プロローグ
マントゥール教団の思想では、上級のオーガは神に等しい存在で、人間はオーガの家畜にすぎない。
ウィンクルムの立場だと、マントゥール教団というのはオーガ絡みの事件を起こす危険な団体といったイメージが強いだろう。
ただ全ての教団員がテロリストというわけではなく、犯罪行為に関与せずにひっそりと暮らしている信者もいる。
そして現状ではマントゥールの教義を信じているという理由だけで、犯罪者として逮捕することは不可能である。
その人物、Yは絶望と無力感からマントゥール信者となった。Yはあらゆる犯罪とは無縁で、静かな信仰と日常の仕事を粛々と続けてきた。
が、タブロス旧市街の演習が、Yに大きな変化をもたらすことになった。
捕らえていたオーガをわざと街に放ち、準備をしていた多数のウィンクルムがそれを殺す……。
これは人類の安全を高めるための戦闘訓練なのだが、マントゥール信者には許しがたい冒涜的な蛮行に思えたことだろう。
A.R.O.A.の演習計画に愕然とするYのもとに、教団の過激派が密かに訪れる。
手土産は邪眼のオーブ。
過激派の教団員にはできないことが、ずっと平和に暮らしてきたYにはできる。過激派は、Yの仕事に目をつけて接触した。
旧市街の東部に、トドの頭を持つ巨体のオーガ、メダ・ガルオの姿が確認された。
息を吸い込み大きく吠え、すさまじい騒音をまき散らしている。咆哮は衝撃波と化し、広い範囲に破壊をもたらす。
このメダ・ガルオの行動には、不自然なほど的確すぎたり効率的なところが見られた。
「……」
Yは普段通り職場にいた。
普段とは決定的に違うのは、過激派から渡された邪眼のオーブを隠し持ち、メダ・ガルオを手助けするような情報を提供していることだ。
メダ・ガルオの周辺には、地域寺社、役場、小学校、病院、ショッピングモールがあり、それぞれ臨時の避難所になっている。また、教団員の潜伏場所として怪しまれている地点でもある。
平屋の地域寺社。高台にあるので見晴らしは良い。それなりに古くからある地元の寺だ。裏手には死者を弔う墓地がある。
二階建ての役場。非常事態にはスピーカーから緊急放送が流れる体制が整っている。
三階建ての小学校。校長の発案で、ヤギやブタやモルモットといった家畜が飼われている。
五階建ての病院。怪我人を多く受け入れている。医師と看護師は多忙を極めている。
六階建てのショッピングモール。複数の店舗が入っており、ここを職場にしている者の数は五つの建物の中で最も多い。
五つの建物は、おおよそ正五角形の位置関係で、寺社を十二時にした時計回りの配置になっている。五角形での隣に位置する建物まで移動するのに、十分程度の移動時間を要する。
なお五角形の中心部ではメダ・ガルオが暴れており、迂回する必要がある。
旧市街東部ではメダ・ガルオ以外にも多くのオーガ達が暴れ回っている状態で、少人数で移動するとDスケールオーガやデミ・オーガから足止めされる危険性が高い。仲間全員で固まって移動すれば、牽制や突破がしやすくなるはずだ。
現在メダ・ガルオは、五角形の中心部分にあたる広大な公園で移動中だ。
適度に開けた場所で、視界の妨げになるものはない。周辺住民の避難はもう済んでいる。
メダ・ガルオと戦うつもりなら、ここが打ってつけの戦闘場所になるだろう。
解説
A.R.O.A.資料
・メダ・ガルオ
Cスケール。
二足歩行でトドの頭部を持つ巨体のオーガ。性質は凶暴。
大きな咆哮が特徴で衝撃波を起こす。この衝撃波は遠距離にも届き、範囲内の複数の対象を巻き込む。範囲内にいても、回避判定に成功することでダメージを免れることが可能。
鳴き声の衝撃波は高威力だが、声を聞いただけで能力値が減少したり状態異常が起きたという報告はない。
・邪眼のオーブ
Cスケール以下のオーガに対し、教団員が意思や作戦を伝えることが可能なアイテム。
メダ・ガルオの行動から、オーブが使用されていると推測される。
・任務の選択
メダ・ガルオの討伐か、オーブを所持している教団員の捕縛か、どちらか一方を参加者で相談し選ぶ。
二手に分かれる必要はなく、むしろ戦力が分散するので非推奨。
・目的
選択した任務一つの遂行
・道具の現地調達について
装備品以外のアイテムをA.R.O.A.に申請している猶予はない。
非常時のため、本当に任務に必要なものであれば、現地で倒壊したコンビニから調達しても咎められることはない。ただし複雑なものや貴重なものは、探すのに時間がかかり、見つからない可能性も高い。
・トランスについて
リザルト開始時点ではトランス状態ではない。
メディ・トランスの効果で、演習に参加していたウィンクルムもトランスできる。
PL情報
・メダ・ガルオの属性
闇-風
・教団員Y
Yは容疑者のYで、犯人を特定するヒントではない。プラン文字数節約にどうぞ。
年齢、性別などは不明。
・五つの建物
この中の一つがYの居場所。
・自然公園
メダ・ガルオとの戦闘場所。
地面は芝生で広々としている。
・妨害オーガの出現率
Cスケールオーガとの戦闘任務:乱入なし
教団員捕縛任務で、参加者全員が固まって移動:乱入確率小
教団員捕縛任務で、参加者全員が分散して移動:乱入確率大
乱入が発生した場合、デミ・オーガかDスケールオーガが行動を妨害してくる。
ゲームマスターより
山内ヤトです!
