プロローグ
●罠
旧タブロスの東部で、マントゥールの中堅幹部ことアルメリア・カンパリを中心としたマントゥール教団員集団が、邪眼のオーブを使ってオーガを暴れさせているという通報を受け、A.R.O.A.は急ぎウィンクルムを派遣した。
だが、ウィンクルムが到着したあと見たものは、予想をはるかに超えた展開だった。
教団員の中にいた銀髪の少女を見て、ウィンクルムは驚く。
彼女は、先日ウィンクルムの目の前で『乙女の恋心』に似た方法で殺された『シルビア』という少女だったからだ。詳細な人相がウィンクルムによって報告されているから、間違いない。
シルビアは帽子をかぶり、常人とは思えぬ殺気を放っていた。
「おお、ようやくのお出ましじゃな」
にやりとシルビアは笑う。
「ならば、こやつらはもう用済みじゃ」
「何を言っているの、シルビア……?!」
アルメリアが驚く。シルビアが『こやつら』と指したのは、教団員だったからだ。
「うるさい女子じゃ。そのまま捨て置くのもいいが、最後の奉公じゃ。皆、食ってよいぞ!」
シルビアが言うなり、教団員によって操られていたはずのオーガは、教団員めがけて襲い掛かった。
驚いた信者たちはあわててオーブを使ってオーガを止めようとするも、まったく制御できぬまま、なすすべもなく魂を食らわれていく。
教団員とて人は人、ウィンクルムは慌てて信者たちを守るべく、オーガと人の間に割り込んだ。
「いったいお前は何者だ!? シルビア!」
ウィンクルムが誰何すると、シルビアは笑った。
「けけけ、わしか。わしはな、おぬしらが『シビリアン』と呼んでおる者よ」
帽子を脱ぎ捨てたシルビアの頭には角が生えていた。死んだはずのシルビアにはなかった角が――。
●アイノアカシ
厳重に警備された病室で、職員に促されたアルメリアは君達に話をしていた。
あの激戦にいた人間で、彼女だけが唯一意識を保っていた。
「それからは滅茶苦茶。『シルビア』と私たちが操っていたはずのオーガに信者は殺され、オーブは壊され、ウィンクルムは瀕死に追い込まれたわ。そして『シルビア』は、仲間を呼んで、一組のウィンクルムを連れて東へ去っていった。コレで試してみよう、と言っていたけれど……何を試すのかまでは分からないわ」
職員は険しい顔で話を引き継ぐ。
「シビリアンというのはBスケールオーガの一種だ。変身能力があるのが特徴だ。そいつは死んだシルビアの姿に変身しているんだ。アルメリア、仲間について説明してくれ」
「……色黒で、髪は黒、顔は布で隠れていてよくわからなかった。全身には、蔦が絡まったような呪紋の痣があったわ。耳がファータみたいに尖っていて、杖を持っていた。シルビアは、彼を『ザジ』と呼んでいた」
アルメリアの答えは端的かつ詳細だった。信者の仇だ、彼女としても必死に覚えたのだろう。
「情報からするに、デミ・ギルティ。Aスケールオーガと推測される。しかも、おそらく……ザジは元ウィンクルムだった。大昔のリストにファータのザジという名の精霊がいた。ジョブはエンドウィザードだった。今もそれに似たスキルが使えるんだろう」
本物のシルビアを『乙女の恋心』で殺したのは、ザジだったのだ。
「連れ去られたのは、ツクヨ・ツルバミという神人とそのパートナーであるセツラ・アマンダというマキナだ。連れ去られた時点では、彼らの損傷が一番軽く、二人とも意識はあったらしい」
彼らがあの中で、唯一話すことが出来たウィンクルムだから連れ去ったのだろう、と職員は言う。それ以外のウィンクルムは、意識不明の重体だった。
「それって」
話を聞いていた君たちの中の一人が、思わず声を上げる。
「……そうだ、ツクヨは俺の神人で、セツラは俺の恋人だ」
ずっと病室の端で立っていた褐色のディアボロがようやく口を開く。
「知ってるやつが何人いるか知らないが、俺……アラシュ・ノクターンとセツラはアイノアカシ事件の関係者だ。俺とツクヨとの契約も、ウィンクルムが仲介した」
職員は咳払いをして、続ける。
「君達に依頼したいのは、ツクヨとセツラの奪還だ。出来ればオーガの討伐もお願いしたいが、多くは求めない。Bスケール以上のオーガは、弱点を見つけないと倒せないからな」
アラシュは強く同行を求めた。トランスできない彼を連れて行くのはリスクが高いが、君達がどうするかは任せると職員は言った。
ツクヨ達の居場所は、彼らの通信端末からの電波から、タブロス旧市街の聖堂だということが判明している。
おそらくは、ザジとシルビアも一緒にいるのだろう。
「今は15時。日没は18時だ。今日は満月だから、夜もそこまで光を気にする必要はないだろうが、闇に紛れた方がいいかどうかは分からない。ツクヨ達は怪我をしているが、歩けないほどではなさそうだ。聖堂の地図はこちらで用意できる。周囲は家が密集しているが、演習のおかげで今は無人だ。多少の損壊は気にするな」
職員は君達に地図を渡し、後は頼んだと頭を下げた。
解説
●成功条件:ウィンクルム奪還
普通:ツクヨのみ奪還
成功:ツクヨ・セツラ奪還
大成功:オーガの討伐もしくは弱点看破
●敵
シルビア:Bスケールオーガ『シビリアン』
変身能力はあるが、シルビアにしか化けられない。
冷たい手で触れて、魂を凍らせる攻撃を行う。
絶望色のオーラにより、一切の攻撃を無効化する。
弱点(金の鱗)を破壊すれば、絶望色のオーラは消える。
ザジ:Aスケールオーガ(デミ・ギルティ)
元ウィンクルム、ファータのエンドウィザード。
エンドウィザードのスキルとほぼ同じ攻撃が出来る。
絶望色のオーラにより、一切の攻撃を無効化する。
弱点(金の鱗)を破壊すれば、絶望色のオーラは消える。
PL情報:上記以外のオーガは出ない。
●聖堂
密集した石造住宅地の中にある半径10mの円形ドーム型の石積聖堂。
住宅の屋根をつたえば、天窓に到達できる。
明かり取りのため頂点に天窓があるが、床までの高さは10mで、飛び降りると怪我をする。
聖堂は頑丈なつくり。両開き扉が西にひとつだけあるが、施錠されていない。
東に儀式用の豪華な椅子が二つ備え付けられ、ツクヨ・セツラが座らされている。
木製の重厚なテーブルつきベンチが椅子にむけて、扇形に階段状に並ぶ。
壁に窓はなく、壁に1m間隔で灯があり、スイッチは椅子の後ろにある。
(階段教室のイメージ)
●ウィンクルム:意識はあり、支えれば歩くことが出来る程度の怪我。
ツクヨ:ディスペンサが使える神人。ナイフ装備。
セツラ:レベル15のPG。銃装備。
(アラシュ:レベル20のTD。双剣所有…同行させるかは自由。止めない限り同行する)
●金の鱗
1cm四方の脆い金の鱗がオーガの体のどこかにある。
金の鱗を破壊すれば、ウィンクルムの攻撃が通るようになる。
●日時
現在15時、日没18時、暦は満月、日出5時
日中、夕暮れ、夜、深夜、明け方から作戦行動開始時間を指定すること。
(時間が経過するとツクヨ達の消耗が激しくなる)
ゲームマスターより
お世話になっております。あき缶です。
『Answer』からの続きですが、実は『アイノアカシ』スピンオフのようなものです。
