*ミニエピソードイベント*
『光闇の大神祭 ~フェスタ・ラ・ジェンマ~』




*プロローグ*

◆光闇の大神祭 ~フェスタ・ラ・ジェンマ~


 女神ジェンマが、ウィンクルム達が植林を行った樹木『希望の樹』と融合を果たして、早数週間が経過した。
 世界中と変貌した女神ジェンマによる混乱を案じたセイントは、すぐにA.R.O.A.へ連絡を行い、それが功をそうして世界規模の大混乱には至らなかった。
 しかし、それでも多少の混乱と、不信感・不安感が募っていることは明白であるとし、A.R.O.A.代表レイジは、各国・各地域の代表者を召集して大祭を行うことを決定。
 4年に一度開催していたフェスタ・ラ・ジェンマを定期開催ではないが、開催する運びとし、スペクルム連邦全域が参加する大イベントを企画した。
 大多数の代表達がそれに賛成すると共に、各地域活性化のために様々な決議を行い、ついに大祭開催当日となった――。
「いやー、すごい大きなお祭りになったもんだよなぁ」
 紅月ノ神社の金魚すくいで金魚を上手にすくい上げながら、セナ・ユスティーナがふと漏らす。
 浴衣を着て、団扇を持った姿はまさにお祭りモードと言ったところだ。
「確かに、数週間、一ヶ月でこの規模のお祭りを準備出来たのはすごいね」
 セナの横で破けたポイをがっくりと見つめた後、ミラス・スティレートが感心するようにそう応える。
 見渡す限りの屋台に、カップルや家族連れ、友人の集まりといったたくさんの人々が集まっている。皆一様に楽しげに笑みを浮かべており、まさに大盛況だ。
 街中ではあまり見ることないウィンクルムも、この縁日には多く集まっているようで、依頼などで見知った顔ぶれが揃っている。
「タブロスでも縁日やってるみたいだから、分散はしてるんだろうけど、それでこの人数って凄いよね」
 ミラスに言われて、セナももう一度まじまじと周囲を見渡してみる。
 歩くことができない、と言うと大げさではあるが、それに近い程度には多くの人々が縁日を行脚している。
「花火大会もあるっていうんだから、もっと人数増えるんだろうな~。
 紅月ノ神社の花火は特に何もらしいけど、タブロスの一部地域じゃ、花火大会でも予約席あるらしいぞ」
 辟易とした顔で言うセナに、ミラスは「そうだね」と一言つぶやいた後、
「じゃあ、テルラ温泉郷でも行こうか?」
「テルラ温泉郷って、あの温泉街か」
 セナに尋ねられてミラスが首肯する。
「テルラ温泉郷でも花火大会やるらしい。あそこは、旅館とかホテル泊まりながら見る人多いから、あんまり人混み無いしね」
「ふーん、どこでもやってるんだな、花火」
「ああ、あとパシオン・シーでも海上花火やるらしいよ」
「今日一日にどんだけ花火打ち上げるんだよ!?」
 花火が与える生態系などへの影響もさることながら、この短期間で準備した花火技師の皆様が瀕死になっていないか心配になる。
「ちなみに、ノースガルドでは雪見花火、サクラウヅキでは桜見花火、バレンタイン地方ではチョコレートの花火だって」
「チョコレートの花火って何だよ?! チョコどろっどろじゃねぇか!」
 実際にはカラフルなチョコレートを打ち上げて、打ち上げられたチョコレートは怪我をしない速度で人々の下に降り注ぐのだとか。子供に人気がある、花火大会になりそうだ。
「でも、今まで依頼や事件とかで行った色々なところとか、その近郊で、イベントが開催されているみたいだよ。
 中には、今まで知名度が無かった分、今回のお祭りで名を売ろうと躍起になってる地域もあるって話みたいだしね」
「それは商魂たくましいこって……」
 確かに、タブロスで配られていた様々な地域の催しをまとめた雑誌(地域が多すぎてコミック雑誌みたいな厚さ)には、様々なイベント情報が記載されていた。
 ここで人気を勝ち取れば、今後も観光客が増加することも確かにあるだろう。
「けどまぁ、こういうお祭りごとは嫌いじゃないな。
 あのA.R.O.A.代表の野郎も、一応は代表やってるだけのことはあるってことか」
 セナの悪態に、ミラスが苦笑を漏らす。
 オベリスク・ギルティでの一件から、セナにとってレイジは完全に目の仇状態のようだ。
「そういえば、このお祭りでちょっとした恩赦があるらしいよ」
「恩赦って、A.R.O.A.本部地下大監獄の奴等も対象になるのか?」
 A.R.O.A.本部地下大監獄は、A.R.O.A.本部の地下に存在している、大監獄で、ミットランドで罪を犯した者が収容される監獄のことだ。
 罪状によって収容される階層が異なり、スペクルム連邦の中でも大罪人である者が収容されることが多い監獄だ。
 オベリスク・ギルティの一件で、セナとミラスの友人が第五監獄『無間』に投獄されており、罪を償っている。
「彼等が釈放される、っていうのは流石にウィンクルムだとしても難しかったみたいだけど、
 今後のオーガとの戦いで急先鋒として戦闘をして、その結果態度如何で刑期を減刑するって話だよ」
「あいつ等の力は、確かにA.R.O.A.にとっても必要な戦力だもんな」
 投獄された彼等が罪を受けいれ、償うのであればセナとしても、ミラスとしても喜ばしいことだ。
 ただ、セナとしては、戦力的にそういった計らいをするレイジの合理主義的な考えには納得できない。
 そんなセナの胸中を知ってか知らずか、ミラスが真剣な表情でセナに向き直った。
「あれだけの事件を起こしたんだ。恩赦は必ず批判を受ける。それは絶対にわかっている筈だよ。
 でも、それでも彼等を戦闘に加わらせようとしているということは、
 水面下ではもうオーガ達との戦争が始まっているのかもしれない」
 これまで、様々な事件が起こり、度々強力な力を持つオーガ達と戦ってきた。
 ギルティを殺し、マントゥール教団をほとんど壊滅の状態に追い込んでと、ウィンクルムは着実にオーガ事件の解決をしてきたが、決定打とはなっていなかった。
 けれど、今後の戦いはそうではない、そんな予感がミラスの胸中に渦巻いていた。それは、恐らくウィンクルムはもちろん、世界情勢を少しでも把握している者であれば感じている――そんな確信めいた予見。
 イヌティリ・ボッカの過去を知り、彼をギルティへと堕とした者が存在していることが明らかになった。
 恐らくその者が、オーガとウィンクルムの因縁に決着をつける存在で、そして大融合、流星融合を引き起こした張本人だろう。
「……そうかもな。まさに最終決戦前の、パレードみたいなものなのかもしれないな、このお祭り」
 ミラスの言葉に真剣な表情で同意するセナに、今度は逆に明るく、ミラスがフランクフルトを天に掲げた。
「でも、こんな大規模なお祭りはまた勝ってからじゃないと出来ないだろうし、
 戦闘の規模によっては復興でそれどころじゃなくなるかもしれないから、楽しもう!」
「そうだな、じゃあ、しっかりとハメを外すとしようかー!!」
 金魚のポイを店主に渡して、セナはミラスと共に人混みの中へと消えていった。



