プロローグ
湖畔の屋敷で、ラミアを見かけた。
そんな噂を町で聞いた。
最近、屋敷には人が住み始めたと言う。
もしラミアを見かけたことが事実なら、何か被害が出るかもしれない。
必ずしも被害があるわけではないだろうが、万が一もある。
けれど、その件について住人に詳しく聞いてみようにも、無理はないのかもしれないが一様に首を捻り、よく分からないと言うばかりだ。
聞き出せた精々の情報と言えば、魔物の住む湖畔として評判が悪く、買い手がつかなったというくらいだ。
それを買うなんて、相当なもの好きだ、とも。
いずれにせよ、被害がないならいい。
知らないということは、そういうことなのだろう。
――でも、気になってしまう。
何とも言えない胸のざわめきが、本当に今の考えが正しいのかと警鐘を鳴らしているように思えた。
「気になるなら、広場にいる吟遊詩人にでも聞いてみなよ。この辺りの情報屋なんて、そのくらいしかいないよ」
その言葉に、思考が追い付くより先に広場へと足を向けていた。
●
弦楽器の音色が聞こえた。
辺りを見回して、音色を奏でる主を時計台の近くで見つけた。
足早に近づく。
「……今日はおしまいですよ」
視線一つ上げず、人影を察して吟遊詩人は告げる。弄ぶように古びた竪琴を爪弾いているだけだ。
――湖畔の屋敷の事をを知っているなら教えて欲しい。
そう伝えると、吟遊詩人は弾かれたように顔を上げた。
「あなたたちは……ウィンクルム、ですか?」
呆然としたような問いかけに頷く。吟遊詩人は、祈るように手を胸に当てた。
しばらくの後、吟遊詩人は溜息を一つ吐いて、意を決したようにウィンクルムを見据える。
「助けていただけませんか」
迷いのない声で、はっきりと乞う。
――被害があるなら知りたい。
そう口にすれば、吟遊詩人はどこか遠くを見つめ、そして頭を振った。
「今現在は、被害らしい被害は出ていません」
吟遊詩人の言葉に、胸を撫で下す。ラミアが住み着いているというのも、ただの噂だろうか。
尋ねれば、
「いいえ。それは事実です。元々悪評で買い手のなかった屋敷だったんです。……おかげで安く買えたのは事実なんですが」
言葉尻は辛うじて聞こえる程度だったが、引っかかる言い方だ。
「……どうかしましたか?」
訝ったことが、吟遊詩人に伝わったらしい。
思った通りのことを、包み隠さず言葉にする。
「あそこはぼくの家ですから」
聞き流しそうになるほどさらりとそんなことを言った。
自宅がラミアに乗っ取られてしまったということだろうか。ならばさぞ困っているはずだ。
「住むことには別に困ってないんです。元々根無し草みたいな生き方をしてますから、定住は性に合わないというか。困っているとしたら、あそこに調律師がいることくらいでしょうか」
吟遊詩人なら、確かに方々を旅して回っていても不思議ではない。
ならばなぜ、屋敷を買ったのだろうか。吟遊詩人の口ぶりからは、別段、定住地が必要でもなさそうに聞こえた。
その問いに、吟遊詩人は曖昧な笑みを浮かべる。
「調律師はこの辺りを気に入っていて、離れたがらないんです。なので、彼には安定した住まいが必要なんです。ぼくとしても、帰る場所があるのはありがたいですけど」
吟遊詩人がふらりと旅に出て、戻ってくる場所があの屋敷ならば、その戻ってくる場所を守っているのが調律師というわけだ。
「久しぶりに戻ってきたら、とても帰れるような状況ではなかった」
一度は帰ってみたのだという。
鍵は持っておらず、呼び鈴を鳴らしてみたが返事もない。出入りが出来そうな扉や窓は全て閉ざされてしまっているらしい。
辺りを探ってみたりはしたものの、異変と言えるものはなく、ただ漠然と、空気が淀んでいる気がした、と。
その時偶然見えた部屋に調律師と、ラミアと思しきものがいたのだという。
この吟遊詩人。意外と肝が据わっているのかもしれないと思う。
普通は、多少なりとも動転するだろうに、ことのほか冷静だ。
「様子を見てきてもらえませんか。……そして、出来れば討伐をしてください」
討伐することを望んでいるわけではないのだろうが、吟遊詩人にとって今はこれが最善。
「それと、ぼくの部屋に竪琴を置いてあるんですが、それもできれば持ち出していただけませんか。……とても大切なものなので、壊れると困るんです」
解説
「そういえば、言い忘れていましたが、ぼくの部屋の近くで、大きな鳥を見かけました。……鳥かどうかを疑うくらいの大きさでしたけど」
◆目的
・調律師の保護
・ラミアの討伐
・竪琴の持ち出し(ハーピー×2との戦闘あり)
◆事前情報
玄関を入った右手最奥が調律師の部屋
左手最奥が吟遊詩人の部屋となっている。
調律師の部屋にはラミアが入り込んでいる。
ラミアによって魅了されている調律師は、ウィンクルムを敵と勘違いして襲い掛かってくるかもしれない。
できるだけ怪我をさせずに保護してほしいとのこと。
吟遊詩人の部屋はにハーピーが住み着いている。
玄関や部屋は施錠されている。
開けられるに越したことはないが、侵入手段は特に問わない。
◆敵情報
ラミア、ハーピー共に魅了効果を持つ歌を操るため、魅了される可能性あり。
耳栓など、必要であれば対策を。
ゲームマスターより
強敵に挑むとき、目の前まで行って引き返す、を繰り返し、戦わずに終わることもあります。
バトル怖い……!
