エドガー・ベニー。厳めしい顔をした山羊のテイルス。 ……と見紛う白い顎髭と角が特徴的なディアボロ。 とある田舎街で墓守をしている。
ぶっきらぼうで愛想笑いのひとつもしないが 長い前髪から覗く瞳は存外やさしげ。 愚直な性格で道理を外れた行いを嫌う。
白眼が既にパートナー持ちである事を理由に契約を固辞してきた。 AROAのしつこい催促に観念して、形だけのウィンクルムとなる。 契約こそ交わしたが、必要に迫られない限り墓地を出るつもりはない。
『俺はここを守らにゃならん。見ての通りの寂れた街でな。 ただでさえ少ない若衆に忌み仕事を進んで引き受ける奴がいるわけもない』
必要以上に干渉しないことを条件に 定期的なタブロスへの訪問と神人との交流をAROAと約束した。 ジェフリーとの面識はまだなく、名前すら知らない状態。 別段知りたいとも思っていない。
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