◆前哨戦開幕 ―オーガ陣営―

「まさか、女神ジェンマが希望の樹と融合するとは思いませんでしたよ」
 薄暗い研究室の中で、グノーシス・ヤルダバオートが呟きを漏らす。
 そのつぶやきは冷たい研究室を反響して、近くに佇むギルティの耳へ届いた。
「オーガ側と戦うには、自身を地上に縛ってでもウィンクルムの手助けをする必要がある。
 そう判断し、覚悟しての行動だろう」
「おや、女神ジェンマのことを良くご存知ですね」
「……良く知っているさ。この世界で、一番彼女のことを知っているのは私だからな」
「それはまた。興味深い発言だ」
 愉しげに微笑むグノーシスとは裏腹に、佇むギルティは表情を変えずにただただ虚空を見つめ続ける。
「A.R.O.A.は、こちらの動きを予想しているだろう。
 だが、こちらとしても動かない理由は無い」
「ええ、わかっていますよ。準備は滞りなく進行しています」
 グノーシスが嫌な笑みを浮かべながら手を上げると、研究室に点在していた水槽が割れ、数体のデミ・オーガが姿を現した。
 破壊を体言したかのような醜悪なその風貌に、ギルティは無表情のまま頷く。
「それでは、前哨戦の開戦と行きましょうか」
 グノーシスが合図をすると、研究室の水槽が一斉に破裂し、内部から様々なオーガが飛び出してくる。
 オーガの進撃が、開始した。