私の『アイノアカシ』タグがあるエピと『【枯木/船旅】紫煙燻らせ』を読んで頂くと、もっと内容が詳しく分かると思いますが、
読まなくてもまったく問題ございません。
新しい事件ですが懐かしい面々が出てきています。総決算といったところでしょうか。
本エピは状況により続く可能性がありますが、続編エピが出ても、特に今回の参加者に優先権はありません。
(メンバー変更による不利は発生しません)
ご了承の上、参加をご検討ください。
なおオーガの弱点が分かれば、追討エピを出す予定です。
リザルトノベル
◆アクション・プラン
叶(桐華)
助けるよ。助けさせてよ 最短で現地へ 天窓からの情報を確認の後、ハイトランスを済ませてせーので突入 事前に敵の配置が分かるなら真っ直ぐ突っ込む 一先ずはシルビア狙いとしておいて、前衛2人態勢になるように調整 儀式用の器具とか所持してたら狙いたい 積極的に殴るけど、できるだけ扉までの道を開けるように誘導したい 壁に追いやれたら一番だけど…高望みはしない ツクヨ達の無事の離脱を、最優先に 攻撃時は帽子や衣類を裂くように狙って弱点の位置を探る 分かれば狙うし、狙って貰えるよう伝える 深追いよりは堅実を 逃げるなら追わない 残存MPが尽きるか戦闘不能者2名の時点で撤退 何を試す気なんだろね 精霊のオーガ化? 神人が必要、なのかな |
ハティ(ブリンド)
日中決行 装備の通信機で連絡取り合い 天窓からの情報あれば確認した上で扉から入る 踏み込む前にハイトランス レイピアで接敵し足止め ツクヨとセツラの安全を優先し回避が飛び火しそうなら盾使用 可能な限り二名以上で対応できるよう手分け 後続の二人を追わせない アラシュに来るなを言わなかった分 痺れを切らすより早く救助できるよう尽力 それまでは退かない 気を逸らすのに足りなければ交戦しつつ声かけも 彼女に何故女性では神人になれないと教えなかったんだ? 元ウィンクルムなら知っていただろう 神人になりたいのは彼女じゃないのか? 退避終了後戦闘続行が可能なら集中を切らさない範囲で目星をつけた部位を狙う 撤退時は目眩ましも兼ね白輝砂を使用 |
天原 秋乃(イチカ・ククル)
行動開始は日中に ツクヨ達が心配だから、可能な限り最短で現場に向かう 天窓側からの情報を得たら西の扉から突入 脱出時に西の扉を使えるよう、あと、敵の挟撃対策のために突入後は入り口付近に待機 スキル【コンフェイト・ドライブ】を使用して、前衛で動くイチカのステータスを上昇させておく 戦闘中はクリアレインを使って遠距離から前衛のみんなを援護 ツクヨ達を保護できるまでは耐える あと、アラシュが突出しないように気に掛けておく 恋人が危険な目にあってんだからじっとしてろってほうが無理だと思う……かといって単独行動は危険だし 飛び出しそうになったら引き止めるようにする 俺たちが助けるから、アラシュには信じて待っててもらいたい |
柳 大樹(クラウディオ)
天窓から突入する時の、ロープを支える役をアラシュに頼む。 俺らが降りた後は西側の扉の方に回って欲しい。 2人は、絶対に扉まで連れてくから。どっちか運んでよ。 屋根を伝い、音を立てないように天窓へ。 日の向きに気を付けて、影が中に落ちないようにオーガ・ナノーカで天窓から内部を確認。 敵や2人の位置、内部の造りを小声で連絡。 2番手でロープを使って降下。 急いで儀式の椅子まで行って、2人を椅子から下ろす。 縛られてたら鎌で切る。 その後、儀式の椅子の破壊を試す。1、2回で壊れないなら、救助優先で諦める。 片方を支えて、戦闘に巻き込まれないように注意して西側の扉まで移動。 アラシュと合流したら、味方に任せてそのまま撤退。 |
●天駆け、地を駆け
タブロス旧市街の赤茶けた屋根の上を、ひた走る三つの影。
まだ日は高い。ウィンクルムはいち早く動くことを選んだ。
「天窓まで行ったら、アラシュはロープを支えてて」
柳 大樹は後ろについたアラシュにそう言った。
「……わかった」
不本意そうな声に、大樹はちらりと後ろを見やる。
「俺らが降りた後は扉に回って。2人は、絶対に扉まで連れてくから。どっちか運んでよ」
そうでも言わないと、彼は大樹より先に降りてしまいそうだ。ロープも使わず、無鉄砲に。
(気持ちはわかる気がする)
並走するように地上を行くイチカ・ククルは屋根の上のアラシュを見やり、彼の心中を慮った。
(自分のいないところで恋人に何かあったら……一生後悔するに決まってる……)
イチカはまだ忘れられない過去を思い出し、胸に靄を抱えた。
「じっとしてろってほうが無理だと思う」
隣の天原 秋乃が同じタイミングで同じようなことを言ったので、イチカは少し驚いた。
「恋人が今まさに危険な目にあってんだから。突出しないように気にかけておいてあげないとな」
秋乃の顔は険しい。
「……そうだね」
イチカは自分だったらどうだろうかと考え、居ても立ってもいられないだろうな、と思って目を伏せた。
いつまで理性が勝つか。
とはいえ、連れて行かないという選択肢はウィンクルムにはなかった。それは良かった、とイチカは思う。
(勝手についてきたり、しそうだったしね)
ならば多少危険でも、自分たちの目の届くところ、守ってやれる場所にアラシュを置いておくほうがいいだろう。
「見えた。あれだね、聖堂」
叶が角を曲がった先にそびえるドーム型の建物を見て、声を上げる。
「……助けるよ。助けさせてよ」
低く呟く叶の声を聞きとめ、桐華は眉をひそめた。
アラシュもセツラも、ツクヨも。叶にとっても桐華にとっても、赤の他人とは言い切れないほど因縁のある相手だ。ただでさえ『自分ではない人間が傷つくこと』を嫌がる叶が、今どれだけ嫌な気分か、言われずとも桐華には分かっている。
真っ先に扉についた、ハティとブリンドは叶や秋乃達が追いつくのを待ちながら息を整える。
「……気張れよ」
ブリンドが端的に声をかけ、ハティはただ頷いた。
ツクヨとアラシュを契約させるために、教団員に納得させるためにハティはわざと撃たれた。死にかけてまで繋いだ絆を、こんな形で千切れさせるわけにはいかないのだ。
屋根の上の大樹らもようやく天窓までたどり着いた。天候は晴れで、明かり取り用の天窓には硝子が嵌っていない。
「割らなくても入れるのはいいけれど」
大樹は天を仰ぐ。そして窓に影が入らないように気を使いながら、オーガ・ナノーカを取り出した。
クラウディオの手渡してきたロープの先端にアヒルを付け、大樹は慎重に下ろす。
カメラに映る景色はどうにも暗い。必死に目を凝らす。
「……椅子にセツラとツクヨ。直ぐ側にオーガが二体とも居るね。扉からベンチで出来た階段を降りて東のステージに行く造り。すり鉢みたいな」
大樹がヘッドセット越しに、叶とハティに情報を伝えていると、
「見せろ」
アラシュが大樹から端末をひったくるように奪う。
万が一にも天窓に姿が映らないようにと身を潜めていたクラウディオが咎めようと動きかけるが、大樹は構うなと手で制止した。
「……クソ」
アラシュが画面を睨みつけ、ギリギリと歯噛みしながら悪態をついた。
「もう一度、お願いするけど。突出はしないで。俺達を信じて」