リザルトノベル
◆アクション・プラン
アキ・セイジ(ヴェルトール・ランス)
調律師が居るってことは魅了もあり…か(耳栓用意 まず彼を助け出す所から…だな(思案 ◆ 依頼人に部屋の場所を聞く(魔物が居る可能性がな 簡単な間取りも書いて貰う ハイトラ 窓の一部にガムテープを貼って、割る(消音 「剥がして手を突っんで、鍵を内側からカチリとな♪」 静かに調律師の部屋に 一気に飛び掛って無力化させよう 強く当て身して気絶を狙う その方が彼にとっても痛くないんだ 玄関を空け一旦外に出し、樹に縛っておく さ、今度は玄関から入ろう(笑 敵がのんびり待ってるとは限らないと警戒 竪琴の近くでは戦わず、引き離すよう試みる 前衛として対応 室内戦だからリーチ短い剣だ 竪琴は終わった後で取りに行っても良い その方が、壊れなくて済む |
セイリュー・グラシア(ラキア・ジェイドバイン)
先に吟遊詩人から家屋の間取り・部屋配置を聞いておく。 現場に着いたら突入前にトランス。 オレの役目は敵討伐で前で戦う事だぜ。 ハーピーがオーガ化を観察。 魅了防止に耳栓。仲間との意思疎通は身ぶりやハンドサインで。 オーガ化してた場合は可哀想だが即討伐だ。 前に出てハーピーに斬りかかる。 他の人に攻撃が行かないようにオレ達が盾になるぜ。 あまりダメージ通らないならハイトランスして斬る。 ラミアがネイチャーの場合は耳栓片方とってラミアの話を聞こう。こっちの都合だけで討伐して良いものじゃない。 害獣なら討伐だ。 調律師が襲ってきたら武器を使わず腕を取るなどして彼の自由を奪う。 シーエさんの攻撃が済んだらラミアを斬るぜ。 |
ローランド・ホデア(シーエ・エヴァンジェリン)
自宅の鍵も持っていないとは、自由人にも程があるな。呆れてしまう 吟遊詩人とやらも屋敷が他人に占拠されているというのに呑気なもんだ 冷静すぎて人外なのじゃないかと疑うね ラミアやハーピーに感づかれない距離から屋敷を観察 進入路を探る できれば最短距離の窓から侵入が望ましいが、盾で割れるだろうか? 全員侵入直前に耳栓装備 順番は、竪琴から調律師 竪琴の奪取を支援するよう、用意した玩具の宝石を投げるなどして敵の注意を引く 竪琴を奪った上で、倒せそうなら倒すが無理そうなら部屋から撤退し 調律師保護を最優先 調律師保護時はラミア担当 なるべくシーエに攻撃が当たってカウンターが発動するように動く 回復はサクリファイス使用 |
シムレス(ロックリーン)
申請ビー玉 石拾っとく ラミア+調律師+吟遊詩人そこに鳥を疑う存在→ハーピー想定 吟遊詩人に竪琴の 形状 サイズ 色 仕舞ってある場所 確認し皆と情報共有 ローランドさんの用意した場所から侵入 吟遊詩人の部屋へ ハーピー対応 耳栓+スノーヘッドで歌声2重防御 窓開けてビー玉キラキラさせ気を引き遠くに放り追ってくれたら窓閉め ハーピー戦になったら 歌を歌う素振りなら口に石投げる ハーピー戦後竪琴見つかってなければ捜索手伝い 見つけたら蔡さんへ渡す 外へ 調律師の部屋窓近くで待機※トランス維持の為 吟遊詩人に調律師を大切に思うなら引っ越しを勧める |
蔡 盟羅(K9)
僕らの目的はオーガ退治やけど、今の実力じゃネイチャー相手も覚束んな しっかし呑気なもんやね、この吟遊詩人さんも っていうか調律師もご飯とかどないしてんの?アンデッドちゃうやろな…(怯) 全員分の耳栓用意 家周囲を確認し、侵入可能な窓を探す 窓があれば破壊して侵入 なければ玄関をこじ開ける 侵入の順番は竪琴→調律師 忍法霞のためにトランス 竪琴を奪うK9から敵の意識を逸らすように陽動 ギリギリでサクリファイス 勝ち目がなければ窓かドアから退散 K9が処理するまで調律師の抑えを担当 調律師ゲットしたら外に一緒に出て監視 魅了のまま行方不明とか笑えんし 襲われそうなら気絶させる ケイ君、己責めてもしゃあないやろ |
●
「しっかし、呑気なもんやね、この吟遊詩人さんも」
蔡 盟羅が間取り図を覗き込みながら苦笑する。
「挙句、自宅の鍵も持っていないとは、自由人にも程があるな」
ローランド・ホデアが呆れたように相槌を打つ。
「調律師もご飯とかどないしてるんやろ? まさかアンデッドちゃうやろな……」