◆前哨戦開幕 ―A.R.O.A.陣営―

 旧タブロス市街での演習で、急遽ではあるが使用された兵器――シンパシー・リバレイト。
 未完成であったにも関わらず、その威力は絶大で無防備なデミ・ギルティであれば滅ぼすことが可能である研究結果が取れた。
 ギルティであるグノーシス・ヤルダバオートが回避行動を取ったことからも、かなりの威力が見込めることが間違いない。
 ただ、問題がその稼動条件には存在した。ウィンクルムが近くに居れば愛の力を供給し発射が可能だが、かなりの量を必要とするため、燃費が悪い。
 とはいえ、開発段階でその問題を解決できるアイディアも、技術も存在しなかった。
 しかし、ついに効率的かつ兵器として有効な使用方法を、レイジは思いついた。

 ――神を冒涜する行為ではある。だが、オーガを滅ぼすにはこの兵器の力が必要不可欠だ。

 議論の中、レイジはあえてそう意見をした。
 神を冒涜することになろうとも、オーガとの戦争に勝利する必要があるのだと。
 事実、ウィンクルム以外にオーガが倒せないのであれば、ウィンクルムの力を借りるのでは意味が無い兵器でしかない。
 ならば兵器として実戦投入するのであれば、この方法が一番合理的で有効。
 レイジは議論でそう押し切り、反対意見があったものの、最終的には決定となった。
「ふざけないでください」
 希望の樹にシンパシー・リバレイトと共に訪れたレイジは、女神ジェンマを守護するセイント達に事情を説明した。
 予想通りに、セイント達はその意見を反対し、シンパシー・リバレイトを壊しそうな勢いで睨みつける。
 特に、ジュリアーノは強い怒りの形相でレイジを非難し続けた。
「オーガに勝つには、犠牲が伴う。イヌティリ・ボッカに重症を負わせるのに、どれだけの時間と犠牲が出たと思っている?
 それを、オーガすべてを滅ぼそうと言うんだ。神の手でも借りたいというものだろう」
 犠牲は少ない方が良い。それは同意見。だが、その手法はあまりに冷酷で血も涙も無い。
「女神ジェンマ様のお力も、こちらの戦力もあなた方に協力する形で行使することに決めています。
 ですが、女神ジェンマ様の身を削ってまでその兵器を使用するのは看過できません」
「そうか。では君は、今回の戦争で数億単位の犠牲が出ても、そ知らぬ顔をする、ということだな」
 レイジが資料を取り出しながら、ジュリアーノにそう脅迫めいた言葉を放つ。
「これが、シンパシー・リバレイトを使用した結果と、使用しなかった場合の差だ。
 犠牲者の数は数億単位で変動する」
「…………」
「理解しているか。女神ジェンマがその身を削れば、それだけの人間が救えるということだ。
 愛の神、であるならば。自愛よりも、慈愛に満ちた配慮をするべきだと私は考えるが」
「話になりません」
「話にならない、はこちらの台詞だ。私はお前と話をする気はない。本人と、直接話させてもらおうか」
 レイジが強硬手段というように、希望の樹へと歩み寄る。
 刹那、ジュリアーノの右手は武器へとかけられた。
 抜くが早いか一瞬の間にレイジの喉元には剣の切っ先が向けられていた。
「早いな。確かに、これだけの力があれば、先ほどの計算式の犠牲者数は減るだろう。もっとも、数万単位だろうがな」
「いい加減に……!」
 ジュリアーノが剣に力を加える。
 今にも、レイジの喉元を剣が引き裂いてしまいそうな形相だ。
 すると。緊張の中、双方を宥めるかのような声が、ふと響き渡った。
『剣を引きなさい、ジュリアーノ』
「しかしっ!」
『ジュリアーノ』
 宥められ、小刻みに身体を震わせながらも、ジュリアーノは剣をおさめた。
「樹と融合しても、意識はあったようで何よりだ」
 レイジのその嘲笑を含むような言葉に、ジュリアーノは再び抜刀しかけたが、もう一度宥められ剣を引く。
『あなたの用意したその兵器について、把握しました。
 良いでしょう、私がその兵器に力を貸します』
「ジェンマ様!?」
 ジェンマのその発言に、ジュリアーノを含むセイント達が絶句して声をあげた。
『私も、この戦いでオーガとの因縁に決着をつけてもらおうと思っていました。
 そのためであれば、どんなことでもする覚悟を決めています』
 希望の樹から響く声からは強がりではなく、本気の覚悟であることがうかがい知れた。
 そして、その声はまたセイント達に覆るものではないことを思い知らせる。
「であれば話は早い。この兵器を使用する際には、またここに来る。
 その時に、また具体的な砲撃方法について話させてもらおう」
『わかりました』
 セイント達の動揺は、女神ジェンマの固い覚悟を再び認識し、収まった。
 同時に、まだ決意を固め切れていなかったセイント達にも、覚悟を決定する一場面となった。
 ジュリアーノもまた、女神ジェンマの覚悟を甘く見ていた自分を律しながら、再び守護にあたる。