大樹が繰り返す。
「分かってるよ……!」
アラシュは忌々しげに頷き、端末を大樹に返す。
『それじゃあ、こっちはハイトランス完了。突入するよ』
叶からの通信に、大樹はハッとして注意をサイバースノーヘッドに戻し、
「分かった。気をつけてね」
と了解の意思を伝えた。
●鬼の魂胆
派手な音を立てていくべきだ。注意をこちらにそらすことが目的なのだから。
だから、扉は蹴り開けた。
観音開きの大きな扉が開くと、聖堂は一気に明るくなる。
殺到するウィンクルムを見て、ツクヨが座る椅子の背もたれに腕を置いていたシルビアは冷笑する。
「来よった」
セツラが座る椅子に背を預け、腕を組んでいたザジなど視線しか向けない。
オーガが動かない。ウィンクルムは一瞬戸惑うが、足はとめない。
それはそうだろう。状況は圧倒的にオーガの有利なのだ。弱点さえ無事ならば身に危険は一切なく、人質も居る。
わざわざ人質から離れてウィンクルムの排除に動く必要がない。むやみにウィンクルムが遠距離から攻撃した場合、人質に当たる可能性もある。
秋乃は扉が不意に閉まらぬよう押さえつつ、クリアレインに矢をつがえる。
一の太刀はイチカが浴びせた。続いて桐華。両方共ザジに双剣を浴びせる。イチカが帯びるオーラはいつもより強い。秋乃によって強化されたから。
「押し込んでやる!」
「……」
馬鹿にしたようにザジは冷たい目を桐華に落とした。鼻から下はグルグルと包帯が巻かれているが、目だけは露出していた。
黒い――いや、昏い目だ。褐色の肌よりも濃い不健康そうな目の下の隈によって、陰気さが際立った目だった。
使い込まれた麻袋のようなローブに全身を包んだザジは、間近で見ても金の鱗は視認できない。オーガとて、弱点を白日のもとに晒すのは忌むのだろう。
「効かないのは体だろ! 布までは守れない!」
桐華のポトリーダブルナイフが優雅に舞い、ローブを引き裂く。
「なるほどね」
イチカも桐華の魂胆に気づき、ザジの衣服を引き裂くようにカイン&アベルを振り回す。
一方、シルビアにはハティと叶が掛かっていた。
「あは、ナメられたもんじゃ。神人二人とはのぉ」
凶悪に少女の顔を歪ませ、シルビアは嘲笑する。
「ところで帽子はどうしたの?」
「あんなもん、角隠しよ。不要となればあんな窮屈なもんはつけていとうはないな」
叶の妖刀・恋慕は赤に輝きながらシルビアの喉元を狙うも、絶望色のオーラは一ミリたりとも刃を通してくれない。
シルビアの顔が、無駄だと嫌な笑みに変わる。
いや、刀は首など狙っていなかった。そのまま下へ、清楚で可憐なワンピースを縦に引き裂く!
シルビアは目を見開いた。少女らしい愛らしいかぼちゃパンツが丸見えだ。
「なんと。わしはこれでも可憐な少女だというのに、躊躇なく乙女の服を引き裂くとは! ええと、これ、何というんじゃったかな。せーせく……せくらは?」
「セクハラ」
ハティが思わず言ってしまった。
「そうそれじゃ! セクハラじゃぞ、きゃー」
「棒読みでナニ言ってんの」
「煩い、どけ!」
シルビアは焦ったように叶を突き飛ばす。
「うっ……」
吹き飛び、ベンチにしたたかに背を打った叶はガチガチと歯を鳴らし、自身を抱いて藻掻いた。
極寒――氷結地獄があるとすれば、きっとこんな感じだと思うほど冷えた手が叶の体の芯から凍えさせる。
「叶さん!」
「ハハ、乙女に乱暴を働こうとするからよ!」
シルビアがけたたましく笑い、ハティにも手を伸ばす。
必死にそれをジェンマの抱擁でいなし、ハティは焦る。シルビアは一歩も動いてくれない。シルビアの後ろにはぐったりとしたツクヨがいる。
「彼女に何故女性では神人になれないと教えなかったんだ?」
ハティは少しでも注意をそらそうとして、声を上げた。
「彼女?」
「本物のシルビアだ!」
「ああ、アレはそれくらい知ってるだろう。常識じゃからの」
シルビアに化けたシビリアンはつまらなそうにそう答えた。
「……何? 神人になりたいのは彼女じゃないのか?」
「別に神人になりとうてアレを訊かせたわけじゃないわい」
シルビアは面倒そうに答え、
「それで問答のネタは終いか? なら、お前も終いにしてやる」
と手を振り上げた。
バチイッとその手を弾丸が弾く。ブリンドの銃弾だ。
「貴様」
痛くも痒くもないはずだが、シルビアは鋭い視線をブリンドに向けた。
無言でザジの杖が上がる。ブリンドめがけてキューと囀るプラズマが奔る。
回転してなんとかそのカナリアの囀りめいた魔法を避けたブリンドに、ザジは目を細めた。
「ならなぜ訊いた!?」
ハティは無理に次の質問をひねり出した。
「神人がなぜ生まれるのか知りたかっただけよ。オーガに襲われて成る奴がそれなりにいると知っただけでも収穫だわ」
「神人を作ってどうするつもり」
叶がよろりと立ち上がって、尋ねる。
「神人はいいもんじゃぞ。弱い頃はいい餌じゃし、何より契約精霊が増えるわな」
シルビアは目を細めた。まだ話せるか、と感嘆すら抱いているらしい。
「わからないな! 神人が増えれば、オーガを倒されるかもしれないのに!」
イチカが言う。シルビアは喋っている間は攻撃してこないようだからだ。ならば喋っていてもらうに限る。
「はは、まぁそう言う奴もおるわな。わしらがほしいのはウィンクルムの精霊よ。そのためには多少の難点も必要」
シルビアは得意気に胸を張った。
いまだ、とイチカは思った。
「キミの弱点見つけたよ。そこだよね!」
思い切り確信を込めて、看破を告げる。だが、それはフェイク。
「ひえ!?」
シルビアはうまく引っかかった。焦ったように下腹部を押さえる。
「なんてところに弱点持ってるんだよ」
呆れたように叶は目を細めた。臍下とは。通りで股上の深いパンツを履いているはずだ。
少女の格好をしていれば、まさか下着まで引っ剥がすとは思わなかったのだろう。
「ちぃ、謀ったか!」
「そこか」
「分かったとて、そう簡単に触らせるものか!」
シルビアはハティのレイピアの切っ先をはたき落とし、ハティにビンタする。
「あぐっ!」
冷たすぎて激痛が走り、ハティの体が固まる。
ならば、と次々にクリアレインの矢や銃弾がシルビアの臍下を狙ってくる。
「ええい、蚊蜻蛉が。うっとおしい!」
ようやくシルビアはツクヨの椅子から飛び退いた。しめたとばかりにヨロヨロとハティがツクヨを庇うように立つ。
「大丈夫ですか……」
ツクヨがハティを気遣わしげに見やった。まだ会話ができるほどの消耗度合いのようだ。
ザジはそれを見て、すいと椅子から身を離す。
「……?」
桐華は訝ったが、好機に変わりはない。
(策だとしても乗ってやる)
するりと桐華はセツラの椅子とザジの間に滑りこんだ。
天窓のロープからクラウディオが降りてくる。
「大樹」
「オッケー」
するするとロープを伝い降りた大樹はツクヨに向かって走った。クラウディオはセツラに向かう。
「行こう」
大樹がツクヨをおろそうと手を伸ばす。
「僕に触っちゃ、ダメです……っ」
ツクヨは絶望したように呟いた。
「え?」
大樹がツクヨに触れたのはそれと同時だった。
ずんと重さを感じ、大樹は焦る。
(これ、『明日への期待』って、奴?)
