撃を食らったヤグマアルはゆっくりと地に倒れ、仰向けのまま動かなくなった。
これで青年を守る盾は、指揮官と手負いのコウモリ一体のみ。
「くそっ! どうしてこうなるんだ、これだけの手数を揃えておきながら――」
悔しげに唇をかみ締める青年の横で、ヤグアートが突然苦しみ始め、体内から暴発を起こす。
「グギャアッ」
後衛から放たれたのはランスのスキル『乙女の恋心』だ。
体の中心から加熱される技にオーガは地に落ちのたうち回る。
見かねた様に、飛び出してきたセイリューがとどめを刺し、ヒュッと剣を一つ振り払ってニールへと告げる。
「お前は、オーガの強さを自分の力だと思っているのかも知れないが……それは自分の実力じゃないだろ。オーガはお前の事を、仲間だともなんとも思っていないぞ」
「だが、この珠があれば……!」
「それでも、オーガの主じゃない」
「ぐっ……!」
「……逆に、オーガの下僕になり下がっているだけだ。それでお前は満足なのか?」
言葉を失う青年へと、セイリューに続く形でラキアが告げる。
「君には同情するべき部分もあるけれど。……教団へ入る事で元恋人の手を完全に離した、とも言えるよね」
「なんだと……!?」
「自暴自棄になって、こんな危ない事をしでかして。君は結局、どうなりたいの?」
「そっ……それは」
淡々と突きつけられる問いかけに答えられるはずもなく、青年は一歩後ずさる。
足元には先程力尽きたオーガの残骸が転がっている。
「……もう、こんな事は止めにしないか、ニール」
武器を構えたセイジがぽつりと呟く。
離れていても声は届いたようで、青年の眉尻がぴくりと吊りあがった。
「お前にはまだ道が残されてる。食われて死ぬか利用されて殺されるか……どちらにせよ、教団信者の末路は悲惨なものだ」
「うるさい。そんな事はどうでもいいんだ! 何も知らない癖に――」
「わかるさ!」
語気を強めたセイジの剣幕に気圧されて青年は刹那押し黙る。
「ニールの不満は尤もだ。A.R.O.A.には、事実上強制力がある……」
正直辛かった、と小さく漏らす。
セイジの神人への顕現は不本意なものだった。ましてや、男性と愛を結べなどと。
でも、とパートナーを一つ見遣る。
今は彼だから好きだと思える様になった。
そう思えるまでにしてくれた、共に絆を育んでくれた存在が、今はもう隣にないなんて考えられない。
どうしようもない選択肢を選ばされたとしても、その先に必ずしも不幸があるとは限らないと、セイジはよく知っていたから。
「けど、まだ間に合う、やり直せる! 一番効果的な事は、ニールが幸せになる事だ。本人にそれをぶつけてやればいいじゃないか!」
「うるさいうるさい! 俺はまだ、負けてなんか――」
再び青年がオーブを掲げた瞬間だった。
後衛に位置していたセイジにより放たれた矢がオーブに掠り、その効果により強い目くらましとなる。
「うわっ!」
あまりの光量にニールはついにオーブを取り零してしまう。
転がり落ちた珠が水面へと飛び込んでしまう前に、回りこんでいたロックリーンがすかさずキャッチする。
途端、洗脳の解けたヤックドーラは混乱し、武器を持たない一般人のニールへと襲い掛かった。
「ひ、ひぃっ!」
キンッ! と光輪が弾き返す。庇い出たのはラキアだった。
爪が僅かに腕を掠ったが、光輪に弾かれたヤグアートはあっけなく力尽きた。
「――自分の生命が何よりも危機に晒されているって事が、まだ判らないのかい? 火薬庫の前で、火を使う子供と同じだよ」
「お……お前……」
己を庇った青年に瞠目したニールを、すかさずシムレスが捕縛縄を使い縛り上げる。
しかし、それをランスが止めた。
「離してやってくれないか。オーブも取り上げたんだ、もう大丈夫だろ」
「? あ、ああ、構わないが……」
何を考えているのか、と問おうとした瞬間。
「ぐはっ!」
「ランス!?」
彼は突如ニールの頬を殴り飛ばした。
「てめぇの憤りは分かった。あいつの声も届かないんじゃ仕方ねぇ……それなら!」
「っ……!」
青年が上体を起こす。ランスをギッ! と睨みつけて。
「借り物の力じゃなくお前自身の力で掛かって来い。俺たちが憎いなら、男なら! 俺は魔法も武器も使わねぇ、素手ゴロタイマン、上等だ!!」
気が済むまで相手になってやる! 強く告げて、ランスは拳を構える。
「……こ、このおっ!」
ニールの拳がランスの端正な顔へと食い込んだ。
一般人に比べ身体能力の高い精霊に、こんなもの避ける事だって本当は容易いのだ。
それでも、彼が攻撃を身ひとつで受け止めるその意味。
ロックリーンやいつきなど、たまに目を覆っていたが、皆静かに二人の――拳での語り合いを見守っていた。
――ドカッ!
