それまでは守り抜け(青ネコ マスター) 【難易度:普通】

プロローグ

 あなたが目を覚ました時、辺りは薄暗く、そして呻き声や泣き声が聞こえてきた。
「い、痛い……誰か……い、いた……ッ」
「……何? 何これ……ねぇ! 何があったの?!」
「ふえぇぇぇ!! ふえぇぇぇぇぇぇ!!」
 泣きながら訴えているのは何人いるのだろう。泣き叫んでいるのは子供なのか赤子なのか。
 あなたは手探りで体を起こすと、隣で同じように体を起こした者がいた。
 自分のパートナーの精霊だ。
 あなたは思い出す。自分達は買い物に来ていた。もしくはひやかしていた。もしくは間違って踏み入れた。どんな理由であれ、あなた達はレンガ造りの建物の中にいたのだ。
 そして、爆発音を聞いた。それを思い出した。
 建物は今、崩壊している。
 天井も壁も崩れ落ち、色入りな物が床に転がり、灯りは落ちたランプからの途切れがちなものと瓦礫の隙間から差し込む外のもの。
「大丈夫か?」
 あなたは尋ねると、返ってきたのは辛そうな、悔しそうな、苛立たしげな、泣きそうな、そんなパートナーの声。
「駄目だな、動けない」
 その内容に驚き、あなたはパートナーの体に触れて確認する。
「怪我して……ッ!」
 薄暗いこの場所では何処をどれだけ怪我しているのかは分からない。意識ははっきりしているようだし今すぐにどうこうという事は無いだろうが、それでも荒く乱れた息から正常な状態ではないことが分かる。苦痛に縛られていることが分かる。
 そしてそれは、自分のパートナーの精霊だけではなく、同じように建物の崩壊に巻き込まれた一般人もだということも、分かる。
『……聞こえるか、愚かな者どもよ』
 あなたが現状を把握したのを図ったように、外から声が響いてきた。
『この崩落は天罰だ! 私を馬鹿にするからだ! じきにオーガ様がいらっしゃってお前達を苦しみから解放してくれるだろう! 私に感謝するんだな!』
 狂気が滲み出た声に「わ、私が……!」と一人の男が血の流れる腕を抑えながら震える声をあげた。
「私が、マントゥール教団員の方の、入場を、きょ、拒否したから……? こ、これは、私のせいで……っ?!」
 どうやらマントゥール教団員の逆恨みでこの状況になったようだ。
『せいぜい泣きながら救いの時を待つがいい!!』
 外からの声にかぶさるように、恐ろしい咆哮が聞こえ、そして瓦礫となった壁を削るような、揺するような音が聞こえ始めた。
 外から、何かが迫っている。
 恐らくは、オーガ。
「助けて! 誰か来て!!」
「いやだ、いやだぁぁぁぁぁ!!」
 呻き声、泣き声、それに恐慌する声が混ざる。
「だ、大丈夫です! こうなる前にA.R.O.A.には連絡しましたので! すぐに、すぐにウィンクルムの方がいらっしゃる筈です!! 皆さん落ち着いてください!」
 先程、震える声で呟いていた男が皆を落ち着かせるように声を張り上げる。それでも一度パニックに陥った人達は聞き入れない。
「ウィンクルムが来る前に先にオーガが来たらどうするのよ?!」
「もう来てるだろ?! これ、オーガが壁崩してるだろ?!」
「ねぇ、そんなことより子供が怪我をしてるの! ねぇ! 誰か助けてよ!!」
「そんなことって何だよ!! 俺だってまだ死にたくねぇよ!!」
「ママぁ! ママぁ!!」
 薄暗く閉じ込められた狭い空間は混乱に満ちている。
 外からの力にこの崩れかけた建物は堪えられるのか。
 隣には怪我をして動けない精霊。
 ウィンクルムとして、一人の人間として、あなたはどう動くのか。
 救助は必ず来る。だから、それまでは―――。

解説

●目的と成功条件
自分達と一般人の保護と処置

●状況
・崩壊した建物の中に閉じ込められている
・閉じ込められている空間の高さは成人男性がギリギリ立てるくらい、広さは24畳くらい
・建物は小規模なイベントホール、芸術雑貨展示即売会が行われていたので、崩壊に合わせて色々な物が壊れたり転がったりした
・精霊は支えられてようやく立てる位の怪我を負っているが、意識ははっきりしている(どんな怪我かこだわりがある場合はプランに書いてください)
・神人は無傷か掠り傷か軽い打撲程度の軽傷で、問題なく動ける(無傷か軽傷かこだわりがある場合はプランに書いてください)
・一般人は20名ほどで、内10名(大人8名、子供2名)は精霊と同じ位の怪我、5名(全員大人)は神人と同じ位の軽傷で、全員呻いていたり泣き叫んでいたりと混乱している
・外からオーガらしき何かが入ってこようと壁を動かしているか削っている
 いつ到達するかわからないし、建物がさらに崩壊するかはわからない

●救助
・責任者が入場を拒否した際に念の為とA.R.O.A.に連絡をしていたので、暫くするとウィンクルム達が到着して外のオーガとかを退治する
・それと同時に警察や救助隊が来るので、マントゥール教団員は逮捕され、安全に脱出路を確保して脱出でき、ちゃんとした治療も受けられる

●その他
・ちゃんと治療してもらうので怪我してるのはこのエピだけ


ゲームマスターより

簡単に言ってしまえば「助けが来るまで耐えてね!!」です。
救出されるまで皆さん無事に持ちこたえてください。

リザルトノベル

◆アクション・プラン

セラフィム・ロイス(火山 タイガ)

  僕は平気。っタイガこそ怪我して!僕のせいだ庇ったから
そうだサクリファスで

でも
(皆を守らないと。動揺してるタイガは気がかりだけど)
トランス)…らしくないよ
いつもタイガは励ましてくれた。今度は僕らが励ます番だ

スキル【医療、礼法、メンタルヘルス】
マグナライトで明り
重傷者の手をかし励ましつつ移動、応急処置を一般人優先で精霊は後
インカムで外の仲間に状況を連絡、所持してた水や食料を分け着いてもらう
  
■『オ・トーリ・デコイ』
説明「仲間がくるまでの時間稼ぎに使います。重傷者がいる分、無理はできないので」
放つ所は、隙間から別空間へ固い物がある所に投げ
効果を生かすために、物音を立てない、挑発に乗らない、小声で励ます


天原 秋乃(イチカ・ククル)
  怪我はかすり傷

イチカが心配だけど、巻き込まれた一般人も心配
こんな状況じゃ不安でパニックになるのが当たり前だよな
少しでも不安を取り除けるように、みんなに声をかけていく

トランスして、ウィンクルムだということを信じてもらう
仮にオーガが入ってきたらサクリファイス使用。多少無茶をしても一般人の命優先で戦闘

◆子どもへの対処
怖くて当然なんだから「泣くな」とは言わない
とはいえ、子どもの泣き声で不安になる大人もいるはずだから少しでも落ち着いていたい
泣き声が外に漏れないように優しく抱きしめて声をかける
「俺たちがいるから、大丈夫だよ。キミも、キミのお母さんもきっと守るから」
自分にも言い聞かせるように……きっと大丈夫


エルド・Y・ルーク(ディナス・フォーシス)
  瓦礫が崩れている所から
一番離れた安全そうな奥へ誘導します
ウィンクルムである事を明かしますが、ジョブは伏せてトランス状態
怪我をしていないのに混乱を起こしていらっしゃる方が5名程…

その方々への説得を
(フェイク使用)
「怪我をしている人と混乱している方が減れば
状況が整い外部からより強いウィンクルが増援に来るのが早くなるのも、この齢を経て経験済みです
その為にも、大きな怪我をしていないあなた方の助力が必要不可欠
男性なら怪我人の運搬誘導を、女性ならば優しいお声掛けを、お子さんなら同年の子の励ましを
それに限らず皆様にできる事を、どうかお願い出来ませんか?」