これがエンドウィザードの『明日への期待』と同じ効果をもつとしたら、対象に重力をかけているのだろう。そしてそれは、触れた者に感染する。
「く、っそ」
鎌を椅子に振り下ろそうとする。だが、この技は行動するごとに威力が増していく。鎌がうまく持ち上がらない。
「どうして壊すんです」
ぐったりと床に這うように倒れたままツクヨが掠れた声で尋ねる。
「だって」
「この椅子は、ここの聖堂の椅子ですから、壊しても何の意味もないですよ」
ツクヨは言う。
「そうなの。なら、いいや。じゃあ」
大樹がツクヨを担ごうと手を伸ばす。
重い重い体を背負って、それでも無理やり鎌を杖にして、大樹は歩こうとする。
「大樹」
セツラを背負ったクラウディオが気遣わしげに声をかけるも、
「い、いいから、行って」
と大樹はセツラの救護を先にするようにとクラウディオの援助を拒む。むしろ、今、クラウディオが触れば、効果が感染ってしまう。
「はは」
ザジが声を上げる。笑い声を。
クラウディオが振り向き、目を見張る。
身を引きずる大樹とツクヨに杖を振り下ろそうとするザジがいた。
「させるかよ!」
ブリンドが杖を狙って撃つ。
桐華とイチカが走るより早く銃弾は、ザジの杖を揺らした。プラズマが逸れる。
叶とハティがシルビアとの対峙を一旦中断して、大樹とツクヨを庇いに入る。
「おい、ここにアラシュ来てんのか」
ふいにセツラはクラウディオに尋ねた。
クラウディオは頷く。
「なっ、連れてくんなよ!」
セツラは泡を食って噛み付いた。
「連中は、俺でもアイツでも、どっちでもいいんだぞ! むしろ、お前でもいいし、誰だって……ここに神人がいる契約精霊なら、誰だって、誰だっていいんだ!!」
「喋りすぎたな」
ザジがセツラにプラズマを向ける。
とっさにクラウディオは遁甲し、防御力を高めた上でプラズマを避ける。
その時ようやくアラシュは扉にたどり着いた。そして目の前の光景を見て、声を上げて走りだそうとした。
「待っ……」
扉の側に控えていた秋乃が止めるより早く、
「やめろ!!」
セツラが絶叫し、アラシュの口をつぐませる。
「何も言うな!」
その横をゆうゆうとザジが歩いて行く。
「行かせるか!」
とテンペストダンサーとプレストガンナーは攻撃を絶え間なく行うが、ザジの絶望色のオーラが全てを無効にする。
「秋乃! ザジがそっちに行く!」
イチカが必死に叫んだ。
「来、るな」
秋乃は果敢にクリアレインの輝く鏃をザジにつきつけるも、そんなものでザジは怯まない。
秋乃を横目にザジはアラシュの前に立った。
「どっちだ?」
「何がだ」
ザジの質問に、アラシュは冷や汗を垂らしつつも、なんとか平然と答えてみせた。
「お前はどちらを先に呼ぼうとした?」
ザジは尋ねる。
精霊がザジに近寄ろうとする。
ザジが振り向きもせず、杖を後ろに向けた。
『天の川の彼方』に酷似した魔法が発動し、キラキラと光る壁が秋乃ごとアラシュとザジを、他の面々から隔離した。
この壁を触れば痛烈な攻撃がくる。
「秋乃……!」
イチカが青ざめるも、精霊はいつでも壁が消えた瞬間に飛び込めるように構えたまま、足を止めざるを得なくなった。
その間に、イチカは硬い声で桐華と、駆け寄ってきたブリンドに言う。
「ザジの弱点は体にはなさそうだね。顔だ。顔に向けた攻撃だけ、手でいなした。本能的に目を庇ってのことかもしれないけど、包帯で隠している所が怪しい」
「ああ」
桐華は険しい表情で頷く。
ブリンドも頷く。
「一か八か、顔を。包帯を集中的に、了解」
壁が消えるまでの百二十秒に万全の体勢を整えるべく。
ようやく重力の軛から解き放たれた大樹が改めてツクヨを背負い、近寄ってくる。
シルビアの手をなんとかいなしながら、叶とハティも大樹の後ろについているが、そこにセツラを抱えたクラウディオも加わる。
「はは、役者は揃ったのう」
シルビアもどうやら、ツクヨとセツラをアラシュの近くに置くことを狙っていたらしい。おかげで彼女の攻めは控えめで助かりはしたが……。
「何を試すつもりなの。精霊のオーガ化?」
叶はシルビアに尋ねる。
「おお」
シルビアは片目を見開き、もう片方を眇めて、顔を悪意に歪め、
「ご明察」
と答えた。
「神人が必要、なのかな」
「あればなお良し、といったところ」
シルビアは頷いた。
「ああ、それにしてもお前らが邪魔じゃのう。あのアラシュとやらが、独断専行でここに単騎で走ってきてくれりゃあ、最高だったんじゃが」
アラシュの同行を拒み、夜半に行動を開始していれば、おそらく焦れ、ウィンクルムを信用できなくなったアラシュは、シルビアの言うとおりの行動をとっただろう。
いち早く救出に向かうことを選び、そしてアラシュを信用して連れてきたことは、好手であったのだ。
●二者択一の天秤を
美しく輝く壁の中で、ザジはアラシュに問う。
「お前はどちらを先に呼ぼうとした?」
「……」
「答えろ。お前にとってどちらが大事だ? 契約した神人か。それとも恋人の精霊か」
「……あんた、もしかして」
秋乃がハッと思い当たり声を上げた。
「狙って、ツクヨ達を」
「アルメリアから、シルビアがこの三人の奇妙な関係を聞いている。狙っていたわけではないが、あの場に来たからには好都合と、ダメージコントロールはしたな」
ザジは淡々と言い、
「さあ、答えろ。アラシュ・ノクターン」
と答えを促した。
「どちらも死に瀕している時、お前はどちらを選ぶ?」
「……」
秋乃は焦る。何か言いたい、だが何を言えばいいのか言葉すら思い浮かばない。
アラシュは言葉に詰まっていた。ザジはアラシュが答えるのを辛抱強く待っている。
「……分からない」
アラシュは長考の末に、とうとうそう答えた。
「そうか。なら、実際にやってみるしかないな」
瞬間、壁が晴れた。
●砕けたのは
「ザジ! 狙われておる!」
シルビアが叫ぶ。刹那、桐華とイチカがザジに向かう。
エンドウィザードと同じ仕様ならば彼はすぐに魔法を放つことが出来ない。その隙を狙ったのだ。だが、壁を作ってからの百二十秒間で次の魔法を練り続けていたザジは杖を掲げる。
真っ赤な矢が降り注ぐ。
「こっちだ!」
とっさにアラシュが秋乃の腕を引き、『情熱に燃える雨』のような範囲魔法の射程から逃れる。
「イチカァ!」
引きずられながら、秋乃はパートナーの名前を絶叫する。
真っ赤な豪雨の中、それでも炎に包まれたテンペストダンサーはナイフをザジの布に差し込んでいた。
燃えて、燃えて、全身に火傷をおった二人が倒れた先、ひび割れた醜い頬の真ん中に黄金をむき出しにしたザジがいる。
「……あんたらの犠牲、無駄にはしねえ」
ブリンドは、狙いすました一発を撃った。ビシィッとめり込む銃弾が、確かに黄金を砕いた。
桐華達の奇襲と同時に、クラウディオはセツラを放り出し、二人に分かれてシルビアに殺到した。
完全に油断していたシルビアの臍下をヴァイパークロスが穿つ。
「なあッ?!」
パリンと軽い音がして、シルビアのオーラが消失する。
「形勢逆転だね!」
叶が刀を浴びせてくるも、シルビアはするりと避け、彼を殴り飛ばした。
「舐めるなよ。オーラがなくなったからといって、弱体化したわけではないわい……が、命と引き換えにまでしたくはないわ」
シルビアは身を翻すと駆け出し、垂れたままのロープに飛びついて、するする上がっていく。
「わしは先に行くぞ、ザジ! 後で会おうッ」
とシルビアが叫ぶと、ザジは確かに頷いた。
「逃、げる……なっ」
凍りついてうまく動かない体で、叶は必死に上を睨んだ。
「叶さん、もう無理だ」
ハティが叶に冷静な言葉をかけ、動けない彼を引き起こした。
叶は身を起こしたことで、ようやく焼け焦げたパートナーを視認して、息を飲んだ。
「桐華……っ」
かじかんでうまく動かない口はかすれた声しか上げられなかったが、これは確かに悲鳴だった。
「イチカ、イチカ……っ」
秋乃も惨状に目を見開き、泣きそうな声をあげている。
「どうする。お仲間は逃げた。お前ももうオーラはねーぞ」
