プロローグ
大演習の終了。
街中に響いた合図とともに、子供達は母親に告げた。
「ねぇ! あそこに遊び道具置きっぱなしだったの! 取りに行っていい?」
「ええ、いってらっしゃい」
いつの間に、そんな所を遊び場にしていたのだろう。子供と言うのは分からないものだ。
そう思いながらも、母親は自分の二人の子供に許可をした。きっと、ウィンクルムの演習が入り、ずっと我慢をしていたに違いない。
「あの一番広い公園無事かな?」
「壊れていたりしないかな?」
『タブロス旧市街:東部』の一番広い公園と言われて思いつくのは、ここからすぐ側にある一か所のみ。
母親が場所を特定して安心して見送るのと、子供達の姿が曲がり角を折れて視界から消えたのは同時。
──その瞬間、城壁の激しく崩れる音が響き渡った。
「──あ、あっち行けよ! 早く早く!」
「うわぁあんっ! 怖いよーっ!」
広場で、子供達がデミ・大ラットの群に囲まれている。高く山積みになった石台の上によじ登って、何とか噛みつかれそうになるのを回避しているが、一体どれ程もつものか。
「アラン! エフィー!」
爆音に驚き後を追いかけて来た母親アルジーが、二人の子供の様子を見て悲鳴を上げる。
錯乱し足を踏み入れ過ぎたアルジーの側では、デミ・トロールがそちらに背を向けて、がむしゃらに遺跡の壁の一部をむさぼり齧っていた──その姿が、いつアルジーに向くかは分からない。
「ウィンクルム様! アルジーが! どうかお助けを!!」
三人を追い掛けて来た、ウィンクルムの演習の手助けをしてくれた一般人が、想定外の事態に蒼白になりながら、その場にいたウィンクルムに──あなたに声を掛けて来た──
解説
場所は、タブロス旧市街:東部。
演習終了とオーガ襲撃の合間を縫う、僅かな隙間の出来事でした。
演習が無事に終了したと子供を自由にさせた母親とその子供達が、直後のオーガの襲撃に遭遇してしまったのです。
幸いにして、両方ともデミ・オーガではありましたが、到底非力な一般人に敵う相手ではありません。
そして、どちらも時間に予断を許さず、最悪命の危険に至ります。救えるかは、その場に顔を合わせたウィンクルム達の判断と力量に掛かっています──
【成功条件】
大成功:
子供アランとエフィー、その母親アルジーの無事。その場のデミ・オーガの完全討伐。遺跡の被害が少ない。
成功:
上記3名の無事。その場のデミ・オーガの完全討伐。
普通:
上記3名の無事。
※上記3名の重傷、もしくは死亡は任務失敗となります。
○現場にそのまま遭遇した為、時間に猶予はありません。
コンビニ程度のアイテムすら用意は出来ず(バトルコーデのポケットは所持品として取り扱えます)
その他に関しましては、その場にありそうなもので対処して頂く必要があります。(その際、マスタリングが厳しめとなりますので予めご了承下さい)
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【状況】
○アランとエフィーは、高い石台の上に上り、下からのデミ・大ラットから辛うじて身を守っています。
○アルジーは錯乱の余り、直ぐ側面にいる、背を向けたデミ・トロールに気付いていません。
どちらも対処に時間が掛かれば、デミ・オーガの手により、即命を損なう任務失敗となり得る非常に危険な状態です。
○デミ・大ラットは10体前後(参加人数に合わせて増減。20体を超える事はありません)
デミ・トロールは固定で1体となります。
ゲームマスターより
この度は、このページを開いて頂きまして、誠に有難う御座います。 三月奏と申します。
今回はシンプルではございますが、純粋なダメージ火力よりも、皆様の判断と対処に比重を置くエピを作成させて頂きました。
対処によっては、一般人が亡くなりますので、どうぞご注意ください。
この度、制限の多いエピとなっておりますが、少しでも楽しんで頂きましたら幸いで御座います。
皆様の魅力的なプランを心よりお待ち申し上げております。
リザルトノベル
◆アクション・プラン
シルキア・スー(クラウス)
広場へ着く前にトランス済 現場で気付かれない様に親子と敵の位置関係把握 お守りに親子の無事保護を祈る クラウスと速攻、母親保護に 身を低くし迅速行動 保護したら手を上げ仲間に合図を 指を当て、しー アルジーさん、ウィンクルムが来ました お子さんを助けに来ました メンヘルスキルで宥め落ち着かせる方向に持っていきたい みんなお子さんの為に最善を尽くしています、だから私から離れないでいて下さい 母親護衛、アプローチに掛らなかった敵の対処、遺跡へ向う敵の対処が役目 母親の安全最優先 デミ対応 遺跡に向かいそうなデミに盾効果で牽制 チャンスには攻撃を ルイーゼさんが合流したら母親の避難を託す MP不足にディスペンサを |
エセル・クレッセン(ラウル・ユーイスト)
「こんなところにデミ・オーガ…。とにかく助けないと」 私とラルはデミ・大ラットの相手するな。 戦闘 すぐにトランス。 それから、私はラットの方に行く。 一応囮のつもり。少しでもラットの気を引けるといいんだけど。 アルジーさんがデミ・トロールの近くから離れたら、ジュニールさんがアプローチ使うみたいだから。 ジュニールさんの近くに寄ろうかな。 アプローチでジュニールさんにばかり敵の攻撃が集中したら、さすがに大変そうだ。 …私は動くのは苦手だから。 足手纏いにだけはならないようにしないとなんだけど。 事後 子供たちが取りに来た遊び道具ってどこかにあるのかな? あるなら届けてあげたいけど。 |