選ばなかった方の任務は、NPCウィンクルムチームが担当することになります。
選択していない任務内容を気にする必要はありません。
Yの居場所が即座に特定されてしまわないよう、特に五つの建物に関する部分では、意図的に無意味な情報も混ぜていますがウソ情報はありません。
敵の属性は、種族によって固定の場合と、個体によりランダムの場合があります。
全てのメダ・ガルオ種が闇-風属性というわけではありません。
リザルトノベル
◆アクション・プラン
手屋 笹(カガヤ・アクショア)
カガヤ、遊びではないのでそわそわせずに落ち着いて下さい。 情報にあった衝撃波に気をつけて、確実に倒しましょう! 共通事項は同意 戦闘に入る前にトランスを行います。 攻撃回数上昇が終了したら、 カガヤに素早く近づきハイトランスを行います。 ・戦闘 複数体居る場合、攻撃はカガヤと同じ個体を狙います。 衝撃波の回避最優先。 衝撃波に方向性がある場合、 回避は人の居ない方へ左右に動きましょう。 人数が多い方を向いている時は 「こっちこっちですよー!」 と声を出して、人数の少ない方へ向かせるように誘導します。 メダ・ガルオの攻撃を受ける人数を出来るだけ少なくしましょう。 無理せず、回避は最優先で。 相手に隙があれば攻撃して離れます。 |
かのん(天藍)
メダ・ガルオにYから私達の情報が提供され、待ち伏せている可能性も考え公園に入る前にトランス、ハイトランス 戦闘開始すぐカガヤさんの隣で調律剣シンフォニア天に掲げチューニング・シンフォニア発動、カガヤさんの武器の攻撃回数増加 調律剣の効果が切れた後は、衝撃波の目標を分散させるため仲間と距離を取りヒット&アウェイで攻撃 攻撃後すぐに離れる事で可能な限り衝撃波の範囲から外れる 攻撃しながらメダ・ガルオが衝撃波放つまでの予備動作がないか観察 咆哮なので呼吸に関する動作、口や鼻や喉、胸・腹筋の動き等、特異な挙動を見つけた時はその内容を皆に報告 自分又は天藍のHPが半減した場合は、彼の近くに移動し羅針盤重ね回復を図る |
クロス(オルクス)
☆心情 「遂にCスケールが出たのか… だとしても俺達は殺るだけさ…」 ☆行動&戦闘 ・共通事項同意 ・ホロケウで殺気探知 ・オーガナノーカで敵の数を探索 ・ばらけながら接近 ・敵を発見次第トランスとハイトランス ・一体ならそっちに集中 ・複数の場合ひろのとルシエロの3人で一体引き受けオルクス達の敵が倒される迄持ち堪える ・弱点が分かるまでは手足や胴体、衝撃波は撃たせない様に口を狙い斬りつける ・敵を囲むように配置し斬り付けたら距離を置き1拍後又斬りつけるのヒット&アウェイ ・衝撃波が正面からの楕円形なら背後や斜めに回り込みながら回避 ・又は半径とかの円形状なら遠くへ距離を置き回避 ・通常攻撃は武器で相殺や素早い動きで交わす |
ひろの(ルシエロ=ザガン)
目的:メダ・ガルオの討伐 公園についたらトランスからハイトランス。 固まらないように分散してオーガに接近する。 オーガが複数いたら、1体引きつけるのを担当する。 味方が他を倒すまで無理しない。 オーガの正面に立たないように気を付ける。 オーガが背中を向けたら、神符の昇竜楼を発動させて攻撃する。 後衛の位置からできる限り逢魔鏡にオーガを映す。 護符は常時展開。鳴き声の衝撃波を、正面から受けそうなら水流楼を発動する。 操ってる人がいるなら、見てるだろうし。 相手に邪魔なのは、能力値下げる人かな。 狙われるかも知れないから。 誰かの陰にならないように、気をつける。(巻き込み防止 ルシェの体力が削れてたら、羅針盤を重ねて回復。 |
ミサ・フルール(エリオス・シュトルツ)
・戦闘前にトランス後 コンフェイト・ドライブ 発動(精霊の頭を撫でる) ・【古文書ウィクネス】で敵の弱点を探る(+【懐中時計】で成功判定を上昇させる)、得た情報は仲間と共有する ・詠唱が妨害されないよう精霊の前に立ち弓で仲間を援護、足を狙い自由を奪った後、敵の弱点を狙って攻撃する ・敵に攻撃するタイミングは前衛の仲間の攻撃に合わせる(※無暗に攻撃して後衛が狙われないようにする) ・敵の衝撃波攻撃時には再び【懐中時計】の効果発動、自分や仲間の回避成功を高める ・敵の動きをよく観察する どんな攻撃パターンでくるのか衝撃波はどのような形で放たれるのか 弱点の箇所も含め得た敵のデータは任務終了後に資料にまとめ本部に提出 |
●見られている
旧市街東部に現れたメダ・ガルオ討伐に、五組のウィンクルムが名乗りを上げた。
また事件に関与していると思しきマントゥール教団員の捕縛は、別のウィンクルムチームが担当することになっている。Y捕縛はそちらに任せ、オーガとの戦いに集中することができる。
メダ・ガルオ討伐組は今、公園の入り口付近に集まっていた。
「堕ちて、廻れ」
トランスした後に『ミサ・フルール』が『エリオス・シュトルツ』の頭を撫でる。神人スキル、コンフェイト・ドライブの効果で、トランスの輝きがいっそう強まる。
エリオスはイヤーフック「魂の牢獄」に触れ、神人達を守護するよう命じた。……が、その命令は受け入れられない。悪霊の守護が及ぶのは、基本的に装備者のみである。
「便利な道具ではあるが、融通がきかないのは難点だな」
やれやれという風に頭を振り、エリオスはマーリンズセプターでカツンと地面を叩いた。
「メダ・ガルオにYから私達の情報が提供され、待ち伏せている可能性も考えられます」
待ち伏せに対処する意味で、公園に入る前にハイトランス・ジェミニを発動することにした『かのん』と『天藍』。