 準備を進めるのは、オーガだけではない。
 ウィンクルム側もまた、戦闘準備を整えているのだった。


*エピソード情報*


 ウィンクルム達が、イベリンと希望の樹へ供給した愛の力を行使し、
 女神ジェンマは希望の樹と融合し、世界に聳える巨大な世界樹と変貌しました。

 A.R.O.A.は自身を樹へと変貌させて、オーガとの戦いに備えたその敬意を表すると共に、
 突如姿を変貌させてしまった女神ジェンマと、世界樹となった希望の樹への恐怖を払拭するために、
 希望の樹を中心に大祭を開催することを決定しました。

 4年に一度の大祭として知られていた『フェスタ・ラ・ジェンマ』でしたが、
 今回の1件を受け、前回よりも巨大な規模にて、大いに盛り上げることが決定。
 大神祭『フェスタ・ラ・ジェンマ』として、準備が進行しています。

 希望の樹の近郊に存在する、首都タブロスを中心に、様々な街や地域が総力を上げて、
 屋台や、お祭りなどを開催しており、小さな村々もA.R.O.A.を仲介として準備を進めています。
 ウィンクルムも人々が楽しめるようにと準備を手伝い、スペクルム連邦内は活気に溢れています。

 そんな中、ギルティ・マニアを司るギルティが、グノーシス・ヤルダバオートと共に、
 ウィンクルムや人々を襲う奇怪なデミ・オーガ達を放ちました。
 そして、A.R.O.A.も戦闘の準備を着実に進行しています。
 双方の戦闘準備はほぼ完了しつつあり、今回の戦いは前哨戦となることでしょう。

 お祭りを楽しむと共に、オーガ達の強襲を解決しましょう!