「くそっ、あいつ! 連絡もとらねぇで!」
――ボコッ!
「ああ、そりゃあ……うぶっ! くやしい、なぁッ!」
――ばきぃっ!
「がはっ!」
次第にニールの声が涙声を孕み、拳の力も比例して弱々しくなっていく。
「おっ……おれは、おれだって、すきだったのによぉ……!」
……ぽこっ。
ランスの胸を殴りつけた最後の一撃に、もはや込められるほどの力も、怒りも、残ってはいなくて。
「根性、あんじゃねーか……はぁ」
口角に滲んだ血を親指の先で一つ拭い、崩れ落ちるニールへと手を貸す。
「……いい性格をしているな。突然殴り飛ばしてくるなんて、思わなかった……」
「はは……こういう、性格なんでね」
肩眉を釣り上げて、歯を見せいたずらっぽく精霊は笑う。
気ぃ、済んだかよ。問われて、青年はアザだらけになった顔で。
「……見直したよ、ウィンクルム達」
憂いは完全に払拭されてはいなかったけれども、最早その瞳に、復讐の色は残っていなかった。
●
「神人――アーリナ、であってるよね?」
「……! 何故、その名前を……」
かつての伴侶の名を告げたいつきに、青年の瞳が見開かれる。
「連絡を取ったんだ。無理を言って……彼はニールの、誰より優しくて、誠実な所が好きだって言ってた」
「………」
青年はぐ、と拳を握り締めている。
かつてあった幸せの場所と、隣で笑う彼の姿が不意に思い起こされた。
「彼がニールから『完全に』離れたのは――ニールが教団に入ってからだよ」
優しい声音で、現実を突きつける一言。
最初から分かっていた。こんな事はおかしいと。否、わかっていても止められなかった。
それほどまでに――化物に身を委ねる程の、悲哀な決断だった。
「だから、これ」
「……?」
いつきが青年の手に一つ封書を渡す。
「アーリナから、手紙。もしも彼が改心してくれたら、渡して欲しいって言われてたから」
「改心……あちらへ行っても、俺をまだ、覚えていてくれたのか」
いつきは一つ頷いて微笑む。
隣に立つレーゲンを一つ見遣れば、温和な精霊も柔らかく告げた。
「確かに契約の相手はA.R.O.A.が決定する。……だけど契約をしたからといって、それで必ず相手を好きになる訳じゃ無いんだ」
「ウィンクルムも特別じゃないんだよ。嫉妬もするし、迷ったりもする。今、彼らがお互いを好きだっていうなら、ウィンクルムだからじゃなくて、絆を積み重ねていったからだよ」
続けるいつきは、誇らしげな表情を浮かべている。
「……大切な人をなくしたようなものだ。何もかも、滅茶苦茶にしたくなる気持ちもわかる。方法はよくなかったけれど……少しは楽になれたかな?」
問いかけるレーゲンに、ニールは一つ自嘲めいた笑みを浮かべた。
「全ては因果の産物、因果の奴隷。……上手くは言えないが。慰めにはならないか」
職員に彼を引き渡す途中で、捕縛縄の手綱を最後まで握っていたシムレスが、手放す際小さく呟いた。
何気ない言葉だったけれど、それでも――復讐なんていうふざけた感傷に付き合ってくれた、神人の精一杯の優しさに。
十分だ、と小さく漏らして、彼は職員らと共にその場を後にした。
「……ちゃんと最初から話し合ってたら、こんな事にはならなかったのにね」
ロックリーンが一言、悲しげに呟く。
全ては運命の悪戯とすれ違いにより起きた出来事だ。
たとえ同じ結果だったとしても、経過さえ違っていれば、もっと違った人生が彼には待っていたのかもしれない。
「だが……まあ。これでよかったんじゃないか。あいつはこの先――」
「ん? シムさん、なんて?」
「……いや、なんでもない」
別れ際の青年の表情を思い出して、不意にシムレスは小さく微笑む。
いい人生が待っているだろう、なんて野暮を口に出すのは止めた。
ここから先は、彼ら自身が作っていく歴史でしかないのだから。
「ラキア、大丈夫だったか?」
「……うん? 何が?」
先程、ヤグアートにより負ったラキアの傷を見ていたセイリューが歩み寄る。
「ああ、掠り傷だよ。手当てもしたし、もうなんともない」
ほら、と腕を差し出せば神人は安堵に小さく息を吐く。
戦いに身を投じてきた年月相応にステータスも高く、皆の盾役だという自負もあれど、精霊のスキルを信用してもいる。
だからといって、いつも自分と同じ危険な場所へと走り出て、果敢に戦うパートナーを心配していない訳はなくて。
「やっぱり、ラキアは強いなあ。頭もいいし……オレも少しは見習わないと」
「そんな事は。セイリュー達の連携だって」
戦闘開始から敵の出鼻を尽く挫いた事には、彼の調律剣とランスによる連携で、敵諸共守りの要たるバリアを早々に破壊した事が大きかった。
オーガの結界は青年の壁のような物。
早い内にそれを突破し、彼の武器たるオーガを全滅させ、戦意を削ぎ腑に落ちる説得に持ち込めた事こそが、今日の功績に繋がったのだから。