「共に最善を尽くしましょう」
親密度が最高に達したこの二人なら、ハイトランスの継続時間も心配なさそうだ。
「遂にCスケールが出たのか……だとしても俺達は殺るだけさ……」
『クロス』の言葉に、『オルクス』が頷く。
「今迄の敵とは強さも格段にアップしてるからな気を引き締め油断せずに行こう」
トランスはまだしない。敵発見時におこなう予定だ。
「誓いをここに」
インスパイアスペルを『ひろの』が唱えトランス。粒子混じりの黄金色のオーラが『ルシエロ=ザガン』の体に荒々しく吹き付ける。
そこからさらにハイトランス・ジェミニへと移行。
戦いを前に、ぎゅっと拳を握ってルシエロがつぶやく。
「ハイトランスの効果が切れる前に、なんとしても敵を倒さなくてはな」
「Cスケール……そわぁ……!」
これから戦う強敵に『カガヤ・アクショア』はワクワクと興奮しているようだ。
「カガヤ、遊びではないのでそわそわせずに落ち着いて下さい。情報にあった衝撃波に気をつけて、確実に倒しましょう!」
「あ、遊んでないよ! よーし、倒そう!」
『手屋 笹』はたしなめながら通常のトランスのキスをカガヤの頬へ。
「私達の全ては、ただ潰滅の為にある」
戦闘前の抜かりない準備。
それらは全てYに見られていた。
遠目でも視認可能な情報は信者Yを経由して公園のメダ・ガルオに伝えられる。特にトランスやハイトランスのオーラは目立った。ウィンクルムが戦闘態勢に入ったことが、素人目にもわかる。
ただし音声を拾う装置はないため、ウィンクルム達の会話の内容までは敵に伝わっていない。
エリオスが仲間達に戦闘方針を告げる。
「メダ・ガルオが複数出現した場合は集中攻撃で一体ずつ倒す」
メダ・ガルオが複数いるとは依頼書のどこにも書かれていなかったが、一体しかいないとも明記されていない。
このことから、ウィンクルム達は討伐対象は複数いるかもしれないと解釈し、警戒したらしい。
ただ……もしも複数のメダ・ガルオ達が出没し、この人数で交戦しなければならない場合……。
熟練者揃いのこのメンバーでも、勝てるかどうかは定かではない。
カムイノミ - ホロケウの力で周辺の殺気感知をおこなったクロスが血相を変える。
「うわあっ! 殺気の数が多すぎる……! ただ、数が多いのはデミとかDスケールっぽいな」
旧市街では数多くのオーガが暴れ回っており、その殺気がピリピリと肌を刺した。
かのんが疑問点を口にする。
「周りにたくさんのオーガの殺気があるのに、私達に襲いかかってこない? どういうことなんでしょうか?」
格下のオーガ達は何かを警戒した様子で、遠巻きにウィンクルム達を威嚇する程度に留めている。
その時だ。
公園の奥から大音響。
砂礫混じりの爆風が巻き起こる。
遠く離れた位置にいるのに、鼓膜がビリビリと不快に震える。
吹き飛んできた樹の枝などの残骸は、公園のフェンスにせき止められた。怪我人はなしだ。
格下オーガ達は恐れをなしたようにサッと逃げていく。おそらく、メダ・ガルオの攻撃の巻き添えになるのを避けたいのだろう。
逃げていくオーガを見ながら笹が言う。
「この様子なら、メダ・ガルオとの戦闘で格下オーガが乱入してくる心配はなさそうですね」
ここは格下オーガとは戦わず、メダ・ガルオ討伐に専念するのが良さそうだ。
デミやDスケールオーガを倒せるウィンクルムなら大勢いるが、Cスケールオーガを相手取る自信と実力を兼ね備えたウィンクルムとなると限られている。
「まったく、騒々しいオーガだ」
ルシエロはとっさにひろのの耳を手で覆ってガードしていた。充分距離があったので、先程の鳴き声でダメージを負った者はいない。
だが、ひろのは大きな音が苦手なのだ。
アヒル特務隊「オーガ・ナノーカ」を偵察に向かわせるクロス。
オーガから気づかれにくい性質を持つアイテムだったが、人間であるYにはその効果は発生しない。アイテムを使ったことはばっちり目撃された。
ただ、Yは戦闘の素人。「オーガ・ナノーカ」がどういう効果を持っているのかまでは看破できない。
メダ・ガルオに伝えられたのは、正体不明の青い作り物のアヒルをウィンクルムが使った、という大雑把な報告だけだった。
●Cスケールとの対面
ウィンクルム達は適度にバラけて公園へ踏み込む。
メダ・ガルオは特に逃げも隠れもせずに、荒れ果てた芝生の上に立っていた。一部の芝はえぐれ、地面が露わになっている。
(これは、待ち伏せというよりは……)
かのんがその美しい眉をしかめる。
待ち受けられている。
メダ・ガルオは、ハイトランスをしたウィンクルム達の姿を見ても動じる様子はない。
この公園はもともと広々とした場所だったが、先程の大咆哮で樹木などのわずかな遮蔽物はなぎ倒されている。
巨体のメダ・ガルオがYからの情報を元に、自分が戦いやすいよう場所をすっきりさせたのだろう。周りに何もない方が、近づいてくる者の姿が見やすくなる。
これにより、ウィンクルム側の不意打ちや先制攻撃は困難となった。
メダ・ガルオは、荒々しい殺気をウィンクルム達に向けた。
まだトランスをしていないクロスは、戦いがはじまる前に急いでインスパイアスペルを唱える。
オーガを発見してからトランスするというやり方は敵に妨害される危険性もあるが、今回はすでに戦闘態勢を整えた仲間達が睨みを効かせてくれている。仲間のフォローのおかげで、オーガも迂闊にトランスの邪魔ができない。
「我等が絆、桜の如く永久に咲き誇れ」
トランスから続けてハイトランス。炎と風を纏った桜吹雪が舞散る蒼紅銀のハイトランスのオーラが吹き出す。
