プロローグ
●薔薇園と幸せかき氷の危機
「古城カフェ『スヴニール』の最寄りの村に、デミ・オーガが現れたそうだ」
ウィンクルムたちにそう告げて、A.R.O.A.職員の男は嘆息した。タブロス近郊の小村の外れに位置する古城カフェ『スヴニール』。古城を改装したアンティークなそのカフェは、開店以前にゴブリンに占拠されたり『人間界風紀粛清大作戦』の煽りを受けたりと度々大変な目に遭ってはいるのだが、いずれの事件も大事になる前にウィンクルムによって解決され、辺鄙な立地にもかかわらず中々の人気を博している。そんな中、またまた事件が起こってしまった。と言っても今回は、古城カフェそのものがターゲットになったわけではないのだけれど。
「古城カフェの最寄りの村は薔薇が特産で、小さな村ながら立派な薔薇園が自慢なのだとか。香り高い食用の薔薇を丁寧に育てていて、古城カフェも、その薔薇のジャムやローズティーを提供しているそうなんだが……」
その薔薇園が、運悪くデミ・ゴブリンの群れに占拠されてしまったらしい。薔薇の芳香に惹かれてやってきて勝手に住処に定めたようだが、薔薇の世話ができるわけでもなし、このまま放っておけば村人に危険が及ぶ他、薔薇園も駄目になってしまう。
「デミ・ゴブリン自体は、油断さえしなければそう強敵ではないだろう。ただ、それなりの数がいるようだし、薔薇園での討伐は勧められん。脅威が去って命を長らえても、薔薇園が荒れてしまっては、村人たちは生活の糧を失うことになるからな」
幸い、薔薇園は村の中ではなく少し歩いたところにあるらしく、薔薇園の外にデミ・ゴブリンたちを誘き出しても村に被害が及ぶことはない。薔薇園は広いが入り口付近に見張りが複数いるようなので、見張りたちを薔薇園の外まで誘い出して薔薇園の中まで聞こえるくらいの大立ち回りをする等すれば、全ての個体を薔薇園の外に集めるのも難しくはないだろう。詳しい方法は、ウィンクルムたちに任せられている。
「任務についての話はこのくらいだが……古城カフェの主が、任務解決の折には、後日ぜひ礼をさせてほしいと。薔薇園の薔薇を使ったコンフィチュールをたっぷり纏わせたふわふわのかき氷を、ウィンクルムに味わってもらいたいのだとか」
そう付け足して、職員の男は柔らかく双眸を細めた。
解説
●目的
薔薇園を台無しにすることなく全てのデミ・ゴブリンを退治すること。
薔薇園に被害があった場合、依頼結果に響く他、被害の度合いによっては後述のかき氷が作れなくなってしまいます……。
●敵
デミ・ゴブリンの群れ
デミ・オーガ化したゴブリンの群れ。
錆びた剣やボロボロの鎧などで武装しています。
正確な数は参加者様の人数やレベル等によって変動いたします。
また、薔薇園を気に入っているので積極的に荒らすことはいたしません。
●備考
薔薇園の規模はそれなりですが、奥にまで外の騒ぎが聞こえる程度です。
薔薇園の入り口は1カ所だけで、周辺を複数匹のデミ・ゴブリンが見張っています。
薔薇園の外はのどかな平地で、光源・広さ・地形等による戦闘への影響はございません。
●戦闘後のお楽しみ
無事目的を達成した際には、後日、古城カフェの主が特製かき氷を無料で振る舞ってくれます。
山盛りにしたふわふわの細かなミルク氷に、薔薇園の薔薇と木苺を煮詰めたコンフィチュールをたっぷりかけたゴージャスなかき氷です。
ちなみに、器はアンティークの硝子製。
コンフィチュール作りに時間が掛かるので、お楽しみ部分は今回は後日談という扱いになります。
後日、ウィンクルム毎に都合の良い日に古城カフェを別途訪れる感じです。
今回に関しましては交通費のことも忘れてやってください(ジェールの消費はございません)。
●古城カフェ『スヴニール』について
小さな村の外れにある豪奢な造りの古城の中、価値のあるアンティークやとっておきのスイーツが楽しめるカフェ。
『古城カフェの~』というタイトルのエピソードは全て同じ場所を舞台にしていますが、該当エピソードをご参照いただかなくとも任務に支障はございません。
●リチェットについて
一族に伝わる古城をカフェとして蘇らせたパティシエの青年で、古城カフェの主です。
リザルトには基本的には登場しない予定。
ゲームマスターより
お世話になっております、巴めろです。
このページを開いてくださり、ありがとうございます!
冷たい物が美味しい季節だなぁと毎日のようにしみじみと感じています。
薔薇園に被害がないようにという点だけ留意していただければ難しい点のないお仕事ですので、新米ウィンクルムさんも、任務よりかき氷や古城カフェに興味があるぜ! という方もお気兼ねなくご参加いただけますと幸いです。
古城カフェとは初めましてな方も、どうぞお気軽に!
なお、戦闘部分とお楽しみ部分の描写割合は皆さまのプラン次第となりますので、その点ご了承くださいませ。
皆さまに楽しんでいただけるよう力を尽くしますので、ご縁がありましたらよろしくお願いいたします!