人集合後は、皆さんを庇う様に背中を見せて護る姿勢を強調


月岡 尊(アルフレド=リィン)
  「悪かったな」
アルへの言葉は端的に
そこに込められた意味には…応えてみせるさ

一般人の気が此方へと向いたなら
「外の連中の目論見通りにはさせない」と
素性を明かし、トランス

マグナライト使用
・音のする方より奥
・天井が高い…頑丈な柱近く…等、崩壊を免れている
・回復の為に身を寄せられるだけのスペースがある
等の条件に当て嵌まる、又は他の仲間が発見した安全な箇所へと避難を促す
まだ瓦礫の下に人がいる様であれば、周囲の残骸なども使い救出
重傷者は肩を貸すなどして誘導する

アルへも必要あらば手を貸し
「逆なら良かったんだろうがな」
力仕事ならお前の方が得意だろ
…って、何故叩く

万一オーガが到来してしまった場合
サクリファイス使用


暁 千尋(ジルヴェール・シフォン)
  辛いのに無理に笑う必要はないと思いますが……気持ちは理解できます
こんな状況だからこそ、僕たちは冷静に対処しなければ
きっと皆無事に帰れます
その為に、今はやれることをやりましょう

マグナライトで灯り確保
トランスしウィンクルムを名乗った後、怪我人の応急手当へ(一般人>仲間
医学2とメンタルヘルス2使用

専門ではありませんが、あとで救助隊にスムーズに引き継げるよう
各人の症状等を簡単にメモしておく
一般人には「大丈夫ですよ」「きっと助かります」「頑張りましょう」など、
励ましの言葉をかけながら処置します
その際、飲み水や使える布、当て木になりそうな物がないか確認
無傷や軽傷の方で、手伝ってくれる方がいればお願いします


■自分達の決断
 爆音と共に天井が崩れ落ちる。その瞬間が『火山 タイガ』にはスローモーションのように見えた。
 落ちてくる天井。崩れる壁。レンガ。
 ―土砂崩れ。家ごと飲み込まれ。そして、母さんが。
 現実に過去が重なる。家族を亡くしたその瞬間を、衝撃を、焦りを、恐怖を、全てを一瞬にして思い出して、過去と現実が混ざる。聞こえてくる悲鳴は何だ。周りの人間のもの? 違う、家族の、大切な家族の。違う。今のこの悲鳴は。
『母さん!』
 あの時は、母を呼んだけれど、今は。
「セラ!」
 パートナーであり恋人である『セラフィム・ロイス』の名を叫び、タイガは降り注ぐレンガからセラフィムを庇った。

 崩壊する音はやんだ。外からのひどい宣言も聞いた。そして、外から迫る何かを削る音を聞いて、誰かが「助けて! 誰か来て!!」と叫んだところで、タイガは腕の中に抱え込んでいたセラフィムの無事を確認する。
「怪我は!? 痛いとこねぇか!」
「僕は平気」
 まだ呆然とした様子のセラフィムは、それでもコクコクと頷きながら答える。
「よかった」
 大きく息を吐き出しながらタイガはセラフィムの肩に自分の頭を預ける。
 安心をした。それはセラフィムに怪我が無かった事と、置いていかれなかった事について。死が二人を別つ事が無かった、その事実にタイガは安心した。
 そんな安心しているタイガの背中を見て、セラフィムはギョッとする。
「っタイガこそ怪我して!」
 タイガの背中には、大きな裂傷があった。とても動けるような怪我ではなかった。
「僕のせいだ庇ったから」
「……セラさえ無事ならいい」
 青褪めるセラフィムにタイガは小さく首を横に振る。それはタイガの本心だった。けれどそう言われてセラフィムが納得できるわけもなく。
 セラフィムは考えて、そして思い出す。
「そうだサクリファスで」
 互いが受けた怪我を分け合う、神人のスキル。今使えばタイガの怪我を分け合う形となるだろう。そうすればタイガの痛みも減る筈だ。
「やめろ!」
 思いついた案を、しかしタイガが切り捨てた。
「いらねぇ」
(傷を負わせたくねぇ、負うのは俺だけで……)
 セラフィムには苦痛も負担も必要ない。与えたくない。そういうものはすべて自分が引き受ければいい。そう思っているからこその決断。
「でも」
「動けてなんになる!」
 叫んでタイガはセラフィムに叫ぶ。
 瓦礫は散らばって危険だし、狭く不安定な支えの空間だ。もしも、万が一、外からオーガが入り込んだとして、まともに戦えなるわけがないのだ。
(それがわかっているのに、動けたって……!)
 どうしようもないのだ。――だって母さんを救えなかった。
 自分の力では叶わない事だってあるのだ。―――かつての家は土砂に飲み込まれた。
 セラフィムが無事だった。置いてかれなかった。それ以上なんて、望める筈もないのだ。


「ツキオカさん。待ち合わせ場所、センス悪すぎ」
 右側の腿をざっくりと切ってしまった『アルフレド=リィン』は、痛みを堪えて小さく笑いながら軽口を叩く。
「悪かったな」
 言われた『月岡 尊』は端的に返す。
 痛みに耐えて笑い、軽口を叩いて、普段と同じように装って。
 わかっているのだ。この何気ない軽口に込められた意味など。
(……応えてみせるさ)
 現状を、どうにかしなければ。その為には今はアルフレドの心配だけをしていては駄目だ。普段通りに。いつも通りに。そう、これは任務だ。巻き込まれはしたものの、オーガ被害を未然に防ぐという任務なのだ。
 尊は騒ぐ辺りを見回しながら頭を働かせ始める。
 ウィンクルムとして、任務にあたるために。


 右足が瓦礫に挟まれていた。
 急いでどかしてみれば、そこには明らかに折れているとわかる『ジルヴェール・シフォン』の右足があった。
「チヒロちゃんが無事で良かったわ」
 一瞬言葉が出なかった『暁 千尋』に、ジルヴェールは言う。
「ワタシはまぁ……命ある事に感謝しましょうか」
 苦笑するジルヴェールの額に脂汗が浮かぶ。痛いのだ。当然だ。それなのに。
「辛いのに無理に笑う必要はないと思いますが……」
 こんな時にまで気を張る理由とは何なのか。そう問えば、ジルヴェールは苦笑のまま周囲を見渡す。つられて千尋も見れば、混乱を極めた一般市民たちがいた。
「ワタシ達が不安な顔をすれば、それが伝わってしまうわ。だから苦しい時ほど笑わなくちゃ」
 偶然居合わせたとはいえ、恐らくこの場で市民を落ち着かせる事が出来るのは、自分達ウィンクルムだろう。
「気持ちは理解できます」
(こんな状況だからこそ、僕たちは冷静に対処しなければ)
 千尋は自分に言い聞かせて考え出す。動き出す。
「きっと皆無事に帰れます。その為に、今はやれることをやりましょう」
 そう言って、ジルヴェールの苦笑を微笑みへと変えた。


(こんなところに閉じ込められて、しかも怪我までして……)
 額から流れてくる血を拭い出血量を確認すると同時に、『イチカ・ククル』は頭がぐらりと揺れたのを感じた。それは出血による貧血か、それとも頭を強く打ったことによる影響か。どちらにせよ、まともに動けない。
(ここで終わる命ならそれはそれで仕方ないのかなあ)
 本来なら恐怖や焦燥があるのだろう。けれど、イチカはどこか冷めた気持ちを持っていた。
「大丈夫か?」
 そんなイチカに声をかけたのは『天原 秋乃』だ。イチカとは違い、頬のあたりにかすり傷があるだけで、問題なく動けそうだ。
「大丈夫だよ」
 イチカはいつも通り、へらりと笑って返事をする。
 その様を、言葉を、完全に信じきることは出来ない。いかな騙す事を得意としているイチカでも、今まさに血を流し動けなくなっているのだから当然だ。
 それでも、そう返せるだけの余裕はあるという事だろう。そういう意味では秋乃は少し安堵する。
「こんな状況じゃ不安でパニックになるのが当たり前だよな」
 秋乃は恐慌状態に陥っている周囲を見渡す。パートナーであるイチカも心配だが、巻き込まれてしまった一般市民も心配だ。
「……あーきのん」
 何かを察したようなイチカの呼びかけに「あきのんって呼ぶな」とはねのけながら、それでも目を合わせ、二人で頷きあう。
「みんなに声をかけてくる」
「いってらっしゃい」
 少しでも不安を取り除けるように、この状況を打破する為に。
 イチカとて冷めた気持ちを抱えていても、別に他の人を不安にさせたいわけではないのだ。
 イチカはもう一度血を拭い、安心させる為に、いつものように笑顔を作る。
 血さえ見せなければ、相手が秋乃でなければ、例え動けなくとも周囲全部を騙しきるなんて、イチカには容易い事だった。