ブリンドは極力平気そうな顔をしてみせた。逃げてほしい。ザジは今、扉の前にいるのだ。これでは撤退することもできない。
「……そうだな。だから?」
ザジは右頬を撫で、手についた黄金の欠片を何でもなさそうに払うと、今にもイチカに駆け寄りそうな秋乃を抑えているアラシュに顔を向ける。
「アラシュ。セツラはな、おなじ質問をした時、間髪入れずお前を選んだ」
アラシュの眉根が寄る。ザジは平坦な声で続けた。
「お前はわからないと答えた。なるほど、お前は神人に心を傾け始めているということだな」
「そういう意味じゃねえだろ……!」
ベンチに体を預け、なんとか立っているセツラは叫ぶ。
「ウィンクルムになれば、以前の恋など忘れてしまうのだ。そして、お前は恋人をいつか裏切る。その時、お前はそれを是と出来るか」
「……」
「セツラ・アマンダ」
「んだよ……」
「お前は間髪入れず精霊を選んだ。いざというときお前は神人を見殺しにする」
「そういう意味じゃ」
「お前は先程そう答えた」
「そしてお前は周囲の非難に包まれ、神人殺しとして後ろ指を指される。お前が選んだアラシュですら、お前を責める」
セツラはショックを受けたようにアラシュを見て、そしてアラシュが何も反駁しないことに傷ついたように目を伏せた。
「ほら」
「いい加減にしなよ」
大樹が大鎌を振るい、飛びかかる。ガギンと杖で阻まれつつも、大樹は言う。
「鱗は割れたんだ。こっちの勝ちだよ。どいて」
大樹は内心焦れている。イチカと桐華は大怪我をしている。いち早く、この聖堂から出てしかるべき場所に運ばなければ手遅れになる。
ハティもなんとか立ってはいるが、シルビアの凍りつく腕による攻撃で少なからず消耗しているし、叶に至っては戦闘不能だ。
クラウディオが手裏剣を打つが、ザジはそれを手で叩き落とした。だが手裏剣の刃に触れたザジの手から血が流れるのが、オーラの消失を証明している。
「そして、お前は何も言わないんだな、ツクヨ・ツルバミ」
ザジは大樹のことなど眼中にないかのように、へたり込むツクヨに言う。
「何も言えないですよ……。僕は、邪魔な神人ですから」
「てめえ、まだそんなこと考えて……」
セツラはツクヨを睨みつけるも、ツクヨは諦めたように笑った。
「だってそうじゃないか。僕はいいんです、セツラさん。僕は、セツラさんはアラシュさんを選ぶべきだと思ってます。でも、世間はそうじゃないんだ。世間は僕にはどうしようもないです」
「……こじらせてろ。今無理やりこじらせるより、じっくり煮込んだほうが楽しそうだ。じゃあな」
ザジはフと笑うと、杖を掲げた。壁が現れる。そしてキラキラ輝く壁の奥、ゆうゆうとザジは去っていく。
「わざわざご丁寧に壁なんざ作らなくっても、追いやしねえってのに」
ブリンドは忌々しげに吐き捨て、桐華に駆け寄って背負う。
「しっかりしろ! 行くぞ!」
「イチカ!」
秋乃がゲートを開けられた馬のように精霊の元へと駆けつける。
一言も口を開かず、ぐったりとしたイチカを背負う。焼け爛れたイチカの体はひどく熱を持っていた。
『死』の一文字が秋乃の脳裏によぎり、ぞっと総毛立った。
「桐華……死んだら、ダメ……なんだから、ね……」
叶は寒くて遠くなる意識の中、必死に口を動かす。
「桐華が……死んだら……誰が……僕を…………」
「叶さん、寝ちゃダメだ。凍死する。叶さん、叶さん!」
背中の体温がどんどん低くなっていくのを感じながら、ハティは叶に声をかけ続ける。
「桐華……桐華……」
叶はもごもごとただ一人の名前を呼びつづけた。
一同は焦れながら、ザジが置いていった壁が晴れるのを待っている。
「最後まで嫌がらせしてくれるよね。クロちゃん、無いと思うけど奇襲くるかもしれないから、警戒してて」
大樹はガリガリと眼帯をひっかきながら、指示を出し、クラウディオは無言で頷く。
「すみません……僕らのせいで、こんな」
フラフラと立ち上がったツクヨが俯いた。
アラシュは駆け寄ろうとして、ツクヨとセツラの間で戸惑ったように立ち止まる。
「……いーよ、俺、歩けるから」
セツラもふらつきながら立ち、肩をすくめた。
「そいつ、支えてやんなよ」
「……セツラ」
気遣わしげに伸ばされた手に背を向け、
「気にしてねえよ」
セツラは泣きそうな目をぐっと瞑って、そして思い切りベンチを蹴り飛ばした。
「くそ! 足元見やがって!」
ようやく壁が消え、ウィンクルムは旧市街の現状では救護班が来れないというので、ひたすらタブロス新市街を目指して走った。
怪我人に響かぬように走るのは、なかなか速度が出ない。しかも、旧市街はオーガがうろつく危険地帯だ。身軽な大樹とクラウディオ、ブリンドが警戒しつつの行軍は本当に捗らなかった。
気ばかり焦る。
ツクヨは道すがら聖堂で聞いた話を語った。それしか出来ないから、と。
「これは、僕らを実験動物にすることが主目的でしたが、あなた達を釣ってウィンクルムの数を増やすことも見込んだ罠でもありました。
だから、そう離れていない旧市街の聖堂に居ることを簡単にA.R.O.A.に晒した」
ウィンクルムが増えれば増えるほど、ザジには都合が良かったのだという。
シルビアは手っ取り早く確実な目的達成を望んでいたので、ウィンクルムを釣ることはあまり嬉しくなかったようだが。
「ザジは、元ウィンクルムです。彼が狙っていることは、ウィンクルムの精霊を自分と同じようにオーガにすること。
詳しい仕組みは彼らにもわからないのだそうです。でも、ザジと全く同じ環境に置けばきっとそうなる、とシルビアは考えています。
それは、とても途方も無く時間のかかることではあります。その長い時間を、シルビアは見続けていたからわかるのだと。
精霊が負の感情に浸されたまま、ずっと世間を呪い、神を呪い、自分を呪い、愛した人を呪い、全てを呪い尽くして、気が遠くなるほど呪い続けたら――」
ツクヨは青ざめながら、続けた。
「デミギルティになるのだそうです」
ようやく救護班と合流出来た時、既に日は落ちていた。
A.R.O.A.の職員はウィンクルムの報告を聞き、顔を歪めた。
「金の鱗は三日間で再生する。だが、追討の体勢を整えるには時間がかかるな。鱗が再生する前にもう一度、とはいきそうにない」
その理由を、職員は以下のように説明した。
まずシルビアとザジの居場所を探らねばならない。
既に旧市街にはいないだろうし、もう罠を張る必要はないから、そう簡単に居場所を悟らせてはくれないだろう。
情報を取りまとめ、A.R.O.A.が敵について調査をし、万全の体勢で向かわねばまた同じことの繰り返しだ。
次はおそらく人質が居ない。質問すべきこともし尽くした。ザジは殺す気で抵抗してくる。高位のエンドウィザードと少なくとも同等以上の実力を持ったザジは脅威そのものである。
「だが、鱗の場所は移動しない。次は弱点の場所がわかりきっている状態からの再戦だ。勝機はゼロじゃない」
職員はため息を吐き、希望はある、と呟いた。
依頼結果:大成功
MVP:
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | あき缶 |
エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
男性用or女性用 | 男性のみ |
エピソードジャンル | 冒険 |
エピソードタイプ | EX |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | とても難しい |
参加費 | 1,500ハートコイン |
参加人数 | 4 / 4 ~ 5 |
報酬 | 多い |
リリース日 | 05月19日 |
出発日 | 05月29日 00:00 |
予定納品日 | 06月08日 |
参加者
会議室
-
2016/05/28-23:58
-
2016/05/28-23:13
撤退条件はぎゅぎゅっとねじ込んだよー。
位置とか状況的に桐華さんかイチカさんが最後尾につけたら良いかなーとは思ってるし、
桐華さんはとりあえず動けたら殿頑張るーってしてもらってる。動けたら!!