また、余談ですがGMページにちょっとした近況を載せております。
こちらもよろしくお願いいたします。
リザルトノベル
◆アクション・プラン
初瀬=秀(イグニス=アルデバラン)
つくづくトラブルに縁があるカフェだな…… まあこればかりは仕方ないか 被害が出る前に片付けるぞ *戦闘 ゴブリン達を薔薇園から誘き寄せて一網打尽 外で見張りにわざと見つかって騒ぎを起こし中の奴を引きずり出す作戦 最初は物陰に隠れて出てきたら退路を立つ感じで動く クラッカーでも持って行くかな、あとはデコイも使ってみよう 基本は前でコネクトハーツを振るって連携 孤立だけはしないように注意 終わったら残りがいないか薔薇園の中を確認だな 首尾よくいったら後日改めて古城カフェへお邪魔しよう かき氷もここまで来ると別格だな…… ああほら、ゆっくり食え……やると思ったよ、 大丈夫か?ったく手のかかる…… 次からもう少し味わって食えよ |
アキ・セイジ(ヴェルトール・ランス)
女王様のための薔薇なのだろうか 一寸同情するな けど、手は抜かないよ ◆戦闘 俺とランスは囮だ 見張りを引き付け、声を出して戦いつつ逃げぎみに後退 ⇒中の魔物全部誘き寄せるんだ ・杖を鈍器に ・盾でHP増 ・時計で遡及 十分に敵を引出したら、仲間が魔物達の退路を断つよう動くので、 「残念だったな、引っかかったな」と包囲攻撃で攻勢に 杖の《封樹の理》で周辺に植物を生やし魔物全部を捕縛! 「ランス、魔法よろしくっ」 ◆戦闘後 カキ氷を堪能したい 器の良さを軽く目利きしてみたり、香りを楽しんだり、 一口食べて余韻に浸ったりしたい 暑い時には冷たいものだよな 木苺は最後に…(こっそりよける ランスの悪戯は「油断大敵だな」と仕方なく許すと思う |
セイリュー・グラシア(ラキア・ジェイドバイン)
戦闘時オレ達2人は前衛担当だ。 見張りに見つかって軽く騒ぎを起こし、園内のデミ達を誘いだす。 敵の攻撃は主に俺達が引きうける。 他の人達が負傷率を下げつつ敵を倒すぜ。 ラキアのMP不足時はディスペンサ使用。 EWの魔法射線を塞がないよう気を付ける。 デミの討ち漏らしが無いように気を付けるぜ。 敵殲滅後、薔薇園に敵が残っていないかラキアと2人で見て回る。ラキアも薔薇園見たいと思うし。 夏氷食べに行く時はラフな格好で。 コンフィチールがとても楽しみ。 ふわふわミルクかき氷に木苺の自然な甘みが良いよな。 この暑い季節にかき氷がウマすぎるぜ。 薔薇達が痛んでいなくて本当に良かったよな。 良い薔薇園だった。 |
俊・ブルックス(ネカット・グラキエス)
要は暑いんだろそれ… 俺達は『外の戦闘音で誘き出されて出てきた敵』への対処だ 入口付近に身を隠しておく 身を隠す場所がなければ入口の陰とか、少しでも死角になりそうな場所で待機 敵が出てきたらトランス クリアレインを撃って閃光の効果で敵の気を引きネカをサポート その後「オーガ・ナノーカ」と「オ・トーリ・デコイ」を薔薇園に向けて放ち 残敵がいるか調べて、もしいればデコイの効果で引き付けて外に出てこさせる 他の皆とも協力して残敵掃討 例によって薔薇園から引き離すように誘導 ネカのMPが尽きたらディスペンサ かき氷食べつつ言われた言葉に赤面 俺の好きな花まで調べてるとは やばい、いちいち照れてたらまたからかわれ…ん、何? |
カイン・モーントズィッヒェル(イェルク・グリューン)
目的:デミ・ゴブリンを退治して、かき氷食う 心情:薔薇とか好きなのかよ 手段: デミは元々オーガでもねぇ 何とも思わねぇよ 潜伏班 トランスしておく 木か茂みに身を潜め、機を待つ 弓の為近接の連中とは距離を置く形 誘引が上手くいかず脅す場合、「てめぇらが出てくりゃこんなことしなくてもいいのによ」と同調 戦闘は援護中心 敵の隙を作る、味方の攻撃直後の隙を埋めることを心掛ける 逃亡を考える奴は最優先で妨害 さっさと逝け 後日無事ならかき氷食う ※甘いのは妻子の影響で普通に食べる 「いい仕事してる器だな」(器眺め) 「美味いな。コンフィチュールと氷がよく合ってる。……何だその顔。いい加減慣れろ」(食べつつ) ご褒美にありつきたいもんだ |
●薔薇園に臨む
「女王様のための薔薇なのだろうか……一寸同情するな」
遮る物のない、村はずれの平地にて。入口より死角になる位置から薔薇園を見遣って、アキ・セイジは呟いた。ゴブリンが『王』を抱いていることは珍しくない。此度の騒ぎも、その存在に起因しているのではというのがセイジの見解だ。
「けど、手は抜かないよ」
「ったく、山ン中で自分らで育てりゃいいのによ。こんな綺麗にはならねぇだろうけど」
封樹の杖を握り直すセイジの隣、ヴェルトール・ランスが肩を竦める。薔薇園の中こそ窺えないが、それを囲う高く分厚い薔薇垣、それだけでもとびきり美しかった。
「本当に、『育てる』って発想があればよかったんだけど……デミ・オーガに求めるのは難しいのかな」