 ちらちらと、知った顔や見慣れた紋様を持った者が目に入る。混乱の最中においても、彼らは比較的落ち着いているように見えた。
(何とか打開出来そうですね)
『エルド・Y・ルーク』はそう考え、自分の精霊である『ディナス・フォーシス』の体を支え直した。
 ディナスは身じろぎするだけで苦しそうだ。恐らく肋骨にひびが入ったのだろう。
 エルドには精霊を痛ましげに見て、けれどこの場すべてを収める為に一つの頼みごとを口にする。
「一つ、頼まれてくれませんか」
 自然と苦しげで辛そうな表情となったディナスは、ディナスにだけ聞こえる大きさで告げる。
「トランスして、サンクチュアリを使ってもらいたいのです」
「……それは、こちらとしてもありがたいですね」
 ライフビショップのスキルであるサンクチュアリはじわじわとだが傷を治す。怪我を負ったディナスにとっては断る事もない。
 だが、エルドの話には続きがあった。
「一般の方も出来るだけ治して欲しいのですが……」
「まぁこの状況なら、そうせざるを得ないでしょうね」
「スキルを使う時、怪我なんてしてないように神官か何かのように振る舞って、そう、演技がかった様子でやってもらえませんか?」
 申し出に、ディナスは目を丸くする。
 つまり、パフォーマンスだ。ウィンクルムの力を見せつけ、安心感を与えようというのだ。
「大分無茶です」
 今の時点でエルドに支えてもらっているのだ。何事も無いように振る舞うには胸の痛みが強すぎる。
 それでも。
「次の酒代は……奢りですよ。ミスター」
 それでもディナスは薄く笑って答える。返ってきた軽口に、エルドは苦笑する。
「無事に出られたら、幾らでも」
 他愛のない願いで、他愛のない約束だ。そういう事にしようと、ディナスが方向付けた。
(だから……そんな顔をしなくても、大丈夫ですから)
 無理を強いているなど、思わなくていいのだから。


■ただ、出来ることを
 セラフィムにしがみついていたタイガだったが、次第に落ち着いて来れば混乱している周囲の声が気になってくる。
「辛ぇよな……」
 盗み見るように周囲を見て、ポツリ、自然とその言葉が出た。その言葉を聞いて、セラフィムは決心する。
(皆を守らないと。動揺してるタイガは気がかりだけど)
 動揺していても、タイガは周囲の痛みを考える。感じる。力になろうと寄り添う。それが『火山 タイガ』という存在だ。
 それなら、自分は。


 一人で歩けないアルフレドに肩を貸し、尊はゆっくりと混乱の中を歩く。
「逆なら良かったんだろうがな」
 力仕事ならお前の方が得意だろ、と思わず漏れた声は本音だったが、それに対して横から子供を嗜めるような弱いチョップが頭に降ってきた。
「……って、何故叩く」
「任務優先なアンタらしいケド」
 アルフレドは大げさに溜息をついてから、少し真面目な声を出す。
「こんな怪我されてたまるか」
 尊はアルフレドの横顔をじっと見てから、特に何も返さずにまた前を向く。
 目的地は、人々の中心。
 そこではこの場所の責任者が何人かの人に詰め寄られていた。
「お医者さんとかはいないんですか?! 準備してないの?!」
「お前のせいだ! お前がマントゥール教団の奴を追い出したから!!」
 怪我人を助けたい者、恐怖に煽られている者、そんな者達が責任者を取り囲み責め立てている。
「お、落ち着いてください、A.R.O.A.には連絡していますので、じきにウィンクルムが……」
「来なかったらどうすんだよ!!」
 責任者の声は届かない。恐怖、圧迫、痛み、暗さ、音、そういったものが全て人を狂わせる。
 まずは、その混乱を鎮めるべく、尊とアルフレドはやってきた。
「ウィンクルムなら此処にも居る!」
 アルフレドが叫ぶ。
 薄暗い空間が、瞬間静寂に包まれる。誰もが尊とアルフレドに注目する。
「A.R.O.A.からの増援が来るまで、ここは俺達が守る。外の連中の目論見通りにはさせない」
 尊は素性をあらわす手の甲の紋様を掲げながら言い、そしてそのままトランスをする。
 オーラに包まれる二人を見て、人々は希望を見出したのか、先程までの喧騒とは違うさざめきが広がる。
 しかし、完全に落ち着いたわけではない。
「で、でも、二人だけで何が出来るんだよ?!」
「しかもあんた、怪我してるじゃないか!」
 不安は消えない。そんな叫びに、尊たちではない者が答える。
「二人ではありません」
 言ったのは、エルド。その隣にはディナス。
 並び立っていたのは千尋と、支えられながらのジルヴェール。
 そして少し離れたところで立っていたのは秋乃。イチカは座ったまま、けれど微笑んで紋様の手を掲げる。
 それぞれ尊達に続くようにトランスしていき、それぞれのオーラを身にまとう。
「ウィンクルムだ……!」
 人々の口から安堵のような感嘆のような息が漏れる。
「助けが来るまで持ち堪えてみせるさ」
 もはや痛みよりも熱の塊のように感じる自身の足を無理矢理無視し、アルフレドは気丈に言う。
「だから落ち着いて、話を聞いてくれ。な?」
 その一連を見ていたセラフィムも立ち上がろうとすると、タイガが縋りついた。その口が『離れないでくれ』と紡ごうとしていた。
 セラフィムは困った顔でトランスをする。
「……らしくないよ」
 オーラを揺らめかせてセラフィムは言う。立ち上がる。
「いつもタイガは励ましてくれた。今度は僕らが励ます番だ」
 それに対してタイガはきゅっと口を閉じ、そして一度目を閉じてから強く頷いた。


 集まったウィンクルムに人々は落ち着いたかに見えたが、別の感情が急速に広がった。
「ウィンクルム……ッなぁ! 助けてくれよ! 早く!!」
「子供を! 子供だけは先に! お願い!!」
「オーガ倒して! ねぇ! ねぇってば!!」
 一刻も早く助かりたい。その想いが人々を別の混乱に落とす。特に今ウィンクルムに迫ってきている五人は特に怪我もないらしく、掴んでくる力も声も強い。
 その五人の説得を買って出たのはエルドとイチカ。
「落ち着いて下さい。怪我をしている人と混乱している方が減れば、状況が整い外部からより強いウィンクルが増援に来るのが早くなるのも、この齢を経て経験済みです」
 言い出したエルドは、実際にはウィンクルムとして活動し出した暦は浅い。このような内容の任務を沢山経験したというわけでもない。
 だが、ウィンクルムになる前。小規模とはいえマフィアファミリーを束ねていた経験が、積み重ねてきたスキルが、言葉に説得力を持たせる。まるで真実を語っているかのように人々を欺いていく。
「その為にも、大きな怪我をしていないあなた方の助力が必要不可欠。男性は怪我人の運搬誘導を、女性は優しいお声掛けを、お子さんなら同年の子の励ましを、それに限らず皆様にできる事を、どうかお願い出来ませんか?」
 人々が戸惑いながらも落ち着き始めると、そこにイチカも加わる。
「避難誘導とか手伝ってもらいたいなぁ。大丈夫だよ、もしもオーガが入ってきた時は、僕らに構わず逃げていいよ。だけど、今だけは協力してくれないかな?」
 ぐらつく頭をさりげなく押さえながら、気付かれないように秋乃を支えにしながら、やはりいつもの笑顔で言う。そうしてこんな事態は大した事ないのだと、駄目押しのように全員を綺麗に騙した。いや、納得させた。