んーでもって訂正。
初手迷わないようにシルビアねらいーって言ったけどそれ僕の方だけで、
桐華さんはザジの方にとりあえずダッシュしてもらうことにしてる。
戦力偏らないように注意ーの一環でとりあえず僕ら分かれてみただけだし、
可能なら戦闘中でも移動したいなって思ってるよ。
合図に関してはインカムやらナノーカやらで上からの方が判断しやすそうな気がする
ので、大樹君達が行けると思った時が一番だと思うし、曖昧なままで良いんじゃないかな?と。 -
2016/05/28-22:46
>行動開始時間
うん、日中。イチカさんよろしく。
>合図
そうだね。
今から決めるにしても時間が無いし。
状況見て判断ってことで、アバウトなままで行く。
意見ありがとね。 -
2016/05/28-22:36
すまん誤字が酷かったので再投稿。
足止め段階でその後戦闘続行可能か判断できそうならと思ったんだが、戦闘不能者を出さずに判断するのは少し早い…というか出ないとも考え難いか。
そうだな、長引かせて二人で限界だと思う。
返信を待たせてすまない、撤退条件は叶さんに任せる。 -
2016/05/28-22:16
イチカ:
まとめとか諸々ありがとう~
というか相談に参加できてなくてごめんなさいっ!!
僕は前衛、秋乃は後衛で動くよ
いつもなら敵の攻撃は動き回って回避するんだけど、今回は手数重視・攻撃重視で
優先順位は決めづらいけど、僕のほうも戦力偏らないように気をつけつつ動くね
撤退判断は残存MPが無くなるか、戦闘不能者二人の時点で、でいいと思う
あ、もちろんツクヨ君達を保護するまでは退かないつもりだよ
秋乃は後衛で援護とか、あとアラシュ君が突出しないように気に掛けてもらうようにするつもり
>合図
合図があったほうがわかりやすいかな?
敵に気づかれない方法がいいよね
最悪状況見て判断してもらっちゃってもいいかも
>行動開始時間
日中だよね?
僕のほうでプランに書いておくよ -
2016/05/28-22:06
撤退については俺は叶ので問題無いと思う。
戦闘不能者が出た場合、運ぶ人が必要になる訳だし。
あ、そうそう。
天窓破って突入するのは、『気を引いてる間に』ってアバウトにしたけど。
やっぱ合図とか貰ってからの方がいいかな?
それとも少しでも、ギリギリまで気づかれないようにアバウトなままで行こうか。
ちょっと悩んでる。
まあ、合図っても。「今」とか発言に何か混ぜた時とかが妥当?
>行動開始時間
俺の方で入らなかったから、誰か代表してよろしく頼むわ。 -
2016/05/28-21:13
一先ずプランをぽーいして白紙を回避したよ。
一応初手に迷わないようにシルビアの方狙うことにはしたけど、
戦力が偏らないようにちょこちょこ動けたらいいなーって思ってる。
撤退に関しては体力判断かなぁ…戦闘不能者半分とかがセオリーなんだけど…
8人が2人護衛に向かって6人になるんだし、撤退戦ってのも考慮したら、二人が限度かも?
残存MPが無くなるか、戦闘不能者二人の時点で撤退ーってしといたらいかがだろ。
これで問題なさそうなら僕の方にねじ込んでおこうかなーと思うけども…いかがだろ。 -
2016/05/28-20:43
後から備品の破壊ってことで怒られるかも知れないけど。
天窓含め、人命救助ってことで勘弁して貰いたいなー。とか思ってたり。
アラシュにはロープを支えて貰うのと。
俺らが降りたら、西側の扉に回って貰うように書いたよ。
一応プランは書けたから、後は調整かな。 -
2016/05/28-19:32
……すまん省略しすぎた。そしてこれまでの発言も読み返すと誤字がひどくてすまん。
言うまでもないかもしれないがツクヨとセツラが保護できるまでは退かない、全体の体力状況を見て撤退か続行かを考えるという話だな。 -
2016/05/28-19:15
優先順位か…どっちも弱点を破壊しない限りノーダメージだし、シビリアンに関しては変身以外の情報がないからな。
手数の多い遠距離タイプだったら厄介だけど、断定はできない。ツクヨとセツラに(攻撃含め)向かわせないこと優先と書くくらいになってしまうな。
重厚な机、妨害や防御に使えないだろうか。
撤退の機は体力状況で判断でいいだろうか。
一応押し切れるなら続行とも書いておこうとは思うが。 -
2016/05/28-18:47
足止めはきっちり担当決めちゃったほうが動きやすいんだろうかーってちょっとだけ思ったけど、
戦力的にはどう分かれてもしんどそうだし、優先順位だけ決めて現地判断の方が良さそうかなぁ。
うん、基本的には「可能な限り二人以上で対応できるよう手分け」で良いと思う。僕もそうしとこう
余裕があれば弱点探しとか、ザジの詠唱阻止とかまで考えたいけど…
攻撃通らなかったら詠唱求めれないんだろうかってちょっと真顔になった。
杖に攻撃して斜線をずらすとか可能ならその程度はしておきたい、かな
躱すってのは非戦闘員がいる中ではちょっと躊躇う。
大樹君は椅子の破壊宜しくね!もう派手にどっかーんと行っちゃって! -
2016/05/28-18:28
まとめと確認ありがとう。流れは俺達も西側→天窓の認識。離脱も扉から。
ブリンドの位置も入り口付近と考えてもらって問題ない。
オーガが揃ってない場合挟撃のこともあるんだが、アラシュを一人外に残しておくのも気になってな。
ブリンドに動けるところに居てもらおうかと。
襲撃あれば銃声で知らせることになると思う。
西側のメンバーでは叶さん、桐華さん、俺、イチカさんが前衛、秋乃さん?とブリンドが後衛だろうか。
可能な限り二人以上で対応できるよう手分けと書いてしまって大丈夫だろうか。 -
2016/05/28-18:21
(再投稿)
叶はまとめありがと。
俺とクロちゃんはそのまま離脱だね。
りょーかい。りょーかい。
>儀式の椅子
丁度俺も壊したいなー、って思ってたところ。
2人を椅子から下ろしたら破壊できるか試してみるよ。
って訳で、武器は大鎌もっていきまーす。
ハイトランスした攻撃力ならいけんじゃないかな。 -
2016/05/28-15:33
といったところで一旦決まってること纏めてみるねー。自分確認用なんだけど
作戦開始時間】
日中、可能なかぎり最短で
潜入ルート】
天窓と西の扉に分かれて配置
扉側:天窓から見える情報を確認した後一斉突入
天窓側:可能な範囲で中を確認、伝達
扉側が敵の気を引いている隙に突入
ロープ使用し素早く降りる
ここから下僕の勝手なイメージ入ります!!