ランスの言葉に応じて、そのかんばせに憂いの色を乗せるのはラキア・ジェイドバイン。常から植物を愛でるラキアである。デミ・ゴブリン達はどうやら件の薔薇園を気に入っているようだとは思っても、彼らが不用意に薔薇を傷付けてはいないかと心配に胸がざわつくのも仕様がないこと。そんなラキアの思いに気付いてこそ、セイリュー・グラシアは殊更に明るく白い歯を零してみせた。
「大丈夫だって! さくっと薔薇園守って、美味いかき氷一緒に食おうぜ!」
「セイリュー……うん、そうだね。ありがとう」
笑みを交わし合う2人に微笑ましげな視線を一つ、ランスはアイコンタクトでセイジへとトランスを促す。こくと頷いたセイジが力呼ぶスペルと頬への口付けを零し、次いでもう一度スペルを唱えランスの左手の甲の文様へと唇をそっと当てた。分かち合われ高められた力が、セイジに前に立ち戦うに足る強さを与える。
「っと、ラキア、オレたちも!」
「あ、そうだったね」
セイジ達の様子に、セイリュー達もまだトランスを済ませていないことを思い出した。急ぎ儀式を済ませ、戦闘態勢に移行する。
「それじゃ、囮作戦開始するか!」
カレイドアンジュをくるりと回したランスの言葉に、3人の頷きが返った。
「かき氷……私にぴったりのスイーツですね」
セイジ達が作戦を開始する幾らか前。薔薇垣の陰にて、ネカット・グラキエスは潜めた声でそんなことを言った。突然何を言い出すのやらと、傍らの俊・ブルックスが琥珀の視線をネカットへと寄越す。
「ぴったりって……何でだよ」
「だって氷ですよ、氷」
「要は暑いんだろそれ……」
俊のツッコミがやや投げやりなのも、やっぱり暑いからである。ため息一つ、俊は話題を転換した。
「それにしても、こうやって身を潜められる場所があって良かったな」
「そうですね。お陰であまり日焼けをせずに済みそうです」
「日焼けの話はしてねえよ。任務の話だ、任務の」
立派な薔薇垣が作る陰は、囮班が役割を果たすのを敵に見つからずに待つための丁度いい隠れ場所になってくれた。ちなみにネカット、俊の発言の意図を解した上で反応を楽しんでいる。
「しかし、つくづくトラブルに縁があるカフェだな……」
まあこればかりは仕方ないか、と初瀬=秀はひとりごちた。その隣で、「うーん」とイグニス=アルデバランがちょっと難しいような顔をする。
「薔薇が好きなのかどうなのか判断に困りますが、お世話できないで枯らしてしまうのは問題ですよね」
「まあ、相手はデミ・オーガだからな。被害が出る前に片付けるしかないだろ」
「そうですよね! 村の方々のためにもばしっと! 退治しましょう!」
秀の言葉に、先ほどまでの悩み顔はどこへやら、イグニスはぎゅっと拳を握った。きちんと潜めた声でけれど元気良く宣言するイグニスの頭を、「落ち着け」と軽く叩いて宥める秀。
「薔薇が好きかもしれねぇとか、そういうこともあるんだな」
秀とイグニスの会話を耳に、カイン・モーントズィッヒェルはふとそんな言葉を漏らした。傍らのイェルク・グリューンが、そっと目を伏せる。
「デミはオーガのなり損ない……複雑、ですね」
「デミは元々オーガでもねぇ。何とも思わねぇよ」
飾り気のない淡々とした声で、カインはイェルクの呟きに応じた。カインの言うことはイェルクにも分かる。けれど、彼の言葉のように上手く割り切れないのが正直な思いだった。と、
「イェル、今の内にトランス済ませるぞ」
イェルクの胸中を知ってか知らずかカインが言う。そうしてカインは、イェルクの返事は待たずに力ある言葉を零した。
「『たったひとつの願いよ』」
頬に寸の間熱が触れる。緑の光煌めく中、緊張のせいか熱を帯びるイェルクの顔。
「こんなもんか、結構呆気ないな」
一方のカインがしれっとしてそんなことを言うものだから、イェルクの胸を僅かな腹立たしさが掠めたのは彼だけの秘密だ。
「ハッ! 秀様、私たちも!」
カイン達のやり取りを見て、イグニスが秀にトランスを促す。諾の返事をして、カインに倣う秀。イェルク、その様子に先刻頬に触れた温度をまた思い出して、それを振り払うように立ち上がった。
「今のうちに反対側へ回り込んでおきます。その方が動きやすいかと思いまして」
イェルクの言葉に、カインが了承の意を込めて頷きを返す。
「それじゃあ、念のために俺達もイェルクと行くか」
「そうですね。二手に分かれた方が立ち回りやすいかもしれません」
俊とネカットも立ち上がり、イェルクに続いた。薔薇垣の反対側へと足早に、但し音は立てないよう細心の注意を払って移動する。こうして6人が左右の薔薇垣にて作戦の開始を待っていたところに、
「こっちだこっち!」
見張りの視界に入る位置へととび出した囮班、そのうちのひとりであるセイリューの声が響いた。デミ・ゴブリン達がどよめく。
「シュン」
「ああ、わかってる」
短く囁き交わし、ネカットと俊も素早くトランス状態に突入した。
●小鬼達を誘き出せ
「お前らをほうってはおけないんだよ!」
セイリューに次いで、ランスもまた声を上げる。けれども敵は、囮班の方へすぐに向かってはこなかった。6匹の見張り達は、こちらを横目に何やらひそひそと話し合っている様子。
「どうしたんだろう……?」