 外からの音がする方向より奥へ、少しでも天井が高く、頑丈な柱の近くを尊は探す。途中、瓦礫の下に人に人がいないか確認もしながら。
(サンクチュアリを使うと言ってたな……)
 少しでも安全な、崩壊を免れている場所へ人々を避難させ、そこで回復を試みる予定なのだ。
「こっちだ!」
 尊はマグナライトを振って尊が他のウィンクルムに知らせる。
「あそこへ動ける方はご自分で、無理な方は言って下さい。手伝います」
 エルドが声をあげれば、先程納得した五人も動き出し協力する。
 その様子を見ていたジルヴェールが、千尋に声をかける。
「ワタシをあっちへ連れて行ってもらえる?」
 微笑みながらジルヴェールが指差す方向は、誘導先とは反対。外からの音が迫る場所。
 ジルヴェールは微笑んだまま。先程よりも脂汗がひどい。顔色も悪くなっている。
 それでも、行くのだと。万が一の時は任せろと。
 その意思表示に千尋は戸惑いを押し殺し「分かりました」と答えジルヴェールを連れて行く。
 途中、まだ落ち着ききっていない人に、怪我やショックで動けない人に、ジルヴェールは微笑みを崩さず声をかける。
「外の様子が分からない以上、中から無理に脱出しようとすれば、きっと瓦礫も崩れるし、より危険だわ。あっちへ避難して。幸いオーガもすぐには来られない様子……今は助けが来ると信じて耐えましょう」
 人々は従っていく。混乱を鎮めていく。
「万一の時は、命を賭けてお守りするわ。心強い味方がこんなにいるんだもの、きっと大丈夫よ」


 集まってきた人々の中心へ、神人に支えてもらいながらディナスは辿り着く。
 エルドの支え方が上手かったのか、まるで自分で立っているように見せる事が出来た。
(『子供好き』なのは幸いしたな)
 アルフレドは泣きじゃくる子供達の気を上手く逸らしながら、怪我の様子を見る。
「うでいたいよぉ」
「大丈夫、兄ちゃんの友達が治してくれるからな」
 重傷の子供を抱えてディナスの近くへ寄れば、それに気付いたディナスも辺りに告げる。
「傷が重い人と子供を中心に、軽傷の方も出来るだけ寄ってください」
 喋るどころか息を吸うにも痛みが走る。けれどそれを誤魔化して、極力穏やかに。それはエルドの狙い通り、確かに人を注目させ安心させるものだった。
 誘導を終えたエルドとイチカは、集まった人々に背を向け、ジルヴェールがいる方、オーガがくるかもしれない方を注視する。
「壁の崩壊にも気をはってないとかな。周囲の音をよく聴いていよう」
「そうですね」
 イチカの意見にエルドも頷き、更に周囲にも警戒する。
 背後で、ディナスの声が聞こえる。
 座り込み、マジックブック『コロポックルの書』を高く掲げ、恭しく告げる。
「魔の手から女神が癒す光をここに」
 同時にサンクチュアリIが発動する。半球のエナジーフィールドが生まれる。
 光の半球の中にいる人達は、今まで経験したことのない感覚にざわめく。じわじわと傷が癒されていく。
「何、これ……!」
「い、いいの? 大丈夫なの、これ?」
 味わった事のない感覚に興奮と不安を綯い交ぜした声をあげる人に、ディナスは微笑む。
「大丈夫です。護りは常にウィンクルムと共にあります」


「僕も応急処置をします」
「お願いします」
 ジルヴェールを危険な場所へと置いてきた千尋は、サンクチュアリⅠからはみ出ている、もしくはサンクチュアリⅠでも追いつかないほどの怪我人の応急処置をしていたセラフィムと合流する。
 二人ともマグナライトを持っていた事が幸いした。はっきりとした明かりで怪我の様子を確認することが出来れば、よりよい治療も出来る。持っている知識を総動員させて手当てをする。
「大丈夫ですよ、きっと助かります」
「もうちょっと我慢してくださいね」
「頑張りましょう」
 二人は怪我人に声をかけながら、話し掛けながら治療をしていく。
 千尋はさらにじきに来る救助隊に問題なく引き継げるよう、それぞれの症状を簡単にメモもしていく。
「あの、私達も手伝います」
 たった今、応急処置をした人が、千尋とセラフィムに申し出る。
「……ッはい、お願いします!」
 外で何が起こっているかわからない。けれど、中の様子は確実に変わっていた。


 治療を待つ人、その必要はなくとも怯えた人々には、秋乃とタイガとアルフレドが声をかけていた。
「ガラス気をつけろ。衣服や物で頭や足を守って暖をとって消耗抑えるんだ」
 動き出したセラフィムを、ウィンクルム達を見て自分を取り戻したタイガは、動けないまま人々にアドバイスをする。
(こんな瓦礫とかの中じゃサバイバルの知識は役に立たねぇな)
 出来る事が限られてしまった自分に落ち込みながらも、タイガは声をかけ続ける。人々を安心させる為に。
「ママ大丈夫? 本当に大丈夫?」
 不安そうに泣く子供を、秋乃は優しく抱きしめる。
 大人も混乱するようなこの状況で、子供に「泣くな」とは言わない。言えない。怖くて当たり前なのだから。
 けれど事態は好転している。自分達が好転させている。
 だから少しでも落ち着いていたい。落ち着かせたい。子供の泣き声から不安を広げさせない為にも。そして、子ども自身の心を守る為にも。
「俺たちがいるから、大丈夫だよ。キミも、キミのお母さんもきっと守るから」
 それは自分にも言い聞かせるようだった。きっと大丈夫だと。
 不意に、ドガッ! と大きな音が外で鳴った。人々は悲鳴を上げ取り乱す。
「惑わされんな。俺らが守る」
 ピシッと言ったタイガは、人々が自分の方を見ると、あえて和ませるように笑う。
「戻ったら食いたいもんでも考えとけよ」


■外へ
(崩れる……!)
 ジルヴェールは目の前の瓦礫のような壁が崩れていくのを見て『祝福の桜』を握り締め詠唱を開始する。
 オーガが来たら、何としてでも倒す。
 そう思っていたウィンクルム達の前に、崩れた壁から現れたのは。
「お待たせしました! 皆さん無事ですか?!」
 仲間であるA.R.O.A.の職員と、オーガを倒したらしいウィンクルム達。それに救助隊の人々。
 中にいたウィンクルム達の力が一気に抜けるのと、人々の歓声が上がるのは同時だった。



依頼結果:成功
MVP
名前:エルド・Y・ルーク
呼び名:ミスター/エルド
  名前:ディナス・フォーシス
呼び名:ディナス

 

名前:暁 千尋
呼び名:チヒロちゃん
  名前:ジルヴェール・シフォン
呼び名:先生

 

メモリアルピンナップ


エピソード情報

マスター 青ネコ
エピソードの種類 アドベンチャーエピソード
男性用or女性用 男性のみ
エピソードジャンル 恐怖
エピソードタイプ ショート
エピソードモード ノーマル
シンパシー 使用不可
難易度 普通
参加費 1,000ハートコイン
参加人数 5 / 2 ~ 5
報酬 通常
リリース日 01月20日
出発日 01月28日 00:00
予定納品日 02月07日

参加者

会議室

  • [24]セラフィム・ロイス

    2016/01/27-23:56 

    最終調整も何とかした。タイガの一般人への気遣いも書いたしこれでいいはず
    もう出発だね。今までの会議室の発言を見たところ抜けているところもないし
    フォローしあえていると思うけど。上手くいってますように