「吟遊詩人も冷静すぎるて人外なのじゃないかと疑うね」
二人の、依頼人呑気説は盛り上がる一方だ。
「家は施錠してるくせに女怪は入れるとは……」
シーエ・エヴァンジェリンが話に混ざれば、この屋敷の住人が悠長すぎるという話はどこまでも否めなくなった。
アキ・セイジとセイリュー・グラシアが、何とも言えない表情で顔を見合わせる。口にはしないが、依頼者について思うところがないわけではないのだろう。
「とりあえず、確認をしておこう」
セイジが作戦について口火を切る。
「まず、間取りからだ」
あらかじめ吟遊詩人に部屋の間取りを確認しておいた。
屋敷の正面、玄関から入って右手の最奥が調律師の部屋。左手最奥が吟遊詩人の部屋だ。
「部屋の窓を使うのは現実的じゃなさそうだな」
屋敷を観察し、侵入路を探っていたローランドが言う。
「吟遊詩人の言う鳥みたいなものって、やっぱりハーピーだろうな」
シムレスは、調律師とラミアの存在から、そう結論付ける。
出入りしているとなると、うっかり飛び込むのはまずい。
「だったら、吟遊詩人の部屋の隣にある窓を使うのがいいかな」
セイリューが提案する。
「竪琴のしまってある場所はベッド付近だって言ってたし、窓もベッドの近くにしかなさそうだ」
シムレスがセイリューに同意する形で言葉を継ぐ。
部屋の窓から突入して、竪琴を踏んだりしては事だ。
退路も部屋の窓しかないのも、いざという時に困るかもしれない。
安全に安全を重ねるくらいがいい。
「それと、いいかな」
ラキア・ジェイドバインが着々と決まる流れに、少し言いづらそうに言葉を発する。
「今回の相手はネイチャーだから、オーガ化していた場合は別だけど、出来るだけ討伐はしないようにしたいんだ」
「それについては、俺も同じ考えだ」
セイリューが賛同する。
野生の動物であるハーピーやラミアは、絶対的な敵対関係ではない。会話も少しくらいならできるだろう。
ただ、それは容易なことではない。
ネイチャーの力量が高ければウィンクルムと言えど、危ういかもしれない。
かと言って、ウィンクルムの力量がネイチャーを圧倒すれば、図らずも討伐してしまう結果になる。
難しい提案であることは、セイリューとラキアも承知の上だ。
沈黙が流れる。
「いいんじゃないか」
その沈黙をあっさりとK9が破った。
「善処しよう」
それに続くようにセイジがヴェルトール・ランスと頷いて見せる。
賛同を得たことに、ラキアは胸を撫で下ろした。
「それじゃあ、行こうか」
シムレスが作戦開始を促す。
屋敷に近づき、ローランドが部屋の隣の窓までの進路を探り、合図を送る。
素早く移動し、セイジが驚くほどの手際の良さで窓にガムテープを貼る
「セイジって泥棒したことあんの?」
ランスが恐る恐る尋ねた。
「いいや。どうして?」
「いや、なんか手際が良いし」
「音がしたら敵に気付かれるだろ。そんなの常識だ」
それでも、手慣れている気がする。
「常識だ、とか言われるとすげえ困るんすけどっ」
セイジがあまりにもさらりと言うせいで、ランスは額を押さえた。
「まあ、慎重すぎるくらいでええんちゃいますやろか」
「侵入するぞ、準備はいいか?」
ローランドがハートフル・ウォールで消音を施した窓を割り、内側に手を入れ、鍵を開ける。
セイリューがラキアに近づく。
『滅せよ』
インスパイアスペルを唱え、トランス状態へ入る。
続いてセイジがインスパイアスペルを口にし、ランスの頬にキスをする。
『コンタクト』
そのままハイトランスへと移行する。
それぞれが耳栓を装着し、サインの確認をする。
事前にシムレスたちが用意したビー玉と石ころの準備も抜かりはない。
順々に屋敷へと侵入する。
ロックリーンは進入路の近くで待機する算段だ。
「ロックにはラミアの対応で頑張ってもらわないとな」
「竪琴は頼んだよ」
ロックリーンとシムレスが言葉を交わす。
まずは、無事に竪琴を部屋から持ち出すことだ。
●
ハーピーの歌声への対応は問題ない。
確認して、ラキアが部屋の扉を開いた。
物音に驚いたのか、突然の侵入者に一体のハーピーがとっさに声を発した。
「――!」
耳栓をしていても、思わず耳を塞いでしまう。
セイジがラキアの脇をすり抜け、レイピア「ステノトゥース」で掠めるように攻撃をする。