エリー・アッシェン(モル・グルーミー)
心情 モルさんに。 予期せぬ事態ですが、まずは冷静に。 こう考えましょう。今がまさに演習で培った経験を活かす時だと! 行動 すぐにトランス。 公園の全貌が見やすい場所へ移動。 見通しの良い場所がなかったり、そこまでの移動が困難であれば、ロイヤルナイトの付近に。 1R目は、盾で身を守りながら戦場を観察。 特に、ジョブスキルを使った後の敵の動向に注目します。 敵戦力がどこに集中していくか、防衛のジョブスキルをかいくぐった敵はいないか、といった点を見ます。 出現したパペットで驚かせないよう私が大声で説明を。 「そのパペットは精霊が出したものです。避難のための壁にしてください」 2R 観察結果を元に、敵の動きをモルさんに告げる。 |
秋野 空(ジュニール カステルブランチ)
開始トランス 周辺の立地状態を確認把握 精霊が引き付けている間に周辺を確認し、遺跡への被害が回避できる位置を把握、誘導 精霊の背中を守るつもりで、無理のない範囲で援護 精霊のMPが不足したらディスペンサ 主に対ラット 数が多いので、周りをよく警戒 殲滅戦参加者と連携し、互いをカバーしつつ戦闘 ラット殲滅が済めば対トロールへ移行 トロールは頑丈なので、手数で攻めて消耗 消耗させ、隙ができればマグナライトで目眩ましを狙う 可能なら、忘れてきた遊び道具を探してきてあげたいです 殲滅戦参加のみなさんに手伝っていただけると見つけやすいかも… 合流し、返してあげられたら 恐ろしい思いをした親子の心に傷が残らなければいいけれど |
ルイーゼ・ラーシェリマ(オリヴァー・エリッド)
大変!早く助けなくちゃ 到着後すぐトランスし味方と足並合わせてラット側へ 頑張って背伸びしてコンフェイト・ドライブ じゃあ、がんばってね 私もがんばるから! ラットが子供達から離れたら駆け寄り保護 もう大丈夫よ、すぐお母さんに会えるわ 声を掛けて励まし落ち着かせる 石台から降ろし避難 子供達の安全を最優先 立てないようなら抱きかかえる、おぶるなどで対応 保護後は敵の注意を引かないよう気をつけながらシルキアさんと合流 アルジーさんと子供達をつれて公園の外など安全な場所を目指す 逃げる前によく周囲確認し安全確認 いざとなったら剣で応戦し時間稼ぎに努める 逃げ切ったと思ってもまず安全確認 その後A.R.O.Aに連絡し状況を伝える |
演習終了。
敵は殲滅、首尾は上々。
それ故に、響いた轟音の意味が分からなかった。
A.R.O.A.から予め決められていた集合場所へと急ぐ途中で、ウィンクルム達は一人の男と遭遇した。
こちらがウィンクルムだと分かった瞬間に助けを求めた男が話し始めた状況を聞くと、危険である場所に向かってしまったアランとエフィーという少年と共に、母親であるアルジーもがその異変に気付いて、追い掛けるようにオーガの集まる公園へ飛び込んで行ってしまったとの事。
ウィンクルム達は、その状況に息を呑み、急いでそちらへと駈け出した。
広場が見えてきた少し離れた所で、誰ともなく皆で一旦足を止める。
時は一刻を争う──だが、状況如何ではがむしゃらに突入しても、人命救助を含めて好例が上がるどころか状況が悪化する可能性があるのは良く分かっていた。
「あの影は、デミ・トロールだね……!」
その巨大な影にシルキア・スーは息を呑んだ。精霊のクラウスは、先程の男に旧タブロス市街の西地区に戻るように告げ、併せてA.R.O.A.への通報を行う。
二人がトランスを行う傍らで、秋野 空が一度、精霊であるジュニール カステルブランチの姿を確認する様に目をやった。
「ええ、ソラ」
その視線と、その一言で十分。
空とジュニールは、その意志が同じである事を理解しあって即座にトランスを発動させた。
「でも、こんな所にデミ・オーガが……とにかく助けないと」
緊張した面持ちでエセル・クレッセンがデミ化・トロールの姿を目にする。その傍にいた精霊ラウル・ユーイストはその巨大な姿を目撃して、途中までの気だるそうな雰囲気を一変させた。
そこにあるのは、青い色の瞳に映る、薄昏い喜びと殺意──
「……トランスだ」
「え……あ、うん……!」
──彼はオーガに対して変貌に至る過去がある、それだけはエセルにも分かっていたが、まだそれ以外は分からない。エセルはラウルと共にずっと戦闘をくぐり抜けて来たが、未だにその様な彼へのトランスだけは緊張する。
「大きい……! 大変、早く助けなきゃ!」
ルイーゼ・ラーシェリマも瞳を見開いて、精霊のオリヴァー・エリッドの方へ目をやった。
「そうですね。急いだ方が良さそうです」
その様子を受け、オリヴァーが応える。しかし、己の身を危険にさらす状況下でのウィンクルムとしての活動は初めてだ。僅かな緊張を変わらない表情で呑み込む。
そのまま、ルイーゼから恥ずかしくも躊躇いがちに頬に触れた唇で、トランスへと移行する。初めてオーガに対応出来るだけの力が湧き上がる瞬間を、オリヴァーは少しだけ不思議そうに実感した。
「人命と比べれば、その様な遺跡に何の価値がある!」
一方では、先程の男が帰らずに右往左往しながら残る理由に、普段は静かであるエリー・アッシェンの精霊モル・グルーミーが一喝していた。
どうやらその広場には、真偽は不明ながらも、『地下にあると伝わる遺跡に繋がっているのでは』と調査されている、地下への入り口があるとの事。
人命が何よりも優先される中、繋がっているかも定かではない遺跡の心配をする男を強い語気でこの付近から叩き出し、モルは焦燥から怒鳴りたい衝動に駆られながら息を詰めた。