ウィンクルム達は視線をかわす。
戦闘開始だ。
真っ先に動いたのは天藍。
「的になるのはごめんだ」
エトワールで回避力を上げ、敵の攻撃に備える。
狙えそうならトーベントを使って咆哮を止めたいところだが……メダ・ガルオがどのように動くのか、今はまだ情報が少ない。
天藍は用心深く状況の観察に回った。何かあった時にすぐ対応できるよう、行動の手数は残してある。
「支援します」
かのんは素早くカガヤに近づき、毅然と調律剣シンフォニアを天に掲げた。清らかな旋律が響き、カガヤの【両手斧】春一閃と共鳴する。
かのんの協力により、カガヤの攻撃回数が増えた。一撃の威力が重いハードブレイカーにチューニング・シンフォニアを使ったのは、かなり効果的だ。
「ありがとう! かのんさん」
武器を構え直してカガヤが快活に笑う。
「敵の弱点を調べるよ」
ミサの手の中で、古文書ウィクネスのページが不思議な力でパラパラとめくれていく。
判明した情報を声を張り上げ仲間に伝える。
「光か炎の属性攻撃が有効だよ! 特殊な弱点とかは……特にないみたい……」
Bスケールオーガなどは特殊な弱点を持っているようだが、メダ・ガルオはCスケールに分類される。一発逆転が期待できそうな弱点は見つからないため、咆哮に注意しながら正攻法で戦うしかなさそうだ。
エトワールのステップを踏んだルシエロは、そのまま嫌がらせを兼ねて敵に張り付く。
メダ・ガルオは不快そうに顔を歪ませた。
(仕掛けるのはまだだな。狙うのは、鳴き声を発する際の一時的に動きが止まった隙だ)
ルシエロは攻撃のタイミングを慎重に見計らい、行動手順を意図的に遅らせる。
攻撃用の神符に、防御用の護符。そして条件を満たしている間だけ、弱体効果を発揮する逢魔鏡ショコラント。
充実したバトルコーデだ。どれを使おうかと、ひろのはしばし思考した。
手数の多いテンペストダンサーのルシエロと違い、神人は一度にそうたくさんは動けない。
(この状況なら、どれが良いんだろ……)
仲間達が回避を重視した行動をとっていることから、ひろのは護符「水龍宮」で水流楼を発動させた。
一箇所に留まらないようヒット&アウェイを意識しながら、プレストガンナーのオルクスはきびきび動く。
二丁拳銃のレヴェッカ&カトラスを操り、メダ・ガルオの口周辺を狙い弾丸を撃ち込む。
狙い通りの位置に命中してダメージも与えられたが、メダ・ガルオの体力はまだたくさん残っているようだ。
オルクスの銃撃に続き、クロスが「トランスソード」でメダ・ガルオの口を狙って斬りかかる。
クロスが装備しているのは片手剣。近接攻撃の武器だ。その武器で口を狙うには、メダ・ガルオの頭部に近づく必要がある。
剣の手応えはあった。が、その攻撃が命中すると同時に、メダ・ガルオは重い頭突きをクロスに叩き込む。痛烈なカウンターだ。
とっさに天藍がクロスの保護のために動いた。頭突きをくらい地面に叩きつけられたクロスがオーガに踏み潰されないように、双剣ファントムペインを構えて勇敢に立ちはだかる。
「危ないっ! 意識はあるか?」
「う、イタタ……。ああ、俺はなんとか大丈夫だぜ! まだまだ余裕だ」
頭をさすりつつクロスはすぐに立ち上がる。闇と風の攻撃に対して、クロスは防御面で最も有利な闇と火の属性を持っている。メダ・ガルオの頭突きはかなりの高威力だったが、属性の相性で軽傷で済んだ。
攻撃のタイミングをうかがいながら、ルシエロは軽やかなステップで戦場を舞っている。
(顔に近づくとカウンターで頭突きをしてくるのか。口を狙った攻撃は避けた方が懸命か……)
遠距離攻撃手段があるならともかく、近接攻撃でメダ・ガルオの顔を狙うのはかなりの危険を伴う。
ルシエロはチラリと巨体の足へと視線を向けた。
笹がカガヤのそばに駆け寄り、ハイトランス・ジェミニを発動させる。猛々しく吹き荒れる風のオーラが強まる。
【片手剣】スプーンオブシュガーも笹がハイトランスをしたことで、攻撃力を大幅に上げる。
「頼みましたよ、カガヤ。……おや?」
笹が所持しているスリーピィテディが、むにゃむにゃと目を覚ました。
『むむむっ、強敵の気配! 寝てる場合じゃないっ、ご主人さま負けないでーっ! アヒルとニンジンの戦いの歌!』
テディソングの効果により、この戦闘中の笹の命中にボーナスがかかった。
マグニライズを使用。カガヤの体に熱い力がみなぎっていく。命中と回避を犠牲にし、4ラウンドの間威力を増強する、ハードブレイカーのジョブスキルだ。
(相手の隙を見て、よく狙って遠慮なく!)
カガヤが狙ったのは脚だった。
叩きつけるように春一閃を振るう。
それまでかすり傷程度しかついていなかったメダ・ガルオの皮膚に、斧は深々と喰い込んだ。ハードブレイカーの破壊力は凄まじい。
(相手の機動力を削げるように……!)
かのんのチューニング・シンフォニアの効果で、カガヤは追加で攻撃ができる。畳み掛けるように、もう一撃。
「ゥウオゴォオオオッ!!」
メダ・ガルオは痛みでがむしゃらに鳴き声をあげたが、それは単にうるさいだけで音の攻撃にはならなかった。
脚から血を滴らせながら、オーガは呼吸を整えている。
かなりの深手だが、まだ倒れない。
(そうとうしぶといオーガだ……)
エリオスは精神を集中し「朝霧の戸惑い」の詠唱を始める。
そしてふと思う。この詠唱が完了した時に、戦いの行方はどうなっているのかと。エンドウィザードの魔法は強力な分、発動までに時間がかかる。
「朝霧の戸惑い」が敵を妨害している間に「お日様と散歩」で攻撃……。エリオスはそういう予定で行動している。
(俺は間に合うのか?)