復活の詩文を油断なく構えたままで、ラキアは首を傾げた。
「俺達のことを警戒しているように見えるな……」
こちらは武器を携えオーラを纏った4人組だ。さして知能の高くない彼らにも自分達がウィンクルムと知れたのだろうとセイジは分析した。眉根を寄せるセイジの肩を、ランスがぽんと叩く。
「セイジ、俺に任せとけって」
言うや、ランスはわざと大仰に声を張り上げた。
「うわっ、こいつら数が多い! やべえ!」
見張り達がその声に反応する。元より単純な彼らは、ランスの誘導にあっさりと引っ掛かった。相手はビビっている、自分達の方が強い。そんな認識の元、わっと向かってくる見張り達。
「ランス、ファインプレーだ!」
「よっし! そうこなくっちゃな!」
じりじりと後退しながら詠唱を始めるランスの前に立ち塞がるセイジとセイリュー。ラキアが、先ずはとセイリューの周りに光輪を召喚する。一先ずこれ以上の敵は出てくる様子がないことを確認して、待機していた面々も薔薇垣の陰からとび出した。俊が鉱弓『クリアレイン』から放った煌めきの矢が敵の視界を眩ませる。追い打ちをかけるように、詠唱を終えたランスが生んだ魔法の霧が小鬼達の自由を奪った。
「隙だらけです」
イェルクの正確な銃撃が1匹目を屠り、相手の動揺を生む。その一方、
「薔薇園の中の調査は……」
「ああ、今がチャンスだな」
俊はアヒル特務隊『オーガ・ナノーカ』、秀は『オ・トーリ・デコイ』をそれぞれ手にして頷き合い、薔薇園の入り口から中へと放った。ぜんまい仕掛けのアヒルが特徴的な鳴き声を発する。中から聞こえる「あれは何だ?」的なざわめき。
「まだ中に残ってるみたいだな」
「数は……14匹、で間違いないと思う」
偵察の結果、残党の数が判明した。その頃には晴れかけていた魔法の霧を、
「まだまだ! いきますよー!」
タイミングを見計らって、今度はイグニスが呼び寄せる。霧の中惑う敵の数は偵察の間にも減っていたが、
「守りの力を甘く見ないでね!」
ラキアが自身の周囲に呼び寄せた光の輪で、無理矢理に振るわれた敵の一撃を反射し、
「ちょっと派手にいきますよ!」
ネカットが放ったプラズマ球が敵を成す術もなく沈ませ、
「トドメだ!」
光輪の恩恵を受けているセイジの振るった杖が、敵を地面にどうと倒した。見張り達は全滅だ。晴れていく魔法の霧の中で、俊が皆に訴える。
「まだ中に14匹残ってる。あの作戦、いけるか?」
後半の台詞はネカットへと向けられていた。にっこりとしたネカットが「任せてください」と請け負う。事前の相談で全員に周知されている作戦。そこにセイジが、可能な限り遠くまで敵を誘き出したい旨を伝え、策があってのことだろうと一同は頷いた。そして、
「誘き出してちくちくやるのも面倒なのでもういっそ全部焼き払っちゃいましょうか」
ネカット、薔薇園の傍で、中にまで届く、けれど極力不自然でない程度の声量でそんな言葉を零す。その声音には、知能の高くない相手になら発言の内容を信じ込ませてしまえるような『真実っぽさ』があった。
「ったく、てめぇらが出てくりゃこんなことしなくてもいいのによ」
「や、やめましょう。そんな、薔薇を燃やすなんて……」
カインの言い様に、イェルクは縋るように嘆いてみせた。この一連の台詞は全部嘘っぱち、敵を炙り出すためのお芝居だ。イェルクが事前に依頼主や村人に話を通してあるので、誰に憚る必要もない。じきに、
(おや、引っ掛かってくれたみたいです)
薔薇園の中に殺気が淀み始めたのを感じ取り、ネカットはにこりとして離れた所で待機している仲間達へとサインを送った。すぐに彼らも薔薇園の入り口から身を翻す。間もなく、それぞれに錆びた剣を携えて、デミ・ゴブリン達がとび出してきた。
「1、2、3……よし、ちゃんと全員誘き出せたみたいだな」
敵の数を数えた俊が安堵の息をつく。出来るだけ薔薇園から敵を引き離そうとネカット達は走り、やがて、
「ここまで来りゃ、充分だろ」
振り返って、にやりと笑うカイン。接近戦には向かない彼らに敵の剣が振り下ろされるも、その斬撃はそっくり跳ね返された。
「仲間は傷つけさせないよ」
味方を守るように立ち塞がって、額に祝福を受け再び光輪を纏ったラキアがふわりと微笑む。気付けばデミ・ゴブリン達は完全に囲まれていた。
「残念だったな、引っかかったな」
口の端を上げるセイジ。分が悪いと悟った個体が逃げようとするも、
「おっと! 逃がさないぜ!」
大刀『鍔鳴り』を構えてセイリューがその退路を塞ぐ。どこかに穴はないかと視線を巡らせる1匹の目を、俊の放った矢、そのクリスタルの矢尻が光を反射して潰した。強引な突破を試みる敵の攻撃を秀がステッキ『タムタム』で受け止めるが、がむしゃらに振るわれ続ける剣を受け続けるのは中々に難しい。
「ぐ……!」
競り負けるまいと歯を食いしばった、その時。
「秀様を狙う不届き者は! 許しません!」
イグニスが気合いと共に照射したエナジーが、秀とやり合う個体の胸を内側から焼き尽くした。
「悪い子は燃やしちゃいますよ!」