「セイリュー」
ラキアが後ろでハーピーを観察しているセイリューに声をかける。
「オーガ化はしてないみたいだ。追い払う方向で頼む」
全体的に位置取りを少し下げる。
部屋に2体のハーピー。窓はベッドの側にひとつ。
外からは見えなかったが、天井にも窓がある。さすがにその窓を使ってハーピーを追い払うのは些か難しい。
となればベッド側の窓を使うことになるだろうが、1体のハーピーが奥の方に陣取っている。
乗り込んでも問題はないかもしれないが、それなら部屋の窓からの侵入を避けた意味がない。
ならば、部屋の奥の窓を使うよりも、ロックリーンが待機している進入路へ誘導したほうが堅実だろう。
サインを使って合図を出し合う。決まれば、それぞれの動きは早かった。
ハーピーの意識を向けるために、ローランドが玩具の宝石を投げ、向かってきたハーピーをシーエが軽くいなす。
部屋から1体を引き離すことに成功したところで、盟羅がK9の側でインスパイアスペルを唱える。
『断而敢行鬼神避之』
竪琴の捜索は、敵の目をすり抜けられるK9の役割だ。
ハーピーの注意を、上手くビー玉や攻撃で引き付ける。
2体の注意が逸れた頃合いを見計らって、忍法霞で部屋の中へと潜入する。
潜入は成功しても捜索するにはまだ距離を取りたい。
「もう少し引き離しましょう」
シーエがセイジに声をかける。そのままラキアへ目配せをする。
捜索中はどうしても無防備になる。K9が安全に探せるに越したことはない。
忍法霞を駆使して、K9も徐々に距離を取っていく。
シムレスが、ハーピーの視線の先にビー玉を投げる。
きらきらと光るビー玉を追いかけてくるハーピーを部屋の外までおびき出すと、盾となっているラキアの後ろから、ランスが乙女の恋心IIを放ち、部屋の外へ追い出すように更に牽制する。
そのまま侵入した窓際まで引き離す。
後は窓の外へ玩具の宝石とビー玉を放り投げて、ハーピーを外に出してしまえば問題はない。
狭い場所でのハーピーとの交戦は不利と見て、広い場所へ後退るように移動した――ようにハーピーの目に映っていれば大方は成功だ。
先を行く仲間を追いかけようとした盟羅が、足を止めて部屋を振り返った。
黙々と作戦を実行しているK9が、少し気になった。
そのことが不自然と言うわけではなかったのだが、何となく盟羅の足を止めさせた。
「ケイ君」
「お前がいると足手まといだ」
いつもと変わらない様子だ。
が、食い下がった。
「そんなこと言わんと」
「あいつらを手伝え」
「あっちは大丈夫やろ。それに、僕らの今の実力じゃ、ネイチャー相手でも覚束んやろ」
オーガ相手に、今ほどの余裕が持てるかと問われれば、容易ではない。
今回はたまたまネイチャーが相手で、凶暴化していなかっただけのこと。
「力さえあれば……」
K9が消え入りそうな声で呟く。
「お嬢様も守れたのに……」
「ケイ君、己せめてもしゃあないやろ」
「煩い。分かってる」
そっぽを向いたK9に、盟羅が幾度目かの苦笑いを浮かべる。
「あ、ケイ君、あれちゃう?」
盟羅が竪琴らしきものを見つけて示す。
「黙れ盟羅」
「なんでやの」
思わず、噴き出した。
「ほな、僕は先に行ってるよって、ケイ君、それ頼んだで」
それだけを伝えると、部屋を出る。
侵入口まで戻ると、ハーピーは外へ追い出した後だった。
窓を閉め、再び侵入してこないように対策をしている。
「竪琴は見つかったのか?」
ローランドが盟羅に声をかける。
「ああ、ありましたで。ケイ君が持ち出してますわ」
「じゃあ、俺は玄関を開けてくる」
ランスが一足先に玄関まで向かう。
K9はそこで合流する予定だ。
●
調律師の部屋へと移動する途中で、ランスとK9が合流する。
作戦をうまく実行するためには、退路の確保は重要だ。
「玄関は開けといた」
ランスの報告に、後ろは問題なさそうだ。
調律師の部屋にはラミアがいる。出来れば討伐を、という話ではあったが、こちらも可能なら討伐はせずに、穏便な解決に持ち込みたい。
『更なる混沌を』
シムレスがインスパイアスペルを唱え、トランスする。
「シムさん、気を付けてね」
「ロックも」
シムレスはこのまま部屋付近で待機し、退路に目を光らせる。
「んじゃ、行くぜ。うおりゃああ!