全て順調に進んだとしても、この予定ではエリオスがオーガにダメージを与えられるようになるまでに、最短でも4ラウンドの経過を要する……。
そしてメダ・ガルオが本格的に動き出す。
怒りに満ちた眼光がカガヤへと向けられている。強力な攻撃を受けた恨みを晴らすつもりのようだ。
「こっちこっちですよー!」
笹が声を出して誘導を試みるが効果がない。猛烈な殺意のターゲットを呼び声だけで変更させるのは難しかった。
カガヤはオーガの顔の向きを考慮し回避に備える。しかし、Yの持つオーブで死角が補われている影響か、メダ・ガルオは標的を見失わず顔を向けてきた。命中が補助されている。
そしてマグニライズで回避が下がっている今、確実な回避を心がけても思い通りにいくかは怪しかった。
メダ・ガルオが大きく息を吸い込んだ瞬間、ルシエロが華麗に割り込む。彼は一陣の赤い風のようだった。
テンペストダンサーのジョブスキルのレクイエムで、妖しげな霊魂をまといながらの斬撃。
さらにアルペジオIIで加速して、傷ついている脚を続けざまに斬りつける。
ダメージは通ったものの、メダ・ガルオはまだ生きている。
(オレの猛攻でも倒しきれなかったか……。だが、咆哮をあげる際の体勢がやや崩れたようだ)
メダ・ガルオの強力なスキルが炸裂するはずだったところをルシエロが最適なタイミングで妨害したことで、どうにか通常攻撃クラスの威力にまで抑えることに成功した。
メダ・ガルオの喉が振動する。
その口は大砲のごとく衝撃波を吐き出した。
ひろのが呼び出した水流楼が、空気の流れに干渉して軌道をそらす。
それでも数名が破壊の渦に巻き込まれた。
「ぐああっ!」
カガヤの皮膚が風の刃で裂けた。その傷口から赤い血が流れる。
「……っ」
衝撃波にさらされたが、エリオスは詠唱の姿勢を崩さない。
直撃したのに怪我も痛みもないのは、イヤーフック「魂の牢獄」の悪霊が、定められた効果通りに所有者のダメージを肩代わりしたからだ。
巻き上がった土埃がパラパラと散っていく中、戦いは次のラウンドへ進む。
かのんが調律剣シンフォニアで、メダ・ガルオの脚の傷口を斬り払う。
攻撃をした後はすぐさま後方に退避して、衝撃波の範囲外まで逃れる。離れた位置でメダ・ガルオの呼吸と咆哮の予備動作の観察にあたる。
「さすがに手強いな。これがCスケールオーガの実力か!」
剣を構えて警戒しながら、クロスはメダ・ガルオを睨みつける。
「でもたくさん攻撃を受けて、かなり弱ってきてるように見える……」
敵の様子を観察していたひろのがつぶやく。
「そのようですね。撃破まであと少し……といったところでしょうか」
笹が冷静に敵の状態を見極める。
「もう一息だね! 戦いの最後まで気を抜かず、皆で頑張ろう!」
【懐中時計】ボン・ヴォヤージュを握りしめながら、ミサは勝利の祈りを捧げる。
天藍がメダ・ガルオに斬りかかる。カウンターを受けないよう、オーガの顔ではなく傷ついている脚の関節をトーベントで狙う。
荒れ狂う嵐のような連撃が終わった時、メダ・ガルオの目からは生気が消え失せていた。
巨体が不安定にぐらつきはじめ、口からは力なく空気が漏れ出している。
「メダ・ガルオが倒れる。皆、離れろ!」
崩れる巨体に押し潰されないようにと、ルシエロが鋭い声で仲間に警戒を促す。
地面にどうと倒れ伏したオーガの体は、もはやピクリとも動かない。
ウィンクルム達は、メダ・ガルオに勝利したのだ。
●戦いの後に
ミサは戦闘の様子を振り返る。後で敵のデータを資料にまとめ、A.R.O.A.へ提出するためだ。
「フルール。戦闘のことで話をしたい」
エリオスは特に声を荒げることもなく、落ち着いて話を切り出す。
「エンドウィザードの詠唱は時間がかかる。戦況の一手先を見越して作戦を立てると、より的確に動けるだろう。戦いのテクニックや高度な状況判断が必要になるが……フルール、お前ならできるはずだ」
天藍は周囲に不審な人影がないか探っていた。
公園を見下ろせるような建物がないか、そこで妙な動きをしている人物がいないか見て回る。
「私も手伝います。さすがに戦闘中は、そこまで気を回す余裕がなかったですからね」
かのんも天藍に同行する。
公園の周辺にある五つの建物の内、役場の方から何やら騒ぎが聞こえてきたが、やがて静まった。
「しかし、カウンターとはな」
オルクスはプレストガンナーなので、遠距離から安全にメダ・ガルオを攻撃することができた。
「衝撃波を生み出さないようにするのも大事だが、その衝撃波を出すオーガの口や顔に近づいて攻撃しにいくってのは、やっぱり危険が多いよな……」
腕組みをしてため息をつきながら、クロスは今後の対策を練っている。
「ルシェは、無傷……?」
「ああ。ヒロノも怪我はないな」
「……うん」
使わずに済んだ二つの羅針盤。
互いの無事にホッと安堵する。
ひろのは、颯爽と戦うルシエロの勇姿を思い返していた。
「痛くないですか? カガヤ」
「俺は平気だよ、笹ちゃん」
心配させないようにそう言うカガヤだが、その裂傷は放っておけるようなものではなかった。
衝撃波で裂けたカガヤの傷を笹が調べる。笹は、それなりに医学の心得を持っていた。
「とりあえず応急手当をしておきましょう」
任務の完了と、戦闘で気づいたことを報告するため、ウィンクルム達はA.R.O.A.へ向かう。
なお、教団員Yは役所にいたところを捕縛された。
安全確認をするという口実で、二階の窓のカーテンの隙間から双眼鏡を使い、公園の方を見ていたらしい。
依頼結果:成功
MVP:
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | 山内ヤト |
エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
男性用or女性用 | 女性のみ |
エピソードジャンル | イベント |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | 難しい |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 5 / 2 ~ 5 |
報酬 | 多い |
リリース日 | 05月20日 |
出発日 | 05月27日 00:00 |
予定納品日 | 06月06日 |
参加者
会議室
-
2016/05/26-23:59
-
2016/05/26-23:52
-
2016/05/26-23:51
-
2016/05/26-23:50
-
2016/05/26-22:38
-
2016/05/26-22:36
クロス:
>衝撃波
取り敢えずどうなるかは実際に見ていないと分からねぇよな(苦笑
一応プランには書ける所迄書いてみた
どうなるかは結果次第、だな…
俺もプラン提出したぞ
何もなけりゃこれで行く所存だ -
2016/05/26-22:26
>ひろのさん
行動宣言ありがとうございます
>衝撃波
咆哮が起点で衝撃波になるなら、前方に向けて半円とか扇形かしらと思いましたが、合わせて左右に首振っていたら範囲広がってしまうかもと思い至り、遭遇してみないと分からないところに不安が残りますよね
こちらもひとまずプランは提出しました
残りの時間もこちらの動きは確認していますのでよろしくお願いします -
2016/05/26-22:12
>ひろのちゃん
どうもありがとうね!