    >皆のプラン
    思った以上にフォローしてくれて助かってる
    僕も役立てるといいんだけど

    >サクリファイス
    ガイド見て最初に思いついたのがコレだったので少し意外だった
    今回のもしも時や今後の選択肢になるのなら、言ったかいあったかな

  • [23]エルド・Y・ルーク

    2016/01/27-23:22 

    こちらも、何とかプランに押し込む事に成功しましたよ。
    噂に聞き、更に味わうギルティ、モ=ジスウの強さは、相も変わらず如何ともしがたいものを感じますねぇ。
    以降も、もう少し何とかならないかを思案いたしますが、提出はこれで適えばと思っているところです。

    行動の穴や、こちらの不明瞭なところへのお言葉など、
    一足早いかも知れませんが、この度は、皆さんのお陰でプランを纏める事ができました。
    改めまして、心より感謝を申し上げますよ(皆様へ深く一礼し)

  • [22]暁 千尋

    2016/01/27-22:00 

    遅くなりました。

    >トランス
    確かにその方が説得力ありますね。
    僕達も行っておくようにします。
    サクリファイスまでは文字数の関係で手が回らないので、僕等は断念すると思います。

    >プラン
    僕は、怪我人(仲間含む)の応急手当をメインに。
    布や水など、使えそうな物がないか探してみるよう簡単には記載しています。
    手当の際には一般人へ励ましの言葉をかけるようにしてあります。

    先生は一般人への声掛けとオーガへの対応になります。

    あと数時間ですね。
    無事に帰れるよう、頑張りましょう。

  • [21]月岡 尊

    2016/01/27-21:26 

    >トランス
    天原の言葉を聞いて、なるほど言葉より説得力がありそうだと思ったので、
    俺もトランスは行っておこうと思う。

    >サクリファイス
    セラフィムは情報提供感謝。なるほど、失念していた。
    こちらも、俺も天原に同じかな。対オーガなどの必要に迫られた場合のみ使用、用意だけはしておこうと思っている。

    >行動予定
    俺の方は、
    ・避難のための場所選定
    ・動けない者の救出
    ・避難誘導

    アルの方は、
    ・一般人の沈静化、会話
    ・オーガの方が早かった場合の対応

    で、ほぼほぼ占められている感じだな。
    この時間なんだが、まだ詰めてる最中なんで、もし何か不足等あらばギリギリまで対応可能だと思う。

  • [20]セラフィム・ロイス

    2016/01/27-21:07 

    皆おつかれさま。文字数との戦い進んでる?エルド達は特にやる事多いもんね・・・
    僕は暫定で一文が多いけどプランは提出したよ。これで一先ず大丈夫だ

    >トランス
    わかった。光源はほしいし説得力もでるからよいと思うよ

    >敵からの刺激
    後押しをもらえて思いついてよかった(安堵
    『オ・トーリ・デコイ』こみで書いてるから安心してくれ

    ・・・代わりに一般への声かけがまったくないけど・・・・
    精霊へ言いたい事は入れたいし。全てフォローできないのが辛いな
    皆にがんばってほしい


    >応急処置
    こちら「やる」とは書いてるんだが、一文なんだ。
    詳しい事や方法、声かけがあるなら千尋の方でフォローしてくれると助かるよ
    「布を縛ってどうこう~」とか調達方とか、もし書くつもりだったら情景が広がると思うし

    あ、これは都合がよかったらで構わない。こちらでも調整してみる

  • [19]エルド・Y・ルーク

    2016/01/27-17:02 

    そうですねぇ、現状時点ではこちらを記載しています。
    神人
    ・ウィンクルムを名乗る、ジョブは明かさない
    ・トランス
    ・一番安全そうな奥に誘導(ざっくりしているのは、文字数と誘導メインの方の詳細プランを優先してもらう意図)
    ・フェイク使用宣言と「(台詞)」
    ・人集合後は、皆さんを庇う様に背中を見せて護る姿勢を強調

    精霊
    ・集まった人の中央に移動
    ・重傷人、子供を優先に、軽傷の人も出来るだけ寄って欲しいと指示
    ・神人が離れる代わりに座り込んだ分、杖を掲げてのサンクチュアリI使用
    ・動けない人を中心に、軽傷の人は1回での交代を促す
     →合間と、上記で不安に思う人への声掛け

    サクリファイス不使用

    現状、以上の事を考えていますよ。
    ……ふむ、考えている…と申しますよりは、困った事に、これでプランは一杯という状態です。
    特に神人側へは何かを追加する場合は、行動自体のいずれかを削除する事になると思われます。実質上のいっぱいいっぱいですねぇ…。

    その為、セラフィムさんの
    >敵からの刺激
    は是非入れていただけますと、作戦成功に近しくなるのではないかと思われますねぇ。

    これは要にも近いながらも完全に視野にありませんでした……全くお恥ずかしい限りです。是非とも入れていただければ幸いですよ。どうかよろしくお願いいたします。

  • [18]天原 秋乃

    2016/01/27-08:36 

    あ、ともう一つ

    >トランス
    光源としてはマグナライトがあるから大して意味ないと思うんだけど、俺たちがウィンクルムだってこと信じてもらうように常にトランス状態になっておこうかなと思う。
    異常が見られたらサクリファイス使用して、多少無理でもイチカに頑張って対処してもらう感じで。

  • [17]天原 秋乃

    2016/01/27-08:11 

    文字数があるからどこまでいけるかわからないけれど、俺としては
    ・一般人との会話、無傷の一般人5名への協力要請
    このあたりをメインにプラン書いていくつもりでいる。

    >サクリファイス
    あー、そういやそんなスキルあったな。すっかり忘れてた。
    俺は積極的に使うつもりはないかな。
    救助がくる前にオーガが入ってきたとか、最悪の展開になったら使用する方向でいる。

  • [16]セラフィム・ロイス

    2016/01/27-02:38 

    あ、もう一つ、案というか思ったこと

    >サクリファイス
    神人スキルの新しく増えた習得レベル1の技ね。使うの考えてる人いるかな?
    僕は今回よく動く予定で使うつもりは無いのだけれど、
    瓦礫撤去とか精霊に発揮してもらいたいなら使ってみるのも手かな・・・と
    回復後に分ければ二人とも中傷ぐらいになるかな

    ■サクリファイスから引用
    自分のパートナーに抱きつき、インスパイアスペルを唱えると発動する。
    現在の神人と精霊が受けているダメージ値を二人が受けている総ダメージを2で割った値にする。

  • [15]セラフィム・ロイス

    2016/01/27-02:16 

    まとまってよかった。
    僕も尊のいってたところが不安で、言葉が足りなかった部分を二人が要約してくれて千尋は安心させてくれたように思う。
    エルドの見解も僕には想像つかなかったし特に要注意人物(一般人)がいる時は頼りたい

    >まとめ
    秋乃はまとめをありがとう。+でいうと尊がまとめてくれた
    ・一般人には隠れていてもらう
    ・外周、或いは音がする側をウィンクルムで固める
    ・ディナス以外の者(特に傷の度合いが浅い者の方が効果的か?)で対処の姿勢を見せる
    を足せば大丈夫だと思う。でもこの3点は回復対処後か。

    具体的にやる事決めてるなら、もう少し皆の行動しりたいな
    文字数の関係や、割いてないところのフォローをしたいし24時間きってるのがもどかしい


    >敵からの刺激
    あと。もし犯人がまだいて言葉で(オーガが崩して)揺さぶりをかけた時どうするか、とか
    どう励ますか、一般人に対処するかあわせておきたいな
    『オ・トーリ・デコイ』を使うのも考えて、(見当違いなところで足止めしたいので)
    物音を立てない、挑発に乗らない、小声で励ます、理由も説明する
    で、大丈夫かな?意見あったらいってね