「彼も……今後。いい結果に繋がるといいね」
「……ああ、そうだな」
敵が消えうせた後の――今はただ静かにせせらぐ湖の水面へと視線を落として、二人もまた青年の幸せを願った。
「連携、ばっちり決まったね、レーゲン!」
精霊へと駆け寄り、はにかむのはいつきだ。
戦闘中の十字攻撃を思い起こして、ああ、と精霊も微笑む。
小さな体で精一杯善戦してくれた神人に労わりの意味も込めて「おつかれさま」と告げた。
「いつきも、随分無茶をしていたね。正直見ててハラハラしたよ」
「そうかな? 本当はもっとこう……ヤグアートを引っ張り出したりもしたかったんだけど」
あいつらすばしっこかったなー! と頬を掻いて笑う。
もうすっかり治癒していたけれど、先程敵に傷を負わされた箇所にそっとレーゲンが触れた。
「……あまり無茶しない様にね。いつきを守る為に、私がいるんだから」
本当にレーゲンは心配性だなぁ、と神人は苦笑する。
自分だけでなく、かの兄弟のような精霊だって。
今回の事は、神人――アーリナがしっかり話をしてくれたのも、無事成功に繋がる鍵となった。
これ以上の無茶なんてしなくても、ニール説得のため事前に連絡を取ったいつきの功績は、充分に大きかったと言える。
「……ニール、更正してくれるかな。言葉が届いていたらいいんだけど」
職員と共に彼が消えた方角の空を見上げてひとつ呟く。
そんな優しい神人に、レーゲンは「大丈夫だよ」と言って、頭を一つ撫でた。
「全部、届いただろう。私たちの言葉も……あの手紙の内容も。彼はしっかり、受け取ってくれたんだから」
穏やかな声音に安心した様に、いつきは「そうだね」と微笑んで見せた。
「……いてっ! いててっ、もうちょっと優しくしてくれよぉ、セイジ」
ランスの頬にガーゼを貼りつつ「自業自得だ」と神人は答える。
「顔も商売道具の癖に、勢いであんな事するからだ、ばか」
「ちぇ。やっぱりスキルで回復してもらえばよかった」
「甘える、なっ」
ぱん、と軽めに頬をガーゼの上から叩けばまた小さく悲鳴を上げる。
後に響いたらどうするんだとか、そんな事は建前の話で、攻撃スキルの連発といい随分無茶をさせたのも分かっていたから、自分の手で労わってやりたかった、なんていうのも本心だったりする。
……口には出さないけれども。
「セイジも随分、熱くなってたよな」
「まあ……可哀想だとは思ってたし。気持ちが全く理解出来なくもなかった、ってのも本当だよ。最初の頃は、契約なんか冗談じゃないって思ってた」
「ふうん。……今は?」
つい悪戯心が湧いて、くい、と顎を指先で持ち上げてランスは問いかける。
店に来る女の子なら一発で落ちる所作だが、やはり相方は白い目で、先程手当てしたのとは逆の頬を抓り上げた。
「そうだなぁ。少し前は、もう少しときめいてた気もするが……」
「いだだだだっ! は、離して! ほっぺたちぎれちまうから!」
「どうせそんな顔じゃ、すぐには店の方に復帰出来ないだろ。少しは――」
何か言いかけて、しかしまたすぐに口を噤む。
なになに? と聞き返してくるランスからは呆れ顔のまま視線を逸らした。
「なんだよぉ。言いかけてやめるなよ、気になるじゃん」
「なんでもない。早く治るといいな」
「お、おお? ありがと……」
――少しは独占させてくれよ、なんていう思い至ってしまっただけで砂を吐きそうな言葉は、さっさと忘れてしまう事に決めた。
依頼結果:大成功
MVP:
名前:アキ・セイジ 呼び名:セイジ |
名前:ヴェルトール・ランス 呼び名:ランス |
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | 梅都鈴里 |
エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
男性用or女性用 | 男性のみ |
エピソードジャンル | イベント |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | 普通 |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 4 / 2 ~ 4 |
報酬 | 通常 |
リリース日 | 05月24日 |
出発日 | 06月04日 00:00 |
予定納品日 | 06月14日 |
参加者
- 信城いつき(レーゲン)
- アキ・セイジ(ヴェルトール・ランス)
- セイリュー・グラシア(ラキア・ジェイドバイン)
- シムレス(ロックリーン)
会議室
-
2016/06/03-23:57
ラキアのアドバイス聞いたので、ヤックドーラからヤグマアルにターゲット変更したよ。
あとは頑張るのみ!