どうぞよろしくお願いします(ぺこ)
>衝撃波
初めて戦う敵だし、実際に戦ってみないと分からないですよね。
敵のデータをとる意味もかねてそこんとこよく観察しておこうかな。
仮プラン提出済みです!
この後特に何もなければスタンプ押しますね。
寝落ちしない限り出発時間ギリギリまで起きてます(目をこすりつつ) -
2016/05/26-21:37
じゃあ、「メダ・ガルオの討伐」って書いておきます。
-
2016/05/26-21:30
>クロスさん
お気になさらずーですです。
>ひろのさん
そういえば失念しておりましたね…
文字数大丈夫であればお願いします。
>衝撃波
攻撃の方向性はどうなんでしょうね…
回避できるとある以上難しく考えなくてもよいのかもしれませんが…
-
2016/05/26-18:57
クロス:
>笹
あー、そうだったな…
すまん、安易な考えだったわ(苦笑)
>ひろの
一応念のため書いといた方が良いかも知れんな
ならお願いしても良いか?
>衝撃波
所で衝撃波は、メダガルオを基準に正面から楕円形に広く発せられるのか?
もし楕円形だったら背後にや斜め付近に居たら回避にならないかなぁって思った
とは言え楕円形では無く円形状なのであればその回避方は出来ない
どういう基準で回避が成功出来るのか分からないから慎重にいかないと… -
2016/05/26-13:19
あの、一応「メダ・ガルオの討伐」って書いた方が、いいですか?
誰も書いてないなら、私の方で書こうかなって。思ってます。 -
2016/05/26-00:06
>耳栓
今回はあまり道具に頼るつもりで無い方が良いと思います…。
メダ・ガルオのは鳴き声という生易しいものではなく、
咆哮とありますので衝撃波というのも音というよりほぼ物理攻撃のようなものになるのではないかと。
耳栓で防げるレベルとはあまり思えませんので、
解説に有るとおり回避を狙う方が良いと思います。 -
2016/05/25-23:46
クロス:
そういやさ、コンビニに耳栓って売ってるかな?
もし売ってるのであれば、鳴き声対策になりそうだなぁって思ったんだけど…
無理があるかな…? -
2016/05/25-23:20
オルクス:
>天藍
あーそれもそうか
それで何かトラブルにならないとは限らんしな
サンキュ、教えてくれて助かったぜ(にっ -
2016/05/25-23:05
>オルクス
各自の配置図ありがとな
こっちもそんな感じだと思っていた
……差し出がましいとは思うんだが、プランに会議室参照は書かなくても良いんじゃないか?
解説等で外部参照(エピ履歴等)可になってない場合は、行動や作戦はプランの中だけで完結させておいた方が良いと思うんだが……
気を悪くしたらすまない、少し気になった -
2016/05/25-22:28
オルクス:
>オーガナノーカ
多分敵の数の確認は出来るだろう
それによって作戦が変わって来るからな
>複数
んじゃクーのプランにそのように書いとくな!
それと、前に書いた作戦図だがちょっと変えてみた
☆ ☆ 複数の場合
☆ ● ☆ ◇ ● ◇
☆ ☆ △
★ ★
●←メダ・ガルオ
☆←前衛精霊と戦える神人達(ルシェ、クロス除く
★←後衛と中衛、神人(ひろの除く
◇←クロス、ルシェ
△←ひろの
って感じだと思ってな
一応オレのプランに作戦図は会議室参照と書いておこうと思う -
2016/05/25-22:05
>ミサさん
共通事項の記入助かります、どうぞよろしくお願いします
>カガヤさん
はい
では戦闘始まってすぐに、チューニング・シンフォニア使えるようにしておきますね
>オルクスさん
近づくより先に1体か複数かを判断できると、その後の行動が効率良く動けそうですね
私と天藍は確実に倒す方の前衛で、切り付けては距離を取ってを繰り返してメダ・ガルオの注意をそらす方向で考えています
できそうなら、天藍はトーベントで口元攻撃することで咆哮を防げないかと思っているようですけれど -
2016/05/25-20:34
>共通事項記入
ではでは、エリオスさんのプランの方に書いておきますね。
>複数体居る場合
ひろのちゃんとルシエロさん、クーちゃんどうも有難う。
その時はよろしくお願いします、どうか気をつけて。 -
2016/05/25-01:39
カガヤ:
>かのんさん
ありがとうございます!
使用してもらうのは早い方がいいかな。
戦闘時の初手でお願いします。
>共通事項記入
ミサさん、ありがとう!