霊錫『黄泉塞岩』でビシリ! と崩れ落ちた敵を指すイグニス。仲間の倒れる姿を前に、また1匹、敵が逃走を試みるが、カインが放った光の矢に肩を射抜かれその動きが寸の間止まる。イェルクはその瞬間を見逃さない。
「さっさと逝け、ってな」
「ええ、逃しません」
精密な連続射撃を受けて、デミ・ゴブリンは遂に命を手放した。混乱を極める敵の群れを、三度放たれた魔法の霧が包み込む。
「そろそろ観念してほしいところです」
セイクリッドワンド『シェアト』を厳かに煌めかせて、ネカットは口元に笑みを乗せた。霧に惑う魔物達の足元に、セイジの呼び掛けに応えた植物が絡み付く。
「ランス、魔法よろしくっ」
「うっしゃー、いっちょ暴れるぜ! 皆、避けろよ!」
囀るように鳴くプラズマ球が着弾するや、絶大な威力の爆発が巻き起こった。ランスの魔法の前に、全てのデミ・ゴブリンが散る。
「勝利を持ってくんのが俺の役割なんだよ! ……でも、今回はちょっとヤバかったかな」
見れば、薔薇園付近にも煙が燻ぶっていた。ギリギリセーフだったと、今更のように汗が頬を伝う。けれど、ともかく任務達成だ。イグニスが満面の笑みを零す。
「ふふー、薔薇園もかき氷も無事守り切りました!」
「おい、気が早いぞイグニス」
一応中も確認しないとなと、秀は銀の眼差しを薔薇園へと向けた。
●薔薇色夏氷
「この暑い季節にかき氷がウマすぎるぜ」
「うん、本当に美味しいね、これ」
「ふわふわミルクかき氷に木苺の自然な甘みが良いよな」
ラフな印象の衣服に身を包んだセイリューが、楽しみにしていたコンフィチュール蕩けるかき氷を口に運んでにっと笑みを向ければ、ラキアの顔にも自然と微笑が浮かぶ。かき氷をまた一口しゃくりとして、「それにしても」とセイリューは言った。
「薔薇達が傷んでいなくて本当に良かったよな。良い薔薇園だった」
「ふふ、セイリューの言う通り。薔薇達のお世話はとても大変なのに、良く手入れされた本当に素晴らしい薔薇園だよ」
自分達が守った薔薇園の美しさを思い出し、ラキアが緑の双眸を柔らかく細める。戦闘後、秀達と共に薔薇園の中を検めた2人。万一にも敵が残っていないかを確認するのに加え、ラキアはやはり、薔薇達が無事かを自分の目で確かめたかったのだ。そんなラキアの気持ちを察して、セイリューも行動を共にした。
(薔薇園の中に残党がいなかったのも良かったけど)
薔薇達がその姿を保っているのを認めた時のラキアのそれこそ花綻ぶような笑顔が、セイリューには忘れられない。思わず頬を緩ませながらかき氷をまた一匙掬うセイリューの耳に、ラキアの優しい声が届く。
「薔薇園が無事で良かったですねって伝えた時のリチェットさん、すごく嬉しそうだったね」
守り切れて良かったと笑うラキアの表情に、セイリューはまた見惚れた。
「リチェット様お久しぶりです! 退治成功したらかき氷頂けると聞きました!」
「おいちょっと待てイグニス直球すぎるだろ」
にこにこ笑顔で挨拶をするイグニスと、間髪入れずにツッコミを光らせる秀。2人の微笑ましいやり取りに、「お二人ともお元気そうで」とリチェットは眩しそうに目元を和らげた。
「リチェット様もお元気そうで何よりです!」
「おい、かき氷食べるんだろ、かき氷」
放っておいたらいつまでもお喋りに興じられそうなイグニスを半ば引っ張るようにして席へと向かう秀。間もなくして運ばれてきたのは山のような、それでいて高級感の漂う薔薇色コンフィチュールのかき氷だ。
「わ、すごい豪華!」
「何というか、かき氷もここまで来ると別格だな……」
イグニスが青の瞳をきらきらと輝かせ、口元に手を宛がった秀も思わず唸った。もう我慢できない! とばかりに、「いただきますー!」と口早に唱えるや否やかき氷をしゃくしゃくと口に運ぶイグニス。
「ああほら、ゆっくり食え……」
「うっ! 頭がキーンと……!」
「……やると思ったよ、大丈夫か?」
お約束の反応に呆れ混じりの息を漏らしつつも、秀はイグニスを労わる。そして、水のグラスをイグニスの額に当ててやった。
「わっ、治りました! 秀様すごい!」
「ったく手のかかる……次からもう少し味わって食えよ」
言って、秀もかき氷をしゃくりと口に運ぶ。額に残る冷たさが何だか嬉しくて、イグニスはふにゃりと笑みを零した。
「そういえば、戦闘中に言ったことなら嘘ですよ」
薔薇色纏ったかき氷を一匙口に運んで、思い出したようにネカットが言った。唐突な言葉に、「え?」と琥珀の双眸を瞬かせた後で、俊はすぐ、ネカットの発言の意図に気付いて少しだけ笑う。
「ああ、薔薇園を焼き払うってやつか。わかってるよ、そういう作戦だったんだから」
「ならいいです。シュンは薔薇が好きだから、薔薇園は絶対守りたかったんです」
「へ……?」
ネカットの言葉はまたも唐突だ。告白めいた台詞に完全に不意を突かれ、俊は火照る頬を持て余しながら視線を泳がせた。
(俺の好きな花まで調べてるとは……やばい、いちいち照れてたらまたからかわれる……)
平常心平常心と胸の内に唱えるも、俊の顔はどうしようもなく朱に染まっている。常ならば、そんな俊の反応を咲き誇る花愛でるように楽しむのがネカットなのだが、
(……あれ?)