「(ここで犠牲者を出したら、演習など本末転倒ではないか!)」
その様子を悟ったように、エリーが声を掛けた。
「モルさん、予期せぬ事態ですが、まずは冷静に。
……こう考えましょう。今がまさに演習で培った経験を活かす時だと!」
その為には──と、言葉を前置きをして、エリーは正解を待つかのようにモルへと沈黙を向けた。
「……神人、トランスだ」
「ええ、モルさん」
冷静さを取り戻したその答えに、エリーは微笑んでインスパイア・スペルと共に、頬へトランスのキスをした。
●
何しろ唐突な出来事だった。分かっているのは、デミ化・トロールが見える事位で、手持ちの情報が余りにも少なすぎる。
広場の隅、金属柵と樹木で遮られてはいるものの、辛うじて中の様子を伺える場所から、空が急ぎ顔を近づけて中の様子を覗き見た。
「……公園、というよりは障害物も無く広場のようです。かなり広いですね」
空が次々と目に入った情報を急ぎ皆に伝えていく。
広々とした空間。目に見える場所から奥には、何かに使われる予定でもあったのか四角状の大きな石材が積まれている。その上に──
「男の子二人、確認しました……! 囲んでいるのは、デミ化したラット……!?」
「──助けなきゃ! 私、行ってくるわ!」
ルイーゼが名乗りを上げる。
「大丈夫ですか、ルイーゼさん。危険ですよ?」
いつも神人へ向けている笑顔の代わりに、複雑そうな表情をオリヴァーが見せる。
「オリヴァーくんは援護して! 大丈夫、きっと助けてみせるわ」
二人は任務を順調にこなして来たウィンクルムであるが、実戦経験はない。しかも今回は完全に想定外だ。
オリヴァーは口許に手をやり、この状況を無事に切り抜ける為にはどうするかを考える。
……今はやはり情報しかない。オリヴァーも、空よりしばらく離れた場所から、同様に金網が遮る広場に可能な限り近づいて辺りを探った。
「こちらからは──女性の姿が見えます。デミ・トロールの……背後に」
周囲が一斉に息を呑んだ。
「デミ・トロールは壁を壊して食べていて……気づいていないようですが、これは……」
もはや一刻の猶予もならない。見つかれば確実に命を奪われる。
「私が助けに行くよ! ライフビショップの、クラウスもいてくれるから……大丈夫!」
シルキアの言葉に、それが当然である様にクラウスが頷いた。
彼女の手には、一つの御守──「月ノ兎」が握られている。今まで戦いに赴く際には常に持ち歩いて来た品物だ。今はこちらに向かっている最中から、ずっと親子の無事を願い続けて来たその思いで満ちている。
「ライフビショップが一緒か。援護する」
そして、モルが安全の面からも、シルキアの提案に納得した様子で同意した。
「アプローチIIで、オーガ達を引き寄せられるかも知れません。
やってみます。敵がこちらに殺到する形になりますが、民間の人を巻き添えには出来ません」
「それでしたら隠れているオーガや想定外のできごとが起きて、こちらまで全滅となっては大変です。私が斥候になりましょう」
ジュニールの言葉に、エリーが改めて盾『ジェンマの抱擁』を装備し直す。
「それなら私とラルはデミ・大ラットの相手するな」
エセルが頷きながら申し出る。
「このままだと、ジュニールさんの所にオーガが殺到するだろう? 神人ならオーガの気も引けるだろうし。
少しでも囮でラットを引き付けられたらいいな」
「……神人ならオーガの気を引けるというのは、そうだろうが──」
エセルが自分の提案に対しラウルの口調が止まった事に、不思議そうに表情を変える。しかし、彼がその先を口にする気が無い事が分かると、気を切り替えるべく改めて広場の方へと目を向けた。
どのウィンクルムも、少なからず危険な役割を受け持つ緊急事態──
こうして、作戦はスタートした。
●
広場の中を、シルキアとクラウスが身を低くして一気に滑り込む。
そして、クラウスが気配を抑えつつも、有事にシルキアとアルジーを守れる様にデミ化・トロールと二人との間に割って入った。
飛び込んで来たその姿に声を上げようとしたアルジーに、シルキアは己の緊張を隠し、笑顔で口に手を当ててみせた。
「アルジーさん、ウィンクルムが来ました。
お子さんを助けに来ました」
その言葉に、悲痛な様子で子供達の名前を呼んでいたアルジーが、絶望にも近かった表情を僅かな希望へと変えた。
そしてデミ化・トロールが動かないのを確認し、エリーが波にも見えるデミ化・大ラットのはぐれた一部から身を守りつつ、広場の全貌が見やすい場所へ移動した。
同時に、緊張しながらもルイーゼが背伸びをしてオリヴァーの頭に手を伸ばす。
20cmの身長差でおぼつかないその様子にオリヴァーも自分の方から屈んで、軽く撫でるように頭に触れたその手を受ける。
コンフェイト・ドライブの発動。オリヴァーと包むトランスの光が一際強くなった。
「じゃあ、がんばってね。私もがんばるから!」
先程、子供達の救出を担ったルイーゼが、子供達の方をタイミングを見計らうかのようにじっと見つめた。
「そちらも無茶はしないでくださいね」
オリヴァーは優しく返しながらも、気負う余り日常から全力で空回る事の多い神人がこの状況下で大丈夫なのだろうかと僅かに心配に思ってしまう。
全体の見通しが戦局を左右する状況下で、モルもまた多少の危険を冒しながらも、最低限デミ化・トロールに視界が塞がれない位置へ移動し、パペットマペットとその上位となるパペットマペットIIを発動させた。
一体目の熊のヌイグルミが、デミ化・トロールとシルキア達との間に現れる。