一応こちらも共通事項に同意とか入れておこうっと。
>複数体居る場合
この場合、俺達は先に倒す個体を早く倒す事に集中させて貰うね。
ひろのさん、ルシエロさん、クロスさん、ちょっとだけお願いします!
>ばらけ接近
念には念をで行くことに越した事はないから、
ばらけて接近同意で。
>オルクスさん
オーガナノーカを使うならそのまま何体居るか確認できそうかな。 -
2016/05/24-22:48
オルクス:
>開けた場所
確かにそうだな
なら偵察にオーガ・ナノーカを使用するのも手だと思う
又はクーが殺気探知機能のホロケウを持ってるから着用するわ
そうすりゃばらけて行きながらでも偵察は出来るだろうと思うんだが… -
2016/05/24-22:01
>メダ・ガルオ
複数体いた場合、なるべく攻撃集中させて1体ずつ倒すにしても、他の個体放っておくわけにもいかないよな
ルシエロ達が引きつけておいてくれるのなら、助かる
思ったんだが、戦闘場所、適度に開けていて視界の妨げないんだよな
しかもどこからか教団員がメダ・ガルオに的確な指示を出しているときた
それで、だ、メダ・ガルオに向かう際に固まって行ったら、そこを衝撃波で狙い撃ちされないかと思った
こちらの行動が丸見えで、臨戦態勢で待ち受けられているんじゃないかと
一網打尽にされてもたまらないんで、ある程度ばらけて近づいた方が良いんじゃないかと思ったがどうだろうな? -
2016/05/24-21:30
オルクス:
顔出し遅くなってすまんな
>メダ・ガルオ
あー確かに頭数の表記されてねぇな…
こりゃ複数いそうな予感だわ(汗
となると、もし複数だった場合をどうするか考えねぇと…
普段のDスケールだったら二手に別れられるが、今回は一つ上のスケールだしな
二手に分かれるのは些か危険が伴う
と、なれば一体ずつ撃破…と思ったがルシェが言うように野放しにしておくのも危険だ
一時的だがルシェとひろのに任せるしかなさそうだ
しかし2人で平気か?
なんだったらクーもそっちに向かわせて3人体制にしとこうか
その方が少しは安心だと思うしな、どうだろうか?
>ミサ
共通事項は有難い
お願いしても良いだろうか? -
2016/05/24-20:32
ルシエロ=ザガン:
ありがたくいただこう。(ミルクティーを一口飲む
Cスケール1体だけでも十分な難易度に思えるが。(メンバーを確認
そう言われると、複数体いてもおかしくはない気もするな。
共通事項はありがたい。
だが複数いた場合は、1体はオレとヒロノで一時的に引き受けよう。
1体ずつ集中して倒すにしても、Cスケールの残りを自由にさせておくのは危険だからな。 -
2016/05/24-20:18
>メダ・ガルオの頭数
今まで色々なドッキリに遭遇して、痛い目に遭っているので、どうしても疑り深くなっちゃうのですよね(クッキーを頬張りながら)
言い出しのは私達ですし、皆さんのプランの文字数を削ってしまうのは申し訳ないので、エリオスさんのプランの方に『全組共通事項、メダ・ガルオが複数出現した場合は集中攻撃で一体ずつ倒す』と書いておこうと思ったのですがいかがでしょうか?
言い忘れてましたが、前衛が敵を囲む案、賛成ですよー!
私の装備している弓矢はオーガの皮膚を貫通させることができるものなので、弱点の箇所に合わせて足も狙って敵の動きを止めようかなと考えています。 -
2016/05/24-06:59
(誤字と紛らわしいと思ったところを削除再投稿しています)
>メダ・ガルオの頭数
1頭だとばかり思っていましたけれど、複数の可能性がないと言い切れるだけの記載もないですものね
1体の場合は囲い込む方が良いと思いますが、複数いた場合は1体ずつ攻撃を集中させた方が良いような気がしますし……
……無難なところで、どちらに転んでも良いようにしておきます?
(モ・ジスウ取られちゃいますけれど)
>カガヤさん
はい、ハイトランス使って前衛に出るつもりでしたので、カガヤさんが対象になるように発動しますね
使用は1回限りなので、どのタイミングにしましょう?
戦闘中にばらける前に、初手で発動しても良いかなとも思いますが、カガヤさんの希望があればそちらに合わせますね -
2016/05/24-00:33
カガヤ:
>メダ・ガルオの頭数
>陣形
確かに頭数が明記されてないのはちょっと気になってた…
ただ複数、とか何頭とか書かれてないのはやっぱり1体だからなのかなーとも。うーん。
巨体のオーガだという事だし前情報の段階で見つかってないっていうのも考えにくいような…
でも過去に数の情報の無かったオーガにしてやられた事があるだけにこの表記は悩む…
とりあえず1体の場合は、天藍さん、オルクスさんの言ってたように
近接の人たちで囲む陣形でよいかなと。
>音叉剣
>かのんさん
攻撃回数増加、俺が挙手してもいいですか?
俺の近くとなると前に出てきて貰う事になっちゃうので、
それが大丈夫であれば…!
-
2016/05/24-00:12
・敵の数
依頼書を読んでいて気になる点があったので、皆の認識を聞かせてくれ。
今回 俺達が戦うメダ・ガルオは1体なのだろうか?
敵の数の表記がないのと、難易度的に複数のメダ・ガルオが現れる場合もあるのではないか、デミ・オーガとDスケールオーガの乱入がないかわりに、複数のメダ・ガルオに挟まれる状況もあるのでは…と考えたのだが。
さて、皆はどう思う?(ミルクティを飲みながら首を傾げ)
もし複数敵がいると仮定したのなら戦術も陣形も変わってくることになるが…難しく考え過ぎだろうか。 -
2016/05/23-22:38
オルクス:
あーっと途中参加のオルクスとクロスだ、宜しく頼むぜ
ミサはミルクティーとクッキー頂くな、サンキュ
オレ達もメダ・ガルオ討伐に賛成だ
出た芽は早めに積んでおくのが一番だからな
PL情報だと属性は闇-風、か…
ワールドガイドだと、風<火<水<土<風の順の力関係だから…
風は、火に弱い…?だっけ?
