「僕は世界なんかどうでもええねん。ただ、いとはんの仇をとりたいだけや」 元々は西方の名家 鄭(チェン)家の三男にして、豪商 蔡(ツァイ)家の養子であり蔡家実子(長女)蔡楼蘭の許嫁。
西方訛りが消えておらず、敬語を使う時もイントネーションは西方訛り。 (いわゆる京都弁で喋る)
楼蘭はオーガに襲われ、意識不明のまま入院しており、無念と憤怒に苦しんでいた所、顕現した。
オーガへの恨みは深いが、表面には出さず、飄々とお調子者を気取っている。 平和にのうのうと暮らしている人々を無意識に蔑んでおり、底冷えのする眼差しにそれが現れているが、眼鏡でよく見えない。
K9が桜蘭を守れなかったことをウィンクルムではなかったから仕方がない、と納得したつもりだが、深層意識では許しきれていない。
桜蘭のことを心から愛していて、彼女を「殺した」華健を殺意すら抱くほど憎悪している
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