戦闘】
西の扉確保、挟撃対策のため入り口付近にブリンドさん配置?秋乃君もこの位置かな?
弱点発見のためにオーガは二体とも頭部の布類から狙ってみる
シルビア・ザジそれぞれに一人以上張り付く
脱出】
天窓組が優先的に二人を確保
アラシュと合流し、安全な位置まで撤退
速やかな撤退のために扉までの道は開けれるように戦闘組で配慮
アラシュ】
突出しないことを条件に同行
天窓からの突入の際にロープを支える役をお願い
救出後は二人の内どちらかを支えて一緒に離脱してもらう
ここまで書いてて、とりあえず儀式用っぽい椅子も壊しといたほうが良い気がしてきた。
フェスイベのあれこれとか踏まえたらこの人数で戦闘不能出ない自信がないし、
危ない物は排除しておくに越したことはない気がしてきた! -
2016/05/28-15:19
西の扉からの突入後は、日中なら明かりあるしスイッチのことは考えなくてもいいよね?
突入は扉→天窓の順になるって思ってていいかな。
こう、扉から突入して注意を引いてる隙に天窓ガシャーンして飛び込む感じ。
と、離脱は扉からーで、いいんだよね?天窓から引き上げるってのは狙い撃ちだしね。
のーで、アラシュには降りてきてもらいたいし、アラシュと合流できるまでは二人がいいってのに賛成だよ。
一人は大樹君かな?離れ過ぎでトランス切れとかのこと考えたらもう一人もクラウディオさんでいい、かな。
突破された時に精霊居てくれるのは心強いし。 -
2016/05/28-13:31
・鱗
俺も根拠はないが頭部かその周辺なのだろうかと考えていた。帽子は角を隠すためでもあるんだろうが、あとは女性の髪で隠れそうな首周り…くらいしか。
ザジの布の下は拝みたいところだな。弱点でなくても顔くらい覚えて帰りたい。
情報がないシビリアンの変身前の姿も。
・オーガ
儀式中なのかこれから儀式なのか、鍵もかかっていないし二人して不在ということはないとは思いたいが、中に一人のみの場合もう一人は西から入ってくるだろうから、挟まれないようブリンドに注意して動いてもらおうかと思ってる。 -
2016/05/28-13:03
おっと。
言い忘れ。
叶の言った流れでおっけーだよ。
ロープ支えるのも、こっちでアラシュに頼んでみる。 -
2016/05/27-23:36
…と思ったがよく考えなくても西側で足止めしてる間に天窓側から救助という方が役割分担がわかりやすいか。
柳さんたちに頼めるなら道を開くことと足止めに集中したいと思う。 -
2016/05/27-23:22
>シルビア
面識はあるけど。Bスケールが化けたシルビアには初って感じ?
>アラシュ
トランス出来ないなら、天窓から降りて貰うのはリスクがあるかあ。
遠回りにはなるけど。できたら最初天窓で、それから西側に回って貰う方がいいのかな。
>ツクヨ、セツラ
先にクロちゃんが降りた後、俺が降りる。
真っ直ぐ俺らに向かって来るならクロちゃんに一時的に頑張って貰って、その間に儀式の椅子からまずは下ろすよ。
>弱点
シルビアに化けてる方は帽子被ってて。
ザジとかいう方は布で顔隠してるんだよね?
なんとなく、シルビアは頭部で。
ザジは隠してる顔のどこかにありそうな気がしなくも。
そうでもないとあいつらが顔隠す意味が特にないような?
いや、ただ思っただけだから全然違うところにあるかも知れないけど。
>戦闘
主にクロちゃんに任せる形になりそう。
まずは、救出対象の二人を西側に移動させたいし。
ただ、どう考えても西側行くのにオーガが邪魔するよね。
どうすっかな。 -
2016/05/27-23:12
ブリンド:
あ、引き離して戻るんじゃなくてそのまま完全離脱と考えた方がいいのか?
トランスが切れる距離ってのがいまいちわからねーんだが、一人の場合残した一人トランス切れってこたぁねえかな… -
2016/05/27-23:02
ブリンド:
俺らもシルビアとは面識はねえんだか、叶に桐華、柳にクラウディオもいるからめちゃめちゃ話には聞いてますって体で話してたわスマン。
んーとアラシュにロープを頼むとなるとツクヨとセツラの連れ出す時には西側に降りてきてもらう感じになんのか…?
時間かかりそうならアラシュ+一人じゃなくてアラシュに引き渡すまでは二人のがいいかもしんねえな。
希望者いなけりゃ俺らでやろうか?
トランス切れない程度の距離まで引き離して、後は終われねえよう足止め→撤退戦 つう感じだろか。
-
2016/05/27-21:36
二手に分かれる方向でいいと思います!
流れとしては、
日中の内に現地に急行
→天窓からナノーカで中を確認(大樹君・クラウディオさん)
→連絡して中の様子をある程度把握の後西の扉から突入(把握はできたら良いねくらいで)
→戦闘、足止め、奪還(この辺別途)
→アラシュ+1人くらいでツクヨたちを連れて先行離脱
→可能なら倒す、無理なら撤退戦?
ってイメージで宜しいだろうかー!
あと天窓から突入時はロープ使うことになるだろうし、
精霊誰か支えが居たほうが良いと思う。
アラシュに頼むかー、桐華さん使ってくれてもいいよ。
どっかに結べるようならそれが一番いいのかも知んないけど。
突入にタイムラグができちゃうこと考えると、アラシュにお願いできたら、
前にも言った通り突貫抑制にもなって良い気がするんだけどなぁ…
シルビアに化けることにメリットあるのかな?化けてるのかな?
ちょっと良くわからないけど、まぁ…人っぽくても僕別に躊躇わないんで…
二人共弱点が金の鱗ってお話なら、とりあえず服引剥してけばいいんだろうか。
サイバースノーヘッドは僕も付けてくね。
弱点が見つかったらこっそり連絡ーってのも出来るかもだし。 -
2016/05/27-01:19
ハティ達もきたのか。心強い仲間が増えて嬉しいぜ
改めてよろしくな!
>潜入
二手にわかれるってことで話を勧めてもいいか?
だったら俺達は西側希望かな
天窓組から中の状況聞いて突入(中の状況掴めそうになかったら即突入)
天窓組が侵入しやすいように、ちょこまか動いて気を引く
敵の……なんだっけ、シルビア?シビリアン?