ランスが扉を開き、一気になだれ込む。
その直後の不意を狙い、セイジが調律師を瞬時に捕捉し、飛びかかった。
「……っ!?」
調律師がただならぬ事態に多少の反応してみせたが、セイジの素早い動きに、もろとも吹っ飛ぶ。
突然の出来事に、ラミアが歌う素振りを見せると、ロックリーンがすかさずキャストハウリングで自分の歌声を乗せ、相殺する。
気絶したのか、調律が動く気配はない。
「大丈夫かい?」
ラキアがセイジに駆け寄ると、念のために、とキュア・テラIIを調律師に施す。
そして、ちらりとセイリューを見遣った。
「なあ、話し合う気はないか!?」
セイリューがラミアの説得を試みる。
しかし、その呼びかけに、ラミアは攻撃することで応えた。
『永久の誓いに懸けて』
ローランドのインスパイアスペルから、トランス状態へと突入したシーエが、最前列に立ち、シャイニングアローでラミアの攻撃を跳ね返す。
予測していなかったであろう自力の反射に、ラミアは声にならない悲鳴を上げた。
ラミアはシーエから距離を取る。さすがに二度目を安易に仕掛けては来ない。
だからと言って、おとなしくラミアの攻撃を待つつもりもない。ローランドがラミアの側面に回り込み、攻撃を仕掛ける。
調律師を早く盟羅達に渡し、外へ移動させなければ巻き込まれる可能性がある。そのための死角も同時に作った。
ラキアの側で倒れている調律師をK9が抱えて盟羅と共に部屋から連れ出す。
二人が部屋から出たことを確認して、シーエが溜息をついた。
「攻撃をしてこない知能はあるんですね」
ラミアと対峙する。
攻撃をしてこなければ、シャイニングアローは効果を発揮しない。
セイジがレイピアを構えた。
「アキ」
「『倒さない』んだろ? 分かってる」
セイリューの声に、セイジが頷く。
「上手くカウンターで気絶させられれば、どうにかなるだろ」
「でも、討伐してくれって依頼だったよね」
ローランドに、ロックリーンが応えれば、
「手加減はする、ってだけですよ」
とシーエが言葉を重ねる。
攻撃を控えるというのは、ただ討伐するだけよりも、大なり小なりで長期戦になる。
「善処すると言っただろ」
セイジが武器を構える。
一気に距離を詰めて、牽制の一撃を見舞う。
ロックリーンは窓際へ移動し、盾「輝く昼下がり」で差し込む光を反射させ、ラミアの目を眩ませる。
「このまま喉も焼いたりできるかな」
反射光をラミアの喉に当たるように位置を調整する。
「歌う楽しみを取り上げるのは、さすがに可哀想なんじゃ?」
ランスの言葉に首を傾げて、そうだね、とロックリーンは盾を下ろした。
その隙を狙ったように、ラミアは再度歌声を奏でるために口を開く。
「焼かないけど、歌わせないよ」
ロックリーンがラミアの口をめがけて石を投げる。
石の礫が打ち付ける感覚にラミアが憤り、興奮したのか、ロックリーンをめがけて爪を繰り出した。
「すべて撥ね返してあげますよ」
シーエが更に一歩前に出て、ラミアとの距離を詰める。
シャイニングアローで攻撃を跳ね返され、じりじりと追いつめている手応えはある。
このまま自滅を待つのが賢明だろうか。
セイリューが大刀「鍔鳴り」を握りしめる。
「セイリュー」
ラキアが声をかける。
「大丈夫だよ」
ラキアは、セイリューがどうしたいかを理解している。
討伐をしようとしているわけではない。致命傷を避けて攻撃すれば……。
そんなことを考えていた。
「……ああ」
きっと大丈夫だ。
今の状態なら、動きを止めることは難しくない。
「いい加減、この地味な痛さも煩わしくなってきましたね」
シーエがぽつりと小言を漏らす。
一歩、踏み出して、セイリューがラミアに斬りかかる。
「話し合いたいだけなんだよ」
限りなく手加減をした、傷を負わせるだけの一手を振るった。
条件反射の如く、ラミアが爪を鋭く振りかざす。
シーエがセイリューの前まで進み出ると、シャイニングアローを再度展開させ、その攻撃を受け止め、反射させる。
自らの攻撃を跳ね返され、ラミアはその攻撃の元に、悲鳴を上げて倒れると、その後は動かなくなった。
「……手当、してやってもいいかな」
話し合うことはできなかったが、凶暴化していなかったように思えた。
だから、と思ったのだが、
「こいつが害獣だったらどうするんだ?」
ローランドが問いかける。
「大丈夫、だと思う」
セイリューが答える。
「だと思う、で手当てするんですか?」
「そういわれると困るんだけど」
問い詰められて返答に困った。
「害獣なら、今度こそ歌えないように喉焼いちゃえばいいよ」
シムレスが盾をそっとちらつかせる。
「お前ら、あの吟遊詩人の呑気さが移ったんじゃないのか?」
「そうかもね」
ロックリーンとローランドのやり取りに、セイリューは少し安堵した。
●
日が傾きかけた頃、盟羅とK9が吟遊詩人を連れて戻ってきた。
依頼遂行の目処がつき、一同が屋敷から出てきたタイミングで、二人は吟遊詩人を呼びに出かけていた。
「相変わらず広場にいてるもんやから探すのも楽やったわ」
「根が生えてるんじゃないのか……」
吟遊詩人の人外説は、ローランドの中で払拭されてはいないようだ。
「どうもご迷惑をおかけしました」
吟遊詩人が、ウィンクルムに頭を下げた。
「俺はセイジの意外な一面が見れて得した気分だ」
「え?」
ランスの言葉に吟遊詩人は怪訝そうな顔をする。