今日の彼は、自分自身の発した言葉に、そして零れた音が伝える想いに虚を突かれた如くに、深緑の瞳を仄か瞠っていた。
(おかしいです、反応を楽しむためでなく本心からこう思うなんて)
この恋は、他でもないネカット自身のために存在する玩具である『はず』だったのに。
「……こんなの初めてです」
「ん、何?」
「いえ……何でも」
短く応じたネカットの顔には、いつもの笑顔が戻っていた。首を傾げる俊の前でネカットはしゃくしゃくとかき氷を食べ進める。キンとした痛みが、頭を鋭く刺した。
「美味い、もう一杯♪」
1杯目のかき氷を一気に食べ切って、ランスは機嫌良く相好を崩した。氷の冷たさが、暑さに火照った身体を心地良く冷ましてくれる。おかわりをお願いした2杯目を待つランスに、セイジは呆れたような視線を寄越した。
「暑い時には冷たいものだよな……でも、俺はカキ氷をじっくり堪能したい」
言葉の通りに、セイジのかき氷の楽しみ方はランスのそれとは対照的だ。アンティークの器の趣を目に楽しみ、次いで薔薇のふくよかな香りに目元を和らげる。そうしてやっと一匙甘い薔薇色の氷を口に運び――けれどそのままどんどん食べ進めることはせず、繊細な味わいの余韻を口の中に遊ばせた。手持ち無沙汰にセイジの一挙一動を見つめていたランスの眼差しは、羨むような色を帯びている。
「なんか、セイジだけ満喫してるのずるい気がする」
「自業自得。一気に食べ切ったのはランスだろ」
「そうだけどさぁ……」
ランスの視線を受けながらも、あくまで自分のペースでかき氷を食べ進めるセイジ。
(木苺は最後に……)
とコンフィチュールの木苺をこっそり傍に寄せれば、反射的にと言って差し支えのない迷いのない素早さで、ランスがそれをひょいぱくとつまみ食い。
「いっただきぃ! どうよ、俺のワザは」
悪戯を成功させてへへっと屈託なく笑うランスの姿に、「油断大敵だな」とセイジは苦い微笑を漏らす。仕方ないなとつい許してしまう、そんなセイジなのだった。
「いい仕事してる器だな」
アンティークの器をしげしげと眺めるカインの声は、常とトーンこそ変わらないものの幾らかの感嘆を滲ませているようにイェルクには感じられた。
(職人の技を褒める人なんだな。好きなのだろうか……)
浮かんだ思考は、しかし、薔薇色氷を口に運ぶカインの姿にかき消される。亡くした妻子の影響で甘い物も普通に嗜むカインなのだが、彼と甘味という組み合わせにイェルクは未だ慣れない。何度見ても意外すぎる。イェルクの気持ちを置き去りに、カインはまた美味しいご褒美を頬張った。
「美味いな。コンフィチュールと氷がよく合ってる。……何だその顔。いい加減慣れろ」
「慣れろと言われても……」
言いながらもしゃくしゃくとかき氷を銀の匙で崩し続けるカインの様子に、イェルクは言葉を淀ませる。やっぱり、カインにスイーツは似合わない。ついでに薔薇園にも似合わない人だと、イェルクは胸の内に思った。
(私はどうしてこんな人が気になるのか……)
何気なく胸を過ぎった想いに、
「!?」
自分自身で驚いて、思わず緑の双眸を見開くイェルク。スプーンを動かす手が、ぴたりと止まった。目聡くそれに気付いて、カインがイェルクの名を呼ぶ。
「イェル、どうした?」
「いや、その……今のは、なかったことに!!」
「今の? 何の話だ?」
不可解な反応に目を眇めるカインの顔を、イェルクはまともに見ることができなかった。
依頼結果:成功
MVP:
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | 巴めろ |
エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
男性用or女性用 | 男性のみ |
エピソードジャンル | 戦闘 |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | 簡単 |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 5 / 2 ~ 5 |
報酬 | 通常 |
リリース日 | 07月23日 |
出発日 | 07月31日 00:00 |
予定納品日 | 08月10日 |
参加者
- 初瀬=秀(イグニス=アルデバラン)
- アキ・セイジ(ヴェルトール・ランス)
- セイリュー・グラシア(ラキア・ジェイドバイン)
- 俊・ブルックス(ネカット・グラキエス)
- カイン・モーントズィッヒェル(イェルク・グリューン)
会議室
-
2015/07/30-22:49
>ネカット
根回しはイェルの方で盛り込んでおいたぜ。
暑いから、後日かき氷を楽しみたいもんだ。
甘いの嫌いじゃねぇから、結構楽しみなんだよな。 -
2015/07/30-21:53
うお、俺後日談の方がさらりとだった…ま、まあ何とかなるだろ…ならなかったらすまん。
ってことでプラン提出してきたぜー。成功を祈る!
ネカット:
私はけっこう後日談書いた気がします。
もうモ=ジスウがあれなので、すみませんが脅し云々の村人への根回しはカインさんたちにお願いしますね。 -
2015/07/30-19:53
顔を出せない間に、相談がビシバシ進んでるぜ…。
オレ達は以前『スヴニール』を訪れた事もあるし、
戦闘部分はサラリで行こうかなと。
フワフワかき氷を堪能したいし!
戦闘は魔法職の火力に期待。
俺達は防御力そこそこあるのと回復あるから、
敵の攻撃を受け止めつつ誘導ってトコだな。
アタマ使う事は得意な人達に任せる!