    ちなみに『オ・トーリ・デコイ』を放つ所は、隙間から別空間へ固い物があるところに投げ入れる予定

    >応急処置
    うん。そうだね
    一般人優先で、精霊にも早く処置が周るよう僕も頑張ろう

    ■こちらのやる予定
    僕:重傷者の手をかし励ましつつ移動、「医療」での応急処置、マグナライト、
      インカムで仲間に連絡、水や食料を進めて落ち着いてもらう。
      『オ・トーリ・デコイ』での理由説明
    タイガ:「サバイバル」があるので息の潜め方(?)、守護

    プラン起してる途中だけどこれでいっぱいになると思う
    ウィンクルム名乗りとか、頑丈な場所の整え(いるかな?)や具体的な励まし言葉は怪しいところ
    また何かあったら書き込むね

  • [14]天原 秋乃

    2016/01/26-23:08 

    俺もみんなを頼りにしてるよ。
    みんなで頑張ろうな。

    ・会話、交渉で混乱する場を鎮静化
    ・無傷、軽傷の一般人5名については交渉で協力要請
    ・一般人は比較的安全地帯へ誘導
    ・回復、応急処置は一般人優先しつつ精霊も
    ・オトーリデコイの使用

    ……と、やることざっとこんな感じかな?
    認識が違ってたり足りなかったら指摘してほしい。

  • [13]エルド・Y・ルーク

    2016/01/26-21:40 

    ええ、皆さんのお力には信頼を置いています。
    …これは、こちらの発言が急きすぎましたねぇ。いやはや、お恥ずかしい限りです。

    それでは、サンクチュアリ使用で確定させていただきます。
    皆さんのお力があれば、効果範囲から外れてしまわれた方でも、1回は交代で入れれば……と考えていますよ。
    一度でも『日常、見る事の無い超常の力で苦しみが引く』というのを体験していただければ、一般の方に背を向け、守る意志を見せる皆さんウィンクルムへの信頼につながると確信しています。

    >応急処置
    確かに、護る側がぼろぼろでは立つ瀬がありませんねぇ。
    ディナスは回復魔法の中央におりますから、必要はありませんが……ご無理のない範囲で私もお願いしてもよろしいでしょうか。ですが、こちらもやはり一般の方を優先で。

    >『オ・トーリ・デコイ』の使用
    こちらに関しましては、是非使用のほどをお願い出来ればと思われますよ。今回は時間こそが鍵を握っていますから、必ずや有効に役に立つかと。

    >フェイク案
    セラフィムさん、暁さん、月岡さん、皆さんのお陰でフェイクの内容が少し前向きかつ融通の利くものとなりました。つくづくの感謝の念を申し上げますよ。
    最小限の嘘と、希望を8割。個人の行動案の半数を言葉に費やしてしまいましたが、一人の言葉で上手くいけば5名の方が最善を尽くして下さるのでしたら、それに勝ることはありません。さて、上手くいけばよいのですが……

  • [12]月岡 尊

    2016/01/26-01:46 

    頼りになるというなら、此方もだ。
    皆、頼もしく、有り難いかぎり。

    >回復
    エルドの話からするに、サンクチュアリ使用で良いのではないかと。
    そちらの方が効率も良さそうだ。
    暁の言うように、ディナス一人で背負い込まなくても良いというのは、俺も同意見だ。
    範囲から漏れる者、サンクチュアリだけでは間に合わない者があっても、
    応急処置も合わされば何とか出来るかもしれない。

    >応急処置
    MPや手間をかけさせるので無いのであれば、これほどありがたい申し出はないよ。
    ただその際も、一般人を優先して貰って構わないので、
    よければ、頼む。

    >フェイク
    周囲を安心させること、場の混乱を収めること……
    その為のものなら、セラフィムの言う『必要な嘘』に入るんではないかと、思う。
    流石に、「オーガはここには入って来られない」までは言い過ぎかもしれんが……
    それ以外の、ここまでにエルドが挙げたフェイク案なら、問題無いように感じた。

    その上で。
    無傷の5名については俺も暁に同意で。
    協力に回って貰えるならこの上ないことだしな。
    会話術で効くかは賭けだが、アルにも掛け合って貰おうと思う。

    >敵への対処
    ・一般人には隠れていてもらう
    ・外周、或いは音がする側をウィンクルムで固める
    ・ディナス以外の者(特に傷の度合いが浅い者の方が効果的か?)で対処の姿勢を見せる
    ――といった感じか?
    何にせよ、備えをしておくことは賛成だ。
    セラフィムの『オ・トーリ・デコイ』も、頼めるなら使って貰えればと。

  • [11]暁 千尋

    2016/01/26-00:11 

    セラフィムさんも医学を持っているなら心強いです。
    他の皆さんも、避難誘導や交渉など宜しくお願い致します。

    >回復
    僕も一般人の混乱が落ち着いてからの方が良いと思います。
    でないと、懸念されているように我先にとなりかねませんし、
    まず重症者の中でもどれほどの怪我の具合なのか分かりませんから。
    応急処置では間に合わないような重症者の方を優先すべきかと。
    優先順位は皆さんの意見と同様で。僕らもしなくて構いません。
    全員に行き渡らない時の為に僕らが応急処置するわけですから、
    ディナスさんが全てを賄おうとしなくても良いと思いますよ。

    >応急処置
    精霊の皆さんは、ディナスさんの回復不要とのことでしたが、オーガが来る可能性も考えて、
    簡単な手当てはさせてほしいのですが、よろしいでしょうか?
    なんというか…怪我でボロボロの人に「守る」とか言われても説得力欠けそうなので…
    無理にとは言いませんので、それすらも不要であるというなら教えてください。

    >無傷の5名
    喚いているのは、自分が何をどうすればいいか分からないから…だと思ってます。
    なので避難にしろ、手伝ってもらうにしろ、こちらが冷静に「○○してください」と指示を出せば、
    案外素直に聞いてくれるんじゃないかと。
    仮に「オーガ倒せよ」発言があっても「その為に、まず皆さんの安全を確保したい」と話せば
    こんな状況ですし、無理に押し通す人はいないんじゃないでしょうか。
    その話をするのに「フェイク」を使うかどうかは、お任せします。

    個人的には無理に脱出しようとしたり、僕らの邪魔をしないなら、この5名は好きにしてくれて構わないです。
    手を貸してくれるなら、手伝ってもらいたいし、怖いなら隠れててくれればいいし。
    もしかしたら、この中にお医者さんとかいるかもしれないじゃないですか。
    その辺の判断は本人達に決めてもらえればいいかなと。

  • [10]エルド・Y・ルーク

    2016/01/25-22:07 

    この状況下ですと、マグナライトと何を得手とするかのスキルが重要となってきますねぇ。
    皆さん本当に頼りになられる限りです。


    ふむ……(珍しく、非常に長く考え込んでから)

    セラフィムさんのお話も、大変理解のできるところです。
    僅かでも怪我を負えば、どんな軽傷であれ混乱に至るのは当然です。
    それは如何に無力でありましても、ウィンクルムとして守るのは責務かとも。

    ですが……その中に無傷でありながら、一般人として、無自覚に場を混乱で煽っておられる方が5名います。
    精霊が戦えない今、我々ウィンクルムとその5名の方は同じ立ち位置と言えるでしょう。

    私は、その方々だけは可能な限り……『他の怪我をなさった方と同じ庇護対象』として扱いたくないと、そうあってほしくないと考えているのですよ。
    彼らは、心さえ取り戻せば、私たちと同じく怪我をなさった他の方を助けられる。
    被害を最小限にする為の手伝いをして頂ける、その力があると……信じているのです。
    その方々を冷静にさせ、動かす為のフェイクならば、いくらでも吐きたいと思っています──が、

    ……まあ、本音を言いますと、
    こちらがウィンクルムである事を明かす以上、無傷で元気な方が、余計な「ウィンクルムならオーガ倒せよ!」等の被害者発言をなさいますと
    (一応巻き込まれたという意味では被害者ですが、それは我々の精霊も変わりません)