*用語解説*

『希望の樹』
愛の力によって、ウィンクルム達が元々植林した樹が、生長。
その後、女神ジェンマが融合することによって、巨大な世界樹となった大きな樹です。
セイント達が周囲を守護しており、愛の力を強く感じることができます。
『フェスタ・ラ・ジェンマ』
愛の女神『ジェンマ』を祀った4年に一度の大祭でしたが、
今回女神ジェンマが希望の樹と一体化したことで、開催となりました
祭りの期間はスペクルム連邦全土が各地域の特色を生かし祭りを盛り上げます。
季節柄、夏祭りのような形態をとる地方が多いですが、
それぞれの地域の特色を生かしたイベントなども開催しています。
『レイジ』
A.R.O.A.の代表を勤めている中年男性。
オーガ達との最終決戦に備え、お祭りの準備や戦闘準備を整えています。
『???』
ギルティ・マニアを司るギルティの一人です。
現在、素性が判明していません。
どうやら、A.R.O.A.を良く知り、女神ジェンマのことも知っているようです。
『グノーシス・ヤルダバオート』
羊のように生えた片角と、銀髪、そして張り付いたような笑みが特徴的なギルティ。
邪眼のオーブの強化、特異な容姿や能力を持ったオーガを造り出し続けています。
自分の力で戦う事はほぼなく、冷酷かつ非情な方法でウィンクルム達を捕らえ、
研究をしようと画策しています。
現在は、ギルティ・マニアを司るギルティと行動を共にしているようです。
今回襲撃を行うオーガの殆どは、彼の造ったオーガであるとの調査結果が出ています。
『セナ・ユスティーナ』
ミラスの神人であり、真面目で、気丈な口調で話しますが、かなり素直でとても単純です。
『ミラス・スティレート』
セナの精霊であり、明るく正義感の強い性格で、とても真面目な堅物です。
『スペクルム連邦』
旧スペクルム連合王国の領土を引き継いだ世界国家、大陸の九割以上を領有し、五つの州に分かれています。
さらに、107の行政区に分かれている、それぞれ議員を選出し連邦を形成しています。
実質的な行政、経済の中心地はミットランドです。
『ミットランド』
古くから開けていた政治宗教の中心地で、スペクルム連合王国の首都タブロス(現連邦首都)が、最大都市です。人口170万人。
ミットランドの人口構成は99%が人類で、精霊などを見かけることは稀です。
全体人口は500万人程度、主産業は農業であったが、20年前より、工業やサービス業も盛んになっています。
『首都タブロス』
歴史の古い都市で、城壁に囲まれた旧市街などは 古代ビスチオ王国時代の、城塞都市の遺跡の上にあります。
スペクルム王国の首都として、成立したあとは、西部の湿地帯を埋め立てて市街地が発達しました。
そのため、旧市街と新市街では、標高差が平均で100m以上あります。
タブロス中心部にはA.R.O.A.の本部があり、式典などが行われる白亜のゴージャスな旧館と、科学文明式の新館が建っています。
『テルラ温泉郷』
タブロスから送迎バスで2時間の場所にある温泉街です。
もともと2つあった温泉街がひとつになって現在はテルラ温泉郷と呼ばれています。
『イベリン王家直轄領』
タブロスの北方にあるイベリン王家の直轄地。
タブロスからは自動車や電車で2~3時間の距離で、気候としては涼しげな日が多く過ごしやすい頃合いです。
各地から音楽を愛する人々が集まっています。
花畑でのピクニックや花を見ながら進むサイクリングロードなど、花にまつわるアウトドア系の行楽も盛んです。
『ノースガルド』
タブロス市のあるミットランドの北にある雪深い地域の地域名称。
ノースガルドの大半はスノーウッドの森と呼ばれる大森林地帯に覆われています。
中心都市はホワイト・ヒル町で、冬の観光地として有名です。
『サクラウヅキ』
ノースガルドとは間逆に位置する、一年中ぽかぽかとした気候が特徴的な町。
『紅桜城』を中心に栄えている城下町であり、タブロスほど近代化は進んでいないが、大体のデートスポットがある。
中でも、この町にしか存在しない桜『ヨミツキ』が町の至る所で咲き誇っており、
デートスポットに美しいアクセントを施している。
『パシオン・シー』
タブロス市から自動車で1日の距離にある、南国の海です。
海の色は鮮やかな、コバルトブルー。
海岸沿いにはヤシ林が茂り、南国独特の極彩色の花々が咲き乱れています。
透明度が極めて高いのも有名で、浅瀬で泳いでいると空中に浮いているように見える事があります。
『バレンタイン地方』
ミットランド南方に位置する妖精が多く住む地域。
常夏のパシオン・シーより少々北に位置するものの、紀行は温暖でカカオなどを中心に沢山のお菓子原材料の生産地になっています。
大部分がバレンタイン伯爵の領土で、ほぼ中心にバレンタイン城と城下町そしてショコランドの木があります。
『紅月ノ神社』
タブロス周辺にあるスポットで、祭りの期間だけゲート(鳥居が出現)が開いて入ることができるようになります。
お祭りの間だけ、普段は月に住んでいる女神・ムスビヨミが降りてきます。
タブロスと並んで、一番の規模を誇る地域となっており、縁日や花火を見にたくさんの人々が訪れています。


*『光闇の大神祭 ~フェスタ・ラ・ジェンマ~』について*

8月16日 12:00 から 9月22日 23:59 までの期間、
タイトルの先頭に特別な文字が記入されたエピソードが公開されます。

―【神祭】―

ハピネスエピソード、アドベンチャーエピソード双方共通となります。
首都タブロスを中心として、ギルティ・ガルテンを除く、基本的にすべてのエリアで、
ウィンクルム達がお祭りや、催しを楽しみます。

屋台を楽しんで仲を深めたり、花火を見たり、夏ならではのレジャーイベントに参加したり、
各エリアで準備される様々なデートを、ウィンクルム達にさせてあげてください!

ウィンクルムや人々の笑顔が、愛の力となって希望の樹へ供給され、今後の大きな戦いの中で役立つことがあるでしょう。


また、デミ・オーガを中心とした様々なスケールのオーガが登場し、戦闘となります。
グノーシス・ヤルダバオートが用意したデミ・オーガや、その他オーガ達を倒しましょう。
戦闘・阻害などに特化したオーガや、物や人を壊すことを目的としたフォルムとなった、デミ・オーガの出現が多数報告されている模様です。

オーガ達との前哨戦を、快勝で終わらせてしまいましょう!



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