「あ、いや、なんでもない」
「ランス、やめておけ」
セイジがランスを肘で小突く。
「それより、こんなことを言うのはどうかと思うけど、引っ越したほうがいいんじゃないか?」
シムレスが吟遊詩人を見遣り、そう提案する。
「さすがにここは危険だと思う。あんたは出かけてることの方が多いみたいだけど、調律師はそうじゃないんだろ」
調律師を大切にしていることは、依頼をしている時点で何となく分かった。
だが、それならばまず、このいわくつきの屋敷から移住をすべきだ。
今回はたまたま大きな被害も出なかったが、次も同じとは限らない。ウィンクルムも毎度どうにかできるわけでもない。
「そうですね……。考えてみることにします」
吟遊詩人が頷くと、
「せめて自宅の鍵くらいは持っておけよ」
とローランドが釘を刺す。
「ここにいたラミアの事なんだけど」
セイリューがその処遇についてを説明する。
「討伐は、してないんだ。野生の動物だから、むやみに傷つけていいものでもないと思って」
手当てをしたこと。
再度、説得を試みたこと。
そして、ラミアがたどたどしいながらも、言葉を操って会話に応じたことを話した。
吟遊詩人は、納得したように頷いた。
「無益な殺生を望んでいるわけではありませんので。ただ、討伐することしか、ぼくには手段として思い浮かばなかっただけです」
それ以外の方法があるのなら、まして穏便に解決できるなら、それに越したことはない。
「綺麗な音がしたから、遊びたかったんだってさ」
ロックリーンがラミアの侵入の経緯を伝えれば、
「僕は調律師がアンデッドで、仲間を誘ったもんやとばっかり思ってましたわ」
盟羅が茶化すようにそんなことを言う。
調律師に目を向ければ、あからさまに嫌そうな顔をしている。
「それより、せっかくだし一曲弾いてくれよ」
持ち出した竪琴をランスが吟遊詩人に渡す。
快く頷くと、ゆっくりと竪琴を爪弾いた。
「今回は、本当にありがとうございました」
依頼結果:成功
MVP:
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | 真崎 華凪 |
エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
男性用or女性用 | 男性のみ |
エピソードジャンル | 日常 |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | 普通 |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 5 / 2 ~ 5 |
報酬 | 通常 |
リリース日 | 03月06日 |
出発日 | 03月16日 00:00 |
予定納品日 | 03月26日 |
参加者
- アキ・セイジ(ヴェルトール・ランス)
- セイリュー・グラシア(ラキア・ジェイドバイン)
- ローランド・ホデア(シーエ・エヴァンジェリン)
- シムレス(ロックリーン)
- 蔡 盟羅(K9)
会議室
-
2016/03/15-23:52
プラン提出できてるぜ。
オレはハーピー戦では前列で戦闘、
ラミア戦ではシーエさんが敵を倒しきれなかった時に加勢な感じで。
ラキアはファストエイドでの回復(サンクチュアリだとネイチャーも回復しちゃうから)と、
キュア・テラⅡで調律師の瘴気の影響(あるなら)抜くって方向で。
うまくいきますように。
相談とか色々とお疲れさまでした。 -
2016/03/15-23:19
-
2016/03/15-23:16
やー、お気遣いすんません。
経路はたくさんある方が、そらぁよろしいな!
ほな窓とドア、逃げやすい方から逃げる感じにしといて
プラン提出かんりょーや!
ほな、みなさん、きばっていきまひょ! -
2016/03/15-22:48
>蔡さん
一般人は俺達より大分か弱いからな(こくり
入る時は窓からだけど、「遠ざけるときはランスが内側から玄関の扉をあける」ので、
玄関から外にでてくれればと思うよ。
内側からなら楽に出れると思うんだ。けど、静かにな。
でもって、魔物に気付かれたら戦闘不回避だから、警戒もな。
ちなみに、ランスの魔法は広範囲爆裂魔法《カナリア》や、小範囲熱線シャワー魔法《情熱》みたいなのは使わない。
普通の建物の中でそんなの使ったら天井が落ちるとか中で蒸し焼きになるとかで俺達も危ないからな(汗
てなわけで《恋心2》で主に対処予定だよ。
ってなわけで、プランは書けたよ。
上手く行くと良いな。 -
2016/03/15-22:34
あ、アキさんもそう思う?>調律師さんは保護したら安全な場所に遠ざけ~
ほな、僕そんなに戦力にもならんし、
調律師さんゲットしたら、外に一緒に逃げて、竪琴の番も兼ねて付き添いしときますわ。
代わりにケイくん置いとくわな!これは、まぁ、僕よりは役に立ちますやろう!
K9「好き勝手言うな。しかし承知した」
外で暴れられても、まぁなんとかなるやろ!
で、でも、できれば気絶状態の調律師さんを渡して欲しーなーーーと思いつつ、頑張りまっさ!
ロックリーンくん、メイン戦力はホラ、アキさんやらセイリューさんやらが
めっちゃ強いからなんとかしてくれはるって!
背後「確定ロールよくない。でも頼りにしてます」
センセイ、お願いしときます!