    ●その手合いは、元気で声が大きい分、発言に影響力が大きく【本当に助けが必要な方の心を不安にさせます】
    ──それだけは、避けたいところです。

    それならば、多少の嘘をついてでも、その5名様をフェイクのターゲットにして、マイナス感情から切り離したいと思っています。
    結果『自分達にも出来ることがある』と思っていただき、そちらに集中していただけるのなら、私の嘘など安いものですからねぇ。

    しかし、これらはどれも私の本音なのですが…さすがに、これにつきましてはセラフィムさんも含めまして「ひとでなし、反対だ」等の意見を受け付けさせて頂けざるを得ません。

    反対をいただきました場合は、フェイクのターゲットを5名様から、個人で伝えられる範囲での全体の一般人の方に変えて「助けは必ず来ます。瓦礫が崩れても大丈夫です」と、『現状の不明点』を『必ず』とすり返る形で使用させていただければ、と思っていますよ。
    そのため、こちら(特に後半)につきましては、お気軽にお伝え願えれば幸いですねぇ。

  • [9]セラフィム・ロイス

    2016/01/24-22:29 

    あ、僕もマグナライトもってる。あと「医療3」「メンタルヘルス1」「礼法1」
    落ち着かせるために使えそうなら「演奏5」オカリナは常に持ってる設定
    交渉術系は低いので秋乃やアルフレド達を頼りにしたい

    僕の価値観でちょっと言うよ


    救出がいつくるかわからない状態なら長期戦の覚悟もいるし、
    かけつけた仲間が倒しても、崩落したレンガをどける時間もかかるかもしれない
    でも一般人の手前、できることは出し惜しみはしたくないし混乱は収めたい
    ウィンクルムと言った上で安心してもらい回復したい。重傷者は特にだ

    こちらは瓦礫の中にいて見えないこともある。信頼関係を築いた上で
    一般人には身を隠してもらうのと暖をとる意味でも何か物に隠れててほしい
    また外側にウィンクルムで固めて
    万が一でも敵に対処できるようにおきたいな。ディナス以外(回復ゆえ)
    『背中を見せる』ことでも効果はあると思うし。
    騙すのはあまり僕はやりたくない・・・必要な嘘はあるけれど明らかな嘘はね
    「仲間が必ず来ますから。それまで僕らが守るので辛抱してください」ぐらいにしておきたいな
    もしこちらに向かって掘ってるようなら
    別の場所に「オ・トーリ・デコイ」を放つのも一つの手かな。と。僕がもってる

    >回復
    個人的な優先順位としては
    重傷者>子供>一般人>ウィンクルム
    で回復したい。僕らもしなくてよいよ

    もしくは重症一般人をピンポイントで回復した後にサンクチュアリIで全員で良いと思う
    全員に行き渡らないとかイザコザが起きる様なら説得したいところだけど。
    僕らのように「後でいい」でいう人もいるかもしれない。現場をみて判断したいな
    サンクチュアリを使う事は何にしても賛成だよ

    >インカム
    こちらに職員か、事情の知ってる人がいるようだし犯人の特徴を聞き出すのと
    ここの現状を外に伝えたい。これで救出が早くなるかもだし

  • [8]エルド・Y・ルーク

    2016/01/24-05:45 

    天原さんも、月岡さんも、どうか宜しくお願いしますよ。(お二人にも恭しくお辞儀をして)

    >名乗り
    身を明かされる方が多い事から、それではこちらもウィンクルムだという事だけは明かしておきましょう。
    確かに立場がウィンクルムだと判明していれば、フェイクも少しは効果が上がるかも知れませんねぇ。
    幸いなのは、精霊が見てジョブが分かる服装をしていなかったという事に感謝をすべきでしょうか(笑)

    >回復
    幸いにして避難誘導を行って頂けるお陰で、その集合地点で中心にディナスを連れていけば、サンクチュアリIが発動できそうです。
    (サンクチュアリI:半球の3m四方のエナジーフィールドを展開、15秒おきに回復)

    月岡さんの発案に、落ち着いたら順次と云うのも考えさせて頂きましたが、スキルに「ファストエイド:瞬時HP3回復」とあるものの、消費MPが6(サンクチュアリIは持続5Rの都度HP2回復:消費MP10)と、非常にコストパフォーマンスが悪く、使用可能数は6回。
    重傷者の方へすら全員に回らないことが分かりまして…。

    回復してもらいたいのは、一般の皆さん一緒であると思いますと、それならば特殊なエナジーフィールドを見せる事で「この場は安全なのだ」と思っていただけますのも、落ち着いていただく為の手段としては悪くないと案じさせていただきました次第です。

    回数はは75秒(5R)の3回。
    ディナスを中心に1.5mと考えますと、重傷の方を中心に、きっちり取り囲んで頂ければぎりぎりではありますが、押さえ込める範囲だと思われます。
    念の為、軽傷者の方には1回で出て頂くのが理想ですが、その辺りはボロボロのディナスに説得させた方が説得力がありそうですねぇ。


    >現状、プラン記載を思案していること
    ・無傷でわめいておられる方々をフェイクで説得
    (可能であれば、その後は他の神人の皆さんの邪魔をしない程度にフォローに回っていただければと思案中)
    ・ディナスを集まっていただいた避難場所の中央へ連れて行く。
    ・サンクチュアリの発動。
    こちらは現時点ですので、他にも何かありましたら追加させて頂きますよ。

    精霊がライフビショップであっても、大怪我をしている為にそうあちこちに連れ回せるものでもありませんし、サンクチュアリでは恐らく精霊を含む重傷の方は治し切れないでしょう。
    情けない事ながらも、こちらの行動には皆さんのご助力が必須です。どうか何卒宜しくお願いいたしますよ。

  • [7]月岡 尊

    2016/01/24-01:58 

    遅参すまないな。
    月岡尊と、ツレの怪我してんのがアルフレド。厄介な状況だが、よろしく頼む。

    >やりたいこと
    アルの方になるが、「子供好き」と「会話術」を持ってるんで、アイツには混乱の収拾などに回って貰おうと思っている。
    此方もレベルは覚束ないが、出来得る限りのことをやるつもりだ。
    俺の方は、避難誘導や瓦礫の撤去などを予定で。
    マグナライトは俺、アル共に所持してるんで、持って行く。

    >回復
    オーガと対峙するのが先か、援軍の到着が先か……判らんのが現状だが。
    当方への使用は不要だ、出来れば他の皆や一般人を優先してやってくれ。
    と、先に伝えておくな。

    ここから先は、当方の個人的な考えだが。
    各々の説得や避難誘導、あやすなどの行動にて、一般人の混乱が収まるか、或いは話を聞いて貰える程度とまでなったらば、
    「命に関わる者から順に」等と説明して使用する分には、全体を回復できるまで待たずとも、回復を使用しても良いのではないかと。
    ただまあ、沈静化が図れなかった場合は、エルドの言う形でいった方が良いのかもしれんが……。

    >名乗り
    この点については、俺もウィンクルムであることを明かすだけはしておいた方が良いように思った。
    理由については大きくは天原に同じ。
    エルドの懸念については……ジョブまで知られなければ大丈夫なように思った。
    (もし見た目でジョブは判断できるのであれば、俺の知識不足ということで、申し訳ない)

  • [6]天原 秋乃

    2016/01/24-00:45 

    挨拶が遅くなってしまってすまない。
    えっと、天原秋乃とイチカだ。よろしくな。

    >やりたいこと
    役にたつかわかんないけど「子供好き」「保育」があるから、俺は子ども達のケアをメインに動きたいかな。
    子ども達が落ち着いてくれたら、混乱してる大人たちも少しは落ち着いてくれるんじゃないかと思うんだ。
    まあ、全員が全員そうなるとは思わないけどな。