-
2015/07/30-19:48
>カインさん
それなら半々くらいでどっちにも対応できる感じでまとめてみるよ。
被害をだしてしまったらカキ氷も楽しめないから、油断しないで戦いたいと思う。 -
2015/07/30-18:18
>薔薇園の距離
徒歩で行けない場所は不便さの印象が立つから、村の入り口から歩いて10分以内が精々の郊外だろ。
それより、どう引き離すか、どう二次被害を出さず連中をどうにか出来るかを見られるだろうしな。
>戦闘
武器の関係で潜伏していた方がいいだろうな。
薔薇園に人が多く足を運んでいるなら、周辺も見た目は良くしてるだろ。
身を潜めて待つかね。
基本、援護中心。隙を作る方に重点、逃げそうな相手の足止め関係だろうな。
>脅し
実際にやらないのと、依頼主や村人へ話を通しておけば、頭悪い奴には十分効くと思うが。
本当にやるのか確認するか、もしくは、やらせないと思って出てくるだろ。
気に入っているみたいだからな。
この辺りは、こっちも盛り込んでみるわ。
>後日談
誘引さえ上手くいきゃ戦闘はそこまでじゃねぇ気はするが。
この辺りの比重は各々でもいい気はするが……そういや、女の方で焼肉を食う前にゴブリンをどうにかする奴では、戦闘は軽め、焼肉がメインだったらしい。(GMは同じ)
まぁ、俺は後日談に多少比重を置くかもしれねぇけど、後日談に行けるようにはプラン書くつもりだぜ。 -
2015/07/30-17:33
あ、今大切な事を言い忘れていたので連投(笑)
>戦闘部分とお楽しみ部分の描写割合は皆さまのプラン次第
どっちに重点おきたい?
俺はカフェも楽しみたいと思ってるので、戦闘部分はサラリといきたいんだけど、皆がガッツリだったらそれにあわせるよ。 -
2015/07/30-17:26
どんだけ遠くだと思われていたのかと一寸吹き出したのは内緒だ。
あまり遠くでは世話しに村人がこれないから、これる距離だろ。
範囲攻撃スキルの直径が入ればいいんだよ。
出した提案は受けてもらえたようで何より。
では基本はそれでいこう。
セイリューの反応がないけど、時間も無いことだしな。
周辺の遮蔽物については不明なので、何か書いておくと良いと思う。
「のどか」は、のんびりとしているとか静かなという意味で、
「平地」は、平らな土地と言う意味だから、何があるとか無いとかの記述ではないしな。
戦闘に悪影響するような物はないようではあるから、助かるな。
薔薇園でよく使われているのは、区切りとしての常緑樹等の樹木、アーチ、フェンスなど、
薔薇園周りの道にある可能性のあるものとしては街路樹になるかな。
どれかはあると良いなと思ってる。 -
2015/07/30-14:33
んー、『薔薇園の外はのどかな平地』だから、隠れる場所があるかどうかちょっと微妙だな…
入り口の横のちょっと死角になってるところに陣取って、敵が出てきたら退路を断つように回り込めればいいかなと思ってる。
誘き出してからもまだ中に残ってる奴については、偵察用の「オーガ・ナノーカ」を放って調べてみようと思う。
一緒に「オ・トーリ・デコイ」も持ってるからそれで気を引いてみる。
ネカット:
嘘作戦を言うの、ありでしょうか?
私フェイクスキルを2レベルですが持っているので、よければ戦闘中に
「もうめんどくさいから全部焼き払っちゃいましょうよ」とか言ってみますよ?
いえ、もちろんそんなこと本当はしませんが。 -
2015/07/30-11:55
>秀
おう、ハピネスでは一緒だったことあるな。
アドベンチャーは初なので、イェル同様頑張らせてもらうわ。
>敵の総数
参加者で調整らしいな。
俺達以外の奴は強いし、多少多めは覚悟した方がいいかもな。
俺達の存在で少し抑えるかもしれないが、基本上乗せだろう。
>薔薇園の位置
俺も秀と同じ見解だった。
村の郊外みたいなもんかなと。
>誘い出し
見張りとの戦闘から誘い出してってのはアリだと思う。
一方的に逃げるだけだと、逆に警戒しちまうかもしれないから、多少抵抗する素振り(当たらないように攻撃とか)はした方がいいだろうが。
地味にネカットが言ってるみてぇなのも効きそうな気はする。
見張りの連中をどうにかしている時に、ウィンクルム達が大勢来たとか、(事前に依頼主や村人に説明しておき)薔薇園に構う暇はないから、今はあいつらを倒そうとか、あいつらが薔薇園で怯えてなければこんなことする必要ないのにとか嘘っぱちの作戦を大声で言って聞かせるとかなら、脅しではなく、本気と受け取りそうな気はする。
まぁ、見張りとの戦闘で出てきてくれるなら、こういうのを使う必要はねぇと思うが。
どの道、誘い出すなら、油断誘う為に潜伏してた方がいいし、その間にトランスしてた方がいいだろうな。 -
2015/07/30-11:53
>誘き出し
それなら、俺達が入り口付近で隠れておいて、芋づるの蔓の役を担当するか。
出て来てくれれば遠慮なく戦闘できるみたいだからな。
>戦闘
俺はクリアレインを装備して、入口少し手前に向けて撃って中から出てきた奴の気を引こうと思う。
ネカは入り口から離れた奴を優先して攻撃してもらう。
そうやって出てきた奴も少しずつ薔薇園から引き離していくぜ。 -
2015/07/30-00:18
おっと、いつの間にやら定員で出発日か。
アキとセイリューはアドエピで会うのは随分久しぶりな気がする。
カインは初めましてかね、一応ハピエピで一緒にはなってるが。
プレストガンナーの手数はありがたいところだ、よろしくな。
*誘い出し
外にさえ出しちまえば中に逃げられないように気を付ければよさそうか。
薔薇園入り口から少し距離置いて戦闘してれば騒ぎを聞きつけて芋づる式に、
ってのが一番分かりやすくはあるな。
薔薇園への被害を最小限に抑えられるのはアキのいう釣り出し形式だが、
こっちは総数が不明な現状全部出てくるかわからないまま
実行しなきゃならんのが辛いとこか。
あと見落としてたら悪いが、
「薔薇園は村の中ではなく少し歩いたところにあるらしく」だから
そこまで遠くにはないイメージだった。
*戦闘
イグニス:
それでは朝霧と小さな出会い、あと天空の涙を持って行きますね!