もう一体は、鳥の姿を成して飛行し、デミ化・大ラットから子供達を守るように翼を広げた。
両方とも、つぎはぎだらけの体に血の涙の流している様に雫型の赤い刺繍が入っている。アルジーが驚き悲鳴を上げようとしたところに、エリーの声が届いた。
「そのパペットは精霊が出したものです。避難のための壁にしてください!」
響く声。そこで初めてデミ化・トロールの手が止まり、その顔が遠く離れたエリーの方を向いた。ゆっくりと手に握られる石の棍棒。
一部のデミ化・大ラット数匹もエリーの方へと駆け寄るのを、援護の為に注意を払っていたラウルのダブルシューターIIが地面を抉り、その威嚇に成功する。
敵が余りにも身近にいた事を知ったアルジーへ、シルキアが冷静に告げた。
「みんなお子さんの為に最善を尽くしています、だから私から離れないでいて下さい」
シルキアの言葉を無言の力で肯定する様に、クラウスが母親に頷いてみせる。
アルジーが、震えながらも頷いた。
シルキアが腕を大きく上げる。
合図──それを見たジュニールは、強く盾『パヴィス』を掲げ、アプローチIIを発動させた。
●
敵が波の様にジュニールの元へと押し寄せてくる。
しかし、今ならばルイーゼと子供達の間に障害が無い。ルイーゼは全力で駈け出し、躊躇いなく子供達の元へ飛び込む様に駆け込んだ。
ヌイグルミの鳥がデミ化・大ラットの攻撃を受けて、その個体を巻き込んで破裂する。その音に緊張が限界に達して一気に泣き出した子供達へ向かい、辿り着いたルイーゼは二人を安心させるように笑い掛けた。
「もう大丈夫よ、すぐお母さんに会えるわ」
泣き出す子供達を宥める様に、声を掛けて手を伸ばす。
「立てる?」
「う、うん!」
ルイーゼは子供達を抱えて石台から降ろすと、その手を取って急いで母親のアルジーがいるシルキア達の元へ走った。
その最中、アプローチが届かなかったデミ化・大ラットがいる。それに気付いたオリヴァーは急いでルイーゼの死角から現れた敵2匹を即座に銃で撃ち抜く。
同時にラウルの撃ち放ったダブルシューターIIが、付近の敵を的確に捉えて屠り切った。
アプローチIIにより、目に見えていた景色が一変した。
「あれが、男性が話していた調査中の入り口……!」
空はこちらに向かってくる敵に戦慄しながらも、ようやく場所を確認できた、研究中だという入り口の被害も防げそうな場所を探し出す。
そして四方を見渡し、一か所、それに適合した場所を見出した。
「ジューン!
囲まれる前に、右斜め後ろへ! そこなら被害も少なく、囲まれ難くなります!」
「ソラ、感謝します!」
敵との正面対決の直前にして、空の誘導判断により理想の位置取りが出来た。
同時に、敵の集中攻撃からの拡散を狙うべく、エセルがジュニールの横に並んで、真っ先に飛び込んできた敵を『コネクトハーツ』で斬り払う。
そして、少し離れていた所から状況を判断したモルが、集団に近く、それでも地下入り口が盾となる絶妙な距離からミラーデーモンを発動させた。現れた鏡に、集団のデミ化・大ラットが映り込み、けたたましい鳴き声を上げた鏡像の攻撃を受けて次々と絶命する。
敵とジュニール達との衝突直前、状況判断に身を置いていたエリーが戦場と化すその場に響く様に声を張り上げた。
「デミ・ラットは残りは13体です!
動き的にアプローチに掛かっていないと思われるデミ・大ラットは3体。
その他のデミ・ラットとデミ・トロールは全てそちらに向かっています!」
その声に、ジュニールは防御力を上げる聖なる力場を発生させるフォトンサークルを発動させて自分と味方を包み、強く正面を睨み付けた。
「では、後は──倒すだけですね」
●
「モルさん。今一番危険で安全なのはジュニールさんの側ですが、合流は難しいでしょう」
敵は今ほぼジュニールへと集中しており、フォトンサークルのお陰で怪我もかなり軽くなる。矛盾しているかのような言葉も間違っていない。
しかし、敵が多すぎて合流するにはその流れに割り込む必要がある。
「その為、標的が集中していない個体、背後を見せている個体の順に挟撃しようと思います。どうでしょう?」
モルはエリーの言葉に無言で頷いた。
そのまま、ジュニールの側にいながら挙動不審な様子を見せるデミ化・大ラットへ魔術書『森の隠者』を発動させる。
そして、エリーもまた鈴『闇神楽』を構えて振り下ろした。澄み過ぎてそら恐ろしい鈴の音が響き、オーガとは異なった邪気を吸い切った穢れに触れたデミ化・大ラットは仰向けに絶命した。
同時に、子供達を保護したルイーゼは、母親と共になるべく敵に気取られない様に、動かず待機していたシルキアとクラウスの元へと無事合流を果たした。
「母ちゃん!!」
「アラン! エフィー!!」
親子が無事に顔を合わせ、強く抱き合う。
それを安心した様子で見て、ルイーゼは表情を引き締め直す。
「それじゃあ、私は皆を連れていくわね」
「うん! お願いするね!」
ルイーゼが二人を連れて、安全な場所に連れて行く為に広場内を走り抜ける。
駆け抜けるルイーゼの通り道付近にいるデミ化・大ラットを、ラウルとオリヴァーの違う位置にいる二人が、ダブルシューターとダブルシューターIIで敵を仕留めつつ道を開き、シルキアはその姿が無事消えるのを見送った。
「あ──! 大変、遺跡は!?」
シルキアが慌てて研究中だと言う遺跡の地下入り口がある方角へ目をやれば、アプローチIIの影響を受けなかったデミ化・大ラット一匹が、今まさにそちらへ向かっていくところだった。
「守らなきゃ……逃がさないんだから!