みんなで無事に帰ろうね。 -
2016/06/03-23:54
-
2016/06/03-23:44
プランは提出できた。
文字数マジ強敵。厳しい。
出来る事はやったのであとは天に任せるのみ。
相談とか色々、お疲れさまでした。
良い結果が帰ってきますように。 -
2016/06/03-22:19
文字数は倒せた。
あとは天に任せて祈ろう。
うまく行くと良いな。 -
2016/06/03-21:28
ヤックドロア・アスさえ早めに沈めてしまえば、
他のオーガはそれほど堅くなかったような?どうだったっけ。
ハイトランスして行くけど、調律剣はハイトランスの+が少ないので
前衛職精霊ほどの火力は出せない。ゴメンヨ。
調律剣で最初にランスさんの攻撃回数を1回増やすので、ヨロシク。
その後オレは敵を斬りにいくぜ。 -
2016/06/03-21:13
回復がないなら幸いだけど、やっぱりうっとおしいので最初にナントカしたいなあ。
バリア硬そうだな。 -
2016/06/03-21:08
ラキア:
ヤックドロア・アスには回復能力は無かったと思う。
あるのは「味方オーガの防御力を上げる」能力。
数分ほど効果が続き、切れても再張り直しが出来たと思う。
このバリアを突破し敵にダメージ入れるには攻撃力150~超が欲しいところ。
100未満だとダメージが通らない可能性がある。
個体差があるので一概に言えないけれど。
それと、この敵の攻撃手段は牙と爪だね。
味方オーガの回復能力をもつのはヤックドーラの方だね。
麻痺対応にキュア・テラⅡを持って行くけど、戦闘時間は短時間で済ませたい。
ヤグアートは滑空能力を持つ。
ニールと神人の関係はセイジさんと似た考えを俺とセイリューも持っているよ。
ニールも神人へこまめに連絡をとっていたのか、など
突っ込みたい内容はいくらでもあるんだけれど、
いかんせん戦闘対応に文字数が取られるので、言及は難しそう。 -
2016/06/03-19:20
プランにいるもの
・青年の説得内容
・オーガ殲滅方法
その追加
・諦めない心
・文字数を倒す力
堅実な構成の敵だな。
遮蔽物など活用しながら防御と回復の要である「ヤックドロア・アス」をまず落したい。
他にダメージいれてるはしから回復されたのでは面倒だからな。
次にヤグマアルとドーラを倒せたら良いかな。
しかし…、元恋人の神人にも非は有るんだよな。
AROAに所属したあとも、こまめに連絡を取るとか、恋人と仕事のパートナーは別だとちゃんと関係性をキープし続けるとか、そのての努力も、ほしいぞ。俺は。
「契約した精霊を好きになっちゃいましたあ。」
「そのあいだ放置していたらモトカレが犯罪者しゃになっちゃいましたあ。」
って、流れだろ、これ。
なんか、こう、お前のセイでもあるんだぞと言いたいぞ。
なんというか…、かわいそうな男だな、と思う。 -
2016/06/03-19:17
ラキア:
ヤックドーラを倒すのは後にした方が良いかもしれない。
理由は『オーガが教団員(人間)に従う理由は、基本的に無い』から。
最初ニールがオーガ達に襲われていないのは
ヤックドーラを頂点としたヒエラルギーで他オーガを間接的に支配下に置いているから。
ヤックドーラを先に倒してしまった場合、オーブの支配下に無い他オーガは
ニールを襲っても構わないことになる。
味方などの仲間意識や護るなんていう忠誠心をニールに対して感じる道理はない。
オーブでヤックドーラを支配している限り、
ここに居るオーガがニールを襲う可能性は低くなるので、
ニールの安全を担保するためには
敵指揮官を真っ先に倒さない方がいいかなって気がする。
ヤックドーラは戦略性に富んだ指揮展開をする程のアタマは無いので、
敵同士の連携はそれほど恐れなくてもいいかなと思う。
(もちろん多少は連携するので、多少は考慮すべきだけれど)
自分達2人は前線で敵対応に入るよ。
戦闘対応に文字数取られるので説得は他の人に任せる。
前衛でPG・EWへの敵接近を防ぐため敵攻撃を引き受けるよ。
敵前衛から順に対応をするのでヤグアートやヤックドロア・アス対応になりそうだね。
下がっていそうな他2種への対応はレーゲンさんやランスさんお願いします。
-
2016/06/03-17:46
ロックリーン:
>サポート
ありがとうございます!