それか薔薇園に逃げ込まれないように天の川の彼方も考えたんですが……
難しいですかね?
秀:
俺の方はコネクトハーツ辺り持って前衛に。囲まれないように気を付けて立ち回る。 -
2015/07/29-21:46
村とはそうとう距離が有るようだし、誘き出した人が戦いつつ後退していって敵を薔薇園からひきはなしていくというのはどうだろうか。
十分な距離を誘い出せれば被害も与えにくくなるからさ。
うまく誘い出されてくれるためには、敵にこちらの戦力が少ないと思わせとく方が良いので、
誘い出す人以外の人は、物陰(樹の陰とか薔薇園の向こうとか)に隠れておいて、十分に誘き出せたら現われて敵が薔薇園に帰ろうとする道筋を塞ぎつつ敵を一網打尽にする。
…なんてのを一寸提案してみるよ。
誘い出す人は危険度が高いので、まあ、言いだしっぺの俺がやるかな。
防御専念で逃げる素振りで誘き出し…ってな。 -
2015/07/29-13:33
おお、人数揃ったな。皆改めてよろしく。
さて、とはいえ圧倒的前衛不足……火力は十分だが、しっかりおびき出さないと薔薇園が危ない。
おびき出す手段としては、セイリューが言ってる周辺の見張りとの戦闘で中の奴らが出てきてくれないかなって思ってる。
外で騒いだら薔薇園の中にまで聞こえるみたいだし、むしろ見張りには積極的に見つかっていきたい。
ネカット:
それなら、朝霧と…恋心よりは小さな出会いの方が戦闘が中に伝わりやすいでしょうか。
あっ、「出てこないと薔薇園ごと焼き尽くすぞ」って脅しをかけるのは……
俊:
やめろ。っていうかお前ならやりかねん。
あ、ネカはカナリア禁止な。 -
2015/07/29-00:39
カインだ。
パートナーはプレストガンナーのイェルク・グリューン。
ま、俺も弓装備だし、単体攻撃系かつ射撃攻撃ペアだ。
レベルはダントツに低いから、やれることの幅は少ねぇかもな。
戦闘自体も初だが、そう言っている場合でもねぇし。
時間もそこまである訳じゃねぇし、現状の認識と思ったことを書いておく。
現状、神人が5人。
能力差(レベルやコーディネート含める)はあるだろうが、デミ相手でディスペンサやハイトランス状態になる必要はなさそうだな。
精霊は、
イグニス(レベル29、エンドウィザード)
ヴェルトール(レベル54、エンドウィザード)
ネカット(レベル16、エンドウィザード)
上記3人が範囲攻撃系エンドウィザード。
ラキア(レベル49、ライフビショップ)
上記1人が防御系のライフビショップ。
イェルク(レベル2、プレストガンナー)
上記1人が射撃系のプレストガンナー。
ま、上(プロローグ)からのお達しも考えりゃ薔薇園から連中を引き離すのが一番だろうな。
誘引に有利なのはロイヤルナイトだろうが、アプローチがない=誘引は不可能ってことではねぇと思う。
どうやって薔薇園から出て貰うかは、この辺りは詰めた方がいいだろうけど。
引き離しても、場所が場所だし範囲攻撃は周囲を十分に確認しないとヤバそうだな。
個人的には、朝霧の戸惑いなんかで行動を妨害(複数でタイミングズラせば隙間なく結構な時間妨害出来そうだが、その辺どうなんだろうな)しちまう方がこっちも攻撃し易くて被害が出にくいと思うんだが、ご当人達の意見を聞きたい所だな。 -
2015/07/29-00:27
セイリュー・グラシアとライフビショップのラキアだ。
今回も皆ヨロシク!
オレ達以外全員EWだったらどーしよう、と
ドキドキしたのはヒミツだ。
前衛系でオレ達は頑張るぜ。
やっぱり見張りと軽くやりあって
薔薇園からデミ達をおびき出すのがいいのか? -
2015/07/29-00:07
EW三人目だ。
「薔薇園に被害なく」に、エンドウイズ三人いるパーティで挑むことになった。
なんとか頑張りたい。 -
2015/07/27-01:35
初瀬とイグニスだ。よろしくな。
単体攻撃で落としてくぐらいだもんな安全そうなのは……
必要なら前に出るのも検討しつつ、もう少し様子見るか。 -
2015/07/26-22:09
俊・ブルックスと相方のネカットだ。
今回もよろしくな。
さて、薔薇園に被害を出すことなく…か。
現状エンドウィザード二人じゃなんか被害出まくりな予感しかしねえ。
とりあえず、もう少し様子を見てみるか。