    イチカは動けないけど、「フェイク」と「会話術」があるから誤魔化したりする手伝いはできるかも。

    >名乗り
    俺たちがウィンクルムってことは、言っても言わなくてもいいんじゃないかなと思ってる。
    精霊が怪我してるから不安を煽る形になるかもしれないって懸念点があるけど、ウィンクルムだと明かすことで安心して言うこと聞いてくれる人もいるだろうし。
    必要に応じてって感じがいいかなーと。

  • [5]エルド・Y・ルーク

    2016/01/23-18:47 

    暁さんが、メンタルヘルスと医学をお持ちでしたら心強いですね。
    怪我をなさっている方にとっては、心が穏やかになり、且つ怪我の処置が出来る人が目の前にいると分かるだけで安心できるものと思いますから。

    >ライフビショップの回復対象について
    ここで、一つご相談がありまして。
    ディナスがこの場での唯一のライフビショップとなるのですが……状況によりシャインスパークかサンクチュアリⅠかを決めかねているものの、それよりも

    ○MPの関係上、(そして自力で立てない程の重症状態の回復が前提であるものを踏まえて)ウィンクルムを含めたその場全員の怪我人の皆さんを、満遍なく完全に回復は出来ないものと見込んでいます。
    現状では、もはや気休めと言ってもいいかもしれません。

    ○現状では、ウィンクルのみを先に回復する、もしくは回数限定で回復可能であるとその場にいる一般人の方に知られてしまっては、今度は『我先に』と回復権の争奪で沈静化が困難になる可能性があるかと思われました。
     (ウィンクルムのみを回復→一般の方「回復したならオーガ倒しに行けよ!」
     一般の方の一部→「皆怪我しているのにどうして自分達は治してもらえないんだ!」「俺が重症だ、俺が先だ!」「子供を先に」等……)

    その為、可能な限り状況により、全体を回復できる状況になるまでは、こちらはウィンクルムである事は黙っておこうかと思っています。
    これにつきましては、是非ともより良い案があれば伺えればと思われますよ。消極案であることは否めませんので……

  • [4]エルド・Y・ルーク

    2016/01/23-18:41 

    セラフィムさん、大変お久しぶりです。ご壮健そうで何よりですよ。
    暁さんも、どうか宜しくお願いします。(改めて頭を下げて)

    マグナライトがあるのは心強いですねぇ。
    雑貨との事でしたのでガラスや金属片が散っている可能性もありますから。
    そして……おや、確かに5名の方が無傷ですね。

    ・『外から』声が
    ・「~『私』に感謝するんだな」
    この様子より、マントゥール教団員は、お一人かつ外におられる様子。無傷な5名の方は確かに一般の方のようです。

    しかし困りましたねぇ。無傷軽症なのは結構な事ですが、この場合は混乱により気が余っておられる分、場を混乱に導きやすく、言う事を素直に聞いて頂くには少々厄介です。
    ……そうですね、騙すならば多少混乱して頂いていた方が騙しやすいとも言います。

    『私は爆薬の爆破現場に二桁程立ち会っていますが、この様な老いぼれでもまだまだこの程度では死にません。
    怪我をしている人と混乱している方が多少なりとも減れば、状況が整いウィンクル達が来るのも早くなるのも、この年では経験済みです。
    ──それも……全ては、大きな怪我をしていないあなた方の助力次第となりますが──』
    ○…等を、宜しければフェイク込みで説得してみましょうか。

    まだ、何をして頂くかは他の方のご意見もお伺いしたいところですので、保留といたしますが、オーガを倒す訳ではない以上、1人の神人以上に無傷に近しい方のお力は役に立つはずです。
    ──そうでした、全員が屈強な大人ではない事も考慮に入れなければなりませんね。

    ○個人的には、暁さんの仰るのと同様に、崩れている箇所から、可能な限り離れた奥へ全員を集められたら、と思っています。
    全員バラバラの状態で、オーガがもう一回り壁を崩して来た時の、一般の方のお心が心配です。
    可能であれば、セラフィムさんの仰るように、机など固いものの下に潜れれば一際に安心できますね。
    食料もあれば、少し心落ち着いて頂ければ一般の方にも受け入れて頂けるでしょうし、精密な状況が分かる可能性があると思えばインカムも無駄ではないかと思われますよ。

  • [3]セラフィム・ロイス

    2016/01/23-18:02 

    どうも。僕セラフィムとシンクロサモナーのタイガだ
    もっともタイガは怪我でジョブとしてはあまり活躍できないかもしれないけれど。
    ・・・その辺はどうなんだろうね?
    エルド達は久しぶり。ライフビショップが居てくれて回復面でもガード面でも心強い
    他の皆もよろしく

    書いてない人の状況は気になるけど・・・悪くはないとは思う。思いたい
    沈静化重視でよいと思うよ

    ■やりたいこと
    とりあえず
    ウィンクルムと名乗るのと、安全な位置に移動、呼びかけと応急処置はしたいと思ってる
    頭を保護できるものとか被ってもらったり
    レンガ作りの建物って隙間なく崩れるのが普通だけど、
    芸術品か装飾のせいか空間があるから、頑丈な物の下で救助を待ちたい

    また精霊がどこまで動くかでまた変わりそうだけど・・・
    回復後動けるなら瓦礫どかしや手伝いしてもらいたい・・・かな(トラウマ持ちなので半分戦力外)
    神人の武器はテコにつかえるかとジェンマの杖にしようかな。あと軽食(飴、チョコ)で
    気休めと食料に
    買い物中だそうだし水のペットボトルなどもあってもよいかもね

    高性能インカムがあるし連絡もやってみようかと(意味ないかもだけど)

  • [2]暁 千尋

    2016/01/23-14:56 

    暁千尋とジル先生です。宜しくお願い致します。

    まずは灯りの確保と現状把握ですかね。
    灯りはマグナライトを持っているので、なんとかなるでしょう。
    一般人ですが・・・20名のうち
    ・10名は支えられてようやく立てる程度の怪我
    ・5名は問題なく動ける程度の怪我
    残り5名は無傷という認識で良いのでしょうか??
    それならば、その方達にも何かお手伝いしてもらえるかもしれませんね。
    怪我の具合にもよりますが、崩落の危険も考えて、一箇所に集まってもらいますか?

    個人としては僕は医学とメンタルヘルスを持っているので、
    簡単な応急処置をしながら、気持ちを落ち着けてもらうよう説いてまわろうと思います。
    レベルが低いので、どこまで役立つかは分かりませんが・・・
    先生にはウィンクルムであることを名乗って混乱を鎮めてもらうようと考えてます。
    怪我をしてるので逆に不安を煽ることになるかもしれませんが・・・
    まぁ元々動かなくても良い戦闘スタイルですから、万一オーガが来ても大丈夫だと話すつもりです。

  • [1]エルド・Y・ルーク

    2016/01/23-03:59 

    大変お久しぶりとなります方と初めましての方も。
    改めまして、神人エルド・Y・ルークと精霊のディナスともうします。どうか宜しくお願いいたしますよ。

    現在のところ、こちらの行いたい事といたしましては、
    ○新たに瓦礫が崩れない程度に、人を遮っている瓦礫を可能な限り、除けてからのシャインスパーク。
    ……精霊は動けず、大人の皆さんも混乱しているようですから、サンクチュアリⅠを使用した際に『何でこいつの周りだけ』となるのは避けたいと考えています。

    ○神人所持のスキル「フェイクLv.5」にて、その場の皆さんには、状況変化の都度「オーガはここには入って来られません」と説得し続ける。
    ……ですが、実際には、どの位で外部のウィンクルムが到着するかは分かりかねるので、Lv.5であってもどこまで効果のあるものかは分かりません。
    オーガは来ないとはいえ、近づいてくる、瓦礫が崩れるなどの状況が変わる可能性もあり、とても絶対視はし難いところです。

    現状、この様な形で考えています。皆さんとの行動との競合にならないように、また「これもやって欲しい」等がございましたら、是非お声掛けいただけましたら幸いです。どうぞ宜しくお願いしますよ。


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