僕らは雑用しときまっさかい!(敬礼) -
2016/03/15-22:17
……あっと、見逃していて本当に申し訳ございません。
ロックリーンさんも同業だったのですね。
LBがこんなに集まるとは奇遇というかいやはや……。
サクリファイスがあるとはいえ、ファストエイドがあると心強いです。
瞬時に回復できますから。
プランは宝石用意と撹乱のぶんを書き足しました。
あと2時間弱ですが……なるべく最後までプラン触れるようにしておきますが、こまめに見に来れないかもしれません。
概ねこの内容で行かせていただきますね。 -
2016/03/15-22:13
流れ的には、発言14のであってると思ってた。それを念頭にうごいてみるよ。
うん。俺も、出来たら調律師さんは保護したら安全な場所に遠ざけてあげたほうが良いと思う。
一般人だと、巻き込まれたら死んでしまうかもだしね。
では、俺の背後はネオチ禁止で。頑張って書くように。 -
2016/03/15-20:42
ロックリーン:
>ローランドさん
レスありがとうございます
聞けて良かった
シーエさんは調律師の部屋の方でスキルですね
とすると、ハーピーの方のメイン戦力は今の所空席という所か
>調律師
そうですね、保護出来たら早々に外に出て貰えた方が安心です
僕の方でも少し保護についてプランに入れています
保護出来たら後ろに庇う行動なんですが、蔡さんに託すと加えておきます -
2016/03/15-20:30
僕もおおむねシムレスくんの言う通りなんやけども、
ラミア討伐前でも、調律師を気絶させられたら、外に出そうと目論んでるんや
巻き込まれ事故とか怖いやん?
なので、調律師保護の順番は、出来たらラミア討伐の前かなーと企み中やで
-
2016/03/15-18:57
相手はオーガじゃないから、そこまで恐れる必要はないとは思いつつも二手に別れると戦力不足として不利判定されたら嫌だなー(メタでごめんなさい)と思うので、ロックリーンの認識でいるよ
シーエのカウンター発動ならラミア戦で合ってる
分かりにくくてごめんな
ラミア討伐が目的なのは明記されていたから、ラミアメインで戦闘プラン作ったんだ(またメタでごめんなさい)
今は火力に不足なしだが、もし調律師が襲ってきてもカウンターでノックアウト出来たら儲けもんだと思うんで、変更なしでいかせてもらうな(回数打てりゃいいんだが、MP少ないもんで)
-
2016/03/15-16:37
ロックリーン:
連投失礼します
現在の流れ・方針確認なんですが
◆吟遊詩人の部屋の最短窓から侵入
・ハーピーと戦闘の可能性
・戦闘になればハーピー討伐
・竪琴ゲット
↓
◆調律師の部屋へ行く
・ラミアと戦闘、討伐
・調律師保護
これで合ってますでしょうか?
人も揃ったし二手に分かれて同時進行でも良い様に思いますが
ここがどうなっているのかよく分らなくてちょっとばかり焦ってます; -
2016/03/15-15:17
ロックリーン:
>ローランドさん
釣られてくれれば戦闘回避できるかもしれませんから(後で出てくるのかも?
文字数に余力があればお願いします>玩具の宝石
それと
シーエさんは吟遊詩人の部屋で行動するで合ってますでしょうか?
どっちも行かれるのかな?
吟遊詩人の部屋にいるなら[11]のシムさんの行動を変更した方がよさそうかなと
戦闘になった場合
ライトの視覚攪乱はしないで宝石ちらつかせてシーエさんに攻撃が向く様に
誘導しようかと思います -
2016/03/15-13:24
シムレスたちの行動、了解した
俺も玩具の宝石でも用意して投げようか?
シーエだが、まだMPが心もとなく、スキルの選択肢も狭い。カウンターでの攻撃のままでいこうと思う。
回復はラキアに任せた方が良さそうだと思うのだが、お任せしてよいだろうか?
進入だが、まずは現地で敵達に感づかれないように周囲を回って窓を確認、最短距離の窓から入る
というプランにしてある
解錠系の技能がないからなので、固執はしない -
2016/03/15-12:02
ロックリーン:
僕等の行動予定
────────────────────────────────
シムレス(サポート行動希望
竪琴の部屋で行動
ビー玉申請してハーピー釣って窓から放り追ってくれるの期待
釣られなかったらライトと手持ちの宝石でハーピーの気を引き攪乱と歌阻害試みる
ロックリーン(こっちもサポート
調律師の部屋で行動
非トランス
マイク杖で歌い歌声相殺試みる
反射率のいい盾装備なので窓際で反射による敵の視覚攪乱
────────────────────────────────
戦闘面の対応もプランに入れておこうと思いますが多分戦力にはならないので
お任せしたいと思っています
蔡さん歌の件レスありがとうございます! -
2016/03/15-08:12
やぁ、うれし。寝て起きたら満員御礼やん♪
皆さん初めまして~よろしゅー
ローランドさんも言うてるけど、攻撃面の心配は無くなったわ。
あと、ライフビショップ増えたさかい、こりゃー回復も心配せんでええんかな?
僕ら捨て身で行っちゃってええんかな!?(アカン
「頼んます、センセイ!」っちゅーやつやね!