クラウスは怪我した人をお願い!」
クラウスが、シルキアの言葉に深く頷く。
シルキアは敵を追い掛けつつ、防御壁となる魔法陣『リュングベル・フォース』を発動した。
そして敵との距離を一気に詰めて、逃げようとする相手に『トランスソード』で追い打ちを掛けて、無事デミ化・大ラットからその入り口を守り切る。
少し離れたところではデミ化・大ラットの猛攻を一身に受けるジュニールと、その標的を逸らし着実に数を減らす左右のエセルとオリヴァー、そして己の精霊の背後を守る空の姿があった。
その最中を、クラウスの『タートルワンド』から放たれたシャインスパークが照らし出す。
回復と目くらまし、そしてアプローチIIで弱った敵ならば、神人にも対応できる。空は、やみくもにエセルに飛びかかって来た敵を小さな掛け声と共に『トランスソード』で切り伏せた。
「(……私は動くのは苦手だから。足手纏いにだけはならないようにしないとなんだけど……)」
エセルは空に心の中で感謝しつつ、つい内心へと意識を向ける。
しかし、その不安に付け入るように、一瞬動きの止まったエセルに他から回り込んで来た最後のデミ化・ラットが襲い掛かった。
「──!」
完全な不意打ち。
しかし、その一匹はラウルの弾丸を受けて破裂した。
「……戦闘中は集中しろ」
近くにこそいないが、ずっと、意識の中に入れていたのであろう狙撃。小さいがエセルにはっきりと届いた声。
「あ、ありがとう!」
相手の精霊の言葉には、戦場であっても確かな優しさがあった。
デミ化・トロールの雄叫びが響き渡る。エセルは慌ててそちらに向き直った。
「オーガは倒す。……犠牲は出させない」
遠くラウルの何かに誓う、呪詛にも似たその言葉。
そして、その照準も直ぐにデミ化・トロールの方へとむけられる。
──本来は優しげな光を湛えるのであろう瞳が、すぐに切り替わる今は強い憎しみで満ちていた。
残る敵はデミ化・トロールのみ。全員の意識がそちらへ集中する。
「後は、デミ・トロールだけですね」
オリヴァーが敵に銃口を向けた──瞬間、
彼の身から、トランスのオーラが消えた。
「──!」
広場を出たルイーゼに何かあったのか。広場内の安全は確保したはずなのに。
周囲が一気に青ざめる。オリヴァーは内心その場から駈け出したい衝動を必死に抑えた。アプローチIIが成功しているとはいえ、今動けばどこで不測の事態が起こるか分からない。
そして、もしルイーゼがオーガに遭遇した結果であった場合、今のオリヴァーが追い掛けても戦えない犠牲が増える。
全員の気が急いた。
数で攻めきれなかったという障害が今は無い。全員が己の得手とする位置から一斉にデミ化・トロールに攻撃を仕掛けた。驚異の生命力で敵が自然回復を行っているようだが、それを押し切る様にダメージが蓄積していくのが見てわかる。
その中で、空が『マグナライト』で敵をひるませた瞬間に、今まで全力を出し切れなかったジュニールが、片手斧『ガルメニオン』を翻し、最後の一撃を一気に敵へと振り下ろした──
敵が倒れ伏すと同時に、オリヴァーがその場から駈け出した。ルイーゼの向かったと思われる方向へ足を向け──
「きゃっ!」
「ルイーゼさん!」
そこには、親子をA.R.O.A.に預け、話を聞いて急いで戻って来たルイーゼの姿があった。
「姿が見えないほど離れちゃうと、トランスが切れてしまうことがあるって……聞いて……!
大丈夫だった!? オリヴァーくん、けがは!?」
怪我の有無を確かめる様に、オリヴァーの体を確認するルイーゼの様子に、一気にオリヴァーの気が抜けた。
「……大丈夫ですよ、デミ・オーガが相手でしたから。
ルイーゼさんは怪我はありませんでしたか?」
先程の動揺は嘘のように。いつも通りに見せるオリヴァーの笑みに、ルイーゼがこくこくと頷く。
その二人の様子に、ウィンクルム達は全員が無事にこの事態を乗り切った事を理解して、ようやく安堵のため息をついた。
●
「可能なら、子供達が忘れてきた遊び道具を探してきてあげたいです。
こんな恐ろしい思いをしたのですから、せめて……」
一息ついた空の提案に、異を唱える者はいなかった。
「子供たちが取りに来た遊び道具って、どの辺りにあるのかな?
あるなら届けてあげたいな」
「……どうでもいい」
エセルの言葉に、気だるそうに呟かれたラウルの声。それでも空の言葉には思うところがあったのか、その目はそれらしきものを見つけようと方々に向いている。
空の傍らでは、しばらく物思いにふけるジュニールの姿があった。
「(……ソラに背中を守られ戦うなんて、夢のようでした)」
神人は守護するもの。しかし、今回感じたものは……例えるならば、女神に守られている様な感覚。
ジュニールはそれを空へと告げるタイミングを逃して、こっそり胸にしまいながら、子供達の遊び道具を探し始める。
そして、こちらも何か思うところがあったのか、静かながらも丹念に探すのを手伝っていたモルが何かを持って戻って来た。
「見つけたぞ。これではないか」
それは、場違いな小さい黄色のプラスチックバケツに入った、埃ですっかり汚れている、やはり場違いなぬいぐるみと子供向けスコップ。
「届けてあげようよ! きっと喜んでくれるんじゃないかな」
シルキアの言葉に、場の一同が相違無しの同意を示した。
皆で届ける。
それは、ほんの僅かであっても、ウィンクルムが守り切った平和の形──
依頼結果:大成功
MVP:
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | 三月 奏 |
エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
男性用or女性用 | 女性のみ |
エピソードジャンル | イベント |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ビギナー |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | 普通 |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 5 / 2 ~ 5 |
報酬 | 通常 |
リリース日 | 05月17日 |
出発日 | 05月24日 00:00 |
予定納品日 | 06月03日 |
参加者
- シルキア・スー(クラウス)
- エセル・クレッセン(ラウル・ユーイスト)
- エリー・アッシェン(モル・グルーミー)
- 秋野 空(ジュニール カステルブランチ)
- ルイーゼ・ラーシェリマ(オリヴァー・エリッド)
会議室
-
2016/05/24-00:00
プラン提出済みました
公園の遊び道具の件を思い出し、慌てて追加しました
殲滅戦参加の方にお声掛けして探すことを盛り込んでおります
たいしたことではないけれど…子どもたちが気にしていたので
それでは、無事に任務完了できますように -
2016/05/23-23:59
ああ、ぎりぎり!