仮プラン完成
僕等の行動
シムさんが損か得かの2択を迫るような説得してます
いつ声を掛けるかは指定してないけど多分戦闘に入る前に言う事になりそうな内容です。
保護行動の内容
他の方が保護成功したらこっちは戦闘専念
オーブはすぐ叩き壊す
範囲攻撃あるなら安全圏に退避
という感じです。
ちょこっとだけニールに慰めの言葉ぽいものは入れられた。
オーブはすぐ壊すで問題ないかな?
調整、変更できます。 -
2016/06/03-07:03
あとは夜しかこれないのでざっとだけど。
>シムレス
ニールの保護に行くんだったら、まかせて俺たちはオーガに専念するね。
二人が進めるようにサポートするのプランに入れておくから
>説得
うん、内容的に戦闘の最中だと逆上しそうだから
戦闘終わってからゆっくり話しかけるつもり
今回説得も入るから、モ=ジスウがいつも以上に強敵だな…
今のところヤックドーラをなんとかして指揮系統をつぶせるように動こうと思ってる
まだ仮なので、みんなの動き次第では夜に変更できるからね。 -
2016/06/03-00:13
>説得のタイミング
最初に言葉を掛け当然の様に決裂し戦闘に突入するのだろうと予想している。
こちらとしては、戦前、戦中、戦後と掛けられる隙があれば説得を試みたいと考えている。
>恋人
逆恨みで犯罪に手を染める奴だ、恋人の話は逆上を招きかねない。
話しを出すならオーガを全て倒し終わった後だろうな。
そちらはその考えの様だな、いいのではないだろうか。
>ニール
この状況で奴の命綱はオーブ1つのみ。
何かのはずみでオーブが壊れる懸念を考えれば、男の保護は優先度の高いものの様に思う。
こちらの行動はシャイニングアローの庇護下に入り精霊と共に敵中を掻い潜り
男の捕獲に向かいたいと考えている。
だが、他に捕獲に動く考えの者がいるならこちらは戦闘に専念するのでも構わない。
男の捕獲が成功すれば範囲攻撃で一気に決めるのも有りだな。 -
2016/06/02-23:15
信城いつきと相棒のレーゲンだよ。今回もよろしくね!
ところでみんな説得、どのタイミングで考えてる?
俺はオーガを倒してから説得と、なんとなく思ってたけど
シムレスの戦闘前に説得というのもあるよね。
今回はニールの周囲にオーガがいるから、広範囲攻撃で一度にドンって訳にはいかないよね。
最初はそれぞれ倒していって、(説得か気絶させるとかで)ニールを保護できたら広範囲で一気に蹴散らす……とか?
ヤックドーラは早目に倒したいとこだよね
俺たちは、ハイトランスジェミニで行こうと思ってる
レーゲンは対空補正つきの弓、俺も銃使用の予定。
説得については、成功するか分からないけど、神人になった恋人さんに対して少しでいいから聞きたい事があるので(現場に到着する間に電話でもいいから)事前に話を聞けるかやってみるつもり。
確かに相手を決めるのはAROAだけど、そこからはお互いの努力がなきゃ仲良くなんてなれないのになぁ… -
2016/06/02-15:46
シムレスとライフビショップのロックリーンだ
よろしく
説得の言葉が思い浮かんだので参加を決めた
聞く耳を持たなければ実力行使になるだろうが -
2016/06/02-00:32
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2016/06/02-00:27