シムレスくんの案は僕としては、特に反対する理由ないね。
プランBだ!やないけど、策は色々用意したほうがよろしいやろ。ほな、たのんます。
ケイくんが忍法霞で隠密しつつ竪琴ゲットなところは変えなくてよさ気やね。 -
2016/03/15-00:54
アキ・セイジだ。相棒はウイズのランス、よろしくな。
満員御礼になったようで心強い。
俺もまずは挨拶のみで失礼するよ。 -
2016/03/15-00:43
ギリギリ参加でゴメンヨ。
セイリュー・グラシアとライフビショップのラキアだ。
蔡さん達は初めまして、他の面々は今回もヨロシク!
大きく流れは決まっているようなので、その方向に合わせる予定。
とりあえず今回は挨拶のみで。
-
2016/03/15-00:37
ロックリーン:
滑り込み参加失礼します
気になってたので入ってしまいました
シムレスとライフビショップのロックリーンです
お初の方は初めまして
アキさんとセイリューさんは今回も
よろしくお願いします
魅了の対策なんですが…その良ければなんですが
こちらも歌を歌って相殺するのはどうかなって考えています
拡声器にもなるマイク杖を持っているので相手より大きな音で
歌を消せないかという…
みなさん耳栓付けるなら僕の歌もそう耳障りにはならないんじゃないかと(笑)
試してもいいでしょうか?
杖とレベルが合わないので戦力にはなりませんが…
ハーピーに関しては光るモノで釣って部屋の窓から放れば
拾いに行ってくれるかもしれません
その間に竪琴探すのもありかなと
相談まとまり掛けているところにすいません -
2016/03/15-00:31
ああ、埋まったか。これで火力に不足なしだな
後から来た者もよろしく頼む
蔡は早いなw
俺もとりあえずだが仮は出しておいた。
勿論人が増えてやりようもかわるだろうから、書き直すつもりだが -
2016/03/14-23:31
連投ごめんな。とりま仮プラン出しといたさかい。
竪琴はケイくんがスキル使って奪うってしてみた。
僕はその間の陽動をする感じで。注意をそらせばなんとかなるかなーって感じ。
良かったら、ローランドさんらも陽動手伝ってくれると嬉しいわぁ。
竪琴…隠されてないとええけど!!
プラン書きながら気づいたけど、スキル使うから、トランスせなあかんわ。
トランス長くは保たんから、ラミアと戦うときにはもうトランス切れてるかもしれん。
というわけで、調律師は僕らでなんとかするから、ラミア頼みますわ。 -
2016/03/14-22:57
……よろしく頼む。
戦闘に関しては、盟羅も俺も参加必須のようだな。微力だろうが、努力しよう。
とはいえ……無理だと思えば、退く判断も必要な気がしてきたな。
「できれば討伐をしてください」と依頼人は言っているが、目的としてもラミアの討伐しかないようだし。ハーピーは竪琴を奪ったら、即撤退もありだと思う。
侵入の順番について、こちらは異論なしだ。
-
2016/03/14-19:46
おや、早々に出発確定ですか。はじめまして、私はシーエ・エヴァンジェリン。ライフビショップです。
若…コホン、神人はローランド・ホデアと申します。よろしくお願い申し上げますね。
こちらも時間がないということなので、長文失礼いたします。
・戦闘
ライフビショップですので、あまり期待はなさらぬよう。
もしこの二組で出発なら、カウンタースキルをセットしていきますね。
耳栓についてはお願いします。助かります。
・敵
ネイチャーのラミア1、ハーピー2、調律師ですかね
攻撃が通らなきゃオーガということでその時にトランスすれば良いのではないかと。
調律師は魅了されているとはいえ、一般人でしょう。
そう苦戦はせずに捕縛出来ると思いますよ。
・進入
解錠スキルが無いので、窓を割るかドアを破るかしかありませんね。
手っ取り早いのは窓でしょうが、窓がどの部屋にもあるのか、が分からない。
現地調査の後で決めますか?
あと、どっちから始めます?
個人的には先に、ハーピー片付けて、外に竪琴を避難させておき、ラミア倒して調律師を救うのが良いのではないかと。
なぜって、竪琴は逃げませんからね。 -
2016/03/14-19:29
いやー、どうもおばんです~。お初にお目にかかりますは、蔡盟羅とシノビのK9ですわ。よろしゅうよろしゅう。
なんやしらん、時間あらへんさかいに、僕んところで考えてること、先に書いとくわな。
そもそも僕らレベル1の初陣やねん。出来ること言うたら、ちまちま殴るか、隠密移動くらいやね。トランスもぶっちゃけ、依頼開始から完遂まで継続出来そうもないわ。
幸い、こいつらオーガではなさ気やさかい?トランスせんでもええかなーって思いましたんやけど、どないやろ。
せやから本格的な戦闘は他の人にお任せして、
僕らは 竪琴奪うとか、調律師攫うとか、そういう感じで動けたらなーって思とるよ。
あ、耳栓よかったら僕のところでまとめて申請しようか?僕ら出来ること少ないしなー
ほな、他の皆さん来るまでのんびり待ってますわな。 -
2016/03/14-19:19