こちらもシルキアさんと合流ってプランにいれておいたわ。
成功しますように! -
2016/05/23-23:40
>合流
ルイーゼさんが合流したら母親の避難を託す
とプランに入れました。
避難託せたら加勢という形になりそうです。
プランは提出しています。
無事、救い出せますように。 -
2016/05/23-22:24
>保護について
公園の外まで逃げられれば、それが一番安全かもしれませんね
誰かが付いている方が安心と言うのは同意です
また、アプローチⅡの効果は発動から20Rなので、効果は長く続きますから
余程近くに居ない限り、攻撃目標を民間人へ戻すことはないと思います
そちらは安心できるかと
と、メタですが、プロローグを読み返していて少しわからなくなったことが…
子どもたちが公園をめざし、角を曲がったと同時に城壁が崩れる音が響いた、と書かれています
と言うことはもしかして、襲われた場所は公園ではないのかも、と…
「公園」ではなく「広場」という表現が使われているので
もしかしたら公園へ至る途中の広場かもしれません
そうなると「公園から離れて」ではなく
「戦闘から離れて」などに変更しておく方が安心かもしれませんね -
2016/05/23-22:23
あ、書き忘れ。
その後は親子の傍を離れない事にして、A.R.O.Aに連絡をとれればいいなって思ってるわ。
城壁が崩れているみたいだし、デミの後始末とか色々お願いする事があるかもしれないし。 -
2016/05/23-22:20
>シルキアさん
そう?ありがとう!大丈夫そうならぜひ。
それじゃあ子供達を保護した後、シルキアさんと合流って書いておくわね。
その後は先述の通り、親子を連れてその場を離れて公園の外を目指す事にするわ。 -
2016/05/23-22:06
>保護
調整できます。
私と合流して親子を避難させて頂けたら嬉しいです。
どこまで逃がすというのは私にもわからないですが、恐怖体験したばかりな
親子ですから人が付いて居てほしくはあります。
私は遺跡守護等の理由からこの場を離れたくない都合があるので
お願いできれば助かります。 -
2016/05/23-21:58
エセルさん、エリーさん皆さんお返事ありがとう!
そうそう、保護の度合いがわからなくなってしまって。
とりあえず、すぐの合流はしない感じね?よかったわ、聞いておいて……。
ちょっと時間もないので、戦闘中の箇所からは離れて、公園の外を目指す事にする形でプランに書いておくわね。
神人を狙うのなら、一回戦闘に入っちゃえばもう子供達もお母さんも狙われる事はなさそうかしら?
戻れたら戻る、離れたらまずそうなら傍にいるって事にしてみるわ。
ん、だったら私はアルジーさんもいて子供達も落ち着きそうだし、シルキアさんと合流した方がいいのかしら…。
ううん、とりあえずそこは置いておいて公園の外に逃げる感じでプラン書いて置くわね。
-
2016/05/23-21:30
ああっ、たしかにそれは悩みますね……!
保護し終えた三人をどこまで逃がすか……ってことですよね?
うーん……、難しい。
一応オーガは基本的に神人の命を狙ってくるようなので、精霊が目の届く場所で護衛につくか、アルジーさんたちには公園から離れて自主避難をしてもらうのが良さそう……? -
2016/05/23-21:09
>保護
私は、子供たちもだけどアルジーさんも?、公園の端というか戦闘から十分離れられる位置まで移動するのかと思ってたなあ。
公園の外が安全そうならそのまま逃げてもらうか、それとも護衛についているかは状況によるっていう感じかなあと。 -
2016/05/23-20:44
んー、ごめんなさい。
読んでてちょっとわからなくなっちゃたので質問いいかしら?
質問っていうのは子供達の保護の事なのだけど。
逃げるとあったのだけど、それはどの辺りまでの事を想定している?
石台から離れて逃げるのか、戦闘中のその場から逃げるのか、公園自体から逃げるのかともとれたので迷ってしまって。
私としては、ラットが離れたうちに子供達と合流して石台から逃げて、誰かしらと合流する感じかなって思っていたの。
メタ的には大丈夫なのだけど、公園の外が安全とは限らないから目の届く所にいた方がいいのかなと思ってて。
読解力がなくてごめんなさい。 -
2016/05/23-19:27
来れなくて、ごめん。
秋野さん、ジュニールさん、またよろしく。
流れとかタイミングとかは了解。
私たちはラットの相手してればいいんだな。
ラルは遠距離攻撃だから、移動無しで攻撃できると思うし。
子供たちの所に保護に向かうまでの時間稼ぎにもなるかな?
私は、ジュニールさんの近くでラットつついてるな。
アプローチとは比べ物にならないけど、一応囮のつもりかな。
ジュニールさんにばかり攻撃が集中したら、さすがに大変そうだ。 -
2016/05/23-18:31
>シルキアさん
私も気になりませんでした
ご自分のなさることをしっかりと理解して、考えていらっしゃる印象でした
自身の担当範囲を中心に考え発言することは、むしろ自然なことかと思います
もしアルジーさんが落ち着いていらっしゃるようでしたら、合流いただけると助かります
ありがとうございます
>エリーさん
敵の観察に回っていただけるのは助かります
どうしても見落としが出たり、イレギュラーなことが起こる可能性もありますから
これから仮プランを纏めて、提出してまいります
出発まではこまめにこちらを覗くようにいたしますね -
2016/05/23-18:13
少し行動変更を
アプローチ後、デミが十分にそちらに引きつけられている様なら
母親護衛は私一人で、クラウスがそちらに合流というのを行動に入れてみようかと。
その方がスキルを存分に生かせるし、その様に付け加えておきます。
>エリーさん
ありがとうございます。
ちょっとテンパってナーバスになってました。 -
2016/05/23-17:25
1R目観察の方向で、一応プランを提出しました!
夕方ぐらいまで会議室を見るようにして変更点があればプランを修正するようにしますが、出発間際だと修正が間に合わないかもしれません~。
>シルキアさん
少なくとも私の印象では、シルキアさんが軽視しているような感じは受けませんでしたよ~。
あまりお気に病まずに。
ウィンクルム一組だけの力ではできることに限りがあるので、適切な役割分担は重要ですし。 -
2016/05/23-17:12
何だか私の発言が子供達軽視な感じになってますね(汗)
そんなつもりはありませんが、そんな感じに自分でも取れるので失礼しました。 -
2016/05/23-16:45
私達の行動
クラウスと現場の位置関係把握して速攻母親保護に動きます。
保護したら手を上げて合図を
クラウスと母親護衛しながら逸れデミ対応と遺跡守護に
母親保護時にデミトロール戦になれば対応
アプローチ側で戦闘開始されればシャインスパークで援護
※杖効果で範囲を広げるので全く届かないという事は多分無いと思います。
怪我人はシャインスパークで回復を
こんな感じで仮プラン提出しています。 -
2016/05/23-14:21
では、パペットに関しては【19】の内容でいきますね。
ジュニールさんのフォトンサークルの支援もありがたいです!