よくわかんねぇけど、俺たちは初見の相手だからその辺の相手はハティやみんなに任せるよ -
2016/05/27-00:32
シビリアンがアルメリア達の前でシルビアに化けていたのはわかるが、俺達の前でももしシビリアンがシルビややこしい…化けるとすれば、それ自体に何かメリットがあると考えていいんだろうか。
シビリアンの変身前の情報がないので言い切れないんだが、弱点を隠しやすいだとか。
ザジは布の中…だろうか。蔦みたいな痣の中に花のように金色があっても不思議はないが。
俺も戦闘では前衛になるので出来ればそのあたりも気にして見てみたいと思う。
サイバースノーヘッドは手元にウサミミ型があったので俺も装備して行こう。
-
2016/05/26-22:11
おー、ハティくん達だ。
今回もよろしくー。(右手を振る
潜入の時の俺の希望は、二手に分かれるなら天窓側かなあ。
オーガ・ナノーカもあるし。
まずは、ナノーカだけで覗くようにして中確認してから。中の状況を報告した方がいいかな。
通信手段が必要だろうから、サイバースノーヘッドネコミミ着けてくわ。
天窓から侵入しないとしても、ナノーカ配置するのは請け負うよ。 -
2016/05/26-17:15
早速の連投すまない。どこから入るかだが、俺達は西側を希望しておくな。
降りている間どうしても無防備になるから天窓を利用するなら二手で、視察はナノーカでというのに賛成だ。
トランスしていって戦闘ではハイトランス予定だな。
救出、戦闘以外では「女性は神人になれないということをどうしてシルビアに教えなかったんだ、元ウィンクルムなら知っていただろう?」等と言ってザジが元ウィンクルムであることに触れてみようかと考えてる。
シルビアの問いはどうも聞かせるためのものだったようだから「神人になりたかったのは彼女じゃないんだな」とも。
見当違いだったとしても少しでも注意を逸らせればと。 -
2016/05/26-17:12
うん。ハティとプレストガンナーのブリンドだ。確定よろしく頼む。
早めの決行、だな。了解した。二人の消耗が少ない内、明るい内にとなると日中だろうか。
二人を抱えた状態で天窓を使っての離脱はおそらく難しいだろうから、西側のドアを塞がれないようにしたいな。
アラシュには俺もツクヨとセツラどちらかの移動を助けてもらえたらと思ってる。相手の狙いがウィンクルムならここにも四組いるが、未トランスのアラシュが狙われてしまいそうな気がするので。彼もツクヨの対だしな。
戦闘には加えない方向で、アラシュが痺れを切らす前に二人を運び出したいところ。 -
2016/05/26-05:17
!!!!!
4組目!成立したよわーい!ハティさんブリンドさんよーろーしーくー!!
んとんと、今んとこ、天窓のみからの潜入はやめとこうって感じでいいのかな。
まぁ、天窓の大きさもたかが知れてそうだし、全員一気にってのが難しいって点では、
そこだけを頼るってのは避けたほうが良さそうではあるよね。
意表をつくとか、入口側に引きつけた上での突入として一人二人が身軽かな?
侵入用のルートとしてじゃなくても、ナノーカを設置して中の様子をうかがうこととかは可能かな?って思ってる。
実際に覗きこむより見つかるリスク減るかなーと。
そんで、その場合だと日が落ちてからだと見難いだろうし、日没以前を推したいところ。
最短で現場向かって天窓から確認→中の状況を踏まえたうえで突入ってのが個人的な理想だなぁ。
ハティさん達のご意見も伺ってから、ぼちぼちルート決めて、
突入後の行動考えていきたいなってところだよ。
あ、戦闘は僕ら二人共前に出て、敵の引きつけとか足止め頑張りたいなーって思ってます。 -
2016/05/25-01:07
>潜入ルート
個人的に天窓利用はリスクが高いと思ってる(降りている間に標的にされる可能性)
大樹が言うように二手にわかれるか、あるいは天窓利用しないで西側からの突入に絞るかどちらかがいいかと思う
二手に別れる場合戦力が分散するから、西側突入組を手厚くしたほうがいいかな?
>アラシュ
同行は許可するってことで、俺も異論ない
あいつ強いもんな・・・
暴走して突出しないように、気にかけておきたいとは思う -
2016/05/24-21:37
>潜入ルート
個人的には二手に分かれるやつにしたいんだよね。
天窓からオーガの位置ってのもだけど、西側が先に入って気を引けばさ。
天窓側から降りるときに攻撃されるリスクが、少しは減るかなあ、と。
というか、さっさと儀式だかの椅子から2人を離れさせたい。
Aスケールの……えーと、なんだっけ。
クラウディオ「ザジだ」
そう、ザジ。あいつが前のシルビアの質問と回答があっての今回の実験だろうし。
もう1体もあれ聞いてたのかも知れないけど。
なんつーか、嫌なんだよね。椅子に座らせたままなの。 -
2016/05/24-01:31
人増えたー!わぁいわぁい、秋乃君イチカさん、大樹君クラウディオさん、宜しくねー!(ぶんぶん)
アラシュ】
僕も特に留めないっていうか人数として換算してるねー
天窓からの侵入をするとして、ロープ持っててもらう役とかお願いしたら突出はしないかもよ?
無事に逃がすための待機役として動いてもらえたら僕らも戦闘しやすいかなとも思ってる。
潜入ルート】
1:西の入り口から突入
・儀式の場所が東奥だからすぐに駆け寄りにくい?
・突入時に怪我はしない
・スイッチが扇状の椅子の後ろなら灯りの確保はしやすい?
2:天窓から突入
・工夫がないと怪我する
・天窓が陰った時点で気付かれるかも?
・素早くツクヨ達に近づけるかも?
3:天窓、扉両方から分かれて
・天窓から敵の配置を先に確認できる?
・天窓を覗いた時に気づかれる?
・戦力分散になってしまう?
・天窓側が怪我するかも
それぞれのルートのメリットデメリット的にはこんな感じかな?
僕的には先に天窓から配置見れたら動きやすそうかなーとは思ってるけど、
気付かれるかもっていう懸念はあるね。
時間次第ではなんとかなるかも、ってとこだけど…
遅くても日没くらいには動きたいなぁとも思ってるし、そのへんはなんともかんとも…。 -
2016/05/23-21:34
見知った人が連れてかれたと聞いて。
柳大樹とシノビのクラウディオ、参加するよ。
よろしくね。
>アラシュ
まあ、俺は止めないかな。
あいつの体術の腕は知ってるし。
捕まった2人の内どっちかを支えてくれるだけも助かるんじゃないかな、と。
大丈夫だと思うけど、2人の様子見て暴走しなきゃいいなあ。
>作戦時間
掴まった2人の消耗考えると、早めってのに賛成。
あんま遅いと何か実験してるみたいだし。
助けたはいいけど、実は手遅れだった。とか、嫌だしね。
>潜入ルート
天窓使う場合は、ロープ伝って降りるってのは無理かなあ。
括る場所があるか不明だけど。
他に窓が無くて光を取り込む天窓が陰ったら、降りる前に気づかれちゃうかな。
曇ったって思ってくれたらいいんだけど。
天窓と西の入り口両方から、って思ったけど。リスクが高いか。
オーガがどの位置にいるかも不明だし。
どっちにしろ、帰りは西の入り口から脱出しなきゃいけないんだろうけどね。 -
2016/05/22-20:03
まだ何にも決めてないんだけど、ツクヨ達のことが気になるから参加表明だけでも
天原秋乃とイチカだ。よろしく頼む
>決めておくこと
叶さんが提示してくれているその4つでいいと思います
ああ、あとアラシュを同行させるか否かも決めておいたほうが良さそうですね。止めない限りついてくるみたいだけど…… -
2016/05/22-19:07
よいしょー、っと人待ちモードの叶と愉快な桐華さんだよ!
相談期間長めだしぼっちでもちょこちょこ発言はしておこうと思いますのでー、
誰でも!ウェルカム!カムヒアー!
とりあえず決めとかなきゃいけないのは、
・作戦開始時間
・潜入ルート
・戦闘
・脱出
ざっくり4点かな?もっと細かくなってくだろうけどおおまかに!
時間は早めが良いかなって思ってるよ。
潜入ルートは天窓を上手いこと利用できたらツクヨ達に近づきやすいのかなとも。
戦闘は敵の配置にもよるけど儀式用の椅子から離れさせるような感じで想定中
勿論倒せたらベスト!
神人数人で二人を先に逃がすのがいいかなぁ、とも。
懸念事項は一杯あるけど一先ずこんな感じで考えてるよーってのをざざーっとね。
4組いないと始まらないので4組8人は居る想定で人数配置とか考えはじめてまーす!(天に向かって主張