間違ってたら御免な(苦笑
もし合ってたらクーが火属性だから少しは攻撃が効きそうだな…
>天藍
操られているなら移動する可能性が高いな
となると、前衛とハイトランスで戦える神人達で囲むか?
図にするとこんな感じか?↓
☆ ☆
☆ ● ☆
☆ ☆
★ ★
●←メダ・ガルオ
☆←前衛精霊と戦える神人達
★←後衛と中衛、神人
なのをイメージ出来たがどうだろう?
囲みながらヒット&アウェイ戦法も書いておく
衝撃波を生み出さない様に前衛が斬りかかりその後直ぐにオレが射撃
それを繰り返しながら止めにシュトルツさんのスキルで…てのを思いついた
とは言え大雑把な戦法だから皆に意見を求めたい
それと音叉を使用するなら火力が強いカガヤだと思うな -
2016/05/23-22:32
(クッキーだ……)ありがとう、ございます。(もそもそ食べる
あの、逢魔鏡ショコラントを持ってます。
効果の魔鏡覚醒で、少しだけ攻撃力と防御力を下げれるので。
できるだけ、鏡にオーガを映してようと思います。 -
2016/05/23-22:06
ああ、ミサ、悪いないただこう
(かのんにもミルクティとクッキー渡しつつ)
細かな動きはこれから考えるつもりなんだが、メダ・ガルオ、教団員に操られているんだよな?
で、公園内を移動中だったと
囲むなりしないと、俺達との戦闘避けて移動したりしないか懸念している
それと、もし良ければになるが
今回かのんが音叉剣装備していく
一番近くにいる1人の攻撃回数を1回増やせるらしい
……俺の攻撃回数を増やしても良いんだが、高火力ジョブの攻撃回数を増やした方が効率が良いかと思ってる
どちらにせよ1回限りだが必要があれば言って欲しい -
2016/05/23-21:56
では、メダ・ガルオ討伐で進行をば。
ミサさん、クッキー頂きますね。
メダ・ガルオ討伐に関する情報を改めてまとめです。
目的
メダ・ガルオ討伐
場所
自然公園
地面は芝生で広々としている。
適度に開けた場所で、視界の妨げになるものはない。周辺住民の避難はもう済んでいる。
メダ・ガルオ
闇-風
Cスケール。
二足歩行でトドの頭部を持つ巨体のオーガ。性質は凶暴。
大きな咆哮が特徴で衝撃波を起こす。この衝撃波は遠距離にも届き、範囲内の複数の対象を巻き込む。範囲内にいても、回避判定に成功することでダメージを免れることが可能。
鳴き声の衝撃波は高威力だが、声を聞いただけで能力値が減少したり状態異常が起きたという報告はない。
Cスケールオーガとの戦闘任務:乱入なし
・道具の現地調達について
装備品以外のアイテムをA.R.O.A.に申請している猶予はない。
非常時のため、本当に任務に必要なものであれば、現地で倒壊したコンビニから調達しても咎められることはない。ただし複雑なものや貴重なものは、探すのに時間がかかり、見つからない可能性も高い。
・トランスについて
リザルト開始時点ではトランス状態ではない。
メディ・トランスの効果で、演習に参加していたウィンクルムもトランスできる。 -
2016/05/23-21:49
私達もメダ・ガルオ討伐で話を進める、に賛成です。
皆さんよければ冷たいミルクティとクッキーどうぞ(会議室のテーブルに並べ)
メダ・ガルオ…遠距離にも影響を及ぼす衝撃波が厄介ですね。
私の持っている【懐中時計】で皆の回避成功判定を高めつつ、【古文書】で敵の弱点を探ろうかと考えています。
あとは弓矢で戦闘に参加する予定です。
エリオスさんが今回セットしているスキルは【天空の涙(パッシブ)・朝霧の戸惑い(妨害)・お日様と散歩(攻撃)】です。
【朝霧の戸惑い】の霧で敵の動きを妨害している間に【お日様と散歩】で攻撃しようと考えている模様です。 -
2016/05/23-21:17
(こっくり頷く
私は、討伐でも大丈夫です。 -
2016/05/23-21:06
そうですね、今日出発される方も多いので、もう1組明日になったら増えそうな気もしますけれど
ひとまず現状で、Cスケール討伐希望が3組と過半数越えたところなので、皆さんの反対がなければメダ・ガルオ討伐で進めたいなと思います -
2016/05/23-20:45
改めて皆様よろしくお願いします。
もう一組参加可能な状態ではありますが、
任務を選択後、相談する期間もありますし、
メダ・ガルオ討伐で相談を始めてしまってもよさそうでしょうか…? -
2016/05/23-19:56
こんばんは、ミサ・フルールです。
エリオスさん(EW)と参加します。
どうぞ宜しくお願いします。
戦ったことのない敵と戦いたい、という気持ちが強いので【メダ・ガルオの討伐】に1票入れますねっ -
2016/05/23-07:23
ひろの、と。
テンペストダンサーのルシエロ=ザガンです。
よろしく、お願いします。
討伐か、捕縛かは悩んでて。
なので、多い方にあわせます。 -
2016/05/23-06:57
神人かのんと天藍だ、よろしく
ひとまず今回の依頼の行動決めないとな
で、俺達の希望だが、Cスケールの討伐に行きたいと思ってる
ってことで、メダ・ガルオへに1票だ -
2016/05/23-00:21
精霊のカガヤと神人の笹ちゃんだよー。
よろしくお願いします!
どちらの任務に行くかだけど、個人的にはCスケールオーガと戦ってみたい、で
メダ・ガルオの討伐に1票で。
皆の希望を待機っ。