私の行動なのですが、開幕ラウンドでは戦場の動向観察をするつもりです。
複数の護衛対象……。複数のジョブスキル……。複数の敵……。込み入っている戦況ですからね。
敵が集中しすぎている場所がないか、ジョブスキルの効果をかいくぐった敵はいないか、に注目し、2R以降の行動に活かしたいと思っています。
ただ敵の観察よりも、民間人の護衛や保護の手助けにいった方が良いなら、そちらに移ることも可能です。 -
2016/05/23-13:51
>モルさん
わかりやすくありがとうございます
民間人両方の盾にもできるなら、一番ありがたいです
以前も思いましたが、パペットマペットは使えるスキルですね
>シルキアさん
では、そのタイミングでよろしくお願いします
>ルイーゼさん
子どもたちの保護、よろしくお願いします
子どもたちの護衛があるようでしたら、無理しない程度で援護をお願いします
でも子どもたちを安全に逃がせるようでしたら、合流いただけると助かります
>エセルさん
アプローチⅡ発動後は、引き付けられたラットが纏めて向かって来ると思われます
良かったら一緒にラットの抗戦に回っていただけないでしょうか
皆さんも後から合流いただけると思います
過去の事例を見ると、デミ・トロールは動きは鈍いものの、非常に頑丈なようなので
倒すには手数がいりそう…攻撃にも工夫がいるかもしれませんね
ラットは最大で20体、さて、どう戦いましょうか
スキルについてですが、アプローチⅡと、もうひとつはフォトンサークルで行こうと思います
ジューンを中心に5mの範囲に入った味方の防御力が3Rの間上がります
多少でも皆さんの援護になれば -
2016/05/23-12:10
>シルキア
パペットⅠで呼び出した1体をアルジーとトロールの間に。
パペットⅡでは飛行能力を持つ鳥のパペットが呼び出せるので、鳥パペット1体をアランとエフィーの盾として使うつもりでいる。 -
2016/05/23-02:42
>秋野さん
ありがとうございます。>先行
>モルさん
そのパペットマペットの1体はアルジーさんとデミトロールを隔てる位置に出現させる、という認識でよかったでしょうか?
私達の行動もアルジーさんを危険に晒す可能性はあるので防御壁作って頂けるならありがたいです。 -
2016/05/23-01:52
『モル・グルーミー』
我のジョブスキルを見直していた。
パペットマペットには、複数体同時に出す(パペットマペットⅠは3体まで。Ⅱなら5体まで)という荒業もあるのだが……、欠点として呼び出したパペットの性能が大幅に下る。
民間人の壁として使うには、弱体化したパペットでは不安だな。
そこで、セットしていくジョブスキルをパペットⅠとパペットⅡにしておき、弱体化なしで2体のパペットを出す案を考えた。
……MPの消耗が大きいので、何回も維持できそうにはないが。
トリックスターは、1ラウンドでは2回まで行動ができる。
我は開幕のラウンドで、パペットマペットⅠとⅡを使い、合計2体のパペットを防衛用に出す……。
……この方向で、構わないだろうか? -
2016/05/23-01:42
あ、人数埋まったのね!
空さんとジュニールさんもよろしくね。
アプローチⅡ…(効果調べ中)、なるほど!
便利なスキルね。これなら引き付けもうまくいきそうね。
それじゃあ、今の流れなら私は子供達の保護ね。
オリヴァーくんは遠距離攻撃だし、ジュニールさん付近の位置かしら。
アプローチにかからないラットがいたら射撃でむりやりこっちに意識よせられたらいいなぁって思っているわ。
あとはそのまま戦闘参加ね。
アプローチやアルジーさん保護とかのタイミングも確認済みよ。
それに合わせて行動するわね。
個人的には子供達も猶予ない状況だから、タイミングは色々と臨機応変に調整できればと思うわ。 -
2016/05/23-01:14
>シルキアさん
すみません、また前後してしまいました…
シルキアさんに先行していただいてからアプローチでも構いません
アプローチ自体は近づくほうがより効果があります
つまり遠い位置だとかからない場合がおおくなりますので、その時間差もできると思います -
2016/05/23-01:12
シルキアさん:先行してアルジーさんの保護、その後もアルジーさんの安全確保と遺跡の守護
エリーさん:パペットマペットで、子どもたちかアルジ―さんを守る壁とする
アルジ―さん側の場合は、アルジーさんの安全が確保できるまでシルキアさんと連携
その後は殲滅戦へ参加
空:アプローチⅡの発動、ラット、トロール共にできる限り引き付け、民間人からの引き離しをはかる
可能な範囲、遺跡にダメージのない位置で戦闘を狙いたい
ひとまずはこんなところでしょうか
上記以外で手が必要なところは、子どもたちの安全確保と守護、それから殲滅戦ですね
数が多い以上、アプローチⅡでの引き付けに漏れが出るかもしれません
そちらの対応もお任せできたらありがたいです
ルイーゼさんとエセルさんのご意見も伺わなくてはいけませんね -
2016/05/23-01:09
見事に被りましたね(汗
>アプローチのタイミング
そのアプローチ、少し待ってもらう事できませんか?
アプローチにデミトロールが掛らなかったとしても、異変には気付く可能性があり、
その際近くの母親の存在に気付き傷つける可能性がありそうです。
母親もどんな行動を取るかわからないです。
なので、できれば母親の保護を先に済ませたいと思っています。 -
2016/05/23-00:48
埋まりましたね、改めてよろしくお願いします。
相談時間も差し迫ってきたのでこちらの希望行動を。
トランスは既に済ませた状態で行動します。
母親が錯乱状態で声を出している事から、いつデミトロールに気付かれるか
時間の問題に思うので、私達は速攻母親の保護に向かいたいです。
こっそり行動というご意見も出ていましたが、ごめんなさい。
取りあえず母親の保護さえ出来れば、その後はアプローチでデミを誘導して引き離してもらえればと。
私達は母親をなだめながら保護を続けて、誘導に掛らなかった逸れデミ対処しつつ遺跡の方を守って
いようと思います。
スキルはシャインスパーク(目くらまし+微回復)とシャイニングアロー(カウンター)を予定しています。
デミと子供たちは皆さんにお任せしたいと思います。
と、考えていますがいいでしょうか? -
2016/05/23-00:48
ありがとうございます、ご期待に添えるようにがんばります
現時点では、数が多いラットをメインに引き付けられたらと考えています
可能なら、トロールもまとめて引き付けたいと思っていますが
トロールの位置がラットから遠いのか近いのか判断つかないので
アプローチⅡの効果がそこまで届くかわかりません
ただ、子どもたちの安全が確保されたとわかれば
アルジーさんも多少落ち着いて行動できるかもしれません
そうなると、パペットマペットはアルジ―さんに近い位置の方が
より安全を担保できそうですね
流れとしては
1)アプローチⅡでラットを、可能ならトロールも引き付けて誘き出し
2)その隙に民間人の安全確保(トロールが誘き出せなかった場合の対応も同時進行
3)引き続き、殲滅のための戦闘
と言ったところでしょうか -
2016/05/23-00:22
おお! ロイヤルナイトの力があれば、より安全に人を守れますね!
では、アプローチの邪魔にならないよう、私とモルさんの囮案は引き下げて別の行動をとることにします。
パペットマペットを出して、子供かアンジーさんの壁になるような位置に設置しようかと考えています。
アプローチや保護などである程度民間人とオーガの隔離ができたら、防御重視の行動から殲滅のための攻撃に切り替えるつもりです。 -
2016/05/23-00:12
本当にギリギリの参加で申し訳ありません
秋野空と、ロイヤルナイトのジュニールです
どうぞよろしくお願いいたします
作戦について確認させていただきました
>囮について
ジューンのアプローチⅡが使えるかなと思います
子どもたちやアルジーさんから少し離れた位置で使えば、安全に引き離せる気がします
戦闘を展開しても比較的遺跡にダメージのない位置を選べばもっと良いかもしれません
如何でしょうか? -
2016/05/22-19:36
>囮
なるほど。
ラットは子供達に注意がいっているみたいだし、こっちに意識を引き付けられるとよさそうね。
私も囮を立てるのに賛成よ。
ラットの数は10体前後となると、確かに多いわね…。
私も囮に引き付けられている内に、子供達の方に向かって先に救出した方がいいかなって思ったわ。
こちら側も人がばらけすぎていると危ないから、安全にいくならなるべく合流できればなって。
現状だと私達は役割はとりあえず置いておいて、数が多いラットと子供達の方に向かおうかなと考えているわ。 -
2016/05/22-19:12
>精霊や神人が囮
うん、ラットの方はそれが良さそうかな。
ちょっと心配なのは、ラットの数が多いことかな。囮で全部引きつけられるかどうか分からないと思うんだ。
その時は、子供たちは石台の上にいるから、その周りで誰か壁になるか。
それとも、引きつけている間に救出、する? -
2016/05/21-21:49
デミ・ラットは特に知能が高いわけではないと思うので、精霊や神人が囮になるのが有効そうですね。
デミ・トロールの賢さは……うーん、人型なのでそこそこの知性はあるかもですが、そんなに高度な頭脳戦をしてくることはないでしょう。
とりあえずの提案ですが、私とモルさんは盾を装備しているので囮役が必要な場合は担当します。
>それぞれデミの近くにいる訳だし、分担して対応に当たった方がいいのかしら
そうですね。私もそう思います。
特にアルジーさんは錯乱状態にあるようなので、
デミの囮を担当するウィンクルムの他に、錯乱しているアルジーさんの保護や対応をする人がいると安全なのではないでしょうか。
>トロールの方は刺激しなければ動かないような気がするし、こっそり連れ戻すのがいいんだろうか
なるほど。
状況によっては、こっそり、というのも手ですよね!
>二手に分かれるなら私達は母親の保護に、デミトロールを抑えて遺跡の破壊も止めたい所です。
はい、異論なしです!
ライフビショップのクラウスさんが保護に回るのは、良い案だと思います~。 -
2016/05/21-20:30
挨拶が遅くなりました。
シルキアとライフビショップのクラウスです。
ルイーゼさんとオリヴァーさんは初めまして。
どうぞよろしくお願いします。
母親とデミトロールは近い位置にいる様なので
二手に分かれるなら私達は母親の保護に、
デミトロールを抑えて遺跡の破壊も止めたい所です。
(発言し直しました) -
2016/05/21-18:51
私はエセル・クレッセン。パートナーはプレストガンナーのラウル・ユーイスト。
どうぞ、よろしく。
うん、まずは子供たちとお母さんを助けたいな。
位置は私も離れてるように思うから、最初は二手に別れることになるのかな?
トロールの方は刺激しなければ動かないような気がするし、こっそり連れ戻すのがいいんだろうか。 -
2016/05/20-22:20
こんばんは。私はルイーゼ。
パートナーはプレストガンナーのオリヴァーくん。
実戦はこれが初めてになるんだけど、どうぞよろしくね。
私も一般人の安全確保最優先に賛成よ。
アルジーさんと子供達って同じ位置にいる訳ではないのよね?
それぞれデミの近くにいる訳だし、分担して対応に当たった方がいいのかしら。 -
2016/05/20-18:47
うふふ……。エリー・アッシェンです。皆様よろしくお願いします。
精霊は、トリックスターのモルさんです。
一般人の安全確保を最優先して行動したいところですね。